日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

傷害致死で逆転無罪。



 おはようございます

 今日も暑いですね

 新しい一週間、張り切って行きましょう


 さて、今日は、最近の無罪判決というテーマでお話します

 まずは、下記のニュースをご覧下さい


 傷害致死に逆転無罪、正当防衛認める 東京高裁


 神奈川県横須賀市の路上で2012年、けんかになった男性(当時43)に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死罪に問われた男性被告(38)の控訴審判決で、東京高裁(八木正一裁判長)は15日、懲役2年6月の実刑とした一審・横浜地裁の裁判員裁判判決を破棄し、無罪を言い渡した。

 「暴行は正当防衛に当たり、罪にならない」と判断した。

 八木裁判長は判決理由で、「一審判決は被告の踏みつけ行為で外傷性くも膜下出血が生じ得るとしているが、それを支える医学的知見を示していない」と指摘。
 控訴審で実施した医師らの証人尋問などから「(死因の)外傷性くも膜下出血は踏みつけではなく、正当防衛として殴ったことによる」と判断した。

 そのうえで「被害者が体勢を立て直して攻撃してくることが予想された」として、過剰防衛にも当たらないとした。

 一審・横浜地裁は14年6月の裁判員裁判判決で「踏みつけ行為で外傷性くも膜下出血が生じることがあり、反撃行為として許される相当な範囲を逸脱していた」と判断。

 弁護側は「正当防衛にあたる」として無罪を主張していた。



 という逆転無罪判決でした

 一審では、懲役2年6月の実刑判決だったそうですが、それが無罪となり、おもいっきりひっくり返っちゃいました

 被告側からすれば、超ラッキーですし、被害者側からすれば、超アンラッキーですよね


 事件の詳細は分かりませんが、路上での喧嘩という事なので、恐らく当人同士は全くの赤の他人だったという事でしょう

 それが、何の因果か、お互い出会ってしまい、片方は今も普通に生きて、もう片方はあの世へと逝ってしまったのです

 たった10秒、いや1秒タイミングがズレていたら、こんな事にはならなかったでしょうね

 そう考えると、皆さんもいつ、何かの引力や磁力で、加害者にも被害者にもなってしまうという事です


 ただ、今回のようなケースは、痴漢の冤罪やボクの事件とは違い、どちらかがもっと大人の対応をしていたら、もしかしたらこんな結果にはならなかったかも知れません

 勿論、詳細は不明なので、憶測でしか言えませんが、少なくとも路上でのケンカから推察すると、片方の対応が違っていたら命を落とすことまではなかったでしょうね


 とは言え、裁判で正当防衛が認められて、無罪になるのは非常に稀有です

 ホントに珍しいです

 良く、傷害事件で、『相手が殴って来たから正当防衛だ』と、主張する被告人が多いですが、その主張は殆ど排斥されます

 尤も、そんなに正当防衛という名の合法的な暴力が、まかり通っていたら、社会秩序が乱れるでしょう

 傷害事件を起こした人間が、揃いも揃って正当防衛を主張して来ますからね

 それを、裁判所が毎回毎回認めていたら、みんな無罪になっちゃいますからね

 ですから、法律上は認められている正当防衛が、事実上は認められることは殆どありません


 因みに、正当防衛とは、急迫不正の侵害に対し、自分または他人の生命、権利を防衛するため、やむを得ずにした行為をいいます
 正当防衛は、それが構成要件に該当しても犯罪が成立せず(刑法上の正当防衛)、他人の権利を侵害しても損害賠償責任を負いません(民法上の正当防衛)。



 一見すると、簡単に正当防衛が認められそうな気配ですが、実際は全く違います


 また、記事にもあるとおり、控訴審で証人尋問を行ったそうですが、やはり控訴審で証人尋問をやる時は、一審の判決が変わる可能性が高いですね

 証人尋問を行うこと自体、一審の判決に疑問を持っている証拠です

 ですので、控訴審で証人尋問を行った際は、パチンコで例えるなら〝激アツ〟リーチだという事です(笑)

 いや~、この裁判観たかったなあ

 
 最後に、東京高裁の八木裁判長は、あの〝佳苗ちゃん〟こと木嶋佳苗の控訴審を担当した裁判長です


 今日は、そんなお話でした

 
 さて、明日も、最近の無罪判決についてお話する予定です


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