日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

2015年06月の記事

一致団結した冤罪被害者達。



 こんにちは

 今日は、清々しい天気ですね

 新しい一週間、張り切って行きましょう


 そういえば、先週の土曜日に、サッカーの帰りに車を運転していると、信号待ちをしていた所にノーブレーキでカマを掘られまして…

 おもいっきり、交通事故の被害者になってしまいました

 この模様は、別の機会にお話します


 さて、今日は、先日のニュースから気になった事件を取り上げます

 ちょっと前になりますが、下記のニュースが飛び込んで来ました

 少し長いですがご覧下さい


 衰弱状態、点滴後に聴取 「現金もらった」叫ばせる 志布志事件、違法捜査を認定


 「全員無罪」の判決から8年余り。
 取り調べの可視化が議論されるきっかけの一つとなった「志布志事件」で、強引な捜査の違法性を司法が認めた。
 原告らには、過ちを認めようとしない捜査側への不信が今も消えない。
 
 二つの民事訴訟判決は、鹿児島県警の複数の捜査員による強引な取り調べの実態を認定した。
 起訴されて無罪となった元被告らが訴えた国家賠償請求訴訟の判決は、元被告の女性の1人が体調不良のため医療機関で点滴を受けた後なのに、志布志署内の簡易ベッドで横になったまま任意聴取を受けたと指摘。
 女性は問いかけがあれば目を開くという衰弱した状態だったとし、判決は、社会通念上許されない違法捜査であったと断じた。
 別の元被告の女性に対しても、捜査員が取り調べの際、意に沿わない供述をすれば本人や親しい人、さらに弁護士らを逮捕する、とうそを述べたと認定。
 元被告の男性にも、捜査員が「認めれば地獄へ行かずに済むが、認めなければ地獄へ行く」といった趣旨の発言をしていた事実も認めた。
 
 取り調べを受けたものの起訴されなかった7人の住民が訴えたもう一つの損害賠償請求訴訟の判決も、任意聴取で、捜査員が住民の女性に交番の中から窓の外に向かって叫ぶことを求めたと指摘。
 女性は要求された言葉通り、「2万円と焼酎2本もらったが、それ以外はもらってません」と大声で叫ばされたと認定した。
 こうした捜査手法について吉村真幸裁判長は「自由な意思決定を阻害し、社会通念上許されない」「原告に著しい屈辱を与え、人格を傷つけるものであり、捜査上の必要性も合理性も見いだせない」などと指摘した。
 
 ■警察・検察「今後も可視化推進」
 
 警察庁幹部は取材に対し「志布志事件などを受けて緻密(ちみつ)かつ適正な捜査のための取り組みを進めてきた。今後も推進していく」と話した。
 志布志事件の無罪判決などを受け、警察庁は、捜査部門と切り離した取り調べの監視・監督部署を設置。
 容疑者への暴力行為や、尊厳を著しく害する言動などを禁じ、定期や抜き打ちで調査する仕組みを作った。
 取調室には外から室内を確認できる透視鏡などを取り付け、容疑者から苦情があれば調査する制度も設けた。
 2008年9月には、警視庁や大阪府警などで取り調べの録音・録画(可視化)の試行を始め、09年4月に全国に広げた。
 14年度は、可視化の対象となる裁判員裁判が3339件あり、2845件で可視化を実施した。警察庁は積極的な可視化を求めている。
 
 判決は、警察の捜査をもとに起訴をした検察の判断も「違法」だと判断した。
 弁護士との接見内容を聞き出して調書化したことも、弁護を受ける権利の侵害に当たるとした。
 「検察が見込み捜査から引き返すことができなかった事件だ」と検察幹部は振り返る。
 別の幹部も「検察が警察による自白を信じてしまった。自白を検証しながら捜査すべきだった。当時は幹部も含め、チェック態勢がなっていなかった」と反省を込めて語った。
 
 無罪判決を受け、最高検は事件を検証。
 07年に「供述に信用性があるかどうかの検討が十分なされていない」「客観証拠による供述の裏付けが非常に乏しい」などと発表した。
 背景として、捜査計画の見通しの甘さや、主任検事への幹部の指導不足などを挙げ、幹部の研修などにも取り組んだ。
 法務省幹部は「検察は裁判員裁判対象事件などに加え、供述の信用性が争いとなるような事件でも取り調べの可視化を進めている。
 志布志事件も、今の検察なら可視化の対象になっているはずだ」と話した。
 
 ■2人の原告団長、思い晴れず 「事件なぜ分からぬまま」「あの悔しさ当事者しか」
 
 「賠償金の支払いを命じる」。鹿児島地裁206号法廷。
 判決を読み上げる裁判長の声を聞き、国家賠償請求訴訟原告団長の藤山忠(すなお)さん(67)は、何度も深く息を吐いた。
 提訴から7年半、高齢の原告たちの思いを背に闘ってきた。
 自身はがんを患い、昨年5月に胃の全摘手術をしている。「負けたらどうしよう。責任は団長の自分にある」。この日もそんな不安な気持ちで家を出た。
 
 志布志事件とは何だったのか――。
 真相を知りたい一心で裁判を起こした。
 しかし、当時の志布志署長や捜査2課の警部らは法廷で「適正な捜査だった」と繰り返すばかり。
 「県と国の責任を認めたのは大きな意味がある。
 ただ、なぜこの事件が起こったのかはわからないまま。残念だ」。今後は、風化させないように語り継ぐつもりだ。
 「心が怒りで爆発しそうだ。これまでの闘いは一体何だったのか」。
 県に損害賠償を求めた訴訟の原告団長、浜野博さん(76)は、原告7人のうち自身を含む4人の請求が棄却となった結果に語気を強めた。
 
 12年前、浜野さんは20万円を受け取り、消防団員8人に1万円ずつ配ったという虚偽の自白を強要された。
 同時期に調べられた妻は現金と焼酎を受け取った容疑を認めるよう怒鳴られ続け、支えがなければ歩けないほど衰弱した。
 その妻を「また一から取り調べる」と迫られ、何の罪もない仲間の名前を挙げてしまった。
 申し訳なさから自殺を考えるほど悩んだ。忘れることのできない屈辱的な体験。
 3年後、悩んだ末に虚偽の自白を強要されたことを告発し、事件は広く知られるようになった。
 この日の判決で自身について、「時間が経過して記憶が消失、変容し、供述の信用性が低下している可能性がある」と判断された。
 「冗談じゃない。警察の取り調べで言われたこと、私は100%覚えていますよ。やられた人じゃないとあの悔しさはわからない」
 
 ■起訴違法と断定、聖域にメス
 
 渡辺修・甲南大法科大学院教授(刑事訴訟法)の話 

 起訴という検察の聖域に司法のメスを入れ、起訴を違法と断定したことは高く評価できる。
 今回の事件で、地検は、接見内容の取り調べを繰り返す異様な捜査を行い、アリバイが確認できても証拠を見返さないなど、あるまじき判断を重ねた。
 市民目線から、不合理な起訴は違法だと判断した踏み込んだ判決だ。
 判決で、客観証拠のない事件の見立てを「威迫的取り調べ」による虚偽自白で裏付けようとした警察の捜査手法を違法とした点も、評価できる。
 冤罪(えんざい)の根絶には全事件の取り調べを録音録画し、弁護人の立ち会いも認める「可視化」を徹底するしかない。 



 と言う裁判で、冤罪にあった被害者達の請求を認め、強引な捜査の違法性を司法が認めました

 恐らく、志布志事件と言われても、ピンと来ない人も居ると思うので、事件についてリンクを貼っておくので興味がある人は飛んでみて下さい

 
 『志布志事件とは』


 一言で言うと、選挙で当選した県議が、志布志町の集落の有権者に現金を配ったとして、13人が逮捕、起訴された事件でしたが、裁判の結果、全員が無罪というとんでもない事件でした

 その捜査手法を巡って、無罪が確定した冤罪被害者達が民事裁判を起こし、その判決が今回のニュースなのです


 記事にもあるとおり、警察の捜査はとんでもないですよね

 何とか、自分達の筋書きに沿う供述が欲しいからと、事実上の〝拷問〟をして、無理やり認めさせたそうです

 中には、取り調べを苦に自殺した人まで居ました

 また、取り調べ室で、家族の名前を書いた紙を踏ませるという、〝踏み絵〟をも行っていたと言います

 全く、有り得ないですよね


 幾ら刑事裁判で無罪になって確定しても、この違法捜査に対しての賠償は全くの別物ですから、今回こうして冤罪被害者達が立ち上がったワケです

 と言っても、無罪判決から8年もの月日が経っています

 もの凄い時間が掛かった裁判でしたね


 特に、ボクが許せないのが、明らかに捜査は間違いだったのにも拘わらず、警察は『捜査は適正だった。』と、主張した事です

 ボクは、この事件に興味があったので色々と知っているのですが、お金を配ったとされる時間帯に、全員にアリバイがあったのにも拘わらず、それには見て見ぬフリをしたのです

 アリバイがあるという事は、その日その時間帯にお金を配った事自体が存在しないワケです

 にも拘わらず、警察は無理やり辻褄を合わせるような供述を強要し、無理やり調書にサインさせたのです

 要するに、事件を作ったのです

 なのに、何で捜査は間違いだった、と認められないのでしょうか

 まだ、捜査は間違いだった、と認めたのなら、被害者達も救われるでしょうけど、この期に及んでも自分達の正当性を主張するんですから、開いた口が塞がりません

 ホント酷いですよね


 結局、裁判所が何とか違法捜査を認めたから良かったものの、仮に当事者同士が話していたら、全くの平行線でしたからね

 また、裁判所も、起訴という検察の聖域に踏み込んだ、実に画期的な判決を下したと思います

 しかしながら、一部の人達の請求が棄却されたのは、非常に残念でなりません

 どうせなら、全員の請求を認めるべきでしょう

 誰がどう見たって、明らかなでっち上げなんですから


 因みに、この民事裁判に関して、鹿児島県は控訴しなかったので、判決は確定しました

 ここで思うのが、警察側の主張は認められなかったのに、警察側は何で控訴しなかったのでしょうか

 だって、自分達の捜査は適正だった、と言うのに、判決では捜査は違法だとバッサリ切り捨てられたのですから、普通は納得出来ないと言って控訴するでしょう

 なのに、一審の段階から不服を申し立てないと言うことは、暗に自分達の捜査は間違いだったと認めているようなものでしょう

 単に、裁判上では、〝適正だった〟と言うしかなかったのが真実だと思います

 そう考えると、警察という組織は、いかに汚いかが分かりますよね


 とりあえずは、冤罪被害者の人達の請求が殆ど認められて良かったですね

 今日は、そんなお話でした


 明日は、冒頭でお伝えした交通事故の関係で、病院に行くのでブログはお休みします


 
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論告求刑。



 おはようございます

 今日は、スッキリしない天気ですね

 何だか、今日の夜から明日の午前中に掛けて雨みたいですし


 昨日も、徳重選手の被告人質問をお話しました

 文面上は、分かりやすく徳重選手の証言だけを記載していますが、実際には弁護人や検察官との応酬があって、その中から出てきた数々の証言なので、生で観ているのと文面上では、同じ内容でも何だか迫力に欠ける気がします

 それを、何とか臨場感を持って伝えるのがボクの使命でもあるのですが、なかなか難しいですね

 ともかく、徳重選手は、不正に入手した女の子の個人情報を悪用した訳ではなく、一人だけ連絡を取っただけでした

 まっ、一人だろうと、何人だろうと、そもそも捜査権を悪用して不正に個人情報を入手すること自体がもってのほかなんですからね


 さて、今日も、裁判の続きをお話します

 ボクは、被告人質問が終わったので、今日はここまでかなと思っていると、裁判長から思わぬ一言が

 
 『それでは、論告求刑と弁論に行きましょう。』


 と、言うので、ボクは『あっ、求刑まで行っちゃうんだ。』と、思いこれまたラッキーだと思いました

 だって、後日また求刑を観に来る必要がないからです

 恐らく、今日の一日で結審までしちゃう予定だったのでしょう

 でなければ、アドリブで求刑まで行くことはないからです

 法廷の柵の〝向こう側〟の人達は、予めそれが分かっていたとしても、法廷の柵の〝こっち側〟の人にはそれは分かりませんからね

 なので、その日の裁判でどこまでやるのかを知らされていない我々傍聴人は、一回で求刑まで観れるなんて、正に思わぬ僥倖だったでしょう


 そして、裁判長に促されて、検察官が起立し、用意してあった書面を読み上げます

 この時点で、閉廷予定の午後12時を回っていたので、検察官は早口で読み上げます

 なので、全てをメモできませんでしたが、気になった部分を書き留めたので綴ります


 『被告人は、援助交際した女の子に、避妊をせず膣内射精を要求。』

 『自分はパイプカットしているから大丈夫と嘘を言ったり、膣内射精させる代わりに、その分の対価を支払うと言ったり、精子を殺す薬を入れたりした。』

 『その内の一人に膣内射精をした。』

 『その子は女子中学生だった。』

 『被害者の二人に、自分が所有するスマートフォンで性行為を撮影した。』

 『連絡しないと、写メをバラまくと脅す。』



 と、オドロキの内容が飛び出しました

 裁判なので、非常に堅苦しく言っていますが、要は女子中学生に嘘を言って〝中出し〟し、それに留まらずハメ撮りまでしていたと言うのです

 ボクは、ただ単に未成年にお金を払ってセックスをしているだけかと思いきや、実際はそうではなかったのです

 相当な性癖の持ち主というか、変態だったという事です(笑)

 まっ、同じ男性として、ハメ撮りしたくなる気持ちは非常によく分かりますが(笑)

 更に検察官の論告は続きます


 『捜査関係事項照会を不正に利用したのは悪質。』

 『ショートメールで、何度も女の子と連絡を取り、警察来た、と確認した。』

 『捜査関係事項照会の社会的信用を失墜させた。』

 『捜査関係事項照会の回答を、各会社に懸念を抱かせた。』

 『買春の発覚を防ぐ為に、過去に性交した女の子の連絡先を知りたい為に悪用した。』



 と、厳しく断罪します

 検察官が論告を読み上げる最中、徳重選手はじっと目を瞑って、小刻みに頬がピクピクしていました

 この時、自分の過ちを厳しい言葉で指弾され、徳重選手は一体どう思っていたのでしょうか

 そして、論告はこの言葉で締め括りました


 『被告人を、懲役3年に処するのが相当である。』


 求刑は3年でした

 
 続いて、最終弁論ですが、検察官よりも早口で、持っていた書面を読み上げる弁護人

 
 『懲戒免職になり、マスコミでも報道されたりと社会的制裁を受けている。』

 『素直に罪を認め反省している。』

 『家族が今後の監督をしていくと約束している。』

 『寛大な処分を求める。』



 と、言うように、弁護人としては当然ながら執行猶予狙いでした


 そして、裁判長から、

 『それでは被告人は証言台の前へ立って下さい。』

 と、言われ『はい。』と、返事をして証言台の前に立つ徳重選手

 『それでは、これで裁判は結審しますが、最後に何か言っておきたいことはありますか

 と、言われ、徳重選手は、


 『今回私のこのような行いにより、警察官の信頼を失わせ、また、産んでくれた母親に申し訳ないです。今後は、地元に帰りしっかり暮らそうと思います。』

 
 と、言って締め括りました

 
 そして、次回判決期日が指定されました


 7月16日(木)13時15分~ 815号法廷


 以上で、大変濃厚だった裁判が終わりました


 で、ボクの予想としては、判決は間違いなく執行猶予でしょうね

 その理由は、求刑が3年という事と、裁判所は警察官の不祥事に対しては、かなり甘い判決を下す傾向があるからです

 大体、警察官が起訴されたら、その警察官は依願退職か懲戒免職で確実に職を失うので、それでもう十分だろうという考えがあるのでしょうね

 だって、裁判所からすれば、警察官は言わば〝身内〟ですからね

 なので、判決は懲役3年執行猶予5年というところでしょう

 
 以上が、〝援交デカ〟の初公判でした

 ホント、まさか結審までするとは思わなかったので、大変ビックリしました

 でも、一回の裁判でここまで観れたので良かったです

 是非、〝生〟の徳重選手を観たい方は、判決に訪れる事をオススメします(笑)


 さて、来週は、最近の話題についてお話します

 それでは、良い週末を



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被告人質問。(3)



 こんにちは

 今日も蒸し暑いですね

 なでしこ無事に勝ちましたね

 これからが非常に楽しみです


 昨日も、被告人質問の模様ををお話しました

 やはり、徳重選手の言葉から出てくるのは、自分への弱さと反省の弁でした

 まっ、素直に罪を認めているんですから当然といえば当然です


 さて、今日も被告人質問の模様をお話します

 被告人質問は、今日で最後です


 弁護人からの質問は終了し、続いて攻守交替とばかりに検察官へと移ります

 
 『警察官になったのは、自分には正義感があったから。』

 『買春は、ストレスの解消にはなっていなかった。実際には不安が募っていた。』

 『完璧な悪循環になっていた。』

 『過去の買春や不正照会のことは聞かされていたが、どうしてもやめられなかった。』

 『逮捕されてからは、全て洗いざらい話そうと思った。少しホットした。』


 
 女性検察官からの質問は、それほど多くはなかったのですが、質問の中で印象に残りるモノがありました

 それは、徳重選手が使う言葉にありました


 『さっきから、遊んだという言葉を使うけど、その表現にスゴく違和感を覚えるんだけどそこはどうかな』 

 
 と言われ、徳重選手は『あっ、はい。』と、タジタジになっていました

 どうやら、徳重選手が軽々しく〝遊んだ〟と言う言葉を使うことに、検察官としては納得がいかなかったようです

 
 『買春と遊びが違うのは分かりますか


 と、何か怒られるように言われ、『あっ、はい。』と、ペコペコ頭を下げていました

 まっ、起訴して処罰を求めているのは検察側ですから、当然〝攻撃側〟になるので、被告人に対しては当然厳しくなります

 こればかりは仕方ありません

 時間が押してるのか、徳重選手が罪を認めているからなのかは分かりませんが、思いの外検察官の追求は大したことはなく、あっさり終了しました

 恐らく、徳重選手もホッとしたことでしょう(笑)


 続いて、裁判官へと質問は移りました

 先陣をきったのは、傍聴席から見て右側の女性裁判官でした

 左陪席の裁判官ですから、三人の中で一番新人という事になります


 『(女の子の)番号をストックしていたのは、自分が(警察官だから)番号を教えられないから。』

 『自宅近所で女の子と会ったが、結局引っ越しはしていない。』

 『平成26年の子だけは連絡を取った。』

 『それ以外の子には連絡していない。』

 『連絡を取ったのは、松尾が逮捕されたのを知ったから。』

 『その子は、松尾から紹介された子だったから。』

 『自分が、捜査対象になっていないかを確認したかった。』

 『松尾どうこうより、自分の事が気になったから。』



 どうやら、徳重選手は闇雲に女の子の番号を照会したものの、実際に連絡を取ったのは一人だけだったそうです

 恐らく、照会をかけて、自分の自宅付近に住んでいないかが分かれば、それで安心したのでしょう

 唯一、連絡を取った子も、その女の子とまた遊びたいとかではなく、松尾が逮捕されたのを知った為、自分は大丈夫なのかを確認したかったからだそうです

 そこでは、松尾がどんな状況なのかを確認し、一体自分がどんな状況なのかを確認したかったのでしょう

 すなわち、自分への気休めだったという事です

 松尾の身を案じるより、自分の身を案じていたのです

 そりゃそうですよね

 当時は、現職の警察官だったんですから、その後の展開によっては、全てを失うことになるんですから

 結局、この杞憂は杞憂では済まなく、現実のものとなってしまいました


 左陪席の裁判官からの質問が終わり、続いて他の裁判官からの質問はどんなモノかと期待していると、意外にも右陪席の裁判官と裁判長は一切質問はせず、被告人質問は終了しました

 
 すると、裁判長からまたしても予想外の言葉が


 一体、その言葉とは

 
 続きは、また明日お話する予定です


 
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被告人質問。(2)



 おはようございます

 今日は、久し振りの晴れですね

 梅雨の晴れ間といったところでしょうか

 これから、女子W杯の決勝トーナメント一回戦がありますね

 どんな結果になるのか非常に楽しみです


 昨日は、徳重選手の被告人質問についてお話しました

 やはり、本人の口から放たれる言葉には、妙な真実味がありますね

 出会い系サイトを始めたきっかけから、捜査関係事項照会の不正照会に至るまでを証言しました


 さて、今日も、被告人質問の続きをお話します

 相変わらず、弁護士からの質問は続きます


 『平成25年8月から、応援派遣で別の警察署に行っていた(半年間)。』

 『平成25年当時は、警察官として最悪の年だった。』

 『非常に激務だった為、そのはけ口として買春していた。』

 『松尾から、いい子が入ったと営業が来ていた。』

 『自分から、松尾に連絡する事はなかった。いつも受身だった。』

 『松尾からの紹介は、初めは未成年ではなかった。』

 『事件の子は、15歳以下だった。』

 『IDは〝NANDEMO(なんでも)〟となっていて、松尾からなんでもさんと呼ばれていた。』

 『実際は、年齢を気にしていたが、ある日松尾から、なんでもさんが遊んだこないだの子は実は17歳ですよ、と聞かされ困惑したが、当時は過度なストレスを抱えていたので、まあいいかと思った。』

 『罪悪感はあった。抵抗感もあったが、性的欲求に負けてしまった。』



 と、いう事で、平成25年当時は仕事が激務だったようで、そのはけ口として、買春していたそうです

 松尾から、積極的に営業があったそうで、それに断ることもなく喜んでとばかりに乗ってしまう徳重選手…

 また、笑っちゃうのが〝なんでも〟と言うIDです(笑)

 一体どういう意味で付けたんでしょうかね

 なんでもやっちゃう、と言う意味なのでしょうかね

 表の顔は、〝刑事さん〟で、裏の顔は〝なんでもさん〟だったという事です

 まっ、人は二面性とは言いますが…


 ただ、違和感を覚えたのが、松尾から紹介された子が後から未成年だと知ったと言いますが、確かにそうなのかも知れませんが、紹介されて会った時点で、この子若いな、と感じると思うんですよね

 自分でも、未成年だと思った子は自分から断っていた、と証言していましたから、何だか矛盾しているんですよね

 確かに、最近の未成年の子は非常に大人っぽいですが、とは言えあどけなさも残るでしょう

 だから、徳重選手も未成年だということは気付いていたと思います

 質問は続きます


 『今度は、船橋の遊び通、と言う人から勧誘を受ける。』

 『平成25年夏頃は、大森署に戻り、出会い系サイトは止めようと思い、松尾との連絡を断った。』

 『しかし、また激務になり、ストレスが溜まり松尾とヤフーメールで連絡を取り合う。』

 『平成26年1月に、女の子と大森駅で待ち合わせた。』

 『平成26年2月に、松尾と連絡が取れなくなった。』

 『最後に遊んだ子が、小岩に住んでいると分かった。』



 一旦は、これではマズイと思い、松尾との連絡を自ら断ったのにも拘わらず、また自分から連絡を取ってしまいました

 これを聞き、ボクは覚せい剤中毒者と同じだなと思いました

 このままではいけないと思い、自ら売人と連絡を断つも、またシャブが欲しくなり自分から売人に連絡してしまうのと全く同じです

 もう、これは完璧な病気ですね


 また、今度は船橋の遊び通という人から勧誘を受けるなど、徳重選手はその世界では相当なカモだったのでしょう

 ってか、船橋の遊び通、って名前が笑っちゃいますよね(笑)

 この頃になると、完璧に麻痺していたのか、自分の勤務先の近くにある大森駅で、女の子と待ち合わせたと言うんですから、かなりのリスクを犯していたという事です

 ホント、同僚や上司に見られる可能性が高いのに、何でそんな所で待ち合わせしちゃうのでしょうか

 恐らく、その頃になると、完璧にタガが外れていたのでしょう

 そして、弁護士からの質問は佳境を向かえます


 『松尾が逮捕されて、いよいよ自分も終わりが来ると思った。』

 『自業自得だと思った。』

 『非常に重いストレスを感じていたが、自分の弱い所があり、松尾と知り合ってズルズル行ってしまい大変反省している。』

 『児童をお金で買い、大人への不信感を募らせてしまった。』

 『(根本的に)自分の心が弱かった。』

 『警察官の自覚というか、ストレスに負けたというか、弱い部分があった。』

 『自分を見つめ直し、親元で頑張っていくしかない。』

 『責任を果たす為、厳しい判決は覚悟している。』

 『仕事のアテは全くないが、やっていけなる自信はある。』 



 と、反省の数々を証言していました

 文字では分かりませんが、松尾選手は弁護士からの質問に、あれこれと枝葉を付けて証言するので、弁護士が『質問にだけ答えればいいから』と、注意する場面が何度もありました

 傍聴席から見ていると、かなりイラついているように見えました

 これは、当初の予定時間よりも押したからだと思われますが、だとしても本人が言いたいんですから言わせてあげればいいのにな、とボクは感じていました

 弁護士が徳重選手を責めるもんだから、どっちが弁護士なのか分からなくなりました(笑)


 因みに、徳重選手が証言中、母親はずっと下を向いて俯いたままでした

 きっと、そんな姿の息子を見たくはなかったのでしょう

 何だか、その姿は更に小さく感じました


 ともかく、弁護人からの質問の終盤は、いかに自分の行いを反省しているかに焦点を当てていました

 これは、争いのない事件ではよくある光景で、裁判所にいかに自分が反省しているかをアピールする狙いです

 果たして、これらの猛省の言葉は、三人の裁判官の心にどれだけ響いたのでしょうか


 さて、以上で弁護人からの質問は終わり、検察官に移りますが、この続きはまた明日お話する予定です

 これからは、なでしこJAPANです 

 
 
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被告人質問。(1)



 こんにちは

 今日は、結構暑いですね

 朝から、ちょっとした隙に、ボクが飼っているミーアキャットが外に出てしまい、捕まえるのに一苦労でした

 ホント、何事も慢心はいけませんね


 昨日は、徳重選手の母親の情状証人についてお話しました

 つくづく、いいさらし者だと思いました

 どんな事件であれ、情状証人として法廷に立ちたくはないですよね


 さて、今日も、裁判の続きをお話します

 ボクは、情状証人が終わり、今日はこれで閉廷かと思っていると、裁判長から、

 『それでは、被告人質問を行いますので、被告人は証言台に座って下さい。』

 と言う、思わぬ発言が

 てっきり、被告人質問は次回期日かと思っていたら、まさか今日行うというのです

 ボクは、『あっ、今日やっちゃうんだ。』と思い、それならそれで大歓迎だと思いました

 何故なら、わざわざ被告人質問の為に、裁判所に足を運ばなくていいからです

 どうせなら、一回の公判で出来るところまでやってもらった方が、ボクとしては非常に助かります


 そして、か細い声で、『はい。』と言った後、証言台へと歩を進めます

 証言台に座ると、若干猫背になり正面を向きます

 質問は、弁護人からして行きました

 徳重選手の証言は下記の通りです


 『起訴事実は間違いない。』

 『きっかけは、平成20年に出会い系サイトをやったこと。』

 『当時は、八丈島勤務で、たまに本庁に戻ってきた時に入った漫画喫茶で。』

 『(援助交際の)違法性は認識していた。』

 『性的な誘惑に負けた。』

 『やれば月に一回。やらないときは、年に一回とか。』

 『10数人と会った。その中に未成年の子は居なかった。』

 『明らかに未成年と分かる場合は、拒否していた。』

 『警察官だったので、出会い系サイトの実態は、売春だと分かっていたが誘惑に負けてズルズルやってしまった。』



 この時は、まだ未成年を買春していた訳ではなく、未成年ではない子を出会い系サイトで探していたと言います

 ところが、ある男との出会いが、その後の運命を大きく左右する事となります…


 『新宿の歌舞伎町で、業者の男から携帯電話を譲り受けた。』

 『その男の名前は松尾。』

 『知り合ったきっかけは、出会い系サイトに松尾が女の子のフリをして書き込みをしていた事から。』

 『松尾から、都合良く女を紹介してもらえると思った。』

 『(携帯電話を譲渡されたのは)非常にマズイと思ったが、パソコンからでは全然ダメだったので。』

 『もらった携帯には、IDとかが設定されていた。』

 『しかし、直ぐに使えなくなってしまった。』


 
 実際、どうやって松尾と会ったのかは分かりませんでしたが、少なくとも警察官である徳重選手が、訳も分からない男から、訳も分からない携帯電話を譲り受けること自体がそもそも論外でしょう

 普通は、相当警戒すると思うんですよね

 ましてや、自身が警察官なら尚更、携帯電話を譲り受けることに警戒すべきでしょう

 その辺の感覚が、徳重選手の言葉を借りるなら、〝性的な誘惑〟によって麻痺していたのでしょうね

 質問は続きます


 『平成24年に、自宅近所で関係をもった女の子を発見し声をかけた。』

 『当時は、新小岩駅近くに住んでいて、自分が警察官だと言うことは周りは知っていたので、非常にマズイと思った。』

 『松尾から、関係をもった子が、実は未成年だと聞かされた。』

 『自宅付近で女の子と会ってから、マズイと思い暫く止めた。』

 『引越しも考えた。』


 
 冒頭陳述でも述べられていましたが、この出会いが更に徳重選手を負のスパイラルへと誘います

 そして、質問は捜査関係事項照会について及んでいきます


 『公務で不正を働くことについては、周りでも不正照会をしている人が居たので、自分さえ言わなければ分からないと思った。』

 『上司には、緊張しながら決済印をもらった。』

 『番号を調べたところ、実際に自宅付近に住んでいたが、あまり問題ないと思い引っ越しはしなかった。』

 『平成25年3月に、関係を持った後、女の子に自宅付近まで尾行された。』

 『その子がどの子か分からなかったので、ストックしてある番号を闇雲に照会をかけた。』

 『罪悪感は薄れてはいたが、毎回緊張していた。』



 と、言うように、悪いとは思いながらも不正照会をしまくっていたそうです

 この証言の中で気になったのが、〝周りでも不正照会をしている人が居たので〟という部分で、これが事実なら他の警察官も不正照会をしているという事でしょうか

 恐らく、ボクは不正照会をしている警察官は結構居ると思いますよ

 だって、何か事件化しない限りは、まずバレようがないからです

 今回の場合は、大きく事件化したから発覚しただけで、何も事件やトラブルが起きなければ、まず不正照会がバレることはないでしょうね

 決済印を押す署長だって、いちいちホントに捜査の必要性があるのかを確認したり、裏を取ったりなんてしませんからね

 イチイチそんな事をしていたら、業務が滞りますからね


 少し話がそれましたが、やはり被告人質問は、事件の核心部分が覗けて最高ですね

 
 さて、この続きは、明日お話する予定です
 


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情状証人。



 こんにちは

 今日も、スッキリしない天気ですね

 まっ、これが梅雨というモノなのでしょう

 新しい一週間、張り切って行きましょう


 先週は、前後しましたが、冒頭陳述の詳細をお話しました

 予想外の犯行動機に、ボクを含めた傍聴人全員が驚いたでしょう

 まさか、自分が援交した娘と、偶然自宅付近で会っちゃうんですからね

 こんな偶然ってあるんですね

 一般の人なら、会ったところでどうって事は無かったでしょうが、徳重選手の場合は、背負っているものが一般人とは違いますから、同じ偶然の再会でも意味合いがまるで違って来ます

 その結果、自らの人生を大きく狂わしてしまい、徳重選手にとっては正に〝悪魔の再会〟だったという事です


 さて、今日も、裁判の続きをお話します

 冒頭陳述から、検察側の証拠請求に対し、弁護側は全て同意しました

 一方、弁護側からは示談書5通と、情状証人の請求があり、これに対して検察側も同意しました

 そして、公判は情状証人へと移りました


 改めて、情状証人とはどういう意味かと言うと、刑の量定にあたって斟酌(しんしゃく)すべき事情を述べるために公判廷に出廷する証人です

 弁護側の場合、被告人の家族や知人などが寛大な処分を求めて被告人に有利な事情を述べ、検察側の場合、被害者や遺族が量刑に反映されるよう被害感情を強く訴えることが多いです

 ですので、徳重選手の場合は、率直に言うと、刑を軽くして下さいと言う意味での情状証人となります


 相変わらず、ハキハキした裁判長が、

 『それでは、弁護側より情状証人という事ですが。』

 と言うと、

 『はい。被告人の母親が来ております。』

 と、弁護人が言い、傍聴席の一番奥の一番前に座っていた年配の女性が、弁護側に促されて法廷へと入って行きました

 そうです

 この女性は、徳重選手と一緒に法廷へと入って来た女性で、ボクが書記官から何かの書類に記入するように案内されているのを見て、恐らく証人だろうと予想した人です

 つまり、ボクの予想は見事に的中したのです


 母親は、法廷内へと入ると、少しおどおどしながら証言台の方へと歩を進めました

 その途中、法廷内へと入って来た母親に対し、徳重選手は座ったまま頭を下げました

 頭を下げる際、目を強く瞑りながらだったのがスゴく印象的でした

 きっと、そんな母親の姿を見たくはなかったのでしょう

 この気持ちは良く分かります

 だって、自分を産んでくれた母親に、こんな恥さらしをさせてるんですから、筆舌に尽くしがいたでしょう


 因みに、ボクの裁判の時は、情状証人なんて一切ありませんでした

 何故なら、完全否認していたからです

 否認しているのに、『釈放後はきちんと監督します』とか『親として責任を感じております』なんて言うのは、矛盾しているじゃないですか

 なので、ボクの場合は、情状証人なんて全く必要ありませんでした

 基本的に、否認事件においては、情状証人は立たないのが定石です


 話は戻って、証言台の前に立つと、裁判長から、

 『お手元の宣誓書を読み上げて下さい。』

 と、促され、

 『宣誓。良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べない旨を誓います。』

 と、宣誓書を読み上げ、証言台に着席しました


 そして、いよいよ証人尋問が始まり、弁護側から質問して行きました

 これは、あくまでも弁護側が呼んだ証人だからです

 証人尋問は、基本的に呼んだ側から質問が始まります


 弁護側の質問までメモする暇がなかったので、母親の証言のみを記載します

 その内容から、どんな質問だったか想像出来ると思います


 『買春の事を聞き、言葉もなく地獄に叩き落とされたような思いだった。』

 『警察官として、真面目に仕事をしているものだと思った。』

 『真面目な大人しい子だと思っていた。』

 『軽はずみな行動をして、社会や職場に迷惑を掛けて謝罪したい。』

 『示談金も工面した。』

 『何と言ってお詫びしたらいいか分からない。』

 『忙しさにかまけて、しっかりやっているものと思っていた。』

 『連絡は、たまにメールでやり取りしていた。』

 『本人が責任を取った後、実家で迎え入れたい。』

 『しっかり監督する。』

 『家族総出で迎え入れたい。』



 等と証言し、とにかく親として責任を感じ、今後監督する旨を述べていました

 因みに、弁護側の質問に答える最中、母親は涙ぐみながら証言していました

 ホント、この時の母親の気持ちはいかばかりか…


 続いて、検察官からの質問に移りますが、一つか二つ質問して直ぐに終了しました

 メモに記載がないという事は、これといった証言がなかった証拠です

 最後に、裁判官からの質問に移ったのですが、誰からも質問はありませんでした

 そして、裁判長から、

 『以上です。ご苦労様でした。』

 と、言われて、証言台の前で一礼し、傍聴席へと戻って行きました


 結局、時間にして15分位でしたが、母親にとっては1時間位に長く感じたでしょう

 ホント、地獄のような時間だったと思います

 だって、いいさらし者じゃないですか

 事件を起こしたのが元警察官なら、その内容も内容ですから、みんな好奇の目で見ること間違いなしです(ボクも同じく)

 その張本人の母親ですから、本人としては絶対に行きたくはなかったでしょうね

 徳重選手から見た母親は、きっといつもより一回りもふた回りも小さく見えたでしょう

 母親も、可愛い息子の為に、わざわざ実家のある鹿児島から上京してきたと言うんですから…


 そんな、胸が痛い情状証人でした

 
 ボクは、今日の公判はここまでかなと思っていると、裁判長から予想外の言葉が発せられました

 その予想外の言葉とは

 
 この続きは、明日お話する予定です



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冒頭陳述。




 こんにちは

 今日も、スッキリしない天気ですね

 今週最後の金曜日、張り切って行きましょう


 昨日は、証拠調べというテーマでお話しました

 あくまでも、刑事裁判においては、検察側弁護側が同意した証拠を元に、裁判所が判断するワケです

 起訴事実を争っていない事件では、同意不同意は大して関係ないですが、否認事件に関してはここでのせめぎあいはベリーインポータントです


 さて、今日も、裁判の続きをお話します

 証拠調べが終わって、検察側の冒頭陳述に移りました

 と、思ったのですが、良く考えると、冒頭陳述は証拠調べの前に行われたんですよね

 自分が書いた傍聴メモを、勘違いしていました

 大変失礼致しました

 
 改めて、冒頭陳述とは、刑事訴訟の公判手続において,検察官が証拠調べの初めに行うべき陳述で、証拠によって証明しようとする事実を明らかにするために行われるものです

 まっ、実際には、起訴状の内容を敷延し、事件の具体的な経過が主張されます


 ちょっと、話が前後しますが、証拠調べに先だった冒頭陳述で、徳重選手の今回の犯行動機が明らかとなりました

 
 
 そもそも、徳重選手が児童を買春するようになったのは、警察官としての仕事の激務から、そのストレス解消の為に始めたそうです

 最初は、元から漫画喫茶に行くのが好きで、そこのパソコンから出会い系サイトにアクセスして、児童と知り合ったそうです

 しかし、途中から児童と全然出会えなくなり、悶々としていると、ひょんな事から児童を斡旋する業者の男と出会います

 この男とは、所謂〝援デリ〟業者で、徳重選手がアクセスした出会い系サイトに、女のフリをして書き込みをしていたそうです

 因みに、援デリとは、素人の援助交際を装った、売春業者の事です

 名前の由来は、援助交際のデリヘル版、と言う所から来ています

 なので、もしかしたら皆さんの中でも、未成年ではなく成人した女性と、出会い系サイトを通じてお金でセックスの約束をして会った場合、実は援デリ業者だった可能性があるかも知れません

 皆さんが想像している以上に、出会い系サイトには〝業者〟が潜んでいますよ


 話は戻って、何故徳重選手が今回の犯行に及んだのかと言うと、平成24年に偶然自宅近くで以前買春した女の子と出くわしたからです

 当時の徳重選手の自宅は、葛飾区新小岩にあり、そこの自宅付近で偶然ヤっちゃった娘と会っちゃったそうです

 なので、これまで自分が関係を持った児童達が、どこに住んでいるのかを知りたくて、捜査関係事項照会書を偽造したそうです

 また、そこには、別の理由もあり、児童を斡旋した業者の男が逮捕されたという情報を聞き、自分がこれまでヤってきた事が発覚する事を恐れ、捜査関係事項照会から得た情報で、自分の家から近い娘が居ないかを調べる為に犯行に及んだそうです


 以上が、冒頭陳述の内容です

 裁判の当事者達は、書面で冒頭陳述の内容を見れるからイイものの、傍聴人としては、検察官がバァーっと読み上げる内容をメモしなければいけませんから、ホントに大変です

 ですから、丁寧に書いている暇なんてないので、それはそれは綺麗な字には程遠いです

 改めて見返しても、これ何て書いてあるんだろう、と見直すことが良くあります(笑)


 冒頭陳述を振り返ると、ホント負のスパイラルにハマったなと言う感じでした

 そもそも、警察官なんですから、援助交際なんてしないで、正々堂々と風俗にでも行けばいいのに、それをしなかったが故に、どんどん深みにハマって行きました

 援助交際をしなければ、そもそも捜査事項照会を偽造する必要はなかったのです

 また、援助交際なんてしなければ、偶然自宅近くでヤった娘と会うことも無かったのです(笑)

 正々堂々と風俗にでも行けば、仮に自宅近くでその時ヤった娘と会ったとしても、一切ビビる必要はないし、逆にその偶然がキッカケで、タダで出来たかも知れません

 でもな…、徳重選手の風貌じゃ厳しいかな…(笑)

 と、言うのは冗談だとしても、ホント何の因果か、これだけ人が多い東京都の新小岩で、何でこうもヤっちゃった娘と会っちゃいますかね

 普通は会わないと思うんですよね

 ホント、凄い偶然ですよね


 ともかく、この偶然の出会いが、徳重選手の心に焦りの油を注ぐ事になりました

 尤も、だからと言って、何で捜査関係事項照会を使って、関係を持った女の子の身元を確かめたくなったのかは分かりませんし、仮に分かった所で一体どうしようと言うのか不思議でなりません

 しかし、そう思ってしまった心理状態は、徳重選手しか分からないのです


 これで、何となく事件の背景が分かった所で、証拠調べとなり、弁護側の情状証人となりました

 
 さて、この続きは、来週お話する予定です


 それでは、皆さん良い週末を


 
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証拠調べ。



 おはようございます

 今日もスッキリしない天気ですが、張り切って行きましょう


 昨日は、待ちに待った真打の登場で、その予想に反した見た目に大変オドロキました

 また、声のトーンや、話し方が、ゴーストライターの新垣さんにソックリで、まるで新垣さんが法廷に立っているようでした(笑)

 是非、この新垣さんを生で観てみたい方は、来月判決がありますので、足を運ぶことをオススメします


 さて、本日も、昨日の初公判の続きをお話します

 一通り、人定質問が終わった後、これも初公判の流れである起訴状の朗読に移りました

 どうやら、今回は二件の事件で起訴されたそうなので、起訴状が二枚読み上げられます

 
 一つ目は、

 平成26年5月1日に、警視庁大森警察署において、捜査の必要がないにも拘わらず、刑事訴訟法第197条2項に係る捜査事項照会書を4通作成し、同署所長の印鑑を押し、東京都豊島区東池袋にあるNTTドコモに送付した。
 そして、同月8日から20日頃までに、NTTドコモより回答させた。
 罪名及び罰条、虚偽有印公文書作成、同行使、公務員職権乱用。


 二つ目は、

 平成25年1月8日から6月25日までの間に、同じく警視庁大森警察署にいて、捜査の必要がないにも拘わらず、刑事訴訟法197条2項に係る、捜査関係事項照会書を作成し、同署所長の印鑑を押し、東京都新宿区西新宿にあるKDDIグループに送付した。
 そして、同年1月から7月にまでに、その回答を得た。
 罪名及び罰条、虚偽有印公文書作成、同行使、公務員職権乱用。



 と、いう内容の公訴事実を、検察官から読み上げられました

 そして、裁判長より、

 『ただいま、検察官が読み上げた公訴事実について、何か間違っていたりするところはありますか

 と、問われると、

 『いえ。間違いありません。』

 と、新垣トーンで答える徳重選手

 すなわち、起訴事実については、一切争いがないという事です

 従って、この裁判の争点は、量刑という事になります


 尤も、明確な客観的証拠があるのにも拘わらず、否認する方が悪足掻きと言うものです

 捜査関係事項照会書と言う、動かぬ証拠があるんですから、素直に罪を認めた徳重選手の判断は、極めて賢明と言えるでしょう

 まっ、ボクとしては、否認してくれた方が楽しいですが、こうも証拠が揃っていると、被告人側としてはグウの音も出ないですよね

 もし、ボクが徳重選手と同じ立場なら、素直に罪を認めたでしょうね(笑)


 続いて、公判は証拠調べへと移って行きました

 証拠調べと言うのは、その名のとおり、検察官が立証しようとする証拠を、裁判所に提出し調べてもらうことです

 ただ、検察官が提出した証拠全てが、裁判所に行くわけではなく、弁護側が異を唱えた証拠は裁判所には行かないので、裁判官はその証拠を見る事はありません

 これを『不同意』と言います

 その字のごとく、同意しませんという意味です

 不同意にした証拠は、裁判官は見る事はないので、検察官としては、その不同意になった証拠について、証人を呼んで証言させ、立証するのです

 刑事裁判では、法廷で証言したことは全て証拠になる、と言うルールがあるからです

 
 そうしないと、例えば検察官が請求した証拠を、弁護側が全て不同意にしたら、裁判所は何一つ事件の証拠を見てないんですから、有罪か無罪かの判断が出来るワケがありません

 なので、検察官としては、不同意にされた証拠を立証する為に、その証拠について証人を呼んで証言させるのです

 流石に、弁護人はその証人を不同意にする事は出来ません

 要するに、刑事裁判の鉄則は、検察官と弁護側がお互い同意した(納得した)証拠を元に、審理するという事です


 まっ、ここの同意不同意に関しては、ボクのように起訴事実について争っているような時は極めて重要な要素ですが、認めている事件に関しては、大して影響はありません

 だって、起訴事実を争って無いんですから、検察官がどんな証拠を請求しようが、一切どうでもイイからです

 あくまでも、起訴事実に争いのない事件の争点は、量刑なんですから


 当然ながら、徳重選手の弁護人は、検察官が請求する証拠に対して裁判長から意見を求められると、

 『全て同意致します。』

 と、回答していました

 従って、検察官としては、殊更証人を呼んで証言させる必要は無いわけです

 意味分かりますか

 
 そして、弁護側も証拠請求をして、その内容は、児童買春した被害者との間に成立した示談書を5通請求し、検察官もその証拠に同意しました

 5通という事は、5人の児童と援交した証拠です

 加えて、証人請求があり、これも検察官に同意を得て、裁判所もこれを是認しました

 この証人請求は、徳重選手の情状証人で、徳重選手の母親だそうです

 そうです

 開廷前に徳重選手と一緒に入って来た年配の女性こそ、徳重選手の母親だったのです

 昨日のブログで、年配の女性が何か書類に記入するのを見て、ボクは何らかの証人だと予想しましたが、見事に的中したワケです



 そして、証拠調べの手続きが終わった後、検察官による冒頭陳述の朗読があり、そこで事件の背景を知ることになる訳ですが、そこには衝撃の事実が待ち受けていました

 その衝撃の事実とは

 この続きは、明日お話する予定です


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真打ち登場!!!



 こんにちは

 今日は雨ですね

 まっ、梅雨だから仕方ないですが、ちょっと憂鬱になりますね


 昨日は、初公判前までのドキュメント、をお話しました

 とにかく、傍聴券が出て抽選にならない事だけを祈っていたので、その思いが通じて良かったです(笑)

 抽選だけは、完璧な運に左右されるので、万が一傍聴できなかったら無駄足になりますからね

 なので、そうならなくて良かったです


 さて、今日は、昨日の続きをお話します


 ボクは、被告人席の真ん前に陣取り、今か今かと主役の登場を待ち侘びているも、なかなか登場しません

 吉本新喜劇で例えるなら、座長がなかなか出てこないようなものです(笑)

 通常なら、被告人席の後ろにあるドアから、刑務官に連行されて来るのですが、待てど暮らせどその気配がありません

 〝あれどうしたんだろうと、思っていた開廷2分前に、大柄なスーツ姿の男と、年配の女性が傍聴席の一番後ろを歩いて来ました

 
 すると、大柄なスーツ姿の男は、そのまま法廷の柵に押し開けて法廷に入って行きます

 ボクは、〝あっ、弁護士さんか〟と、思ってその男の行方を見守っていると、何とそのまま被告人席に着席するじゃないですか

 そうです

 この大柄なスーツ姿の男こそ、今回の主役である、〝徳重雄二〟選手だったのです

 刑務官に連行されず、自分の足で来たという事は。徳重選手は保釈されているという事です

 まっ、元警察官だから、逃亡の恐れはないと裁判所は判断したのでしょう

 
 被告人席から見ると、左手に傍聴席があるので、ボクの目の前には徳重選手の横顔を眺めるアングルとなります

 被告人席に座った瞬間、傍聴席全員の瞳が、徳重選手に集中砲火を浴びせました

 その位、ここに居る全員が、一体どんな〝ツラ〟をしているのかに強い興味があったのでしょう

 まっ、ボクもその内の一人ですが

 
 ボクは、徳重選手の顔を見た瞬間、記憶の扉をノックしましたが、向こうからドアノブが回されることはありませんでした

 つまり、ボクが大森警察署に留置されていた時に、見掛けなかったという事です

 ボクは、密かに見掛けた事のある顔を期待していたんですがね(笑)

 そんな事を思っている中、当の本人は、ずっと目を瞑ってジッとしていました

 一度も、傍聴席の方を見る事はありませんでした

 まっ、本人としても、恥ずかしさのあまり、正々堂々としていられないのでしょうね

 
 一方、一緒に入ってきた年配の女性は、傍聴席の一番奥の一番前に座り、裁判所職員から何か書類に記入するよう促されていました

 ボクは、この光景を見て、年配の女性が、情状証人ではないのかと予想しました

 その予想の答えは、後に判明する事となります


 そして、いよいよ開廷時刻の午前11時になり、裁判官3名が入廷して来ました

 いつもの儀式で、全員が起立し、一礼をして着席します

 
 ここで、恒例のスタメン発表です

 傍聴席から見て、左手が検察官席で女性の検察官のワントップ

 続いて、傍聴席から見て右手が、被告人席と弁護人席で、当然被告人は徳重選手のワントップで、弁護人は男性のワントップ

 最後に、傍聴席から見て正面が裁判官席で、左から男性、男性、女性のスリートップ

 恐らく、事件の重大性に鑑み、合議体の裁判で試合が始まります

 裁判員裁判ではないのに、合議体の裁判で審理するのは、結構重い事件である証拠です

 因みに、ボクの時も、合議体の裁判官で審理しました


 そうそう、ここで改めて、徳重選手の事件の開廷表に記載されてあった事件名を振り返りますね


 『虚偽有印公文書作成・同行使・公務員職権乱用・児童買春・児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律違反』


 です(笑)

 大変仰々しい罪名の数々で、これだけの文字数なので、開廷表もかなりのスペースを取っていました(笑)

 正に犯罪のドンキホーテですね


 そして、非常にハキハキした裁判長の声に促され、徳重選手は証言台の前に立ちます

 徳重選手の見た目は、背が高く(恐らく185センチ位)、頭は薄く、メガネ姿で、真面目を絵に描いた様な人柄でした

 恐らく、傍聴席の誰もが、〝まさかこの人が〟と、思った事でしょう

 少なくとも、ボクはそう感じました

 それと、意外と体格が良く、ボクのイメージとは全く逆でした

 ボクは、勝手に小柄なイメージを持っていたので、余計にそのデカさにビックリしました


 そして、裁判長から人定質問をされると、

 『徳重雄二です。』

 『昭和45年7月22日です。』


 と、名前や生年月日や本籍等を、その体躯に似合わず、ボソッとした声で証言します

 このボソッとした声を聞いた時、ボクの記憶の扉が激しくノックされました

 どうも誰かに雰囲気が似てるんだよな、と

 すると、ボクの記憶の扉から出てきた人物と合致しました

 そうです

 この雰囲気は、あのゴーストライター騒動で世間を賑わせ、今ではバラエティー番組に引っ張りだこの〝新垣さん〟にソックリなのです

 ホント、頭髪のハゲ具合と言い、メガネの感じといい、話し方と言い、声のトーンといい、正に瓜二つなのです

 単純に言えば、新垣さんを大きくした感じ、と言えばイメージしやすいでしょう

 なので、これからは、新垣さんを思い浮かべてもらえればと思います


 人定質問が終わった後、起訴状の朗読に移ります

 
 が、この続きは明日お話する予定です

 それではまた明日

 

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プロローグ。



 こんにちは

 今日は、どんよりな天気ですが蒸し暑いですね

 
 昨日は、北海道砂川町の飲酒引き逃げ事件を考察しました

 つくづく、これだけ飲酒運転はダメですよ、と喧伝されているにも拘わらず、こうして悲惨極まりない事件が起きてしまうのは、何ともいたたまれないですよね

 ホント、加害者達は、余程自分が可愛いのか、何とか罪を軽くしたいが為に、悪足掻きをしている状況で、実に怒りに満ち溢れますね

 やはり、ホントに自分が犯した過ちならば、真摯に受け止めて反省すべきでしょう

 まっ、ボクがここで何を言っても、当事者達が気付かないと話になりませんが


 さて、今日からは、何回かに分けて、例の〝援交デカ〟の裁判の模様をお話します

 当初は、一回の記事でまとめる予定だったのですが、思いの外、公判内容が大変濃密だったので、一回だけでは書ききれない為、新たにカテゴリを設けて詳報したいと思います

 つくづく、先日の初公判は観に行って正解でした


 ボクは、この事件を報道で知った時、その新聞記事をスマホにコピペし保存しておいたのです

 そうしないと忘れてしまうからです

 ボクが使用している、ギャラクシーノートには、その名の通りノート機能があるので、常に気になった記事はノートにスクラップしておくのです

 その後、ある程度時間が経った頃、東京地裁に電話して、公判期日を調べようと思ったのです

 そして先日、捜査関係事項照会についての記事を書いた際、もうそろそろ裁判が始まってもいいかなと思い、東京地裁に電話で確認したところ、6月11日(木)11時からと言われたので、正にビンゴだったのです

 
 ホント、この時に電話しておかなければ、初公判を知ることは無かったので、自分の行動を褒めてあげたいです(笑)

 電話した際、ボクが一番気になったのが、注目度の高さから、傍聴券が交付されるかどうかという事でした

 傍聴券が出てしまうと、抽選になってしまう為、外れた場合は傍聴出来ません

 ボクは、恐らく注目度の高さから、傍聴券は交付されるだろうと思い確認したのですが、何と傍聴券の交付は今のところ予定していないとの事でした

 これはラッキーだと思いました

 何故なら、先着順で傍聴出来るからです


 ただ、これはあくまでも電話した当日の話なので、もしかしたらその後対応が変わる可能性があります

 そこで、初公判前日に、東京地裁の傍聴券交付情報をネットで調べてみました

 すると、傍聴券交付情報は載ってなかったので、〝ヨッシャー〟と思いました

 これで、ほぼほぼ傍聴出来る事は確定しました

 だって、余裕を持って早めに行けばいいんですからね


 そして、初公判当日、ボクは余裕を持って家を出ました

 到着目標は、午前9時30分でした

 これは、11時の裁判まで、何か他の事件を観ようと思ったからです

 だって、折角東京地裁に足を運ぶんですから、ついでに色々と観たいじゃないですか

 なので、時間的にかなり余裕を持って自宅を出たのです


 すると、日頃の行いがイイからか、特に汽車の遅延もなく、予定通りに到着しました

 写真のとおり、注目の事件がない時は、こんな感じで閑散としています

 
 6月11日の東京地裁


 到着してから、早速開廷表を見に行くと、そこには相変わらず傍聴希望者がメモを取っています

 ボクも、11時まで幾つか〝傍聴はしご〟をしようと思い、ペラペラとページを捲りました

 すると、たまたまかも知れませんが、ホント覚せい剤の事件が多かったです

 もう、ページを捲る度に、覚せい剤覚せい剤って…

 確かに、全国で一番大きい地方裁判所ですから、沢山の事件があるのは当然ですが、それにしても覚せい剤の事件が多かったですね

 やはり、その位薬物汚染が深刻だと言うことを、如実に現している結果でしょう

 まっ、ボクは覚せい剤事件には全く興味がないので、全てスルーしました

 その中で、幾つか気になった事件があったので、それをはしごしたのですが、その詳細は別の機会にお話します


 ボクは、開廷の10分前に815号法廷に行くと、まだ〝開廷中〟のランプが付いていなく、傍聴人入口のドアは開いていませんでした

 そこでボクは、法廷の側にある、証人待合室という部屋に行き、そこで少し時間を潰そうと行くと4、5人座っていたので、〝この人達も傍聴するのかな〟等と思いました

 その部屋は、証人で呼ばれた人が待機する部屋で、特に施錠されてる訳ではないので誰でも入れます

 なので、一般傍聴人も、この部屋で待つことがあります

 そして、開廷5分前になると、向こうの方で〝ガチャン〟と言う、鍵を開ける音がして、その音に合わせて部屋に居た全員が立ち上がりました(笑)

 この時点で、全員が傍聴人確定です(笑)


 傍聴人入口に行くと、既に〝裁判所〟と言う腕章を巻いた職員が立っていて、〝奥へどうぞ〟と案内しています

 法廷に入ると、結構な人数の傍聴人が居ましたが、ボクは被告人席側の一番前の席に見事陣取ることが出来ました

 ミスチルのコンサートで例えるなら、アリーナ席中央の一番前のようなものです

 超プレミア席です(笑)

 周りを見渡すと、若いカップルが何組か居たりと、年齢層が若めな印象を受けました

 ただ、傍聴席が満席になることはなく、7割方埋まったと言う感じでした


 ところが、本日の主役の姿がまだ見えません

 いつもなら、刑務官に付き添われ、手錠をして入ってくるのですが、一向にその気配がありません

 〝あれ来ないな~〟と、思っていると、予想外な所から、予想外な人と一緒に登場したのです

 一体、その予想外とは


 と、毎度のように引っ張りま~す

 
 この続きは、明日お話する予定です



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北海道砂川引き逃げ事件を考察する。



 こんにちは

 今日は、清々しい天気ですが暑いですね

 新しい一週間、張り切って行きましょう


 先週は、GPS捜査の画期的な判決についてお話しました

 裁判官によって、判断が異なる中、将来の違法捜査抑止の見地から、警察の捜査手法を違法とした判断は、実に素晴らしい英断だったと言えます

 何度も言ってますが、捜査の為だから、という言葉が、捜査側の都合のいい免罪符になってはいけませんからね

 そういう意味では、そこに歯止めを掛ける判決っだったという事ですね


 さて、今日は、本来なら例の〝援交デカ〟の裁判の模様をお伝えする予定だったのですが、都合により今日は話題を変更してお送り致します


 先日、北海道の砂川町で、一家四人が死傷する大変痛ましい引き逃げ事件が発生しました

 恐らく、殆どの方が、この事件について知っていると思います

 その位、頻繁に報道されているからです

 事件から日に日に、新たな情報が発覚しています


 改めて、事件を振り返ります


 砂川市の国道交差点で乗用車と歌志内市の会社員永桶(ながおけ)弘一さん(44)の軽ワゴン車の衝突に絡み家族4人が死亡、1人が重体となった事故で、砂川署は12日、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いで、乗用車を運転していた空知管内上砂川町鶉(うずら)、建設業谷越隆司(たにこしりゅうじ)容疑者(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は6日午後10時35分ごろ、砂川市西1北22の国道交差点で乗用車を運転中、赤信号を無視して法定速度を大幅に上回る時速100キロ以上で交差点に進入し、永桶さんの軽ワゴン車に衝突。永桶さんと妻文恵さん(44)、高校3年の長女恵さん(17)の3人を死亡させ、中学1年の次女光さん(12)に重体となるけがを負わせるなどした疑い。

 谷越容疑者もこの事故で軽傷を負って入院し、同署は回復を待って事情を聴いていた。

 同署によると谷越容疑者は逮捕の際、「事故を起こしたことは間違いないが、信号は青だった」などと容疑を否認した。

 捜査関係者によると、同容疑者は事故後の聴取では「信号は赤だったが行けると思った」と説明していたという。

 同署は、現場近くの防犯カメラの解析結果などから、乗用車が走行していた国道側の信号は赤に変わって数秒たっていたと特定。

 直前に追い抜かれた車の運転手の証言や、永桶さんの軽ワゴン車が衝突後に約60メートル飛ばされていることなどから、谷越容疑者が故意に赤信号を無視した上、交差点に危険な速度で進入したと判断した。

 同署は事故直後、谷越容疑者の職業を土木作業員と発表していたが、その後、自営の建設業と判明した。



 事故現場


 とんでもないことになっています…。


 被害者の軽自動車


 事故の状況


 容疑者たち


 被害者一家は、長女をアルバイト先へ迎えに行き、実家で夕食を食べての帰りだった。

 加害者のBMWとシボレーは友人で、飲酒運転で公道レースをしていた。
 
 同乗者を含む加害者5人は全員飲酒。


 事故の状況

 信号あり交差点で、軽ワゴンの真横に信号無視のBMWが猛スピードで激突。
 事故の衝撃で軽ワゴンは60m飛ばされる。
 1km手前でのBMWとシボレーの走行速度はNHKの調べで108km/h 民放の調べで交差点での走行速度は130km/hと推定される。
  警察の調べでも最低130km/hとの情報。

 事故の衝撃で軽ワゴンの後部ドアが開き、長男が放出。
 BMWの直後を走っていたシボレーが軽ワゴンの開いた後部ドアに衝突し、長男を巻き込んで、約1.5km逃走。
 なお、他3名は即死。

 長男は事故直後は生きていたが、シボレーに巻き込んまれて1.5km引きずられ死亡。
 シボレーは脇道に入り、蛇行運転し、左折左折、右折右折している。

 軽ワゴンは側面が滅茶苦茶に潰れタイヤも無残になくなっている。

 BMWは炎上 乗員3名は軽症だが、入院中。

 シボレーには同乗者がおり、半日後に出頭。

 中1の次女は今なお、意識不明の重体。

 シボレーの運転手は逮捕 書類送検済み。

 BMWの運転手は危険運転致死傷罪で逮捕。

 予想される刑事罰
 
 BMW 危険運転致死傷罪 同乗者 幇助罪。
 シボレー 殺人罪 同乗者 幇助罪。
 共同正犯で併合罪も。

 被害者、加害者は以下

 ◯軽ワゴン
 会社員・永桶弘一さん(44)▼死亡 運転席
 妻・文恵さん(44)▼死亡 助手席
 高校3年・長女恵さん(17) ▼死亡 車外
 高校1年・長男昇太さん(16) ▼死亡 事故現場より1・5キロ先
 中学1年・次女光さん(12) ▽重体 後部座席

 ◯乗用車BMW
 谷越隆司(27) 空知管内砂川町鶉
 渡辺大地(26) 砂川市西6南13
 小笠原拓(23) 上砂川町下鶉南2の1

 ◯長男昇太さん(16)を1.5キロ引きずった後続RV
 空知郡上砂川町鶉 古味竜一(ごみりゅういち)26才
 同乗者 1名 あり



 と言う、何とも言えぬ事件でした

 6月6日の夜に、被害者一家は、こんな事故に巻き込まれるなんて夢にも思わなかったでしょうし、ましてや、今生の別れをするなんて、一ミクロンも思わなかったでしょう

 一体、何の因果でこうなってしまうのでしょうか

 だって、たったの数秒タイミングがズレただけで、今回の事件には巻き込まれなかったでしょう

 ホント、被害者の無念は察するに余りあります

 心よりご冥福をお祈り致します


 一方、事件を起こした加害者達は、とんでもない事この上ないですね

 加害者のBMWとシボレーは友人で、飲酒運転で公道レースをしていた。
 同乗者を含む加害者5人は全員飲酒。


 と、またしても飲酒による死亡事故が起きてしまいました


 過去にも、飲酒運転による死亡事故は起きていて、その度に飲酒運転はダメですよ、と耳にタコが出来るくらい聞かされているのに、どうしてこうも同じ過ちが起きてしまうのでしょうか

 きっと、加害者達は、どーせ自分には関係ないし、とか、俺は飲んでも余裕だし、等と自分の事として考えなかったのでしょう

 
 もう、時効なのでぶっちゃけますが、過去にボクも飲酒運転をした事があります

 ただ、それはもう10年以上前の話で、今のように飲酒運転の厳罰化が進む前の話だったので、当時はボクの周りはみんな飲酒運転をしていました

 まだ、当時は危険運転致死傷罪と言う罪名がない時代でした

 なので、仮に事故を起こしても、たいした罪には問われないだろうと言う、実に浅はかな考えがあったのです

 幸い、事故は一度も起こさなかったので、今もこうしてブログを書けていますが、もし飲酒運転で事故を起こして、被害者を死亡させたら、今頃悲惨な人生が待ち受けていたでしょうね


 で、ボクがスパっと飲酒運転を止めたのは、今回ではなく前回の事件の時に、留置場で同じ部屋の人が、飲酒運転のひき逃げ事件を起こした事に起因します

 その人は、飲酒した後車を運転し、帰り道にお爺さんを轢いて、怖くなりそのまま逃走したそうです

 それだけならまだしも、事故の痕跡を隠す為に、凹んだボンネットを修理して交換していたのです

 ですから、その人は確実に自分が人を轢いた事を認識していたという事です

 要するに、完璧な証拠隠滅を図ったワケです

 しかしながら、その行動も虚しく、事故から約数週間後、あっけなく逮捕されてしまいました

 そして、ボクが居た部屋に入って来たワケです


 ところが、この人がまた相当甘い考えの人で、こんな事件を起こしておきながら、〝執行猶予にならないかな〟等と宣っていたのです

 ボクにも、〝執行猶予は無理ですかね〟、なんて訊いてきたのです

 当時のボクは、今よりも全然法律に詳しくはなかったですが、普通に考えてもこんな事件を起こしておいて執行猶予なんて虫が良すぎるので、


 『いやいや、普通に考えて、飲酒でひき逃げしといて、それだけでも悪質なのに、更にはボンネットを修理して証拠隠滅までしてるのに、それでいて執行猶予でお願いしますなんて無理に決まってるでしょ。』

 
 と、ハッキリと言いました

 当時の適用法律では、道路交通法違反と救護義務違反と言う罪名だったので、これだけの事件を起こしておきながら、求刑は懲役3年6月と言う実に軽いものでした

 そして、判決は2年6月の実刑判決でした


 案の定、ボクの予想は当たりましたが、それ以上に、その人から聞いた現状が悲惨なモノでした

 事故当時、任意保険に入っていたのですが、飲酒運転をしてひき逃げした場合、保険は一円たりとも降りないそうです

 つまり、被害者が死亡した損害賠償金は、全て自腹で支払わなければならないという事です

 その人は、ボクの一つ年上で、奥さんと子供が一人居るそうですが、一体どうやって多額の賠償金を支払っていくのでしょうか

 これを聞いて、ボクはもし自分がこの人の立場ったらと思うと、大変怖くなり、絶対に飲酒運転は止めようと心に決めたのです

 と、言うような、ボクにとっては素晴らしいと言ったらアレですが、非常にいい教材があったので、余計リアルに思えたのです

 尤も、それからシャバに出てきてからは、お酒も殆ど飲まないので、車でどこかに行っても、お酒の事で〝リトルウチダ〟と議論することはありません(笑)

 なので、現在は一切飲酒運転なんてしていません


 話は戻って、今回の事件ですが、捕まった容疑者達は、何と『信号は青だった』と否認していると言うじゃないですか

 しかし、同乗者に供述は、『信号は赤で、自分なら停まっていた。』と、供述しているそうです

 要するに、この容疑者達は、少しでも罪を軽くしたいが為に、悪あがきをしているという事です

 ホントに、ふざけたアホ共です

 素直に罪を認めるのならまだしも、こうして否認するんですから、反省なんて一切していないという事です

 是非とも、こういうアホ共には、厳罰に処して欲しいものです

 とは言っても、殺人罪の適用は無理なので、そこが法律の限界でもあるんですよね

 ホント、不条理、理不尽極まりないです


 なので、皆さんがこの事件から学ぶ教訓は、何があっても絶対に飲酒運転はしないという事です

 仮に、どうしても飲まなければならない状況なら、飲んだとしても、運転代行業者を活用しましょう

 代行業者に支払うお金をケチって、その後の人生を台無しにする位なら、安いものじゃないですか


 今日は、そんなお話でした


 さて、明日は、待ちに待った〝援交デカ〟のお話をする予定です

 

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GPS捜査の是非。



 こんにちは

 今日は、どんよりな天気ですが、涼しくてイイですね

 今週最後の金曜日、張り切って行きましょう


 昨日は、例の〝援交デカ〟の成れの果てを傍聴して来ました

 思いの外、裁判の内容が濃すぎたので、詳細は来週何回かに分けてお送りします

 是非是非、お楽しみにしていて下さい


 さて、今日は、先日飛び込んで来たニュースについて触れたいと思います

 まずは、少し長いですが下記の記事をご覧下さい


 GPS捜査に「待った」 令状なし「プライバシー侵害し違法」 割れる司法判断


 警察が捜査対象者の車にGPS(全地球測位システム)端末を令状なしの任意捜査で取り付け、行動を探る手法の是非が争われた連続窃盗事件の公判で、大阪地裁の長瀬敬昭(たかあき)裁判長は5日、「令状主義を軽視し、プライバシーを侵害する重大な違法捜査」との初判断を導いた。

 共犯の公判では別の裁判長が妥当とし、判断が分かれた。

 IT時代の捜査のあり方をめぐって、捜査現場に波紋が広がる。
 
 事務所荒らしを追う捜査で大阪府警は2年前、男性被告(43)とグループの乗用車やバイク計19台の下部にGPS端末を装着した。

 長瀬裁判長は、ラブホテルなど他人から見られたくない場所でも所在を把握されたGPS捜査は「大きなプライバシー侵害を伴う」とし、裁判所の検証許可令状なしにはできないと指摘。

 装着のため捜査員が私有地に無断で入った行為も併せて「違法の程度は大きい」と判断、検察側の一部証拠を採用しないと決めた。
 
 さらに長瀬裁判長は、端末の位置情報の誤差が数十メートルにまでなった現状を挙げて「GPS技術は進歩し続けており、将来の違法捜査抑止という政策的見地も考慮すべきだ」と述べ、IT時代の捜査手法を考え直す必要性にも言及した。
 
 一方、大阪地裁の長井秀典裁判長(当時)が1月、共犯とされる男(36)=実刑確定=の裁判で示した判断は、GPS捜査は張り込みや尾行と比べてプライバシー侵害の程度が特に大きくはなく、令状を取る必要はないというもの。

 捜査員の私有地立ち入りも重大な違法ではないとして、今回とは異なる結論となった。
 
 閉廷後、記者会見した被告弁護団の亀石倫子(みちこ)弁護士は「GPS捜査が絶対にいけないとは思わないが、少なくとも適正な捜査のために令状を取るべきだ。何より国民の議論を経た新たな立法が必要だ」と語った。
 
 ■「捜査滞る」戸惑う現場
 
 「私有地に無断で入り込んだのはまずかった。公道でやるべきだった」。警視庁の捜査幹部はGPS端末を使った捜査の有用性を認めつつ、今回の決定についてこう話した。
 
 警察庁は2006年6月、GPS端末の運用要領を作り、各警察本部に通達を出した。

 使う要件として、窃盗など7種類(非公開)で容疑者の速やかな検挙が求められる▽徒歩や車両による追跡が難しい▽取り付けに犯罪が伴わない――などを挙げている。
 
 端末を使った捜査は各地で明るみに出ている。
 
 06年3月、愛媛県警捜査員の私有パソコンから捜査資料がネット上に流出したことが発覚。

 資料から県警が殺人事件の参考人の車に取り付けていたことがわかった。
 
 また、福岡でも覚醒剤事件の被告の車に取り付けられていたのが判明したほか、愛知では、無断で車に取り付けられてプライバシーを侵害されたとして、男性が損害賠償を求める訴訟を起こしている。
 
 警察庁は各警察本部に報告を求めておらず、運用件数など実態は不明のままだ。

 警察庁の担当者は、決定について「裁判所の判断が分かれており、直ちに運用を見合わせることは考えていない。引き続き適正に使用されるよう指導していく」と話した。
 
 捜査の現場は戸惑う。
 
 「捜査員が追跡にかかりっきりになってしまう」。大阪府警の捜査員によると、GPS捜査の導入でより効率的に人員配置ができ、組織犯罪の解明に力を発揮してきた。

 捜査員は「捜査が滞りかねない」と言う。

 一方、捜査幹部は「一部の市民に不安を生じさせた。令状が必要というなら、従うしかないのではないか」と話した。
 
 ■法整備が急務
 
 指宿信(いぶすきまこと)・成城大法学部教授(刑事訴訟法)の話 

 個人の行動履歴を長期にわたって知ることができる以上、GPS捜査にはプライバシー権を侵害する恐れがあり、尾行に比べて社会を萎縮させてしまう。
 
 米国では2012年に連邦最高裁が令状なしでGPS情報を得る捜査手法を違憲と判断して立法が進んでおり、欧州にも同様の動きがある。

 日本でも裁判所の令状取得を義務づけるなどの法整備が急務だ。

 GPS捜査の有効性が非常に高いからこそ、世界の潮流も意識し、人権保障とのバランスをとる必要がある。
 
 ◆キーワード
 
 <GPS(全地球測位システム)> 複数の人工衛星から発信された電波を用い、地球上での現在地を確認するシステム。元々は軍事用に開発され、カーナビなどに広く活用されており、誤差が10メートルほどまで正確に位置を特定できる場合もある。
 GPSは携帯電話に内蔵されているほか、手のひらに収まるくらいの専用の携帯用端末もある。携帯用端末は、子どもや高齢者に携帯させて居場所を確認し、安全管理や迷子対策に役立っている。警察がGPS捜査に利用しているのもこのタイプ


 (朝日新聞より)


 と、言うニュースでした

 これは、任意捜査がどこまで許されるかという非常に根深い問題です

 今回の裁判で問題になったのは、捜査対象者に内緒でGPSを取り付け、行動確認をしたことが、正当かどうかと言う点でした

 確かに、捜査ですから、対象者に〝捜査してますよ〟なんて知れせては全く意味が無いわけです(笑)

 なので、捜査は秘密裏に行うのが当然です


 しかしながら、幾ら秘密裏とは言え、そこは何でもアリなのかよ、と言う問題が今回の裁判なのです

 一応、捜査をするに当たっても、強制力を発揮する時は、令状を取って行わなければならないと、刑事訴訟法で定められています

 捜査とは言え、一定の線引きをしておかないと、〝捜査の為だから〟〝犯罪抑止の為だから〟と、言って何でもアリになってしまいます

 捜査の為なら何をしてもイイ、となったら、これはこれで秩序が乱れるでしょう

 例えば、こいつ怪しいな、と思っただけで、無理やり警察署に連行して取り調べたり、令状がないのに不意打ちでズカズカと家宅捜索をしたり等と、好き放題やられては完璧に反則ですよね

 サッカーで例えるなら、手を使ってもゴールに入れればイイ、と言うようなものです

 そうなったら、もうサッカーではないですよね

 なので、そうならない為に、犯罪捜査に関しては、刑事訴訟法で厳格に定められているのです


 今回問題になったGPSですが、現段階では刑事訴訟法でGPSを使った捜査については定めがありません

 定めがないという事は、捜査側の任意性に任されているのが現状です

 そうなると、各現場によって対応が別れる事になるので、今回のような〝ヤリスギ〟が問題となってしまうのです


 ボクは、今回の裁判所の判断は、今後のGPS捜査の示唆に富む、素晴らしい判決だと思っています

 捜査の為だからと言って、何でもアリになってしまう所に、待ったをかけたのです

 今後、この判決が、一つの指針になってくれる事を期待しています

 
 他方で、今回の事件の共犯者の裁判に関しては、GPSを使った捜査は適法だとの判断を下しました

 客観的に見ると、一体どっちなんだよ、と思ってしまいます

 しかし、これが裁判というものなのです

 ある裁判官は、今回の捜査方法は違法だと言っても、ある裁判官にとっては違法の程度は大きくないからと、適法となってしまうのです

 これは、裁判官も一人一人独立しているからです

 だから、同じような事案でも、結果が別れることがあるのです

 むしろ、GPS捜査を適法だ、とする裁判官が圧倒的だと思いますよ

 何故なら、裁判官の腹の中では、〝どーせ悪いことやってたんだから仕方ないだろ〟と言う、思いがあるからです

 逆に、今回の捜査手法は違法だ、と判断した大阪地裁の長瀬敬昭(たかあき)裁判長は、素晴らしい英断をしたという事です


 ボクも、弁護人の意見と同じく、犯罪捜査の為ですから、GPSを使った捜査が絶対にダメだとは言いませんが、やはり令状を取って正々堂々とやるべきだと思います

 まっ、警察としては〝なんだよチクショー〟と、思っている事でしょう

 でも、捜査の為だから、と言う免罪符になってしまっては、大きな人権問題に発展しますからね

 サッカーでも捜査でも、ルールに則ってやらないと収拾がつかないですからね


 皆さんは、今回の事件について、どんな感想を持ちましたか


 さて、来週は、いよいよ世間の耳目を集めた、〝援交デカ〟の裁判の詳細をお話しする予定です

 それでは、良い週末を



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女子W杯が始まったの知ってました?



 こんにちは

 今日は、昨日とは打って変わりポカポカ陽気ですね

 ホント、日焼けと言う名の光合成がしたいです(笑)


 さて、今日は、ちょっと趣向を変えてお話したいと思います

 あの、皆さんは、余り話題になっていませんが、女子ワールドカップが始まったのはご存知でしたか

 女子のW杯は、男子と同じく4年に1度行われ、男子のW杯の翌年にやるサイクルなのです

 つまり、奇数年に開催されるのです

 前回大会までは、16カ国が参加し、4グループにわかれて各組上位2カ国がグループステージを勝ち上がり、8カ国で決勝トーナメントを戦う形式だったのですが、今大会より参加国が24カ国に増えました

 
 ボクは、前回の女子W杯もかなり注目して観ていて、決勝戦も早く寝て夜中の3時に起きて観たのを、昨日の事のように覚えています

 勿論、自分がサッカー好きだからと言うのはありますが


 で、前回のW杯の時、出発時の報道陣の数は数える程度しか居なかったのに、優勝して世界一になると、帰国時にはとんでもない人だかりで溢れていたのです

 ボクは、つくづくこの世間の手のひらの返しように、世の中全て結果なんだなと痛感しました

 正に、勝てば官軍負ければ賊軍と言うような

 前回優勝のお陰で、今まで女子サッカーに見向きもしなかった人が見るようになり、それはそれは大変な変化でした

 ホント、良いこと尽くめでした


 そして、ディフェンディングチャンピオンとして挑む今大会、何だか余り盛り上がっているようには思えなくて非常に残念なんですよね

 あの、改めて言うことでもないですが、我らが日本女子代表は、世界一なんですよ

 ワールドカップで優勝すると言うことは、ホントにとんでもない偉業なんですよ

 勿論、男子よりも競技人口が多くないので、男子と一概に比較は出来ませんが、それでもかなり凄いことなんですよ

 
 そんな、なでしこJAPANが、連覇を懸けて挑む今回の女子ワールドカップカナダ大会

 連覇にチャレンジ出来るのは、前回優勝した日本だけなのです

 連覇と言うのは、日本代表の特権なのです

 他の国は、連覇をしたくても、今回優勝しない限りありえないのです

 また、過去の女子W杯の歴史で、連覇を成し遂げた国はありません

 なので、今回なでしこJAPANが優勝すると、新たな歴史の1ページを築くことになるのです

 ですから、こんな素晴らしい状況を、現地にはなかなか行けなくても、テレビでは応援したいじゃないですか


 ボクは、そういう思い入れから、昨日リアルタイムで観戦しました

 確かに、会社勤めの人は厳しいでしょうけど、ボクはフリーランスですし、小菅ヒルズに居る訳ではないので観戦出来ました(笑)

 W杯では、とにかく初戦が大事で、勝つか負けるかではグループリーグの突破に大きく影響します

 なので、どんな相手だろうと、絶対に勝たないといけないのです

 そんなプレッシャーの中、グループリーグの中で一番強いと言われているスイスに、何とかPKで得た1点を守りきり、初戦を勝利し勝ち点3をゲットしました

 結構、危ない場面も散見されたので、ヒヤヒヤしましたが、結果良ければ全て良しです

 こうして、テレビの画面を観ながらヒヤヒヤ出来るのも、4年に一度なんですからね


 次のグループリーグは、今週の土曜日のお昼です

 C組1位で通過すれば、強豪国と決勝まで当たらない可能性があるので、何とか1位で通過したいものですね

 
 6月13日土曜午前11時 カメルーン戦@バンクーバー
 
 6月17日水曜午前06時 エクアドル戦@ウィニペグ



 是非、4年に一度の祭典を楽しんではみませんか


 さて、明日は、朝から東京地裁に行くのでブログはお休みします

 例の、〝援交デカ〟の成れの果てを観てきます

 詳細は、金曜日にお話する予定です
 

 
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美濃加茂市長の無罪判決を振り返る。



 こんにちは

 今日は、どんよりな天気ですね

 朝方、地震がありましたね

 最近地震が多いですが、非常に心配です


 昨日は、3年7ヶ月振りの温泉と言うテーマでお話しました

 お陰様で、反響の声を頂き、大変作者冥利に尽きました

 改めて、いつも読んでくれている方々へ、深甚なる感謝を致します


 さて、今日は、少し前に話題にした、美濃加茂市長の無罪判決について、興味深い記事があったので触れたいと思います

 朝日新聞の社説なのですが、非常にイイポイントを押さえていたので、長いですが引用したいと思います


 社説)市長無罪判決 捜査の過程を検証せよ

 
 捜査機関はどのように供述を引き出し、その内容を吟味してきたのか。

 大きな疑問符がつく事件である。
 
 事前収賄などの罪に問われた岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長に、裁判所が無罪を言い渡した。
 
 判決は、市長に現金を渡したという男性の証言の信用性に疑いを投げかけ、検察官の意向に沿ってウソの供述をした可能性にまで踏み込んでいる。
 
 現職市長を逮捕し、法廷に立たせた責任は重い。

 控訴の有無にかかわらず、警察・検察は捜査過程を綿密に検証すべきだ。
 
 事件には現金のやりとりがあったことを示す直接の証拠はなく、「贈賄」側の男性の「自白」に大きく頼っていた。
 
 自らも贈賄の罪に問われるのに、渡していない金を渡したと証言する人は、ふつうであればいないだろう。

 このケースが特異なのは、男性が自白した当時、別の大型融資詐欺事件の捜査を受けていたことだ。
 
 融資詐欺事件の捜査を止めたい、また捜査関係者からよく見られたい。

 そんな理由から男性が捜査機関に迎合し、意向に沿う行動をとった可能性がある。判決はそう指摘した。
 
 巻き込まれた市長にとっては、身の潔白を証明する負担は並大抵のものではない。

 深刻な人権問題にもなりかねない。
 
 密室での取り調べでは、捜査機関側の見立てに沿った供述の強要や、保釈などをちらつかせる利益誘導がおきやすいことがかねて指摘されてきた。

 物証が乏しく、贈賄側の供述が重要証拠になることが多い贈収賄事件では特にその傾向が強い。
 
 今回のケースでは、贈収賄立証のカギを握る「贈賄」側がどのような状況に置かれて出てきた供述だったのか、捜査機関側は客観的にふまえていただろうか。

 立件に直結する重要証拠だからこそ、飛びつくことなく、信用に値するものか厳しく吟味すべきではなかったか。
 
 取り調べの過程では、供述の見返りに別の事件の訴追の手を緩めるといった司法取引的な要素が入り込むことで、真相から遠のき、ときには冤罪(えんざい)をうみだす可能性さえあることを忘れるべきではない。
 
 警察・検察の取り調べの録音・録画(可視化)を義務づける刑事訴訟法改正案が今国会に提出される予定になっている。

 だが、法案が対象とするのは裁判員裁判で扱う殺人・放火などの重大犯罪が中心で、今回の贈収賄事件も対象にならない。
 
 適正な取り調べを裏打ちするためにも、国会で可視化の範囲を広げる議論をすべきだ。



 と言う記事で、ホントに正鵠を得ています

 今回の事件の問題点に、鋭く切り込んでおり、非常に同意出来る内容でした

 
 この事件は、以前にも触れたように、ボクは注目していた事件の1つで、裁判の行方が気になっていました

 当然ながら、市長の主張が認められる事を切に願いながら、です

 そして、その主張が認められて、見事一審で無罪判決が下され、一先ず溜飲を下げました

 刑事裁判経験者として、無罪判決経験者として、いかに自分の主張が認めれるかどうかが極めて難儀なのは、これ以上ない位骨身に沁みて分かっているので、ホント自分の事のように嬉しかったです

 これは、幾らあらゆる言葉を使って表現しても、当事者しか分からない感覚でしょうね


 判決後、様々なメディアで取り上げられていくうちに、いかに今回の事件、すなわち警察、検察が描く構図が脆弱だったことが浮き彫りとなりました

 その点を、前述の朝日新聞の社説で指摘しているのです

 特に、今回の事件には、特異な事情が絡んでいました

 お金を渡したとされる贈賄側の人間が、別の大型融資詐欺事件の捜査を受けていたという事実です

 単純に、詐欺事件と贈収賄事件だと、量刑に大きな差がある為、何とか大型融資詐欺事件の捜査をけむに巻きたい

 そんな思いが働くのは、少し頭がいい人間なら簡単に思い付くことです

 ですから、現役の市長を巻き込めば、捜査機関は間違いなく飛び付くと思ったのでしょう


 そして、案の定捜査機関はその思惑に飛び付き、現役の最年少市長を逮捕、起訴しました

 しかしながら、立証の柱は、贈賄側の供述しかなく、それを裏付ける客観的証拠は皆無でした

 皆無も何も、作り話なんですから、そんな証拠なんてあるはずがないのです

 むしろ、存在する方がイリュージョンです(笑)

 結局、贈賄側の供述を頼りに市長を有罪へと追い込みたかったのですが、その筋書きは脆くも崩れ去りました


 ボクも非常に同感なのですが、今回の問題は敢えて虚偽の供述をする贈賄側の人間も勿論悪いですが、その嘘に飛び付いた警察や検察も重罪だという事です

 これは、ボクの事件にも当て嵌るのですが、警察や検察はとかく罪を認めている人間の供述は、例えどんなに胡散臭い供述でも信用してしまうのです

 何故なら、認めているということは、有罪は確定だからです

 だって、〝私がやりました〟、と言っている人間を、裁判所は殊更〝犯人はあなたじゃない〟なんて言うはずが無いんですから(笑)

 ですから、有罪が事実上確定している人間の供述を疑いだすと、警察や検察が描くストーリーの辻褄が合わなくなるので、敢えておかしいなと思っても、見て見ぬ振りをするのです

 これ、嘘のような話ですがホントの話です

 何故なら、それを体験した人間が、ここに居るからです(笑)

 正に、完璧なる生き字引です

 
 その詳細を書くと、大変冗長になるので割愛しますが、明らかに、誰が聞いても〝嘘つけと、言うような話を、警察や検察は鵜呑みにしちゃってたんですから

 結果的には、そのデタラメ供述の矛盾を、客観的証拠と対比させて反証し、高裁の裁判長に〝これはおかしいぞ〟と、思わせたことが、逆転無罪になったキッカケだったのです

 まっ、その辺の詳細は、いずれ出版する書籍で詳述するので、楽しみに待っていて下さい


 話を戻すと、今回のような事件でも、警察や検察が恣意的に捜査権を盾に、強制力を発揮出来る所に大変な恐ろしさがあります

 要するに、ちょっと胡散臭い供述だな、と思っても、警察や検察が逮捕すると言えば、現役の市長でも逮捕されてしまうという事です

 これってホントに恐ろしいですよね

 強制力を行使されてしまったら、何人も、何を喚いてもそれに従うしかないのです

 記事でも触れていますが、巻き込まれた側はとてつもない苦労を強いられます


 で、事件はこれで終わりかと思いきや、何と検察は判決を不服として控訴したと言うのです

 全く、開いた口が塞がらないとはこの事です

 まっ、99.9%控訴棄却でしょうが、これでまだ市長の身分は刑事被告人のままです

 これは、ホントに相当な負担です

 検察としては、控訴しないで無罪判決が確定してしまうと、自分達のやり方が間違っていたんだと認めることになるので、何とかそれを避ける為に控訴しただけでしょう

 つまりは、ただ単にメンツの為に控訴しただけです

 
 遅かれ早かれ、控訴審が始まりますが、注目は初公判ですよ

 恐らく、初公判があったら報道があると思いますので、その時に〝本日結審し、次回判決となりました〟と、なったら1000%控訴棄却です

 逆に、結審しなければ、少しだけ不安が過ぎりますね

 まっ、ほぼほぼ大丈夫だとは思いますが

 とにかく、ボクとしては一日も早く無罪判決が確定して欲しいのです


 と、言うように、今日は改めてこの事件を振り返り、警察と検察の捜査に問題提起をしてみました


 さて、明日は、最近の話題をお話する予定です

 

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3年7ヶ月振りの温泉…。



 こんにちは

 今日は、過ごしやすい陽気ですね

 新しい一週間、張り切って行きましょう


 先週は、枕営業は公知の事実なのかと言うテーマでお話しました

 ホント、非常に珍しい民事裁判で、訴えを起こした奥さんには、ある意味素晴らしい勇気だったと思います

 加えて、裁判所が〝枕営業〟を公知の事実と認めたことは、かなり衝撃的でしたね

 今後、同様の裁判があちこちで勃発する事はないと思いますが、色々な意味で衝撃を与えた裁判でした


 さて、今日は、久し振りに呟いてみたいと思います

 先週の金曜日に、ふとしたキッカケで温泉に行くことになりました

 まっ、温泉と言ってもスーパー銭湯ですが(笑)

 このスーパー銭湯には、ちょっとした思い入れがあって、先日久し振りに訪れたので、非常に感慨深くなり筆を執った次第です


 題名にあるとおり、このスーパー銭湯に前回訪れたのは、3年7ヶ月前なのです

 厳密に言うと、平成23年11月26日(土)でした

 何故、こんなにも明確に記憶しているのかと言うと、その3日後の11月29日にボクはパクられたからです

 また、この時は、父親と二人で行ったので、パクられる前に最後に父親に会った日でもあるのです

 だから、余計に強い記憶としてインプットされているのです


 この時は、たまたまサッカーが埼玉であり、終わってから特に予定も無かったので、帰りがてらに実家に寄ろうと思ったのです

 そこで、スマホにイヤホンマイクを装着して実家に電話をし、〝清河寺温泉に行こうよ〟と電話に出た父親に言い、行くこととなったのです

 まさか、この時父親と会うのが最後(パクられる前)だとは、夢にも思いませんでした

 当日は、夕方頃に訪れ、時期的にもう日が暮れて真っ暗でした

 スーパー銭湯ですから、大小様々なお風呂があり、ボクと父親はあちこち移動しながら温泉に浸かっていました

 
 この時、父親と話した事といえば、この年にボクが所属する東京都リーグのチームが、全勝優勝して来季から1部で戦う事になったので、専らサッカーの話でした

 父親もサッカーをやっていて、高校の時は国体の埼玉県代表にキーパーで選ばれる位の実力の持ち主だったのです

 現在は、年齢的にもその面影は皆無で、お腹がたぬきのように出っ張り、正にメタボの見本のような体型となってしまい、ボクにとっては反面教師となっています(笑)

 また、この年のリーグ戦を、結構観戦に来てくれていたので、優勝するまでの道のりを多少は知っていたのです

 なので、〝来季からはもっとレベルが上がるから大変だぞ〟等と言われたのを、昨日の事のように覚えています

 ボク自身も、念願の1部昇格だったので、非常に楽しみでワクワクしていました

 
 しかしながら、その思いは、その3日後の突然の逮捕で、叶うことはありませんでした

 ボクが、一人独房で戦っている最中、チームも1部リーグで戦っていましたが、なかなか思うような結果が出ず、何と一年で2部に降格してしまったのです

 ボクは、ずっと楽しみにしていた1部での試合は、拘置所の独房に居た為、一秒足りとも出られませんでした

 この悔しさは、決して言葉では表現できない思いです

 恐らく、サッカー人生の中で、1番悔しかったと思います


 少し話が逸れましたが、そんな楽しみで仕方なかった1部での展望を、父親と話した温泉だったのです

 そこに、先週の金曜日の訪れて、〝あっ、パクられる前最後に来た温泉だ〟と、感慨に浸ったのです

 3年7ヶ月振りに訪れた温泉は、当時と全く変わっていませんでした

 ボクは、〝前回来てからもう3年7ヶ月も経ったのか〟と、時の流れを痛感しました

 加えて、こうしてまた無事に来られてホントに幸せだな、とも強く思いました

 だって、逆転無罪にならなければ、今頃どこかの刑務所で、15分と言うカラスの行水のようなお風呂に入っていたんですからね…

 そう考えると、先週の金曜日に温泉に行けたのも、ホントに奇跡と書いてミラクルなのです


 きっと、皆さんにも、そういうふと初心に帰れる場所があると思うんです

 何ていうか、〝思い出の目次〟と言うのか

 そういう場所に、たまには訪れて、原点に帰ったり初心に帰るのは、非常にイイ事だと思いますよ

 そうすると、いかに今の現状が幸せなのかが気付けるはずです


 そうそう

 今回の3年7ヶ月振りの温泉で、非常に不思議な邂逅がありました

 一通り温泉を満喫した後、帰ろうと靴脱ぎ場で靴を履こうとしていると、そこにひと組の家族連れが居ました

 小さい子供が2人と、その両親で、お子さんが靴を履こうとしているのを見守る母親

 ボクは、〝家族で温泉なんていい家族だな〟なんて思いながら靴を履いて出ました


 すると、少し経ってから、スマホのフェイスブックのメッセンジャーが鳴り、誰だろうと開くと、フェイスブック上で繋がっている昔の知り合いで、〝さっき清河寺温泉に居たでしょ〟と、書かれてあり、ボクは〝えっ、何で知ってるのと、思いながら〝居たよ〟と、返信すると、驚愕の返信が

 〝さっき、靴脱ぎ場で家族連れが居たでしょ。それ私だよ。〟

 と、書かれてあったのです

 つまり、さっき靴脱ぎ場で何気なく見掛けた母親が、実はボクの昔の知り合いだったのです

 ボクは、全く気付かなかったのですが、向こうは直ぐに気付いたらしいです

 いやはや、大変ビックリしました

 向こうは、結婚して子供も居て、住んでいる場所も全然違うのに、偶然にもこんな場所で会うとは

 全く、何とも言えぬご縁があるものです


 と、言うような、感慨に浸りながらも不思議な出来事に遭遇した、3年7ヶ月振りの温泉でした

 皆さんも、たまにはそういう場所に、出掛けてみてはいかがですか


 さて、明日は、最近の話題をお話する予定です


 
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枕営業って公知の事実?



 こんにちは

 今日は、どんよりな天気ですが、過ごしやすいですね

 今週最後の金曜日、張り切って行きましょう


 さて、今日も、最近の話題についてお話したいと思います

 先日、テレビでも話題になったこのニュースをピックアップします


 「不倫」か「枕営業」か、判決波紋 探偵業界も衝撃


 東京・銀座のママと客の関係は、「不倫」ではなく「枕営業」である。

 東京地裁が出したこんな判決が波紋を呼んでいる。

 クラブで結ばれた男と女、それは不倫なのか、営業なのか? 線引きできるものなのか?

 銀座のクラブママが夫に「枕営業」 妻の賠償請求を棄却
 
 ママと男性客の社長が約7年間、繰り返し肉体関係をもったとして、男性の妻が「精神的苦痛を受けた」とママに慰謝料400万円を求めた裁判。

 始関正光裁判官が昨年4月に出した判決はこうだ。
 
 対価を得て大人の関係を持つのと同様に、ママは商売として応じたに過ぎない。

 だから、結婚生活の平和は害しておらず、妻が不快に感じても不法行為にならない。

 枕営業をする者が少なからずいることは「公知の事実」で、客が払う飲食代には枕営業の対価が間接的に含まれる。
 
 こうして、「不倫だ」との妻の訴えを退けた。
 
 「妻の立場をあまりにも軽んじる判決」「枕営業なら不法行為じゃないっておかしい」。

 判決が報じられると、ツイッター上に妻たちの怒りが飛び交った。
 
 男女の性的関係が不倫か営業か、区別を示した判例はあるのか。

 不倫訴訟に詳しい田村勇人弁護士は「直接争われた事例は聞いたことがない」。

 ただし、「既婚者と関係を持てば、遊びだったか愛情があったかを問わず配偶者に慰謝料を払う義務がある」とした1979年の最高裁判決以降、既婚者と知って関係を持てば賠償責任を負うとの考えは定着しているといい、ホステスに慰謝料の支払いを命じた判決もある。
 
 それだけに、今回の判決については「7年もの長期間の関係を『営業』と言い切る感覚は疑問だ。特異な判決として埋もれていくのでは」と指摘する。
 
 「探偵業界にとって衝撃の判決だ」と話すのは、大手探偵会社「MR」(東京都)の広報担当、橋本文良さん。

 同社は年間千件ほどの浮気調査をするが、水商売の女性が浮気相手というケースは全体の2~3割をしめる。

 配偶者の浮気の証拠を押さえて慰謝料請求につなげたいと調査依頼する人が多いが、「浮気相手が水商売だと慰謝料が取れないとなれば、依頼を見送る人もいるだろう。我々の仕事が減りかねない」。
 
 「枕を重ねる」「枕を交わす」など、日本では古くから、男女の関係を「枕」を使って表現してきた。
 
 大辞泉(小学館)は、枕営業の意味を「契約成立の交換条件として顧客と性的関係を結ぶこと」と説明する。
 
 銀座の「枕営業」は本当に「公知の事実」なのか。

 クラブ歴7年のホステス(32)は「客とそういう関係になる話を聞くこともある」。

 売り上げのノルマを課す店もあるといい、「人によっては、客を呼ぶ有効な手段なのかもしれない」。

 判決については、「7年でしょ。ママには恋愛感情があったと思う。なければ続かない」。

 判決は確定し、ママは慰謝料から逃れた。

 でも、「ママはもう銀座では生きていけないのでは。だとすれば慰謝料以上のものを失った」。
 
 銀座歴42年のママ(71)は「人間だから妻子がいてもお客さんを好きになることはある。でも『枕営業』と言われるのは心外」と話す。

 知性と会話で客を楽しませてこそ銀座のプロとの意識があるからだ。

 ただ、好きな客と一緒にいる時は「楽しいという感覚。だけど、どこかで『店に来てほしい』とも思っている」。

 だから、不倫か営業かの線引きは「ファジーです」。
 
 商品が時に、男女関係の暗喩になる枕業者。

 「枕工房 待夢(たいむ)」(東京・神楽坂)を営む岡田晃さん(55)は、人生の3分の1を占める睡眠時間を良質にしてほしいと毎日、枕を売る。

 「枕営業」と聞けば、あまりいい気はしない。「枕への敬意に欠けてますから」

 (朝日新聞より)



 と、言うニュースで、ワイドショーでも結構取り上げられていましたね

 なので、耳にした方も多いかと思います

 
 ボクは、このニュースを知った時、ドラマガリレオの福山雅治ではないですが、「実に面白いと、思いました

 何が面白いかと言うと、裁判官自らが〝枕営業〟という言葉を使用した事です

 それと、枕営業を〝公知の事実〟と認定した事です

 公知の事実とは、法律用語の一つで、「一定地域において、不特定多数人により知られ、または認められており、裁判所もそれを知っている事実」であると定義されています

 要するに、誰もが知っている事実、という事です


 と、言うことは、この定義に当てはめると、裁判所は〝枕営業〟と言う概念を知っているという事になります

 これってスゴイですよね

 判決の中でも、枕営業をする者が少なからずいることは「公知の事実」で、客が払う飲食代には枕営業の対価が間接的に含まれる。と、述べているように、客が払う飲食代には枕営業の対価が間接的に含まれると言うのは、結構踏み込んだ判決というか、現状を知っているなと思いました

 勿論、ホステスさんは、飲みに来たお客さんと、必ず枕営業をする訳ではありません

 パーセンテージは何とも言えませんが、そこまで多くはないと思いますが、ボクは少なからず居るとは思っています

 実際、銀座のホステスさんから聞いた話ですが、敢えてそういう役目を担う、〝特攻隊長〟と言う名のホステスさんが居るのだそうです

 ですから、枕営業自体は実際に存在するという事です

 まっ、こんな事は、敢えてボクが強調しなくても、皆さんご存知でしょう


 ただ、今回の事例を見てみると、果たして枕営業と言えるのでしょうか

 記事にも書いてあるように、7年間という長期に亘り、関係が続いていたという事実は、枕営業とはボクは言えないと思います

 明らかに、違う気持ちが入っていたものと、容易に推察できます

 だって、皆さんがホステスさんだとして、お客さんを獲得したいが為に、同じ相手と7年間も肉体関係を持って営業できますか

 まず出来ないと思うんですよね

 仮に、出来たとしたら、それは枕営業ではなく、単なるセックスフレンドとしてでしょう

 にも拘わらず、枕営業として認定してしまうのが、裁判所らしいところです

 と言うか、今回の判決はボクも特異だとは思います


 記事に登場するホステスさん達も、枕営業の存在は認めていますが、あからさまに枕だと言われるのには納得がいかいないようですね

 立場的に、あくまで他人事のように話すしかない心情も、十分理解出来ます

 ホントは、そんな事実は知っているし、あるいは過去に自分も経験はあるけれど、そこは言えないですからね

 ただ単に、銀座のホステスが、みんな枕営業をしているという、変な誤解を生むのを懸念しているのです

 
 でも、今回訴えを起こした被告の妻もスゴイですよね

 だって、訴えるということは、旦那とママが7年間も肉体関係を持っていた事を知っているという事です

 一体、どうやってその事実を知り、どういう経緯で訴えを起こそうと思ったんでしょうか

 皆さんが、この妻と同じ立場なら、同じような行動に移せますか

 その後、この夫婦は一体どうなったんでしょうかね

 ホント、この妻の思いは如何許りか…


 今回の判決のポイントは2つで、1つは裁判所が枕営業という概念を知っているという事、もう1つは7年間も続いた肉体関係を、枕営業と認定した事です

 いずれにしても、非常に珍しい判決でした

 今回の当事者である、旦那、妻、ママは、そろそろ梅雨が訪れる今日この頃、一体何を思いながら過ごしているのでしょうか…。


 さて、来週も、最近の話題をお話しする予定です

 それでは、良い週末を

 

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逆転無罪判決から1年11ヶ月が経ちました…。



 こんにちは

 今日は、珍しく雨ですね

 皆さん、足元には気を付けて出掛けましょう


 昨日は、旭川刑務所の建て替え工事の是非についてお話しました

 別に、不必要な建て替えではないので、何ら問題ないと思います

 仮に、問題があっても、お上の決めた事が覆る可能性は皆無でしょう


 さて、今日は、毎月恒例のテーマです

 昨日の6月2日を持ちまして、逆転無罪判決から1年11ヶ月が経ちました

 毎度の事ですが、ボクに携わる全ての方々へ、深甚なる感謝を致します

 いつもいつもありがとうございます


 1年11ヶ月と言うことは、ほぼ2年ですね

 勿論、来月には逆転無罪判決からの2年を綴りますが、一先ず約2年目の感慨を今日は綴ろうと思います


 まずは、5月前半にあったGWですね

 GWだからと言って、特にどこかに出掛けたりとかはしませんでしたが、仕事で渋谷や新宿に行きましたが、もうそれはそれはスンゴイ人でした

 特に、2人組や外国人が多かった印象です

 そうそう、GWの渋谷では、積極的にオマワリが〝バンカケ〟していましたよ(笑)

 こんな感じです


 バンカケ(1)


 バンカケ(2)


 人が多いとばかりに、一生懸命あちこち声を掛けていましたよ

 勿論、ボクはバンカケされませんでしたが

 
 話が逸れましたが、GWと言って思い出すのが、やはり小菅ヒルズに居た当時の事ですね

 GWと言うのは、赤い日、つまり祭日なので、拘置所では休日扱いになります

 そうすると、手紙の発信も出来なければ、面会も出来ないし、差し入れも入らないと、非常につまらない日々を送るのです

 良い点といえば、ラジオがほぼ一日聴けて、午前中はTBSラジオの大沢悠里のゆうゆうワイドが聴ける事位ですかね(笑)

 特に、その中でも毒蝮三太夫のコーナーが最高に面白いんですよね

 〝うるせークソババア〟とか、毒舌を吐きまくっていて、独房でゲラゲラ笑っていました

 
 ですから、当時は、どこかに行きたくてもどこにも行けなかったので、GWの人混みを目にすることも無ければ体験することもなかったのです

 ホント、この時はラジオの渋滞情報を聴きながら、〝ボクもシャバに居たらこの渋滞に巻き込まれていたのかな〟と、思惟を巡らし、シャバへの渇望感に苛まれていました

 それが、今ではお陰様で、その渇望感を手に入れて、自分の好きなようにGWを選択出来て、それはそれは大変幸せでした

 特に、今年は渋谷だ新宿だと繁華街に居たので、尚更人混みを目の当たりにすることになり、こんなにも凄い人なのかと、ボクなりに大変感慨深かったですね

 ホント、どこもかしこも活気に満ち溢れていました

 それを、自分の目で見れて、つくづく良かったなと痛感しました


 それから、ボクの趣味であるサッカーの話を二つほど

 先日の公式戦で、生まれて初めてキャプテンマークを巻きました

 キャプテンの粋な計らいで、その試合のゲームキャプテンに任命され、初めてキャプテンマークを巻いて、コイントスをしました

 ほら、Jリーグでも日本代表でも、キャプテンを筆頭に選手が入場して来て、一礼してからそれぞれ握手をしていき、審判とキャプテンが残りコイントスをしてエンドを決めるセレモニーです

 こんな感じです

 
 セレモニー(1)


 一番先頭がボクです


 セレモニー(2)


 セレモニー(3)


 選挙の立候補者のような握手です(笑)


 セレモニー(4)


 初めて、試合前のコイントスをやりましたが、表か裏かなので、勝つ可能性は50%ですが、見事にコイントスを勝つことが出来ました

 そのせいか、試合にも勝つことが出来ました

 ホント、初めてのキャプテンマークを巻いて、先頭に立って入場し、コイントスをして、ゲームを盛り上げて、非常に貴重な体験となりました

 単純に、メチャメチャ新鮮で嬉しかったです

 分かりやすく言うと、芸能人が一日警察署長をやるようなものでしょうか(笑)

 まっ、それよりは、実務は多いですが

 ホント、このようなサプライズをしてくれたキャプテンには、ただただ感謝です


 それから、月末に、仕事でお付き合いのある、とあるプロダクションの方にフットサルに誘われたので参加して来ました

 当日は、場所と時間しか聞かされておらず、どんな人達が参加するのか全く聞かされていませんでした

 すると、集合時間になると、ゾロゾロと女性陣が集まりだして、男女混合のミックスでやることに

 ボクとしては、随分と女性が多いなと思い、担当者にどういう繋がりなのかを聞いいてみると、何とそこのプロダクションの女優さん達だと言うのです

 どうりで美人さんが多いなと思ったんですよね

 残念ながら、誰が居たとかは書けないのですが、皆さんとっても美人さんでしたよ


 当然、初めからお遊びだとは聞いていましたから、ボクもそのつもりで参加していたので、勝ち負けなんて一切拘らずにプレーしていました

 女性陣は、殆どが未経験者だったので、ワーワーキャーキャー言いながら、笑いの絶えないゲームとなりました

 普段、常に勝つことを求められているサッカーとは違い、純粋に楽しむサッカーを体験し、改めて楽しむことの素晴らしさを痛感しました

 勿論、普段のサッカーも、大前提は楽しむ事ですが、やはり勝負事になれば勝ち負けに拘るのはプレーヤーとしては自然の摂理ですからね

 どうしても、ゲーム中、上手くいかないと苛立ってしまったりして、雰囲気が悪くなったりしてしまいますが、こういう時こそ純粋にサッカーを楽しむ事を忘れてしまっているんですよね

 なので、そういう意味でも、改めてサッカーを楽しむんだという事を教えてくれたフットサルでした

 ホント、お誘い頂いた担当者様には、大変感謝しております


 と、色々な感慨に耽った、逆転無罪判決からの1年11ヶ月目でした

 つくづく、自由は素晴らしいですね


 さて、明日は、最近の話題をお話する予定です



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刑務所建て替えは許せない?



 こんにちは

 今日も、清々しい陽気ですね

 ってか、蒸し暑いですね


 昨日は、2日に亘り、ある援交事件から、警察の捜査の舞台裏をお話しました

 捜査関係事項照会と言う、任意という名の事実上の強制で、関係各所から一般人が入手出来ない情報を得ています

 ホント、これは捜査機関の特権と言えるでしょうね

 この特権が、一般人にもあればと思うと、色々な妄想を巡らせます

 この特権を悪用した、〝援交デカ〟のその後は、来週初公判を観に行ってくるので、追ってブログで詳報しますね


 さて、今日も、最近の話題をお話します

 先日、下記のニュースを目にしました


 全室個室の刑務所に「厚遇納得できない」の声も

 
 老朽化のため改築中の旭川刑務所(北海道旭川市、総定員約400人)が全国で初めて、複数の受刑者を収容する雑居房を廃止して、全てベッド付きの独居房(個室)となることになった。

 受刑者間のトラブルや犯罪情報のやり取りの防止、高齢者対策などが狙いで、札幌矯正管区は「更生に必要な環境づくり」と意義を強調している。

 一方、犯罪被害者の中には「厚遇は納得できない」などの声もある。

 ◆16年までに完成予定

 同管区によると、現在の旭川刑務所は築約50年。

 主に殺人などで刑期が10年以上の受刑者を、雑居房または独居房で収容している。

 2011年から建て替えを進めており、16年までに総定員約500人の新施設が完成する予定だ。

 全て約7平方メートルの独居房で、室内には木製のベッドやテレビがあり、暖房も完備されている。

 現在の施設は和室だが、ベッドにかえるのは、受刑者が布団を上げ下げする負担をなくすため。

 今年3月末現在、同刑務所の受刑者264人のうち21人が70歳以上で、高齢受刑者に配慮した結果だという。



 と言うニュースでした

 ボクとしては、大変羨ましいなと言うのが率直な感想です

 皆さんは、どう思いましたか

 〝犯罪者なんだから汚ねえ部屋で寝かしとけばイイんだ〟とか〝そんな贅沢させるな〟等と思う人も居るでしょう

 確かに、一見するとそう思う部分はあるかも知れません


 しかし、今回の新舎房の建設は、決して贅沢な話ではありません

 ボクも、過去に約半年間刑務所生活を経験しましたが、それはそれはボロい建物でした

 築30年以上は経っている、コンクリート造りの舎房で、畳もボロくなっていて、決して綺麗とは言えませんでした

 そんなポンコツな舎房に、当時は定員オーバーだった為(恐らく今も)、本来一人用の独居房に、二名で入って居ましたから

 雑居房に関しては、8名定員の所に、10名入って居ましたからね

 なので、かなりギュウギュウでの生活を強いられていました

 幸い、ボクは雑居房には一度も行かなかったので、そのギュウギュウさは体験してませんが、雑居房に居た人の話を聞くと、かなり窮屈だと言っていました

 だって、8名でさえ多いのに、10名も入るんですから、トイレなんか大変ですよね

 刑務所では、ひと部屋ワン便器ですから(笑)

 全員が、同じタイミングで用を足したい事はないにせよ、朝の工場に行く前はバタバタしてますから大変です


 その点、独居房はそんな事は一切気にせず、自分の好きな時に用を足せます

 要するに、他の人に合わせなくていいという事です

 これは、ただでさえ不自由な刑務所生活の中で、相当精神的に楽ですね

 だから、ボクは独居房派なのです

 だって、その後二度と会わない人間に、何でイチイチ気を遣わなきゃいけないんですか

 だから、ボクは雑居房はとにかく嫌いです


 そして、今回旭川刑務所の建て替えですが、実にいい判断だと思います

 ボクの理想でもあるのですが、刑務所は全員独居房の方がイイんですよ

 そうすれば、受刑者同士の喧嘩はなくなるし、変な悪知恵も働かないし、不要なトラブルが無くなるので、メリットしかありません

 ただ、大部屋に大人数収容する方が、スペース的には効率がイイですが、別に刑務所がある所なんて大抵田舎なんですから何とかなるでしょう

 後は、建て替え費用の問題でしょうか


 何だか、犯罪被害者からは、〝厚遇は納得出来ない〟との声もあるみたいですが、決して厚遇ではないですよ

 現に、今でも独居房にはテレビは一台備え付けてありますし、ベッドではないにせよ布団は一式ありますから、今と何ら変わらないですよ

 それが、ただ単にベッドになるだけで、ホテルのようにベッドメイキングが居る訳ではなく、恐らくベッドの上に今の布団を敷くだけなので、畳む作業はやると思いますよ

 分かりやすく言うと、部屋が新築マンションになるだけだという事です

 これも、築年数が大して経っていないにも拘わらず、不必要に建て替えをしている訳ではなく、50年という半世紀もの時間が経ったからであり、正当な判断と言えます

 だって、皆さんが家を借りる時、幾ら家賃が安いとは言え、築50年のマンションを借りようと思いますか

 余程の個性的な感性をお持ちでない人以外、まず借りませんよね

 受刑者達は、その字の如く、刑を受ける者なので、幾ら建物がボロくても、〝ここで生活してもらうから〟、と言われればそれに従うしかないのです

 つまり、嫌々であっても文句は言えないという事です

 なので、旭川刑務所の受刑者達は、超喜んでいると思いますよ(笑)


 まず、現実的には不可能でしょうが、全国の老朽化した刑務所は立て直し、全室独居房になればイイとボクは思います

 今日は、そんなお話でした


 さて、明日は、毎月恒例のテーマをお話する予定です


 
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捜査関係事項照会。(2)



 こんにちは

 今日も暑いですね

 今日から6月ですね


 先週は、ボクが一時期勾留されていた、大森警察署の刑事が、自分が援交したJCの個人情報を得るために、捜査に一切関係ないにも拘わらず、捜査関係事項照会書を作成したと言うお話でした

 正に、〝性欲に負けたデカ〟でした

 お陰で、彼は懲戒免職となり、退職金も一円も貰えず、人生を棒に振ってしまいました

 でも、彼は自分の欲望の赴くままに、後先考えずに突っ走ったんですから、逆にスゴイですよね(笑)

 
 さて、今日は、このテーマの続きをお話します

 改めて、捜査関係事項照会とは、警察や検察が、捜査に必要と認められる際に、関係各所に問い合わせる方法の一つです

 これは、捜査権限を持つ者にしか許されていない特権であり、一般人が入手する事は出来ません

 これが、一般人にも入手出来たら、ムカつく人間の弱みを沢山握れるのに…(笑)

 と、言うように、捜査権限を持つ警察や検察には、絶大な権限があるという事です


 で、この捜査関係事項照会書ですが、ボクの裁判記録の中にもあったので、皆さん普段お目にかかる事はないと思うので、是非公開したいと思います

 では、早速見て行きましょう


 捜査関係事項照会(1)


 こういう書類を、携帯電話会社に送付するんですね

 ここに記載のある、〝刑事訴訟法第197条第2項により〟と言うのは、下記の条文から構成されています


 捜査機関は、公務所や公私の団体に、捜査上必要な報告を、要求することができる。 


 この法的根拠に基づいて、警察は関係各所に捜査関係事項照会をするのです

 

 捜査関係事項照会(2)


 ここに、調べて欲しい内容を、詳細に記載しているのです

 この場合、ソフトバンクに、携帯電話の番号から、その名義人の個人情報を照会していますね


 捜査関係事項照会(3)


 すると、照会してから8日後に、ソフトバンクから照会事項回答書と言う形で、回答が届いていることが分かります

 そこには、契約年月日や、名義人、生年月日、契約者住所、等々の詳細な情報が記載されていました

 ホント、携帯電話の番号一つから、全てが分かってしまいますね


 因みに、写真では一切個人情報の部分は隠していませんが、こいつは共犯者の一人で、自分の罪を軽くしたいが為に、嘘の供述をしたバカの一人なので、そんなバカにプライバシーも糞もないので、全開で掲載させてもらってます(笑)

 中には、それはまずいんじゃないの、と思う人も居るかも知れませんが、全然関係ありません

 
 このような書類形式で、捜査関係事項照会をしていくのです

 電話だと、警察を名乗った第三者が居るかも知れませんので、きちんと警察署に郵送するようにして、ホントに警察からの照会かを確認しているのですね

 尤も、捜査事項照会書を偽造して、郵送先を別の場所にしたとしても、そんなモノはソッコーでバレるでしょうね


 ただ、この捜査事項照会は、強制ではなくあくまでも任意なのです

 ですから、問い合わせ先は、回答を拒むことが出来るのです

 改めて、前記の条文を見て下さい

 
 〝捜査機関は、公務所や公私の団体に、捜査上必要な報告を、要求することができる。〟 


 と、なっていて、必ず回答しなければならない、とはなっていません

 なので、別に回答を拒否出来るのです


 では、回答を拒否するとどうなるのか

 今度は、裁判所に捜索差押許可状を請求して、強制力で差し押さえに掛かるのです

 ですから、回答を拒否したとしても、どのみち差し押さえられるんですから同じなのです

 それを見越しているから、携帯電話会社は、照会が来た時点ですんなり回答をするのです

 それに、拒む理由もないじゃないですか

 個人からの照会ならまだしも、警察や検察から〝捜査の為だから〟と、言われれば〝じゃあ、そうなんだ〟と、従うしかないじゃないですか

 結局、拒んだとしても、最終的には応じることになるのですから、だったらば初めから応じておけばいい、と言う事なのです


 ですから、今回の徳重選手の事件も、照会を受けた携帯電話会社は、何の疑いもなく応じたのです

 しかしながら、書類でやり取りする以上、明確な証拠が残っているんですから、調べればソッコーでバレるワケです

 なのに、何故に徳重選手は、JCの個人情報を調べようとしたのでしょうか

 仮に、調べた所で、一体どうしようと言うのでしょうか

 その辺が、ボクには到底理解出来ないんですよね


 以上、今回は2回に亘り、警察の捜査の舞台裏をお話しました


 さて、明日も、最近の話題をお話する予定です

 

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