日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

仮釈放(1)


 おはようございます

 今日も、パッとしない天気ですね


 さて、今日は彼女の話の続きです

 だんだんと、このカテゴリでのお話も終わりが近付いています

 話は、仮釈放に及びました

 仮釈放という事は、出所が近付いているという事ですから


 
 内 『仮釈放について訊きたいんだけど、仮釈放にはなったんだよね

 X 『なったよ。』

 内 『仮釈放って、どういう流れでなるの

 X 『え~とね、まず就業支援の案内が来たから、それが仮釈放の合図だったんだよね。』

 内 『あっ、直接仮釈放の対象になったよと言われる訳ではないけれど、その案内が仮釈放のシグナルなんだ

 X 『そうそうそう。』

 内 『それは何でそうなるの

 X 『それが来たという事は、シャバへ近付いたという事じゃん。』

 内 『なるほどね。それは、何の前触れもなく突然届くんだ

 X 『そうなの。その時、私と同じ部屋のおばちゃんも同時に呼ばれてさ。もうそろそろ出れるね、って言ってたの。』

 内 『なるほどなるほど。その就業支援の案内には、シャバに出たらこういう仕事があるよ、みたいな具体的な事が書いてあるの

 X 『そういう事は書いてないよ。』

 内 『ただ、シャバに出てからの事が書いてあるから、これは仮釈放へと近付いていると勝手に思ったんだ

 X 『そうそうそう。』

 内 『じゃあ、流れて的には、就業案内→仮面接→本面接→仮釈放って流れなの

 X 『そうそう。』

 
 
 X 『で、そのオバちゃんだけ、先に仮面接に呼ばれて、私はなかなか呼ばれなかったの。』

 内 『へぇ、そうなんだ。それは何で

 X 『それは分からないんだけど、とにかく私だけ先に進まないから、(気持ちが)落ちて来ちゃってさ。』

 内 『なるほどね。どの位待ったのかは覚えてる

 X 『ん~、それは覚えてないけど、とにかく長かった記憶だね。』

 


 X 『で、仮面接にやっと呼ばれた後に、部屋で問題が起きて一ヶ月位独居に居たんだよね。』

 内 『あらま何で

 X 『二工場から来た人が居て、その人がいきなり暴れだして部屋中ゴチャゴチャになって、全員部屋のみんながバラバラにさせられて、一ヶ月半も調査されたの。』

 内 『それは最悪だね

 X 『そう。それが真夏で暑くてさ。ずっと部屋に居るから激アツで最悪だった。しかも、風通しが悪い部屋だったからさ。テレビも観れないしさ。この一ヶ月半が、刑務所生活の中で一番辛かった。』

 内 『調査期間中は、工場に出れないからエアコンが効いてない独居房にずっと居るのか

 X 『そうなの。しかも、ゴミ袋を作る作業とかやらされてさ。ホントどうでもいい作業だったよ。(笑)』

 内 『へぇ。しかも、仮釈放の対象になってからだから、尚更取り消されるんじゃないかと不安になったよね

 X 『不安になったよ。』

 内 『因みに、仮面接って何をするの

 X 『何か、部屋に呼ばれて社会に出てからの事を色々と訊かれるの。』

 内 『そこには、刑務官が居るの

 X 『刑務官と面接する人だったよ。』


 
 刑務所に入った人間が、真っ先に思いを馳せるのが〝仮釈放〟略して〝仮釈(かりしゃく)〟です

 それは、一分一秒でも早くシャバに出る為の、最大の近道なのです

 ですから、受刑者はみんながみんな、仮釈を心底渇望するのです


 彼女も、ご多分に漏れずその一人で、いつなんだいつなんだと、仮釈放の日を大変待ち侘びていたそうです

 ただ、いきなり〝はい、仮釈放〟と、なる訳ではなく、それなりの段階を踏まないといけないそうです

 その流れは、〝就業案内→仮面接→本面接→仮釈放〟なのだそうです

 ですから、仮釈のスタートである、就業案内が届かない事には、仮釈の俎上にも乗っていないという事になります

 逆に、就業案内が届いたという事は、仮釈の俎上に乗った証拠ですから、刑務官から直接的にそう言われなくても、暗黙の了解で分かるのだそうです


 これを、刑務所用語で、〝紙が入る〟と、言います

 ですから、例えば〝内田さん紙が入ったみたいだよ〟と、工場で噂になったら、それは内田さんが仮釈の対象になった事を意味しているのです


 彼女も、紙が入った事で、自分が仮釈の対象になった事を悟ったそうですが、そこから先がなかなか進まなくて、悶々としたそうです

 更に、傷口に塩を塗るかのように、同時に就業支援の案内が届いたオバちゃんが、先に進んで行くのを指をくわえて見ているしかなかったことも、彼女の焦燥感を煽りました

 しかし、こればかりはもう待つしかありません


 
 そして、やっとこさ仮面接が入り、後は本面接だと意気込んでいた矢先に、彼女の雑居房でトラブルが起こったそうです

 話を聞くと、他の工場から来た人が、変に気を利かせてXさんを守る為にわざと暴れたそうで、それは彼女にとって非常にありがた迷惑な話だったそうです

 まっ、聞いているボクも、その意味が全く分かりませんでした

 とにかく、くだらない事でトラブルが起こった様で、彼女も同じ部屋に居た関係で、調査の対象となり独居房に移されたそうです

 そこでは、時期は真夏の真っ最中で、工場に出れない為エアコンが一切効かない独房で、一日中過ごさないといけませんから、もの凄く暑かったそうです

 しかも、調査の為の独居房は、テレビは観れませんから、尚更退屈極まりなく、彼女の苦痛を後押ししました

 そんな最悪の期間が、何と一ヶ月半も続いたそうです


 因みに、仮釈放の対象になるのは、前提として〝真面目に受刑生活を送っている事〟なので、懲罰ばかり行ったり、懲罰ではなくとも調査の対象になる事は、決してプラスではありません

 ですから、彼女は自分が今回のトラブルの当事者ではないとは言え、非常に不安に苛まれたそうです

 当然、〝取り消し〟と言う、結論も有り得る訳ですからね


 と、ドキドキしながら待っていると、やっとこさ本面接の案内が来たそうです…。


 続きは、また明日お話しする予定です



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