日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

2015年04月の記事

先日のTVタックルを観て。



 こんにちは

 今日も、非常に長閑な陽気で気持ちがイイですね

 昨日から、GWに突入しましたが、皆さんは長期でどこかに出掛けたりはしますか

 ボクは、一切どこにも出掛けません(笑)

 混雑時に出掛ける事ほど、非効率はないからです

 しかしながら、家族持ちの方は、この連休でしか都合が合わないと思うので、大変ですが頑張って下さい


 さて、本日は、先日観たTVタックルを観ての感想をお話します

 4月13日(月)のテーマが、『裁判員制度いるいらないと言うテーマだったのです

 ボクは、非常に面白そうだと思ったので、録画して、後日メモを取りながら拝見しました

 番組の形式としては、ご覧になった方は分かると思いますが、ビートたけしさんと阿川佐和子さんのツートップと、そのテーマに見識がある識者と、芸能人が討論形式で進んで行きます

 それぞれ、信念を持った方々が意見を交わすので、毎回喧々諤々の議論となります

 特に、今回のテーマでは、裁判員制度に賛成派と反対派に別れていた為、それはそれは議論は白熱し、実に面白いディベート大会のようでした


 まずは、反対派の意見からご紹介します

 反対派の先陣を切ったのは、井上薫さんと言う元裁判官で、現在は弁護士の方です

 所謂、〝ヤメ判〟 ですね

 井上さんの意見は実に明快でした


 ・ 裁判員制度は要らない。
 
 ・ 素人に法律が分かるはずがない。
 
 ・ 開始当時、裁判官は(裁判員裁判が)出来るわけがないと思っていた。
 
 ・ 問題は適正かどうか。
 
 ・ 最高裁の本音が出た(一審の裁判員裁判の死刑判決が覆ったこと)。
 
 ・ それは、先例(過去の判例)に反するから。



 等と、舌鋒鋭く裁判員裁判をぶった切っていました

 これはこれで、良く分かりますよね


 こっれに対し、裁判員裁判に賛成派の俳優のえなりかずきさんや、弁護士の本村健太郎さんはこう述べます


 ・ 裁判員裁判は、緊張感があっていい(通常の裁判は事務的)。

 ・ 裁判官は、変わっているので(勉強しかしていないので)一般市民の感覚を取り入れる為。

 ・ 量刑での幅が広がった。

 ・ 一審の死刑判決が覆った裁判は、あくまでも例外。

 ・ 法律の専門家だけではないのがいいところ。


 
 等と述べます

 賛成派の意見も、実にごもっともですね

 何より、えなりかずきさんが、裁判傍聴に行っていたのが一番の驚きでした(笑)


 また、裁判員経験者の意見も紹介されました

 そのうちの一人は、

 
 ・ 法律の専門家だけではないのがいいところ。

 ・ 9割が体験して良かったとの意見。



 一方で、もう一人の裁判員経験者は、


 ・ 手を上げて賛成とは言えない。

 ・ 16日間公休を取り、その後職場に居づらくなり退職。



 と言う、意見がありました

 この中の、職場に居づらくなって退職と言うのは、ちょっと大袈裟な気がしますよね

 だって、裁判員制度は、立派な国民の義務なので、正々堂々と職場に言えるからです

 なのに、何でその後職場に居づらくなるのかが分かりません


 そんな中、ボクの大好きな芸人の小籔和豊さんが、


 ・ どーせやるなら、陪審員か三審制全てにおいて裁判員でやれ。

 ・ 裁判員経験者が、体験して良かったなんて言うのは当たり前。



 と言っていたのは、実にしっくり来ました

 確かに、今まで経験したことのない事を経験すれば、誰もが良かったと思うものですよね(笑)


 と、それはそれは白熱した議論で大変面白かったです

 特に、井上弁護士と本村弁護士の意見は真っ向から対立していて、見応えがありました

 やはり、何でも賛成派と反対派が存在するものですが、どちらが完璧な正解というのはなかなかありません

 両者のいいところを取り入れて行けば、イイ物が出来上がって行くと思います


 基本的に、ボクは裁判員裁判は賛成ですが、対象事件が限られていることに違和感を覚えます

 難しいかも知れませんが、否認している被告人は、自分の事件を裁判員裁判で審理するかどうかを選択出来る権利があってもイイと思っています

 大きな事件だけ、裁判員裁判で審理しても、どうなのかなと思います

 皆さんは、裁判員制度は賛成ですか、反対ですか


 最後に、この放送をネット観れるのでリンクを貼っておきます

 31分辺りからが裁判員の部分ですが、その前の美魔女についての討論も大変面白かったので、興味がある方はご覧下さい

 
 『ビートたけしのTVタックル 裁判員制度 4月13日 バラエティ動画を視聴!バラ動画』


 明日も、最近観たTVについてお話する予定です



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ハズレ馬券は経費。



 こんにちは

 今日も、夏日のようで暑いですね

 でも、夜になるとまだ寒いので、服のチョイスが難しい今日この頃です


 昨日は、心神喪失で無罪、と言うテーマでお話しました

 法律上は、心神喪失者は無罪となっていますが、事実上は殆ど認められないのが現状です

 尤も、そんなにポンポン心神喪失が認められていたら、世の中おかしくなるでしょう


 さて、今日も、最近の話題をお話します

 先日、朝日新聞の記事で、非常にしっくり来る記事があったので取り上げます


 (私の視点)公営ギャンブル 公平で明確な課税制度を 中村和洋


 インターネットを利用して大量の馬券を購入していた男性が所得税法違反(無申告犯)に問われた事件について、最高裁は3月、はずれ馬券の購入費も所得税法上の必要経費に該当するとの判決を下した。

 私はこの事件の主任弁護人を務めたが、国民の常識に沿った妥当な判断だ。
 
 従来、国税庁は、馬券の払戻金による収入は、偶然得た所得として「一時所得」に該当すると通達に定め、的中馬券の購入費以外は必要経費には該当せず、所得から控除できないとしていた。

 これに対して最高裁は、本件はインターネットを介して長期間、多数回にわたって馬券を購入し、多額の利益を恒常的に上げていたことなどからすると、「営利を目的とする継続的行為」となり、「雑所得」に該当するとした。

 その上で、一連の馬券の購入は一体的な経済活動の実態を有するため、はずれ馬券の購入費もすべて必要経費に該当すると判断したのである。
 
 これにより、国税庁は本件のような取引については例外として特例をもうけるものとし、通達を改正する方向を打ち出している。

 要するに、一般の馬券の払戻金については、従来どおり一時所得として的中馬券のみが必要経費となるものとし、今回の男性のように大量の取引をしていた場合に限って、雑所得としてはずれ馬券も必要経費に該当するものと定めるようである。
 
 しかし、どの程度に至れば継続的な取引になるのか、両者を区別することは実は困難である。単なる通達の改正ではなく、法令の改正により抜本的に制度を見直す必要がある。
 
 そもそも競馬の売り上げのうち、1割は国庫に入るとされており、払戻金から更に税を負担させるのは、実質的な二重課税であるとの指摘がなされている。

 諸外国でも、アメリカ合衆国でははずれ馬券の購入費も払戻金の額に達するまでは必要経費として算入されるものとされており、フランスでは、馬券購入時に定率(3・8%)の税が課せられるだけで、その他に税負担はない。
 
 さらに、インターネット取引ではなく、窓口で馬券を購入した者については履歴が残らないので所得が捕捉されにくく、公平な税負担を実施することは困難である。

 実際、馬券で払戻金を得た人に確定申告を期待することは、非現実的だろう。
 
 我が国でも宝くじについては、非課税とされている。

 競馬など公営ギャンブルも同様に考えてよいのではないか。

 仮に税負担をさせる場合でも、例えば払戻時に数%程度の源泉分離課税を行うことが簡明である。
 
 国は、国民に対して、わかりやすく、かつ公平な課税制度を構築する責任がある。

 今回の最高裁判決を機に、不透明であった公営ギャンブルの課税について、国税庁は明確な制度設計をすべきであると考える。
 (なかむらかずひろ 弁護士)



 と言う記事なのですが、皆さんは競馬はやりますか

 ボクは、一切やりません

 なのに、何故この記事が気になったかと言うと、ボクが〝小菅ヒルズ〟に居る時に読んだ新聞で、この男性が起訴されたと言うニュースを見て、〝所得税法違反で起訴なんて珍しいな〟と、思ったからです

 なので、一体どんな判断を裁判所は下すのだろうと、報道ベースですが追い掛けていたのです


 まっ、この男性の競馬に使う額が尋常ではなかったのですが、男性は2007~2009年の3年間に計約28億7000万円分の馬券を購入し、計約30億1000万円の配当を得ており、利益は約1億4000万円でした

 これに対し、大阪国税局は、税務調査の結果、配当額から当たり馬券の購入額を差し引いた、約29億円を一時所得と認定したのです

 
 両者の主張はこうなります

 
 男性→「30億の配当から、購入費用を引いた利益にのみ課税せよ」

 国税局→「競馬の場合は、当たり馬券の購入額のみが経費。配当金からそれを引いた29億円が課税対象」



 つまり、男性の主張と、大阪国税局の主張では、1億4000万円と29億円で課税対象額に大きな開きが出てきてしまうのです

 と、両者の主張は真っ向から対立していました


 分かりやすく解説すると、


 ▼【馬券を1口だけ購入した場合】

 1口100円の馬券を1口購入→的中して配当金1000円を手にしました

 配当金1000円-1口100円=利益900円

 ▼【複数口購入した場合】

 1口100円の馬券を10口購入=トータル1000円分の馬券を購入

 10口のうち1口が的中→配当金が1000円でした

 配当金1000円-1口100円=利益900円

 残り9口=900円はハズレ

 1口で見ると900円の利益が出ましたが 9口はハズレなので トータルで見ると利益はなし

 
 ▼【今回の裁判での大阪国税局の言い分】

 1口のみ購入の場合→利益の900円に課税する

 複数口購入の場合でも 同じように1口の利益900円に課税する

 つまり、ハズレの900円分の損は無視するということ

 
 ▼【これに対し】

 トータルで見ると利益は「0円」なのに 、なんで「利益900円分」の税金を払わなければいけないのか!というのが男性の言い分です

 
 ▼【この男性の場合】
 2007~2009年の3年間に 計約30億1000万円の配当を得た
 約28億7000万円分が馬券の購入費用
 利益は約1億4000万円

 ▼【男性の主張】
 2007~2009年の3年間に 計約30億1000万円の配当を得た→「収入」
 約28億7000万円分が馬券の購入費用→「必要経費」
 利益は約1億4000万円→「課税対象」

 ▼【今回の大阪国税局の主張では】
 2007~2009年の3年間に 計約30億1000万円の配当を得た→「収入」
 当たり馬券の購入額(約1億1000万円)→「必要経費」
 収入-必要経費=約29億円→「課税対象」

 ▼【大阪国税局の主張内容】
 計約30億1000万円の配当のうち 必要経費と認められるのは当たり馬券の購入額のみ
 配当額から当たり馬券の購入額を差し引いた約29億円を「一時所得」と認定し課税した


 両者の主張が、真っ向から対立した裁判は、一審では最大の争点だった外れ馬券の購入費について 「必要経費にあたる」と 元会社員側の主張を認める一方で 「申告義務があることは認識していた」として、元会社員に懲役2ヶ月執行猶予2年(求刑懲役1年)を言い渡しました

 ほぼ、男性の主張を認めた形となりましたが、有罪判決なので、この男性は前科者になってしまいました

 この判決に対し、検察が控訴しましたが、大阪高等裁判所は 1審に続いて外れた馬券の購入費を必要経費と認める判断を示し、その上で脱税額を大幅に減らし、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました

 控訴審判決も不服とした検察が上告し、その結果が冒頭の記事なのです

 裁判開始から約2年、開始当初からその判決がどうなるかに注目が集まっていた裁判についに決着がつき、最高裁は検察側の上告を棄却し、「外れ馬券の購入費も必要経費と認めるべきだ」と、従来の国税庁の運用とは異なる判断を示しました


 
 今回は、競馬に対する投資金額が、通常とは異なり、また全てインターネットで取引を行っていた為に、お金の収支が完璧に把握されていた特殊なケースでした

 ですから、競馬愛好者が全て、所得税法違反に問われることは皆無でしょう

 だって、競馬をやる方の殆どが、直接競馬場に行って馬券を購入するか、場外馬券場で馬券を購入するかなので、お金の収支が把握できないからです

 
 ただ、どうも解せないのは、わざわざ起訴して裁判までする必要があるのかなと思います

 どう考えても、この男性は、積極的に脱税したとかではかく、ただ単に所得税を申告しなかっただけなのに、それが違法だと問われて、刑事被告人として法廷へと引きずり込まれることに、ボクは大変違和感を覚えます

 別に、所得税法違反なんて、誰も被害者が居ないじゃないですか

 所得税法違反だと、誰が困るんですか

 まっ、被害者が居るか居ないかではないのかも知れませんが、少なくとも、同じ被害者が居ない覚せい剤や大麻の使用よりは、断然マシだと思います

 
 今回は、無罪判決ではないので、この男性は立派な犯罪者となってしまいました

 果たして、この人は立派な犯罪者なのでしょうか

 課税に対する最高裁の判決は、画期的で評価出来ますが、かと言ってこの男性を犯罪者にしなくてもイイとボクは思います


 今日は、こんなお話でした

 
 明後日は、最近観たテレビ番組についてお話する予定です



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心神喪失で無罪って…?



 こんにちは

 今日は、今年一番の暑さのようですね

 新しい一週間、張り切って行きましょう


 さて、今日は、先日飛び込んで来た話題についてお話します


 先日、下記のニュースが飛び込んで来ました


 
 「発作で心神喪失」万引きの罪に無罪判決


 おととし、東京都内の家電量販店でゲームソフトなどを万引きした罪に問われた男性に対し、東京地方裁判所立川支部は「男性は当時、けいれんを伴わないてんかんの発作が続く症状によって心神喪失の状態だった」と指摘して、無罪を言い渡しました。

 この裁判は、おととし9月都内の家電量販店で、ゲームソフトやヘッドホンなどを万引きしたとして、都内に住む50代の男性が盗みの罪で起訴されたものです。

 裁判では、裁判所が選任した医師による鑑定で、男性には、けいれんを伴わないてんかんの発作が続く「NCSE」と呼ばれる症状があり、当時発作が起きて意識障害が起きていた可能性が高いとされ、弁護側は、心神喪失の状態だったとして無罪を主張していたのに対し、検察側は、懲役1年10か月を求刑していました。

 14日の判決で、東京地方裁判所立川支部の阿部浩巳裁判長は「男性は鑑定の内容どおり、当時意識がもうろうとして自分の行動を制御できず、心神喪失の状態だった」などと指摘して、男性に無罪を言い渡しました。

 「NCSE」はけいれんを伴わないため、一見発作が起きていることが分かりにくい特徴がありますが、発作が起きると、物事を認知する機能の低下や意識障害などが現れるということです。

 「NCSE」に詳しい「国際医療福祉大学熱海病院」の永山正雄医師は「『NCSE』についてあまり知られておらず、裁判で争われたケースをこれまでに聞いたことがない」と話しています。

 男性「治療して社会復帰を」

 無罪判決を言い渡された50代の男性は「当時は宙に浮いて意識がもうろうとしている状態で、防犯カメラの画像を見て、初めて自分の行為を思い出しました。店に迷惑をかけたことは間違いないので、これからしっかりと治療して社会復帰をしたいと思います」と話していました。

 男性の弁護を担当した林大悟弁護士は「これまであまり知られてなかった『NCSE』という症状について裁判所が認めたので、画期的な判決だと思います。男性が治療に専念するためにも、検察は控訴しないでほしいと思います」と話していました。

 検察「上級庁と協議し対処」
東京地方検察庁立川支部の名倉俊一副部長は「判決内容を精査し、上級庁とも協議のうえ適切に対処したい」とコメントしています。

 非けいれん性てんかん重積状態とは

 けいれんを伴わないてんかんの発作が続く症状は「NCSE=非けいれん性てんかん重積状態」と呼ばれ、10年ほど前から医師の間で認識が広まりつつあり、治療法などの研究が進められています。

 「NCSE」の臨床研究に取り組む国際医療福祉大学熱海病院の永山正雄医師によりますと、患者の数はまだよく分かっていませんが、多くは薬物治療によって発作を抑えることが可能だということです。

 永山医師は「『NCSE』によって現れる症状は非常に多様で、中には自分の意図と反する行動を引き起こすこともある。『NCSE』は、まだ医師の間でも認識が広まっていないので、まずは正確な診断を行っていち早く治療につなげることが重要だと」と話していました。



 と、言うニュースが飛び込んで来ました

 本ブログでも、これまで様々な無罪判決を紹介して来ましたが、今回のようなケースは初めてです

 
 法律や、裁判に詳しい方なら、〝心神喪失は無罪〟と言うことは知っているかと思います

 では、具体的に、〝心神喪失は無罪〟とは、どういう事なのかをお話します


 まず、責任能力について、刑法には以下の条文があります


 「心神喪失者の行為は、罰しない。」(39条1項)

 「心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。」(39条2項)

 「14歳に満たない者の行為は、罰しない。」(41条)



 と、あります

 要するに、刑法39条1項で、心神喪失者の犯罪行為は罰しない、と定められているのです

 ですから、裁判の結果、犯行当時の被告人は心神喪失状態にあった、と判断されれば、その行為は罰せられない、つまり無罪になるという事です

 では、心神喪失って、どういう意味かと言うと、精神病や薬物中毒などによる精神障害のために、自分のしていることが善いことか悪いことかを判断したり、その能力に従って行動する能力のない人や、その判断能力又は判断に従って行動する能力がが普通の人よりも著しく劣っている事をいい、刑法では、これらの能力の全くない人を心神喪失者と言います

 一言で表すと、善悪の判断が出来ない状態、という事です

 そのような状態で、犯罪行為を行ったとしても、罰せられないとなっているのです

 また、これと似た言葉で、〝心神耗弱〟という言葉がありますが、これは上記の能力が、普通の人よりも著しく劣っている人を心神耗弱者といい、その刑を普通の人の場合より軽くしなければならないことになっています


 では、何か犯罪を行った時に、心神喪失状態だったと認められるかどうかですが、これは極めて稀です

 法律上は、心神喪失状態の者は罰しないとなっていますが、事実上は殆ど認められません

 その証拠に、下記のデータがあります


 ■心神喪失で無罪は、1年に平均3人


 過去3年の犯罪白書をみると、統合失調症や薬物中毒などを含めた全体で、心神喪失を理由に無罪となった人数は1年平均3人です

 尤も、精神障害者等(精神障害者+精神障害の疑いのある者)の検挙人数は1年平均3,144人で、そのうち平均582人が、心神喪失を理由に不起訴にされています


 犯罪白書
 

 この表を見ると、一目瞭然ですが、無罪になった人は、1人とか2人しか居ません

 一年の内に、たったの1人か2人ですから、極めて稀なのが分かります

 一方で、起訴されずに、不起訴になっている件数が結構ありますね

 これは、事実上の無罪判決といってイイでしょう

 では、検挙人数から、不起訴処分と無罪になった数を引いた、残りの人達はどんな結果になったのかと言うと、責任能力が認められて有罪になったという事です

 従って、心神喪失で無罪になるというのは、通常の無罪判決をゲットするよりも、至難の業だという事です


 
 では、心神喪失や心神耗弱の内容は上記のとおりとして、実際の裁判ではどうやって判断しているのでしょうか

 実際の裁判では、鑑定などによって、まず(1)精神の障害の有無を判断し、(2)以下の要素を総合考慮して、心神喪失や心神耗弱にあたるかどうか判断しています

 
 ・犯行の動機が了解できるものか

 ・犯行は計画的なものか

 ・犯行当時、犯行は悪いという認識はあったか

 ・精神の障害によって責任を免れるという認識はあったか

 ・犯行が、普段の行為者の性格から考えて理解できない異質なものか

 ・犯行に一貫性があるか

 ・犯行後に、逃走・罪証隠滅などの自己防衛的な行動をとったか

 ・その他

 

 以上の事情を考慮して、一般人ではこうしないだろうという、理解不能な要素が多いほど、心神喪失や心神耗弱が認められやすくなるわけです


 今回の事件では、非常に珍しい病気だった為、裁判所が心神喪失を認めてくれましたが、通常では殆ど認められません


 因みに、心神喪失で無罪になった場合は、心神喪失医療観察法に乗っ取り地方裁判所にて入院、通院、もしくは不処遇が決定されます

 そして、入院期間(標準18ヶ月)や通院期間(原則3年)を経て退院します

 つまり、完璧な自由の身になる訳ではないのです

 でも、拘置所に居るよりは、全然マシですがね


 最後に、仮にパクられて、何とか罪を免れたいと思って精神病を装っても、まずバレるので止めた方がイイですよ(笑)

 これを、〝詐病〟と言いますが、詐病はまずバレるので、やるなら違うシチュエーションで行う事をオススメします(笑)


 今日は、そんなお話でした
 


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ボクの見解。~犯人よ、震えて眠れ!~ (10)



 おはようございます

 今日も、いい天気ですね

 今週最後の金曜日、張り切って行きましょう


 昨日は、ひき逃げに遭った際の、国からの救済措置についてお話しました

 ひき逃げに遭うと、国から補償が出るなんて、皆さん初耳だったのではないでしょうか

 因みに、ボクも初めて知りました

 しかしながら、その補償は、あくまでも怪我の治療、すなわち病院代だけなので、それ以外の補償は一切されません

 また、通常の交通事故のように、相手側の保険を使う訳ではないので(ひき逃げだから相手が分からない為)、治療費は被害者側が立て替えないといけないのです

 ですから、もし被害者側にお金が無ければ、治療を受けられないという事になります

 確かに、国からの救済措置はありがたいのですが、盲点もありますよね

 ともかく、国からの補償は、ホント最低限の補償だという事です


 さて、今日は、これまでの彼の話を聞いて、ボクの見解を綴ります


 まず、事故当初は、全くもって彼がひき逃げに遭った事を信じていませんでした(笑)

 ところが、日を追うごとに、ホントに彼がひき逃げに遭ったとなり、これは一大事だと思いました

 そして、彼がLINEのグループで色々と愚痴っているのを目にし、ボクは改めて事故の状況等を聞かせてくれとお願いし、4月7日(火)にインタビューを行いました


 すると、聞けば聞くほど、鳥肌が立つような事故の状況が明らかとなりました

 ボクの中では、今回の事件には三つのポイントがあると思っています


 ① 二台目の車の異常な行動。

 ② 東大宮病院の有り得ない対応。

 ③ 警察のヤル気のない対応。



 一つ一つお話すると、以前の記事で詳細は書きましたが、彼を轢いた二台目の車は、彼を轢いた後少し先で一旦立ち止まり、その後立ち去ったかと思うと、今度は十字路の右方向から現れ、彼が必死こいて手を振るのを見ながら、またしても一旦立ち止まり、その後救護ぜずにバックレました

 この異常な行動から、二台目の車は、確実に轢いた事を認識している証左であり確信犯です

 にも拘わらず、アスファルトに倒れながら必死に手を振る彼を何度も見ているのに、そのまま助けないでバックレたのは、人として卑劣かつ非情極まりなく、一切同情の余地はありません 

 通常、ひき逃げ犯人は、そのまま現場から一気に立ち去るモノですが、この二台目の運転手は何を考えているのか、何度も何度も様子を確認しているのです

 まるで、放火犯が火を付けた後、燃え広がる現場を見に戻って来るような行動と同じです

 この行動から、恐らく犯人は相当な臆病者なのだと思います

 とにかく、生きているのかを確認したかったかのような行動です

 まっ、今はしばしのお別れとなる、シャバでの生活を満喫していればイイと思います


 続いて、彼が救急搬送された東大宮病院の対応ですが、まあこんな漫画みたいな病院があるのかと、大変たまげました

 傲慢かつ横柄な、副院長大谷の明らかな誤診

 もう、完璧な二次被害ですよね

 ただでさえ、二台もの車に轢かれて命からがら助かったのに、その先の病院で二時間半も待たされた挙句、余計な場所までCTやレントゲンを撮影し、医療点数を稼ぐのが見え見えで、尚且つ大谷のヤブ医者の見本のような診察…

 つくづく、病院もピンからキリまであることを教えてくれました

 皆さんが、普段行っている病院も、ホントに信用して大丈夫ですか

 一度、疑ってみるのも、自分の身を守る為ですから、検討の余地ありですね


 因みに、昨日彼から東大宮病院の後日談を聞いたので、それはまた別の機会にお話しますね

 ホント、ふざけた病院です


 最後に、警察のヤル気のない対応ですが、ボクが率直に感じたのが、やはり被害者が死亡しているか否かで、警察の捜査の熱量が違うなという事です

 確かに、おかしのまちおかで、うまい棒一本を万引きした事件に、大量の捜査員を投入する必要性は微塵もありません(笑)

 つまり、当該事件の被害の度合いによって、捜査の力の入れようが違うという事です

 その中でも、警察が一番力を入れるのが、被害者が死亡した場合でしょうね

 何故なら、人の命が奪われるよりも、それ以上の被害なんてないからです

 ですから、被害者が死亡した場合は、時には捜査本部を立ち上げて、署員総出で事件解決に当たりますが、そうでない場合は、担当の部署の人間が、形式的な捜査しかしないのが関の山です

 後は、〝強(ごう)〟が付く事件では、結構捜査員が投入されますね


 特に、今回の事件は、下記の写真を見る限り、事件としてではなく、事故として扱っているように感じざるを得ないのです


 看板


 それに、事故直後、現場を掃除機で吸い取らなかったり、私服の捜査員が現場に臨場していない事からも、単なる交通事故としてしか扱ってないように思うのです

 その後、彼の要望により、看板が書き換えられて、枚数も一気に増えました

 因みに、現在はこんな感じになりました(笑)


 看板①


 明らかに、枚数が増えているのが分かります

 
 看板②


 ウェルシアの交差点の所まで、看板が設置されました(笑)


 看板③


 でも、こんなのっておかしくないですか

 何で、被害者からの要望で、ようやく腰を上げた、みたいな対応なのでしょうか

 被害者側からの要望ではなく、警察自ら事件解決の為に動くのが普通じゃないでしょうか

 こういう対応からも、ボクは警察の対応に疑念を抱いてしまうんですよね


 でも、彼と昨日話すと、どうやら警察は、現場周辺の防犯カメラを収集していて、そこに事故当時の彼が写っていたり、走り去る白っぽいセダンが写っていたりしていたそうなので、それなりに舞台裏では捜査が進行しているようです


 とはいえ、ボクの見解では、彼には申し訳ないですが、犯人逮捕は難しいかなと思っています

 その理由は、物証が殆どないからです

 物証がない以上、防犯カメラの画像だけでは、なかなか決め手にはなりません

 物証があって初めて、加害車両の破損部分と合致して、この車が事故を起こしたと確定するのですが、それが殆どないという事なので、かなり厳しいと感じています

 なので、犯人逮捕には、警察の地道な捜査に期待するか、犯人が出頭するしかありません


 是非、ボクの見解が大きく外れることを祈念しています


 ともかく、もし犯人がこのブログを見ているのなら、とっとと大宮東警察署に出頭しなさい

 仮に、逃げ切れたとしても、因果応報で、必ずこの報いは自分に返って来るよ


 と、いう事で、このカテゴリのお話は、一旦終了したいと思います

 来週は、最近気になったニュースについて、お話する予定です


 それでは、良い週末を


 
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ひき逃げの救済措置。~犯人よ、震えて眠れ!~ (9)



 こんにちは

 今日も、大変長閑な陽気ですね

 もう、冬物の出番はなさそうですね


 昨日は、彼が警察署で被害者調書を作成し、事故後の自転車と対面したお話でした

 予想以上に、自転車は破損し、確実に廃車状態でした

 また、警察の対応も、ホントにやる気があるのか疑わしい印象でした


 さて、今日は、ひき逃げ事件に遭った際の国の救済措置についてお話します

 今日のお話は、ボクも初耳で、こんな措置があったんだなと新たな発見になりました

 一体、どんな措置なのでしょうか


 彼から、事故についてインタビューをしている中で、ひき逃げの場合は国から補償が出ると言う話を聞きました

 ボクは、そんな救済措置があるなんて思ってもみなかったので、大変驚きました

 その書類を送って貰ったので、添付します


 冊子(1)


 冊子(2)


 この救済措置は、ひき逃げの場合と、事故の相手が無保険だった場合が対象のようです

 支払いは、国土交通省が行ってくれるようですね


 冊子(3)



 冊子(4)


 見ての通りですが、いくつもの段階を踏まないといけません

 こういう時の書類って、色々と集めなきゃいけないので、非常に面倒臭いんですよね

 本来の事故なら、相手の保険会社が全てやってくれるのですが、相手が分からないので全て被害者側がやらないといけないのです

 全く、理不尽極まりないですよね

 
 冊子(7)


 冊子(9)


 この表を見ると、金額的にはどうなんでしょうか

 決して、高いとは言えないですよね

 ホント、最低限と言った感じですよね


 冊子(6)


 この表のとおり、マックスで180万円しか支払わられないのです

 この金額は、自賠責保険の金額と殆ど変わりませんね

 実に、最低限と言った感じです


 冊子(8)



 冊子(5)


 と、言うように、一応救済措置がありますが、これはあくまでも怪我に対してだけの補償なので、それ以外は一切補償されません

 従って、廃車同然となってしまった自転車は補償されません

 ですので、彼はまた新しく〝自腹〟で、自転車を買わないといけないのです


 もし、このまま犯人が捕まらなければ、自転車は丸損となります

 仮に、犯人が捕まっても、その犯人に全くお金が無ければ弁償してもらえません

 正に、やられ損です


 しかも、病院に掛かるお金は、とりあえず被害者が立て替えないといけないのです

 一通り立て替えた後、国にこれだけ掛かりましたと請求して、審査して、その後支払いが行われるのです

 通常だと、相手の保険会社が病院に連絡するので、治療費は一切掛かりません

 しかし、今回のような事件だと、相手が分からないので、保険会社も糞もないので、とりあえずは被害者が立て替えないといけないのです

 ホント、不条理ですが、こればかりは決まりですから、従うしかありません


 とはいえ、最低限の補償は国からされるので、それは良かったですが、本来ならそれだけでは納得がいかないのは誰もが思うところでしょう

 しかし、治療費をやられた側が全額自己負担するよりは、全然マシだと思います

 これも、今回皮肉にも彼が被害に遭わなかったら、知らない事実でした

 
 ともかく、ひき逃げに遭っても、国が最低限の補償はしてくれるという事ですね


 さて、明日は、これまでの話を踏まえた、ボクの見解をお話する予定です

 

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破壊された自転車…。~犯人よ、震えて眠れ!~ (9) 



 おはようございます

 今日も、非常に天気が良くて気持ちイイですね


 昨日は、事故後の警察の対応についてお話しました

 〝捜査〟と言うよりは、単なる事故の扱いという感じでしたね


 さて、今日は、被害者調書を作成した時の状況についてお話します

 彼は、3月31日に現場検証を行い、後日被害者調書を作成する為に、大宮東警察署へと向かいました

 日時は、4月7日(火)10時からでした


 彼は、そこで初めて事故後の自転車と対面を果たしたのですが、それはそれは酷い有様でした

 以下、ご覧下さい


 自転車(1)


 完全に、後輪がもげちゃってます…


 自転車(2)


 サドルも、衝撃で破損しています…


 自転車(3)


 フレームが切断されています…


 自転車(4)


 ブレーキパットも、完全に逆方向を向いています


 自転車(5)


 タイヤも歪んでいます…


 自転車(6)



 と言うように、非常に衝撃が凄かったかが分かりますよね

 この衝撃ですから、彼の怪我の具合も理解出来ます

 ホント、死んでてもおかしくないような状況だったんだなと、改めて痛感しましたね


 彼は、自転車と悲しみの対面を果たした後、警察署内で調書を作成したそうです

 その際、取り調べ室ではなく、パーテーションで区切られた応接間だったそうです

 ボクとしては、『折角の機会なんだから、取り調べ室で調書を作成してもらえば良かったのに。ジャーナリズムが足りないよ。』と、叱責しました(笑)

 普段、なかなか警察署で調書を作成する事なんてないんですから、刑事ドラマのような取り調べ室があるのかを確認する、絶好の社会科見学じゃないですか

 なので、ボクは彼の性格から、敢えて取り調べ室で調書を作成したのかなと思っていたのです

 やはり、被疑者(容疑者)と違い、被害者は取り調べ室ではやらないんですね

 まっ、当たり前っちゃ当たり前ですよね

 取り調べ室で行ったら、妙な圧迫感を与えますからね


 それはさておき、調書の作成自体は、先日行った現場検証の図面を見ながら、事故の状況を確認すると言った感じで進められて行ったそうです

 担当したのは、事故当日に名刺を渡した警察官でした

 調書の枚数自体は、5、6枚になったそうですが、彼の職業柄、『ここの言い方弱いから、ひき逃げに変えて下さい。』と、何箇所もダメ出しをして修正させたそうです(笑)

 まっ、これは当然の権利ですから、彼がクレーマーなのではありません


 ここで、彼は改めて知らされたそうなのですが、今回の事件では、何と物証が殆どなかったそうなのです

 皮肉なことに、彼にとっては不利に、犯人にとっては有利な結果となってしまいました

 加えて、被害に遭った自転車にも、車の塗膜片等の痕跡も殆ど見当たらなかったそうです

 この事実を聞かされた彼は、すかさず、

 『じゃあ、科捜研にこの自転車を回して下さいよ。自費でも構わないので。何か見付かるかも知れないから。』

 と、要望したそうです

 これは、被害者なら当然主張する事で、彼の気持ちは良く分かります

 この要望に対し、担当の警察官は、渋々了承したと言った感じだったそうです


 更に、彼はこれらの状況に不安を覚え、

 『あの、事故現場を掃除機で掛けたんですか

 と、訊いたそうで、この質問に対し、警察官は、

 『いや、そういうのはやってないです。うちにはそう言った掃除機はないので…。』

 と、返答したそうです

 これには、ボクも非常にビックリでした

 と言うのは、良くテレビの警察24時を観ると、ひき逃げ事件が発生すると、事故現場から証拠を収集する為に、アスファルトを掃除機で吸い取るシーンを観たことがあるかと思います

 ですから、ボクも彼も、当然警察は事故現場を掃除機で吸い取っているものだと思ったのです

 しかしながら、その予想に反し、警察の答えは一切やっていないとのことでした

 別に、掃除機なんて、何だっていいじゃないですか

 業務用とか、ダイソンじゃなくたって、幾らでも掃除機なんてあるんですから

 と言うより、警察署に、掃除機の一台位絶対にありますから

 従って、大宮東警察署は、掃除機を掛けられなかった、のではなく、横着して〝掛けなかった〟のです


 その証拠に、当初警察が立てた看板は下記のとおりだったのです


 看板


 写真を見ると分かりますが、ひき逃げとは書かれずに、単なる事故としか書いていません

 しかも、事故現場の交差点にしか設置していなかったそうなので、彼は、

 『自費でもいいから、看板を5枚追加して下さい後、文言もひき逃げに変えて下さい。』

 と、要望し、その結果下記の通りになりました


 看板


 汚い字で、上から書き換えています
 

 ウェルシア横


 看板が増えているのが分かります


 これらの結果から、ボクが感じたのが、警察はひき逃げ事件として扱っているのではなく、単なる事故として扱っているなという事です

 だって、事故後直ぐに掃除機は掛けない、自転車も科捜研に回さない、看板も単なる交通事故と書いている、等と、明らかに〝ひき逃げ事件〟としての扱いではないでしょう

 その点を、彼は強く主張したから、看板の枚数が増えたり、文言が変更になったのです

 何か、〝被害者がギャーギャーうるせーから、しょうがないからやるか〟と、言った対応に感じざるを得ません

 ホントに、犯人を捕まえる気があるのか、甚だ疑問に思います


 ボクは、警察の対応についての最後の質問で、被害者としてこういう取り調べを受けてどう感じたかを問うと、


 『ちゃんと、事件の引継ぎが出来ているのか疑問。』

 『警察署へ行くと、警官が凄い出入りをしているから、次から次へと事件が起こるからか、ところてんな事務的な感じがした。』

 『被害品の自転車も、ぶつかった部分に何の印もしてなくて、邪険に扱われている気がした。』

 『捜査がどこまで進んでいるか分からないから、正直頼りない。』



 と言う感想を持ったそうです

 これが、率直な意見なのでしょうね


 そして、調書の作成の際に、犯人にどんな処罰を望むかを訊かれると、


 『執行猶予なしの、一発実刑で10年はぶち込んで下さい。犯人を匿った奴も同様です


 と、述べて、調書に記載したそうです


 今後、警察の捜査はどうなるのでしょうか

 我々は、今は見守ることしか出来ません


 さて、明日は、ひき逃げに遭った場合の、救済措置についてお話する予定です



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事故の衝撃…。~犯人よ、震えて眠れ!~ (8)



 こんにちは

 今日も、どんよりな天気ですね

 雨ばかりで嫌になっちゃいますね


 さて、今日は、引き続き例のひき逃げ事件についてお話します

 前回は、余りにも酷かった東大宮病院から、さいたま市立病院に行った結果、全く違う診断でした

 こんなにも、同じ医師が診察して違うものなのでしょうか

 ホント、ヤブ医者は存在するんですね


 今日からは、事故後の警察の対応についてお話します

 果たして、ひき逃げの被害者に対して、警察はどういう対応をしていくのでしょうか

 
 彼は、事故当日は簡単な状況を説明し、免許証を見せて、翌日以降に電話下さい、と担当した警察官から名刺を貰ったそうです

 流石に、怪我の状況から、当日の現場検証はやらなかったそうです

 そして、翌日の3月30日の、東大宮病院で待たされている時間を利用して、彼は警察に電話したそうです

 その電話で、現場検証の日時を決めたそうです

 現場検証は、3月31日(火)14時からとなったそうです


 当然ですが、被害者は逮捕されて身柄を留置場に置かれる訳ではないので、警察とは直接電話で連絡を取り合うんですね

 逆に、被疑者(容疑者)となると、留置場に身柄を拘束されるので、電話連絡なんてせず、直接取り調べに呼ばれますからね(笑)


 大宮東警察署に、電話をした翌日の3月31日の14時に、彼は現場検証の為、事故現場に直接歩いて行ったそうです

 事故現場からは、徒歩で10分位の距離だそうです

 現場に着くと、こんな看板が立てられていたそうです


 看板


 何だか、インパクトが弱いですよね

 
 待つこと少々、交通事故の際に良く見掛ける、警察のワゴン車が現れ、事故捜査のツナギを着た二名の警察官が来たそうです

 その内の1人が、事故当日に彼に名刺を渡した警察官だったそうです

 ボクは、てっきり私服のデカが来るかと思っていたんですよね

 以前、ボクが後ろから追突された交通事故の被害にあった時は、後日の現場検証には私服のデカが来たんですよね

 特に、今回は、二台もの車に轢かれると言う、極めて重大な事件ですから、尚更デカが来て当然だと思ったんですが、ちょっと拍子抜けをしてしまいました


 現場では、彼が事故当日救急搬送された後に、一度警察が現場検証をしているので、その時の図面を見ながら確認と言った感じだったそうです

 彼は、一瞬の事で、事故の状況は良く覚えていませんから、改めて警察からぶつかった方向や、どの辺に倒れていたとか、詳細な説明を受けたそうです

 その説明を受けると、彼が思っていたよりも、センターライン付近で倒れていたそうです

 そこでぶつかったのか、飛ばされてそこに居たのかは不明だそうですが、とにかく彼が思っていた場所よりも違う所に倒れていたそうです

 現場検証は、何だかんだで1時間くらいしていたそうです

 ただ、2名の警察官の内の1人が、警察学校を卒業したての若造と言った感じで、現場でも右往左往していて、上司のベテラン警察官に怒られていたそうです(笑)

 ホント、頼りないと言った感じで、正に〝ゆとり世代〟だなと彼は現場で感じたそうです

 
 この日は、これで終了しました

 後日、大宮東警察署で、被害者調書を作成する為、来て下さいと言われたそうです


 そして、彼は後日、容疑者としてではなく、被害者として大宮東警察署へと向かいました(笑)

 そこで、初めて事故後の自転車と対面したそうですが、そこには衝撃の光景が広がっていました

 その光景とは

 
 続きは、明日お話する予定です

 

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逆転無罪判決から一年九ヶ月が経ちました…。



 こんにちは

 今日は、これから雨がスゴイらしいので、十分気を付けましょう

 新しい一週間、有意義に過ごしましょう


 さて、今日は、最近お話しているひき逃げ事件は一旦置いといて、毎月恒例のテーマをお話します

 
 先日の4月2日をもって、逆転無罪判決から一年九ヶ月が経ちました


 毎度の事ですが、ボクに携わる全ての人に、深甚なる感謝を致します

 ホントにホントにありがとうございます

 お陰様で、毎日大変充実した日々を送らせてもらっています


 逆転無罪判決からの、一年九ヶ月目は色々とありましたが、その中でも特に印象に残っているのが、本ブログでもお伝えした、さいたま地裁の裁判員裁判の放火殺人事件で、二件も連続して無罪判決の瞬間を傍聴したことですね

 これらの事件は、元々追い掛けていた事件ではなく、たまたまさいたま地裁に傍聴に行ったら出合ったので、正に運命とかいて〝サダメ〟ですね

 しかも、2件目の放火殺人事件は、1件目の無罪判決を傍聴した帰りに、たまたま開廷表を見て見付けた事件だったので、これまた偶然というか運命というか、何とも言えない〝糸〟に吸い寄せられた気がします

 ボク自身も無罪判決を受け、今度は傍聴人として2件も連続して無罪判決を見届けるなんて、偶然というか最早必然なのかなとも感じています

 そういう星の下に生まれたと言ったら大袈裟ですが、何だか不思議でなりません

 それも、2件とも放火殺人で、求刑も無期懲役という極めて重大事件の裁判員裁判での無罪判決ですからね

 勿論、2件ともまだ無罪判決は確定していませんが、裁判員裁判での無罪判決なんて、そうそう観れるものではないですからね

 尤も、裁判員裁判ではない通常の刑事裁判でも、無罪判決なんてそうそうお目にかかれませんからね

 だからこそ、本ブログのタイトルでもある、〝有罪率99.9%の刑事裁判で…〟と、なっている訳です


 改めて、無罪判決の瞬間を観て感じたのは、〝少し前は自分もあの立場だったんだな〟、という事ですね

 正に、一年九ヶ月前の7月2日に、控訴審の判決とは言え(控訴審の方が遥かに難しいですが)、『主文。被告人は無罪。』と言う、人生を変える宣告を受けました

 だからこそ、普通の一般傍聴者よりも、尚更その臨場感をもって観れるのです

 ホント、証言台の前に立って、傍聴人に背中を向ける被告人の気持ちが、骨身に沁みて分かります


 また、判決当日の、何とも言えぬ緊張感を思い出しましたね

 判決公判の直前、ブレスレッド(手錠)をしながら法廷へと向かう時、〝どうかな〟〝帰りもブレスレッドをしているのかな〟〝それとも、自由の身で帰れるのかな等と、様々な思いが去来していたのを、懐かしく思いました

 きっと、この2件の被告人も、ボクと同じことを思ったのだろうと推察します

 懐かしく思った、何て言えるのは、こうなったから言えるのであって、もしこうならなかったら、こんな呑気な事は言えないですし、今頃はまだ刑務所ですからね(笑)


 ただ、この2件の被告人達は、いかんせん覇気がなかったですね

 ボクのように、〝無罪を勝ち取るんじゃオラ~と言うような、オーラは微塵も感じませんでした

 勿論、それぞれ2名ずつ被害者が死亡しているので、おおっぴらに感情をむき出しに出来ないのかも知れませんが、別に無実なんだったら正々堂々としていればイイんですよ

 何か、無罪判決を受けても、全然喜んでいる風には見えなかったので、同じ無罪判決経験者として、随分と大人しいんだな、と感じました


 総括すると、これらの無罪判決を観て、今ボクがこうしてブログを書けるのも、ジムに行って体を鍛えられるのも、週末にサッカーが出来るのも、友人とLINE出来るのも、オネーチャンをディナーに誘えるのも、この道を通って来たからなんだな、と改めて痛感しました

 そして、これは当たり前ではなくありがたい事なんだなと、常々思っているとは言え、更に再確認させてくれました

 もう、一年九ヶ月も経ってくると、この自由な日々が当たり前ですから、感動も薄れてきてしまうのはやむを得ません

 尤も、この自由な日々が〝通常〟であって、小菅ヒルズに居た日々が〝異常〟だったので、当たり前と言えば当たり前なんですがね

 しかしながら、その当たり前をありがたいと感じれる経験をして来たボクとしては、他の人よりも日常の感じ方が違うので、それはそれでイイ事だと思っています

 嫌でも、スーパーポジティブになってしまうんですよね(笑)

 これは、ボクにとっては非常に強みだと思っています

 皆さんも、ボクの経験を自分に置き換えてみれば、もっともっと日々謙虚になれると思います

 そんな事を感じさせてくれた、2件の無罪判決でした


 そして、もう一つ忘れてはならないのが、ボクの高校時代の親友が、二台もの車にひき逃げされた事件ですね

 久し振りの楽しかった同窓会が、一転して最悪な結末を迎えてしまいました

 一歩間違えたら、ホントに死んでましたからね

 無事で何よりでした

 今日現在、未だに犯人は一人もパクられておらず、そろそろ事件発生から一ヶ月が経とうとしています

 彼は、ボクの逆転無罪劇場も観に来てくれた仲なので、何とかボクに出来ることは力になってあげたいのです


 と、言うように、色々とあった逆転無罪判決からの一年九ヶ月目でした

 ともかく、日々感謝ですね


 さて、明日は、引き続き彼のひき逃げ事件についてお話する予定です

 

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スーパーヤブ医者、東大宮病院!!~犯人よ、震えて眠れ!~ (7)



 こんにちは

 今日も、非常に暖かいですね

 今週最後の金曜日、張り切って行きましょう


 一昨日は、余りにもふざけた東大宮病院の対応についてお話しました

 特に、彼の診察を担当した副院長の大谷の対応は、横柄かつ傲慢極まりなく、誰もがあんな対応をされたら怒り心頭になるのは、最早必然でしょう

 ボクだって、相当ブチギレます

 当然、彼も例外ではありませんでした


 さて、今日は、怒り心頭に満ちた彼が、その後に執った行動についてお話します

 多分、今日お話しすることは、今後皆さんが、ふざけた医者に罹った際に役立つと思うので、是非参考にしてみて下さい


 彼は、二時間半も待たされた挙句、ビックリするような対応をされ、怒りが表面張力を超えたので、すぐさま行動に移しました

 その行動とは、東大宮病院のセカンドオピニオンに電話したのです

 知っている人は知っていると思いますが、現在では、ちゃんとした病院には、セカンドオピニオンの窓口が設けられていて、何かあった際はご相談下さい、となっています

 しかし、ヤブ医者ほど、セカンドオピニオンの話は一切しないそうで、東大宮病院も御多分に漏れずだったそうです

 これは、患者を他の病院に行かれると、お金にならないからだと彼は言い、ボクもその意見には同感でした


 そこで、彼はソッコーでセカンドオピニオンの担当が居るか問い合わせ、電話に出た担当者に、これまでの大谷の対応を説明し、

 
 『後遺症が残ったら全て私が責任取ります、って大谷に一筆書かせろ。それが出来ないのなら、念の為さいたま市立病院に行くから紹介状を書いてくれ。』


 と、お願いしたそうです

 彼としては、あんな大谷の医師とも思えぬ診察で、非常に不安に思った為、違う病院に行こうと考えたそうです

 これは、非常に当然の選択だと思います

 これぞ、セカンドオピニオンですよね

 まっ、ファーストの東大宮病院は、ファーストとは言えませんが

 
 彼曰く、恐らく東大宮病院にはセカンドオピニオンの窓口はなく、事務のお姉さんが対応していると言った感じだったそうです

 なので、彼は電話に出た担当者に、〝あなたが悪いわけではないけど大谷のバカが悪いんだ〟と伝えたそうです

 すると、その週の木曜日に用意するとなり、彼は金曜日の午前中にさいたま市立病院の整形外科と脳外科に予約を入れたそうです


 そして、彼はその週の金曜日に、さいたま市立病院に向かいました

 この時も、タクシーを使い、このタクシー代も全て自腹です

 何で、被害を受けた彼が、自腹でタクシー代を払って病院に行かないといけないのでしょうか

 実に、もどかしいですよね


 さいたま市立病院は、東大宮病院とは打って変わり、非常に丁寧かつ親切な対応だったそうです

 まっ、これが普通なんですがね

 診察もきちんとしていて、触診しながら、『ここは痛い』と、確認しながら診ていったそうです


 ただ、東大宮病院が撮ったレントゲン写真やCT画像が、肝心な部分が全然撮れていなかった為、もう一度撮り直したそうです

 その結果、彼は衝撃の事実を知らされることとなります


 『もし、○○サンがダルビッシュなら、今直ぐ手術しています。腱を切って貼ってって言うオペを両腕にやらないといけません。』


 と、言われたそうで、相当な重症だったそうです

 本来なら、両腕をギプスで固定し、三角巾で釣らなければいけない状態だったそうです

 しかし、それでは日常生活に大きな支障が出る為、肩より腕を上げずに絶対安静を約束されたそうです


 また、警察に提出する診断書と、自宅近くの整骨院に通う紹介状は、すんなり書いてくれたそうです

 これが、きちんとしている病院の通常の対応であって、東大宮病院の大谷のように、『俺が書くの』なんて言う方が異常なのです


 そして、東大宮病院とさいたま市立病院が書いた診断書を添付します

 
 東大宮病院の診断書


 東大宮病院診断書


 さいたま市立病院の診断書

 
 さいたま市立病院診断書(1)


 拡大


 さいたま市立病院診断書(2)


 どうですか

 同じ病院なのに、こんなにも診察の結果が違うのです

 東大宮病院は、全治10日間と診断し、さいたま市立病院は全治約4週間と診断し、全くもって違います

 本来なら、そもそも病院に行く必要などないのに、東大宮病院の大谷のせいで、もう一つ病院に行かないといけなくなり、彼のストレスは察するに余り有ります


 彼には大変気の毒ですが、今回の彼の体験から学べることは、一つの病院の診察だけを鵜呑みにしてはいけないという事です

 少しでも、病院の診察に疑問を持ったら、あるいは、念の為他の医師の診断を仰ぎたい時は、是非ともセカンドオピニオンを受けるべきです


 因みに、このブログを書いている現在も、未だ犯人は逃走中です

 一秒でも早く、パクられる事を祈っています


 さて、来週は、毎月恒例のテーマをお話する予定です


 それでは、良い週末を


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ふざけた東大宮病院。~犯人よ、震えて眠れ!~ (6)



 こんにちは

 今日は、ようやく晴れましたね

 気温も暖かいし長閑ですね


 昨日は、事故当日の救急搬送についてお話しました

 本来なら、救急車に乗る必要など全く無かった彼が、何の因果かストレッチャーに乗せられ救急搬送されていしまいました

 長い人生、生きていれば様々な車に乗りたいと思うのは、誰しも感じるところですが、救急車やパトカーには好んで乗りたくはないですよね

 出来ることなら、乗らないに越した事はないですよね


 さて、今日も、彼の事件についてお話します

 今日は、その後の東大宮病院の対応についてです


 彼は、事故当日に簡易的な処置を受けた次の日の3月30日(月)の午前中に、もう一度東大宮病院を訪れました

 ところが、そこで何と二時間半も待たされたそうです

 確かに、月曜日の午前中なので、病院の混み時なのは理解出来ます

 しかし、全然診察が進まなく、いつですかと聞いても、〝次の次です〟と言う一辺倒な回答で、永遠に順番が来なかったそうです

 まるで、出前の催促をすると、〝今出ました〟と言うのと同じです(笑)

 しかも、彼が受信した整形外科は、その日は三人の医師が診察をしているにも拘わらず、全然呼ばれなかったそうです

 この、亀より遅い進み具合に、他の受診待ちの患者さんもブチギレて、〝一体いつまで待たせるんだと、侃々諤々の様子だったそうです


 そして、東京から新大阪まで行ける時間待たされた彼は、ようやく名前を呼ばれました

 ホント、この二時間半は無駄なことこの上ないですよね

 彼は、これだけ待たされたんだから、まともな診察をしてくれるものだろうという思いがありました

 しかしながら、その思いはおもいっきり裏切られる結果となります


 担当したのは、東大宮病院の副院長の大谷という医師だったそうです

 年齢は、60代~70代の間だそうです

 大谷医師は、前日に撮ったレントゲン写真や、CTの画像を見ながら、

 
 『あ~、○○さん。はいはいはい。ん~、腫れてるねぇ。折れてるのかなぁ。痛いでしょう脳が腫れてるからねぇ。ハハハ。』


 等と、適当に言い、触診も一切しなかったそうです

 まあ、この時点でかなりふざけた野郎なのですが、これに留まりません


 彼が、警察から診断書を持ってくるように言われた為、診断書を書いてもらいたいとお願いすると、


 『え~、俺が書くの


 と、いかにも面倒臭そうに言い放ったそうです

 彼は、毎回毎回二時間半も待てないから、家の近くの接骨院に紹介状を書いて欲しいと頼むと、

 
 『私は、紹介状は書かないよ。』

 『やるなら、自費で勝手にやって。』

 『同意書も書きません。』

 『どうぞ勝手にやって。』



 等と、宣ったそうです

 この返答に、流石に彼も怒りを覚え、『いつもこんな感じなんですか』と、言うと


 『はい。自分で勝手にやったらいいんじゃないですか。保険使ってやったらいいじゃないですか。』


 と、開き直る始末だったそうです

 この対応に、彼もハラワタが煮えくり返ったそうですが、とりあえずは『分かりました。』と、言って診察室を出たそうです


 このやり取りを聞いて、ボクも非常に腹が立ちました

 ひき逃げされた被害者が、二時間半も待たされた挙句、大谷医師の傲慢かつ横柄な態度に精神的にも受けなくていいい苦痛を受けたのです
 
 別に、親友がこうなったからと贔屓目に書いているわけではなく、100歩譲っても大谷の対応は余りにもふざけているでしょう

 これが、ボクが言う〝二次被害〟です

 1000人中、1000人が怒りを覚えること間違いなしです


 しかも、CTもアホみたいに100枚以上撮影し、レントゲンも80枚以上撮影したそうです

 彼は、こんなに撮影する必要があるのか疑問に思い、『こんなに撮る必要があるんですか』と訊くも、『それは何とも言えません。』と、言われたそうです

 これは、明らかにわざと沢山撮影して、医療点数を稼ぐ為としか思えないですよね

 案の定、その後の診察で、肝心な部分が撮影されてないことが発覚したのです

 従って、今日のこれらの結果から分かることは、東大宮病院は相当なヤブ医者で、絶対に行くなという事です

 
 この対応に、彼はソッコーである行動を起こしました

 その行動とは

 
 この続きは、明日お話する予定です
 

 
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救急搬送。~犯人よ、震えて眠れ!~ (5)



 おはようございます

 今日も雨ですね

 二日続けて長靴が大活躍ですね


 昨日は、事故の状況から犯人をプロファイリングしてみました

 車の進行方向から、恐らく、事故現場周辺に居住している人間の可能性が高いですね

 なのに、未だに犯人がパクられないのが不思議でなりません


 さて、今日は、事故後の病院の対応についてお話します

 彼は、完璧なるひき逃げ事件の被害者なのにも拘わらず、ここでも二次被害を受けます

 その詳細とは


 事故当日に時計の針を戻します

 彼は、二台目の車に轢かれた後、ほうほうのていで十字路の端へと移動しました

 そこで、偶然通りかかった車に手を振り助けを求めたところ、走り屋っぽい車の運転手が気付いて降りて来てくれて、110番通報をしてくれたそうです

 因みに、この走り屋っぽい車が停車するまでの間、反対車線を二台の車が通ったそうですが、一切停まってくれなかったそうです

 ホント、無慈悲なモノですね

 すると、直ぐにサイレンの音が聞こえて、パトカー及び救急車が到着し、彼はソッコーでストレッチャーに乗せられて救急搬送されました

 
 搬送先は、現場近くの東大宮病院でした

 彼曰く、左側頭部と脳の奥がメチャメチャ痛かったそうです

 この事実からも、彼が右側から追突された事が分かりますね

 彼から見て、右側から追突されたからこそ、その衝撃で道路に左側頭部を打ち付けたのです

 
 当日の処置は、CTとレントゲンと傷口にガーゼを貼り、一日分の痛み止めを貰い、簡易的に終了したそうです

 終了したのが、午前7時位で、その直後にLINEのグルチャに下記の写真が添付されていたのです


 救急搬送後。


 実に痛々しいですよね

 まっ、ボクはこの写メを見た時点では、ひき逃げされた事実を一切信じてませんでしたが(笑)


 
 そして、治療後に、何と彼は一万円を払ったそうです

 これは、後々還って来るそうなのですが、とりあえずは被害者が立て替えないといけないのです

 正に、泣きっ面に蜂ですよね

 何で、ひき逃げされた被害者が、お金を払わないといけないのでしょうか

 非常に、納得がいかないですよね

 
 この点は別の機会にお話しますが、ひき逃げの場合は、全て国からの救済措置があるそうなのです

 但し、あくまでも病院代のみで、破損した自転車や、事故当時彼が掛けていたメガネ等の弁償は、直接犯人に損害賠償請求しないといけないのです

 ですから、先々犯人がパクられて、自転車等の損害を弁償してもらおうと裁判を起こしても、犯人にお金が無ければ一銭も払って貰えないのです

 仮に、債務名義を取り、強制執行だとやっても、犯人に差し押さえる財産が無ければ、何も差し押さえられないので、全く意味がありません

 これが、民事裁判の限界なのです

 ともかく、国の救済措置は、病院代のみで、それ以外は知りませんと言う感じなのです


 彼としては、全く承服出来なかったそうですが、こればかりは仕方ないと思い、渋々一万円を支払ったそうです

 その後、彼は頭の痛みを抱えながら、タクシーで帰宅したそうです

 乗っていた自転車は、ボロボロになり乗れませんし、証拠品として警察が押収していますからね

 つまり、足が無かったので、彼はここも自腹でタクシーに乗らざるを得なかったのです

 だって、ひき逃げされたのに、自宅まで歩いて帰る気分になれますか

 東大宮病院から、彼の自宅まではそんなに遠くはないので、タクシー代も大した金額ではないにせよ、本来ならそんなお金は払う必要はないんですから、たかが何千円だとしても、非常に損した気分になりますよね

 
 そして、実に遠かった自宅にようやくたどり着いた彼は、そのまま倒れ込むように寝…なかったそうです

 彼曰く、寝なかった、のではなく、〝寝れなかった〟そうです

 その理由は、余りの痛さと、アドレナリンが出ていたからだそうです

 だって、おもいっきりアスファルトに左側頭部を打ち付けていますから、枕に顔を沈めても横は向けないですからね

 加えて、こんな体験をしたからか、ナチュラルアドレナリンが大量放出されていて、全く寝付けなかったそうです


 この時、犯人に対してどう思っていたのかを訊いたところ、


 『どう料理してやろうか、ずっと考えていた。』


 と、憎悪の念が渦巻いていたそうです

 そりゃそうですよね

 ボクも、彼の立場なら全く同じことを思いますもん


 そんなこんなで、大変慌ただしかった一日が終わりました


 ただ、冒頭に述べた二次被害とは、彼が一万円やタクシー代を払ったことだけではありません

 次の日に、再度訪れた東大宮病院の対応が、余りにもふざけていたのです

 そのふざけた対応とは

 
 続きは、明日お話する予定です

 
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プロファイリング。~犯人よ、震えて眠れ!~ (4)

 

 こんにちは

 今日は、おもいっきり雨ですね

 折角、車を洗車したのに…

 今週も、新しい一週間張り切って行きましょう


 先週も、ボクの親友がひき逃げされた事件についてお話しました

 事故の詳細等を綴りましたが、ホントに酷い事件ですよね

 特に、二台目の車の事故後の行動は、明らかに車で轢いたことを認識しているが故の行動であり、にも拘わらず、必死に手を振る親友を横目に見ながら立ち去るなんて、非道極まりないでしょう

 ホント、一秒でも早く捕まって欲しいですね

 因みに、この記事を書いている現段階でも、未だに犯人はパクられていません

 もし、犯人がこのブログを見ているのなら、とっとと出頭しなさい

 こうしている間に、捜査の手は確実に犯人へと近付いていますから


 さて、今日も、彼の事件についてお話します

 今日は、事故現場から、犯人をプロファイリングしてみましょう


 改めて、事故現場を振り返ります

 場所は、さいたま市見沼区春岡一丁目16番地8先路上です


 現場地図(2)



 現場地図(4)


 現場写真です


 事故現場


 改めて、事故の時間を振り返ると、3月29日(日)午前4時20分~4時45分の間です

 これは、110番通報からの時間を逆算したもので、時間が空いているのは、一台目の車と二台目の車との衝突の時間です

 つまり、彼は25分もの間、事故の衝撃で、路上の真ん中に倒れて気を失っていたという事です

 加えて、その間に車や人が通らなかったことを意味しています

 何故なら、もし車や人が通りかかったとしたら、道路の中央に倒れている人間を放っておくはずがないからです

 そうでしょう

 皆さんだって、もし真夜中とは言え、道路の真ん中に人が倒れていたら、そのままシカトしませんよね

 ですから、もし誰かしらが通ったら、彼は二台目の車に轢かれる事はなかったでしょう


 そして、事故当時の現場の再現をする為に、暗くなってからの現場を撮影して来たのでご覧下さい

 昼間とは、打って変わります


 これが昼間です

 もちづき歯科と、ウェルシアの交差点を曲がった所です

 
 ウェルシア横


 同じ場所の夜です


 夜のウェルシア


 分かりますか

 左に、ウェルシアの看板が見えますよね

 こんなにも暗くなり、見通しは悪くなります


 そして、現場付近です

 昼間の様子


 事故現場(2)


 夜の様子

 同じ場所なのに、全く様相が違いますよね


 夜の事故現場(2)


 今度は、道路中央から撮影した様子です


 夜の事故現場(1)


 夜の事故現場(3)


 事故の時間帯は、午前4時だったことを考えると、この暗さとほぼほぼ同じでしょう

 真夏ほど、明るくなる時間が早くないとは言え、3月の下旬の日の出はまだまだです

 また、写真はフラッシュを敢えて焚いていませんが、事故当時は車のライトがあるので、これよりは明るいとは思います

 しかしながら、彼を二台もの車が弾いたという結果は、やはり見通しが悪かった証拠でしょう

 特に、二台目の車は、十字路の直前まで、彼を気付かなかったでしょうね


 で、改めて、彼を轢いた車の特徴を振り返ると、一台目が〝白っぽいセダン〟で、二台目は〝作業車っぽいシルバーの軽自動車〟です

 彼は、ウェルシア側から直進して来た車に、十字路で轢かれました

 ここで、前記の地図を見て欲しいのですが、彼が轢かれた現場の先は行き止まりになっていて、左にしか行けません

 手前の十字路で、右折出来ますが、ともかく直進は出来ません

 加えて、直進したとしても、どこかの幹線道路に出れる訳ではありません

 と言うことは、限りなくこの辺の住人しか、ウェルシア側から直進はして来ないという事になります

 これが、逆方向からの衝突だと、そのまま16号に出るので対象は限りなく広がりますが、住宅街に向かって来ているので、対象は絞れるはずなんですがね

 また、事故が起きた時間帯を考えても、殊更裏道を使って近道、なんて行動はしなくてもいいワケです

 尤も、事故現場の先の道が、何処かへの抜け道になっているとは考えられませんが


 では、これまでの状況を纏めると、


 ・ 衝突の方向から、周辺に居住している可能性がある。

 ・ 周辺の土地勘がある。

 ・ 事故の時間帯を考えても、抜け道として現場を通るはずがない。

 ・ 事故の現場、衝突方向を考えても、業務用(何かの配達等)の車とは考えにくい。



 と、いう事になります

 しかしながら、未だ犯人は捕まっていないのです


 また、彼曰く、16号から入ってくると、もちづき歯科の手前が緩やかな上り坂になっていて、信号が変わりそうになると、アクセルを吹かしてウェルシアの交差点に進入して来るので、事故現場付近ではそのスピードの惰性で来る為、結構なスピードが出てたのではないか、との事です

 だからこそ、余計に彼に気付くのが遅れたのではないか、との見解を述べていました

 また、彼は事故後、現場付近の家や会社を直接訪問し、防犯カメラが設置してあれば、事故が起きた時間帯の画像が残っていないか聞きに行ったそうです

 ホント、胸が痛くなりますよね

 とにかく、一秒でも犯人がパクられる事を願います


 さて、明日は、彼が救急搬送された病院の対応について、お話する予定です

 

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事故の詳細と現場検証。~犯人よ、震えて眠れ!~ (3)


 こんにちは

 今日は、どんよりで寒いですね

 今週最後の金曜日、張り切って行きましょう


 昨日は、彼が事故に遭うまでの経緯をお話しました

 楽しかったはずの同窓会が、リーダーがひき逃げされると言う最悪の結末を迎えたのです

 良く、〝家に帰るまでが遠足だ〟と言う言葉を耳にしたと思いますが、正にその通りで、家に帰るまでが同窓会だったのです

 しかしながら、無事に家に着くことがごくごく当たり前の中、そうならなかった何とも後味の悪い同窓会となってしまいました

 唯一の救いは、彼が命に別状はなく、〝犯人を捕まえてやると、息巻いていることでしょう

 彼からは、こう書いて欲しい、こう載せて欲しいと言う注文がひっきりなしに届いています

 これも、彼が〝生きている〟故の賜物ですね


 さて、今日も引き続き、彼のひき逃げ事件についてお話します

 今日は、実際に彼が轢かれた現場を見ていきます

 ボクは、先日彼から事故当時の詳細を聞きたくて、彼と会い直接事故現場へと向かいました

 その片手には、カメラを掲げ、まるで鑑識になった気分でした(笑)

 
 場所は、さいたま市見沼区春岡一丁目16番地8先路上です

 この辺は、国道16号バイパスにある〝ゆの郷〟から、一本入った閑静な住宅地です

 因みに、ゆの郷とは、この辺りの人は知らない人は居ない位の、超有名な健康ランドです

 今では、スーパー銭湯と言う文化が定着していますが、その大分前にオープンしており、まだスーパー銭湯なんて言葉もなかった時代からある、正に先駆け的な健康ランドです

 悲劇は、その老舗の直ぐ近くで起きました

 
 とりあえず、地図を添付します


 現場地図(1)


 俯瞰した地図


 現場地図(3)


 拡大した地図

 現場地図(4)


 次に、実際の現場付近の写真を添付します


 もちづき歯科交差点


 この辺の方ならご存知な、もちづき歯科とウェルシアの交差点です

 写真のアングルは、七里駅方向をバックに撮っています

 この交差点を右に曲がると、16号バイパスで、左に曲がると事故現場です


 左折すると、


 ウェルシア横


 見通しのいい住宅街が広がります

 それを直進すると、

 ウェルシアを進む


 こんな光景が広がり、そしていよいよ事故現場です


 事故現場


 この十字路を、左から右に渡ろうとした所で、彼は二台もの車に轢かれたのです

 事故現場を別のアングルで見てみます


 事故現場(2)


 事故現場(3)


 事故現場(4)


 この白線の切れ目付近で、彼は倒れていたそうです

 
 事故の状況はどうだったかと言うと、日付が変わった3月29日(日)の午前2時頃、彼は同窓会流れのボクを除いた三人と、七里駅近くの居酒屋さんに入り、何だかんだでお店を出たのが午前4時頃だったそうです

 彼は、自転車に乗って自宅に向かい、約10分位した辺りで、事故現場の十字路に減速して進入したそうです

 すると、十字路の右手方向から、ハイビームの光とクラクションが鳴らされて、そこから先の記憶はないそうです

 事故の衝撃で、道路中央に倒された彼は、そのまま15分から20分位気を失っていたそうです

 その時の状態は、自転車に跨ったまま、横に倒されている状態だったそうです


 そして、ようやく目を覚ますと、ウェルシアの方から、またしても眩しいライトの光が目に入ります

 そうです

 倒れている彼に向かって、車が突進して来たのです

 彼は、自分が道路中央に倒れて居ることを知らせようと、必死に手を振り向かってくる車に合図をしたそうです

 しかし、その必死の行動も虚しく、二台目の車も彼を轢いって行ったそうです

 幸い、二代目の車は、彼の自転車の後輪を踏み付けただけで、直接彼にぶつかった訳ではありません

 とはいえ、彼は自転車に跨ったまま路上に倒れていますから、車が後輪を踏み付けて行った衝撃をモロに受けています

 もし、その位置が少しズレて、彼の頭に車がぶつかっていたら、間違いなく今頃天国でしょう

 ホント、自転車の後輪で済んで良かったです


 すると、二台目の車が異常な行動を執ります

 何と、彼を轢いた二台目は、十字路の少し先で停車したそうです

 そこで彼は、一生懸命手を振り、こっちへ来いと合図したそうです

 しかし、その願いも虚しく、車は発進したそうです

 そしたら、何と今度は二台目の車が、事故現場の右手から現れたそうです

 要するに、二台目の車は、彼を轢いた後、少し先で停車し、その先の十字路を右折して、また右折して、もう一回右折して、事故現場の十字路に戻って来たのです

 意味分かりますよね

 つまり、下記の写真の右手から現れたという事です

 
 事故現場(2)


 すると、二台目の車は、ゆっくりと様子を窺うように十字路を左折して、彼を見ながら少し先で停車したそうです

 そこで彼は、何としてでも捕まえるべく、必死に手を振りますが、これではラチがあかないと思い、自転車を投げ付けてやろうかと思ったそうですが、体が全く動かなかったそうです

 また、車のナンバーをスマホで撮影しようと、ポケットをまさぐったそうですが見当たらす、そうこうしているうちに車は走り去って行ったそうです

 事故の衝撃で、スマホがどっか行ったのかと思いきや、何とスマホはいつも入れているポケットにあったそうです

 加えて、彼は非常に声が大きいのですが、その声も全然出なかったそうです

 つまり、その位彼は気が動転していたという事です

 良く、痴漢の被害に遭うと、余りの恐怖に声が出ないと言いますが、それと同じような状況なのでしょう


 そして、彼は、このまま轢かれるのはマズイと思い、自転車をそのままにして、這うように十字路の端に移動したそうです


 避難場所(1)


 避難場所(2)


 この電柱の辺りに彼は這ってきて、その後たまたま通りかかった、走り屋っぽい車に手を振って助けを求めたら、その運転手が降りて来てくれて、直ぐに110番通報をしてくれたそうです

 因みに、二枚目の写真にうっすら残っているチョークの後は、現場検証で彼が居た場所を示しています

 110番通報の後、直ぐにサイレンの音が聴こえて来て、パトカーと救急車が到着し、彼はそのままストレッチャーに乗せられて、救急搬送されました


 彼の記憶では、一台目の車は白っぽいセダンで、二台目はシルバーの軽自動車だそうです

 ってか、ボクが大変驚愕したのが、二台目の車の行動です

 だって、何度も何度も停車して、彼の様子をしっかりと見ているのにも拘わらず、しかも彼は必死の形相でこっちに来いと手を振っているにも拘わらず、そのまま走り去るなんて、極めて異常と言えるでしょう

 と、言うことは、二台目の車は、確実に自分が轢いたことを認識している証拠じゃないですか

 なのに、助けを求める彼を放置して、そのまま立ち去るなんて、絶対に絶対に許せないですよね

 ですから、彼が息巻いて憤激するのは至極当然でしょう


 現場には、このような看板が立てられています


 看板


 ホント、汚い字でやる気があるのかと疑いたくなりますね


 とりあえず、今日はこの辺にして、来週は事故の原因等を掘り下げる予定です


 尚、何か些細な事でもありましたら、大宮東警察署へご連絡をお願いします
 
 大宮東警察署 事故捜査係 048-682-0110



 それでは、皆さん良い週末を


 
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事故の経緯。~犯人よ、震えて眠れ!~ (2)

 

 おはようございます

 今日は、昨日と違って何とか晴れましたね

 しかし、相変わらず寒いですね


 昨日は、ボクの親友が、二台の車にひき逃げされた事件についてお話しました

 皆さんにも、彼との関係性を知って欲しくて、敢えてその点について述べさせてもらいました

 それだけ、単なる知人では無いということです

 そんな彼が、まさかあんな事件に巻き込まれるとは、夢のまた夢にも思わなかったので、正に青天の霹靂でした


 さて、今日は、彼が事件に巻き込まれるまでの経緯をお話します

 一体、どういう経緯で彼は事件に巻き込まれたのでしょうか

 では、早速行きましょう


 時計の針を、3月28日に戻します

 この日は、大変久し振りに、彼を含めた高校の同級生が集まる会でした

 まっ、プチ同窓会と言ったところでしょうか

 場所は、埼玉県の春日部市で、東武伊勢崎線春日部駅から程近いお好み焼き屋さんでした

 スタートは、19時半からで、ボクは飲むかも知れないと思い電車で向かいました


 何だかんだで、10人以上が集まり、ボクは一年七ヶ月の身柄拘束期間は当然会えませんから、それを含めると約4年振りの再会でした

 ホント、ワールドカップが一回来ちゃう位の間、みんなとは会っていませんでした

 久し振りに会う同級生は、相変わらず元気そうで、それなりにみんな幸せそうでしたが、〝劣化〟は否めませんでした(笑)

 当然、彼はワイワイ言って、大きな声で場を盛り上げていました

 ただ、彼にしては珍しく、大好きなお酒を飲んではいませんでした

 どうやら、体調が優れなかったようです

 ボクは、次の日もサッカーがあったので、全く飲む気はなかったので全てソフトドリンクでした

 
 プチ同窓会は、それはそれは大変盛り上がり、笑いの絶えない会となりました

 ボクも、久し振りにみんなと会えて、とても嬉しかったし、ノスタルジーに浸りました

 気付くと、あっという間に〝テッペン〟を過ぎて、終電で帰る人もチラホラ居ながら、ボクは何だかんだ最後まで残っていました

 勿論、彼も残っていました

 
 そして、〝じゃあ帰ろうか〟とお店を出たのが午前一時位で、それから駅のロータリーに行き、タクシーで彼の地元に何人かで相乗りしました

 彼の地元は、さいたま市見沼区にある七里と言う所で、アーバンパークライン(東武野田線)七里駅に自転車が停めてあるというので、とりあえず春日部駅からそこまで向かいました

 ボクは、彼ともう一人のちょっと、いや、かなりの変わり者と三人でタクシーに乗り、約20分位で七里駅に到着しました

 ボク以外の二人は、七里駅で降りて、〝もう一件行こうよ〟と彼から誘われましたが、その日もサッカーがあってかなり疲れていたこともあり、ボクはそのまま一人でタクシーに乗って帰宅しました

 自分の家に着いたのが、午前二時で、それからシャワーを浴びて二時半に爆睡しました

 
 ボクと別れた後、最凶の災難が待ち受けていようとは、彼自身が一番思わなかったでしょう

 以前もお話しましたが、人生には三つの坂があります

 一つ目は、何をやっても調子がいい時の上り坂

 二つ目は、何をやっても調子が悪い時の下り坂

 三つ目は、思いがけないことが起きる〝まさか〟(笑)

 彼は、そのまさかに遭遇してしまったワケです

 
 
 そして、ボクは午前11時まで爆睡して起き、スマホをチェックすると、同窓会メンバーのグループチャットに、彼からこんなメッセージが入っていました

 
 『あのーひき逃げされて、救急で現在処置後、東大見病院。』

 『4時以降かな』



 と、立て続けにメッセージが入っていて、時刻はAM7:07分と7:08分となっていました

 そのメッセージに対して、何人かが反応していました

 そのやり取りがこちら


 ひき逃げ発覚(1)


 ひき逃げ発覚(2)

 
 怪我のドアップがこちら


 救急搬送後。



 と、言うやり取りがあったのですが、ボクは全く信じていませんでした

 〝どーせ、またいつものガセネタだろ〟と、一切本気にしていませんでした

 ところが、その後のやり取りを眺めていると、どうもガセネタじゃないっぽいんです

 そこで、ボクは個別で彼に確認を取ったところ、どうやらホントにひき逃げされたらしいのです

 しかし、ボクはまだこの時点でも信用していませんでした

 と、言うのも、彼の性格的に、大掛かりなドッキリを仕掛けてくる可能性があったからです(笑)

 従って、同窓会明けの3月29日の時点では、例えるなら、ラブホテルから出て来るのを目撃されているのにも拘わらず、浮気をしていないと言うような、全く信用性の欠片もないのと同じ位、ボクは信じていませんでした(笑)


 ところが、その後のグルチャのやり取りで、彼が診断書の写メをアップしているのを見て、〝あっ、ホントだったんだ〟と、信じたのです

 恐らく、このグルチャの中で、ボクが一番信じたのが遅かったでしょう

 そこでボクは、彼に取材を申し込んだのです


 そして、先日彼に直接会って、事故当時の状況を聞いてきました

 すると、そこには驚愕の事実が待ち受けていました

 その驚愕の事実とは

 続きは、明日お話する予定です



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ボクの親友が、二台の車にひき逃げされました!!!~犯人よ、震えて眠れ!~ (1)



 こんにちは

 今日は、いきなり真冬に逆戻りで最悪ですね

 久し振りにダウンを着用です


 さて、今日から、ちょっとの間新しいカテゴリのお話です

 タイトルにあるとおり、何とボクの親友が二台の車にひき逃げされました

 フィクションじゃなくて、ノンフィクションです

 その親友はどうなったのかと言うと、二台の車に轢かれたんですから、当然ながら、死…ななかったんですよね(笑)

 そうなんです

 二台の車に轢かれながらも、命に別状はなくピンピンしています

 ただ、ピンピンと言っても、かなりの大怪我は負っていて、正に〝重症〟と言うヤツです

 あくまでも、命に別状はないという意味で、ピンピンという事です


 今回、ボクが本ブログで、親友のひき逃げについて綴る意味合いは二つあります

 一つは、公開捜査です

 何と、今日現在未だに犯人は逮捕されていないのです

 二台の車にひき逃げされながらも、まだ一人も捕まっていないのです

 ですので、本ブログを通じて、今回の事故ではなく〝事件〟を拡散させたいのです

 そうすることによって、未だ逃走を続けている犯人の耳に届くことを願っているのです

 これは、ボクの本意であると同時に、親友からの強い希望でもあります

 
 ボクは、敢えて事故ではなく事件と書いたのは、逃げた時点で立派な〝故意〟が働いているからです

 故意が働いている時点で、それは事故ではなく事件になります

 単なる事故ならば、〝過失〟という扱いですが、人様を轢いといてそのままバックレるなんて、極めて悪辣な所業と言わざるを得ません

 ですから、今回のひき逃げ事件の加害者は、過失犯ではなく故意犯という事になります

 
 もう一つは、こうした犯罪被害者になった場合の、警察の対応や病院の対応、はたまた国の対応について知ってもらいたいからです

 今回のような、ひき逃げに遭う機会はそうそうないにしても、痴漢の犯人に間違えられる確率よりは高いと思うので、そうなった際の対応が、予め分かっておけば身動きが取りやすいじゃないですか

 そうじゃないにしても、そういう機会に遭うなんて滅多にないんですから、〝へぇ、そうなんだ。〟と言う一つの情報としても知っておいて頂ければという狙いです

 まっ、ノンフィクションの読み物としてって感じですかね

 その情報を提供してくれた親友には、かなりの犠牲を払ってもらいましたが


 
 で、事故の詳細をお話する前に、ボクと親友の馴れ初めについてお話させて下さい

 ボクと彼は、高校の同級生だったのですが、一度も同じクラスになったことはありません

 しかし、ひょんなことから仲良くなり、良く遊ぶようになりました

 彼は、高校時代から人望があり、彼の周りにはいつも人が集まり、完璧なリーダー的存在でした

 そういう先頭に立つ人間には、大概その対極の風評が付きまとうモノですが、彼にはそう言った悪口は一切聞こえてこなかったことからも、いかに彼の人間性が豊かだった証左でしょう

 ボクは、そんな彼を少し羨ましくも感じながら、そもそも持っているものが違うんだなと思っていました

 彼とは、バンドを組んだり、スキーツアーに行ったりと想い出は尽きませんが、そこを触れ出すと相当長くなるのでこの辺で止めておきます


 高校を卒業し、それぞれの道に進んでからも、定期的に連絡は取っていて、お互いの近況を話したり、たまに同級生のみんなと集まって飲んだりしていました

 その際も、相変わらずなリーダーシップを発揮して、みんなを纏めていて、やはりその辺の人間性は終生不変なのでしょうね

 また、ボクと同じ位面白いんですよね

 恐らく、彼は〝俺のほうが絶対に面白い〟と言うでしょうが(笑)

 ただ、いかんせん彼の話す内容は、相当に〝ガセネタ〟が多いので、ボクは〝歩く東スポ〟と、呼んでいます(笑)

 間違いなく、高校の同級生では彼と一番密接に関わっていて、今後喧嘩別れしない限りは、お互い死ぬまで付き合って行くでしょう

 
 因みに、彼はボクの逆転無罪の裁判も傍聴に来てくれて、その時は法廷で話は出来ないので〝目〟で合図して話したのを昨日のことのように覚えています

 彼は、被告人側の傍聴席に座り、ニコッとして裁判の行方を見守っていました

 まっ、同級生にブレスレッド(手錠)をしている姿を見られたくはなかったですが

 でも、ホントに嬉しかったですし、今でも大変感謝しています

 また、彼は〝小菅ヒルズ〟こと、東京拘置所にも面会に来てくれて、ボクを元気づけてくれました

 しかし、ヒルズの面会時間(約15分)は限られているのに、くだらない話しかしないので怒りを覚えたのも事実です(笑)

 と、まあ色々ありましたが、彼とは切っても切れない縁なのです


 そんな彼と、高校時代の同級生みんなで、久し振りに会うことになったのです

 実は、お互いタイミングが合わず、ボクとは逆転無罪後に一度も会っていなかったので、ホント久し振りの再会となったのです

 日時は、先日の3月28日(土)で、桜が満開の時期でした

 しかし、その帰りに、桜が一気に散るような事態になるとは、誰もが想像だにしていませんでした…。

 
 この続きは、明日お話する予定です



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職務質問時における、所持品検査の過去の裁判例(否定)。



 こんにちは

 今日は、生憎の雨ですね

 しかも、昨日より約10度も気温が低いらしいので、寒く感じますね


 昨日は、職務質問時における、所持品検査の過去の裁判例(肯定)を紹介しました

 どのケースも、相当な嫌疑の元に職務質問をしているので、その際の警察官の行為が多少行き過ぎていたとしても、その必要性、緊急性、相当性に鑑みて違法とは言えない、と言う裁判所の判断でした

 まっ、それはそれで理解できますよね


 さて、今日は、その反対の警察官の行為が行き過ぎだと判断した裁判例を紹介します

 同じ職務質問なのに、何故警察官の行為が違法となってしまうのか、その境界線とはどこなのでしょうか

 それぞれ見て行きましょう


 
 ◎ ナップザックのファスナーを開ける行為(東京地判平8・3・25)

 集会への危険物持ち込み防止のための検問中の機動隊員が、トレーナーとジーンズを着用し、カメラ等の入ったナップザックを背負ったY(原告)を地下鉄駅の階段で呼び止めて5,6人で取り囲み、盾で行く手をさえぎって、承諾のないまま、ナップザックのファスナーを開けて内部を点検した事案。


 ◎ 握り締めた指をこじ開ける行為(東京地判昭63・2・2)

 覚せい剤密売人として内偵中のX(被告人)に職務質問のため声を掛けたところ、Xがズボンの右ポケットに右手を差し入れて白っぽい物を取り出したことから、覚せい剤を捨てようとしているものと考えたA警部補がその右手首付近をつかんだが、Xが抵抗したため、B、C両巡査部長が握り締めたXの右手指を逆にねじり上げる等して、その白っぽい物(注射器一式を入れたちり紙)を取り上げた事案。


 ◎着衣のポケットに手を差し入れて在中品を取り出す行為(最一判昭53・9・7)

 覚せい剤中毒容疑のあるX(被告人)に対する職務質問の過程で、Xの上衣とズボンのポケットに外から触ったところ、上衣左側内ポケットに刃物ではない何か堅いものが入っている感じで膨らんでいたので、さらにその提示を要求したが、Xが不服らしい態度を示したため、警察官が自らその上衣内ポケットに手を差し入れて在中品を取り出し、覚せい剤であることを確認した事案。


 ◎ 車内検索を行うことを告げられ、「しょうがない」という趣旨のことを述べたに過ぎない事例(東京高判平6・7・28)

 停止を求められて逃走した自動車を追跡し、運転席のX(被告人)に職務質問をしたところ、免許証不携帯の上、覚せい剤前歴も判明したので、約20分にわたり所持品検査や車内検索について説得し、応援に来た警察官が更に説得を続けるうち、車内に白色粉末のあるのが発見されたが、予試験では反応が出なかったため、その直後、「車をとりあえず調べるぞ。これじゃあ、どうしても納得がいかない。」と告げて車内検索を行い(その間、Xは車両の傍らで検索の様子を眺めていたが、異議を述べたり口出ししたりすることはなかった。)覚せい剤を発見した事案。


 ◎ 警察官による暴行の後に車内検索を行うことを告げられ、投げやりに「勝手にせい」と答えた事例(神戸地判平10・10・13)

 ホテルのトイレに注射器が詰まっているとの通報で臨場した警察官が、駐車場の暴力団関係者車両を発見し、これに乗り込もうとしたX(被告人)を引きずり出して、多人数で取り囲んで質問するとともに、A巡査がXのえり首をつかんで激しく揺さぶり、気分が悪くなって座り込んだXから鞄を取り上げる等した上、現場へ連れて来られたXの同棲相手Y子が注射器入の袋をXから預かったと述べたため、「車見るぞ。」と声を掛けて、Xが半ば投げやりに「勝手にせい。」と答える中で、同車両内を検索した事案。


 ◎ ポケットを押さえ続けながら「分かったよ、もう疲れたよ」と答えた事例(東京地判平12・4・28)

 警察官の姿を見て急に車に乗り込んだXの承諾を得て車内を調べたところ、注射器が発見されたことから、同乗者Y(被疑者)にも所持品の提示を求めたが、Yがこれに応じず、ベストの左側ポケットを強く押さえて「何も隠してないよ。」等と言いながら立ち去ろうとするので、引き止めて更に追求すると、ポケットを押さえ続けながら「分かったよ、もう疲れたよ。」と言ったため、ポケットに手を差し入れ、覚せい剤を発見した事案。


 と、様々な事例がありましたね

 今日挙げた事案は、あくまでも〝否定〟された裁判例なので、警察官の行為は違法という事になります

 確かに、それぞれ状況は違えど、ちょっとやり過ぎな感はしますよね

 特に、五番目の事案は、警察官が対象者のえり首をつかんで激しく揺さぶるなんて、どう考えてもやり過ぎですよね


 これらの殆どが、所持しているだけで違法な覚せい剤の事案ですよね

 そうすると、警察官の違法行為によって発見した覚せい剤は、どういう扱いになるのか

 と、言う疑問に行き着きますね

 実は、この問題はここから更に掘り下げると、かなり深い法律論になるので、簡単に触れる程度にしておきます

 
 このような事案の場合で、〝クロ〟の証拠が発見された場合、判決は一貫せずに別れています

 例えば、警察官の違法行為によって得られた証拠は、その証拠能力はないとして無罪になったケースもあれば、確かに警察官の行為は違法だけれども、その必要性、緊急性、相当性に鑑みてやむを得ないので、その証拠能力は否定されない、として有罪になったケースもあります

 裁判所としても、警察官の行為はやり過ぎだけれども、そこから〝クロ〟の証拠が出ちゃったんだから仕方ないでしょ、と言う感覚なんでしょう

 確かにその考えも理解出来ますよね


 しかしながら、警察官の行為が何でも許されては、プライバシー保護の観点や、人権の問題からも、非常に由々しき問題でしょう

 職務質問だからと言って、本人が何も承諾していないのに、怪しいからとズカズカと体を調べたり、車を調べたら、誰もが憤慨すること間違いなしです

 なので、裁判所としても、余りにもやり過ぎな行為はダメですよ、と言う判断を示していて、それが今日の事案の数々です


 今日のような事案の際に、良く持ち出される法律用語があって、それを『違法収集証拠排除の法則』と、言います

 これは、違法に収集された証拠の証拠能力を認めてはいけません、と言う意味です

 過去に最高裁で、この点について判示した有名な判決があって、こういうケースでは必ずと言っていい程持ち出される判例があるので紹介します


 『証拠物の押収等の手続に、憲法35条及びこれを受けた刑訴法218条1項等の所期する令状主義の精神を没却するような重大な違法があり、これを証拠として許容することが、将来における違法な捜査の抑制の見地からして相当でないと認められる場合においては、その証拠能力は否定されるものと解すべきである。』


 と言う、有名な判例があって、だいたい職務質問から現行犯逮捕されて争っている事件の場合、この判例を持ち出して無罪を主張するパターンが多いです

 勿論、それで無罪になることは、そうそうありませんが


 最後に、職務質問時における警察官の行為を訴えたい場合は、その警察官の属する自治体(都道府県)に対して国家賠償法によって慰謝料その他の損害の賠償を請求することが出来ます

 しかし、違法行為を行った警察官個人に対して、損害賠償請求訴訟を提起することは出来ません

 つまり、警察官は国によって守られているという事です

 だって、仮に損害賠償請求訴訟を提起されて警察側が負けたとしても、その賠償金は警察官個人が払うのではなく、我々の税金から支払われるんですから

 全くふざけた話ですよね


 さて、明日は、ボクの同級生がひき逃げされた事件をお話する予定です



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職務質問における、所持品検査の過去の裁判例(肯定)。



 こんにちは

 今日は、風もなくて非常に気持ちイイですね

 今週も、張り切って行きましょう


 先週は、法律上は職務質問を拒否できるけど、事実上はできないと言うお話でした

 ホントにふざけた話なんですが、これが現実なのです

 拒否すれば拒否するだけ、時間の無駄だという事です


 さて、今日は、職務質問時における所持品検査の過去の裁判例をお話します

 まっ、職務質問イコール所持品検査ですからね

 所持品検査をしたいが為に、職務質問をするんですからね

 先日もお話しましたが、職務質問をしたこと自体が違法か適法かで争われた裁判は皆無で、職務質問の限度という意味合いの裁判が非常に多いです

 限度というのは、職務質問が始まると、必ず行われる所持品検査の違法性、適法性です

 要は、ここまでは許されて、ここまでは許されないという事です

 
 本日は、過去の裁判例の中で、警察官の行為を適法と肯定した事例を幾つか紹介します


 ◎ バッグの外側から触れ、持ち上げる行為(東京高判昭51・2・9)

 過激派学生が、鉄パイプを持って集会に向かうとの情報に基づき検問中、先行のタクシー内で鉄パイプが発見されたことから、後続のタクシーを停止させてX(被告人)らに職務質問し、バッグ等の開示を数回求めたが、「見せる必要はない。」と応じなかったので、警察官が「触らせてくれないか。」等と言ったところ、特に拒否の態度を示さなかったため、バッグ等の外側から触れ、これを持ち上げ、ゆすって、鉄パイプを発見した事案。


 ◎ 異常な箇所に着衣の外部から触れる行為(大阪高判昭51・4・27

 覚せい剤中毒のあるX(被告人)に所持品の提示を求め、Xが右側内ポケットから目薬とちり紙を出した後、警察官が「他のポケットを触らせてもらう。」と言ったところ、Xが何も言わなかったため、Xの上衣とズボンのポケットを外側から触り、上衣左側内ポケットに刃物ではない何か堅い物が入っている感じで膨らんでいるのを確認した事案。


 ◎ バッグのふたを開ける行為(福岡高判平4.1・20)

 覚せい剤の影響と思われる異常な言動をしているとの通報があったX(被告人)に職務質問したところ、ホテル客室内ベッド枕元の棚上にあるセカンドバックのポケットから注射器がのぞいていたので、バッグの中身を開示するよう促したが、Xが拒否したため、承諾のないまま、ホックのはずれていた上ぶたを開いて内部を一べつし、覚せい剤を発見した事案。


 ◎ 相手方の承諾のない所持品検査を認めた事例(最高裁昭53・6・20「米子銀行強盗事件」)

 持凶器銀行強盗事件の緊急配備中、手配人相に似たXとY(被告人)が乗車した車を発見して職務質問したところ、2人とも黙秘したことから容疑を深め、強く促して降車させ、所持していたボーリングバッグとアタッシュケースの開披を求めたが、2人が約30分にわたり拒否し続けたので、さらに警察署へ同行して質問を続行し、所持品の開披を繰り返し求めたものの、依然として黙秘と開披の拒否を続けたため、承諾のないまま、その場にあったボーリングバッグのチャックを開けて無造作に入れられた大量の紙幣を発見し、次いで、アタッシュケースの鍵をドライバーでこじ開けて被害銀行の帯封をした札束を含む大量の紙幣を発見した事案。


 ◎ 「持ち物見せてもらうぞ」と告げたところ、格別これを拒否する言動態度を見せなかった事例(大阪地判昭47.12.26)

 無銭宿泊容疑者X(被告人)が、職務質問に対して黙秘し、凶器の有無を確認するための着衣への接触についても拒まず、「持ち物を見せてもらうぞ。」と告げても格別これを拒否する言動態度を見せなかったため、背広胸ポケット内に見えていた手帳を抜き取り、覚せい剤を発見した事案。


 ◎ タバコの箱を、ブラウスの胸の内側に入れようとするのを制止する行為(東京高判昭56.9・29)

 覚せい剤所持容疑のあるX(被告人、女)にパチンコ店内で職務質問し、玉入れ箱の中のタバコの箱の提示を求めたところ、Xはこれに応じず、警察官がタバコの箱の方へ手を出そうとすると、いきなりタバコの箱を左手で握り締めたので、警察官Aがその左腕をつかんで押さえて提示を説得し、Xが更にそれを自らのブラウスの胸の内側に入れようとしたため、警察官Bが左のひじ付近をつかみ、AがXの左手首を握り、制止した事案。


 ◎ 覚せい剤ようの物を投棄するのを制止するため手首をつかみ、身体に取りつく行為(東京地判昭63・2・2)

 覚せい剤密売人として内偵中のX(被告人)に、職務質問のための声を掛けたところ、Xがズボンの右ポケットに右手を差し入れ、中から白っぽい物を取り出したので、覚せい剤を捨てようとしているものと考えたA警部補がその右手首付近をつかんだが、Xが抵抗したため、他の警察官2名がXの身体に取りついて制止した事案。


 ◎ ビニール袋を飲み込もうとする相手方を押さえつけて制止する行為(東京高判昭55・9・22)

 挙動不審者X(被告人)を警察署に同行して事情聴取中、Xがいきなり覚せい剤又は劇薬入りと疑われるビニール袋を飲み込もうとしたため、警察官がXの身体を押さえつけ、割り箸等で口を開いて、吐き出させた事案。


 ◎ 同(東京高判平5・7・28)

 覚せい剤所持の疑いで通報のあったX(被告人)に浴衣胸ポケットの在中物を尋ねたところ、Xが突然ポケットから手を出して何か(後刻、覚せい剤入りビニールパケと判明)を口に入れるとともに、伏せたはずみでポケットから注射器が転がり出たことから、警察官がXのあごや手足を押さえて飲み込むのを制止した事案。


 と、言うような、様々な事例がありました

 まぁ、どれもこれも、非常に怪しい対象者に職務質問をしていましたね(笑)

 
 確かに、警職法では、対象者に令状等の強制力がない限り、身体に触れたりしてはいけない、とはなっています

 しかし現実では、緊急性を要する場合等、その法を犯してでも警察官の行為は違法とは判断されません

 だって、違法だとしても、目の前で犯罪を見逃す位なら、証拠隠滅を図られる位なら、多少行き過ぎても問題はないでしょう、と言うのが裁判所の見解なのです

 裁判所としても、〝警察官だって、犯罪抑止の為にやってるんだから〟と言う、大局的な考えがありますからね

 これが、今日挙げたいくつもの事例です

 
 結局、所持品検査の限界は、一般に、その必要性、緊急性、相当性がある場合には、承諾がなくても所持品検査が許容され得ると解されるという事です

 
 ですので、ちょっと警察官の行為が行き過ぎだから違法だと喚いても、なかなかその主張は通らないということですね


 さて、明日は、今日とは反対の、警察官の行為が行き過ぎだと否定した裁判例をご紹介します

 

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法律的には職務質問は拒否できるけど…。




 こんにちは

 今日も、天気がイイですね

 昨日は、珍しく体調を崩してしまい筆を執れませんでした

 本来なら、バカは風邪引かないんですがね


 さて、今日は、先日に続いて職務質問について掘り下げます

 先日は、職務質問が、警察官職務執行法第二条第一項の法的根拠により行われているが、その条文を相当拡大解釈しているのが現状だと言うお話でした


 実は、職務質問で一番問題になっているのが、第二条第三項なのです

 改めて、警職法第二条第三項を振り返ります


 3  前二項に規定する者は、刑事訴訟に関する法律の規定によらない限り、身柄を拘束され、又はその意に反して警察署、派出所若しくは駐在所に連行され、若しくは答弁を強要されることはない。 


 と、なっています

 一つずつ解説していくと、まず前二項に規定する者とは、単純に職務質問対象者です

 条文では、長々とその対象が定められていますが、現状は警察官がちょっとでも怪しいと感じた人が対象者となっています

 次の、刑事訴訟に関する法律の規定によらない限り、と言うのは、捜索差押許可状や逮捕状等の強制力の事です

 これらの強制力は、いくら本人が拒否しようが一切通用しませんからね

 次の、身柄を拘束され、又はその意に反して警察署、派出所若しくは駐在所に連行され、と言うのは、先程の逮捕状等の強制力がない限り、身柄を拘束されたり警察署に連行されない、と言う意味です

 最後の、若しくは答弁を強要されることはない、と言うのは、先程も登場した逮捕状等の強制力がない限り、警察官の質問に答える義務はない、と言う意味です

 と、一つ一つ分割して解説しました


 この条文は、要するに、逮捕状等の強制力がない限り、対象者は警察署に連行されることもなければ、質問に答える義務もない、という事です

 と、言うことは、職務質問は拒否できるということになります

 あくまでも、〝法律上〟


 では、〝事実上〟はどうかと言うと、まず拒否することは不可能です

 何故かと言うと、警察官はタダでは帰そうとしないからです

 ホント、ふざけた話なんですが、警察側の論理としては、〝何も疚しい事がなければ見せられるでしょ〟〝疚しいことがあるから見せられないんでしょ〟と、言う理屈なんです

 確かに、一見するとそうかも知れませんが、でも所持品検査に応じるか否かは本人の自由なんですから、とやかく突っ込まれる理由はないワケです


 しかし、現実は、ちょっとでも拒否しようものなら、警察官は〝絶対に何かあるからだ〟と思い、スッポンのように食いついて離しません

 試しに、少しでも拒否してみて下さい(笑)

 間違いなく、〝そうですか。分かりました。〟と言って、終わることは絶対にありませんから

 
 ここで、前述の警職法第二条第三項を持ち出して、理論武装して警察官と戦ってみて下さい

 すると、〝良く知ってるね~。でもさ、何も無ければ見せれるでしょ。〟と、言われるのがオチです

 確かにそうなんですが、法律上は、刑事訴訟の規定によらない限り答弁を強要されることはない、となっているんですから、職務質問に応じる義務はないはずです

 でも、そう言おうものなら、警察官も徹底的に食い下がってきます

 そのままお互い平行線なら、最終手段として、裁判所に捜索差押許可状を請求して、強制力を行使して来ます

 ですから、どの道強制力を行使されるんですから、だったら初めから素直に応じて、チャッチャと終わらせた方が断然時間の節約になります

 ただ、メチャメチャ暇な人は、徹底的に抗って、捜索差押許可状を執行させ、強制力を持って所持品検査をさせて、結局何もなかっただろバカヤローとやるのも良いかも知れません(笑)


 たまに、大きなターミナル駅で歩いている人にバンカケをしていますが、この場合ならバンカケされても、〝今急いでるんで〟と言って、早歩きでそのまま電車に乗っちゃえば、そこまでは追い掛けて来ないかも知れません

 この時点では、警察官は対象者の体に触れて、立ち塞がったりは出来ませんから、徹底的に争ってみるのも良いかも知れません

 果たして、バンカケした警察官が、どこまでついてくるのか見物じゃないですか(笑)

 
 ただ、こうして徹底的に争うのは、何もヤバイ物を持っていないからであって、もし所持しているだけで違法な物を所持していたら、バンカケされた時点で諦めた方がイイですね

 だって、遅かれ早かれ、強制力を行使されるんですから時間の問題じゃないですか

 あるいは、バンカケされた時点で、ソッコーで逃げるしかないですね

 勿論、警察官も必死に追い掛けてきますから、何とか運も味方して逃げ切れればラッキーですね

 
 因みに、車の場合だと無線で応援を呼ばれて厳しいかも知れませんが、パトカーに乗っていない場合のバンカケなら、ボクは絶対に逃げ切れる自信があります(笑)

 今も現役でサッカーをやっているので、ダッシュや持久力は負けないでしょう

 今度、もし歩いていてバンカケされたら、ダッシュで逃げてみようと思います(笑)

 恐らく逃げ切れますが、仮に捕まっても、何も違法なモノは所持していないんですからパクられませんからね

 
 と、いうことで、今日は法律上はバンカケは拒否できるけど、事実上は無理だというお話でした

 皆さんも、今後もしバンカケされたら、試しに〝警職法第二条第三項により拒否します。〟と言って、抗ってみて下さい


 さて、来週は、職務質問絡みの過去の判例についてお話する予定です

 それでは、良い週末を
 


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職務質問の法的根拠は?



 おはようございます

 今日は、どんよりな天気ですね

 
 昨日は、密着警察24時を観ての見解をお話しました

 まあ、相変わらず薬物犯罪が多いのと、職務質問からの現行犯逮捕がかなり多いことが相変わらずでした

 
 そこで、今日は、職務質問について少し掘り下げてみたいと思います


 まず、職務質問の法的根拠ってあるのをご存知ですか

 まっ、一度でもパクられた経験がある方や、法律に詳しい方ならご存知でしょうが、職務質問にはれっきとした法律があるのです

 それが、『警察官職務執行法』と言う法律です

 この法律を根拠に、警察官は職務質問を行っているのです


 では、この警察官職務執行法の条文を見たいと思います

 実は、警察官職務執行法、略して警職法は、たったの八条しかありません


 第1条(この法律の目的)
 第2条(質問)
 第3条(保護)
 第4条(避難等の措置)
 第5条(犯罪の予防及び制止)
 第6条(立入)
 第7条(武器の使用)
 第8条(他の法令による職権職務)



 この中の、第二条が職務質問の法的根拠なのですが、その第二条を見てみます


 (質問)

 第二条  警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知つていると認められる者を停止させて質問することができる。

 2  その場で前項の質問をすることが本人に対して不利であり、又は交通の妨害になると認められる場合においては、質問するため、その者に附近の警察署、派出所又は駐在所に同行することを求めることができる。

 3  前二項に規定する者は、刑事訴訟に関する法律の規定によらない限り、身柄を拘束され、又はその意に反して警察署、派出所若しくは駐在所に連行され、若しくは答弁を強要されることはない。

 4  警察官は、刑事訴訟に関する法律により逮捕されている者については、その身体について凶器を所持しているかどうかを調べることができる。



 と、相変わらずまどろっこしい条文なんですが、この中の第一項が職務質問の法的根拠になります


 改めて、第二条第一項を見て下さい


 警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知つていると認められる者を停止させて質問することができる。

 
 と、なっていて、まず、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、とありますが、現実問題こんな人なんてその辺に居ますか

 この条文に該当する時は、血のついた包丁をあからさまに所持しているような極端な場合ですよね

 何らかの犯罪を犯し、って言うのは


 続いて、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者、とありますが、これも現実的にまず居ないですよね

 犯罪を犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由、ですよ(笑)

 こんな状況って、一体どんな状況なのでしょうか


 更に、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知つていると認められる者、とありますが、犯罪が行われようとしていることについて知っている人なんて、居るんでしょうか

 これは、対象者が複数の場合でしょうが、明らかに犯罪が行われようとしていることを知っている人なんて、まず居ないですよね


 以上の人達を、警察官は職務質問出来ることになっているのです


 ところが、警察24時を観てみると、これらの人ではなくて、街を普通に歩いている人や、深夜に路上駐車している人達にバンバン〝バンカケ〟してますよね

 街角を歩いているだけで、路上に駐車しているだけで、一体どこが異常な挙動で、周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯して、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者、なのでしょうか

 全く違いますよね


 ここまで細かく書いたのは、法律の条文と実際のバンカケが余りにも違うからです
 
 そうなんです

 実は、職務質問は、この条文を相当拡大解釈しているのです

 これが、本ブログで何度も何度も登場する、〝法律上と事実上の乖離〟です


 法律上は、厳格に職務質問が出来る者を定めていますが、事実上はちょっとでも怪しいと感じた人は、バンバン〝バンカケ〟しているのが現状です

 テレビを観ても、殆どがそうですよね

 パトロール中の警察官と目が合ったのに逸らしたから、とか、パトカーを見て視線を逸らしたから、何て理由でバンカケしているのです

 全く、中学生の喧嘩じゃないんですからね(笑)

 目と目が合ったとかね…


 では、警察官の職務質問は違法なのかと言うと、それがそういう訳ではないのです

 これは、法を執行する側の強みなのですが、例え前述の条文に該当していなくても、バンカケした警察官が、〝明らかに周囲の状況からして挙動がおかしかった〟と、言えばそれで通ってしまうのです

 これまで、職務質問をしたこと自体が、違法かどうかで争われた裁判は聞いたことがありません

 職務質問の方法が、度を超しているという事で争われた裁判は枚挙に暇がありませんが

 この点は、明日お話する予定ですが、例えば、バンカケした人の車を許可なく捜索したとか、職務質問なのに長時間に亘り拘束したとか、それはそれは色々なケースで過去に争われています

 仮に、バンカケしたこと自体を裁判で争ったとしても、裁判所は、〝治安維持の為に行った警察官の行動は、犯罪抑止の観点からも違法とは言えない〟と言って、違法とは認められないでしょう

 すなわち、お国の為に警察官もやっているんだから、と言う大局的な考えです


 と、いうことで、今日はバンカケが出来る法的根拠についてお話しました


 実は、バンカケで一番問題になっているのが、第三項の〝前二項に規定する者は、刑事訴訟に関する法律の規定によらない限り、身柄を拘束され、又はその意に反して警察署、派出所若しくは駐在所に連行され、若しくは答弁を強要されることはない。〟と言う条文なのです

 この点については、明日お話する予定です



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