日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

大丈夫?刑事司法改革制度(2)



 おはようございます

 今日も、いい天気でなによりですね

 今日で、9月も終わりですね

 ホント、1ヶ月が経つのは早いですね

 皆さんにとって、9月はどんな月でしたか


 昨日は、刑事司法改革についてお話しました

 改正刑事訴訟法が、衆院を通過したという事で、色々と新しい項目が追加されました

 しかしながら、そこには手放しで喜べるような内容ではなく、むしろ問題点が散見されました

 その中でも、取り調べの録音録画に関しては、全体の3%しか及ばず少なすぎると言う印象でした


 さて、今日は、このお話の続きします

 改めて、裁判員裁判対象事件や、特捜部の独自捜査の事件のみとは言え、取り調べの録音録画が義務化される事は素晴らしいことだと思います

 ただ、この新たな制度は、見方を変えると負の側面も持っています

 それは、カメラが回っていれば、お互い猫を被るという事です

 意味分かりますか

 ここで言うお互いとは、捜査側と容疑者側の事です

 要するに、カメラが回っていれば、変に意識してしまい、必ずしも本当の事を話すとは限らないという事です

 例えば、裁判員に対して印象を良く見せようとしたり、いい子ぶってみたりと、カメラがある事で逆に本当の姿を見せない恐れもあります

 
 一方、取り調べる側の刑事や検事も、カメラが回ることによって、ヘタなことは言えなくなりますよね

 って言うか、確実にかしこまると思うので、普段行っている取り調べではない別の姿がそこにはあると思います

 だってそうでしょう

 カメラが回っていて、それを裁判官を始めとした人達が観るとなれば、どうしたって意識しちゃいますよね

 もし、皆さんが、取り調べる側の人間だったとしたら、恐らく普段の感じではなく、妙にかしこまってしまうと思うんです(笑)

 とは言え、カメラが回る事で、取り調べ側の暴走を食い止める抑止力にはなりますよね

 カメラが回っているのに、『お前がやったんだろゲロっちまえば楽になるぜ』とか『素直に話さないとずっとムショ暮らしだぞ等とは、言えませんからね(笑)

 なので、刑事や検事の誘導尋問や、あらゆる暴言とも取れる脅しは防げますよね

 そういう意味では、可視化は非常に素晴らしい事だと思います

 ただ、もうちょっと対象事件が増えてくれればいいのですが…


 しかしながら、ボクの感覚では可視化よりも、もっともっと大事な事があります


 それは、証拠の全面開示です


 昨日の社説でも、〝冤罪を防ぐには、警察段階の全面可視化と証拠の全開示が不可欠だ〟と言っており、極めてごもっともです

 実は、現行の刑事訴訟法では、検察側は全ての証拠を開示しなくてもイイのです

 
 この意味を理解してもらう為に、ちょっと刑事裁判についてお話しておきます

 まず、警察から検察に、ありとあらゆる証拠が送られてきます

 例えば、共犯者の供述調書だったり、防犯カメラの画像だったり、犯行現場の実況見分調書等々です

 これらを、検察が取捨選択して、裁判所に提出するのです

 その際、弁護側は、検察側が提出する証拠に、全て納得しなくてもイイのです

 これを〝不同意〟と言います

 不同意になった証拠は、裁判官は決して見ることはありません

 あくまでも、検察側と弁護側が納得した、つまりお互いに同意した証拠しか裁判所は見ないのです

 これが、刑事裁判の原則的なルールなのです


 その際に、検察側は収集した証拠を全て提出する必要はないので、自分達にとって不利な証拠、すなわち被告人にとって有利な証拠は、開示しなくてもイイのです

 例えば、共犯者の供述と矛盾するメールの履歴や、被害者の供述と矛盾する客観的な証拠、あるいは別の人間が真犯人かも知れない証拠等々です

 ですから、検察側は被告人を有罪にする為の証拠だけを提出すれば良いという事です
 
 そうすると、そんなの不公平じゃないか、と思いますよね

 確かに不公平なのですが、これが刑事裁判の現実なのです

 被告人にとって、有利な証拠を開示しないからと言って、罰せられる事はありません

 そう考えると、検察ってホント狡いですよね

 しかも、証拠は全て検察の手の内にありますから、一体どんな証拠があるのか被告人や弁護人には知る由もないのです

 あくまでも、裁判に出て来た証拠しか分からないのです


 そんな状況ですから、過去の冤罪事件はみんな検察が証拠を隠蔽していた事が原因で起きています

 例えば、足利幼女殺害事件や袴田事件は、被害者の衣服に残された別人のDNAを、検察が隠蔽していた事が後に発覚しました

 その別人のDNAが決め手となり、2人は見事釈放されました

 という事は、検察が初めからこの証拠を開示していたら、こんな事にはならなかったのです

 しかも、証拠を隠蔽していたからと言っても、何ら罰せられる事はありません

 ホントふざけてますよね


 因みに、ボクの事件でも、検察はボクにとって有利な証拠をずっと隠蔽していました

 しかも、ボクが証拠開示請求を出したのに、〝ありません〟と嘘をついてまで隠蔽していたのです

 詳細は、冗長になるので割愛しますが、とにかく事件に重要な証拠を、嘘をついてまで隠していたのです

 これ、ホントの話ですからね


 ですので、今後同じことを繰り返さない為にも、検察の手持ち証拠は全て開示し、その中から被告人、弁護人が更に開示して欲しい証拠を素直に開示して、その上で裁判をやればイイのです

 そうすれば、ホントの意味で公平中立な裁判になるでしょう

 従って、ボクとしては、検察の手持ち証拠の全面開示を強く求めます

 逆転無罪経験者として、取り調べの録音録画よりも、こっちの方が極めて重要だと思います


 今日は、そんなお話でした

 さて、明日もこの話題についてお話する予定です


 
 人気ブログランキングバナー


 


 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います)