日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

予想外の展開…。

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 こんにちは

 本日は、昨日からの雨が続いていて、パッとしない天気ですね…

 
 さて、昨日は和久津の両親と裁判所の地下の喫茶店で事件の詳細を聞き、ボク自身が予想していた経緯とかなり乖離している事実を知らされた所までお話ししました

 これには、ボクも大変ビックリさせられました

 だって、和久津は全然関係なかったんですから…。

 ホント、〝流れ弾〟に当たってしまった様なものでしょう…。

 
 裁判所地下の喫茶店では、何だかんだで40分位両親とお話をしていたのですが、その途中で両親が裁判に出廷した時の状況を話始めると、目からは止めどなく涙が溢れていました…

 どうやら、和久津の両親は、被害者参加制度で加害者の裁判に出廷していたそうです。

 その際、お父さんは加害者の顔を見れなかったと言います…。

 『どうしてもね、顔を見る事が出来なかったんだ。』

 と、奥歯を噛み締める様に、悔しさに溢れながらボクに言いました。

 ボクも、出来る事ならこの時の裁判を傍聴したかったのですが、いかんせん身柄を拘束されちゃっていたので、傍聴したくても傍聴出来なかったのです…


 そして、お父さんはこうも言いました。

 『私はね、検察官に、全員ここに連れて来い全員両手を縛って引きずり回してやるから、と言いましたよ。』

 と。

 この発言は、ボクはその気持ちが非常に良く分かりました…

 何故なら、最愛の息子を、こんな形で亡くしてしまうなんて、これ以上の屈辱、悲しみ、嘆き、憤り、慟哭はないからです

 ボクは今、前記で様々な表現を用いましたが、和久津の両親からすれば、こんな言葉では表現し尽くせない思いでしょう。

 
 そして、お父さんが言った以下の言葉が非常に強く印象に残っています…

 それは…。


 『生きるとはね、地獄よりも地獄的だって思うよ…。』


 と、言う言葉でした。

 この言葉は、最愛の息子の突然の死と言う悲しみを、ずっと背負って行かないといけない辛さが凝縮されていると思いました…

 非常に、奥が深い言葉だなと感じました…


 和久津のお父さんは、色々話を聞いて行くと、もう70歳だそうです

 しかし、そんな年齢には全く見えず、こんな悲惨な出来事があっても、凄く快活でシュッとした感じで、ホント元気のいいお父さんなんです

 逆に、ボクがパワーをもらいました(笑)

 なので、途中両親が涙を流すシーンはありましたが、雰囲気自体はお通夜の様なシーンとした感じではなく、ホント和やかにお話ししてくれました。

 おそらく、心中は相当複雑な思いであったのに、突然のボクの申し出にも快く快諾して頂き、つくづく頭が下がります。


 そして、ボクは、

 『改めて、お線香を上げに行かせて下さい。』

 と、言うと、

 『是非、お願いします。』

 と、お父さんは言ってくれたので、遅くとも今年中に行くと伝えました。

 このボクの発言は、所謂社交辞令何かではなく、本当の意味での発言でした
  
 ボクとしては、まさか彼の両親が柴田と小田の控訴審に来るなんて、夢にも思いませんでしたので、これはきっと何かの導きなのだなと思いました。

 ホント、人間って生きていると、こうも不思議な現象が起こるものなんですよね…


 そして、そろそろお開きかなと思った所で、お父さんが、

 『お昼は食べましたか

 と、訊いて来たので、

 『いえ、まだです。』

 と、返答すると、お父さんは、

 『じゃあ、折角だから日比谷公園に美味しいカレー屋さんがあるから、そこでご飯を食べましょう

 と、言うので、ちょっとビックリしたのですが、丁度ボクもこの日は午後から観たい裁判があって、どの道裁判所地下の食堂で〝お一人様ランチ〟をしようと思っていたので、この申し出は実に渡りに船でした

 従って、ボクは、

 『是非行きましょう。』

 と、言い、急遽ボクと和久津の両親とで日比谷公園の中にある、オサレなカレー屋さんに行く事になったのです(笑)

 全く、人生とはこう予定調和じゃない事が起こるからこそ面白いですよね


 そして、三人でゆっくりと裁判所から日比谷公園に向かって歩いて行く最中も、お父さんはホント色々な話をしてくれました

 それはまるで、散歩に行きたがっていた犬が、やっと外でリードを外されたかのようなはしゃぎっぷりでした。(笑)
 
 はしゃぎっぷりと言っても、実際にはしゃいでいた訳ではないですが、何か今まで話したかったんだけれどもなかなか話せなかったので、こうして話せる機会をどこか喜んでいるようでした。

 ホント、お父さんは話好きで、まるでボクの70歳を見ているかの様でした。(笑)

 
 そうこうしている内に、日比谷公園内のオサレなカレー屋さんに到着して、お昼時と言う状況もあって少し待ちましたが、三人でテラス席に通されました。

 そこで、お父さんは、

 『ここは、これがおススメだから。』

 と、言って、自動的にハヤシライスを注文されてしまいました。(笑)

 しかも、大盛りで実に、楽しいお父さんです(笑)

 ハヤシライスを待っている間も、まあお父さんは良くしゃべるしゃべる(笑)

 気付いたら、ハヤシライスが到着し、食べてみるとこれが美味しいのなんの

 これは、ボクも新発見だったので、今後の傍聴時のランチの選択肢に組み込もうと思いました

 是非、今度ボクと〝逆転無罪の傍聴ツアー〟を開催した時は、必ずやこのハヤシライスをツアーに組み込みましょう。(笑)


 さて、予想外の三人でのランチが終わって、お父さんがタバコを吸いたいと言うので喫煙所に行き、そろそろお別れの挨拶をしようとすると、

 『これから何処に行くの

 と、言われたので、ボクは、

 『午後から、板橋主婦殺害事件の松尾元気の判決があるので観に行くんですよ。』

 と、言うと、

 『何時から

 と、お父さんは言い、

 『14時からで、傍聴券が13時半から配布なんですよ。』

 と、言うと、お父さんは時計を見て、

 『おっ、丁度良いな。私も行きましょう。』

 と、言うではないですか(笑)

 詰まり、ボクと両親の三人で、松尾元気の判決公判を傍聴に行く事になったのです

 結局、三人でまたてくてく裁判所まで歩き、松尾元気の判決公判の傍聴整理券に並んだのです

 全く、この展開は何なんでしょうか。(笑)

 だって、犯罪被害者遺族が、他の犯罪被害者の裁判を観に行くって言うんですから、凄い状況です…

 
 我々三人は、整理券をもらい傍聴希望者の列に並びましたが、当然ですが、他の傍聴希望者は同じ列についこないだ逆転無罪になった男が居て、更に犯罪被害者遺族がコラボして並んで居るとは、夢にも思わないでしょう。(笑)

 全く、凄い光景です…

  
 そして、傍聴券の抽選が行われ、ボクは見事に外れてしまいお父さんが当選

 そうです。

 実は、12月11日の「板橋主婦殺害事件判決」の記事で、ボクが松尾元気の判決を傍聴出来たのは、このお父さんの当選券を譲って貰ったからなのです

 お父さんが、気を遣ってくれて、ボクに傍聴券を譲ってくれたお蔭で、ボクは板橋主婦殺害事件を傍聴出来たのです

 ホント、マンガの様な話ですが、ホントの話なのです

 正に、『事実は小説より奇なり』ですね

 なので、この日は和久津の両親には、裁判所地下の喫茶店でコーヒーを驕ってもらい、日比谷公園でハヤシライスもご馳走になり、更には傍聴券まで頂き、ホントお世話になりっぱなしの日だったのです

 改めて、ボクが突然逮捕された平成23年11月29日から、丁度二年後の平成25年11月29日はこれはこれでとても印象深い日となりました…

 
 さて、来週はこの五反田デリヘル殺人事件の総括をしたいと思います

 良い週末を