日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

ボクの友人が、歌舞伎町でぼったくりに遭いました…(3)


 こんにちは

 今日もスッキリしない天気ですね

 新しい一週間、気分を入れ替えて頑張りましょう


 先週は、ボクの友人が新宿のカブッキーで、ぼったくりの被害に遭った経緯をお話ししました

 ホント、お店の手の込んだ作戦にまんまと嵌められてしまいましたね

 まさか、お客を見送る演技までするとは大変恐れ入りました(笑)

 そんなところに頭を使う位なら、正当に営業して売り上げを上げる為に知恵を絞った方がいいと思うんですよね


 さて、今日も、この話題についてお話しします

 今日は、今回のようなぼったくりについて、法律的な観点から掘り下げます

 ぼったくりと一言に言っても、一体どんな法律違反に該当するのか、正確に知らない方も居ると思うので、今日は一緒にお勉強をしましょう


 まずは、民事的な観点からです

 飲食店における飲み食いも「契約」のひとつです

 こうした契約において、所謂ぼったくりの類は、当初の説明を大幅に上回る金額を請求してくるため、錯誤による契約の無効(民法95条)や詐欺又は脅迫による契約の取り消し(民法96条)をしうるケースと言えます

 前者は、簡単にいえば「勘違い」で、結んだ契約は無効であるとするものです

 今回のケースでは、「女性のドリンク代などが加算され、1時間で80万円になるのであれば、そもそも契約をしなかったケースなので無効だ」ということになります
 
 
 後者は、ぼったくり店の対応が威圧的であった為、「やむなく契約を結んだからそれを取り消す」あるいは、「費用が大幅にかかることを隠していた行為が詐欺であり、契約を取り消す」ということになります
 
 事実関係がきちんと立証できれば、訴訟に発展した場合、支払った代金の取り返しは可能であると思われます

 いずれにおいても、契約はそもそも無かったことになりますので、費用を全額取り返しうるものです(そのほかに不当利得返還請求という方法もあり得ます。民法703条、704条参照)

 尤も、、残念ながら弁護士に依頼し、訴訟を提起していくコストを考えれば、費用倒れになる公算が高いのでやるだけ無駄でしょう


 以上のとおり、色々な民法に該当しますが、この中で一番しっくり来る法的根拠は、民法95条の錯誤じゃないでしょうか

 そもそも、1時間で80万円も掛かると聞いていたら行ってないんですからね
 
 彼らはあくまでも、〝70分4000円でサービス料と税金も込み〟と言う条件だったからお店に行った訳で、それ以外の条件なら恐らく行っていなかったでしょう

 勿論、70分4000円が5000円とか6000円の常識的な範囲内であれば別でしょうが、今回の場合は初めに請求された金額は800000円ですから、均等割りしたならば1人130000円になります

 一体、どこの誰が1時間130000円も掛かるキャバクラに行こうと思いますか

 接客したキャストと、必ずベッドの上で〝キックオフ〟出来るのが条件なら別でしょうが、にしてもやっぱり高いですね(笑)

 これだけの金額を払うなら、吉原の超高級泡姫とキックオフしてもお釣りが来ますよ(笑)


 ただ、逆に彼らが1人1時間130000円掛かることを納得してお店に行ったのならば、当然この錯誤は主張出来ません

 何故なら、〝勘違い〟していないからです

 まっ、現実にはあり得ませんが理論上の話として

 錯誤と言うのは、簡単に言えば、ダチョウ倶楽部じゃないですが、〝聞いてないよ~〟と言うのが錯誤です

 今回の場合で言えば、1時間で800000円なんて聞いてないよ~、だから契約は無効ね、という事です

 ですから、そもそも飲食の契約自体が無効なモノなんですから、彼らは支払う必要なんて全くなかったのです

 
 だからボクは、電話が架かって来た時に、〝絶対に払わなくていいから〟と言ったのです

 錯誤の点を電話越しで伝えても良かったのですが、バタバタした状況で伝えても伝わり切らないし、仮にその点をお店側に言ってたとしても、あ~だこ~だと言って引かないのは目に見えていました

 なのでボクは、端的に結論だけを伝えたのです


 しかし、彼らは全く支払う必要のないお金を支払ってしまいました…

 では、前記の民法の法的根拠を理由に、お金を取り戻せるのでしょうか

 結論から言うと、まず無理ですね

 先程は、支払った代金の取り返しは可能だと書きましたが、あくまでもそれは〝理論上〟の話です

 〝事実上〟は、例えお店側が敗訴したとしても、判決どおりに実行するはずがないからです

 確かに、裁判をすれば勝訴するでしょう

 でも、目的は裁判で勝つ事ではなく、お金を取り戻す事です

 判決どおりに実行するようなまともなお店なら、初めからぼったくりなんてしないでしょう(笑)

 そういう意味から、お金を取り戻すことは不可能だと言ったのです

 尤も、彼らを含めたぼったくりの被害者が、後々裁判を起こすことはまずないでしょうね

 これをお店側も分かっているからこそ、超強気で来るんですよね

 つくづく厄介な話です

 
 と言うように、種々の法的根拠から、ぼったくり店の支払いはしなくても大丈夫です

 とにかく、間違ってぼったくり店に行ってしまったとしても、法外な請求には一切応じる必要はありませんからね

 断固とした姿勢で挑みましょう


 
 さて、一先ず今日はこの辺にして、明日はぼったくりを刑法の観点から考察して行く予定です



 人気ブログランキングバナー


 


 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います)