日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

2人殺害しても執行猶予😲😲😲



 こんにちは☀

 今日も寒いですね❄❄❄


 さて、今日は最近の話題と言うテーマでお話します✒😆

 ボクが大好きな朝日新聞の『きょうも傍聴席にいます』から、とある裁判を紹介します😭✨

 ちょっと長くなりますがご覧下さい👀👀


 妻失い、娘と出した結論は…(きょうも傍聴席にいます)
 
 
 夫婦と娘2人の4人家族を暗転させたのは、妻が受けた突然のがん宣告だった。
 半年後、妻に先立たれた男(47)は、喪失感から生きる意欲を失う。残された3人が選んだ悲劇の結末とは。

 2016年9月15日、千葉地裁801号法廷で開かれた初公判。
 被告の男は、白シャツに黒のズボン姿で初公判の法廷に現れた。
 被告は15年12月14日、長女(当時23)と次女(同22)の承諾を得て、千葉県袖ケ浦市の自宅浴室で練炭を燃やし、2人を一酸化炭素中毒で殺害したとして承諾殺人の罪に問われた。
 
 裁判長「公訴事実に間違いはありませんか」
 被告「違います。3人で自殺したので、殺意を持って殺したのではない」
 冒頭陳述や被告人質問から事件をたどる。
 
 被告は21歳で結婚。
 農林業や港運関係の仕事に就き、家族4人で暮らしていた。
 次女は、小学生の時のいじめなどがきっかけで社会不安障害を抱え、自宅に引きこもりがちだった。
 面倒を見ていたのは妻。家計の管理や家事も妻に任せきりだった。
 弁護士「奥さんはどんな存在?」
 被告「家庭の中心的な存在だった」
 弁護士「次女はどんな子?」
 被告「人見知りで内気。人に会うのが怖く、人の目を見ることができない」
 弁護士「(障害の)症状は」
 被告「手首をカミソリやボールペンで切ったことがある。そのたびに、かみさんが抱きしめていた」
 
 暗転したのは14年8月。
 妻が虫垂がんの腹膜偽粘液腫と診断された。 セカンドオピニオンを求めて東京都や滋賀県の病院で診てもらったが、結果は同じだった。
 15年4月、妻は滋賀県の病院で8時間の手術を受け、一時回復に向かった。
 だが5月2日、病状が急転して息を引き取った。
 弁護士「奥さんが亡くなったのは」
 被告「俺の責任。手術をするように説得したのは俺だった。手術しなければ、あと3、4カ月、長生きできたと思う」
 被告は自分の背中に妻の戒名を入れ墨で彫った。
 自宅近くの妻の墓前で毎朝毎晩、手を合わせ、仕事には行かなくなった。
 「愛しています。もう限界。死んで楽になりたい」。
 寝室の壁にそう書いた。
 
 弁護士「最初に自殺を考えたのは」
 被告「かみさんが死んでから。存在が大きかった」
 弁護士「妻が亡くなってからの1日のスケジュールは?」
 被告「午前3時に起きて仏壇に行き、線香をあげる。朝ご飯を食べて、お墓に行く。それから会社に行こうとするが、途中で苦しくなって、お墓に戻る」
 弁護士「夜はどうする」
 被告「次女と夕飯を食べてからお墓に行き、かみさんに話しかける」
 弁護士「会社に休む理由はどのように説明した?」
 被告「次女がひきこもりだということを会社は知っていたので、そう話した」
 被告は無料通信アプリLINE(ライン)で長女や次女と頻繁にやり取りするようなった。メッセージは裁判の証拠として提出された。
 
 《昨年5月28日》
 被告「少し寝なよ。苦しまずに死ねる方法を調べておくね」
 次女「もう限界? 私は死んでもよいとは思うけど、やっぱり死んだ後が怖い。色々調べたらやっぱり怖い。でも生きていけるかなって…どっちも怖い」
 《同7月16日》
 被告「頑張ろうと思ったけど無理かも。8月が限度かもゴメン」
 長女「(次女に)言ってみてー」
 被告「(次女が)頑張ろうとしているのにまた、言えないでしょ? かわいそうだよ」
 妻ががんと診断されてから1年後、被告は自殺を図ろうとした。
 弁護士「8月27日に自殺しようとした」
 被告「子どもの顔を見て死ねないと思った。2人に自殺をしようとしたことを告げた」
 弁護士「2人の反応は」
 被告「長女が『わかっていた』と。『いくときは一緒だよ』と」
 弁護士「その言葉を聞いて?」
 被告「一緒にいけるな、とホッとした」
 弁護士「2人から他に何か聞かれた」
 被告「『いくときは睡眠薬だけではいけないの』『どこで死ぬの』と言われた」
 弁護士「何と答えた」
 被告「風呂場でいこう、と」
 長女とのLINEのやりとりは続いた。
 《10月9日》
 被告「もう疲れたよ」
 長女「終わりにするならしようよ」
 被告「そうだな! 後は(次女を)殺すよ。協力してな」
 《12月7日》
 被告「今週に(次女に)いけるか聞いて」
 《12月9日》
 長女「(次女には)伝えた」
 
 15年12月13日夕、被告は妻の分を含む家族4人分のすしを買いに行った。
 自宅1階のリビングで3人で夕飯をとった後、被告は2階の寝室で遺書を書いた。
 一方、長女はこの夜、職場の同僚とも普通にLINEでやりとりをしていた。
 12月20日に同僚と遊びにいく約束もあった。長女と次女の遺書はなかった。
 
 翌14日午前4時すぎ、被告は長女に睡眠薬を渡し、長女が次女にも渡した。
 風呂場に布団を敷いた後、被告は台所で練炭に火をつけ風呂場に持っていった。
 弁護士「娘2人は」
 被告「風呂場の布団に寝ていた。長女の髪の毛を踏んでしまい、『痛い』と言われた」
 弁護士「会話は」
 被告「2人に、後からいくよと伝えた」
 弁護人「そしたら」
 被告「うん、と言った」
 被告は再び台所に行き、別の練炭に火をつけて脱衣所に置いた。
 妻の遺影と位牌(いはい)を浴室に持っていった後、さらにもう一つの練炭に台所で火をつけ、脱衣所に置いた。
 娘2人は睡眠薬が効いて寝ていたという。
 
 裁判官「浴室で練炭を使って自殺しようとしたのはなぜ」
 被告「場所が狭く、練炭からの一酸化炭素が充満しやすく、寝やすかった」
 裁判官「2人に死にたい理由を何と話した」
 被告「1人で死ぬのは嫌だ、3人でいきたい、と」
 裁判官「心中の動機は」
 被告「かみさんの死」
 裁判官「後を追いたかった」
 被告「そうです」
 裁判官「楽になれると」
 被告「苦しまなくてすむ」
 裁判官「苦しみとは」
 被告「かみさんがいない世界にいる苦しみ」
 裁判官「娘さんと一緒に死にたかったのはどういう気持ち」
 被告「残すのが嫌だった」
 
 この日午前10時半ごろ、被告はおばにメールを送った。
 「今までありがとう。持ちませんでした」と。
 おばの通報で駆けつけた警察官が被告と娘2人を発見。
 3人は病院に運ばれ、被告だけが一命をとりとめた。
 
 弁護人「どうしてメールを送った」
 被告「人が来ないと遺体が腐敗すると思った」
 弁護人「その後は」
 被告「覚えていない。気がついたら病院だった」
 検察側の証人尋問で、妻の妹が証言台に立った。
 検察官「(被告の妻の)通夜で会った時の娘2人の様子は」
 妻の妹「長女の方は一生懸命、次女を支えると言っていた。『一生懸命生きよう』と。次女の方に『3人で頑張らなくちゃね』と声を掛けたら、『うん』とうなずいていた」
 検察官「被告人に掛けたい言葉は」
 妻の妹「許せない。姉は子どもと生活するために手術をした。それなのに姉の気持ちを台無しにした。姉の生きてきたものをすべて無しにされた」
 
 16年9月21日、千葉地裁。
 検察官は「被害者両人の同僚らの供述や被告人とのLINEのやりとり内容からすると、母の死を悲しみつつ、自身の人生を歩んでいこうとしていた」と指摘。
 「被告人が実行行為のすべてを自ら単独で行った」などとして承諾殺人罪が成立すると主張し、懲役3年を求刑した。
 
 一方、弁護側は「3人が協力して自殺をした」「殺害したという法的評価を加えるべきではない」などとして自殺幇助(ほうじょ)罪の適用を主張。執行猶予付きの判決を求めた。
 同日、最終意見陳述で被告が証言台に立った。
 「子どもたちに大変申し訳ないことをした。子どもたち、かみさん、愛した家族のために、生きてみたいなと思っています」
 
 10月12日、千葉地裁803号法廷。
 「被告を懲役3年執行猶予5年に処する」。裁判長が読み上げる主文を、被告は前を向いたまま聞いた。
 判決は、娘2人は自ら睡眠薬を飲んだが、被告が置いた練炭による一酸化炭素中毒で死亡したとして、検察側の主張通りに承諾殺人罪の成立を認定。
 一方、被告は重度のうつ病による心神耗弱状態にあったとして、執行猶予とすると述べた。
 控訴期限までに検察側、弁護側の双方とも控訴せず、判決は確定した。


 (朝日新聞より)


 と言う事件でした😣😣😣

 いや~、とてもとても胸が締め付けられましたね😭😭😭

 奥さんが亡くなった事を契機に、一家の未来が暗転してしまいました😓😓😓

 確かに、愛する妻を失った悲しみは察するに余りあります…😢😢😢

 
 しかしながら、旦那の行動は全く理解出来ないですよね😒😒😒

 「午前3時に起きて仏壇に行き、線香をあげる。朝ご飯を食べて、お墓に行く。それから会社に行こうとするが、途中で苦しくなって、お墓に戻る」

 それはそれは、我々には想像できない程の喪失感や絶望感があるのは分かりますが、とは言えここまでなりますかね💦💦💦

 
 更に娘とのLINEは全く理解出来ません😣😣😣

 実の親子が、今じゃ日本中の殆どが知っているLINEを通じて、“死のう”等とやり取りをするなんてホント考えられないですよね😨😨😨

 《10月9日》
 被告「もう疲れたよ」
 長女「終わりにするならしようよ」
 被告「そうだな! 後は(次女を)殺すよ。協力してな」
 《12月7日》
 被告「今週に(次女に)いけるか聞いて」
 《12月9日》
 長女「(次女には)伝えた」


 こんなやり取りがLINEで行われていたなんて、正に異常の極みですよね😱😱😱

 勿論、このやり取りが成立すると言うことは、娘自身もちょっとおかしかったのでしょう😅😅😅

 普通なら、実の父親からそんな事を言われたら、『何訳の分からない事を言ってるの❗』と一蹴するでしょう😫😫

 しかしそうではなくて、この異常な提案に普通に対応している事からも、親子共々我々には考えられない精神状態だったのでしょう😣😣😣


 そして、いよいよ実行に移すわけですが、自殺する場所に選んだのは風呂場に布団を敷くと言う発想でした💨💨💨

 これまたとても想像だにしない方法ですね😅😅

 この時、娘二人は何を思ったのでしょうか⁉

 何を思いながら布団を敷いたのでしょうか⁉


 ボクはそれがとても気になります😭😭


 翌14日午前4時すぎ、被告は長女に睡眠薬を渡し、長女が次女にも渡した。
 風呂場に布団を敷いた後、被告は台所で練炭に火をつけ風呂場に持っていった。
 弁護士「娘2人は」
 被告「風呂場の布団に寝ていた。長女の髪の毛を踏んでしまい、『痛い』と言われた」
 弁護士「会話は」
 被告「2人に、後からいくよと伝えた」
 弁護人「そしたら」
 被告「うん、と言った」
 被告は再び台所に行き、別の練炭に火をつけて脱衣所に置いた。
 妻の遺影と位牌(いはい)を浴室に持っていった後、さらにもう一つの練炭に台所で火をつけ、脱衣所に置いた。
 娘2人は睡眠薬が効いて寝ていたという。



 このやり取りを読むだけで、ホント胸が締め付けられます😭😭😭

 こんな精神状態になった親子が可哀想でなりません😫😫


 しかしながら、全員で逝くと言う約束は果たせませんでした😢😢

 皆さんも御存知かと思いますが、皮肉にも無理心中で一番多いのは、首謀者だけが生き残るパターンです😞😞
 
 今回も正にそれでした😵😵😵


 その後事件が発覚し、旦那は逮捕、起訴され刑事裁判になりました💨💨💨

 基本的に起訴事実自体に争いはなかったですが、ボクはどうしても違和感を覚える部分がありました😡😡😡

 それは、被告人の最終意見陳述で、

 「子どもたちに大変申し訳ないことをした。子どもたち、かみさん、愛した家族のために、生きてみたいなと思っています」
 
 と述べた内容です❗

 申し訳ないと謝罪するのなら、初めからそんな事をするなって話です❗❗❗

 亡くなった娘さん達は二度と帰って来ません😓😓

 で、自分だけは不本意だったのかも知れませんが生き残って、改めて生きてみたいと思いますだなんて余りにも身勝手だと思います👊😡💨

 確かに、重度のうつ病だったのかも知れませんが、だからと言って殺人が正当化されるワケがありません💦💦💦

 とにかくホントに痛ましい事件でした😣😣😣


 最後に、今回の裁判で登場した、『承諾殺人罪』とは何なのでしょうか⁉

 承諾殺人とは、加害者が被害者に殺害を申し出て、加害者が被害者の承諾を得て被害者を殺害する場合の事です📝👓

 これに対して、良く似た言葉で嘱託殺人罪と言うのもありますが、意味はちょっと違います❗

 「嘱託殺人罪」は、被害者が加害者に殺害を依頼し、加害者が前記依頼に応じて被害者を殺害する場合の事です📝👓

 要するに、依頼する立場が加害者側なのか被害者側なのかによって変わって来ると言うことです💦💦💦

 因みに、前記の嘱託殺人を描いた映画が、横山秀夫原作の『半落ち』です🎬🎬🎬


 今回執行猶予になった原因としては、そもそも承諾殺人罪の法廷刑に起因します😃💡

 普通の、って言うのもおかしいですが、殺人が『死刑または無期若しくは5年以上の懲役』なのに対し、承諾殺人は『6月以上7年以下の懲役または禁錮』となっているからです😲😲😲

 これに加えて、今回は重度のうつ病と言うことで、心神耗弱も認められた為、執行猶予が付いたと思います💨💨💨

 状況が違えど、結果的に二人を殺害(本人達の合意があったとはいえ)してしまったのに、結果は執行猶予なんですからね😅😅😅

 つくづく、何とも言いがいですよね😞😞😞


 今日はそんなお話でした✒😆

 さて、来週も気になった事件についてお話する予定です✨😄

 それでは、皆さん良い週末をお過ごし下さい👍❤😉

 

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