日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

無期懲役の意味とは…。

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 おはようございます

 本日も、非常に良い天気ですね

 忘年会の方も多いと思うので、くれぐれも飲み過ぎには気を付けましょう


 さて、今日は松尾元気被告人の判決についての続きです

 昨日は、ボクの予想通り無期懲役の判決が下され、その判決理由を聴いている内に、『こいつは究極のアホだな』と、感じた所までお話ししました

 
 因みに、皆さんは『無期懲役』と言う刑の意味って、知っていますか

 良くニュース等で、『〇〇地裁は、無期懲役の判決を言い渡しました。』と、耳にする事があると思います。

 この時、『へぇ~。無期懲役かぁ。』と、思うでしょう

 しかし、その『無期懲役』の意味をなんとなくしか理解していないのが現状でしょう

 なので、たまたまこの事件で『無期懲役』と言う判決が出たので、この判決の意味を解説したいと思います


 『無期懲役』とは、その字の如く〝懲役〟〝期〟限が〝無〟い、と言う意味です

 懲役の期限が無いとはどういう事か

 それは、〝終わりが無い〟と、言う事です

 我々が、普段良く耳にする『懲役5年』とか『懲役10年』と言うのは、少なくとも5年後ないし10年後には、刑の終わりが来ると言う意味です

 これを、『有期懲役』と、言います

 その字の如く、〝懲役〟〝期限〟〝有〟ると言う意味です

 なので、遅かれ早かれいつの日か〝刑〟の終わりが来ます。

 詰まり、その懲役の年数が経てば、刑が終了して釈放され〝シャバ〟へと戻れます

 
 しかし、〝無期懲役〟は刑の終わりがありませんから、いつまでも〝シャバ〟へは戻れません…。

 では、いつ〝無期懲役〟と言う、懲役は終わるのか


 それは…。


 その受刑者が死んだ時です


 死んだ時に、初めて無期懲役と言う懲役が終わるのです…

 要するに、〝死ぬまで懲役が続く〟のです

 これが、無期懲役の刑の意味です。


 良く、『無期懲役でも、十年位すれば仮釈放で出れるから…』とか耳にしますが、これは全くのデタラメです

 確かに、無期懲役でもその受刑者が真面目に懲役を務めていれば、仮釈放の対象になるでしょう。

 しかし、有期懲役の上限は現在〝30年〟です

 と、言う事は、少なくとも30年以上務めて初めて仮釈放の対象になるのです。

 そうでなければ、有期懲役よりも重い無期懲役の存在意義がありませんから。

 だって、仮に無期懲役なのに10年で仮釈放でシャバに出れたら、有期懲役のマックス30年より刑が軽くなってしまうと言う不均衡が生じます

 だから、少なくとも有期懲役の上限である30年が経たないと、無期懲役の人は仮釈放の対象にはならないのです

 だからと言って、無期懲役の人全員が、必ず30年以上経てば仮釈放の対象になる訳ではありません。

 
 尤も、仮に30年が経って、仮釈放になってシャバに出れたとしても、その人はあくまでも〝仮〟釈放なので、シャバに居ても懲役は続いているのです

 だから、その人はシャバに居ても懲役は続いているので、些細な事で逮捕されたりすれば、直ちに仮釈放は取り消されて、刑務所へと逆戻りです…。(笑)

 そこから、また無期懲役の刑が始まるのです…。(笑)

 では、仮釈放でシャバに居たとして、一体いつ無期懲役は終わるのか

 
 それは、前記の通り、一生終わりません


 死ぬまで懲役は続きます…。

 シャバに居ても〝受刑者〟なのです。

 これが、無期懲役と言う刑の本当の意味です


 そもそも、無期懲役になる様な事件は、少なくとも被害者が死んでいるか、あるいは犯行件数や犯行態様が極めて悪質かのどちらかなので、いずれにしても相当な凶悪犯が受ける刑であると言うのが現状です。

 
 実は、ボクが一審公判時に勾留されていた千葉刑務所は、L級刑務所と言って、刑の長い人が務める刑務所なのです。

 ボクは、ここの担当職員と凄く仲が良くて、たまに雑談をしていたのですが、ある時に、

 『ここって、ロングの刑務所だから、仮釈放なんてちょくちょくないでしょう

 と、ボクが訊くと、

 『うちは、無期(懲役)がうようよ居るから、仮釈なんて殆ど無いよ。』

 と、言っていて、更に、

 『無期の人でも、一応仮釈の対象にはなるの

 と、訊くと、

 『いや、今はかなり厳しいから難しいよ。』

 と、言っていました…

 このやり取りからも分かる様に、前述した『無期懲役でも10年勤めれば仮釈放の対象になる』なんて言うのは、正に幻想以外の何物でもない、と言う事です


 以上の通り、無期懲役とは事実上死ぬまで刑務所で過ごす刑、であると言う事です


 この事件の張本人である、松尾元気被告人は、判決が確定すればまず一生刑務所から出れないでしょう…

 それだけの事をしでかしたのですから、至極当然でしょう。


 さて、話が当初より脱線してしまいましたが、明日こそ本来今日書くはずだった、判決後のドラマについて綴ろうと思います