日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

初めての裁判。

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 おはようございます

 本日も、梅雨まっしぐらの中、張り切って行きましょう


 昨日は、彼女の取り調べの状況についてお話ししましたね

 ここでも、女性特有の事情が存在していましたね

 因みに、男性の場合は、基本的に取調室のドアは閉めます

 密室だからと言って、そこで〝変な事〟が行われる可能性は低いですからね

 違う意味で、取調室の密室については議論されていますが、それをお話しすると冗長になってしまうので止めておきましょう


 さて、今日も昨日の続きをお話しして行きます


 彼女は、最初の覚醒剤所持で現行犯逮捕された後、22日後に今度は覚醒剤の陽性反応が出た為、覚醒剤使用の容疑で再逮捕されました

 
 内 『逮捕されてから面会には誰か来た

 X 『お母さんがちょくちょく来てくれて、色々差し入れしてくれたんだ。』

 内 『へぇ。その時お母さんどうだった

 X 『泣いてた。私も泣いちゃった…。』

 内 『そうだよな…。認めてるから、接見禁止は付けられなかったでしょう

 X 『うん。付けられなかった。』


 彼女は、素直に罪を認めていたので、接見禁止は付けられなかったそうです

 まっ、認めている、と言うよりも、現行犯で逮捕されている以上〝認めざるを得ない〟と言った方が正しいでしょう

 如何なるプロセスがあるにせよ、とにかくは認めている事には変わりは無いので、そうすると検察としても証拠隠滅の恐れはないので接見禁止は付けません

 逆に、如何なるプロセスがあるにせよ、否認していれば確実に接見禁止は付けられます

 ホントね、接見禁止はキツイですよ…

 だって、弁護士以外の人間とは、例え家族や奥さんであっても面会や手紙のやり取りが出来ないんですからね

 これは、被告人にとっては極めて不利ですよ

 とは言え、接見禁止の状況でも、手紙を出す方法があるのですが、その方法はまた別の機会にお話しします


 内 『弁護士はどうしたの

 X 『私選弁護人を頼んだよ。』

 内 『弁護士はどうだった

 X 『凄い良くしてくれて、しかも私とタメだったの

 内 『へぇ。若いね。男性の弁護士

 X 『ううん。女だったよ。』

 内 『見た目はどんな感じなの

 X 『髪の毛は黒くて、真面目そうな感じの人。』

 
 彼女は、国選弁護人ではなく、私選弁護人を選任したそうです

 更には、同じ女性で、同じ年齢だった事もあり、色々と話しやすかったと言います。

 尤も、事件自体に争いがなく、唯一の争点は量刑(この場合は執行猶予を勝ち取ること)だけですから、弁護士としてもそんなにやる事は無かったと思います

 同じ〝弁護〟でも、ボクの様な完全否認している事件とは訳が違います


 内 『じゃあ、判決まで原宿に居たの

 X 『いや、私保釈されたんだよね

 内 『えっ保釈

 X 『そうだよ。』

 内 『保釈金は幾らだったの

 X 『300万だよ。』 

 内 『えっ300万親が出したの

 X 『そうだよ。お母さんが払ってくれた。』


 何と、彼女は一連の事件の捜査が終結した後は、保釈されたのです

 確かに、覚醒剤の事案で、否認していなければ保釈は通り易いですが、それにしてもボクが驚いたのはその金額です

 通常、覚醒剤の事案だと、保釈される場合は一般人だと150万か200万がだいたい相場なのです(ボクの知る限りでは…)

 しかし、初犯で罪を認めている場合なのに、300万円と聞いてビックリしたのです

 〝何でこんなに高いんだ〟、と。

 とはいえ、高かろうが安かろうが、裁判をバックレなければ全額還って来るので、一時的なものなのですがね


 内 『じゃあ、原宿にはそんなに長く居なかったのか

 X 『そうだね。』

 内 『少なくとも、22日の勾留が二回だから、50日位は居たんだよね

 X 『そうだね。』

 内 『因みに、ぶっちゃけ留置場に居る時反省してたの

 X 『う~ん。余り反省してなかったかな。』

 内 『今回は、恐らく執行猶予だから、出たらまたやってやるぞって思っていたの(笑)』

 X 『そこまでは思わなかったけど、運が悪かったな、位かな…。』


 彼女は、保釈されたので〝小菅ヒルズ〟には行かずに、シャバで裁判を迎える事となりました。

 ボクは、留置場にいる時の本音を伺ってみましたが、その回答はボクの予想通りのものでした(笑)

 だって、職務質問での現行犯逮捕なんて、運が悪いそのものですからね

 元々、内偵されていての末に逮捕なら別ですが、職務質問した警察官だって、まさかその日パトロールに行く時にXさんに会うなんて夢にも思ってない訳ですからね

 ってことは、正に〝タイミング〟なんですよね

 
 一本違う道を歩いていたら…。

 一分後にその道を歩いていたら…。


 ここに生死の分かれ目がありました


 
 内 『で、裁判は何回やったの

 X 『一回だよ。』

 内 『あっ、即決裁判

 X 『そうそう。』


 彼女のように、事件自体に争いがなく、それほど複雑かつ大きな事件じゃ無い場合、すなわち執行猶予が出る可能性が高い事件は、即決裁判をやることが多いのです

 例えば、公務執行妨害の事件とか。

 ボクは、過去に友人が警察官を殴ったという、公務執行妨害罪で逮捕された事件の裁判を傍聴に行きましたが、ものの見事に即決裁判で終了しました

 その結果は、予想通り執行猶予でした

 ボクは、その経験があったので、彼女が即決裁判だったことを悟ったのです

 
 そして、彼女の判決は、

 
 『主文。被告人を懲役一年六月に処する。但し、この刑の確定から三年間その執行を猶予する。』


 と、言う相場通りの判決でした

 だいたい、初犯で覚醒剤の単純所持と使用の場合は、この判決相場なのです

 恐らく、あのASKA選手もこの判決相場だと思いますよ


 内 『因みに、傍聴人は結構居た

 X 『いや、誰も居なかったよ。』

 
 何故、この質問をしたのかと言うと、女性の覚醒剤事件だと、〝どんな女がシャブをやっていたんだろう〟と、傍聴人の興味をソソルからです

 なので、訊いてみたのですが、幸い傍聴人は居なかったみたいで〝見世物〟にならずに済んだようです


 彼女は、無事に目標だった執行猶予の判決を手に入れることが出来ました


 
 さて、明日は、一体何故彼女は覚醒剤と出合ってしまったのか


 その点についてお話しします