日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

先日傍聴した裁判員裁判。



 こんにちは

 今日は、雨が上がり過ごしやすいですね

 今週最後の金曜日、張り切って飲みに行きましょう(笑)


 今日は、先日栩内香澄美選手の判決を傍聴に行った際に覗いた、強制わいせつ事件の裁判員裁判についてお話します

 
 ボクは、当日栩内選手の傍聴券抽選の締切時間よりも大分前に、東京地裁に到着しました

 これは、抽選時間までに、観たい裁判があった為ですが、いざ東京地裁に着いて開廷表を見ると、目的の裁判の記載が無かったのです

 と、言うことは、この日に裁判は開かれていないと言うことですから、もうどうしようもありません

 
 そこで、仕方なく時間を潰す為に、何か面白そうな事件はないかなと思い、開廷表をペラペラ捲ると〝んっと、ボクの琴線に触れる事件が二つ目に留まりました

 その事件とは、二つとも裁判員裁判の事件で、一つは殺人未遂で、もう一つが強制わいせつの事件でした

 この二つの事件とも、傍聴券は交付されていなかったので、法廷が満席でなければ傍聴出来ます

 ボクは、それぞれの法廷を頭に入れ、エレベーターへ乗り込みました


 まずは、715号法廷で開かれていた、強制わいせつ、強制わいせつ致傷等の事件

 傍聴人入口の小窓を開けると、席は結構空いていたので、そのままドアを開けて法廷内へ

 すると、何故か裁判員や傍聴人が、ボクの方をジロっと見て来ました(笑)

 全員ではないですが、かなりの人達の視線を感じました

 これ、〝傍聴あるある〟なんですが、裁判中は、出入りする傍聴人が気になるんです

 ボクは、全然気にならないのですが、気になる人は毎回ドアが開閉される度に、キョロキョロするんです

 その一貫からか、ボクもジロっと見られたようです(;一_一)


 ボクは、ドアから一番近い席に陣取り、レポート用紙とボールペンを取り出し、裁判の模様に集中しました

 
 ここで、お馴染みの〝スタメン〟を発表したいと思います

 傍聴席から見て、左側に陣取るのは被告人及び弁護人で、被告人はスーツに黒縁メガネ、角刈りで小太りの30代の冴えない男性のワントップ

 その彼を、〝ディフェンス〟する弁護人は、男性二人のダブルボランチ

 続いて、傍聴席から見て右手が、被告人を強制わいせつの罪などで攻める検察官席で、男性二人の女性一人の〝スリートップ〟

 スリートップなのを観ると、検察はかなり攻撃的布陣を敷いているのが分かります

 最後に、この〝試合〟をジャッジする、レフェリーこと裁判官は、女性の裁判長を筆頭に左右男性の裁判官

 そして、〝市民の審判〟こと裁判員は、正面左から女性、女性、男性、間に裁判官三人が挟み、女性、女性、男性、と4対2で女性の比率が多い布陣です

 これは、性犯罪と言う事案においては、被告人にとってはかなり不利にジャッジされそうな予感です

 特に、裁判長が女性なのは、被告人にとって有利に働くことは皆無でしょう

 この布陣で、法廷の柵の向こう側の〝ピッチ〟で、熱い試合が繰り広げられています


 さて、ボクが法廷に入ると、試合は検察官が被害状況を朗読している所でした

 具体的には、被害者の供述調書の要旨を読み上げていました
 
 その内容は、平成26年4月、東京都板橋区下赤塚の路上で、夜11時頃に帰宅中の被害者が、突然被告人に襲われ、手で口を塞がれ、スカートの中に手を入れられ、陰部を何度も触られたと言うものです

 その際、抵抗しようと揉み合いになり、軽い怪我を負ったという、強制わいせつ致傷の事件でした

 
 この時、検察官がプライバシー保護の為、被害者をアルファベットで呼称していて、その文字が〝D〟だったので、ボクは瞬時に〝こいつ4件もやってるな〟と、思いました

 何故、4件やってるのが分かったのかと言うと、こういう時は、アルファベットのAから始まるからです

 ですから、Dはアルファベットの四番目ですから、少なくとも4件の事件を起こしているなと思ったのです

 案の定、その後の検察官の話を聞いていると、この被告人は4件もの事件で起訴されているとの事でした

 その4番目の事件の概要を、検察官が説明している所だったのです


 前述の通り、被害状況の説明は、被害者の供述調書を読み上げているので、それはそれは生々しかったです

 生々しいとは、被害者が帰宅している時の状況、被告人の存在に気付き恐怖を覚えたこと、突然襲われ何が起こったのかパニックになったこと等、それはそれはとても創作とは思えないリアリティでした

 実際に被害に遭ったのですから、リアリティがあって当然なのですが、やはりフィクションはノンフィクションには到底敵わないという事です

 ホント、生の体験は、何よりも勝る説得力があります


 ボクが、被害状況を聞いて一番印象に残ったのが、

 
 『何で、何も悪いことをしていない私が、こんな目に遭わないといけないのでしょうか。今も私は、男性とすれ違うだけでビクッとしてしまいます。仕事の帰り道も、毎日親に迎えに来てもらっています。』


 と、言う供述で、ホントその通りだよなと思います

 何の落ち度もない被害者が、何故こんな仕打ちを受けないといけないのか

 こういう不条理さのしこりが、被害者には永遠に付き纏うのです

 被害者は、事件後もその後遺症が残るのです

 事件に遭ったお陰で、生活は一変してしまうのです

 ホントに可哀想としか言いようがありません


 一方、加害者である被告人は、このような事件を多数起こし、一体何がしたかったのでしょうか

 これだけ、同様の事件を繰り返しているとなると、完璧な性癖としか言いようがありません

 だって、被害者の供述によれば、事件当日の被害者の服装は、ワンピースの下にグレーのスパッツを穿いていたと言うのです

 つまり、過度な露出をしていたが為に、被告人に性的興奮を喚起した訳ではないと言うことです

 ボクからすると、決して派手ではなく、むしろ地味な服装に感じるので、それでいて何で性的興奮を覚えるのかが分かりません

 例えば、超ミニスカートからスラリと美脚が伸びていたとかなら、まだ分からなくもないです

 だからと言って、襲うことが正当化される訳ではありませんよ

 なのに、何で襲うのかが分かりません


 普通は、ここで言う普通とは、まともな理性を持った男性という意味ですが、仮に100歩譲って、目の前に極めてセクシーな女性が歩いていたとしても、襲わないでしょう

 〝いい女だな〟、と思っても、抱きつきはしないでしょう

 例え、抱きつきたいと思っても(笑)

 そこをセーブする為に、人間の脳は大脳が発達し、理性というものでその衝動を抑えるのです

 しかし、性犯罪の被告人は、この理性のタガが簡単に外れてしまうのでしょう

 むしろ、理性という概念が無いのでしょう

 その後の被害者の苦しみ、あるいは、自分が捕まり刑務所に行くかもしれないと言うリスクを考えずに、その時だけの感情で行動してしまうので、抑えが効かないのです

 仮に考えたとしても、その時の性的興奮が、それを上回ってしまうのだと思います

 これは、完全な病気ですよね

 被害者の苦しみを考えると、犯罪の中で一番卑劣かつ悪辣だと思います


 裁判は、検察が被害者Dの証拠請求を終えた所で休憩となったので、ボクは法廷を後にしました
 
 その後、殺人未遂の裁判員裁判を観に行ったのですが、その裁判も傍聴してすぐに休憩となってしまい、法廷を後にしました

 この法廷は、先程の裁判員裁判よりも、傍聴人は多かったですね

 そして、少し時間が早かったのですが、ボクは傍聴整理券の抽選に並びました


 改めて、今日の裁判員裁判を観て感じたのが、やはり様々な事件は、我々の知らない所で沢山起きているのだなと思いました

 ネットや、テレビのニュースの事件だけが全てではなく、もっともっと水面下では、沢山の様々な事件が起きているんですよね

 それを確認する場が、裁判なのかも知れません

 尤も、不起訴や罰金で終結した事件も多数あるので、裁判だけが刑事事件の全てではないのですが

 ボクは、冤罪コンサルトとして、こう言った事件もあったんだと伝えることも、自分への使命だと感じました


 そんなことを思う、久し振りの裁判員裁判の傍聴でした

 また、何か傍聴した際は、必ずお伝えします


 さて、来週は、逆転無罪が裁判員に選ばれた、と言う内容をお話する予定です


 それでは、良い週末を


 
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