日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

2014年09月の記事

初めての試み。


 
 おはようございます

 今日も、秋晴れで清々しいですね

 しかし、御嶽山は依然大変な事になっていますね

 一秒でも早く、安否不明の方が見付かることを祈念しています


 さて、昨日は、ボクが接見禁止中でも手紙を書けることを知った理由をお話しましたね

 きっかけは、何のことはない月刊誌からの情報でした

 今なら、スマホのスマートニュースやグノシー等のアプリで、じゃんじゃか情報は入って来ます

 しかし、当時も独居房に居たボクは、唯一無二の情報収集手段は、新聞と本しかありませんでした

 ですから、たかが実話ナックルズのワンコーナーの記事でも、ボクにとっては快哉を叫ぶ内容だったのです

 結局、その方法を実行することは出来ませんでしたが、概念としては、自分の頭の片隅にキッチリと刻み込まれました


 今日は、実際にそれを実行出来た理由についてお話します


 ボクは、今回パクられて、千葉東警察署と言う縁もゆかりもない所で勾留されました

 事件の担当は、浦安警察署だったのですが、そこの留置場には実行犯で現行犯逮捕された〝小原優作(おはらゆうさく)〟が勾留されていたので、ボクが同じ留置場に入る訳にはいかず、仕方なく別の警察署の留置場に行くことになったのです

 これは、同じ事件の被疑者同士を、同じ留置場に勾留してしまうと、口裏を合わせたりして、証拠隠滅を図る恐れがあるからです

 尤も、ボクの場合は、もし同じ留置場に勾留されたとしたら(有り得ないけど)、口裏合わせなんてことは考えず、隙を見て真っ先にボコボコにブン殴りに行ったでしょう

 この、ボクが共犯の関係で、事件の担当ではない警察署の留置場に行くことを、以前もお話しましたが〝預かり〟と言います

 
 その、預かりで行った警察署が、千葉東警察署でした

 生まれてこのかた、一度もこの辺りに来たことは無かったので、地理的にどの辺なのかは全く分かりませんでした

 
 留置場に行くと、担当の警察官が結構面白い人で、気さくに色々と話す人だったのです

 簡単に言うと、実にフレンドリーだったのです

 それに留まらず、法律にも精通していて、色々質問しても的確に答えが返って来たのです


 千葉東警察署では、三人一組の警察官が三班に分かれていて、24時間勤務の交代制で担当していました 
 
 この警察官は、三人一組の班の中で、班長の次に偉い人でした

 階級は、巡査部長でした


 ボクは、千葉東警察署に移ってから、接見禁止だったので、前回の勾留時に学んだ接見禁止中でも手紙が書ける方法があることを、その警察官にぶつけてみました

 すると、その警察官は、

 
 『前に、ここに居た人でそれをやっている人が居たな。』


 と、言うので、ボクは目がプリクラのように大きくなりながら、その続きを訊ねると、


 『その人は、接見禁止が一年位付けられていて、その間ずっとここに居たんだけど、手紙のやり取りをしていたよ。』


 と、言うので、ボクはどのようにやり取りをしていたのかを訊くと、


 『えっとね、確か裁判所に直接手紙を送って、OKならその手紙と一緒に決定文が戻って来て、空の切手を貼った封筒を渡してもらって、やっと発信出来るんだよ。まっ、時間は掛かるけどね。』


 と、答えが返って来たので、ボクは〝やっぱり出来るんだと、思い、早速先日このブログで書いた方法を試してみたのです

 ボクとしても、初めての体験だったので、どこかダメ元の思いで、裁判所宛に接見禁止一部解除請求を郵送しました

 すると、一週間位経った頃、以下の書面がボクの手元に届きました


 (※サムネイルなので、スマホの方は画像を何回かタップすると、より綺麗な画像がご覧頂けます)


 接見禁止一部解除決定文


 そうです

 見事に成功したのです


 日時を見てもらうと分かりますが、平成24年1月16日となっています

 ボクが、浦安の事件で起訴されたのが、平成24年1月10日ですから、ボクは起訴されてから直ぐに、接見禁止一部解除請求を出したのです

 起訴されて直ぐに、ボクはこの巡査部長こと、通称〝ブチョー〟に、ソッコーで訊いたのです

 
 それ以前の、22日間の被疑者段階では、ボクは不起訴で22日後には釈放されると思っていたので、敢えて手紙は出そうとは思わなかったのです

 だって、22日後にはシャバに居るんですから、急いで手紙を出す必要はなかったのです

 ところが、思いの外起訴されてしまったので、そうするといつゴールが来るか分かりませんから、急いで接見禁止一部解除請求を提出したのです

 
 
 因みに、例の警察官の話だと、以前この方法で手紙をやり取りしていた人は、〝カタギ〟の人ではなかったそうです

 ボクも、一年も接見禁止が付くなんて、そんなに聞かないので、絶対に普通の事件ではないんだろうな、とは思っていたのですが案の定でした

 まっ、事件に普通も何もないんですがね(笑)


 
 と、言うように、ボクが今回の方法で、接見禁止中でも手紙のやり取りが出来たのは、何よりこの留置場担当の巡査部長のお蔭だったのです

 名前は分かりませんが、ホントにホントに感謝しています

 この場を借りて、『紆余曲折あって、逆転無罪になりましたぁぁぁぁぁぁそして、その当時の話をこうして話していますと、伝えたいです


 改めて思うのが、こうして接見禁止中でも手紙のやり取りが出来たのは、何とか手紙を出したいと言う強い思いがあったからです

 その強い思いが、ボクが〝ブチョー〟から有益な情報を聞けた原因だとつくづく思います

 別に、ブチョーから、〝接見禁止中でも手紙を出せる方法があるよ〟なんて、言われたわけではありませんからね

 
 
 教訓としては、何とか今の状況を打開したい時は、ダメ元で色々と訊いてみる事ですね

 そうすると、思わぬ情報が得られる可能性が高まります

 と、ふと当時の事を巻き戻してみると、心底そう思います


 
 さて、今日はここまでにして、明日は今週の土曜日に実施される、東京拘置所矯正展のご案内をお話する予定です

 

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ボクが、接見禁止中でも手紙を書けることを知った理由。

 おはようございます

 今日は、長閑な秋晴れで清々しいですね

 今週も、張り切って行きましょう

 御嶽山の噴火は、非常に気になりますね


 先週は、接見禁止中でも手紙を書く方法をお話しましたね

 あの方法は、ホント裏ワザで、弁護士も殆ど知りませんから、是非ご自分の周りで、何らかの理由でパクられて接見禁止中の人が居たら、弁護士経由で教えてあげてください

 あの記事を、プリントアウトして弁護士に渡し、それを弁護士経由で郵送で送ってもらえば、手元に届きますから


 
 さて、今日は、何故ボクがこの裏ワザを知ったのか、その経緯をお話します


 やはり、ドラマの〝ガリレオ〟ではないですが、物事の現象には全て理由がありますからね

 ボクが、接見禁止中でも手紙を書けたのも、そこには理由があるからです

 今日は、そこをお話します


 ボクが、接見禁止中でも手紙が書けるという事を知ったのは、前回パクられた時に読んでいた〝実話ナックルズ〟でした

 
 〝前回〟と言うのは、平成16年に全く関係ない事件をなすりつけられて、パクられてしまったのです

 この時は、二つの事件で起訴されて、一件は無罪、一件は有罪で、最高裁まで争いましたが、結局一件の有罪は覆らず半年間だけ刑務所に行ったのです

 この時の裁判闘争も、ものスゴく濃くて長いので、また別の機会があればお話します

 要するに、ボクのブログのタイトルにある、〝二度も無罪判決を勝ち取った〟と言う、一回目の無罪判決がこの時のものなのです


 この時も、ボクは完全否認していたので、接見禁止が付けられていて、拘置所に移ってからも当然独居房でした

 ただ、この時の接見禁止は、自分で本や新聞が購入出来たんですよね

 それだけではなく、面会は出来ませんでしたが、友人や家族から本の差し入れも大丈夫だったんですよね

 なので、今回のように、接見禁止中は弁護士のみしか本の差し入れが出来なかったわけではないので、本には全然困らなかったのです


 
 当時、月一で今も発売されている、〝実話ナックルズ〟を毎月購読していたのです

 その中に、〝ロス疑惑〟で逆転無罪判決を勝ち取った〝三浦和義〟さんのワンコーナーがあったのです

 そこでは、拘置所生活のことや、読者からの相談に乗ったり、社会的に注目されている事件の裁判について綴ったりしていました

 ロス疑惑を、知らない方の為に、下記にリンクを貼っておくので、興味がある方は飛んでみて下さい


 『ロス疑惑』

 
 残念ながら、三浦さんは無罪判決確定後、2009年にロサンゼルス市警に逮捕され、留置場内で自殺してしまいました


 当時、三浦さんのコーナーを毎月楽しみにしていたボクは、三浦さん自身が、接見禁止中に手紙を書いていたと言う記事を読んだのです

 ボクは、〝へぇ、そんな裏ワザがあるんだ~〟と、感嘆したのです

 そこでボクは、早速拘置所の職員に訊いてみたのですが、〝そんなの聞いたことないな~〟と言う、返答だったのです

 恐らく、その時居た拘置所は、茨城県土浦にある小さい拘置所だったので、そういう事をした人間が居なかったからだと思われます

 
 記事を読むと、〝あくまでもその手紙に対してだけ接見禁止を解除する〟と、書いてあり、その手紙を拘置所の職員が裁判所に持って行ってくれる、と書いてあったので、ボクは職員にそうなのかと確認したワケです

 ところが、職員は〝知らない〟との回答だったので、前回お伝えしたみたく、裁判所に自分で直接接見禁止一部解除請求を送るやり方は分からなかったのです

 それから、直ぐに接見禁止が全面解除になったので、この事については触れなかったのです

 だって、もう自由に面会や手紙のやり取りが出来るので、その必要性はなかったからです


 要するに、この時は、接見禁止中でも手紙が書けることの概念を知ったのです


 
 では、どうしてボクが、直接裁判所に接見禁止解除請求を出すやり方を知ったのか

 その点については、明日お話する予定です

 

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接見禁止中だったけど、手紙を書いてやりました!!!

 
 おはようございます

 今日は、非常にいい天気ですね

 今週最後の金曜日、くれぐれも飲み過ぎには注意しましょう

 円安が気になるところですが、今日もブログを綴って行きましょう


 昨日は、ボクが接見禁止中に裁判所に不服を申し立てて、書籍と新聞の購入を許可させたというお話でした

 警察の留置場では、接見禁止中でも読む本に困ることはありませんが、拘置所に行ったら大変です

 ここで、ふと疑問に思う方も居るかも知れません

 〝拘置所でも雑居房なら、他の人の本を読めるじゃん〟と。

 確かにそうですが、しかし、拘置所で雑居房に入れるのは、大前提として接見禁止が付いていない人だけなのです

 ですから、拘置所で雑居房に入れる人は、当然接見禁止は付いていませんから、昨日のボクのようにわざわざ裁判所に不服申し立てをする必要性は皆無なのです

 そんな事をしなくても、そもそも接見禁止が付いていないので、普通に自分で本や新聞が購入出来ますし、誰からでも差し入れで本が入るんですから


 さて、今日は、それからのお話なのですが、これからお話する内容は、恐らく殆どの弁護士は知らないでしょう

 また、あちこちの法律の本にも載っていない、完璧な裏ワザです

 ホント、この情報だけでも、十分にお金が取れる位の内容ですが、ボクは〝無料〟で公開したいと思います(笑)


 その内容とは、カテゴリ名のとおり、〝接見禁止中でも手紙を書く方法〟です

 

 こう書くと、〝そんなに大袈裟に言う事じゃなくねと、思うかも知れませんが、これは入った(留置場とかに)経験のない人だからこそ、そう思うのです

 身柄を拘束されて、更には接見禁止を付けられると、シャバではLINEやメールで〝おはよう〟と、当たり前に伝えられることが出来ないのです

 つまり、たった一言何かを伝えるにしても、接見禁止中ではそれが出来ないのです

 その後、接見禁止が解除になっても、スマホは使用出来ませんから、たった一言何かを伝えるにしても、手紙で伝えるしかありません

 あるいは、面会に来てもらい、そこで伝えるしかないのです


 そう考えると、今は当たり前に、やれLINEだスタンプだとやっていますが、ホント瞬時に自分の思いが伝えられるなんて、何て幸せで尊いことでしょうか


 身柄を拘束されていた当時、それも接見禁止が付けられていた当時は、ホント自分の思いを弁護士経由でしか伝えられないことに、非常にもどかしさを感じていました

 だって、直接手紙で自分の思いを伝えたいじゃないですか

 つくづく、あんな経験をすると、手紙という一番原始的な物事の伝達手段に、最高級の敬意を払いたくなります

 敬意を払う、と言うよりも、改めて手紙の有り難さを痛感しました

 正に、〝電子メール〟じゃなく〝原始メール〟です(笑)


 と、熱く語ってしまいましたが、とにかくボクは、何とか一刻でも早く自分の状況や思いを伝えたくて、裁判所に『接見禁止一部解除請求』を、出すことにしました

 では、具体的なそのやり方をお教え致します


 まず、普通に出したい人宛の手紙を書きます

 その際、余り事件の事を書くと、不許可になるので余り書かない方がいいでしょう

 実際、ボクは事件の事を、そんなに具体的には書いていないのに、不許可にされました(笑)

 なので、軽く触れる程度に留めておいた方がいいでしょう


 次に、別の便箋に、裁判所宛の『接見禁止解除請求書』と、題する書面を作成します

 記載する内容は、下記の写真のとおりです


 ※スマホの方は、画像を何回かタップすると綺麗な画像が表示されます


 
 接見禁止一部解除請求書



 これを、友人(知人)宛の手紙に同封して、裁判所へ提出します

 その際、封筒に切手を貼って提出するので、82円掛かります


 すると、一週間位たった頃、場合によってはそれ以上の時もあるし早い時もありますが、裁判所から請求に対しての決定文が手元に届きます

 これは、必ず届きます

 提出したのに、そのまま有耶無耶と言うことはありません


 許可になると、決定文と自分が書いた手紙のコピーがホチキスで留められて、返送されてきます

 自分が書いた手紙、つまりは〝清書〟は拘置所側で保管しておくのです

 何故なら、手紙を手元に戻してしまうと、後から付け加えてしまう恐れがあるからです

 なので、それをさせない為に、手紙の〝清書〟に関しては、自分の手元に戻って来ないのです


 一方、不許可の場合は、決定文と一緒に、自分が書いた手紙の清書が帰って来ます

 これは、その手紙では発信出来ませんよと言っているので、手元に戻しても何の問題もありません


 話は戻って、許可になると、決定文が届いた次の日に、許可になった人の住所と名前を書いて、切手を貼った空の封筒を職員に提出します

 別に、次の日ではなくていつでも良いのですが、こういう状況の時は、一刻も早く発信したいと思うのが、極めて通常の心情でしょう


 そうすると、空の封筒に、拘置所側が保管している手紙の〝清書〟を同封して、やっとこさ発信となります


 概念としては、〝あくまでもその手紙に対してだけ〟、接見禁止一部解除を認めてもらうという事です


 だから、一文字でも許可した内容と、発信時の内容が違ってはいけないので、許可になった手紙は手元に戻さないのです

 ホント、良く考えていますよね(笑)


 
 この方法で手紙を発信すると、以下のデメリットが発生します


 ① 手紙を、裁判所と友人の合計二回発信するので、料金が倍掛かる

 ② 一回の手紙の発信に、非常に時間が掛かる


 ②の時間が掛かるというのは、まず裁判所宛に手紙を提出して届くまでに一日か二日掛かり、そこから裁判官が内容を見て、検察官にもその内容を伝えて、検察官の意見を聞いて決定を出し、それから決定文を作成して拘置所に郵送、と、いくつもの段階を踏むので、たった一通の手紙を出すのにも、こんなにも時間が掛かるのです


 逆に、この方法で手紙を発信すると、以下のメリットが発生します


 何より、自分の言葉で思いを伝えられる


 と、言うことです

 これは、前記のデメリットがあったとしても、それを上回るだけのモチベーションではないでしょうか

 少なくとも、ボクはそう感じたので、切手代が倍掛かろうが、時間が掛かろうが、直筆で手紙を描けることが何よりも嬉しかったので、迷わずこの方法で友人に手紙を書きまくりました

 お蔭で、手紙を書いた日時と、友人の手元に届く時では、すくなくとも10日以上のタイムラグが空いていました

 それでも、ボクは全然良かったです


 因みに、手紙の接見禁止一部解除が認められた時の決定文がこちらです


 
 接見禁止一部解除決定書



 この決定文と一緒に、自分が書いた手紙のコピーがホチキスで留められていました


 
 最後に、要点をまとめると、


 ① まず、普通に出したい人宛に手紙を書く。

 ② 別紙に、『接見禁止解除一部請求書』を作成する。

 ③ それらを同封し、裁判所の自分の係属部宛に発信する(○○地裁第○刑事部)。

 ④ 一週間位すると(その期間はマチマチ)、裁判所から請求に対しての決定が届く。

 ⑤ 許可なら、その友人宛の手紙を入れる空封筒を、切手を貼って提出する。

 ⑥ 職員が封筒に入れて、無事に発信される。



 
 さて、来週は、ボクが何故この裏ワザを知ったのか、その理由をお話する予定です


 それでは、良い週末を


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自分で書籍が買えないから、裁判所に物申してやったぜ!

 こんにちは

 今日は、台風の影響からか、雨みたいですね


 神戸の小学一年生は、一番最悪な結末となってしまいましたね

 何の落ち度もない幼い子が、どうしてこうも巻き込まれてしまうのでしょうか…

 ご家族の気持ちを思うと、その心情は察するに余りあります


 さて、昨日は、そもそも接見禁止とは何ぞや、と言うお話でした

 接見禁止と一口に言っても、その実態は知らない方が多いのではないでしょうか。

 まさか、自分自身で本や新聞が買えないんですからね

 そんなこと、自分がそうならない限り、分かるわけがないですよね


 今日は、パクられた当初から、接見禁止が付けられていたボクが、少しでも接見禁止を解除しようと抗ったお話です


 ボクは、パクられてから、接見禁止が付いていた為、自分のお金で本や新聞が買えませんでした

 ホント、バカバカしい話なんですが


 とは言え、警察の留置場に居る時は、同じ部屋の人が持っていた週刊誌等を借りたりして、何とか凌いでいました

 ですから、接見禁止が付いているとは言え、〝他人の書籍を閲読してはいけない〟とは、なっていませんので借り放題なのです

 一応、留置場のルールでは、留置者同士の本の貸し借りはダメなんですが、そんなのは見て見ぬ振りなのです

 だから、同じ部屋の人や他の部屋の人の本は読み放題と言っても過言ではありません

 
 また、警察署の留置場は、接見禁止だからと言っても、独居房になることはないのです

 何故なら、留置場ではそんなに部屋が無いからです

 なので、いくら接見禁止が付いていようが、余程マスコミで騒がれるような大事件を起こした被疑者でない限り、警察署の留置場で独居になることはありません

 新聞も、毎日回覧で回ってくるので、読みたければ必ず読めますからね

 従って、警察署の留置場では、本が買えなくてもさほど問題はないのです


 ところが、拘置所ではそうは行きません

 何故なら、拘置所では接見禁止が付いた被告人は、自動的に独居房に入らされるからです

 そうです

 留置場の時のように、本の貸し借りが出来ないのです

 拘置所では、隣の部屋の人と部屋越しに話したりは一切出来ませんので、当然〝本を貸して〟なんてお願いは出来ません

 独居房に入ると何もかも全て自分一人なのです

 ホント、正に〝独居〟です


 では、どうするのかと言うと、拘置所にある〝官本(かんぽん)〟を借りるか、弁護士から差し入れてもらうしかないのです

 一見すると、〝拘置所で本を貸してくれるなんて、意外とサービスいいじゃん〟と、思いますよね

 し、か、し、これは大間違いなのです

 拘置所で貸してくれる官本は、まずロクな本がありません

 そして、一回で二冊までしか借りられません

 更に、週に二回しか官本の交換をしてくれません

 なので、ロクな本がない上に、週二回しか交換しないので、その中で読みたい本があっても、誰かに借りられちゃっている可能性があるのです

 それに、二冊の本だけでは、一日でソッコー読み終わってしまいます

 以上の結果から、拘置所の官本は〝史上最悪の図書館〟なのです


 そこでボクは、弁護士経由で友人に連絡してもらい、ボクの部屋にある沢山の本を弁護士事務所に送ってもらい、それを弁護士からの差し入れという形で、郵送で送ってもらっていました

 ボクは、限られた状況の中で、どうすればイイかを常に考えていたので、この方法を思い付いたのです

 弁護士も、一審時は私選弁護人だったので、その辺融通を利かせてくれて、毎日のように本を送って来てくれました

 お蔭で、ボクは接見禁止でありながらも、読む本が無くて困ったことはありませんでした

 これは、非常に恵まれていたと痛感します

 だって、独居房に居ても、何もやることがないので本を読んで時間を潰すしかないのです


 ボクは、友人と弁護士のお蔭で、何とか本に囲まれてはいましたが、それだけでは決して満足しません

 やはり、ボクとしては、拘置所に居ながらにしても、リアルタイムな情報が欲しかったのです

 むしろ、拘置所に居て身柄を拘束されて居るからこそ、シャバで何が起こっているのかと言うことに、飢餓感を覚えてしまうのです

  
 そこで、ボクはダメ元である行動をしました


 それは、裁判所に接見禁止一部解除請求を出すことでした


 その内容とは、家族だけでも面会や手紙のやり取りを認めること、自分で本や新聞を買えるのを認めることの二点でした

 これを、便箋に書いて裁判所に提出しました

 接見禁止でも、裁判所に出す手紙は、禁止事項の対象外なのです

 だって、裁判の為に接見禁止にしているのに、裁判所への手紙も禁止されたらどうしようもないじゃないですか

 それに、裁判所に出す手紙に、どこに証拠隠滅の恐れがあるというのでしょうか。

 ですから、特別な許可をもらうわけでもなく、普通に拘置所の職員に〝これ裁判所宛の手紙だから〟と、言って提出しました

 拘置所から出す手紙は、全て検閲されますから、もしダメなら手元に返って来ますからね


 ボクは、拘置所に移ってから、すぐに接見禁止一部解除請求を提出しました

 この時、弁護士にイチイチ相談なんてしませんでした

 何故なら、相談するより自分で請求しちゃった方が早かったからです

 弁護士に請求をお願いしても、弁護士もボク以外にも沢山事件を抱えていて忙しいですから、むしろボク自身がやっちゃった方が手間が省けたのです

 結局、弁護士でもボクでも、主張する内容は同じですからね


 
 その結果…

 以下の決定文が、一週間位経った頃、ボクの手元に届きました


 ※スマホの方は、画像を何回かタップすると非常に綺麗な画像が見れます


接見禁止一部解除決定(1)


接見禁止一部解除決定(2)


 
 決定文のとおり、家族との面会や手紙のやり取りは却下されましたが、本と新聞の購入は認められました

 
 こうして、ボクは接見禁止でありながらも、自分で本や新聞を購入して読んでいたのです


 ボクは、こうやって、一つ一つ打開していったのです


 明日は、これと同じ方法で、手紙を発信した経験をお話する予定です




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そもそも接見禁止って何?(´∀`;)


 おはようございます

 今日は、どんよりな天気ですね

 台風の進路が気になる今日この頃です


 一昨日は、例の彼女のカレッシーの弁護士にコンタクトを取ろうと試みましたが、見事に玉砕したお話でした

 そもそも、カレッシーの兄弟が、弁護士のことを秘匿する理由が、極めて意味不明です

 彼女に聞くと、今回カレッシーがパクられてから、初めて連絡を取った訳ではなく、その前から何度か兄弟とは会ったことがあったそうです

 すなわち、どこかの第三者が、情報を得たいが為に、彼女を装ってコンタクトを取っているわけではないのです

 にも拘わらず、弁護士のことは教えられない、という回答はつくづく馬鹿げています


 そこで、ボクは彼女に、

 『カレッシーに手紙を書きたいかい

 と、聞くと、

 『書きたい』

 と、彼女が言ったので、

 『じゃあ、接見禁止中でも手紙を書く方法があるから教えるね。』

 と、言うと、彼女は

 『ホントに

 と、喜々としていました


 何故、彼女は喜んでいたのかというと、接見禁止中では弁護士以外の人に手紙は書けないからです


 ここで、改めて〝接見禁止〟について解説します


 接見禁止とは、勾留中の被疑者、被告人に対し、弁護士以外の者との面会や手紙の受け渡しなどを禁じること、です

 接見禁止は、共犯者がいる場合や、容疑を否認している(黙秘している)場合には絶対と言って言いくらい付けられます

 これは、面会や手紙のやり取りを通じて、口裏を合わせて証拠隠滅を防ぐ為です

 
 例えば、接見禁止が付いていないと、AとBが共謀して起こした事件で、何らかの口裏を合わせる為に、共通の知人Cが二人に面会に行って、それぞれ話を聞いて伝えることが出来てしまうわけです

 理論上は

 理論上、と言うのは、一般面会の際には、警察署で面会なら警察官か、拘置所で面会なら刑務官が立ち会うので、あからさまに事件の話は出来ないのです

 だって、立ち会いが居るのに、『○○に、ウチラは何も知らなかった、っていうことで伝えておいてよ。』なんて、言えませんよね(笑)

 だから、理論上は口裏合わせは出来ますが、事実上は口裏合わせなんて出来ません

 しかし、検察や裁判所は、その万が一でも可能性のあることを絶対に潰してくるのです


 だいたい、身柄を拘束されているのに、何をどうやって証拠隠滅しろと言うのでしょうか

 そう思いませんか

 勾留されている以上、一切の身動きは取れないんですから、証拠隠滅なんてしようがないのです

 しかし、検察は嫌がらせのように、接見禁止を請求するのです


 では、接見禁止はどうやって付けられるのかと言うと、検察が裁判所に請求するのです

 パクられてから、48時間以内に検察庁と裁判所に勾留請求をしに行った時に(テレビで良く耳にする、○○容疑者が○○地検に送検されました、って時)、勾留請求と一緒に接見禁止の請求も出すのです

 あくまでも、接見禁止の請求を検察官が提出して、その請求が妥当かどうかを裁判所が判断して、最終的な決定を出します

 ですから、検察の一存で接見禁止が付けられるわけではないのです

 しかしながら、過去にも言ったように、〝裁判所は検察の自動販売機〟なので、検察が接見禁止を請求したら120%認められます

 従って、検察が接見禁止を請求した時点で、もう接見禁止が付けられることは確定なのです

 事実上、形式的に検察は裁判所に請求するだけの、単なるセレモニーです


 この接見禁止は、いつまで付けられるのかというと、人によりますが、罪を認めている人なら起訴された時点で解除されますが、否認している人は、少なくとも検察側立証が終わるまで付けられます

 検察側立証とは、その名のとおり、検察側請求の証人尋問等の立証の事です

 これが終わらない限り、少なくとも否認している人は、接見禁止が解除されません

 ボクは、今回検察側立証(証人尋問)が終わるまでの約半年間、接見禁止は解除されませんでした

 今、思い返すと、ホントにホントにキツかったし歯痒かったです


 
 で、接見禁止を付けられると、弁護士以外の人との面会や手紙のやり取りが禁止されるだけではないのです

 
 まず、自分で書籍と新聞が買えません

 つまり、週刊誌すら買えないのです

 あんな、何もすることがない部屋で、本の一冊すら買えないのです

 これはホントにキツイです

 
 では、どうするのかと言うと、官本(施設で借りられる本)を読むか、弁護士経由で差し入れてもらうか、です

 留置場や拘置所では、無料で貸してくれる本があるのです

 まっ、ロクな本はありませんが

 後は、弁護士経由で差し入れてもらうかです

 弁護士経由だと、本は何でも入るのです

 但し、一回の差し入れで三冊までしか入らないのです

 ですから、弁護士経由で本を差し入れてもらうとなると、何度も面会に来てもらって差し入れてもらうか、何度も郵送で送って貰うかしかないので、そんなワガママも言えません


 
 そこで、ボクはある方法を使い、自分で書籍や新聞を購入出来るようにしたのです

 一体、その方法とは

 明日は、その方法についてお話する予定です







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接見禁止だけど…。


 こんにちは(⊹^◡^)ノo゚。

 今日は、とっても長閑な陽気ですね

 アジア大会盛り上がってますね

 今日から一週間、頑張って行きましょう


 先週は、例の彼女のカレッシー(彼氏)が、突然パクられたというお話でした

 ボクも、突然のことで大変ビックリしました

 ビックリも何も、逮捕されること自体が突然なんですから、ビックリして当然なんです

 だって、〝○月○日にパクられますから〟って、予め分かるわけながいんですから

 逆に、分かっているのなら、全くビックリなんてしないでしょう


 今日は、そのカレッシーのお話の続きです


 ボクは、とにかく情報を集めて、とXさんにお願いしました

 Xさんのカレッシーは、〝接見禁止〟が付いていたので、直接話を聞くことが出来ません

 聞けるのは、カレッシーの家族だけです

 そこで、彼女はカレッシーの兄弟と連絡を取っていて、情報を得ていたそうなのですが、肝心な部分が分からない状況で全く話になりません

 肝心な部分とは、事件の概要や、弁護士は付けたのかどうか、前回刑務所に行ったのはいつなのか等々

 これらが分からないと、何をどうアドバイスしていいか分かりません

 例えるなら、読んでもいない本の読書感想文を書けと言うようなものです

 
 ボクは、全然情報が得られないので、彼女に弁護士は誰なのか兄弟に聞いて、担当の弁護士に色々聞けばいいでしょう、と言いました

 何故なら、弁護士は、接見禁止でも直接カレッシーと会える唯一の人だからです

 だから、弁護士と連絡を取ってしまえば、一番情報を得るのには確実かつ手っ取り早いのです


 ところが、何とカレッシーの兄弟は、〝弁護士のことは教えられない〟と、彼女に回答したそうです

 その理由は何なの、とボクが彼女に訊いても、分からない、と全く要領を得ません

 つくづく、くだらない事件でパクられるカレッシーもアホですが、その兄弟も極めてアホでした

 カレッシーの彼女に、何で弁護士のことを教えられないのでしょうか

 皆目見当が付きません

 別に、赤の他人に教えろと言っているわけではないのに


 そこでボクは、一計を案じ、彼女にこう伝えました


 『彼が、パクられている警察署の留置管理課に電話して、私は○○さんの内妻なんですが、接見禁止が付いているので、直接彼と話が出来ないので、彼の弁護士さんに何を差し入れしたらいいのか聞きたいので、弁護士さんの連絡先を教えてもらえませんか


 と、ダメ元で言ってみな、と彼女に伝えました

 もしかしたら、理由が理由だけに、弁護士の連絡先をゲット出来るかも、と思ったのです

 別に、彼の事件のことを教えろとか言っているわけではないので、もしかしたら担当者によってはイケルかも、と考えたワケです


 そこで彼女は、早速彼が留置されている警察署の留置管理課に電話をしました

 ところが、〝個人情報なので教えられない〟と、言われたそうです

 やはりダメ元だけにダメだったそうです

 
 そうなると、唯一の情報源はバカ兄弟のみになります

 彼女自身、二回パクられて刑務所に行った経験はありますが、ボクのように完全対決したわけではなく、素直に罪を認めて、ただ単にベルトコンベアーに乗せられたような感じだったので、いざ自分が逆の立場になると(シャバに居ること)、どう動いていいいのか分からなかったようです

 加えて、彼女自身が、かなりバカなのもありますが(笑)


 そこでボクは、彼女にある〝裏ワザ〟を教えることにしました

 この裏ワザは、弁護士でも殆ど知らなくて、法律の本にも書いていないものです 

 その裏ワザとは一体

 続きは、水曜日にお話する予定です

 

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〝元〟被告人から傍聴人へ。


 おはようございます(^_^)/

 今日も、過ごしやすそうな陽気ですね

 相変わらず、神戸の小学生は見付かりませんね…

 一秒でも早く、見付かることを祈っています


 さて、今日はつい先日までお話していた、元受刑者の彼女の後日談についてです

 まっ、後日談と言っても、彼女自身の話ではないんですが、彼女と密接に関わっている人の話なので、彼女の後日談と言っても良いかな、と思います


 では、早速行きましょう


 ボクとの〝対談〟を終えたある日、彼女から突然電話がありました

 ボクは、〝一体何だろうと、思いながらスマホをスライドさせると…。


 内 『はい、もしもし。』

 X 『あっ、もしもし今大丈夫

 内 『うん。大丈夫だよ。こないだはありがとうね。』

 X 『全然大丈夫だよ。あのさ、ちょっと相談があるんだけどいい


 内 『いいよ。どしたの

 X 『あのさ、何か彼氏がパクられちゃったらしいんだよね。』

 内 『えっそうなの

 X 『うん。何か彼氏のお兄さんから連絡があってさ。』

 内 『へぇ。そうなんだ。どんな事件なの

 X 『何か、恐喝未遂とか何とかで、良く分からないんだよね…。』
 
 内 『どこの警察署にパクられたの

 X 『何か、横浜の方らしい。』

 内 『彼氏は否認してるの

 X 『黙秘しているらしい。』

 内 『なるほどね。じゃあ、接見禁止でしょう

 X 『うん。面会出来ないみたい。』

 内 『黙秘してればそうなるだろうな。』

 X 『そうなんだ。刑務所行っちゃうかな

 内 『彼氏は前科あるの

 X 『何か、前に刑務所に行ったことがあるみたい。』

 内 『それはいつの話だろう

 X 『分かんない。』

 内 『そうか。前刑(前回の刑を終えた日)が終了してからの期間によって話は変わってくるんだけどな。』

 X 『そうなんだ。』

 内 『前回、刑務所に行った時の満期日が分かれば、自ずと期間は分かるんだけどな。』

 X 『そうかあ。』

 内 『その辺、お兄さんに訊いてみなよ。』

 X 『そうだね。』

 内 『弁護士は私選を付けるの

 X 『分かんない。』

 内 『ともかく、起訴されないことが一番。それしか助かる道はないよ。』

 X 『そうか。執行猶予は

 内 『だから、前回の懲役がいつ終わってからによるから分からない。ただ、前刑から最低5年以上経っていることが最低条件だからね。』

 X 『そうか…。』

 内 『とにかく、もっと情報がないと何とも言えないね。』

 X 『分かった。お兄さんに訊いてみる。』


 と、言うやりとりがあり、何と彼女のカレッシー(彼氏)がパクられたと言うのです

 ボクは、彼女のカレッシーには会ったことがないので、一切面識はありませんが、話は彼女から聞いていました

 その際、写メを見せてもらいましたが、正直ブサイクなボクからしても、かなりのブサイクだなと思いました(笑)

 ブサイクは勿論のこと、それに拍車を掛けるように、メチャメチャダサいんですよね

 洋服が、完璧な田舎ヤンキーが着るような、犬の絵柄が書いた洋服なんですよ

 分かりますかね

 今は余り見掛けませんが、昔たまに見掛けた〝サンタフェ〟って、ブランド

 ああいう田舎ヤンキーが着るような洋服を着ていたのです

 まっ、人が着る洋服にとやかく言う権利はありませんが、ボクがもしオンナなら、絶対に絶対に見向きもしないですね(笑)

 正に、〝蓼食う虫も好きずき〟と言う、言葉がピッタリだなと思いました(笑)


 そんな、イケメンのカレッシーがパクられたと言うので、ボクとしては俄然興味が湧いてきました(笑)

 そこで、色々と質問をぶつけてみたのですが、いかんせんお兄さんからの伝聞なので、情報が少なすぎて何ともアドバイスのしようがないんです

 こういう時は、正確な情報がないと、きちんとしたアドバイスが出来ません

 恐らく、彼女としては、逆転無罪になった経験のあるボクに、色々とアドバイスをして欲しかったのでしょう

 ボクも、つい先日は、彼女の貴重な体験を聞かせてもらったので、そのお礼の意味も込めて、ボクの知っている情報や方法はいかんなく教えてあげたいと思いました

 なので、ボクは彼女に情報を集めろと指示しました


 今日は、ここまでにして、明日はカレッシーのその後をお話する予定です
 



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意外なコントラスト。


 こんにちはヽ(^0^)ノ

 今日は、涼しくて過ごしやすいですね

 もう、ダンダンと冬の足跡が近付いて来てるのですかね


 昨日は、先週の金曜日に、ボクが別の裁判を傍聴に行くついでに、ASKA選手の判決公判に並んでみたお話でした

 案の定、抽選はカスリもしませんでしたが、その舞台裏を〝傍聴〟に行くのが、本来の目的だったので、それはそれで良かったです

 やはり、あれだけ著名人の裁判となると、スンゴイ人でしたね

 次は、一体どんな著名人の裁判が開かれるのでしょうか…。


 さて、今日も写真満載でお送りします

 と、言うのは、ASKA選手の抽選に外れて、本来の目的である15時からの裁判を待つのに、二時間近く間が空いていたので、どこで時間を潰そうか考えていたところ、パッと思い付いたのが裁判所の側にある日比谷公園でした

 今日は、その日比谷公園の長閑さをお伝えしようと思います


 
 ボクが、日比谷公園に行くと、必ず行くのがここです

 ※スマホの方は、サムネイルなので画像を何回かタップすると、大きくて綺麗な写真をご覧頂けます



心字池(1)


心字池(2)


 ここは、心字池(しんじいけ)と言います

 ボクが、非常に大好きなのが、日比谷駅の方に行くと高台になっていて、そこにベンチがあって上から池を眺めるのです

 この池には、鯉が泳いでいたり、亀がいたりと実に癒されます


 ベンチから下を見たアングルがこちら


心字池(3)


 下から見た心字池がこちら


心字池(4)


 この上のベンチに、ボクは佇んでいました


心字池


 たまたま、帰り道に見掛けたカラス(笑)


カラス


 まだまだ広い日比谷公園


日比谷公園(1)


日比谷公園(2)


 心字池から見える、東京地方検察庁の庁舎


検察庁


 二つの庁舎の奥に見える裁判所


奥に見える裁判所


 何故、ボクが日比谷公園の長閑さを取り上げたのかと言うと、それは霞ヶ関の庁舎群、それも検察庁や裁判所と目と鼻の先に、こんなにも癒される場所がある、このアンバランスさが何とも言えないからです

 だって、上記の写真のとおり、この癒しの場所の目と鼻の先で、平日は毎日、やれ懲役何年だ、執行猶予何年だ、控訴棄却だと、人が裁かれているわけです

 まっ、そこに裁判所が建っちゃってんだから、当然だと言われればそれまでなのですが、ボクはこの〝自由と不自由のコントラスト〟に、強く惹かれるんですよね


 特に、ボクは一年ちょっと前は、ブレスレッド(手錠)を嵌めて護送バスで裁判所に運ばれていました

 その際、いつも横目に日比谷公園を見ていて、〝早くここに自由に来れるのはいつかな…〟〝ただ単に散歩に来たいな~〟等々と思っていました

 だから、余計に普通の人には有り得ない、思い入れがあるのかも知れませんね

 ある意味、不自由だった当時を振り返れる場所なのでしょう

 そういう様々な理由が、ボクを日比谷公園に惹きつけるのです


 
 最後は、番外編ですが、その日の裁判の傍聴後に行った、ラーメン二郎三田本店の小豚(しょうぶた)野菜、脂、辛め増しです

 実に、美味しそうでしょう(笑)

 この日は、大変お腹が空いていたので、見事完食しました


ラーメン二郎三田本店(1)


ラーメン二郎三田本店(2)


 やはり、デジタル一眼レフで撮った写真は綺麗ですね

 それもあって、今回沢山写真を撮ったのもあります(笑)


 さて、明日は、先日まで登場していた、例の元シャブ中の彼女のお話をする予定です


 
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別の裁判に傍聴に行くついでに、ASKA選手の判決公判に並んでみた。


 こんにちは

 今日は、夏を彷彿とされる陽気ですね

 今週も、張り切って行きましょう

 それにしても、地震結構揺れましたね

 
 さて、今日は、先週の金曜日にボクがとある裁判を傍聴に行くついでに、たまたまASKA選手の判決公判と被ったので、ダメ元で並んでみたと言うお話です

 今日は、ボクのブログでは珍しく、文字は少なめで、写真がメインになりますので何卒宜しくお願いします


 改めて、先週の9月12日の金曜日に、ボクは15時からとある裁判を傍聴に行く予定でした

 この公判期日は、7月5日の段階で決まっていて、その後、ASKA選手の判決期日が偶然にも9月12日に指定されたのです

 なので、あくまでもASKA選手の判決公判は後付けで、ボクはもし時間がブッキングしないのなら、ダメ元で並んでみようと思ったのです


 そして、調べてみると、ASKA選手の判決公判は14時からで、13時までに並べば傍聴券の抽選に参加出来るとのことで、見事にタイミングがバッチリだった為、ちっとも興味無かったのですが、並んでみようと思ったのです

 その時のドキュメントを、これから写真でお伝えします

 ほら、普段の報道では、結果だけを伝えるので、それ以外の部分をフォーカスしようと思ったのです


 ※サムネイルなので、スマホの方は画像を何回かタップすると大きく表示されます


 午後12時半過ぎに到着すると、下記の状況でした

 とにかく、すんごい数の報道陣



抽選締切前(1)


抽選締切前(2)


抽選締切前(3)


 ボクは、一通り写真を取ると、既に沢山の人が並んでいる行列へと吸い込まれて行きました

 この時、職員からもらった抽選券がこちら


 傍聴抽選券。


 ボクは、抽選券を貰った瞬間〝えっ、七千人も並んでるのと、思いましたが、どうやら七千番台から始まっていたそうです

 この日は、21席の一般傍聴席に対し、1074人の希望者が集まったそうです

 すなわち、約51倍の倍率


 締切の13時になり、コンピューターの自動抽選が行われ、13時チョイ過ぎに行列が動き出しました

 その結果、ボクの番号はカスリもしませんでした

 まっ、奇跡は起こりませんでしたが、これは想定の範囲内でした


 
 抽選後の人だかりがこちらです

 この行列の両脇に、当選番号が書かれた紙が貼られています

 それを、自分の番号と照合して、出口に進むのです

 

抽選後(1)


抽選後(2)


 
 当然ながら、出口には人が殺到



抽選後(3)


抽選後(4)


抽選後(5)


抽選後(6)



 そして、これは夕方ですが、嵐が過ぎ去った後の裁判所前です

 全く、何事もなかったようなこの静けさが最高ですね(笑)

 さっきの行列はいずこへ…。


嵐が過ぎ去った後…(1)


嵐が過ぎ去った後…(2)


 このコントラストは、著名人の裁判故の結果でしょう

 もう少し早い時間だと、もっと人は居ますが、あんなに混雑はしていません

 まっ、裁判所がしょっちゅう混雑していたら、それはそれで不秩序な世の中でしょう


 と、今日は著名人の裁判の舞台裏をお伝えしました

 明日は、今日と同じく写真満載でお話します




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彼女に話を聞いてみて。


 こんにちは

 今日も、スッキリしない天気ですね

 昨日の江戸は、局地的な豪雨で凄かったですね


 昨日は、彼女の現在の心境をお話しましたね

 彼女には、彼女なりの思いがあるようで、非常に後悔していましたね

 まっ、刑務所に行って嬉しい人は居ませんからね


 さて、今日は、彼女に話を聞いてみての、ボクの率直な感想を述べたいと思います


 これまで、計43回に亘り、小出しにしながら彼女とのインタビューを綴ってきました

 改めて、振り返ってみると、総インタビュー時間は何と〝約7時間半〟でした

 三回に分けて、毎回ボイスレコーダーを回しながら、彼女の発する言葉をメモしながらインタビューしていきました

 それを、後日当ブログで文字を起こしていくわけですが、その際、録音した音声をイヤホンで聴きながら、メモと合わせて行ったので、あの赤文字の彼女の言葉は、まんま彼女の発する言葉を書いています

 ですから、ボクが勝手に言葉を作ったり、脚色したりは一切していませんので、彼女の言葉は〝リアル〟そのものなのです

 ホントに、シャブで二回パクられて、刑務所に行ってきた、一人の女性の肉声です

 普段、まず滅多に聞けない話だったと思います


 
 実は、Xさんに話を聞く前に、ボクの女友達の仲のいい先輩が、これまたシャブでパクられて女子刑務所に行ってきたと言う話を聞いたので、ボクは『名前は勿論出さないから、謝礼出すので、話聞かせてもらえないか訊いてみてくれないと、お願いをしたところ、その先輩の回答は『絶対に嫌だとのことでした

 正直、ボクは謝礼を出せば、話を聞かせて貰えると思っていたので、この返答は非常に驚きでした

 だって、男性の刑務所体験談は、聞こうと思えば結構簡単に聞けるとは思いますが(とはいえ、そんなには多くはないでしょうが)、女性の刑務所体験談はそう滅多に聞けませんからね

 何故なら、罪を犯す人の殆どが男性だからです

 従って、女性で刑務所に行った人に巡り合うなんて、なかなか無い機会だったので、ボクは是非とも話を聞いて、その内容をブログで書こうと思ったのです

 しかし、そのボクの目論見は、先輩の予想外の答えに、脆くも崩れてしまいました

 どうやら、『誰にも話したくない。墓場まで持って行きたい。』とも、言っていたそうです

 ここまで言われちゃうと、取り付く島もありません

 つまり、人によっては、名前を出さないとは言え、絶対に話したくはない人も居るのだという事です


 そんな失意の中、ひょんな事から知り合ったXさんから、思わぬ話を聞き、前回の経験から断られるのを承知で打診したところ、すんなりとOKしてくれました

 これは、正に勿怪の幸いでした

 何か、不思議なんですが、ボクはこういう〝引き〟が非常に強いんですよね

 〝あ~、話聞きたかったな~〟と、思っていた矢先に、全く同じ状況の人と巡り会ったりと、ホント偶然とは考えにくい必然が起こるんですよね

 とある代表の4番の言葉を借りれば、正に〝持っている〟と、いうことでしょう(笑)


 
 そして、インタビューを打診してから数日後、話を聞き始めたのですが、まあ彼女は良くしゃべるしゃべる(笑)

 会話のキャッチボールを見ると、シンプルな答えに見えがちですが、実際はホント饒舌に色々と語ってくれました

 話を聞く側のボクとしては、大変嬉しい誤算でした

 ボクは、所々で、〝ここは言いたくない〟とか、あるかと思いましたが、そういうノーコメント的な部分は一切皆無でした

 良くもまあ、こんなにあけすけに話してくれるなと思いました


 ボクの率直な感想としては、一言で言うと、彼女は〝相当なバカだな〟ということです

 何故なら、今回刑務所に行ったのは、執行猶予中だったからです

 しかも、一回目にパクられて出て来てから、半年と経たずにまたシャブに手を染めたのです

 せめて、執行猶予中はおとなしくしていればイイじゃん、と誰もが思うでしょう

 
 勿論、覚せい剤が彼女に〝やりませんか〟と、誘い水を掛ける訳はなく、自らの意思で覚せい剤と会話したんですから、彼女の意思の脆弱さを見事に露呈した形となりました

 しかしながら、逆を言えば、その位覚せい剤には相当な依存性と言う名の魔力がある証拠です

 だって、〝万が一バレたら今度は刑務所行きだ〟と、言う自分へのパーキングブレーキよりも、シャブの魅力、魔力が優ってしまうんですからね

 普通は、〝今度手を出したらまた豚小屋だ〟とか、思って、手を出すのを躊躇いますよね

 その思いを、凌駕するだけの強い依存性がシャブにはあるんですよね

 ホント、後先考えない彼女も彼女ですが、シャブの恐さを思い知らされました


 また、彼女と話してみて、これはシャブの後遺症かな、と思うような部分が幾つか見受けられました

 
 一つが、現在も精神安定剤や睡眠薬を常用していること

 そのせいか、呂律が回っていない時があること

 もう一つが、なかなか言葉が出てこないこと



 以上の点が、結構見受けられました

 勿論、これらの全てが、直接的にシャブが原因かと言われれば違うのかも知れませんが、ただ少なくともシャブの影響はあるとボクは思います

 この中の、言葉が出てこないというのは、話していて、〝あれ何だっけな〟と、言う健忘症のような症状が結構あったのです

 これは、間違いなくシャブの後遺症だと思います

 あるいは、ただ単に彼女の頭が悪すぎるのか(笑)

 こういう、リアルな状況を目の当たりにしてしまうと、つくづくシャブなんてやるものではないですね


 
 それと、当然なのかも知れませんが、拘置所や刑務所では、女子特有の処遇がありましたね

 これは、全て初耳だったので、同じ環境に居たボクとしては、とても新鮮でした(笑)

 
 そして、女子も〝食〟に対する、飢餓感、渇望感はハンパなかったですね

 これは、男子と全く一緒だっただけに、非常に斬新でオドロキましたね

 女子も、甘い物が恋しくなるんですね

 むしろ、女子だから逆に甘い物が欲しくなるのでしょうかね


 とにかく、今回ひょんなことから、こういう形で女子刑務所体験記を書かせてもらうことが出来て、非常に貴重だと思いました

 何故なら、まず滅多に耳にしない事柄だからです

 なかなか、耳にすることのない、完全なノンフィクションです

 このカテゴリを読んでもらい、皆さんが何かしら感じたり、思って頂けたら、書いた者としてこれ程嬉しいことはありません


 最後に、こんな貴重な話を、全て包み隠さず、あけすけに話してくれたXさんには大変感謝しております

 ホントに、ホントに、ホントにありがとうございました

 改めて、深甚なる感謝を申し上げます


 

 以上で、このカテゴリの話は終…

 わりではないんです(笑)


 実は、大変面白い(と、言ったら失礼か)後日談があるのです

 それについては、また別の機会にお話する予定です

 是非是非お楽しみに


 さて、明日は、東京高裁に行かないといけないので、時間の関係でブログはお休みします

 東京高裁に行ったついでに、もしかしたらASKA選手の判決公判に並ぶかも知れないので、その模様は来週お話します


 皆さん、良い三連休を

 


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現在の思い…。


 おはようございます

 今日は、どんよりですね

 とうとう、新型iPhoneが発表になりましたね


 昨日は、彼女が待ちに待った二年振りのシャバについてお話しましたね

 とにかく、彼女は喜びしかなかったそうです

 まっ、そりゃそうですよね


 さて、今日は彼女に現在の心境を訊いてみたので、その内容をお話します

 果たして、彼女は何を思うのでしょうか


 
 内 『色々な思いがあると思うんだけど、札幌に二年間居た感想は

 X 『ん~、もう二度と悪いことはしないと心に決めたね。とにかく、自由がないのが何より辛いし、普通の生活を送れることへの感謝。今も、こうやってコーヒーとか飲めたり、そういうのも出来ないわけじゃん。当たり前だったことに、感謝出来るようになった。あれ食べたいとか、これ食べたいとか思うじゃん。それが出来なかったけど、今はそれが出来るようになって、小さな幸せを感じてる。』

 内 『二度と行きたくない(笑)』

 X 『二度と行きたくないね。誰かに、何千万あげるから行ってきてって言われても、絶対に行きたくないね。まっ、居た時は居た時で、その中での小さな喜びもあったわけよ。それはそれはとっておきたいわけよ。例えば、差し入れで本が入ったり、パンの日だったり、手紙が来たりとかさ。そういう、刑務所の中での小さな喜びはね。』

 内 『重複するけど、今は入ってたことに対してどう思う

 X 『反省してます。後、二刑持ち(前回の執行猶予の分と併せて)だったのはホント馬鹿だったと思う…。ホント、後悔してる。』

 
 内 『シャブに対しては、今どう思う

 X 『何とも思わないよ。もし、今目の前に出されてもやらない自信はあるよ。』

 内 『ホントかいな(笑)』

 X 『ホントだよ。(笑)』

 内 『何で、そう思えるのかな

 X 『そりゃ、二年間の刑務所生活の賜物だよ。』

 内 『因みに、刑務所に居るとき、薬物更生プログラムは受けたの

 X 『受けた受けた。』

 内 『ホントに、二度とやらない自信がある

 X 『こないだも、男友達から怪しい誘いがあったけど、〝私は薬はやらないから〟って言って、断ったもん。(笑)』


 内 『親に対してはどう思う』 

 X 『親に対しては、ホントに頭が上がらない。面会も来てくれたり、手紙も書いてくれたしさ。』

 内 『札幌にも面会に来てくれたの

 X 『来てくれたよ。』

 内 『親に対して、今言うことは

 X 『もう二度と悪いことはしません、ってことです。今回の私の件が原因で、親が精神安定剤や睡眠薬を飲むようになっちゃってさ。そんなに強い薬じゃないけどさ。だから、ホントに申し訳ないし、ダメな娘だなと思って…。』


 内 『最後に、こうして事件のことを話すのって初めてだと思うけど、今回取材受けて色々話してみてどう思いますか

 X 『情けないと思った。(笑)』

 内 『情けないって。(笑)』

 X 『何やってんだろ自分、みたいな。』

 内 『後は、何かある

 X 『後は、今後は何の犯罪もそうだけど、そういうことがない生活を送って行きたい。それと、失った物も大きんだよね。例えば、友達とか。だから、それが凄い残念だなって。』

 
 内 『今後の目標は

 X 『イケメンの彼氏と結婚すること。(笑)と、言うのは冗談だけど、警察のお世話になることはしないってことかな。』

 内 『改めて、この度は大変貴重なお話をありがとうございました


 
 以上のとおり、彼女は今の率直な思いを語ってくれました

 因みに、彼女は満期まで無事にシャバで過ごしたそうです

 
 やはり、何より自由がないのが一番辛かったと言います

 その経験により、当たり前のことに感謝できるようになったといい、正しくボクと同じ感覚です

 こう、純粋に思えるのは、非常に素晴らしいことだと思います

 
 仮に、誰かの身代わりで、相当額な金額を積まれても絶対に行きたくないと言います

 その気持ちは、ボクも非常に良く分かります

 ボクも、誰かの身代わりで何年か刑務所に行ってくれという話があっても、断固として断るでしょう

 それが例え、何億円であっても


 また、覚せい剤に関しては、今は何とも思わないそうです

 ホントかどうかは分かりませんが(笑)

 覚せい剤をやらない理由は、二年間の刑務所生活の賜物だと彼女は言いますが、明らかに賜物の使い方を間違っていると思いました(笑)


 母親に対しては、何とも申し訳ない気持ちだと言います

 そりゃあ、そうですよね

 わざわざ、札幌まで面会に来てくれたり、差し入れをしてくれたり、手紙を書いてくれたりと、相当な負担をかけたそうです

 更には、自分の事件が原因で、母親が精神安定剤や睡眠薬を服用するようになってしまったそうです

 こういう事実を目の当たりにすると、母親の負担は想像を絶するものだったのでしょう

 どうやら、現在は大変仲良くやっているそうなので、それがせめてもの救いでしょうか


 また、彼女はパクられたことにより、様々な物を失ったことを後悔していました

 それは、時間は勿論のこと、物や、お金では決して買えない友人等…

 あらゆる、かけがえのない〝財産〟を失ってしまいましたね

 しかし、こればかりはどうしようもありません

 失って初めて、その物の大事さに気付くのです

 恐らく、人間はこの繰り返しなのでしょう

 
 さて、明日は、今回の取材を通じての、ボクの思いをお話する予定です 



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二年振りのシャバへ。


 おはようございます

 いや~、錦織選手残念でしたね…

 でも、良く頑張りましたね


 昨日は、彼女の仮釈放当日の状況をお話ししましたね

 やはり、全然寝れなかったそうで、朝食も敢えて食べなかったそうです

 その後に待っている、美味しい物の為に


 さて、今日はその続きです

 いよいよ、待ちに待ったこの日を迎えた彼女の状況は如何に


 
 内 『で、お母さんと一緒に刑務所を出た時の心境は

 X 『もう、ワクワクドキドキで、やっと出た~、って感じ(笑)』

 内 『刑務所の門をさ、手錠無しで出た訳だけど、その時にそう思ったんだ

 X 『そうだね。で、お母さんがタクシー呼んであるからって言うから、タクシーに乗って一番最初に向かった場所は何処でしょう

 内 『どこだろう。あっ、コンビニだ

 X 『正解~。』

 内 『やっぱりね。(笑)コンビニでは、早速何を買ったの

 X 『クレープ。』

 内 『クレープ(笑)』

 X 『そう。コンビニスイーツみたいなやつ。で、そこで事前にお母さんにタバコを用意しといてってお願いしといたから、タバコを吸ってさ。』

 内 『なるほどね。』
 
 X 『そこで一服して、〝はぁ~〟、みたいな。』

 内 『他には何も買わなかったの

 X 『うん。美容室を予約してあったから、これ以上買ってると間に合わないからって言ってさ。』

 内 『えっ美容室を予約してたの

 X 『そうなの。累犯の人に、札幌の本を借りて、そこで何件か美容室を選んで、お母さんに手紙で予約しといてってお願いしてさ。』

 内 『なるほど。住所と電話番号書いてね。』

 X 『そうそう。』

 内 『で、ちゃんと予約してあったんだ

 X 『してあったよ。だって、髪がさ、もう〝プリン〟っだったからさ。』

 内 『髪の毛は、その時長かったんだ

 X 『結構長かったね。』

 内 『クレープ美味しかった

 X 『超~、美味しかった美容室が終わってからも、喫茶店に入ってケーキ食べた。(笑)』

 内 『札幌l刑務所って、空港から遠いの

 X 『遠い遠い。』



 彼女は、やっとこさ待ちに待った、自由の世界へと舞い戻りました

 この、当たり前の自由を手に入れるのに要した時間は、何と二年です

 まっ、悪い事をしたんだから、当然って言えば当然なのかも知れませんが…。


 その瞬間、彼女は〝やっとだ~〟と、言う思いだったそうです

 と、彼女は言いますが、恐らくは何とも表現のしようのない思いだったことでしょう

 
 そこから、手配してあったタクシーに乗り、一目散にコンビニへ行ったそうです

 そこで、彼女はクレープを買ったそうです

 以前にも書いたように、彼女達はとにかく〝甘い物〟に飢えてますから、コンビニでは〝おにぎり〟より〝スイーツ〟だったのでしょう(笑)

 
 また、その際に二年振りのタバコを吸ったそうですが、さぞかし美味しかったでしょう

 刑務所では、当然ながらタバコは吸えませんからね

 尤も、ボクはタバコは吸わないので、その一服のうま味は到底理解出来ませんが…

 
 そして、彼女は大変用意周到に、出てからの行動を考えていたらしく、事前に札幌ウォーカー的な本で近くの美容室をピックアップしておき、そのお店の電話番号を手紙で母親に伝えて、予約させといたとそうです

 何故なら、刑務所では一切髪は切らなかった為、根本が真っ黒だったからです

 その、〝プリン状態〟を早く解消したかったそうです

 ホント、何故か彼女は出てからの行動は、先を読んでいて実に合理的でした


 話は続きます


 内 『それからどうしたの

 X 『本当は、観光したかったんだけど、飛行機の時間があるからとか言って、仕方なく空港へ行って帰ったの。』

 内 『そうなんだ。実家に帰ったの当時の麻布の家

 X 『実家に決まってんじゃん。(笑)麻布の家なんて、とっくに引き払ったよ。』

 内 『そりゃそうか。じゃあ、当時お母さんに荷物引き取ってもらったのか

 X 『そう。大分荷物棄てられたけどね。(笑)エルメスのバッグとか。』

 内 『あ~、分からないからか。』

 X 『そう。例えば、DVDレコーダーも、普通のレコーダーを棄てればいいのに、ブルーレイの方を棄てちゃったりとかさ。(笑)』

 
 X 『私、当時の麻布の家にスゴク未練があって、こないだもたまたま近くを通ったから、懐かしくてマンションの前まで行っちゃったもん。(笑)』

 内 『なんだそれ。(笑)』 

 X 『ここで捕まったな~、って思ってさ。』

 内 『なるほどね。仮釈放で、一番印象に残っている事は

 X 『特にないよ。出れた事が一番かな。』

 内 『残りの刑はどの位あったの

 X 『一年位かな。』

 内 『じゃあ、それから満期までは実家でおとなしく過ごしたんだ

 X 『そうだね。』

 内 『因みに、いつ出て来たの

 X 『2011年の9月。』


 彼女は、折角の札幌だから、観光したかったのですが、飛行機の時間がそれを許しませんでした

 なので、観光はまた次回へとお預けになりました


 彼女が戻ったのは、パクられた当時の麻布の家ではなく、実家でした

 これは、考えてみれば当然で、麻布なんてメチャメチャ家賃が高い場所に、住んでもいないカラ家賃を払うなんて、極めて不合理ですからね

 なので、母親に頼んで荷物を引き取ってもらったのは、実に賢明な選択だったでしょう

 ただ、仕方ないとは言え、自分で荷物整理をしている訳ではないので、大事な物をガラクタと間違えられて棄てられてしまったそうです

 こればかりは、頼んでいる以上、文句は言えませんからね


 また、彼女は当時の麻布の家に未練があるらしく、少し前もたまたま通りかかった時に、ふと寄って、パクられた時の事に思いを馳せたそうです

 ある意味の、初心に帰るで良いと思います


 彼女自身、仮釈放に対しては特に感慨はなく、出れた事が何よりだと言います

 恐らく、もうシャバに出ちゃえば、それだけで全てを吹き飛ばしちゃうのでしょう

 ボクも、実際そうでしたからね

 だから、色々と思うところはありましたが、シャバに出れた事が、それらを全て吹き飛ばしていましたね


 ただ、彼女はこれで全てが終わった訳ではありません

 彼女は、シャバに居ながらにして、身分はまだ受刑者なのです

 あくまでも、刑期を終えての〝釈放〟ではなく、残りの刑期をシャバで過ごす〝仮釈放〟なのです

 従って、仮釈放時の順守事項を破ると、また札幌の地へと舞い戻るのです

 まっ、折角のシャバを、みすみす逃す訳はないので、殆どの人が仮釈放時はおとなしく過ごします

 おとなしく過ごすも何も、普通に生活していれば、何の問題もないのです

 ですから、仮釈放時の順守事項を守らずに、刑務所へと舞い戻る人は殆ど居ません

 たま~に、究極のアホが、仮釈放中に万引きとかで事件を起こして、刑務所へと舞い戻るパターンはありますが、流石に彼女はそこまでは落ちぶれてはいませんでした(笑)


 何だかんだありましたが、彼女は刑務所の門から出た瞬間、自由と言う名の天使の羽を手に入れたのでした

 しかし、その羽は、誰もが持っている当たり前の羽なのですが、それを二年間封印されいたに過ぎないのです


 明日は、彼女の今の思いをお話しする予定です



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仮釈放当日。


 おはようございます

 今日も、天気がイマイチですが、今週も張り切って行きましょう

 ってか、一気に涼しくなりましたね

 このまま、冬へと直滑降なのでしょうか


 先週は、彼女の仮釈放について、二回に分けてお話ししましたね

 仮釈放の対象になると、余程の問題が無い限り、まず仮釈放のエスカレーターはシャバへと進んで行きます

 そして、いよいよ仮釈放の日が近づいて来ると、釈前房へと移動しました


 今日は、いよいよシャバへと戻る時の状況についてです

 果たして、その時の状況は如何に


 
 内 『で、当日の朝になりました。確か、何か式をやるんだよね

 X 『そうそうそう。何で知ってるの

 内 『誰かからそう聞いたんだよ。当日は何時に起きたの

 X 『いつもと変わらないよ。』

 内 『朝ご飯食べれた

 X 『いや、とっとこうと思って食べなかったの

 内 『分かるその気持ち。ボクも、判決当日は一切食べなかったもん。だって、この後美味しい物を食べれるんだからね。』

 X 『そうそう。だから、一切食べなかった。』

 内 『前日は寝れた

 X 『寝れなかった。ちょこっちょこ何回もお風呂に行ってオ〇ンコ洗ってた。(笑)』

 内 『えっ夜中でもお風呂行けちゃうの

 X 『だって、刑務官は釈前には殆ど見回りに来ないもん。』

 内 『そうなのか。そんなに自由なのか

 X 『かなり自由だよ。でさ、要らない物とか持って帰るのウザいじゃん。シャンプーとかさ。』

 内 『そうだね。』

 X 『しかも、エッセンシャルだったし、刑務所で使っていた物だしさ。(笑)だから、そんなの嫌だから流しに残っていた物を全部捨ててたね。』


 いよいよ、待ちに待った仮釈放当日は、起床時間に変わりはなく、いつもと同じ時間に起きたそうです
 
 移送時のように、早起きしたりとかは無かったそうです


 当日の朝も、いつもと同じく朝ご飯が出たそうですが、そこに箸は一切付けなかったそうです

 何故なら、その後に嫌と言うほど美味しい物が食べれるからです

 この感覚は、ボクも全く一緒だったので、とても良くリアルに分かるのですが、実は同じ〝朝食抜き〟でも、その状況は全く違うのです

 それは、彼女は確実にシャバに出れる事が約束されていますが、ボクはシャバに出れる事は約束されていなかったからです

 判決当日に、必ず逆転無罪になる保証なんてどこにもない訳ですからね

 勿論、相当な自信はありましたが、必ず逆転無罪になる保証なんて、判決を聞くまでは分かりません

 ですから、ボクは〝朝食抜き〟をしても、結果がダメだったらまた〝ムショ飯〟を食べなければいけませんが、彼女には仮釈放が約束されていますから、その心配は一切皆無です

 なので、同じ〝朝食抜き〟でも、その状況は全然違ったのです


 それと、釈前は相当な自由が効くらしく、夜中でも部屋から出たりしても全然大丈夫なのだそうです

 じゃなければ、釈放当日の夜中に、何回もお風呂に行かないでしょう(笑)

 ホント、ここまで自由だと言うのには、大変驚かされました

 ただ、何故に彼女は一番大事な部分を念入りに洗っていたのかは、未だに謎です(笑)



 話は続きます


 内 『まっ、仮釈放当日は、朝ご飯を食べずに式に出たんだね

 X 『そうそう。』

 内 『そこにはお母さんは居たの

 X 『居ないよ。』

 内 『その式は何をやるの
 
 X 『何やったけな…。(笑)何か、歩いってたのしか覚えてないな。(笑)』

 内 『単なる、言い渡しだけか

 X 『そうそう。それはやったね。』

 内 『言い渡しって、何を言い渡されるの

 X 『忘れちゃったよ。(笑)』

 内 『式は何分位やったの

 X 『20分位かな。』

 内 『そこには何名位居たの

 X 『釈前で一緒だった人達が5人かな。』

 内 『そこで、お母さんとはいつ合流するの

 X 『式が終わって、荷物が沢山あったんだけど、それを持って待合室の所で。で、親が前もって差し入れた服を着て、私パクられた時ピンヒールだったから、その靴穿いてさ。(笑)』

 内 『そうなんだ。』

 X 『お母さんは、その時の顔が今でも忘れられないって言ってる。』

 内 『その時の顔って

 X 『私が、〝お母さ~ん〟って、言ってきた時の顔が忘れられないんだって。』

 内 『へぇ、なるほどね。』

 X 『だから、〝もう、二度と悪い事しちゃダメだよ〟って、今でも言われる。』


 彼女は、その後に待っているシャバでの美味しい物の為に、朝食を抜いて式へと参加しました

 しかし、彼女はその後の事が楽しみ過ぎて、式の事なんて全然覚えてないと言います

 まっ、そりゃあそうでしょう(笑)

 待ちに待ちまくった、二年振りのシャバなんですからね


 一応、刑務所としても、形式的に仮釈放式はやらないといけませんからね

 この時の言い渡しって、ボクも逆転無罪判決後に、小菅ヒルズに戻って荷物整理をしてから、シャバに出る前にエライ職員から、名前やヒルズで使っていた称呼番号などを言ってから、

 『本日、東京高等裁判所より無罪判決の言い渡しがあったので、これより東京拘置所から釈放します。』

 と、気を付けをして、言い渡されました

 これと、同じような事を彼女もやったのでしょう

 あくまでも、釈放理由が仮釈放と言うだけで、後はほぼ同じでしょう

 名前等を確認するのは、本人に間違いないかの再確認です

 刑務所側も、本人に間違いないのは十分分かっているのですが、形式的にやらないといけないのです

 万が一、兆が一にも、違う人だったらとんでもないことになりますからね(笑)


 その後、沢山の荷物を持って、母親が待つ待合室へと向かい、二年振りに面会室のアクリル板越しではなくリアルに再会しました

 その時の、彼女の表情が忘れられないと母親は今でも言うそうです

 その位、彼女のお母さんにとっては、印象深かったのでしょう

 
 仮に、皆さんが彼女の母親だったとして、自分の娘(息子)が悪い事をして刑務所に入り、その仮釈放を迎えに行ったと想像してみて下さい

 一体、どんな心境でしょうか

 恐らく、想像付かないでしょうが、少なくとも胸が締め付けられるような、複雑な心境でしょう

 バーチャルでさえ、胸が締め付けられるんですから、リアルで体験した彼女の母親の思いを想像すると、何とも言えません…

 
 そう考えると、つくづく〝ムショ〟に入るなんて、史上最悪ですね

 自分だけではなく、周りをも巻き込むんですからね


 そして、いよいよ彼女は二年振りのシャバへと舞い戻ります


 この続きは、また明日お話しする予定です




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仮釈放(2)


 おはようございます

 今日は、何だか蒸し暑いですね

 今週最後の金曜日、張り切って行きましょう


 昨日は、彼女の仮釈放についてお話ししましたね

 彼女にとって、待ちに待った〝紙が入った〟訳ですが、そこからは彼女の思うようには行かず、焦燥感が募っていましたね

 そこに、追い打ちをかけるように、部屋でトラブルがあり、調査されてしまいました


 果たして、そこからどうなったのかと言うのが、今日のお話です


 内 『トラブルがあったけど、無事に本面接は出来たの

 X 『出来たよ。』

 内 『その時は嬉しかった

 X 『嬉しかったね。』

 内 『本面接って、仮面接とどう違うの

 X 『仮面接と全く一緒だった。』

 内 『そうなんだ。場所とかも

 X 『そう。』

 内 『そっからさ、どういう風に合否が決まるの

 X 『ってか、もう決まってるようなものなんだけどね。』

 内 『まっ、仮面接とかは形式的なものでしょう

 X 『そうそう。よっぽど、懲罰行ったりとか問題を起こさない限りはまず大丈夫だよね。』


 どうやら、彼女が調査になった事は、特に仮釈放に影響は無かったようです

 尤も、彼女自身がトラブルを起こした張本人ではないので、当然っちゃ当然なんですがね


 そして、無事に仮面接から本面接のステージへと昇華しました

 これでまた、仮釈放に一歩近づいたことを意味します

 
 ただ、彼女によると、仮釈放の対象になった時点で、ほぼ仮釈放は決まったようなもので、何か問題を起こさない限りはまず仮釈放が取り消されることは無いそうです

 従って、仮面接、本面接はホント形式的なものなのです

 刑務所と言えども、所詮は〝お役所〟ですから、一応形式が揃っていないといけない訳です

 だから、階段を一歩ずつ登るような手続きが必要なのです
 

 話は続きます


 内 『本面接後はどうなるの

 X 『ちょっと経ってから、釈前房(しゃくぜんぼう)に移動するの。』

 内 『そこは、どんな所なの

 X 『ドアに鍵が無い部屋で、出入り自由なの。』

 内 『へぇ、鍵が無いんだ。ここは独居雑居

 X 『雑居だったけど、私は二人だったの。その片割れがさ、工場で超嫌われていたオバちゃんで、何か自分の事を〝セレブ〟とか言っててさ。(笑)嫌だな、と思いながらもしゃべってみると、意外と良い人だったから、〝シャバに出たら遊ぼうね〟とか言って、電話番号を交換したの。』

 内 『へぇ、それで

 X 『で、私出てから電話したら、〝この番号は現在使われておりません〟だったの。(笑)』

 内 『ハハハ。そうなんだ。(笑)』

 X 『ホント、頭来たよ二週間、あんなに仲良くしゃべったのに。つくづく、みんなの言う通りアイツは嘘吐きだと思ったよ。(笑)』


 内 『じゃあ、釈前はトイレは部屋にないの

 X 『ないよ。部屋の外にあるの。』

 内 『ってことは、ご飯も部屋では食べないんだ

 X 『食べないよ。食堂でみんなで食べるの。』

 内 『因みに、釈前だからと言って、〝銀シャリ〟ではないの

 X 『違うよ。普通の麦飯だったよ。』

 内 『へぇ。釈前では色んな工場から集まって来るんだよね

 X 『集まって来るけど、初犯と再犯に別れるの。』

 内 『そうなんだ。でも、比較的自由なんでしょう

 X 『全然自由だよ。お風呂掃除するとか言って、普通にお風呂に入ってたもん。(笑)』

 内 『大丈夫なのそんなことして

 X 『ここまで来ると、刑務官もいちいちうるさい事言わないからね。』

 内 『確かにそうだよね。もう、工場にも行かないんでしょう

 X 『行かないよ。一日中、テレビ観てる感じだよ。』

 内 『この釈前の二週間は、どんな事を思っていたの

 X 『もう、ワクワクとドキドキだよね。』

 内 『そうだよな。彼此、二年間も入ってたんだからね。』


 本面接が終わり、少し経つと〝釈前房(しゃくぜんぼう)〟と言う、部屋に移動します

 通称、〝釈前(しゃくぜん)〟と言います

 
 そこで、仮釈放当日まで過ごすそうで、かなり自由だそうです

 今まで居た舎房とは大きく異なり、出入り自由で、トイレも食事も全て部屋の外で行うそうです

 例えるなら、合宿所みたいなものでしょうか

 ですから、トイレに夜中行く時も、一回部屋の外に出てから行くので、今まで居た部屋とは180度違います

 今までは、トイレも洗面も食事も、全て部屋の中で行っていましたからね

 それに比べたら、実に雲泥の差です


 もう、釈前に移ったら、工場にも行かず毎日テレビを観ている日々だったそうです

 刑務官もガミガミうるさくないそうで、かなり自由気ままに過ごしていたそうです

 まっ、遅かれ早かれ仮釈放で出る受刑者に、目くじら立ててガミガミ言っても仕方無いですからね


 この時の彼女の心境は、ドキドキとワクワクが綯い交ぜになっていたそうです

 そりゃそうでしょう

 逮捕から二年以上、シャバとの世界から隔離されていたんですからね

 何も感じない訳がありません


 こうして、長いようで短いような二週間が過ぎ、いよいよ彼女は二年振りにシャバの世界へと舞い戻ります


 この続きは、来週お話しする予定です


 それでは、良い週末を
 



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仮釈放(1)


 おはようございます

 今日も、パッとしない天気ですね


 さて、今日は彼女の話の続きです

 だんだんと、このカテゴリでのお話も終わりが近付いています

 話は、仮釈放に及びました

 仮釈放という事は、出所が近付いているという事ですから


 
 内 『仮釈放について訊きたいんだけど、仮釈放にはなったんだよね

 X 『なったよ。』

 内 『仮釈放って、どういう流れでなるの

 X 『え~とね、まず就業支援の案内が来たから、それが仮釈放の合図だったんだよね。』

 内 『あっ、直接仮釈放の対象になったよと言われる訳ではないけれど、その案内が仮釈放のシグナルなんだ

 X 『そうそうそう。』

 内 『それは何でそうなるの

 X 『それが来たという事は、シャバへ近付いたという事じゃん。』

 内 『なるほどね。それは、何の前触れもなく突然届くんだ

 X 『そうなの。その時、私と同じ部屋のおばちゃんも同時に呼ばれてさ。もうそろそろ出れるね、って言ってたの。』

 内 『なるほどなるほど。その就業支援の案内には、シャバに出たらこういう仕事があるよ、みたいな具体的な事が書いてあるの

 X 『そういう事は書いてないよ。』

 内 『ただ、シャバに出てからの事が書いてあるから、これは仮釈放へと近付いていると勝手に思ったんだ

 X 『そうそうそう。』

 内 『じゃあ、流れて的には、就業案内→仮面接→本面接→仮釈放って流れなの

 X 『そうそう。』

 
 
 X 『で、そのオバちゃんだけ、先に仮面接に呼ばれて、私はなかなか呼ばれなかったの。』

 内 『へぇ、そうなんだ。それは何で

 X 『それは分からないんだけど、とにかく私だけ先に進まないから、(気持ちが)落ちて来ちゃってさ。』

 内 『なるほどね。どの位待ったのかは覚えてる

 X 『ん~、それは覚えてないけど、とにかく長かった記憶だね。』

 


 X 『で、仮面接にやっと呼ばれた後に、部屋で問題が起きて一ヶ月位独居に居たんだよね。』

 内 『あらま何で

 X 『二工場から来た人が居て、その人がいきなり暴れだして部屋中ゴチャゴチャになって、全員部屋のみんながバラバラにさせられて、一ヶ月半も調査されたの。』

 内 『それは最悪だね

 X 『そう。それが真夏で暑くてさ。ずっと部屋に居るから激アツで最悪だった。しかも、風通しが悪い部屋だったからさ。テレビも観れないしさ。この一ヶ月半が、刑務所生活の中で一番辛かった。』

 内 『調査期間中は、工場に出れないからエアコンが効いてない独居房にずっと居るのか

 X 『そうなの。しかも、ゴミ袋を作る作業とかやらされてさ。ホントどうでもいい作業だったよ。(笑)』

 内 『へぇ。しかも、仮釈放の対象になってからだから、尚更取り消されるんじゃないかと不安になったよね

 X 『不安になったよ。』

 内 『因みに、仮面接って何をするの

 X 『何か、部屋に呼ばれて社会に出てからの事を色々と訊かれるの。』

 内 『そこには、刑務官が居るの

 X 『刑務官と面接する人だったよ。』


 
 刑務所に入った人間が、真っ先に思いを馳せるのが〝仮釈放〟略して〝仮釈(かりしゃく)〟です

 それは、一分一秒でも早くシャバに出る為の、最大の近道なのです

 ですから、受刑者はみんながみんな、仮釈を心底渇望するのです


 彼女も、ご多分に漏れずその一人で、いつなんだいつなんだと、仮釈放の日を大変待ち侘びていたそうです

 ただ、いきなり〝はい、仮釈放〟と、なる訳ではなく、それなりの段階を踏まないといけないそうです

 その流れは、〝就業案内→仮面接→本面接→仮釈放〟なのだそうです

 ですから、仮釈のスタートである、就業案内が届かない事には、仮釈の俎上にも乗っていないという事になります

 逆に、就業案内が届いたという事は、仮釈の俎上に乗った証拠ですから、刑務官から直接的にそう言われなくても、暗黙の了解で分かるのだそうです


 これを、刑務所用語で、〝紙が入る〟と、言います

 ですから、例えば〝内田さん紙が入ったみたいだよ〟と、工場で噂になったら、それは内田さんが仮釈の対象になった事を意味しているのです


 彼女も、紙が入った事で、自分が仮釈の対象になった事を悟ったそうですが、そこから先がなかなか進まなくて、悶々としたそうです

 更に、傷口に塩を塗るかのように、同時に就業支援の案内が届いたオバちゃんが、先に進んで行くのを指をくわえて見ているしかなかったことも、彼女の焦燥感を煽りました

 しかし、こればかりはもう待つしかありません


 
 そして、やっとこさ仮面接が入り、後は本面接だと意気込んでいた矢先に、彼女の雑居房でトラブルが起こったそうです

 話を聞くと、他の工場から来た人が、変に気を利かせてXさんを守る為にわざと暴れたそうで、それは彼女にとって非常にありがた迷惑な話だったそうです

 まっ、聞いているボクも、その意味が全く分かりませんでした

 とにかく、くだらない事でトラブルが起こった様で、彼女も同じ部屋に居た関係で、調査の対象となり独居房に移されたそうです

 そこでは、時期は真夏の真っ最中で、工場に出れない為エアコンが一切効かない独房で、一日中過ごさないといけませんから、もの凄く暑かったそうです

 しかも、調査の為の独居房は、テレビは観れませんから、尚更退屈極まりなく、彼女の苦痛を後押ししました

 そんな最悪の期間が、何と一ヶ月半も続いたそうです


 因みに、仮釈放の対象になるのは、前提として〝真面目に受刑生活を送っている事〟なので、懲罰ばかり行ったり、懲罰ではなくとも調査の対象になる事は、決してプラスではありません

 ですから、彼女は自分が今回のトラブルの当事者ではないとは言え、非常に不安に苛まれたそうです

 当然、〝取り消し〟と言う、結論も有り得る訳ですからね


 と、ドキドキしながら待っていると、やっとこさ本面接の案内が来たそうです…。


 続きは、また明日お話しする予定です



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逆転無罪判決から一年二ヵ月が経ちました…。


 おはようございます

 今日も、天気が良さそうで何よりですね

 ホント、この太陽の笑顔が先週だったら良かったのに…

 と、思うのはボクだけではないでしょう


 さて、今日は毎月恒例の判決月命日です

 お蔭様で、9月2日をもちまして、逆転無罪判決から一年二ヵ月が経ちました

 改めて、ボクに携わる全ての人達へ、深甚なる感謝を致します

 ホントに、ホントに、ありがとうございます


 一年二ヵ月目の、先月8月は、つくづく夏を満喫しましたね

 週に二回は、越谷のしらこばと水上公園のプールに、〝草加のブンブン餃子〟のマスターである直紀先輩と、パイナップルを剥いてワイワイやったり、お盆過ぎからは久し振りのとしまえんのプールに行き、松川さんを始めとする〝スライダーズ〟の方々とワイワイやったりしてましたね

 それはそれは、メチャメチャ楽しかったですね

 
 しつこくて申し訳ないですが、こうして夏を満喫出来るのも、何より自由の身であるからこそです

 2012年の夏は、千葉の拘置所に居て、もの凄く暑い中をクーラー無しの団扇一枚で過ごしていました

 確か、この時の夏は、嫌味な位真夏日が続いていたのを、今でも鮮明に覚えています

 勿論、部屋の中に太陽の光は入って来ませんので、常に日陰なのですが、とは言えメチャメチャ暑かったです

 この時、毎日毎日汗だくになりながら、その二年後に刹那な夏を満喫しているとは、夢にも思いませんでした

 何せ、この時ばかりは、全くゴールが見えませんでしたからね

 
 それを思うと、今は何と幸せなことか…。

 その幸せを感じれるのも、やはり人と人の繋がりがあるからこそなんですよね

 そりゃあ、一人ぼっちでも、拘置所の独居房に閉じ込められている時に比べれば、自由の身であることは幸せかも知れません

 ですが、一人ぼっちは余りにも寂しくないでしょうか。

 そうした時、同じテンションを持った仲間と繋がって居れるのは、非常にかけがえのないものだと痛感しましたね

 しらこばとでは、直紀さんと一緒で、としまえんではスライダーズのリーダーである松川さんと一緒でした


 拘置所では、一年七ヶ月独居房で一人でしたが、シャバに出て来てからは正に雑居房に居るようなものです(笑)


 ホントにホントに、かけがえのない仲間に感謝感謝です


 
 改めて、この一年二ヵ月を振り返ると、あっという間に過ぎたなと言うのと、独居房に居てもシャバに居ても、一日24時間は全く同じなのに、シャバに居ると一日が早く感じます

 例えるなら、三倍速で録画したテレビ番組を観ているようなものでしょうか

 そりゃそうなのかも知れませんが、ホントにホントに一日一日が早い

 気付いたら、もう夜なんですもん(笑)

 もっともっと、時間を大切に使わないといけませんね

 来年の夏は、ボクは一体どんな事を感じているのでしょうか


 とにかく、逆転無罪判決からの一年二ヶ月目は、一言で表現するならば〝再会〟がピッタリだと思います


 独居房に居たら、いつまでも再会は出来ませんでしたからね…

 改めて、逆転無罪と言う奇跡に、感謝しないといけないと痛感しました

 ついつい、漫然と過ごしていると、この〝初心〟を失念しまいがちですが、こうしてふと振り返れて良かったなと思います


 皆さんも、初心に謙虚に振り返れる何かはありますか

 

 あるならば、それはそれは幸せですし、もしも無いのならば、自分の中で作ってみてはいかがですか

 そうする事で、普段とは何か違った見え方が出来ると思いますよ

 
 
 とにかく、毎度のことで申し訳ないですが、全ての人達に感謝しています



 そんな思いを馳せた、逆転無罪判決からの一年二ヶ月目でした


 さて、明日は例の彼女についてお話しする予定です




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お正月。


 おはようございます

 今日は、天気予報とは裏腹に晴れましたね

 全く、8月が終わってから晴れるんですから皮肉なものですね


 昨日は、彼女が非常に楽しみにしていた誕生会についてお話ししましたね

 揚げアンドーナツに付いている、砂糖の塊を、指に唾を付けて拾って食べる執念には驚かされましたね

 あっ、勿論テーブルに落ちた物で、床に落ちた物を拾って食べていた訳ではありませんよ(笑)

 とはいえ、凄い執念ですよね


 さて、今日も食べ物の話ですが、今日は一年の中で一番豪勢なあのイベントについてのお話です


 内 『そういえば、お正月はどうだったの

 X 『もう、札幌メチャメチャ凄かったよ

 内 『ほうほうほう。』

 X 『数えきれない位のお菓子が出たよ。みんなファミリーパックで来るからさ。』

 内 『食べきれない位のお菓子が出たの

 X 『そう。で、おしるこが出てさ、いつもはパンの時に出て、そこに超がっついてたんだけど、この時ばかりは〝もういいよ〟って、なってた。(笑)』

 内 『おしるこは何回出たの

 X 『二回位かな。』

 内 『因みに、札幌でもおしるこのこと〝甘シャリ〟って、言ってた

 X 『言ってた言ってた。』

 内 『やっぱりそうなんだ。』


 X 『大みそかは、12時まで起きれるじゃん。それが良かったね。』

 内 『紅白か。紅白は楽しみだった

 X 『楽しみだったね。』

 内 『ってか、テレビは自由チャンネルだから、別に無理して紅白を観なくても良いんでしょう

 X 『そうそう。』

 内 『じゃあ、紅白じゃなくて、ガキの使いの笑ってはいけない24時でも良いんだ

 X 『そうそう。紅白はオバちゃんが観たがって、若い人は紅白に余り興味ないんだよね。』

 内 『確かにね。で、結局紅白は観たの

 X 『確か、違う番組だったような気がする。』


 内 『おせちはどうだった

 X 『何か折詰弁当に入って来たよ。』

 内 『豪勢だった

 X 『豪勢だったよ。普段食べられない物が食べれたからね。』

 内 『おせちは、三日間以内に食べなきゃいけないいでしょう美味しかった

 X 『うん。一日で食べちゃった。(笑)』

 内 『早っ(笑)』


 内 『お正月で印象に残っている事は

 X 『量とね、あっ、後トランプが借りれて、お菓子を賭けて、飴とかも出るからそれを賭けてトランプをしてたね。』

 内 『へぇ、トランプが借りれるんだ。因みに、トランプで何をやるの大貧民とか

 X 『あっ、やったね。後、神経衰弱とかババ抜きとかかな。』

 内 『トランプは、三が日が終ったら返却するんだ

 X 『そうそう。』

 内 『因みに、三が日は〝銀シャリ(白米)〟でしょう

 X 『そうそう。』

 内 『ちゃんと食べた

 X 『それがさ、お菓子を食べまくってて全然食べれなかったの。』

 内 『あらま、勿体無いね…。』


 以前、ボクの〝小菅ヒルズ〟の話の中で、お正月について触れましたが、それと同じく札幌刑務所も、と、言うよりも全国の刑務所が、年末年始は大変豪勢になります

 札幌も勿論、ご多分に漏れず大変豪勢だったと言います


 普段は、パンの時に、たまにしか出ない〝甘シャリ〟こと、おしるこが恋しかったのに、お正月は何回か出たそうで、全然恋しくなくなっちゃったそうです

 この原因は、何より食欲が満たされているからです

 例えるなら、風俗で一発抜いた後、吉原のソープに行こうとは思わないのと一緒です(笑)

 少し間が空けば、行きたいとなるのでしょうが、立て続けに風俗に行かないのと同じで、甘シャリが連ちゃんで出てはその価値も薄れてしまいます

 恐らく、お正月時の彼女なら、揚げアンドーナツの砂糖の塊は拾わないでしょう(笑)


 また、おおみそかと言ったら、刑務所では紅白が観れて、この日だけは一年で一回だけ、21時消灯が24時消灯になります

 しかし、彼女の居た札幌では、テレビは自由チャンネルが故に、無理して紅白は観なかったそうです

 チャンネルが自由じゃなければ、嫌でも紅白を観ざるを得なかったのでしょうが、自由だったので、紅白を観たい人と、観たくない人とで別れたそうです

 全く、刑務所では非常に贅沢な悩みです


 それと、おせち料理に関しても、やはり豪勢だったそうで、三が日以内にゆっくり食べればいいものを、彼女は何と一日で食べちゃったそうです(笑)

 実に計画性がありませんね(笑)

 ボクが、ヒルズで食べた時は、三日間掛けてゆっくり食べましたよ


 それと、トランプが借りれたと言うのはオドロキでしたね

 多分、こんなにも活用されて、さぞかしトランプも喜んでいることでしょう(笑)

 
 ってか、皆さん最近トランプやりました

 あっ、裏カジノで、バカラやポーカーやブラックジャックをやっている人は除いて(笑)

 ババ抜きや、神経衰弱なんて久しくやってないんじゃないでしょうか

 特に、小さい子供は、DSだの妖怪ウォッチだのが大流行で、トランプなんて日陰の存在です

 しかし、52枚の彼らが今でも光り輝けるのが、札幌刑務所でのお正月です(笑)

 何だか、札幌刑務所のトランプは、余りの嬉しさに、絵札はみんな笑顔だったそうです(笑)


 因みに、ボクはトランプではなくオセロでしたが、この時にお菓子を賭けたトランプは、大変盛り上がります

 ある意味、お金を賭けるよりもハラハラドキドキします

 だって、刑務所じゃお金より大事な、とても大事な食べ物、それも滅多に出ないお菓子を賭けての勝負なんですから(笑)

 とはいえ、本来は賭け事は禁止ですが、そんなのは幾らでも誤魔化せますからね


 因みに、当然ながら三が日は麦飯ではなく、銀シャリが出ますが、ホント贅沢に彼女はお菓子を食べまくって、一年の内にこの三日間しか出ない純粋な白米を、全然食べれなかったそうです

 これも、食欲が満たされているからです

 言っても仕方のない事ですが、年末年始に一気に出るのではなく、分散して出て欲しいですよね


 と、まあ彼女にとっても、他の受刑者にとっても、一年の内で唯一食欲が満たされる瞬間でした


 明日は、毎月恒例の判決月命日についてお話しする予定です

 



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誕生会。


 こんにちは

 今日から、9月ですね


 あっという間の夏も終わってしまいましたね

 ただ、としまえんのプールは今週末も営業するので、まだ後一週間残っています(笑)

 今年の夏に不完全燃焼の方、今週末はとしまえんのプールで燃え尽きましょう


 さて、今日は例の彼女の話の続きです

 彼女と話して行く中で、一番彼女が生き生きと話していた内容でした

 どうやら、そこには例の物があるようで…。


 X 『ねえねえ、誕生会の話させてよ。』

 内 『そんなに話したいの。(笑)どうぞどうぞお話し下さい。』

 X 『同じ工場と違う工場の人で、その月の誕生日の人達が集まるの。』

 内 『で、何するの

 X 『ボランティアの人達が来て、話をするの。』

 内 『へぇ。ボランティアが来るんだ。』

 X 『そうなの。』

 内 『ってか、何話すのまさか、〝今回は何やらかしちゃったんですか〟なんて聞かないでしょう(笑)』

 X 『ハハハ。(笑)聞くわけないじゃん。単なる世間話だよ。どっから来たんですか、とか。』

 内 『なるほどね。』

 X 『で、男区(だんく)で作っている、超デカイ揚げアンドーナツが食べれるんだけど、それがメチャメチャ美味しいのしかも二つも。』

 内 『へぇ、そうなんだ。食べながら話するの

 X 『そうだよ。で、ドーナツに砂糖がまぶしてあるじゃんそれが塊になってて、落ちたら拾って舐めてたもん(笑)』

 内 『ハハハ。(笑)テーブルに落ちたやつ

 X 『そうそうそう。』

 内 『指にツバ付けてそれだけ飢えてるからか

 X 『そうそう。後、コーヒーが出たの。』

 内 『ホット

 X 『そう。ブラックでね。でさ、これみんなそうだったんだけど、コーヒーを飲んだ当日は、カフェインが効いて全然眠れなかったの。』

 内 『そうなの

 X 『入ると(刑務所に)全くコーヒー飲まないから、免疫が無いからなんだよね。』

 内 『へぇ、そういうもんなんだ。誕生会は何処でやるの

 X 『会議室みたいな所でやるの。』

 内 『時間はどの位なの

 X 『30分位かな。』


 内 『へぇ。誕生日会で一番印象に残っていることは
 
 X 『ボランティアの人に励まされて泣いたことかな。』

 内 『また、泣いたんかい。(笑)』

 X 『泣いちゃったね。何か、シャバの人を見ると、凄くシャバが恋しくなるのよね…。超、帰りたくなった。』

 内 『やっぱりそうなるか。後は、誕生会で印象に残っている事は

 X 『とにかく、揚げアンドーナツが美味しかった。これは、刑務所に居るからとかじゃなくて、普通にシャバに食べても美味しいと思う。』


 ここでも、彼女の最大のモチベーションは〝食い物〟でした

 毎年、自分の誕生月に、他の工場の誕生月の人達と合流して、ささやかな誕生会をやるそうです


 この時、場所が場所だけに、ブランド物の誕生日プレゼントはありませんが、ボランティアの人達のふれあいと、ドデカイ揚げアンドーナツが出るそうです

 彼女達にとっては、食べられないヴィトンやエルメスのバックよりも、甘い甘い揚げアンンドーナツが最高級のブランド物なのです(笑)

 例えるなら、砂漠の真ん中で喉がカラカラの時に、何より一番欲しいのは冷たいお水であって、ヴィトンやエルメスのバックではありません

 それと同じで、100万円のブランド物のバッグよりも、今すぐ食欲を満たしてくれるものが一番なのです

 これは、シャバに居たらまず有り得ない感覚でしょう

 だって、エルメスやヴィトンのバッグと、揚げアンドーナツのどちらかをプレゼントすると言われたら、皆さんはどちらを選択しますか

 間違いなく、揚げアンドーナツは選択しませんよね(笑)

 もし、揚げアンドーナツを選択する方が居たら、是非ともお知らせ下さい(笑)

 では、何故殆どの方が、ブランド物のバッグを選択するのかと言うと、それは食欲が満たされているからです

 しかし、彼女達は食欲が満たされていない為、どんなに高級なバックよりも、現実的に口に入れられる甘い食べ物を選択するのです

 極端な例で恐縮でしたが、その位食べ物に対する飢餓感はハンパないのです

 その証拠が、彼女の砂糖の塊を拾ってでも食べると言う行動でしょう


 そんな状況下で出る、揚げアンドーナツは、ホントにホントに美味しかったそうです

 皆さんは、たかが揚げアンドーナツで、ここまで感動したことはありますか


 この時、ボランティアの人達と話しをするそうですが、流石に事件の事は訊いたりしないそうです

 例えば、殺人の罪で服役している人に、〝今回は、どんな感じで殺しちゃったんですかとか〝今回は何人殺(や)っちゃったんですか〟なんて、訊いて来たら、それこそ笑い話ですよね(笑)

 だから、実に当たり障りのない会話しかしないそうですが、それでも普段シャバの人と接する機会がないので、凄く気晴らしになったそうです

 彼女と話したのは、40代の女性だったそうです
 

 また、この時、久し振りにコーヒーを飲んだそうですが、余りに刺激的過ぎて、その夜目が冴えて寝れなかったそうです

 これの感覚は、大変興味深かったですね

 だって、皆さんはコーヒーを一杯飲んだだけで、その日の夜寝付けないなんてありますか(笑)

 もしそうならば、エスタロンモカや眠眠打破なんて要りませんね(笑)

 勿論、彼女の体質も十分あるのでしょうが、それを差し引いても、他の受刑者も同様の症状があったと言うんですから、まずそうなのでしょう

 こんな事もあるんですね

 その位、不自由な生活は身体の環境をも変えるんですね


 さて、今日はこの辺までにして、明日も彼女の話の続きをお送りする予定です




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