日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

被害者遺族の慟哭…。

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 おはようございます

 本日も、快晴で正に忘年会日和ですね

 くれぐれも、ウコンを忘れずに。(笑)


 さて、昨日は無期懲役の意味を解説しましたが、当初綴る予定と脱線してしまい申し訳ありませんでした

 でも、ボクのブログではこの様な事態はたまにあるので、どうかご容赦頂ければと思います


 では、早速本題に入りましょう

 今日は、判決後のドラマについてお話ししますが、果たしてこれがドラマと言えるのかどうかは、各々が判断して下さい

 ただ、非常に考えさせられるとは思いますので、その辺も含めて読んで頂ければと思います

 
 舞台は、法廷に戻りまして、松尾被告人に対して判決理由の朗読が終わり裁判長から、

 『今後、一生を掛けて罪をどう償うかをしっかりと考えてほしい。あなたの罪は重い。』

 との、説諭があり、松尾被告人はコクリと頷いて、声は出しませんでした。

 そして、全員が起立し一礼して閉廷すると、裁判長以外の裁判官と裁判員はスタスタと退廷して行きます

 松尾被告人も、被告人席へと戻り、刑務官から手錠を嵌められていると突然、


 『久美ちゃんを返して


 と、叫び声が法廷中に響き渡ります。

 この声の主は、検察官席の後ろに座っていた、被害者遺族の一人で、スーツを来た若い女性でした

 更に、叫び声は続いて、


 『生きて帰って来るな


 と、松尾被告人に鬼の形相を向けていますが、彼は一切その声の主には目を向けず、ただ下を向いているだけでした。

 そして、裁判長が、

 『まあまあ、ちょっと…』

 と、静止に入りますが、そんなものは全く聴く耳を持たず、更に、


 『地獄へ落ちろ

 『一生恨んでやる


 と、叫び声は続き、今度は傍聴席に居た、おそらく母親だと思いますが、


 『もっと、長生き出来たのに


 と、松尾被告人をしっかりと見据えながら叫びますが、彼は下を向いたまま、刑務官に連れられて法廷の奥へと消えて行きました…


 ボクは、丁度荷物をバックにしまい出口へと歩を進めようとしていた最中だったので、突然のこれらの叫び声はホント不意打ちでビックリしました

 しかも、文章だと伝わりにくいのですが、これらの叫び声は、ホント断末魔の叫びと言うか、意識して出る様な声ではなくて、もう心の底から湧きあがる〝ギャー〟と言う感じなのです…

 分かりますか

 きっと、分からないと思いますが、その位何とも表現のしようがない位の、憎悪の塊が声となって出た様な感じなのです…

 
 正直、ボクはこれらの内容を、鬼の形相で叫んでいる遺族を見てホントに怖かったです…

 ボクが思うに、ホントに人を殺したい位に憎んだ時は、きっと言葉に表現出来ない声が出るのだと思います。

 又、人を心底本気で怨む時はきっとこうなるのだろうな、とも思いました。

 あれは、見た人にしか分からないと思います…

 それを、分かり易く伝えるのがボクの役目なのですが、上手い言葉が見付からないのです…

 その位の、とてつもない叫び声だったのです

 
 結局、裁判長も途中で諦めて、そのやり取りを見守っていましたし、検察官も一切静止しませんでした。

 ホント、残酷なのですが、法の前ではこうして叫ぶ事しか出来ないのです…

 だって、何の落ち度もない(仮に、落ち度があっても人が人を殺めてはいけない)被害者が、たまたま入って来た空き巣に23箇所もメッタ刺しにされて殺されてしまったら、その遺族は犯人を同じ目に遭わせてやりたいと思うのが普通でしょう…

 少なくとも、ボクはそうです

 しかし、それが出来ないのが法律ですし、また、してはいけないのでしょう…。

 そう考えると、被害者は完璧な〝やられ損〟以外の何物でもないでしょう。

 この怨みや悲しみを、何処にもぶつけられないんですから、それはそれは極めてもどかしいでしょう…。

 当然、ボクは当事者ではありませんから、被害者遺族と全く同じ気持ちになる事は出来ず、おそらくはこんな気持ちなのではあるまいかと察するしかありません

 だとしても、本当に本当に可哀想な被害者です…


 一方、加害者の松尾被告人は、これらの罵声を浴びせられて可哀想でしょうか

 ボクは、全くもって同情の価値はないと思います

 むしろ、この位の罵声で済むのなら可愛いもんでしょう。

 彼は、前記の罵声を浴びせられた時、一体何を思っていたのでしょうか…


 以上の通り、判決後にこんなやり取りがあったのです…

 つくづく、遺族のやり場のない憎悪、怒りを垣間見た気がしました

 これも、一つの裁判なんですよね…

 一体、裁判とはなんなのでしょうか。


 さて、来週のサザエさんは、ではなく来週は、この日の傍聴のメインの事件についてお話ししますが、これまたとんでもない〝縁〟で、ボクと繋がっていたのです

 
 〝事実は小説より奇なり〟


 また、来週お会いしましょう良い週末を