日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

板橋主婦殺害事件判決

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 おはようございます

 本日は、いい天気ですね


 さて、本日は昨日の松尾元気事件の続きです

 昨日は、思いの外松尾被告人が〝完黙〟を貫いていたのに(根性あるな)、全くの不意打ちで突然初公判になったら、一転して起訴事実を認めると言う〝フェイント〟をかまして来た所までお話ししました

 これは、正に完璧な〝キックフェイント〟でした。(笑)

 キックフェイントとは、サッカーをやっている方なら分かると思いますが、シュートを打つと見せ掛けてドリブルで交わすフェイントです

 おそらく、日本中の殆どがこのキックフェイントに引っ掛かったと思います。(笑)

 だって、逮捕当初から一貫して、完全黙秘を貫いていたら、誰もが裁判でも完全黙秘を貫くと思うでしょう

 ところがどっこい、初公判で急転直下罪を認めるなんて、一体誰が予想出来たでしょうか…。

 これにより、ボクの傍聴への意気込みは急降下してしまいました

 なので、ボクとしては、果たして一体どんな判決が出るのかな、と言う一点に興味が湧きました


 そして、ボクは、傍聴券を片手に528号法廷へと向かうと、既に何人もの人が並んで居ました。

 この事件も、開廷前に法廷内撮影があると告げられて、法廷へと入って行く傍聴人達

 開廷五分前位に、裁判官三人の状態で法廷内撮影をして、いよいよ松尾被告人が入廷して来ました

 一体、どんな奴なのかと思っていると、身長165cm位で小太り、黒縁のメガネを掛けて、髪の毛は短髪で寝癖がついて、Yシャツに青いネクタイと言うイデタチで登場しました…

 
 この時、いつも思うのですが、『この人が人を殺しちゃったんだ…。そんな風には見えないな…。』と。

 でも、これって良く考えたら至極当然なんです

 何故なら、人を殺しそうに見える人なんて居ないからです。(笑) 

 だって、『あいつは人を殺しそう。』なんて人、皆さんの周りに居ますか(笑)

 少なくとも、ボクの周りにはそんな人は居ません。(笑)

 詰まり、良くある『まさかあの人が…。』なんてのは、後付け以外の何物でもないのです…

 松尾被告人も、この話と同じくそんな風には全く見えず、その辺のサラリーマンと言った感じです。


 ここで、恒例の〝スタメン〟の発表です(笑)

 傍聴席から見て、左側は弁護人席で、男性二人の〝ツートップ〟

 続いて、右側は検察官席で、女性の検察官を含む三人の〝スリートップ〟

 その後ろには、被害者参加制度で遺族が三人座っており、さながら〝サポーター〟と言った所でしょうか。

 次に、正面は裁判官と裁判員席で、裁判官は女性を含む三人の〝スリートップ〟

 裁判員は、左から女、男、男、男、女、男、の六人の〝シックストップ〟

 まっ、実際のサッカーで〝シックストップ〟なんてあり得ませんが。(笑)

 裁判員は、スーツを着ている人や、フリースを着ている人等、とにかくその辺の西友で買い物をしていそうな人達ばかりなんです。(笑)

 簡単に言えば、〝ホントに普通の人〟なんですよね…(笑)


 そして、いよいよ開廷して、裁判長は松尾被告人を証言台へと促します。

 因みに、この事件での検察側の求刑は、〝無期懲役〟でした

 遺族からしたら、とてもじゃないですが納得出来ない求刑でしょう…

 ボクの予想では、重い場合は求刑通り無期懲役で、軽ければ懲役刑だろうと思っていました


 そして…。


 『主文。被告人を無期懲役に処する。未決勾留日数中210日をその刑に参入する。』


 と、裁判長の声が法廷内に響き渡りました。

 この時の松尾被告人は、軽く頷き声は一切出しませんでした。

 ボクは、『あ~、やっぱり重い判断だな。』と、思いました。

 ボクのこの〝思い〟は、その後の判決理由で〝確信〟へと変わりました…

 
 何と、松尾被告人はこの強盗殺人以外にも、一件の強盗致傷、七件の窃盗、住居侵入と合計九件も起訴されていると言う、正に犯罪の〝ドンキホーテ〟だったのです(笑)

 ホント、これだけ泥棒をやっていたら、ルパン三世もびっくりでしょう。(笑)

 ボクは、正直判決理由のメモを取りながら、『こいつは相当なアホだな。』と、思いながらペンを走らせていました

 どうやら、平成24年9月28日から数々の犯行を重ねていたのです。

 その途中に、たまたま鉢合わせした被害者を、脚を縛られた挙句、何と〝23箇所〟もメッタ刺しにしたと言う実に凄惨な強盗殺人事件を起こしたのです

 ボクが考えるに、相当数な刑法が存在しますが、おそらく我々が直面するであろう犯罪の中では、強盗殺人と言う刑法が一番重いと思っています

 結局、ボクの予想通り、求刑通りの判決となり、この結果から裁判所及び裁判員は相当重い刑に処するべきだと判断したのでしょう…。


 以上が、松尾元気被告人の裁判の模様でした…。


 と、言いたい所なのですが、実はこの裁判には意外なドラマが待ち受けていたのです

 そのドラマとは一体何なのかは、明日お話ししたいと思います