日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

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慶大生自殺教唆事件。

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 おはようございます

 今日も、先日の雪が嘘のような天気ですね


 さて、先週はボクがやっとこさ到着した那覇地裁での衝撃の事実についてお話ししましたね

 ホント、たまたまかも知れませんが、地裁で6件しか公判が開かれていなかったのには驚きでした…

 やはり、人口が少なければそれに比例して事件も少ないのは、自然の摂理なのでしょうね

 
 で、今日は本来なら那覇地裁の傍聴記を綴ろうと思ったのですが、先週末にボクにとって大変興味深い事件があったので、それについてお話ししたいと思います


 〈慶大生自殺教唆事件概要〉

 交際中の女性に「死んでくれ」とLINEでメッセージを送り自殺させ、自殺教唆の疑いで、川崎市中原区の慶応大学3年の渡辺泰周(21)が逮捕された。

 同じ慶応大学で交際中だった女性(21)にLINEで、「お願いだから死んでくれ」、「手首切るより飛び降りれば死ねるじゃん」などのメッセージを送って、彼女に自殺を決意させた疑いだという。

亡くなった女性は、メッセージを受け取った翌日午前5時頃、自宅マンション8階ベランダから飛び降り、死亡した。

 【渡辺泰周が送ったLINEメッセージ】

 ラインのやり取り

 この女性、重度のメンヘラで、Twitterではリストカットの様子を画像でUPしたり、数日前にはこの渡辺泰周ではない男と心中を図って、救急車で運ばれたりしていた。


 と言う、痛ましい事件が発生しました

 もしかしたら、ネットのニュースで知っている方も多いかと思います


 その、亡くなった彼女がこちら

 亡くなった被害者
 

 亡くなった被害者(2)


 そして、重度のメンヘラを示す証拠がこちら

 【リストカット(閲覧注意!)】

 
 続いて、意味不明なブログがこちら

 【ブログ 愛をください】


 そして、逮捕された渡辺選手がこちら


 逮捕された渡辺選手
 
 
 逮捕された渡辺選手(2)


 亡くなった、高倉さんと同じ慶応大学法学部政治学科3年だった

 
 とはいえ、別れたのは昨年11月7日。
 
 直後新しい彼氏ができ、その彼氏との心中をほのめかすツイッターが11月7日朝9時に更新される。
 
 その後、渡辺泰周から「死ねLINE」がきたのが11月7日夕方。
 
 そして11月9日朝5時に自殺。
 
 11月11日に警察に自殺教唆とされる書込みがあると男友達が通報。
 
 2月に逮捕。

 彼女は、沖縄の進学校昭和薬科大学附属高校を卒業し単身上京、慶応に入学した才女だった。
 
 東京では家賃18万のマンションに居住。
 
 父(義父)は沖縄でホテルを経営する資産家だったという。

 
 (※激裏GATE PRESSより引用)


 ボクは、この事件の報道を目にした時に『えっ自殺教唆これは難しいんじゃないか…』と、思いました

 難しいとは、自殺教唆で起訴して裁判にする事、あるいは起訴されても有罪にするのがと言う意味です

 何故かと言うと、たかがラインのやり取りで〝死ね〟と言った位で、自殺教唆の罪に問われたら冗談でも〝死ね〟なんて言えないからです

 だって、皆さんも冗談で友人とかに〝死ねや〟とか言いますよね

 それで、仮にその友人が自殺したからって、罪に問われるんですか

 だとしたら、こんなバカゲタ話は無いじゃないですか。

 この事件で言ったら、渡辺選手は彼女の自殺に一切手を貸してません

 マンションのベランダから、突き落した訳でもありません…

 仮に、突き落したのなら完璧な傷害致死か殺人でしょう…

 しかし、今回は彼女が勝手に飛び降りたのに、その責任を問われたら、たまったもんではありませんよね

 だから、ボクはこの報道を目にした時に、〝この逮捕は相当無理矢理だな…〟と思いました


 そしたら、案の定この報道から二日後に下記のニュースが飛び込んで来ました

 
 〈自殺教唆容疑の慶大生を釈放 勾留請求却下、任意捜査へ〉

 警視庁は、交際相手の同級生に「死んでくれ」とメッセージを送って自殺させたとして、自殺教唆の疑いで逮捕した慶応大3年渡辺泰周(たいしゅう)容疑者(21)=川崎市中原区木月住吉町=を22日夜、釈放した。
 
 三田署によると東京地裁が同日、「逃亡の恐れがない」などと東京地検の勾留請求を却下したという。
 
 渡辺容疑者は無料通信アプリ「LINE(ライン)」でメッセージを送ったことは認めており、署は任意で捜査を続ける。

 (※朝日新聞より引用)


 詰まり、渡辺選手は事実上の無罪放免となったのです

 また、裁判所が検察の勾留請求を却下したのも、軽微な事件以外では非常に珍しいのです

 
 今回の勾留請求は、警察官勾留から検察官勾留に移るかどうかを決定するものでした。

 検察官勾留が認められると、10日間勾留されて、必要な時は更に10日間延長されます。

 とは言え、罰金刑になるような軽い事件じゃない限り、20日間の勾留はデフォルトです

 この20日間と、警察での48時間を足したのが、良く言う〝22日間〟と言うヤツです

 
 通常は、検察官から勾留請求があった場合は、裁判所は軽微な事件以外は殆ど請求を認めて勾留します

 軽微な事件とは、万引きとか、道路交通法違反とか、迷惑防止条例(痴漢等で認めている場合)等です。

 これらの事件では、検察官勾留の請求が却下される事は良くありますがそれ以外の事件では殆ど請求を認めるのが現状です…

 
 これらの状況を揶揄して、勾留決定をする裁判所は『自動販売機』 と言われているのです

 要するに、自販機みたく注文通りに商品が出て来るのと同じで、検察官の注文通りに勾留請求を認めるからです。

 正に、“言い得て妙”で、実にこの現状を言い当てている素晴らしい例えです


 ボクが、今日の記事で一番言いたいのは、凄いメンヘラ女だったとか、渡辺選手は災難だったとかではなく自動販売機と言われている裁判所が、検察の勾留請求を却下したのは実に賢明な判断だった、と言う事です

 恐らく、裁判所自身が自殺教唆の罪で勾留するのは無理があると思ったのでしょう

 ちょっと飛躍すると、自殺教唆の罪には問えないと言っているようなものです

 
 ボクは、自分自身でも経験がある通り、いくら無実であっても検察の言いなりに勾留請求を是認する裁判所の現状を知っているだけに、この決定はホントに素晴らしいと思いました

 と言うか、こんな事件はそもそもパクる事自体が大間違いなんです
 
 ホント、三田警察署はアフォだと思います

 一応、任意で捜査するみたいなので、遅かれ早かれ検察に書類送検はされますが、ボクの予想では起訴するなんて無理だと思いますよ

 仮に、起訴されたら、ボクは勇んで裁判を傍聴に行きますよ(笑)

 また、もし起訴されたら、ボクは渡辺選手に『あれは冗談でした』と、証言しなさいとアドバイスしますよ(笑)


 これは、結果論ではなくて、渡辺選手が釈放されていなかったとしても、ボクは本ブログで〝こんな事件でパクるなんておかしい〟と、綴ろうと思ってました


 以上、先週末に起きた珍百景じゃなくて〝珍事件〟をお伝えしました


 さて、明日は沖縄編の続きをお送りしますね