日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

裁判員Q&Aを読んでみて (4)



 こんにちは

 今日は、何だかスッキリしない天気ですね

 二月最後の一週間、張り切って行きましょう

 
 先週も、裁判員Q&Aを読んでみての見解をお話しました

 先週は、裁判員に選ばれてからについての項目でした

 裁判員に選ばれると、交通費が支給されたり、日当が出たりと、裁判員になったことでの補償等についてのお話でした


 さて、今日は、裁判員Q&Aの最後の項目である〝実際の裁判では〟についてです


 この項目では、実際に裁判員裁判はどのような流れで進行していくのかを解説していました


 やはり、通常の裁判との違いは、公判前整理手続きで予め争点を絞るのと、裁判官と裁判員で判決について評議する点ですね

 公判前整理手続きは、審理のスピード化の為に導入されたもので、これはこれでボクは賛成です

 ただ、これはあくまでも被告人が罪を認めている場合に限り、否認している場合には慎重を期す必要があります

 何故なら、余り証拠を絞ってしまうと、反証が出来ないからです

 ですので、否認事件に関しては、証拠を絞り過ぎないように注意しないといけません


 そして、法廷では、裁判員は何をするのかと言う点ですが、実際に裁判に参加しますが、ボクが見る限りはこれと言って積極的に何かするわけではなく、形式上座っているだけという感じでした

 まっ、進行は全て裁判長が指揮を執るので、裁判員が何かすることはないです

 Q&Aにも、検察官や弁護人、証人や被告人の話をしっかりと聞き、と書いてありますが、ホントその通りだと思います

 裁判員にも理解出来るように、言葉の使い方も通常の裁判より、分かりやすい言葉を使っています

 ですから、ただ座っているだけと言っても、集中していないと事件の詳細は分かりませんから、それはそれは大変だと思います


 そして、この項目で一番重要な点である、評議についてですが、これには色々と賛否両論あるでしょう

 特に、意見が分かれた時には、多数決で判決を決めるのですが、その際の方法にボクは疑問があるのです

 それは、多数決と言っておきながら、裁判官の一票には重みがあるからです

 以前もお話しましたが、多数決でも裁判官の意見が含まれていないとダメなので、裁判官の一票は裁判員の一票よりも遥かに重いのです

 これでは、多数決の意味があるのかなと思います

 
 確かに、裁判員は法律の素人ですから、職業裁判官よりもその辺の知識はないのは当然です

 だからと言って、多数決の際に、一票の重みが裁判官と違うと言うのは、裁判官の意見と同じ意味を持っていると言うことと矛盾しませんか

 なので、これは議論の余地アリだと思うのです


 また、評議に関してもう一点意見があるのですが、Q&Aには記載はないですが、例えば有罪と無罪に評議が分かれ、その結果有罪の判決になったとします

 そうすると、無罪に一票投じた裁判員も、有罪の量刑判断に参加しないといけないのです

 これって、非常に酷じゃないでしょうか

 だって、無罪だと思っているのに、何年の懲役に科すかを決めるのはおかしいじゃないですか

 無罪だと思いながら、懲役何年にするかを決めるなんて、完璧に不条理、不合理じゃないですか


 しかも、法律上は、裁判員は評議の際に、意見を言わないといけないとなっています

 そうした時、自分は無罪だと思っているのに、〝懲役何年が妥当だと思いますかと、意見を求められて、何て答えればいいんでしょうか

 当然ながら、無罪だと思っているんですから、軽めの懲役を言うに決まってるじゃないですか

 これこそ、裁判員に心理的負担を科す典型的な例だと思います

 従って、無罪意見を述べた裁判員は、有罪の場合の量刑判断には参加させない方がいいのです

 皆さんも、そう思いませんか


 それから、自分が担当している事件についての情報を、ニュースや新聞で見聞きしてもいいかと言う点ですが、仮にダメだと言っても、これだけ便利な世の中で、情報に触れない方が難しいのではないでしょうか

 ですから、そこは規制出来ませんし、したとしても形骸化するだけでしょう

 あくまでも、判決においては、証拠によって決めてくれとの事ですが、そんなのは実に当たり前で、報道よりも裁判上の証拠の方が、遥かに詳細だからです

 なので、裁判員は、マスコミの報道を、判決の基準にはしないと思います

 まっ、こればかりは、人の心の中なので実際は分かりませんが

 
 それと、どこまで他人に話してイイのかと言う点ですが、Q&Aにあるように、法廷で見聞きしたことや裁判員を務めた感想はOKとなっていますが、これはその通りだと思います

 ただ、自分の近い人には、ついつい話してしまうと思うんですよね(笑)

 だって、法廷で見聞きしたことよりも、その舞台裏を知りたいのが人間の〝サガ〟じゃないですか

 ボクなら、メチャメチャ聞いてみたいですもん

 それに、ずっと監視されている訳ではないですから、何を言ったとか調べようがないと思うのですが…

 でも、裁判所としても、きちんとその辺の事を言っておかないと、示しがつかないのも分かります


 
 今回、裁判員Q&Aを読んでみて、知らないことも多数知ることが出来て、大変勉強になりました

 まだまだ、議論の余地はありますが、裁判員裁判自体は賛成です

 今後、もっともっと良くなっていくことを期待しています


 最後に、本来なら見ることが出来なかった、裁判員候補者通知を提供してくれた、チームメイトのX君には、大変感謝しております

 この場を借りて、御礼申し上げます


 さて、明日は、先日傍聴した裁判員裁判についてお話する予定です



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