日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

ホントに良かった無罪判決!!!



 こんにちは

 今日も、長閑な陽気ですね

 今週最後の金曜日、張り切って行きましょう


 昨日は、先日話題になった、殺人と放火事件の無罪判決を傍聴したお話でした

 とにかくもう、余りにも不意打ちだったので、ビックリし過ぎて大変興奮しました


 さて、今日も、最近の無罪判決についてお話します

 最近も何も、昨日かなりニュースになっていたので、ご存知の方も多いかと思いますが、美濃加茂市長の収賄事件で、見事無罪判決が下されたのです



 美濃加茂市長に無罪判決 贈収賄事件で、名古屋地裁


 岐阜県美濃加茂市への浄水設備設置をめぐる贈収賄事件で、事前収賄などの罪に問われた市長の藤井浩人被告(30)に対し、名古屋地裁(鵜飼祐充裁判長)は5日、「贈賄を認めた業者は、現金授受に関して事実を語ったか疑問だ」として、無罪(求刑懲役1年6カ月、追徴金30万円)の判決を言い渡した。

 「全国最年少市長」と話題になった藤井市長は、市議だった2013年3~4月、設備会社社長の中林正善受刑者(44)=贈賄罪や金融機関への詐欺罪で実刑判決が確定=から浄水設備導入に向けて職員に働きかけるよう依頼を受け、見返りに2度にわたって現金計30万円を受け取ったとして、起訴されていた。

 公判では、「市長に現金を渡した」などと認めた中林社長の証言の信用性が争われた。

 検察側は、中林社長の金融機関の出入金記録や、2人がやりとりしたメールの存在を指摘。
 中林社長の証言と一致すると主張していた。

 一方、藤井市長は「現金を受け取った事実は一切ない」と無罪を主張していた。

 判決は、1回目の現金授受に関する中林社長の捜査段階での供述の変遷を取り上げ、「強く印象に残るべきことなのに、不自然と言わざるを得ない」とした。
 さらに中林社長が捜査段階で2回目の現金授受を先行して自白し、公判で「1回目のことはよく覚えていなかった」と述べた点について、「賄賂を渡すのは非日常。渡したのなら記憶があったはずだ」と疑問を呈した。

 また、検察側が証言の支えとした出入金記録については、「賄賂の原資になりうるとしても授受を裏付けるわけではない」と指摘。
 中林社長が「なんでも遠慮なくご相談下さい」と送ったメールは、「さまざまな解釈ができる」と分析。
 賄賂の存在を示すとする検察側の見方を否定した。

 一方、藤井市長の弁護団が主張していた「供述の誘導」について、鵜飼裁判長は「捜査側と取引をした事実はうかがえない」と判断。
 中林社長が「虚偽」の説明をした背景として、当時、多額の詐欺事件の捜査が進められていたことを挙げ、「なるべく軽い処分になるよう、別の重大事件に目を向けさせようと考えた可能性がある」と指摘した。

 贈賄罪や金融機関への詐欺罪に問われた中林社長は別の裁判長が審理した。

 今年1月に懲役4年の実刑判決が言い渡され、すでに確定している。

 鵜飼裁判長は最後に「市政に尽力されることを期待します。頑張って下さい」と藤井市長に語りかけた。

 藤井市長は閉廷後に会見し、「主張してきたことが認められ、感謝したい。多くの方に支えられ、無罪を勝ち取れたことをうれしく思う」と話した。


 名古屋地検の大図明次席検事は判決後、取材に応じ、「供述だけでなく、資金の流れやメールなどの証拠があった」と述べ、立証は尽くしていたとの見解を示した。
 判決が、1回目の現金授受に関する中林正善社長の捜査段階の供述のあいまいさを指摘したことに質問が及ぶと、「人の記憶だから、詳細まで覚えているとは限らないと考えている」と答えた。
 今後、判決内容を検討し、上級庁と協議して対応するという。
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 (朝日新聞より抜粋)




 


 
 と言う事件で、マスコミも大々的に取り上げていました


 ボクは、この事件は逮捕当初から注目していて、判決の行方が大変気になっていました

 年末に書いた、2014年を振り返る記事でも、この事件は気になっていると書きました

 距離的に行けるなら、是非とも傍聴に行きたかったのですが、流石に名古屋地裁までは行けませんでした…

 そして、昨日ついにその判決が出て、見事に市長に無罪判決が下されました


 この事件、再三マスコミでも報じられていますが、お金を贈った側は有罪で、貰ったとされる側は無罪というアンバランスな結果となりました

 中林受刑者と、藤井市長の裁判は、別の裁判長が審理しました

 ですので、判断が分かれるのは当然と言えば当然です

 それに、起訴事実を認めている被告人の場合は、争点は量刑だけですので、罪となるべき事実については起訴状をなぞるだけなので、そのまま検察の筋書きを認めただけなのです

 だから、市長にお金を贈ったと認定されたのです

 だって、自らお金を贈ったと供述しているのに、それは嘘だ、何て言うはずがないじゃないですか

 裁判所は、特に認めている事件には、余計な首は突っ込まないのです


 一方の市長ですが、逮捕当初から一貫して否認していました

 ですから、最大の争点は、お金の授受があったのかどうか、つまり、中林受刑者の証言の信用性なのです

 このパターンは、ボクの事件と非常に良く似ています

 ボクも、同じく共犯者とされる人間の供述の信用性が、最大の争点でした

 結果、証言の信用性を否定して、ボクは逆転無罪となったワケですが、この共犯者とされる人間は、現行犯逮捕されているので、有罪は確定していました

 正に、今回の事件と同じで、片方は有罪でもう片方は無罪という結果です


 今回の事件は、現金を渡したとされる場面の証言が一番重要なのですが、中林受刑者は誰も居ない時に渡した、と供述しながら、同席者は一歩もその場から離れて居ない、と供述しました

 この供述が、無罪に大きく影響したとボクは考えます

 この同席者の供述について、検察は、〝一年半前のことだから記憶が薄れているから信用出来ない〟と、反論したそうです

 ホントアホですね

 そう主張するのなら、中林受刑者の供述も、同じく一年半経っているんだから信用出来ない、となるでしょう

 なのに、自分達の都合の悪いことは一切無視して、屁理屈をこじつけて反論するのです

 まっ、そう言うしかないのでしょうけどね


 それと、判決では、中林受刑者の供述の変遷を指摘してましたが、これもボクの事件と全く同じでした

 と言うのは、やはり事実ではなく〝創作〟は、実際にはなかった事なので、何度も話しているとブレて来るのです

 要は、作り話という嘘だからです

 ホントに実体験したのなら、それも、賄賂を渡すと言う非日常の体験をしたのなら、その供述は首尾一貫していて然るべきでしょう

 皆さんも、賄賂とは言わないけれど、何か滅多に起こらない事が起きた時は、その時の記憶は鮮明に覚えているでしょう

 例えば、本屋さんで、偶然同じ本を取ろうとしたら手が触れ合って、それをキッカケにカフェに行った、とかとか(笑)

 そういう非日常をたホントに体験したのなら、その時の供述がコロコロと変遷するのは、ホントは実体験していないからだと言っているのです

 
 ボクの事件も、共犯者とされる人間が、作り話をしているが故に、供述がコロコロ変わっていたのです

 ボクは、〝ホントに体験しているのなら、そんな変遷は有り得ない。変遷しているのは、何より作り話をしているからだ〟と、主張して、控訴審ではその主張が全面的に認められたのです

 なので、今回の事件を振り返ると、つくづくボクの事件と酷似しているなと思ったのです

 勿論、罪種は違いますが、共犯者の証言が立証の柱という構図が、全く一緒なのです

 なので、同じ無罪判決でも、妙な親近感を覚えるのです



 それに、この全国最年少市長を見て下さい

 実に爽やかな好青年で、ボクとはまるで正反対です

 同じ無罪経験者でも、市長の場合は当然だよね、という反応でしょうが、ボクの場合はホントかよ、という反応です(笑)

 こんな、爽やかイケメン市長が、たかが30万の為に、賄賂を受け取ると思いますか

 勿論、人は見かけによらず、とは言いますが、この市長はそんなことはしないでしょう


 一方、警察や検察は、相当猛省した方がいいと思います

 恐らく、現役の市長、それも全国最年少市長の不正を摘発すれば、社会的にも注目され、県警や検察の株も上がると考えたのでしょう

 だから、中林受刑者の供述を過信し、都合よく捉えて、事件の筋書きを作ったのでしょう

 結局は、そんなモノは砂上の楼閣なので、見事に崩れた結果となりました

 ホント、ざま~みろです


 今後の展開としては、検察は控訴すると思うので、まだ無罪は確定しません

 しかし、控訴しても、逆転有罪の可能性は低いとは思います

 まっ、控訴する以上、少ない確率とは言え、逆転有罪の可能性は残りますが、有罪だと思っているのは手柄を立てたい検察のバカだけで、世論は全員一致で無罪だと思ってますよ

 でも、控訴する以上は、その行方は気になるところですね


 ともかく、藤井市長に無罪判決が出て、ホントにホントに良かったと思います

 心より祝福致します


 さて、来週も、最近あった無罪判決についてお話する予定です

 それでは、よい週末を

 

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