日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

狡猾な違法捜査とボクとの因果💨💨💨



 こんにちは☀

 今日も寒いですが張り切って行きましょう👍


 さて、今日は気になった事件と言うテーマです✒

 まずはこちらをご覧下さい👀❗


 「埼玉県警のDNA鑑定は違法」窃盗事件、一部無罪判決

 
 2件の窃盗罪などに問われ、一審・さいたま地裁でいずれも有罪判決を受けた無職の男性被告(58)の控訴審判決で、東京高裁(植村稔裁判長)は23日、埼玉県警のDNA型鑑定が違法だったとして、1件を無罪とする判決を言い渡した。
 懲役2年4カ月とした一審判決を破棄し、1件についてのみ、懲役1年10カ月の有罪判決を言い渡した。
 
 被告は2010年と13年に建設現場から現金を盗んだなどとして起訴された。
 高裁判決によると、埼玉県警の捜査員は昨年1月、警察官だと告げずに、路上生活をしていた被告にお茶を飲ませて紙コップを回収。
 付着した唾液(だえき)のDNA型鑑定結果をもとに被告を逮捕した。
 
 公判で被告は「相手が警察官だと名乗っていればお茶を飲まなかった」と主張。
 判決は、捜査手法について「令状もなく、被告の意思に反して唾液を採取しており、重大な違法」と批判した。
 「時効が迫るなどの緊急性があった」としてこの捜査を適法とした一審判決を破棄し、鑑定結果を証拠から排除。
 1件については「立証が尽くされていない」として、無罪と結論づけた。



 と言う事件でした💡💡

 全面無罪ではなく一部無罪と言う判決でした✨

 しかしながら、その一部無罪判決に至るプロセスが気になったので取り上げました😉😉

 
 今回一部無罪になった理由として、DNAの採取方法に重大な違法があったと言うものでした‼

 確かに今回の埼玉県警の捜査方法は、不意打ちと言うか狡猾ですよね😒😒😒

 デカだと言うことを告げずに近付き、そこでわざと飲み物を飲ませてそのコップを回収して、DNAを採取したと言うんですからね💨💨💨

 これは非常にズルいやり方ですよね😡😡😡

 被告も『警察官だと名乗っていれば飲まなかった』と主張しているように、身分を隠して騙し討ちをした結果得られた証拠だと言うことです👣👣🔍

 恐らく判決では、『それを許容することは、令状主義の精神を没却した重大な違法と言わざるを得ない』等と判示したでしょう💡💡💡


 ここで出てきた“令状主義の精神”と言うのは、警察や検察の捜査において欠かせない要件なのです📝👓

 では、令状主義の精神とは何なのかと言うと、現行犯として逮捕される場合以外、捜索には裁判所が発する令状が必要になります‼

 これは公正な司法官憲の審査によって、人権侵害行為を防止しようとするもので、憲法33条、35条に根拠をもっています💡💡

 つまり、捜査の為に強制力を使い何かを差し押さえようとする時は、必ず裁判所の許可を取りなさいよと言うことです✨

 それが、令状主義の精神なのです🔍👓


 ですから、本来ならこの被告のDNAを採取したければ、裁判所の許可が必要だったのです‼

 それを怠り騙し討ちをした捜査手法が、否定された結果となりました💦💦💦

 きちんと手順を踏んでDNAを採取すれば、極めて強力な客観的証拠となったのです👣👣🔍

 あるいは正攻法として、内偵捜査を続けていた過程で、この被告が捨てた缶ジュースやタバコの吸殻を拾ったりして、それを鑑定に回したのなら全く問題なかったでしょう💡💡

 捨てたと言うことは、所有権を放棄しているのですから、それを拾おうがどうしようかは勝手なんですから💨💨

 しかしながら、1日も早く被告のDNAが欲しかったが故に、騙し討ちを敢行してしまったのです😣😣😣

 もっとも、『警察官だと名乗っていれば飲まなかった』と言っていましたが、内偵捜査の段階で自らの身分を明かすバカなデカは居ませんからね😅😅😅

 そう考えると、時間が無かったとは言え、もっとじっくり我慢して待っていれば、騙し討ちをしないでDNAを採取出来た可能性はあったと思います❗


 そして、前記の“令状主義の精神”を大前提とした法理があります📝👓

 それが、違法収集証拠排除法則です‼

 違法収集証拠排除法則(いほうしゅうしゅうしょうこはいじょほうそく)とは、証拠の収集手続が違法であった時、公判手続上の事実認定においてその証拠能力を否定する刑事訴訟上の法理です💡💡💡

 要するに、違法に収集された証拠を元に事実認定をしてしまっては、公平かつ公正な裁判とは言えないですよね⁉

 ですから、違法に収集された証拠は排除して事実認定をして下さいと言うことです😄😄

 確かに、法律上としてはごもっともですよね⁉


 しかしながら、事実上はこの違法収集証拠排除法則が適用される事は殆どありません❗

 何故なら、違法収集証拠かどうかを判断するのは、一人一人の裁判官の胸三寸だからです‼

 例えば、Aと言う裁判官は“これは違法収集証拠だ”と判断し、Bと言う裁判官は“これは違法収集証拠とは言えない”と判断が別れたりします💧💧💧

 その証拠に、今回の事件の一審判決では、違法収集証拠と判断されませんでしたよね⁉

 合法か適法かはともかく、とにかく違法ではないと判断されたのです💦💦

 と言うことは、一審の裁判官は“違法収集証拠ではない”と判断したと言うことです💨💨💨

 毎度毎度の事ですが、これこそが刑事裁判の面白さや醍醐味でもあり、極めて恐ろしい所なのです‼


 現在東京高裁刑事部には、34名の裁判官が居ます🏢🏢🏢

 第1刑事部から第12刑事部まで別れています💡💡

 何故か、第7と第9刑事部は存在していません😓😓😓

 そうすると、この34名の裁判官達が34通りの判断をすると言うことです✨

 まっ、高等裁判所は合議体ですから、3人1組で審理するので1人だけの判断で全てが決まるワケではありません😲😲😲

 
 そうすると、今回の刑事部は違法収集証拠と判断したけれども、別の部では違法収集証拠と判断しなかった可能性もあるのです😱😱😱

 高裁刑事部全てが同じ判断をするとは限らないのです💡💡

 当然ながら、どんな判断をしようとも、裁判官が罰せられる事は絶対にありません💨💨💨

 今回の事件で言えば、DNAの採取方法が違法じゃないと判断しても、何のペナルティもないと言うことです😨😨😨

 各々が、それぞれの証拠を見てどう判断しようが自由なのです🆓🆓

 これを『自由心証主義』と言います💡💡💡

 よくある判決文で、『警察官の捜査は違法ではあるが、そこまで重大な違法とは言えない』として、その証拠能力を肯定するのです😲😲😲

 そう考えると、今回の刑事部に当たって良かったと言うことになります😆😆😆


 因みに、今回の判決を下した裁判長が所属する部を調べてみると、全く何の因果か、何と第4刑事部でした✨😆💡

 東京高裁第4刑事部と聞いて、ピンと来た人はボクのブログを良く読んでくれている人です✨😆👂(笑)

 そうです❗

 東京高裁第4刑事部は、ボクが逆転無罪判決を受けた絶対に忘れもしない部なのです‼
 
 裁判官は、ボクが逆転無罪判決を受けた当時と違い、人事異動で全員が変わってしまいました💮💮💮

 勿論、単なる偶然に過ぎないのですが、ボクからすると第4刑事部は逆転無罪判決が出やすい部なんですかね(笑)

 こんな思いを馳せるのも、また刑事裁判の面白さであり醍醐味なのです😊😊😊



 今日はそんなお話でした✒

 さて、明日も気になったの事件についてお話する予定です😄✒

 
 
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