日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

疑わしい逆転無罪。



 おはようございます

 今日は、北風が強いですね

 今週最後の金曜日、張り切って行きましょう


 昨日は、Xさんとカレッシーの最近の動向についてお話しました

 ホント、彼女の行動には首を傾げるばかりですが、ボクの人生ではないのでどうでもイイでしょう

 くれぐれも、シャブで三回目の逮捕が無い事を、一時的に関わりがあったモノとして祈るばかりです


 さて、今日は、当初の予定を変更してお話します

 内容変更は、毎度の事なので、どうかお許し下さい


 先日の5日、突然下記のニュースが飛び込んで来ました


 5日午前8時40分ごろ、大阪市北区兎我野町のビル一室で、職業不詳の女性(38)が胸を刃物で刺され、大阪府警曽根崎署は殺人未遂の疑いで、同市西成区萩之茶屋、無職中勝美容疑者(66)を現行犯逮捕した。

 中容疑者は2008年に起きた京都府舞鶴市の女子高生殺害事件で、殺人などの罪に問われたが、今年、最高裁で無罪判決が確定した。

 府警によると、女性の胸などを何度も突き刺した疑いがある。女性は搬送された際に意識があったが、治療を受けており詳しい容体は不明という。
 
 現場は、JR大阪駅から徒歩10分の歓楽街、兎我野町。
 古くから営業している雑居ビルの2階で5日午前8時半すぎ、38歳の女性が血まみれの状態で倒れていた。
 被害者の女性は刃渡り10cmのナイフで顔や首など11カ所を刺され、全治1カ月以上の重傷。
 今は意識を失っているが、それは麻酔によるもので、容体は快方に向かっている。
 通報を受けて駆け付けた警察官は「ナイフを捨てろ」と呼び掛けるも、中勝美容疑者は応じなかったため、ナイフをはたき落とし、現行犯逮捕となった。
 殺人未遂の容疑で逮捕された中容疑者は「ママの上半身を数回刺した」 と認めている。

 無罪判決を受けた中容疑者だが、西成区のアパートで一人暮らしをしていて、先月に生活保護の申請をしていた。
 同じアパートに住む人に対して「金がないから食費を貸してくれ」といったような様子を近所の人が目撃していた。
 また、中容疑者は取り調べに対し、「被害女性のもとで以前、働いていた。過去に金銭トラブルがあった」と話しているということ。
 正当防衛を主張している中容疑者ですが、警察は、中容疑者が犯行の際に女性を追い掛けていたという情報もつかんでいる。
 強い殺意があったとみて、トラブルの経緯を調べている。

 
 (TV朝日ニュースより)


 と、言うニュースが飛び込んで来て、ボクは舞鶴の女子高生殺害事件で逆転無罪になったのを、丁度〝小菅ヒルズ〟の独房で知りました

 当時、ボクも逆転無罪になる為に、必死こいてもがいていた最中だったので、この逆転無罪判決には大変勇気付けられました

 〝ボクも、同じように逆転無罪になってくれ~〟と…。

 これは、被告人を体験し、それも全面戦争している人しか分からない感覚なのですが、他の人の裁判が自分には一切関係ないのに、非常に気になるのです

 〝ボクも、同じような事実認定をしてくれ~〟と、ついついリンクさせてしまうのです

 こうして、独房で一人、自分自身を鼓舞していたのです

 ホント、今では大変懐かしい思い出です(笑)

 こんな風に言えるのも、逆転無罪になったからこそです


 しかも、この時の大阪高裁の事実認定というのは、当時最高裁判所が示した、状況証拠による事実認定をまんま踏襲したものだったのです

 それは、

 『状況証拠によって認められる間接事実中に、被告人が犯人でないとしたならば合理的に説明することができない(あるいは、少なくとも説明が極めて困難である)事実関係が含まれていることを要するというべきである』

 と、ちょっとマニアックになってしまうのですが、この判断を舞鶴の事件にも適用したのです

 ボクは、この判例を本で知っていたので、尚更〝スゲ~〟と、思ったのでした


 では、舞鶴女子高生殺害事件とは、どんなものだったのかを振り返ります

 
 2008年5月6日、女子高生(当時15歳)が夜午後10時以降に自宅を出た後、翌5月7日午前0時50分頃友人に「国道沿いのドラッグストア付近にいる」と携帯電話で話し、その直後に東京に住む兄に携帯メールを送信したのを最後に行方が途絶えた。
 同日午前9時頃に女子高生が家に帰らないため、女子高生の家族が捜索願を出す。
 翌5月8日午前8時45分頃に雑木林で女子高生は遺体として発見された。
 死因は失血死で死亡時刻は5月7日未明とされる。
 バールのようなもので女子高生の顔や頭など数回殴って殺害した上、遺体に土や枯れ葉をかけて隠していた。

 発生当初の5月、捜査機関は交友関係を調べれば犯人に結びつくとして、犯人特定に楽観的な見方もあったが、捜査は難航する。
 女子高生に周辺とのトラブルは無く、事件の直前に掛けていた携帯電話の通話やメールからも犯人には結びつかなかった。

 一方で、5月7日未明に女子高生と黒い服を着て自転車を押す男性が一緒に現場に向かう府道を歩いているのが複数の防犯カメラの記録に残っていた。
 聞き込みを続けた結果、8月に現場近くに住む男性(事件当時59歳)が容疑者として浮上。
 この男は5月6日夜から7日未明に市内の飲食店二店を自転車で訪れ、帰途のコースと時間帯が女子高生が通過したものと重なり、男性は防犯カメラに映った「自転車の男」と体格で同一人物とみて矛盾しないとの鑑定結果も出て、さらに男性は当日は黒い服を着ていたことも判明した。

 2009年4月7日、男性は殺人事件による殺人罪と死体遺棄罪で逮捕。身柄を山科警察署に移されて取り調べを受け、4月29日、殺人罪と強制わいせつ致死罪で起訴。
 同日京都拘置所に移送された。
 5月21日から始まる裁判員制度を目前にしての起訴であった。

 2010年12月21日、23回の公判前整理手続を経た上で、初公判が京都地裁(笹野明義裁判長)で開かれた。
 状況証拠の積み重ねだけで、直接の物証がない事件としても注目が集まった。

 10回にわたる公判で以下のことが主な争点となった。

 ・事件直前、被疑者と被害者が一緒にいたとする目撃者2人の証言は信用できるか否か
 ・事件直前、防犯カメラに映っていた、自転車を押しながら被害者と一緒に歩く男は被疑者か否か
 ・被疑者が聴取において他人真犯人説主張の際に行ったとされる被害者遺留品の特徴の供述は、事件当時に現場にいたことを示す「秘密の暴露」か警察の誘導か

 2012年12月12日、大阪高裁(川合昌幸裁判長)は京都地裁の無期懲役判決を破棄し、逆転無罪の判決をした。
 男性は同日釈放された。
 12月25日、検察側が上告したが、最高裁第一小法廷(横田尤孝裁判長)は、2014年7月10日までに検察側の上告を棄却する決定をした。
 これにより無罪が確定した。


 (ウィキペデイアより)


 この中に出てくる〝男〟と言うのが、中勝美です

 ボクは、この経歴しか知らなかったので、逆転無罪になってホントに良かったな、と思っていたんです

 ところが、逮捕から何日かすると、中勝美のとんでもない過去が明らかになったのです

 それがこちらです


 1973年(25歳) 滋賀県草津市内で交際相手の女性と、その兄を出刃包丁で刺殺。更に近くの民家で住人を人質に取り篭城。
 殺人罪で懲役16年。12年で仮釈放。

 1991年(43歳) 京都府舞鶴市内で21歳の女性を強姦目的で暴行。
 強姦未遂罪、傷害罪で懲役6年。満期。

 2001年(53歳) 京都府舞鶴市、志楽川で18歳の女子高生が刃物で首を数箇所切られ遺体で見つかる。
 未解決事件。

 2008年(60歳) 京都府舞鶴市内で強姦目的に16歳の女子高生を撲殺(舞鶴事件)。

 2008年(60歳) 京都府舞鶴市内で女性下着とさい銭を盗み逮捕。
 窃盗罪で懲役1年。

 2009年4月(61歳)殺人罪と死体遺棄罪で逮捕。 殺人罪と強制わいせつ致死罪で起訴。
 
 2011年5月(63歳)一審京都地裁は、目撃情報等から無期懲役の判決。

 2012年12月(64歳)二審大阪高裁は、犯人であることを認定するに足る証拠はないとして、逆転無罪判決。検察が控訴。

 2013年5月(65歳) 大阪市西成区のコンビニでアダルト雑誌を万引き。
 窃盗罪で懲役1年2月。

 2014年7月(66歳)最高裁が上告棄却。無罪確定。

 2014年9月末(66歳)出所。

 2014年(66歳) 大阪市北区の雑居ビルで38歳女性の顔、胸など約10カ所を刺し重症を負わす。
 殺人未遂容疑で現行犯逮捕。



 と、言うとんでもないジイさんだったのです

 ホント、犯罪のエレクトリカルパレード

 過去には、人を殺したりと、シャバとムショを行き来する、正に〝懲役太郎〟だったのです


 しかも、見てお分かりのとおり、逆転無罪で見事シャバに出られたのに、万引きで捕まり懲役に行くんですから相当なアホです

 ですから、舞鶴事件の無罪が確定した時は、別の窃盗事件で服役中っだったのです

 これは、極めて珍しいパターンですよ

 
 そして、シャバに出て来て一ヶ月ちょっとで、今回の事件を起こしたのです

 全く、理解出来ませんよね

 こうして、中勝美の経歴犯歴を見ると、もう本能のままにカッとなって突き進むように見えますよね

 何て言うんでしょうか、大脳の発達が遅れて理性が無いというか…

 
 こうして見ると、舞鶴の女子高生殺害事件も、中勝美がやったんじゃないかと思いますよね

 恐らく、全国の人がそう思っているでしょう

 ボクもそう思っています


 ただ、ホント不条理と言うか理不尽なのですが、もう舞鶴女子高生殺害事件について、中勝美は一切お咎めなしなのです

 これを、法律用語で〝一事不再理〟と言い、確定した判決に対して、二度と蒸し返さないと言う原則があるのです

 ですから、今回事件を起こしたんだから、舞鶴の事件もホントはお前がやったんだろ、と言うのはダメなのです

 仮に、そこで〝実は、自分がやりました〟と、言っても、一事不再理の原則があるので、新たに罰せられることはありません


 また、前回も似たような事件を起こしているからと言って、今回の事件の裁判に組み入れることも出来ません

 あくまでも、今回の事件は今回の事件単体で審理されるのです

 とは言っても、裁く方も人間ですから、刑事訴訟法上〝予断を挟んではいけない〟と、なってはいても、これだけ犯罪のエレクトリカルパレードな人間に、予断を挟むなと言う方が無理な話でしょう(笑)


 それから、〝被害者が殴って来たから正当防衛だ〟と、供述しているようですが、こんな主張は絶対に通らないでしょう

 正当防衛にしては、ぶっ刺し過ぎでしょう

 しかも、一部報道によれば、被害者の頬を貫通していたと言うんですから、相当な殺意がなければこんな結果には至らないでしょう

 ですから、中容疑者の言い分は通らないので、今回は無罪は到底無理でしょう


 ただ、今回の事件で無期懲役は無理ですから、遅かれ早かれこのジイさんは野に放たれる事になります

 ホント、恐ろしい限りですが、こればかりはどうしようもありません


 以上、冤罪のヒーローが、実は犯罪のエレクトリカルパレードだったと言うお話でした

 
 来週は、今日お伝えしようと思った、判決〝月〟命日についてお話しする予定です

 
 それでは、良い週末を

 

 
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