日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

無期懲役囚〝生〟への執念。(3)



 こんにちは

 今日も過ごしやすい陽気ですね

 新しい一週間、張り切って過ごして行きましょう


 先週も、無期懲役囚〝生〟への執念の内容をお伝えしました

 いやはや、普段筋トレをしているボクも、驚愕の肉体美が登場し、衝撃を受けましたね

 いつ、終わりが来るか分からない(殆ど終わりが来ない)状況の中、その日の為にひたすら体を鍛える彼等には、我々では考えつかない執念があるのでしょうね


 さて、今日も引き続き、この話題をお話します

 番組では、更に無期懲役囚の現状に切り込んでいきます

 やはり、精神的に不安定になる人が多いそうです


 そして、仮釈放が、刑務所の秩序には欠かせないと言います

 この言葉の意味、分かりますか

 どういうことかと言うと、例えば、無期懲役に仮釈放がないとすると、一生刑務所から出れないワケですから、イチイチ刑務所側のルールなんて聞きませんよね

 だって、真面目に生活しようがしなかろうが、絶対に塀の外には出れないんですから、真面目に生活するなんて馬鹿らしいでしょう

 模範囚なんて、馬鹿らしくてやってられないでしょう

 そうすると、〝イチイチ看守の言うことなんて聞いてらんねぇ〟となり、全員ではないにせよ、一部の不満分子達が刑務所側に反乱を起こす可能性があるワケです

 それは大袈裟だとしても、平日毎日行う刑務作業に出なかったりして、刑務所の平和に重大な影響を及ぼす可能性があるワケです


 しかし、仮釈放があるから真面目に生活しろよ、となれば、もしかしたらシャバに出られるかも知れない、となり一縷の望みが出てきます

 そうすれば、模範囚として生活しよう、と自動的に思わせることが出来ます

 あくまでも、仮釈放の対象は、反省し、真面目に生活しているのが大前提だからです

 ですから、〝仮釈放〟と言う言葉は、刑務所側にとっては魔法の言葉なのです

 だって、この言葉があるからこそ、受刑者達は飼い主に従う犬のように、従順に言うことを聞くんですから

 
 一方、無期懲役囚達にとって、仮釈放と言う言葉は、かの有名な芥川龍之介の〝蜘蛛の糸〟のようなものでしょうか

 空から垂れてきた一本の糸が、自分を塀の外へと出してくれる…

 そんな思いが秘めていると思います

 小説では、自分だけが助かろうとして、その浅ましさから糸が切れてしまいましたが、無期懲役囚達も、恐らくカンダタと同じように、自分だけが助かれば(シャバに出れれば)イイと思っているでしょうね

 何故かと言うと、受刑者なんて表面的には〝皆さん(シャバに)出れれば良いですよね〟と言っておきながら、腹心では〝自分だけが助かればイイんだ。人の事なんてどうでもいい〟と、思っているからです(笑)

 だって、自分は出れなくてもいいから○○さんは出れればいい、なんて思う人は居ないでしょう(笑)

 なので、今も無期懲役囚達は、自分だけに垂れて来る〝蜘蛛の糸〟を待ち侘びているのです

 従って、仮釈放を無くすと、この蜘蛛の糸が絶対に垂れて来ないんですから、無期懲役囚にとっては希望を絶たれるという事です


 そう考えると、実に仮釈放と言う制度は、お互いにとって都合の良い言葉ですよね

 実は、結構前に、アメリカの終身刑を真似て、日本でも重無期刑と言う終身刑制度を導入しようと審議されたのですが、結局はその法案は通りませんでした

 試しに、重無期刑で検索したらウィキペディアに出てきたので、ちょっと引用したいと思います


 2003年に「死刑廃止を推進する議員連盟」によって、仮釈放のない重無期懲役刑および重無期禁錮刑を導入するとともに、死刑の執行を一定期間停止し、衆参両院に死刑制度調査会を設けることを趣旨とする「重無期刑の創設及び死刑制度調査会の設置等に関する法律案」が発表され、国会提出に向けた準備がなされたが、提出が断念された。

 しかし、2008年4月には同議連によって、再度「重無期刑の創設および死刑評決全員一致法案」が発表され、同5月には、同議連と死刑存続の立場から重無期刑の創設を目指す者とが共同して超党派の議員連盟「量刑制度を考える会」を立ち上げ、その創設に向けた準備を進めたが、国会議員の多数派の賛成は得られなかった



 ※メリットとデメリット
 

 重無期刑のメリットとしては、再犯防止を保証できること、刑事施設において生涯罪を償うことが保証されていることがある。
 
 デメリットとしては、受刑者が自暴自棄になり人格が崩壊しやすくなるおそれがあること、受刑者が「一生出られない」という理由で開き直り、従順さを失って強圧的になるため管理が困難になることが挙げられている。

 重無期刑をめぐっては、前述の効果を重視する立場の者から支持する意見が表明されている一方、死刑廃止派の一部から死刑と同様に人道上問題が大きいという意見が表明されているほか、死刑存置派の一部からも、「人を一生牢獄につなぐ刑は死刑よりも残虐な刑である」といった意見や、刑務所の秩序維持や収容費用といった面から、その現実性を疑問視する意見が表明されている。

 受刑者が自暴自棄になり人格が破壊されるという主張について、仮釈放の可能性がある無期刑や30年の有期刑においても起こる可能性があり、重無期刑の場合のみこの点を殊更強調することは必ずしも適切ではないという見方もある



 と、言うような意見があります

 確かに、被害者側からすれば、一生刑務所から出すな、と思うのは至極当然です

 しかし、刑務所側としては、それだと刑務所の秩序が保たれるか不安が残ると言う気持ちも、非常に良く分かります

 ですから、現状の日本では、重無期刑の導入は非常に厳しいと思います


 ともかく、仮釈放は、無期懲役囚にとっては一本の蜘蛛の糸なのです


 今日は、この辺までにして、明日もこの内容をお伝えする予定です



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