日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

情状証人。



 こんにちは

 今日も、スッキリしない天気ですね

 まっ、これが梅雨というモノなのでしょう

 新しい一週間、張り切って行きましょう


 先週は、前後しましたが、冒頭陳述の詳細をお話しました

 予想外の犯行動機に、ボクを含めた傍聴人全員が驚いたでしょう

 まさか、自分が援交した娘と、偶然自宅付近で会っちゃうんですからね

 こんな偶然ってあるんですね

 一般の人なら、会ったところでどうって事は無かったでしょうが、徳重選手の場合は、背負っているものが一般人とは違いますから、同じ偶然の再会でも意味合いがまるで違って来ます

 その結果、自らの人生を大きく狂わしてしまい、徳重選手にとっては正に〝悪魔の再会〟だったという事です


 さて、今日も、裁判の続きをお話します

 冒頭陳述から、検察側の証拠請求に対し、弁護側は全て同意しました

 一方、弁護側からは示談書5通と、情状証人の請求があり、これに対して検察側も同意しました

 そして、公判は情状証人へと移りました


 改めて、情状証人とはどういう意味かと言うと、刑の量定にあたって斟酌(しんしゃく)すべき事情を述べるために公判廷に出廷する証人です

 弁護側の場合、被告人の家族や知人などが寛大な処分を求めて被告人に有利な事情を述べ、検察側の場合、被害者や遺族が量刑に反映されるよう被害感情を強く訴えることが多いです

 ですので、徳重選手の場合は、率直に言うと、刑を軽くして下さいと言う意味での情状証人となります


 相変わらず、ハキハキした裁判長が、

 『それでは、弁護側より情状証人という事ですが。』

 と言うと、

 『はい。被告人の母親が来ております。』

 と、弁護人が言い、傍聴席の一番奥の一番前に座っていた年配の女性が、弁護側に促されて法廷へと入って行きました

 そうです

 この女性は、徳重選手と一緒に法廷へと入って来た女性で、ボクが書記官から何かの書類に記入するように案内されているのを見て、恐らく証人だろうと予想した人です

 つまり、ボクの予想は見事に的中したのです


 母親は、法廷内へと入ると、少しおどおどしながら証言台の方へと歩を進めました

 その途中、法廷内へと入って来た母親に対し、徳重選手は座ったまま頭を下げました

 頭を下げる際、目を強く瞑りながらだったのがスゴく印象的でした

 きっと、そんな母親の姿を見たくはなかったのでしょう

 この気持ちは良く分かります

 だって、自分を産んでくれた母親に、こんな恥さらしをさせてるんですから、筆舌に尽くしがいたでしょう


 因みに、ボクの裁判の時は、情状証人なんて一切ありませんでした

 何故なら、完全否認していたからです

 否認しているのに、『釈放後はきちんと監督します』とか『親として責任を感じております』なんて言うのは、矛盾しているじゃないですか

 なので、ボクの場合は、情状証人なんて全く必要ありませんでした

 基本的に、否認事件においては、情状証人は立たないのが定石です


 話は戻って、証言台の前に立つと、裁判長から、

 『お手元の宣誓書を読み上げて下さい。』

 と、促され、

 『宣誓。良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べない旨を誓います。』

 と、宣誓書を読み上げ、証言台に着席しました


 そして、いよいよ証人尋問が始まり、弁護側から質問して行きました

 これは、あくまでも弁護側が呼んだ証人だからです

 証人尋問は、基本的に呼んだ側から質問が始まります


 弁護側の質問までメモする暇がなかったので、母親の証言のみを記載します

 その内容から、どんな質問だったか想像出来ると思います


 『買春の事を聞き、言葉もなく地獄に叩き落とされたような思いだった。』

 『警察官として、真面目に仕事をしているものだと思った。』

 『真面目な大人しい子だと思っていた。』

 『軽はずみな行動をして、社会や職場に迷惑を掛けて謝罪したい。』

 『示談金も工面した。』

 『何と言ってお詫びしたらいいか分からない。』

 『忙しさにかまけて、しっかりやっているものと思っていた。』

 『連絡は、たまにメールでやり取りしていた。』

 『本人が責任を取った後、実家で迎え入れたい。』

 『しっかり監督する。』

 『家族総出で迎え入れたい。』



 等と証言し、とにかく親として責任を感じ、今後監督する旨を述べていました

 因みに、弁護側の質問に答える最中、母親は涙ぐみながら証言していました

 ホント、この時の母親の気持ちはいかばかりか…


 続いて、検察官からの質問に移りますが、一つか二つ質問して直ぐに終了しました

 メモに記載がないという事は、これといった証言がなかった証拠です

 最後に、裁判官からの質問に移ったのですが、誰からも質問はありませんでした

 そして、裁判長から、

 『以上です。ご苦労様でした。』

 と、言われて、証言台の前で一礼し、傍聴席へと戻って行きました


 結局、時間にして15分位でしたが、母親にとっては1時間位に長く感じたでしょう

 ホント、地獄のような時間だったと思います

 だって、いいさらし者じゃないですか

 事件を起こしたのが元警察官なら、その内容も内容ですから、みんな好奇の目で見ること間違いなしです(ボクも同じく)

 その張本人の母親ですから、本人としては絶対に行きたくはなかったでしょうね

 徳重選手から見た母親は、きっといつもより一回りもふた回りも小さく見えたでしょう

 母親も、可愛い息子の為に、わざわざ実家のある鹿児島から上京してきたと言うんですから…


 そんな、胸が痛い情状証人でした

 
 ボクは、今日の公判はここまでかなと思っていると、裁判長から予想外の言葉が発せられました

 その予想外の言葉とは

 
 この続きは、明日お話する予定です



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