日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

枕営業って公知の事実?



 こんにちは

 今日は、どんよりな天気ですが、過ごしやすいですね

 今週最後の金曜日、張り切って行きましょう


 さて、今日も、最近の話題についてお話したいと思います

 先日、テレビでも話題になったこのニュースをピックアップします


 「不倫」か「枕営業」か、判決波紋 探偵業界も衝撃


 東京・銀座のママと客の関係は、「不倫」ではなく「枕営業」である。

 東京地裁が出したこんな判決が波紋を呼んでいる。

 クラブで結ばれた男と女、それは不倫なのか、営業なのか? 線引きできるものなのか?

 銀座のクラブママが夫に「枕営業」 妻の賠償請求を棄却
 
 ママと男性客の社長が約7年間、繰り返し肉体関係をもったとして、男性の妻が「精神的苦痛を受けた」とママに慰謝料400万円を求めた裁判。

 始関正光裁判官が昨年4月に出した判決はこうだ。
 
 対価を得て大人の関係を持つのと同様に、ママは商売として応じたに過ぎない。

 だから、結婚生活の平和は害しておらず、妻が不快に感じても不法行為にならない。

 枕営業をする者が少なからずいることは「公知の事実」で、客が払う飲食代には枕営業の対価が間接的に含まれる。
 
 こうして、「不倫だ」との妻の訴えを退けた。
 
 「妻の立場をあまりにも軽んじる判決」「枕営業なら不法行為じゃないっておかしい」。

 判決が報じられると、ツイッター上に妻たちの怒りが飛び交った。
 
 男女の性的関係が不倫か営業か、区別を示した判例はあるのか。

 不倫訴訟に詳しい田村勇人弁護士は「直接争われた事例は聞いたことがない」。

 ただし、「既婚者と関係を持てば、遊びだったか愛情があったかを問わず配偶者に慰謝料を払う義務がある」とした1979年の最高裁判決以降、既婚者と知って関係を持てば賠償責任を負うとの考えは定着しているといい、ホステスに慰謝料の支払いを命じた判決もある。
 
 それだけに、今回の判決については「7年もの長期間の関係を『営業』と言い切る感覚は疑問だ。特異な判決として埋もれていくのでは」と指摘する。
 
 「探偵業界にとって衝撃の判決だ」と話すのは、大手探偵会社「MR」(東京都)の広報担当、橋本文良さん。

 同社は年間千件ほどの浮気調査をするが、水商売の女性が浮気相手というケースは全体の2~3割をしめる。

 配偶者の浮気の証拠を押さえて慰謝料請求につなげたいと調査依頼する人が多いが、「浮気相手が水商売だと慰謝料が取れないとなれば、依頼を見送る人もいるだろう。我々の仕事が減りかねない」。
 
 「枕を重ねる」「枕を交わす」など、日本では古くから、男女の関係を「枕」を使って表現してきた。
 
 大辞泉(小学館)は、枕営業の意味を「契約成立の交換条件として顧客と性的関係を結ぶこと」と説明する。
 
 銀座の「枕営業」は本当に「公知の事実」なのか。

 クラブ歴7年のホステス(32)は「客とそういう関係になる話を聞くこともある」。

 売り上げのノルマを課す店もあるといい、「人によっては、客を呼ぶ有効な手段なのかもしれない」。

 判決については、「7年でしょ。ママには恋愛感情があったと思う。なければ続かない」。

 判決は確定し、ママは慰謝料から逃れた。

 でも、「ママはもう銀座では生きていけないのでは。だとすれば慰謝料以上のものを失った」。
 
 銀座歴42年のママ(71)は「人間だから妻子がいてもお客さんを好きになることはある。でも『枕営業』と言われるのは心外」と話す。

 知性と会話で客を楽しませてこそ銀座のプロとの意識があるからだ。

 ただ、好きな客と一緒にいる時は「楽しいという感覚。だけど、どこかで『店に来てほしい』とも思っている」。

 だから、不倫か営業かの線引きは「ファジーです」。
 
 商品が時に、男女関係の暗喩になる枕業者。

 「枕工房 待夢(たいむ)」(東京・神楽坂)を営む岡田晃さん(55)は、人生の3分の1を占める睡眠時間を良質にしてほしいと毎日、枕を売る。

 「枕営業」と聞けば、あまりいい気はしない。「枕への敬意に欠けてますから」

 (朝日新聞より)



 と、言うニュースで、ワイドショーでも結構取り上げられていましたね

 なので、耳にした方も多いかと思います

 
 ボクは、このニュースを知った時、ドラマガリレオの福山雅治ではないですが、「実に面白いと、思いました

 何が面白いかと言うと、裁判官自らが〝枕営業〟という言葉を使用した事です

 それと、枕営業を〝公知の事実〟と認定した事です

 公知の事実とは、法律用語の一つで、「一定地域において、不特定多数人により知られ、または認められており、裁判所もそれを知っている事実」であると定義されています

 要するに、誰もが知っている事実、という事です


 と、言うことは、この定義に当てはめると、裁判所は〝枕営業〟と言う概念を知っているという事になります

 これってスゴイですよね

 判決の中でも、枕営業をする者が少なからずいることは「公知の事実」で、客が払う飲食代には枕営業の対価が間接的に含まれる。と、述べているように、客が払う飲食代には枕営業の対価が間接的に含まれると言うのは、結構踏み込んだ判決というか、現状を知っているなと思いました

 勿論、ホステスさんは、飲みに来たお客さんと、必ず枕営業をする訳ではありません

 パーセンテージは何とも言えませんが、そこまで多くはないと思いますが、ボクは少なからず居るとは思っています

 実際、銀座のホステスさんから聞いた話ですが、敢えてそういう役目を担う、〝特攻隊長〟と言う名のホステスさんが居るのだそうです

 ですから、枕営業自体は実際に存在するという事です

 まっ、こんな事は、敢えてボクが強調しなくても、皆さんご存知でしょう


 ただ、今回の事例を見てみると、果たして枕営業と言えるのでしょうか

 記事にも書いてあるように、7年間という長期に亘り、関係が続いていたという事実は、枕営業とはボクは言えないと思います

 明らかに、違う気持ちが入っていたものと、容易に推察できます

 だって、皆さんがホステスさんだとして、お客さんを獲得したいが為に、同じ相手と7年間も肉体関係を持って営業できますか

 まず出来ないと思うんですよね

 仮に、出来たとしたら、それは枕営業ではなく、単なるセックスフレンドとしてでしょう

 にも拘わらず、枕営業として認定してしまうのが、裁判所らしいところです

 と言うか、今回の判決はボクも特異だとは思います


 記事に登場するホステスさん達も、枕営業の存在は認めていますが、あからさまに枕だと言われるのには納得がいかいないようですね

 立場的に、あくまで他人事のように話すしかない心情も、十分理解出来ます

 ホントは、そんな事実は知っているし、あるいは過去に自分も経験はあるけれど、そこは言えないですからね

 ただ単に、銀座のホステスが、みんな枕営業をしているという、変な誤解を生むのを懸念しているのです

 
 でも、今回訴えを起こした被告の妻もスゴイですよね

 だって、訴えるということは、旦那とママが7年間も肉体関係を持っていた事を知っているという事です

 一体、どうやってその事実を知り、どういう経緯で訴えを起こそうと思ったんでしょうか

 皆さんが、この妻と同じ立場なら、同じような行動に移せますか

 その後、この夫婦は一体どうなったんでしょうかね

 ホント、この妻の思いは如何許りか…


 今回の判決のポイントは2つで、1つは裁判所が枕営業という概念を知っているという事、もう1つは7年間も続いた肉体関係を、枕営業と認定した事です

 いずれにしても、非常に珍しい判決でした

 今回の当事者である、旦那、妻、ママは、そろそろ梅雨が訪れる今日この頃、一体何を思いながら過ごしているのでしょうか…。


 さて、来週も、最近の話題をお話しする予定です

 それでは、良い週末を

 

 人気ブログランキングバナー


 


 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います)