日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

3人殺しても死刑にならない事件😣😣😣



 こんにちは☀

 今日も暑いですねぇ😭😭😭

 でも、まだ梅雨明けしてないんですよね😅😅


 先週は、逆転無罪3周年について色々と話させてもらいました✒

 敢えて判決当日を振り返ることで、自分を戒めてみました😆😆😆

 勿論、判決当日だけが全てではなく、そこに至るまでには相当な艱難辛苦がありました😢😢😢

 それらの集大成が、平成25年7月2日だったワケです😄😄😄

 毎度毎度改めて、みなさんありがとうございます❗❗❗



 さて、今日は気になった事件についてお話します✒

 ちょっとシリアスな内容なのでご了承下さい💦💦💦

 ボクの愛読している朝日新聞の『今日も傍聴席にいます』からです✒


 3人の命奪った秘密の中身(きょうも傍聴席にいます)

 
 「とにかく真面目」と周囲に評された男が家族3人を絞殺し、自宅に火を放った。
 男を追い詰めたのは、ある「秘密」だった。

 名古屋地裁岡崎支部302号法廷。
 3月14日、殺人と非現住建造物等放火などの罪に問われた男(66)の裁判員裁判が始まった。
 白髪が交ざった短い髪に、黒いジャージー姿で男は法廷に立った。
 
 男「間違いありません」
 男の起訴内容は2015年5月、妻(当時65)と長女(同37)、義母(同89)を首を絞めて殺し、自宅に放火したというもの。
 検察や弁護側の冒頭陳述などから事件をたどる。
 
 男は1974年、妻と結婚。
 婿養子として妻の家で暮らし始めた。
 やがて一男一女が生まれる。
 男は自動車関連の会社で働いて家族を養い、14年11月に退職。
 その後も警備員のアルバイトをし、家族を養った。
 親戚や近所が感じた男の印象は「堅実でとにかく真面目」。
 だが、男の日常は、ある日一変する。
 
 昨年3月13日。
 男が実母の葬儀に出す香典の準備を妻に頼むと、「お金がない」と告げられた。
 問いただすと、15年間にわたり、知人の女に8千万円以上の現金を支払い続けていたという。
 被告人質問。
 弁護人「お金のことを知ったきっかけは?」
 男「妻と娘から通帳を見せられ、知りました」
 先祖が残した現金や自分の給与など、少なくとも5千万円は蓄えがあると思っていた。
 弁護人「妻が知人の女に指示されてお金を送金していたと聞いたのですね」
 男「はい」
 妻は、男に大きな袋に入った茶封筒を見せた。中には、これまで知人の女に支払ってきた現金の振込用紙が入っていた。計算すると、約8200万円。
 妻は、「長女に就職をあっせんするといわれ、女に金を支払い続けていた」と打ち明けた。
 男は、妻から「長女は金融機関で働いている」と聞いていた。だが実際は、一人暮らしをしていた豊田市内のマンションに引きこもる生活をしていたのだという。「多額の金を振り込んでも、女から就職先の紹介はなかった」と妻は話した。
 
 この後、長女は異常な行動をとるようになる。
 風呂場で大声を出したり、突然過呼吸になったり。
 妻に対してヒステリーを起こすこともあったという。
 男は妻が金を支払っていた女に会い、返金するよう求めたが取り戻すことはできなかった。 警察や親族にも相談。
 昨年5月21日には妻と長女とともに弁護士事務所を訪れ、正式に依頼もした。
 一方で、無理心中を考え始め、包丁やガスボンベも購入した。
 
 5月25日午前2時。
 男はまず、自宅2階で、自分の横に寝ている妻の首を両手やタオルで絞めた。
 妻は頭を左右に振るなどしたが、激しく抵抗することはなかったという。
 事切れた後、男は胸に手を当て、鼓動が消えていることを確認した。
 次に、隣の長女の部屋へ向かうと、長女はまだ起きていた。
 男「長女は『何?』と言いました。もう妻を手にかけていたし、『お前も逝ってくれ』と言い、首を絞めました」
 首を絞められながら、長女は「ごめんなさい」「働くから許して」と、息を吐くような声で命乞いをしたという。
 弁護人「電気コードで首を絞めたのですね」
 男「手に力が入らなかったので、近くにあった電気コードを使いました」
 弁護人「『自分もすぐ逝く』と言いましたか」
 男「言いました」
 続いて1階に降り、義母の部屋へ行った。
 義母は寝ていた。
 そのまま殺害しては本人は納得いかないのではと、男は考えた。
 弁護人「義母とは話しましたか?」
 男「起こして状況を説明しました。『二人は逝ったから、一緒に逝ってやってくれ』と。『ほうか、ほうか』と言って聞いていましたが、最後に『わしはもうちょっと生きたかった』と言いました」
 男は、義母の首を電気コードで絞め、殺害した。
 
 殺害後、被告は義母を仏間へ動かした。
 妻や長女も仏間に寝かせたかったが、力が足りず、動かせなかった。
 せめて親子は一緒にと思い、長女を引きずって妻の横に寝かせ、翌日、家に火を放った。
 弁護人「どうして、一家で死のうと決意したのか」
 男「このままでは私たちの生活が成り立たない。夫婦2人で崖から落ちれば終わりだったけど、長女を置いていくわけにはいかんかったです」
 男は法廷で時折声を詰まらせ、泣きながら話し続けた。
 男「長女は、1人で生きていけるような育て方をしていない。この家に養子に入ったからには最後まで責任を取らなきゃと思い、義母も連れてくことにしました」
 裁判官も男に尋ねる。
 裁判官「長女が(妻が金を払い込んでいた)15年間、どのような生活をしていたか聞いていることは」
 被告「どこにも就職できず、一日中電気も付けずにマンションの自室に引きこもり、ろくに食事もとらずにいたと聞いた。なんてことだと……。長女が15年間、振り回されたことが一番つらい」
 裁判官「妻と長女を責める気持ちは」
 男「ありません」
 3人を殺害し、自分も死ぬつもりだったが、その前に、本当のことを知人の女から聞きたかった。
 自殺用の包丁を背に隠し、女に突きつけるための出刃包丁を片手に女の家に向かった。
 女と対峙したとき、駆けつけた警察官に銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された。
 男「逮捕まで早すぎて、何もできなかったです」
 男は取り調べの中で、自動車税や車検などでまとまった出費が予定され、生活費に不安を覚えたことが動機につながったとも述べた。
 だが、検察によると、事件の翌月には、義母の年金など一家には約30万円の収入が見込まれていた。
 検察官「他に選択肢があったのではないかと今、考えることはあるか」
 男「性格上できなかった。自分で全部始末しようと思ってしまった」
 弁護人「事件の反省や後悔の念は持っていますか?」
 男「勝手な意地を張ったばっかりに3人を殺してしまいました」
 弁護人「意地は、他人に迷惑をかけたくないという思いからですか?」
 男「そういうことです」
 男は法廷で、「世間に一家が没落するのを見せられない」とも語った。
 裁判長「なぜ、そんなに世間体を大事にするのですか?」
 男「田舎で生活するには、家の格を少しでも上げるのが目標です」
 裁判長「一家の家計はあなたが支えていたが、現実にそれができないときは、家族で力をあわせてなんとかするという発想にはならなかったのですか?」
 男「義母の年金をあてにすることなんてできないし、妻や長女は働けません」
 裁判長「八方手を尽くさなければならないのでは?」
 男「家庭内のことは家庭内で片付けなければと思っていました」
 裁判長「命を軽く考えていませんか?」
 男「申し訳ありません」
 裁判長「その判断が今でも正しいと思いますか?」
 男「人の命を奪ったことは間違っていました。ただ、その時はこれしかないと思い込んでしまいました」
 裁判長「命を大切にしなければいけないということは、わかっていますか?」
 男「はい」
 
 法廷には、事件当時、別居していた長男(40)も出廷し、証言台に立った。
 検察官「今の気持ちは」
 長男「父はお金が欲しかったわけではなく、3人が憎かったわけでもない。3人のことを考え、1人で思い悩みこれしかないと思い込んでしまった」
 弁護人「お父さんへの思いは」
 長男「私も父のことが必要。早く世の中に出てきてほしいです」
 検察側は無期懲役を求刑。
 弁護人は、懲役18年の有期刑を求めた。
 
 今年3月18日の判決で、男は懲役27年を言い渡された。
 裁判長は「自分の命を大事にして、今後を生きて下さい」と語りかけた。被告は控訴せず、判決は確定した。
 男の妻が一家の財産を払い込んだとされる女は、詐欺容疑で愛知県警に逮捕されたが、裁判で「貸した金を返してもらっただけ」と無罪を主張。現在も公判が続いている。



 と言う非常に痛ましい事件でした😱😱😱

 今回この事件が気になった理由は、被害者数が3人も居ながら死刑にならなかったからです😆😆😆

 通常は、被害者が二人以上居る場合はほぼ間違いなく死刑が求刑されて、死刑になるか無期懲役になるかのせめぎ合いをします💨💨💨

 つまり、生きる(無期懲役)か死ぬか(死刑)と言うことです❗❗❗

 まっ、生きるとは言っても、実際に生きるのは塀の中なんですがね😒😒😒

 シャバに出てのうのうと暮らす、と言う意味の生きるとは断然違います😭😭😭

 そりゃそうで、人を何人も殺めておいて、いつの日かシャバでまた普通の生活を過ごすなんて、被害者遺族からすれば腹立たしいことこの上ないですよね😠😠😠

 もう腹立たしいとかの次元ではないと思いますがね😒😒


 そんな中、今回の事件は被害者が3人も居ながら、死刑すら求刑されず無期懲役で、しかも判決は懲役27年が確定したと言う珍しいパターンでした😫😫😫

 と言うことは、どんなに遅くとも27年後にはイヤでも、仮にまだムショに居たくても、シャバに放たれてごくごく普通の生活を送るのです💦💦💦

 恐らく、無罪にならない限り、人を何人も殺めておいてその後いつの日かシャバに出れるのはこの人位ではないでしょうか😭😭😭
 
 確かに、無罪になれば何人殺していようが関係ありませんが、そんなことは滅多になく、ましてや今回は本人が正々堂々と罪を認めているのにも拘わらず、有期懲役なんてかなり珍しいですね😫😫😫

 とは言え、この被告人は現在66歳なので、そこから27年後と言えば93歳ですから、果たして満期の日まで生きているかは極めて不確定です😣😣😣

 と言うことは、事実上の無期懲役だと言うことです❗


 では、今回は一体何故こんなにも沢山の被害者が居ながら、死刑にならなかったのか⁉

 それは、事件の性質(内容)に起因します💡💡💡

 今回の事件は、記事にもある通りちょっと特異な事情がありました💦💦💦

 ある種の無理心中と言っても過言ではありません😅😅

 尤も、何でそういう考えに至っちゃったのかは、とてもとても理解に苦しみます😞😞😞

 通常の感情なら、騙した女を殺すと言うのなら筋が通っていますが(殺人を肯定しているわけではない)、騙された言わば被害者の家族に手を掛けるなんてボクには全くもって理解出来ません😨😨😨

 ましてや、妻と娘を殺害後、義母に、


 『二人は逝ったから、一緒に逝ってやってくれ』と。『ほうか、ほうか』と言って聞いていましたが、最後に『わしはもうちょっと生きたかった』と言いました」
 男は、義母の首を電気コードで絞め、殺害した。

 

 ってところの下りは、もう胸が痛くて仕方ありません😢😢

 『わしはもうちょっと生きたかった』なんて可哀想で可哀想でなりません😭😭😭

 妻と娘は不意打ちに殺害されたからどうしようもなかったものの、義母に関してはこうして冷静に話してから殺害するなんて、もう異常としか言いようがありません😫😫😫

 勿論、当事者以外の人間は、もっと他に方法は無かったのかと在り来たりな事を言えますが、本人からしたら今回の選択肢しか無かったのです💨💨💨

 だから今回の事件を起こしたワケです😒😒😒

 
 そうした時、裁判官を始めとする裁判員も、何で今回のような結果に至ったのかを十分に検討し、その結果懲役27年となったのです💡💡💡

 単なる強盗目的や怨恨で何人も殺害したと言う短絡的な事件とは違いますからね😅😅😅

 当然この事件でも『永山基準』が1つの目安になったと思います❗

 『永山基準』とは、日本の刑事裁判において刑罰として死刑を適用する際の判断基準。

 1983年、連続4人射殺事件の被告だった永山則夫の第1次上告審判決で、最高裁が2審の無期懲役判決を棄却した際に示されたため、永山基準と呼ばれる。
 殺害された被害者の数が複数であることなどをその内容とし、この基準が以降の死刑判決の適用に広く影響を与えている。

 基準の内容として、(1)犯罪の性質、(2)動機、計画性など、(3)犯行態様、執拗(しつよう)さ・残虐性など、(4)結果の重大さ、特に殺害被害者数、(5)遺族の被害感情、(6)社会的影響、(7)犯人の年齢、犯行時に未成年など、(8)前科、(9)犯行後の情状の9項目を挙げ、これらを考慮し、刑事責任が極めて重大で、犯罪予防などの観点からやむを得ない場合には、死刑の選択も許されるとした。



 と言う基準です📖👓

 この基準は、死刑が求刑されてもおかしくない事件では必ずと言っていい程出てきます✨✨✨

 ですので、今回は永山基準で言うと、①②が特に考慮されたのだと思います💦💦

 ④の被害者の数だけで言ったら、相当郡を抜いてますからね😨😨😨

 
 と言うように、事件の内容によっては、こうした判決もあると言うことです😢😢😢

 とても悲しい事件でした😭⤵⤵


 さて、明日も気になった事件についてお話する予定です✒




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