日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

2014年08月の記事

起訴事実を〝SAY YES〟。


 おはようございます

 相変わらず、どんより全開ですね

 今週最後の金曜日、張り切って行きましょう

 
 さて、今日は例の彼女の話はお休みして、最近の話題について触れたいと思います


 昨日、下記のニュースがあちこちで報道されました


 ASKA被告の初公判を傍聴しようと、東京・霞が関の東京地裁に近い日比谷公園には、28日朝から抽選整理券を求める長い列ができた。
 
 通常は地裁内で配られるが、この日は同公園内にテントを設置する異例の対応。
 
 午前11時の締め切りまでに、わずか21席の一般傍聴席を求めて2646人が詰めかけ、倍率は126倍に上った。

 東京地裁の傍聴抽選で、倍率が最も高かったのは覚せい剤取締法違反罪に問われた人気女優の初公判(平成21年10月)で約330倍、オウム真理教教祖の松本智津夫死刑囚の初公判(8年4月)は約256倍だった。


 (産経デジタルより抜粋)


 
 覚せい剤取締法違反などに問われた男性デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA(本名・宮崎重明)被告(56)の初公判が28日、東京地裁(植村幹男裁判官)で開かれた。
 
 起訴内容を認めた被告に検察側は懲役3年を求刑し、弁護側は執行猶予を求めて結審した。

 判決は9月12日に言い渡される。


 (毎日新聞より抜粋)


 要するに、ASKA選手の裁判ですが、この報道についてのボクの見解をお話しようと思います


 まず、ボクはこの裁判を傍聴に行ったのかと言うと、行ってません

 と、言うよりも、行こうとすら思わなかったです

 その理由は、事件の大きさ、ASKA被告が罪を認めていること、傍聴希望者が相当数訪れると予想されたので、もの凄い倍率になると思ったからです

 勿論、宝くじと一緒で、買わなきゃ当たらないのと同じで、並ばない限り傍聴券は当たりません

 しかし、ご存知のとおり、ASKA選手は超有名人ですから、嫌でも傍聴希望者が訪れることは容易に想像出来ます

 こういう有名人に限っては、裁判に興味があるとかではなく、単に姿を一目見たくて訪れる人が殆どですから、尚更傍聴希望者は多くなります

 そうすると、否が応でも倍率は高くなるので、極めて当選確率の低い〝宝くじ〟になります

 ですから、〝どーせ行っても当たらないだろう〟と、言う思いがありました


 それと、もう一点の理由は、ASKA選手が罪を認めていると言うのも非常に大きな理由でした

 逆転無罪のボクとしては、〝否認裁判こそ傍聴の醍醐味〟だと思っているので、申し訳ないですが〝私がやりました〟なんて、認めている事件なんて全然興味が湧かないんです(笑)

 だって、一切の争いが無いんですから、闘いではなく、単なる事務手続きです

 なので、傍聴したいと言う思いは湧かなかったんですよね

 これがもし、完全否認していれば、俄然興味が湧いて来ますけどね(笑)


 後、前後しますが、事件の大きさ的には、実にくだらない小さな事件だと言うのもありました

 ホント、覚せい剤使用の事件なんて、掃いて捨てるほどあります

 東京地裁に傍聴に行って、開廷表を見ても覚せい剤の事件は非常に多いです

 ですから、そう珍しい事件でも無かったのです

 今、当ブログで綴っている、例の彼女の事件も、同じ覚せい剤使用の事件で、最初の裁判の時は〝懲役1年6月執行猶予3年〟と、言う実に形式的な判決でした

 なので、恐らくASKA選手も同じように執行猶予が付く判決になるでしょうから、尚更興味が湧きませんでした


 以上が、ボクがASKA選手の裁判を傍聴に行こうと思わなかった理由でした



 で、ボクの事件の見解としては、九分九厘執行猶予の判決でしょう

 恐らく、〝懲役3年執行猶予5年〟でしょう

 あるいは、これに保護観察が付く可能性もあるかも知れません


 で、報道では検察の求刑が3年は重いと言っていますが、ボクとしては後出しジャンケンではなく、覚せい剤だけでなくMDNAの使用もあったので、その位の求刑は来るだろうとは思っていました

 但し、そうだとしても執行猶予は付くだろうと言う予想です

 裁判自体も、一回の公判で結審する即決裁判でしたから、この事実からも容易に結論が予想付きます

 即決裁判で、一発実刑なんてまず有り得ません

 これが、相当な覚せい剤を所持していて、すわ密売人かと思われるようであれば話は全く別でしょう

 しかし、単純な所持と使用ですから、初犯で執行猶予が付かない訳がありません

 従って、9月12日の判決も観に行こうとは思いません


 が、実はその日は、とある裁判を東京高裁に観に行くので、そのついでに時間がブッキングしないのなら傍聴整理券の抽選に並んでみようと思います

 もし、ASKA選手を一目見たい方は、一緒に並びませんか(笑)


 
 ホント、運命のイタズラか、その美声を披露するステージから、法廷と言うステージへと凋落したASKA選手は、千葉県内の病院で一体何を思うのでしょうか…。


 さて、来週は例の彼女の続きをお話しする予定です





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慰問。

 
 おはようございます

 今日も、レイニーブルーですね

 ホント、あの暑かった夏はいずこへ…


 昨日は、刑務所の意外な行事についてお話ししましたね

 まさか、合唱コンクールがあるとは思いませんでした


 さて、今日も彼女の話の続きですが、今日は刑務所と言えば〝慰問〟についてです

 恐らく、慰問は皆さん知っているかと思います

 慰問とは、刑務所にそれなりの有名人が訪れて、簡易的なコンサートをやる事です

 今日は、その辺について聞いて行きました


 X 『後ね、慰問もあったよ。』

 内 『あ~慰問ね。誰が来たの

 X 『誰だったっけな~。多分、有名どころは来てないよ。』

 内 『えっ覚えてないんかい。(笑)ペペって来なかった

 X 『あ~、私は観なかったけど、サインが飾ってあったよ。』

 内 『へぇ、そうなんだ。』

 X 『でね、慰問に来た人から、〝待っている人が居るから、一日も早く社会復帰出来るように頑張りましょう〟って、言われて泣いちゃったんだよね。(笑)後、同じ部屋のマリちゃんって娘が、シャバで聴いたことのある曲が流れて泣いててさ。私もそれ見て思わず泣いちゃったよ。』

 内 『あら。泣いたんだ。(笑)もう、号泣って感じ

 X 『そこまでではないけど、ポロっとね。』

 内 『年に何回あったの

 X 『2回。』

 内 『場所は、体育館

 X 『そうそうそう。後は、慰問の時に他の工場の人達を見れるのが楽しみの一つだったね。』

 内 『なるほど。慰問で印象に残っている事は

 X 『泣いたことかな。まっ、お菓子が出ないからどうでも良かったけどね。(笑)』

 内 『やはりそこが基準か。(笑)』


 当然ながら、札幌でも慰問はあったそうです

 しかし、彼女が居た時は、有名どころは来なかったそうです

 恐らく、名前を聞いても〝誰〟って、言う人だったのでしょう


 刑務所の慰問と言えば、その第一人者に当たるのは『Paix2(ペペ)』と言う、二人組の女性デュオです

 この人達は、全国の刑務所を周り、慰問を重ねて、法務省からも表彰される位素晴らしい精神の持ち主なのです

 ホント、慰問アーティストと言っても過言ではありません

 彼女が居た時は、ペペは観なかったそうですが、サインが飾ってあったそうです

 ボクが、以前半年だけ刑務所に入った時は、慰問でペペを観ました

 刑務所用語を駆使したMCで、笑いを取っていました


 彼女は、慰問の時にポロッと泣いてしまったそうです

 やはり、そういう人の温かい言葉は、グサッと心に刺さるのでしょう

 そこで、自分の犯した過ちを反省するのでしょう

 正に、〝後悔先に立たず〟ですね

 因みに、ボクは慰問の時は全く泣きませんでしたし、ウルっとも来ませんでした(笑)

 〝チャッチャと終わってくんねぇかな〟と、思ってました


 慰問では、お菓子は出ません

 お菓子をボリボリ食べながら、慰問を観るのは確かに失礼ですからね

 ですから、彼女にとって慰問はどうでもいい行事だったそうです(笑)

 もう、彼女達にとって、その行事が楽しみかどうかは、〝お菓子が出るか出ないか〟で全てが決まるのです


 とはいえ、年に二回でも慰問を観る事で、自分の過ちを悔いることが出来るので、そういう意味では非常に重要な行事だと思います


 今日は、短いですがこの辺にして、明日も刑務所での行事について話す予定です 



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合唱コンクール。


 おはようございます

 本日も、パッとしない天気ですね

 もう、夏は終わってしまったんでしょうかね

 何だか、ちょっと寂しい気がしますね


 昨日は、札幌刑務所の運動会についてお話ししましたね

 女子も、運動会があって、お菓子が出るから楽しみだったそうです

 その気持ちは、非常に良く分かります


 さて、今日も彼女の話の続きですが、引き続き刑務所での行事に話題はシフトして行きました

 すると、ボクの予想外のイベントがありました


 X 『そう言えば、合唱コンクールがあったね。』

 内 『合唱コンクール

 X 『うん。そういうのがあるんだけど、お菓子が出ないからみんなやる気が無いんだよね。』

 内 『いつ頃やるの

 X 『3月頃かな。』

 内 『そうなんだ。練習とかやるの

 X 『運動の時間が30分あるじゃん。その時間に練習させられる工場もあるけど、うちの工場は殆ど練習してなかったの。』

 内 『基本強制でしょう

 X 『強制だよ…。』

 内 『それって、ピアノを誰かが弾いて歌う感じ

 X 『そう。』

 内 『誰が弾くの

 X 『同じ受刑者だよ。』

 内 『へぇ、刑務官じゃなくて受刑者が弾くんだ。ってことは、ピアノが弾ける人が居るって事か

 X 『そうそう。で、何曲か歌謡曲が候補に挙がるの。』

 内 『歌謡曲

 X 『そう。その時候補に挙がったのが、いきもの〝がたり〟のありがとうと、エグザイルの道と、スマップの夜空のムコウだったの。』

 内 『いきもの〝がたり〟って何だよ。(笑)いきものがかりだろ(笑)』

 X 『あっ、そうそう。(笑)』

 内 『ってか、エグザイルも候補に挙がったんだね。因みに、誰が曲を決めるの

 X 『多数決。』

 内 『その候補は誰が決めるの

 X 『刑務官。で、結局夜空のムコウを唄ったの。』

 内 『そうなんだ。何位だったの

 X 『それが、殆ど練習なんかしていないのに、優勝しちゃったの

 内 『ハハハ(笑)ホントにでも、少しは練習したんでしょう

 X 『ちょっとはやったけど、みんな一生懸命やってなくて、運動の時間は他の娘としゃべりたいし、お菓子が出る訳でもないし、優勝してもトロフィーしか出ないから、みんなやる気なかったよ。』

 内 『あっ、前提として、お菓子が出ないからそもそもがやる気がないんだ(笑)』

 X 『そうそうそう。優勝してお菓子が沢山貰えますよとかなら、みんな燃えるけど、そうじゃないからさ。やっぱり、運動の時間は他の娘と話ししたいし。』

 内 『まぁ、同じ部屋の人以外は、運動の時間しかしゃべれないからな。』

 X 『そうそうそう。で、うちの工場はハモリをやったら優勝しちゃったの。』

 内 『へぇ、やっぱり優勝は嬉しかった

 X 『お菓子は出なかったけど、嬉しかったよ。(笑)』


 以外にも、合唱コンクールと言うイベントがあったそうです

 これには、ボクもオドロキました


 選曲は、刑務官が決めて、その曲を受刑者がピアノで伴奏してみんなで唄うそうです
 
 その選曲が、エグザイルやスマップと言うのが笑っちゃいますね

 女子刑務所だけに、女性の曲かと思いきや、意外にも男性の曲を唄ったそうです

 何故、この時の刑務官は、エグザイルの道と、スマップの夜空のムコウを選曲したのでしょうか(笑)

 また、彼女達は何故夜空のムコウを選択したのでしょうか(笑)

 この三曲から選択しないといけないのなら、どう考えてもいきもの〝がたり〟のありがとうでしょう(笑)

 シャバに居る人達に、感謝の気持ちを込めてと言う意味合いがあると思うのですが…

 
 ところが、何と彼女達は殆ど練習していないのに、優勝しちゃったそうです(笑)

 一体、どんな採点をしているのでしょうかね(笑)

 また、不思議でならないのが、少ししか練習していなにのに、何でハモリが出来ちゃうんでしょうかね

 全くもって不思議です

 いい歳頃のオンナ達が、みんなで夜空のムコウを唄うなんて、ここでしかない経験でしょう

 皆さん、そういうサークルにでも入らない限り、まず合唱なんてやりませんよね

 シャバでは、ぜいぜいカラオケが関の山でしょう


 ここでも、最大限のモチベーションは〝お菓子〟なのだそうです

 お菓子が出ないと、全くやる気が出ないそうで、そんな行事はどうでもいいそうです

 詰まり、完全な惰性だという事です

 ホント、子供と同じですね(笑)

 
 ボクも、彼女の話を聞いて、機会があったら合唱をやってみようと思、いはしませんでした(笑)


 明日も、彼女の話の続きをお送りする予定です



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刑務所と言えば運動会。



 おはようございます

 今日も、スッキリしない天気ですが、張り切って行きましょう


 昨日は、札幌刑務所のお風呂事情をお話ししましたね

 そこには、女性ならではの事情が介在していて、大変興味深かったですね


 さて、今日も彼女の話の続きをお送りします

 今日の話題は、運動会についてです

 多分、ニュースの特集等で、刑務所の運動会の様子を目にした方は多いかと思います

 ほら、18時15分過ぎから、各チャンネルで毎日特集が組まれてるじゃないですか

 そこで、以前ボクは観た記憶があるのです


 ボクの感覚だと、刑務所の年に一度の一大イベントと言えば、運動会だと思っていて、女子も運動会があるのか非常に興味があったので、その点について訊いてみました


 内 『そういえば、女子も運動会ってやるの

 X 『やるやるやる。』

 内 『あ~、やっぱりやるんだいつやるの今でしょ。(笑)』

 X 『え~とね、5月位だったかな。』

 内 『えっ、5月にやるんだ

 X 『そう。』

 内 『これは、全員参加なの

 X 『いや、身体の不自由な人も居るから、そういう人は別だけどね。後は、やりたくない人はやらなくてもいいんだよ。ただ、やらなくても当日は観なきゃいけないけど。』

 内 『なるほどね。』

 X 『やらなくても、参加はしなきゃいけないの。』

 内 『あくまでも、競技に参加するかどうかは自由って事ね

 X 『そうそう。で、それも工場で前もって出欠を取るの。どの競技に参加するかをね。私は、玉入れをやったよ。(笑)』

 内 『へぇ。玉入れって

 X 『何かさ、棒の先端が網になっていて、そこに玉を入れていくの。超、ツマラナカッタ。(笑)』

 内 『そうなんだ。(笑)因みに、男子とは一緒にやるの

 X 『やらないやらない。全く別だよ。男子とは一度も会った事ないよ。』

 内 『なるほどね。声も聴いたことない

 X 『無いね。別館だし。』


 やはり、女子刑務所でも運動会はあったそうです

 時期は、9月や10月かと思いきや、以外にも5月だったそうです

 随分と、早い時期にやるんですね


 基本的には、健康な人は競技に参加しないといけないそうですが、身体が不自由な人や、やりたくない人は無理して競技をやらなくてもいいそうです

 但し、当日は見学しないといけないそうなので、事実上の強制参加です

 とは言え、工場で糞ツマラナイ作業をするよりも、外に出て嬌声を上げている方が断然マシでしょう(笑)

 
 どんな競技に参加するかは、事前に挙手で決めるそうで、彼女は玉入れを選択したそうです

 何故、玉入れを選択したのかは謎ですが、とにかくツマラナカッタそうです(笑)

 確かに、いい大人が玉入れなんて楽しい訳はありませんよね

 
 因みに、運動会はあくまでも女子のみで開催し、男子とは一切別だったそうです

 まっ、考えてみれば当然ですよね(笑)

 男子と女子を一緒にしたら、相当混乱するでしょう

 何年も、人肌、それも女性の肌に触れたくても触れられない、飢えたオス達なんですから、トラブルが起こらない訳がありませんよね(笑)


 
 ところが、糞ツマラナイ運動会ですが、実は殆どの受刑者が楽しみにしていると言うのです

 その理由は何なのかを聞いて行きました


 内 『結局、運動会は何回経験したの

 X 『二回だね。で、運動会の時にお菓子が出るのよ。それが、みんなメチャメチャ楽しみで、その為にみんな頑張るみたいな。』

 内 『なるほど。お菓子が出るんじゃ楽しみだね。』

 X 『もう、お菓子が出るイベントは、みんな楽しみにしてるよね。(笑)』

 内 『因みに、君の工場は優勝したの

 X 『一回も無かった。』

 内 『優勝するとどうなるの

 X 『トロフィーが貰えるだけだよ。』

 内 『あれ、優勝した工場の担当刑務官が胴上げされなかった

 X 『されてないよ。(笑)なにそれ。』

 内 『いや、以前テレビで観たんだよな。優勝した工場の担当が胴上げされているのをさ。因みに、何時から何時までやるの

 X 『午後の2時から夕方まで。』

 内 『えっ、そんなに短いんだ。来賓とか来てたでしょう

 X 『来てたね。』

 内 『グランドは広かった

 X 『そんなには広くなかったかな。』

 内 『お菓子はいつ食べれるの

 X 『競技の合間に食べるの。』

 内 『じゃあ、リレーを観ながら食べたりは出来ないんだね

 X 『そうそう。』

 内 『最後に、運動会で印象に残っている事は

 X 『一切ないね。(笑)あっ、でも私が自ら玉入れをやろうとしたこと自体が珍しいかもね。私から、積極的に運動しようなんて普段思わないからさ。』


 彼女達は、基本的には運動会をやる事には消極的だそうです

 しかしながら、そこにお菓子が出ることで俄然やる気が出て来るそうです

 完璧に、お菓子に釣られる子供のようですが、その位、刑務所でのお菓子は儚く恋しいものなのです

 やはり、お菓子を食べたいと言う欲求、すなわち〝食欲〟はきっと誰よりも負けないでしょう(笑)

 このお菓子が出るからこそ、嫌々の運動会も運動〝快〟へと昇華するのでしょう

 年に一回のイベントだけに、それはそれは待ち遠しく、良い気分転換なのかも知れませんね

 この理由が、運動会を楽しみにさせる一番のモチベーションなのです


 一方で、女子には運動会で優勝した時に、担当の刑務官を胴上げすると言う行為はないようです

 ボクは、男子刑務所の運動会で、優勝した工場の担当刑務官が受刑者から胴上げされているのをテレビで観たので、もしかしたら女子もそうしているのかと思い訊いてみたのですが、実情は全く違っていましたね(笑)

 まっ、そもそもお菓子を食べるのが彼女達にとってはメインなので、競技の結果なんてどうでもいいのでしょう


 そんな、五月晴れの空に、鯉のぼりが悠々と舞い踊る頃に行われる、札幌刑務所の運動会でした


 明日は、札幌刑務所の他のイベントについてお話しする予定です

 


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札幌刑務所のお風呂事情。


 こんにちは

 今日は、どんよりな天気ですが、涼しいので過ごしやすいですね


 先週は、札幌刑務所の書籍事情などについてお話ししましたね

 ホント、色々と刑務所ならではのルールがあって面白いですね


 さて、今日も彼女の話の続きをお話ししますが、本日はお風呂事情についてです


 内 『えと、お風呂について聞きたいんだけど、どんな感じで入るの

 X 『お風呂はね、工場ごとに入るの。』

 内 『そこは男子と一緒だね。』

 X 『一番風呂とか二番風呂とか順番で回って来るの。で、生理の人はシャワーだけ。』

 内 『えっ、湯船は入れないの

 X 『入れない。』

 内 『あっ、そうなんだ一緒には入るんでしょう

 X 『そうそう。脱衣所までは一緒に行って、そっから朝工場で班長みたいな人が〝今日生理の人〟って、確認を取った人がシャワー入浴なの。』

 内 『あっ、そうなんだ。それは、生理が終りかけの人でも

 X 『そうそうそう。』

 内 『じゃあ、毎回入浴日には、班長が生理の人を誰か確認して、その人達はシャワー入浴に切り替えられるんだね。』

 X 『そうそう。でも、中には湯船に入りたくない人も居る訳。シャワー入浴が良いって人もね。だから、その人達は生理だって言ってシャワー入浴にしている人も居たよ。』

 内 『あっ、自己申告だから分からないもんな。』

 X 『そうなんだけど、別にシャワーにするかは個人の自由だから全然大丈夫なんだけど、シャワーは生理の人が最優先だから、生理の人でいっぱいだと入れないの。』


 お風呂は、男子の刑務所と同じく工場ごとに入るそうです

 順番に、一番風呂が回って来て、工場ごとに不公平がないようにしているのです

 普段シャバで生活していれば、何番に風呂に入ろうが全く気にしないでしょうが、刑務所ではそんな些細な事でも気に掛かるものなのです

 〝何で、あの工場ばかり一番風呂なんだ〟と…。

 そう言われない為に、一工場ずつ一番風呂をずらして行けば、何の不平不満が無いと言うことなのです


 そして、これは正に女性ならではの対応なのですが、生理の人は湯船に入れないそうです

 まっ、ボクは女性じゃないので生理は来ませんが、確かにシャバでも生理の時は女性は湯船には入りませんもんね

 ですよね女性の皆さん

 これも、人によりけりなのでしょうが、刑務所では人によって生理でも湯船に入るのが大丈夫な人も居れば、それを嫌だと思う人も居るわけです

 あるいは、生理の人と同じ湯船に入る事に嫌悪感を示す人も居るでしょうから、そういう些細な事からのトラブルを避ける為にも、予め生理の人を湯船に入れないような措置をしているのでしょう

 つくづく、刑務所と言う場所は、〝先回り〟をしているのですね


 また、そこに便乗して、湯船に入りたくない人は、生理をでっち上げてシャワー入浴にすると言うんですから、皆さん知恵を絞っている事が窺えます

 シャワー入浴か、通常の入浴かは選べるらしいのですが、シャワーは生理の人が優先権を持っているので、湯船に入りたくない人は生理だと偽るのです(笑)

 それがホントかどうかなんて、いちいちナプキンを確認する訳でもないですし、先週生理だと申告しても、今週は生理不順だとか言えばそれ以上突っ込まれませんからね

 まっ、毎回毎回生理と言ったらバレバレでしょうがね

 
 話は続きます


 内 『あくまでも、生理かどうかの確認は職員ではなく、受刑者がやるんでしょう

 X 『そうそう。偉いのが確認するの。』

 内 『そうすると、手を上げて申告した人はシャワー入浴なんだ

 X 『うん。で、トイレの前に紙が貼ってあって、何番の人はここの位置でって配置が決められていて、シャワーの人も好きな所に入れるんじゃなくて、何番のシャワーか番号が決められているの。』

 内 『へぇ。そうなんだ。個人個人指定された場所を使うんだね。』

 X 『そうそう。でさ、赤バッチになると、普通は石鹸でしか洗えないのが、ボデイソープで体が洗えるらしいんだよね(笑)』

 内 『へぇ。赤バッチって何

 X 『何か刑期が長い人で、相当頑張ってやっともらえるバッチらしいよ。』

 内 『風呂場は広いの』 

 X 『広いよ。』

 内 『時間は何分

 X 『15分か20分だったかな。』

 内 『どっちにしても女性にしては短いわな。』

 X 『そう言えば、風呂場で良くケンカがあったよ。』

 内 『ケンカ何でまた

 X 『水が掛かったとか掛かんないとかでさ。まっ、ケンカってものでもないけど、揉めるみたいな。』

 内 『そうなんだ。湯船は広かった

 X 『広かったけど、あんまり入って居る人は居なかったよ。みんな洗うので精いっぱいだから。ホント、2、3分浸かる程度かな。』

 内 『ボクも経験あるから分かるけど、ホントゆっくりなんか入れないもんな。』

 
 内 『シャンプーとかリンスは買えるじゃん後は、石鹸で顔も洗うじゃん

 X 『そうだね。』

 内 『じゃあ、部屋で使っているタオルで身体洗うでしょう

 X 『えっ、違うよ。垢すりで洗うんだよ。』

 内 『えっ垢すり垢すりなんて買えるの

 X 『買えるよ。一つ一つマジックで番号が書いてあって、それを工場に干してまた次回使うの。』

 内 『へぇ、そうなんだね。ボクの時と違うな。』

 X 『何で洗うの

 内 『ほら、小菅の時と同じで、部屋で使っていたタオルで洗って身体を拭いていたんだよ。』

 X 『あっ、そっかそっか。』

 内 『お風呂で印象に残っている事は

 X 『みんなから、スタイル良いね、って褒められたことかな。(笑)』

 内 『どんな状況で

 X 『お風呂が終って体重計に乗っていると、凄いクビレだね、って結構言われたね。今は、前よりももっとクビレていたの。』


 入浴時も、自分の好きな所で勝手に入るのでは無く、きちんと一人一人場所が決められているそうです

 シャワーも然りで、きちんと指定された場所に入らないといけないそうです

 
 また、笑ったちゃうのが、ちゃんと優等生で真面目に過ごす期間が長いと、何と石鹸からボデイソープが買えると言うのです

 恐らく、何年もケンカなどせず、極めて真面目に過ごしていて、やっとこさ赤バッチに昇格出来ると思われます

 ホント、シャバに居れば、何気なくその辺のドラッグストアで買えるボディソープが、刑務所では遠い遠い存在なのです

 刑務所では、遥か彼方甲子園、ではなく〝遥か彼方ボディソープ〟なのです(笑)

 皆さん、改めてボディソープで身体が洗える事に、深い感謝をしましょう(笑)


 それから、やはり入浴時間は非常に短いですよね

 女性にとって、化粧をしていないとは言え、15分位の時間じゃお風呂に入った気なんてしないですよね

 ボクも、小菅ヒルズに居る時は〝ロン毛〟だったので、湯船に入る時間なんて無かったです

 
 因みに、どの位キモイロン毛だったか振り返りましょうかね(笑)

 ※閲覧注意(タップすると大きく表示されますwwww)



 逆転無罪判決から次の日


 このロン毛を、毎回二回シャンプーしていたので、それはそれは湯船に入る時間なんて皆無でした


 と、刑務所のお風呂は、とてもじゃないですがゆっくりくつろげる場所ではなく、単なる〝洗い場〟と言っても過言ではないでしょう

 つくづく、自分の好きな時に、好きな時間、お風呂に入れるなんて究極の幸せですね


 さて、明日も彼女の話の続きを綴る予定です

 



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札幌刑務所の書籍、オナニー、TV事情。


 おはようございます

 今週最後の金曜日、張り切って行きましょう


 昨日は、札幌刑務所の下着事情と暖房事情についてのお話でしたね

 一言で言えば、〝夏は涼しく冬は暖かい〟と言う、最高の環境だという事です

 これは、非常に素晴らしい環境ですよね


 さて、今日は彼女との話の続きです


 内 『そう言えば、本って何読んでたの

 X 『本は、マッドマックスとかナックルズとか、そういう系の本を買ってたんだけど、何か途中から悪影響を及ぼすからとか言って、購入も差し入れも一切出来なくなったの。(笑)』

 内 『じゃあ、途中から見れなくなったんんだ

 X 『そうそう。』

 内 『じゃあ、どんな本を買ってたの

 X 『え~とね、東京ウォーカーとか

 内 『また出た東京ウォーカー(笑)』

 X 『後は、HANAKOとかね。後、スーイツの本とか。』

 内 『スイーツの本

 X 『東京ウォーカーのスイーツ特集とかみんな食いつくよね。見るだけで幸せみたいになるよね。』

 内 『女子も甘い物欲しくなるんだ

 X 『メッチャなるよ出たら、どこどこの店に行こうとかみんなで言ってた。』

 内 『その中で、お店の情報をノートに書き留めてる人居なかった

 X 『居た居た。しかも、私スイーツの本を何冊か持ってたんだけど、その全てをノートに書き写している人が居たもん。』

 
 内 『新聞は取ってなかったの

 X 『取ってなかったね。工場でお昼休憩の時に見れるから、そこでたまに見てた感じかな。』

 内 『小説は読まなかったの

 X 『東野圭吾を読んでた。』

 内 『例えば

 X 『手紙とか。』


 拘置所や、刑務所で俄然人気なのが、実話ナックルズやマッドマックスと言う実話系雑誌です

 ボクも、たまに買っていましたが、そこまでは買ってなかったです

 その人気雑誌が、突如刑務所側の判断で、閲読不許可になったそうです

 そうすると、もう刑務所では二度と読むことが出来ません

 差し入れでも、受け付けてもらえません

 仮に、受付で通っても、途中の検閲に引っ掛かり自分の手元まで届きません


 実際、拘置所ではそれ系の雑誌はOKなのですが、刑務所では場所によっては不許可だったりと、その場所場所によって若干ルールが違うのです

 因みに、エロ本も同様で、拘置所ではOKだったエロ本が、刑務所に行ったら不許可だったりすることは良くあるそうです

 勿論、刑務所に行ったかっらと言って、全てのエロ本が不許可な訳ではありません

 ちゃんと、読めるエロ本はあります(笑)


 また、これは刑務所独特の感覚なのですが、食べ物の本、特にスイーツの本が人気だったそうです

 その理由は、刑務所では甘い物が余り出ないからです

 確かに、色々なおかずの中には、〝糖分〟が含まれてはいますが、そういう間接的な物ではなく、チョコだとかの直接的な甘い物が出ない為、どうしても甘い物が欲しくなるんです

 それはそれは、砂漠で彷徨い水を欲しがるような飢餓感です

 だからこそ、本でスイーツの写真を見て、その飢餓感を紛らわすのです

 この感覚は、ボクは非常に良く分かります

 たまたま買った雑誌に、美味しそうな飲食店の紹介が写真付きで載っていると、それをノートに書き留めていましたから

 流石に、本を丸一冊書き写しはしませんでしたが(笑)

 ただ、そうしたくなる気持ちは、非常に良く分かります


 話は、オナニー事情へと及びます


 内 『オナニーはどうしてたの

 X 『してなかったよ。』

 内 『えっ、さっきしてたって言ったじゃん。』

 X 『それは、懲罰中の話で、雑居に行ってからは一切してないよ。』

 内 『そうなんだ。他の人達はどうだった

 X 『多分してないと思うよ。』
 
 内 『そうなんだ。女同士で、下ネタの話になるの

 X 『全然なるよ。』

 内 『へぇ、そうなんだ。具体的なプレイの内容とかを話するの

 X 『そこまではしないけど、全然しないと性欲が一切湧いてこないんだよね。』

 内 『へぇ。しょっちゅうエロい話になるの

 X 『しょっちゅうはなかったね。しょっちゅう話してたのは、食べ物の話ばっかり。』


 彼女は、懲罰中は毎日オナニーはしていたそうですが、懲罰が終って雑居に戻ってからは、一切しなかったそうです

 恐らく、雑居では周りに人が居るからだと思われます

 そういう日々が続いていくと、性欲が湧かなくなって来るそうです

 そうなんですか、女性の皆さん(笑)

 是非とも、ご意見をコメント欄に書いて下さい(笑)


 話は、TV事情に及びます


 内 『テレビってどうだった

 X 『平日は夕方6時~9時まで観れて、土日は一日中観れたよ。ただ、全国放送じゃないから、ニュースとかローカルなの。』

 内 『なるほどね。自由チャンネル

 X 『そうだよ。』

 内 『何観てたの

 X 『〝かえれま10〟とか。あれを観ながら、これ食べたいね~とか言ってた。(笑)』

 内 『チャンネルは、誰が決めるの

 X 『そこは、みんなで話し合ったり、じゃんけんで決めてたけど、だいたいみんな観たい番組が一緒だから揉めはしなかったよ。』

 内 『後は、どんな番組が人気だったの

 X 『ん~、警察24時とか。(笑)後は、やっぱり食べ物の番組かな。』


 彼女が居た部屋では、TVのチャンネルは自由に選べたそうです

 基本的には、刑務所ではチャンネルは自由ではなく、官側が勝手に番組を選んで一方的に流すので、観たい番組は観れません

 すくなくとも、警察24時なんてもっての外です(笑)

 しかし、札幌の女子は自由チャンネルだったと言うのですから、それは非常に良かったと思います


 雑居では、みんな観たい番組がそれぞれありますが、そこは話し合って決めていて、チャンネルを巡ってケンカ等は無かったそうです

 ここでも、やはり食べ物系の番組が人気だったそうです

 恐らく、シャバに居たら、こんなにも食べ物系の番組なんて観ないですよね

 それは、食欲が満たされているからです

 しかし、刑務所では満足に食欲が満たされませんから、どうしてもその反動が出てしまうのです

 ホント、この感覚は刑務所ならではの〝あるある〟ですね


 今日の話を一言で集約すると、〝性欲よりも食欲〟だという事です


 さて、来週も札幌刑務所の続きをお話しする予定です

 良い週末を




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札幌刑務所の下着事情と暖房事情。


 おはようございます

 今日も、日焼け日和ですね

 まだまだ、セミのオーケストラが嫌でも耳に入って来ることでしょう


 昨日は、ローラパパの処分保留についてお話ししましたね

 なので、今後〝処分保留〟と、ニュース等で聞いた時は、〝あっ、こりゃ不起訴だな〟と、思って間違いないでしょう


 さて、今日は久し振りに例の彼女のお話です

 前回は、札幌刑務所の〝ムショ飯〟についてお話ししましたね

 とにかく、札幌のムショ飯はスンゴク美味しいらしいので、どうしても食べたい方は、何か悪い事をしてパクられて行って来て下さい(笑)


 今日は、別の話題にシフトします


 内 『そう言えば、札幌は下着ってどうだったの

 X 『東拘と同じ位だったかな。』

 内 『厳しいと言うのは具体的には

 X 『例えば、レースが多いとダメで、ダメな物は送り返されるの(郵送差し入れの場合)。』

 内 『へぇ、送り返すんだ。』

 X 『そうなの。』

 内 『因みに、ストッキングは入らないでしょう

 X 『入らない。』

 内 『ってことは、自分の物で入るのは、下着と靴下以外だけだよね

 X 『そうだね。』

 内 『レースの下着を穿いている人は居たの

 X 『居たよ。私穿いてたよ。』

 内 『えっ、どうして入ったの(許可になったの)レースはダメなんでしょう

 X 『〝チョイ〟レースだったからだよ。全レースはダメだけど、ちょっと位なら大丈夫なの。』


 札幌でも、下着に関してはうるさかったようです

 小菅ヒルズこと、東京拘置所と同じ位厳しかったそうです

 従って、ボクの大好きなTバックは勿論NG(笑)


 また、不思議なのが、全部がレースの物はダメで、少しならOKと言うその基準は一体何なんでしょうかね

 恐らく、レースの全体に占める面積なのでしょう

 第一、一部がレースのパンツなんてあるんですか(笑)

 レースのパンツは、基本全部レースなんじゃないんですかね

 まっ、実際に自分が穿くわけではないから良く分かりませんけど、ボクの経験上〝AのV〟を観る限り、一部がレースのパンツなんてお目にかかった記憶が無いんですよね


 とはいえ、実際に彼女がそうだったと言うんですから、一部がレースのパンツを穿いていたのでしょう

 全く、レースレースって、どれだけパンツについて語ってんだか(笑)

 要するに、普段見えない部分の着る物に関しても、刑務所はイチイチうるさいという事でしょう


 話は、別の話題へと移ります


 内 『札幌って、冬メチャメチャ寒いじゃん暖房は効いてるの何か、暖房が効いてて暖かいって聞くんだけど。』

 X 『効いてるよ。めちゃめちゃ暖かいよ。』

 内 『やっぱりそうなんだ。』

 X 『でも、運動は外でやる代わりに体育館なの。』

 内 『雪が積もってるから

 X 『メッチャ積もってるよ。お風呂に行く時とかに、外を見るとスンゴイ積もってるの。』

 内 『へぇ、じゃあ〝しもやけ〟にならなかった

 X 『うん、ならなかった。』

 内 『じゃあ、〝メリヤス〟も買わなかった

 X 『買わなかった。でも、買っている人は居たよ。』

 内 『メリヤスは要らない位って聞いたけどそうなの

 X 『うん。』


 内 『それでも、朝は寒いんじゃないの

 X 『いや、起きるちょっと前にボワッと言って暖房が付くから、暖かいんだよね。』

 内 『でも、水はメチャメチャ冷たいでしょう

 X 『超、冷たいよ。歯ブラシとかね』

 
 内 『逆に、夏はどうだった暑いの

 X 『夏は、涼しくて過ごしやすいよ。』

 内 『へぇ、そうなんだ。過ごしやすいんだ

 X 『うん。夏は、盆踊りがあって、一日だけ浴衣が着れるんだよ。』
 
 内 『そうなのなにそれ

 X 『夏の夕方に、一日だけ盆踊りがあって、その時だけ浴衣が着れるんだよ。』

 内 『へぇ、そうなんだ。浴衣はどんな感じなの』 

 X 『工場で、ジャンケンで勝った順に好きなのを選んで行くから、負けちゃうと変なのしか残ってないの。』

 
 内 『因みに、夏はどんな格好なの

 X 『ワンピースみたいな服を着るの。』

 内 『そんなの着るんだ。色は

 X 『私は、紺と白だった。』

 内 『このワンピースみたいなので作業するの

 X 『ううん。これはあくまでも部屋の中で着る物で、工場では別だよ。』 

 内 『あ~、作業着を着るのか

 X 『それもあったし、スカートもあったんだよ。』

 内 『そうなんだ。』

 X 『だから、短くしてプチオシャレしてた。(笑)』


 ボクが、気になっていた事の一つに、北国の刑務所における防寒事情がありました

 当然ながら、冬はメチャメチャ寒いですから、暖房がないと凍死してしまう恐れがあるからです

 以前、ボクはヒルズの運動で一緒だった〝懲役太郎(何度も刑務所に行っている人)〟から、北海道にある刑務所は全部暖房が効いてて、冬はメチャメチャ暖かいと聞いていたのです

 そういう理由から、実際はどうだったのかを訊いてみたところ、やはり暖房は全開だったそうです

 これは、ホントにホントに羨ましい限りですよ

 少なくとも、関東にある刑務所や拘置所では、一切暖房はないので冬はメチャメチャ寒いのです

 一応、小菅ヒルズは冷暖房完備となっていますが、それはあくまでも部屋の前の廊下だけで、部屋の中に直接入って来る訳ではない為、効いてないのと全く同じです


 なので、人によっては、冬は霜焼けになりますからね

 恐らく、シャバに居たら霜焼けになんてならないでしょう

 しかし、拘置所や刑務所では、冬は霜焼けだらけになります(暖房が完備でない施設では)

 因みに、ボクも霜焼けになりました

 霜焼けは、暖かくなって来ると勝手に治ってるんですが、最中は手や足の指が腫れぼったくなって最悪です

 しかし、札幌では暖房のお蔭で、まず霜焼けになる人は居ないそうです


 また、メリヤスも買う必要は基本的にはないそうです

 メリヤスとは、現代風で言えば、ユニクロのヒートテックです

 そのアナログ版です

 要するに、爺さんと婆さんが穿いているももひきです

 暖房設備が無い刑務所では、みんな防寒対策の為に買うのですが(勿論金が無い人は買えないが、官物の安物は支給される)、それを買わなくて済むのはホントに素晴らしいですよ

 と、言うことは、相当暖房が効いている証拠でしょう


 翻って、夏は逆に涼しくて過ごしやすいそうです

 これも、関東と比較すると一目瞭然で、関東の場合は勿論夏は冷房なんて無いですから、メチャメチャ汗だくになります

 しかも、この蒸し暑さです

 唯一、団扇が支給される位で、それ以外は何もありません

 しかし、札幌の場合は、夏でも東京のような暑さはなく涼しいので、夏は快適だそうです

 詰まり、〝夏は涼しく冬は暖かい〟、と言う最高の環境なのです

 この環境も、札幌刑務所が人気の理由なのでしょう


 そういう意味では、彼女は最高の刑務所に居たという事です


 さて、今日はこの辺にして、明日もこの続きをお話しします



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ローラパパの処分保留ってどういう意味?


 おはようございます

 今日も、日差しが強そうですね

 くれぐれも、熱中症には気を付けましょう


 昨日は、バタバタしてまして更新出来ませんでした

 ボクの記事を楽しみにしてくれている、8万人の読者の皆さんすみませんでした(笑)


 さて、今日は、例の彼女の続きをお話しようと思ったのですが、お馴染みの急遽話題変更でお話しします


 つい先日まで、マスコミを少し賑わせていた事件がありましたね


 『ローラの父逮捕』


 そう、モデルでタレントのローラの父親が、海外医療費を巡る詐欺事件で逮捕されたのです

 当時、結構ニュースになっていましたね

 因みに、ボクはローラはスゴクキャワイイと思います(笑)


 そして、この逮捕の後追い報道がこちらです。


 ローラさんの父親、釈放し継続捜査 東京地検


 海外療養費を詐取したとして警視庁に詐欺容疑で逮捕されたタレントのローラさんの父親(54)について、東京地検は15日、処分保留のまま釈放した。

 地検は「現時点では起訴するに足る証拠がない」としている。

 地検は、父親が5回にわたり計約1200万円を詐取していた疑いがあるとして、任意で捜査を続ける。


 (MSN産経ニュースより)


 と、言うように、ローラパパは処分保留で釈放されたのです

 恐らく、皆さんはニュースを見聞きして〝へぇ、処分保留で釈放になったんだね〟位にしか思ってないでしょうが、この処分保留ってどういう意味か分かりますか

 多分、キッチリ説明は出来ないのではないでしょうか。


 では、ここに出て来る〝処分保留〟ってのは、一体何なのかを今日はお話しします


 処分保留とは、字の如く〝処分〟〝保留〟するという事です(笑)

 恐らくは、〝そんなこた誰でも分かるわい〟と、突っ込みが入るでしょう

 勿論、これで終わりでは、殊更このテーマでお話する意味が全くありません


 
 では、具体的な意味に入って行きましょう

 
 まず、処分保留と言うのは、法律用語でもなければ、法律の条文にもありません

 詰まり、刑法や刑事訴訟法にも、処分保留と言う言葉は一切存在しないのです

 では、処分保留と言う言葉は何なのかと言うと、簡単に言えば〝検察用語〟なのです

 
 逮捕した被疑者を、23日以内に起訴するか(裁判にかけるか)しないかを検察官は判断しますが、その結果起訴出来ない場合は被疑者を釈放しないといけません

 この時に、逮捕から23日後に、処分が決まっていない時、処分保留で釈放となり、その後最終的に不起訴にするかどうかを決めるのです


 が、これは建前で、事実上は処分保留になる時はほぼ不起訴です

 詰まり、〝無罪放免〟だという事です

 だって、裁判にかけられないんですから


 要するに、実際は犯人だったとしても、処分保留で釈放されれば無罪判決を勝ち取ったのと同義なのです

 起訴しようと思っている被疑者を、一旦釈放してから起訴するなんて、全くの無意味ですし聞いた事がありません

 〝一応〟、起訴する余地は残していると言う意味ですが、実際は起訴されるなんてことはありません

 
 ただ、例外があって、余罪がある被疑者の場合は、捜査が全部終結してから起訴するかどうかを決める時もあります

 この場合は、処分保留で一旦釈放してから、そのまま別の容疑で再逮捕されます

 従って、釈放と言っても、一秒たりともシャバに出る事はなく、警察の取調室で逮捕状を執行されるので、釈放とは名ばかりなのです

 まっ、ボクが正にこのパターンでしたから

 その後、処分保留になった事件も、他の事件と併せて起訴されるパターンはあります

 あるいは、そのまま不起訴(起訴猶予を含む)になるパターンのどちらかです


 しかし、釈放されるという事は、もう余罪がないと言っているようなものなので、ローラパパはこれ以上逮捕されることも無ければ、起訴されることもありません

 もし、他に余罪があれば、処分保留で釈放された後(あくまでも警察署内でですが)絶対に再逮捕されます

 それが出来なかったという事は、完璧に警察、検察の〝負け〟なのです

 実に、ざま~味噌ラーメンです(笑)

 だって、わざわざ国際手配までして行方を追っていて、やっとこさ逮捕したのに、その23日後には〝パイ〟(チャラになる意味)になっちゃったんですから、それはそれは警察、検察の面目は丸潰れです

 相当、苦虫を噛み潰したような思いでしょう


 逆に、ローラパパの〝勝ち〟なのです

 〝も~しかしてだけど~、も~しかしてだけど~、ホントはアンタが犯人なんじゃないの~

 と、どぶろっくの歌に乗せているように、もしかしたらローラパパは実際には詐欺に関わっていたかも知れません

 しかし、処分保留で釈放されたという事は、事実上の不起訴なので裁判にはかけられませんから、腹の中では相当ほくそ笑んでいることでしょう

 真実は、娘のローラにも分かりません

 唯一の真実を知っているのは、ローラパパの胸臆だけです

 それが、どっちであろうとも(関わっていたかどうか)、もう刑事裁判にはならないんですからローラパパの勝ちなのです


 って言うか、ボクから言わせてもらえれば、起訴出来ないんなら始めからパクんじゃねぇよって事です

 しかも、わざわざ国際手配までして、マスコミも大々的に報道したのにも拘わらず…

 で、結局は〝起訴出来ませんでした〟って、ふざけるなって話ですよね


 因みに、ローラパパが、23日間不当に逮捕勾留されたと言って、ボクがやった刑事補償請求をしたとしても、全く認められません

 12500円×23日間=287500円

 は、一円たりとも貰えません

 何故なら、裁判で無罪になったわけではないからです
 
 あくまでも、〝事実上の無罪〟であって、実際の無罪ではないからです

 従って、23日間の金銭的補償は一切ありません
 


 最後に、今日のポイントをまとめます


 ① 処分保留とは、法律用語ではなく法律の条文にも定めがない。

 ② 処分保留とは、検察用語。

 ③ 処分保留は、事実上の不起訴。

 ④ 処分保留になったのに、起訴される可能性がある時は余罪がある時。

 ⑤ 処分保留で釈放されても、その間の刑事補償は一切出ない。



 まだまだ、セミのオーケストラが聴こえて来る夏の木漏れ日の中、ローラパパは今何を思うのでしょうか…。


 さて、明日は例の彼女の話をする予定です



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お盆休みと再会…。

 おはようございます

 今日は、実にいい天気ですね

 ここ最近、天気がイマイチでしたからね


 先週は、当ブログを始めてから一周年が経ったお話でしたね

 改めて、ブログを一年も綴っていたんだと思うと、非常に不思議な感覚に捉われます

 くどいですが、当ブログの読者の皆さんには、深甚なる感謝の意を表したいと思います

 ありがとうございます

 そして、今後ともどうぞ宜しくお願い致します


 
 さて、今日からは新しいカテゴリの登場です

 そのカテゴリは、その名も『TUBUYAKI』(つぶやき)です

 日頃、事件や裁判や法律(特に刑事関係)について綴っている当ブログですが、その枠に捉われずに、日々ふと感じた事を綴ろうと思い、このカテゴリを立ち上げました

 なので、今後このカテゴリでお話しする事もありますので、どうぞ宜しくお願いします


 ホントは、例の彼女の続きをお話ししようと思ったのですが、ふとお盆休みを通じて感じた事があったので、それについてお話しようと思います

 
 
 皆さんは、お盆休みはいかがでしたか

 お墓参りに行ったり、田舎へ帰ったりと様々だったでしょう

 
 ボク自身は、連日プールに行って、最終日はプールからのお神輿と、非常にハードスケジュールでもの凄く疲れました

 しかしながら、こうして疲れを感じれるのも、〝自由〟であるからこそなんですよね

 つい一年半位前は、疲れたくても疲れられませんでしたから

 何故なら、ずっと独房に閉じ込められっぱなしだったからです

 なので、疲れる訳がありません(笑)

 
 唯一、疲れた時と言えば、裁判所に書面を提出する際に、その文面を考えている時はメチャメチャ疲れます

 特に、〝頭〟が疲れましたね

 ボクは、何度もお話ししているとおり、裁判所に対してもの凄い量の書面を提出し、その書面が〝逆転無罪〟に繋がりました

 ボクのパターンとしては、まず下書きを要らない紙にバァ~っと書いて、そこから清書をして行くのですが、この時何を書こうか、少ない脳ミソで常に頭はフル回転させていますから、その日の夜はメチャメチャ疲れるのでぐっすりと眠れました

 それが、一年七ヶ月の独房生活の中で唯一疲れた時でした


 そして、久し振りにお盆休みを満喫した訳ですが、ホントに疲れました(笑)

 メチャメチャ疲れはしましたが、とてつもなく楽しかったです


 
 そんな中、ボクにとって嬉しい再会がありました

 ボクは、一時期としまえんのプールにメチャメチャ通っていて、〝木馬の会〟と言う年間パスポートを持って通っていました

 そこで、松川さんと言うイケメンの先輩と仲良くなり、楽しくとしまえんのスライダーを楽しんでいました

 としまえんに行ったことのある方で、見た事ないですかね

 白いスライダーで、水の上を滑って地上に降り立つ人達を(笑)

 それを見て、衝撃を受けたボクは、もう10年位前ですが、バリバリ〝上陸〟していた(勿論今も)松川さんに師事し、見事上陸出来る様になったのです


 ところが、ボクがパクられてしまい、行きたくてもとしまえんに行けない日々が続いていたのですが、たまたま16日の土曜日に久し振りにとしまえんに行ったら、偶然再会したのです

 まっ、松川さんは毎週来ているので、偶然と言うよりは〝必然〟と、言った方が良いかも知れません(笑)

 すると、久し振りなのにも拘わらず、快く迎えてくれて、当時のメンバーもみんな健在で、さながら同窓会のような感じでした

 ボクは、それがもの凄く嬉しくて嬉しくてたまりませんでした

 と、同時に、人の繋がり程、決してお金で買えるものではなく、かけがえのない尊いものだなと心底思いました
 
 前日まで、海に行くか、としまえんに行くかで迷っていたのですが、つくづくとしまえんを選択して良かったです

 
 因みに、としまえんのスライダー軍団の雄姿をご覧になりたい方は、リンクを貼っておくので是非観て下さい

 ユーチューブで、〝としまえん スライダー〟で検索すると直ぐに出て来ますよ

 マジでヤバいですよ(笑)


 
 このかけがえのない時間を、ずっと大切にしていきたいと思った、今年のお盆休みでした



 さて、明日は、例の彼女の続きです



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今日で、ブログを始めてから丁度一年が経ちました!


 おはようございます

 昨日の雨も上がり、今日は天気が良さそうですね

 たまには、涼しい日もあっていいでしょう


 昨日は、彼女が居た札幌刑務所のご飯事情をお話ししましたね

 ホント、刑務所レベルといは言え、ご飯のウマイマズイは死活問題ですから


 さて、今日はちょっと話題を変えて、、タイトルにある通り本ブログを始めて、今日で丸一年が経った事についてお話ししたいと思います

 
 去年の8月13日に、『奇跡の逆転無罪判決』と言う、記事から産声を上げたこのブログも、早いもので今日で丸一年が経ちました


 ホントに、ホントに、ホントに、ありがとうございます

 こうして、この拙いブログを続けられるのも、皆さんのお蔭だと痛感しております


 
 今日は、丁度一年が経ったので、このブログの誕生秘話(ってものでもないけど)をお話しようと思います

 
 そもそも、ボクがこのブログを始めようと思い付いたのが、逆転無罪判決〝後〟ではなく、逆転無罪判決〝前〟なのです

 そう、ボクは、小菅ヒルズのB棟11階39室に居る時から、〝逆転無罪になって、絶対にこの体験記をブログで発信するんだ〟と、心に決めていたのです

 これは、後出しジャンケン、詰まり逆転無罪になったから言っているのではなく、ホントに被告人として拘置所にぶち込まれている時から描いていた青写真だったのです

 その証拠に、被告人だった当時、ボクに多大なアドバイスをしてくれている、〝桃山商事の清田先生〟に、手紙や面会時に話していたのです


 勿論、この時は、単なる取らぬ狸の皮算用以外の何物でもありませんでした

 何故ならば、逆転無罪判決なんて、そうそう滅多に出る物ではないからです

 確かに、控訴審の流れ的には、逆転無罪の流れでしたし、逆に逆転無罪になるのにはこの流れを踏まない限り有り得ませんでしたから、その公算は大きかったでしょう

 しかしながら、それは判決を聞いて初めて分かる事ですから、判決が出るまでは全く安心出来ません

 従って、この時のボクの考えは、非常に不確定要素の多い砂上の楼閣だったのです


 でもボクは、例え不確定要素の多い砂上の楼閣だとしても、とりあえずは建てておくだけで、もの凄く強いモチベーションになりました

 どんな時でも、どんな状況に居ても、前を向いて目標を持たないと、人間はダメになってしまいますからね

 ボクは、常にそう思っているので、独房の中からでも、いつ訪れるか分からない自由に強いモチベーションを抱いていました


 また、これは確実に裏の取りようがないので、作り話だと疑われるかも知れませんが、当時ボクが居たフロアを4日に一回のサイクルで担当する当直の若い職員が居たのですが、その職員とはホントに仲が良くて、しょっちゅうボクの部屋に立ち寄ってくれて、色々と話していました

 彼からは、拘置所の色々な舞台裏を聞いたりと、いつも15分の見回りの度に、ボクの部屋に寄ってしゃべっていました

 当直の職員は、基本暇なので、ボクと話すのも良い時間潰しだったのでしょう

 当然、話の流れの中で、ボクの裁判の状況も話していたので、ボクはその職員に、

 
 「ボクが逆転無罪になってシャバに出たら、ブログを始めるから、是非とも内田浩樹で検索してみてね。」 


 と、口癖のように言っていたのです

 これホントの話ですから


 そして、現実にその通りになり、当然仕事上ボクが逆転無罪になった事は分かるので、もしかしたらその職員もこのブログを見てくれているかも知れません

 改めて、バイクとパチスロが好きな担当さん、当時はいつもいつも話してくれてありがとうございました

 ホント、当時は4日に一回話せるのを、心待ちにしていました

 今度は、いつの日か奇跡的にシャバで話せる日を心待ちにしています


 と、ボクは裁判中から、このブログの立ち上げを考えていたのです


 そして、ボクが夢にまで見た結果を手に入れ、判決から14日後に無罪が確定してから、いよいよブログ立ち上げの準備を始めました

 そう、ボクは無罪になってから、直ぐにブログを立ち上げようとは思わず、きちんと無罪が〝確定〟してからブログを書き始めようと思っていたのです

 何故なら、もし検察が上告して来たら、まだ無罪は確定せず被告人のままだからです

 すなわち、ブログのタイトルを謳えないのです

 だから、ボクはじっと判決後14日間が過ぎるのを待っていたのです(笑)


 そして、7月16日に無事に無罪が確定し、被告人から一般人に復帰して、いよいよ念願だったブログを書けると、欣喜雀々としたのを覚えています
 
 この時、ボクに多大なる影響を与えてくれたのが、フリーライターで、失恋ホスト〝桃山商事〟の代表である清田先生です

 彼は、ボクの裁判を、一審から全て傍聴に来てくれて、唯一ボクの仲間ではの皆勤賞なのです

 ボクの逆転無罪劇を、間近で見ていた〝生き証人〟です(まだ生きてますwww)

 ボクは、彼に〝絶対にボクの裁判は面白い事になるから観に来た方が良い〟と、言っていて、それをホントに実行してくれたのです

 だから、一審で〝キセキ〟の有罪判決を受けて地獄に落とされた瞬間も、控訴審で〝キセキ〟の逆転無罪判決を受けて天国に舞い戻った瞬間も、全て見ているのです

〝最悪〟〝最高〟の両方を見届けたのです


 ボクは、彼にブログをやる上で、どうすれば良いか、どう書けば良いか、等々多大な意見を頂戴して参考にして来ました

 それが、現在に繋がっている訳です

 このブログを書く上で、彼の意見はかなり重要視しているのです

 因みに、逆転無罪の赤いアイコンも、清田先生がデザインしてくれたのです

 改めて、この場を借りて、大変ありがとうございますと言いたいです

 そして、今後とも色々とアドバイスをお願いします


 改めて、このブログでの一年を振り返ると、初めは何をどう書けば良いか分からず、使い方も良く分からずで、右往左往しましたが、徐々に慣れて来て現在に至っています

 クオリティーとしては、全然まだまだだと思いますが、ボクはボクなりのやり方、書き方で色々と伝えて行ければ良いなと思っています

 
 昨日現在で、これまで219本の記事を書きましたが、これがどんな数字なのかは分かりません(笑)

 多いのか、少ないのか、そんなのは全く分かりません

 ただ、ボクとしては、記事の数が多い少ないに拘わらず、ボクのブログから皆さんが些細な事でも良いので、何かを感じ取ってくれる事が、何よりの喜びであり幸せであるのです

 〝今日の内容面白かったよ〟とか〝いつも読んでますよ〟とか言ってもらえる事は、ホント作者冥利に尽きます

 改めて、ありがとうございます


 また、ボクと直接会った事がない読者の方、たまにコメントをくれる方、ホントにホントにありがとうございます


 今日で一年が経ちますが、来年もボクが何かを綴っているかは分かりません

 もしかしたら、今月で終了してしまうかも知れないし、10年位続くかも知れませんし、こればかりはボクの気分次第なので分かりません(笑)

 ですが、このブログが続く限り、皆さんには温かい目で見守って頂き、応援してくれればと思います


 とにかく、この一年、ボクの稚拙な文章にお付き合い下さってありがとうございます

 今後とも、当ブログをどうぞ宜しくお願い致します


 ※明日から、お盆休みに入るので次の更新は18日になります



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札幌刑務所の〝ムショ飯〟。


 おはようございます

 今日は、何だかどんよりなので過ごしやすいですね

 でも、海やプールに行く人にとっては、微妙な天気でしょう


 昨日は、彼女の刑務作業についてお話ししましたね

 バラバラ殺人の犯人が居たり、精神安定剤を処方されている人は、作業が制限されていたりとビックリでしたね


 さて、今日は、札幌刑務所のご飯事情について聞いて行きました


 内 『札幌ってご飯どうだった

 X 『札幌はね、他の刑務所には行った事ないから分からないけど、周りの話では札幌が一番美味しくて人気だったんだって。』

 内 『へぇ。自分の感想としてはどうだった

 X 『まあ、刑務所のご飯にしては美味しいかなって感じ。』

 内 『とはいえ、刑務所レベルではって事でしょう

 X 『まあね。(笑)』

 内 『何か、量も多いって聞いたんだけどそうなの

 X 『多かったね。ご飯は、男区(だんく)で作ってんだよね。』

 内 『なるほどね。じゃあ、女子の炊場(すいじょう)はないんだね

 X 『うん。ないね。女区の建物の隣に男区があるから、そこで作って持ってくるの。』

 
 内 『何か、ボクが小菅ヒルズの運動で一緒だった人が、〝ラーメンの時のチャーシューは最高にウマイですよ〟〝札幌は飯はメチャメチャウマイですよ〟って、言ってたからさ。』

 X 『あ~、そうらしいね。だから、みんな札幌に行きたがるって言うね。ご飯が美味しいから。』

 内 『へぇ。パンは、何回位出てた

 X 『何回だったかな…。』

 内 『パンの大きさはどうだったの

 X 『メチャメチャ大きくて、パンの日はもうみんな喜んでたよね。』
 
 内 『その気持ち良く分かるわ。(笑)甘シャリ(ゆで小豆)はどうだった

 X 『最高に美味かった


 刑務所生活で、ご飯のウマイマズイはホント死活問題です(笑)

 もう、ご飯位しか楽しみが無いんですから

 なので、行った刑務所のご飯がマズかった日にはもう最悪です

 だって、〝飯がマズイから刑務所変えて下さい〟は、通用しませんからね(笑)



 ところが、彼女が居た札幌刑務所は、ご飯がウマくて大人気の刑務所だったのです

 
 これは、話の中でも出て来たように、ボクが小菅ヒルズに居た時に、運動で一緒だった人が絶賛してて、〝もし、刑務所に行くのなら札幌を希望した方が良いですよ〟と、オススメしていた位ですから

 因みに、この人は〝懲役太郎〟で、過去に6回も刑務所に行った経験がある人でした(笑)

 懲役太郎とは、何度も何度も懲役に行く人を揶揄するあだ名です

 確か、42歳だったので、その半分を塀の中で過ごしていると言います

 
 しかも、今回逮捕されたのは、刑務所から出所して何と一週間後です

 一年後ではありません

 〝一週間〟後です

 やっとの思いで、何年かの刑期を務め上げたのに、その一週間後にまたしても塀の中に逆戻りするんですから、究極のバカとは正にこの事を言うのでしょう


 ですから、ある意味〝刑務所のミシュランガイド〟とも呼べる人が、札幌を絶賛するんですから、間違いなくご飯は美味しいのでしょう(刑務所レベルでは)

 ただ、間違いなく言える事は、幾ら刑務所のご飯がウマいだの絶品だのと言っても、吉野家や松屋やすき屋には勝てないと思います


 札幌では、男子が女子の分のご飯を作っていたそうです

 なので、女子の中に、ご飯作りを担当する〝炊場(すいじょう)〟と言う、工場はなかったそうです

 これは、あくまでも札幌がそうなだけであって、他の単独の女子刑務所は、そこに居る女性受刑者が炊場でご飯を作ります

 札幌は、たまたま男子と同じ敷地内にある為、男子が担当しているだけの話です


 そして、ボクも非常に気になっていた、パンです

 あの、恐らく皆さんは、自由の身ですから、当然の如く好きな時に好きなパンを食べれますよね

 しかし、塀の中にいる受刑者は、その当たり前が出来ないので、もう砂漠で水を欲しがる様に、パンに恋い焦がれるのです

 ホント、〝パン食いてぇ~〟って、なるのです

 し、か、も、トーストで焼いたものでなく、単なる味気ないコッペパンですら絶品に思えてしまうのです

 その位、食に対する飢餓感がハンパではないのです


 そんな中、札幌では非常に大きなコッペパンが出て、みんなパンの日は喜んでいたそうです

 それはそれは何よりでしたね(笑)


 話は続きます


 内 『ご飯ってさ、小菅の時みたくお菓子が食べれる訳ではないから、毎回完食してた

 X 『私は、〝シャリ抜き〟って言って、結構みんなやってたんだけど、要するにご飯は一切食べないでおかずだけを食べるって言うのをやってた。』

 内 『へぇ。何で、そんな事したの

 X 『いや、太りたくなくてさ。シャバに出た時に、太った姿だと誰にも相手にしてくれないと思ったからさ。』

 内 『ほうほう。それは毎日やっていたの

 X 『ほぼ毎日だね。まっ、たまに麦飯も食べてたけど。』

 内 『じゃあ、パンの時はどうしてたの

 X 『パンは完食してた。パンは特別。(笑)』


 内 『何か、印象に残っている食べ物はあったそれなりに美味しかったんだろうけど。』

 X 『ん…。(ちょっと考え込む)』

 内 『何かパッと思い付くものはない

 X 『あっ、サツマイモの煮たやつかな。』

 内 『サツマイモ何それ、戦時中みたいじゃん。(笑)』

 X 『だって、私サツマイモ好きなんだもん。』

 内 『それって大学いもじゃなくて

 X 『違う違う。』


 内 『あっ、年末年始の特食はどうだった

 X 『いや、もう凄い量だった

 内 『そんなに凄かった

 X 『もう、お餅が三つやら、お菓子やらと食べきれなかった。』

 内 『食べきれないのは、泣く泣く捨てたの

 X 『いや、こっそり隠しといて工場行く前に食べてた。(笑)』

 内 『あっ、懲罰だな(笑)』


 彼女は、小菅ヒルズに居た時と違い、お菓子が食べれない代わりにご飯をドカ食いする事はなく、逆にダイエットに走ったそうです

 〝シャリ抜き〟と言う、シャバで言うところの、炭水化物ダイエットでしょう

 それを、ほぼ毎日やっていたそうです

 確かに、シャバでの日常生活をして、ご飯を完食なら特に太らないでしょうが(まっ、ケースバイケス)、刑務所でご飯をドカ食いしていたらデブまっしぐらでしょう

 やはり、その辺は美意識があったのか、彼女は気を付けていたそうです

 刑務所に入っても美意識を保つのは、ホントに素晴らしい心掛けだと思います


 また、ボクが〝何か印象に残っている食べ物はと、質問した時に、パッと答えが出て来なかったという事は、逆に印象に残っている食べ物が無かったという証左でしょう

 そして、唯一捻り出した答えが、サツマイモですからね(笑)

 よっぽど、彼女の中で、おかずで印象に残っている食べ物はなかったのでしょう


 それと、お正月に出される特食を、食べきれないからと言って隠し持っておくのは、立派な懲罰対象ですからね

 って、実に次元が低すぎる…

 ホント、子供レベルです(笑)

 懲罰名で言うと、〝不正所持〟で、恐らく5日間は座ります

 幸い、この件で彼女はバレなかったそうです



 と、札幌刑務所でのご飯事情をお話ししました

 つくづく、好きな時に、好きな物を、好きなだけ食べれることに、この上ない幸せを感じますね


 さて、明日はこの続きじゃなくて、別の話題をお話しします



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糞ツマラナイ刑務作業。

 おはようございます

 今日は、台風が過ぎ去った後なので、メチャメチャ暑くなりそうですね


 先週は、彼女が別な工場に行ったのにも拘わらず、またしてもくだらない理由から作業拒否をして懲罰に行ったお話でした

 つくづく、彼女の話を聞いていると、実に場当たり的で、その時良ければそれで良いみたいな印象が強く残りました


 さて、今日はそこからの続きです


 内 『今回は7日間座って、今度はどこの工場に行ったの

 X 『また、4工場だよ。』

 内 『えっまた同じ工場に戻ったの

 X 『そうなの。』

 内 『普通、懲罰に行ったら同じ工場には戻らないじゃん。』

 X 『なんだけど、札幌は初犯工場は二つしかないからさ。』

 内 『札幌は、女子は全部で何工場あるの

 X 『五工場あるの。』

 内 『どういう振り分けなの

 X 『一工場が累犯で、二工場が初犯だけ、三工場がミックスで、四工場が初犯で、五工場がモタ工だったね。』

 内 『なるほど。最後まで四工場には居たの

 X 『居たよ。』

 内 『トラブルはなかったの

 X 『無かったよ。』

 内 『因みに、工場の中で出世はしなかったの

 X 『しなかったね。だって、私よりもっと凄い人が居たもん。』

 内 『凄い人って

 X 『無期懲役の人とか、殺人やった人とかさ。あっ、あれも居たよ、渋谷のバラバラ殺人の人も。』

 内 『へぇ。そうなんだ。要するに、刑期が長い人が居たからか。』

 X 『そうそう。そういう人に比べたら、私の刑期は短いからね…。』


 彼女は、懲罰に行ったのにも拘わらず、また同じ四工場へと復帰しました

 これは、通常の(男子)刑務所では珍しい事です

 通常は、何かトラブルを起こした人間は、また同じ工場に戻れば、トラブルの原因となった人と鉢合わせして更にトラブルになる可能性があるので、ケンカ等の場合にはそれぞれ違う工場に飛ばされるのです

 同じ工場に戻れる場合としては、ケンカでも一方的な被害者の場合は、また同じ工場に復帰する事はありますが、そうじゃない場合はまずお互いに元に居た工場には復帰出来ません

 絶対に鉢合わせしないようにします


 ところが、女子の場合、特に札幌女子刑務所は、そもそもの工場の数が五個しか無かったので、また同じ工場に戻れたようです

 また、懲罰理由も、作業拒否で単なるかったるいだけと言うものでしたから、人とのトラブルではない事も、同じ工場への復帰に加味されたのでしょう


 その後の彼女は、もう二度と懲罰に行く事なく、平穏に出所まで第四工場に居たそうです

 
 また、彼女は〝出世欲〟は皆無だったそうで、工場の中でも何か役職に付いたりはしなかったそうです

 その一因としては、自分よりも刑期が長い人が居た事にあるそうです

 少なくとも、殺人を犯した人からすれば、彼女の刑の三倍以上は刑務所に居ないといけませんからね

 要するに、何年か後には、嫌でも出て行ってしまう彼女に役職を付けるよりも、嫌でも長く居る人に役職を付けた方が良い訳です

 まぁ、懲役と言う名の〝長期契約〟みたいなものですからね(笑)

 その契約期間(懲役)が、長ければ長いほど、役職には付きやすい訳です


 因みに、第四工場には、以前世間を賑わせたあの有名人も居たそうです

 きっと、忘れていると思うので振り返りましょう


 ※新宿・渋谷エリートバラバラ殺人事件


 遺体発見

 
 2006年12月16日、東京都新宿区西新宿の路上で、ビニール袋に入った上半身だけの遺体が見つかる。

 当初、歌舞伎町に近い新宿という土地柄、被害者を外国人と断定し、暴力団関係者・中国系マフィアなどによる犯行(抗争事件)という見方が強かった。

 同年12月28日、渋谷区内の空民家の庭で下半身のみの切断遺体が発見される。

 この下半身遺体と、西新宿で見つかった上半身遺体のDNAが一致し、この遺体は外資系不動産投資会社に勤務する男性(当時30歳)と判明した。

 最初の遺体発見から約1か月経った2007年1月10日、死体遺棄の疑いで容疑者逮捕。

 逮捕されたのは、被害者の2歳年上の妻であった。逮捕後、町田市の芹ヶ谷公園で頭部を発見。

 手首はゴミと一緒に捨てたと供述している。

 
 事件の経緯


 夫妻は2002年11月頃に知り合い同年12月より同棲を始め、翌年(2003年)3月に結婚する。

 裁判では、出会いから結婚までの期間を“いろいろあった末に結婚”と表現されているが、妻は妊娠を期に結婚したが、経済力のない夫と家庭を持つことに不安を感じ、同年3月上旬に堕胎している。

 夫妻は結婚後数ヶ月で不仲になったとされ、妻は夫からドメスティックバイオレンス(DV)を受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したと供述。

 妻は一時期、夫の暴力から逃れるためシェルターと呼ばれる保護施設に避難した。

 また、互いに不倫相手がいたとも供述している。

 2006年12月12日早朝、妻は就寝中の夫を中身の入ったワインボトルで殴り殺害。

 自宅で遺体を切断し、その後自宅をリフォームするなど隠蔽工作も図っていることから計画性ある犯行と憶測を呼んだ。

 事件の2日後にタクシーを使い上半身を新宿区の路上へ遺棄。持ち運びに疲れたために下半身を渋谷区の民家に遺棄し、バッグに頭部を入れ電車に乗り町田市の公園に遺棄したと供述。

 短絡的な犯行ともいわれている。

 妻逮捕の決め手となったのは、夫の上司が自宅マンションの防犯カメラで帰宅する夫の姿を確認したことである。

 事件発覚前の12月15日には妻が捜索願を出していた。

 
 裁判


 初公判は2007年12月20日に東京地方裁判所で開かれた。

 弁護側、検察側の証人に夫妻双方の不倫相手(愛人)が出廷する異例の裁判となった。

 裁判の中で注目を集めたのは、妻の犯行時の精神状態、責任能力の有無であった。

 注目の精神鑑定では検察、被告人の鑑定証人が共に犯行時は心神喪失状態との判断を下す異例の事態が報告された。

 この裁判は裁判員制度を踏まえた裁判のモデルケースとしても注目され、裁判のなかで弁護側、検察側が同時に鑑定した医師に対し質問するといった異例の形式を取った。

 妻の弁護人は(妻は犯行時)心身喪失状態にあり責任能力はないと無罪を主張。

 他方、検察側は責任能力に問題はないとし、懲役20年を求刑した。

 弁護側、検察側両鑑定が精神(心身)喪失を認定しており、近年最高裁判所の判決でも精神鑑定の結果を重視する判決が出る傾向のなか、東京地方裁判所がどのような判断をするのか注目された(なお、検察側は精神鑑定の再鑑定を裁判所に請求したが裁判所はこの再鑑定請求を却下している)。

 2008年4月28日、東京地方裁判所(河本雅也裁判長)は動機が明瞭で計画性もあり、また犯行後死体遺棄や隠蔽工作を行っており、精神状態は犯行の手助けにしかなっていないと完全責任能力を認め、妻に懲役15年の判決を言い渡した。

 妻側の弁護人はこの判決を不服とし同年5月9日に控訴した。

 控訴審公判では3回目の精神鑑定が行われ被告の完全責任能力を認める鑑定結果を証拠採用した。

 2010年5月、東京高等裁判所で控訴審公判最終弁論が開かれ弁護側は心神喪失による無罪を主張、検察側は精神鑑定の信用性の高さを主張し控訴棄却を求め結審した。

 同年6月22日に控訴審判決公判が開かれ出田孝一裁判長は東京地方裁判所判決(1審)を支持し被告側の控訴を棄却した。

 同年6月29日までに上訴権を放棄したため懲役刑が確定した。

 (ウィキペディアより引用)


 と、言う事件でした

 きっと、これを読んで〝あ~あの事件かと、思い出した方も多いでしょう

 その当事者である、バラバラにした元妻と、彼女は工場が一緒だったそうです

 彼女はまだ、長い長い懲役を札幌で過ごしています


 話は続きます


 内 『作業は、楽しかった

 X 『つまらなかった。』

 内 『じゃあ、一日が超長く感じたでしょう

 X 『長かったね。』

 内 『どんなことをやるの

 X 『洋裁工場だから、ミシンで色々と作っていたよ。後、アイロンもあった。ただ、私は精神安定剤を貰っていたから、ミシンは出来なかったの。』

 内 『えっ何それ

 X 『安定剤を貰っている人は、ミシンとアイロンが出来なかったの。睡眠薬は大丈夫なんだけど、安定剤を貰っていると作業が制限されるのよ。』

 内 『なるほどね。札幌でも、君は薬を貰っていたのか

 X 『そうそう。だから、私は出世出来なかったの。』

 内 『ってことは、ホント平凡な作業しか出来ない訳だから、尚更つまらなかったわけだ

 X 『そうそう。』

 内 『じゃあ、四工場はどんな作業をやっていたの

 X 『あかちゃんほんぽに卸している、洋服とかを作っていたよ。』
 
 内 『へぇ。そうなんだ。因みに、作業報奨金はトータルで幾ら貰ったの

 X 『幾らだったかな~。確か二年で二万円位。』

 内 『二年で二万

 X 『うん。』

 内 『二年で二万なんて、こんな作業二度とやりたくないって感じか

 X 『うん。』


 彼女は、四工場では実につまらない作業しかしなかったそうです

 しなかった、と言うよりも〝出来なかった〟と、言った方が良いでしょう

 
 ボクも初耳だったのですが、精神安定剤を処方されていると、作業内容が制限されるんですね

 だから、ミシンやアイロン等の怪我の恐れがある作業はやらせられないんですね

 これは確かにごもっともです

 安定剤を飲んでいるが故に、ボーっとしてたら大きな事故に繋がる恐れがありますからね

 
 なので、彼女は実に当たり障りのない作業しか出来なかったので、余計に糞ツマラナカッタのでしょう


 そして、約二年強制労働させられた対価が、たったの二万円です

 皆さん、二十万円ではありません

 二年で約二万円です

 これは、ホントバカにしてないでしょうか

 二万円じゃ、風俗で一発抜いたら終わりです(笑)

 月換算すると、何とひと月833円です

 〝時給〟じゃなくて〝月給〟833円です

 
 これが、懲役なんですよね

 現代の労働賃金には、到底当てはまらないし、労基署も対応出来ないでしょう(笑)

 
 とにかく、懲役に対する賃金は比較のしようがないほどヤバいですね


 とはいえ、何とか彼女は第四工場を全うしたそうです

 
 さて、今日はこの辺にして、次回はこの続きをお話しします



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第四工場と二度目の懲罰。


 おはよございます

 今日も暑いですが、今週最後の金曜日張り切って行きましょう


 昨日は、彼女が配役(はいえき)になった第二工場で、人間関係の嫌悪さから作業拒否をして、懲罰を受けたお話でした

 つくづく、刑務所と言う所は、嫌な人間とも生活をしなければならないので、窮屈極まりないですよね


 さて、今日はその続きです


 内 『懲罰後は、何処の工場に行ったの

 X 『第四工場で、第二工場と同じく洋裁工場だったよ。』

 内 『どんな工場だった

 X 『〝モタ工〟みたいな感じだった。(笑)』

 内 『モタ工だったんだ。(笑)』

 X 『もろモタ工ではないけど、そんな感じだったね。(笑)』

 内 『そこでの人間関係はどうだったの

 X 『良かったよ。』

 
 内 『5類からスタートでしょう

 X 『そう。だけど、懲罰やったから最初はお菓子が食べれなかった。』

 内 『そうかそうか。じゃあ、次に昇格した時は4類だったのか。』

 X 『そうそう。だから、集会のお菓子は暫く食べれなかった。』

 内 『結局、第四工場にはいつまで居たの

 X 『出所まで居たよ。』

 内 『へぇ、出所まで居たのか。』


 彼女は、懲罰で5日間座った後、工場に戻ったのですが、この時は元々居た第二工場ではなく第四工場に移ったそうです

 これは、刑務所の措置としてはデフォルトで、懲罰を食らうと基本的には元居た工場には戻らないのです

 なので、彼女は第二から第四に〝移籍〟したのです

 
 しかし、移籍先は〝モタ工(もたこう)〟だったそうです

 〝モタ工〟とは、これも独特の業界用語で、年寄りや障害者等が居て、モタモタしている工場の事をこう呼ぶのです

 実際には、そこまでモタ工ではなかったみたいですが、それに近かったと言います

 彼女としては、年寄りに比べたら全然若い訳ですから、さぞかしショックだったでしょう


 そして、〝5類からスタート〟とは、刑務所では一人一人に階級が定められていて、その階級によって手紙を出す回数や面会の回数が変わって来るのです

 スタートは、5類からです


 折角なので、その点について分かり易いサイトがあるのでリンクを貼って置きます

 
 『はじめての刑務所』


 ここの優遇措置によって、その人が月に何回面会出来て、手紙が出せるのかが分かります


 しかし、彼女は入所早々に作業拒否をして懲罰を食らっているので、半年後の昇格の時には4類だったので、集会でのお菓子が食べれなかったのです

 この、お菓子が食べれないと言うのは、ホントに悔しいし残念なんですよね

 因みに、集会とは、月に一回ある刑務所行事の一つで、3類以上の人が集まって映画を観ながらお菓子を食べるのです

 刑務所では、〝たかがお菓子〟と言うレベルではないのです(笑)

 何故なら、刑務所では自分でお菓子が買えないので、この集会の時にしかお菓子を食べれないからです(運動会や花見は除く)

 だから、彼女は月一回お菓子が食べれるチャンスを、自らの作業拒否で失ってしまったのです

 とはいえ、出所時までは第四工場に居たそうです


 話は続きます


 内 『そう言えば、二回懲罰に行ったって言ってたよね

 X 『そうそう。何か、風邪引いて三、四日独居で寝てたら居心地が良くなっちゃって、風邪が治ったのに〝工場行きたくない〟って、駄々をこねてさ。』

 内 『それで

 X 『職員から、〝ホントにいいの〟って、訊かれたから、〝良いです〟って言って作業拒否になってさ。』

 内 『じゃあ、また懲罰か

 X 『そう。今度は二回目だから7日間座った。(笑)』

 内 『7日間ってか、何で懲罰になるの分かっててまた作業拒否したのよ(笑)』

 X 『もう、風邪引いて一日中寝てるのが三、四日続いたら、独居の居心地が良くなっちゃってさ。別に、仮釈放貰えなくてもいいや、とかその時は思っちゃってさ。(笑)』


 内 『7日間はキツかったでしょう

 X 『超~キツかったよ…。』

 内 『テレビは観れないし、ラジオも聴けないでしょう

 X 『ラジオは、夕方の点検が終ってからからは聴けたよ。』

 内 『そうなんだ。でも、メチャメチャ暇だったでしょう

 X 『暇なんてもんじゃないよ。』

 内 『じゃあ、オ〇ニーでもしてたんでしょう(笑)』

 X 『してたよ。(笑)』

 内 『えっホントに(笑)』

 X 『ホントだよ。』

 内 『どうやって

 X 『指で。』

 内 『毎日

 X 『毎日。(笑)』

 内 『仮就寝の時にか

 X 『そう。』

 内 『声は出してたの(笑)』

 X 『出す訳ないじゃん。(笑)』

 内 『じゃあ、その時の事を思い出して、ここで声を出してみてよ。(笑)』

 X 『ハハハ(笑)』


 最後は、AV監督の様になってしまいましたが…(笑)

 因みに、これは面白おかしくする為に、脚色している訳ではなく、ホントにこのやり取りなんですよ

 嘘だと思うなら、音声ファイルを聴かせてあげたいです


 で、彼女はまたしても前回に懲りずに作業拒否をして、懲罰行きとなりました

 しかも、その理由も、実に短絡的と言うか怠惰的と言うか…

 ホントに、だらけてるとしか言いようがないですよね…(笑)

 例えるなら、寝たいから会社行かない、みたいな

 シャバなら、こんな事をすれば馘首か給料が引かれますが、刑務所では懲罰が待っています


 しかも、同じ内容を二回も続けとてなれば、当然〝罰〟は重くなり、今度は7日間の懲罰だったそうです

 昨日もお話ししましたが、懲罰中は本も読めなければ手紙も書けないので、究極の暇なんです

 間違いなく、人生で一番暇です(笑)

 だって、部屋の中には洗面台と便器と小さい机しかないんですから

 だから、やる事が無い以上、自慰行為に耽るのは良く分かります

 ボクも、彼女と同じ状況なら、DNAが枯れるまでイッちゃいます(笑)


 と、同時に、これ程無為に時間が過ぎて行くなんて、ホントに勿体無いですよね…

 時間は、無限ではなく有限ですからね


 と、まあ彼女はのっけから懲罰続きの女子刑務所ライフでした

 来週は、この続きをお話しします


 では、皆さん良い週末を


 
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早速の懲罰…。


 おはようございます

 今日も、常夏ですがくれぐれもぶっ倒れないように気を付けて下さい


 昨日は、考査での生活と、ミシン工場へと配属になったお話しでした

 栃木刑務所の事を、やたらと話していた〝栃木ちゃん〟が全員からフルシカトをされていて、とっても可哀想でしたね


 さて、今日は、そこからの続きです


 内 『そこのミシン工場にはどの位居たの

 X 『一ヶ月位かな。』

 内 『えったったの一ヶ月どうしてそんなに短いの

 X 『人間関係が嫌で、作業拒否したの。』

 内 『人間関係

 X 『そこは、色々と厳しい工場で、とにかく先に入った人がエライみたいなさ。』

 内 『なるほどね。ミシン工場の時は雑居

 X 『雑居で、部屋の人達はみんな良い人達だった。』

 内 『なのに、何で作業拒否したの(笑)』

 X 『途中で部屋が変わったんだけど、その時に〝コサカセイコ〟って言う奴が居て、そいつがああ~だこ~だ言って来てさ。』

 内 『何を言われたの

 X 『何か、東京の話になった時に、私が六本木でキャバ嬢やってたって言ったら、〝絶対嘘でしょ〟とか、言って来てさ。だから、こっちは〝はぁみたいになってムカついてさ。』

 内 『多分、化粧してなかったからそう言われたんじゃないの(笑)』



 内 『で、どうやって作業拒否したの

 X 『その日の午後に、職員に申し出てさ。体調が悪い振りしたら、偉いのが来たから、〝作業拒否します〟って言って。そしたら、〝本当にするのか〟って、言うから〝はい。します。〟って言って。』

 内 『それから

 X 『そしたら、そのまま連行されて裸にさせられて調査。』

 内 『じゃあ、独居

 X 『独居。』

 内 『その時、取り調べがあったと思うけど、何て言ったの

 X 『今の工場には居たくない、って言ってさ。』

 内 『調査の為の独居にはどの位居たの

 X 『二週間位かな。』


 刑務所には、それはそれは色々な人間が居ます

 バカも居れば、アホも居て、人生終わっている奴も居ます

 しかし、そんな奴等とも、一緒に生活をして行かないといけないのです

 これは、相当なストレスですよ


 シャバで例えるなら、職場に嫌いな人が居る様なものでしょう

 そんなものは、どこの職場でもある事ですよね

 この例えと状況的には全く同じなのですが、シャバと刑務所では決定的に違う事が一点あります


 それは、仕事(作業)が終わった後も一緒に生活しなければならない、という事です


 シャバの職場なら、幾ら大嫌いな人間でも、仕事が終われば会うことはないですから、仕事の時だけ我慢すればいいでしょう

 しかし、刑務所の場合は、同じ職場(工場)の人同士で寝食を共にするので、仕事がが終った後もトゥギャザーしないといけないのです


 想像してみて下さい

 
 今、あなたが職場等で大嫌いな人間が居るとしますよね(まず誰かしら居るでしょう)

 その人間と、一緒に生活をしなければならないとしたら…。

 恐らく、考えられないでしょうし、極端な話、吐き気がするでしょう(笑)


 しかし、刑務所ではそれを我慢しないといけないのです

 勿論、工場も沢山の人間が居るので、必ずしも嫌いな人間と同じ部屋になるとは限りませんが、でも一緒の部屋になる可能性も十分あるのです

 まっ、そういう時は、担当の職員に〝内田さんとはどうしても合わない〟と、言えば部屋を変えてくれくれるかも知れません

 が、それも担当職員の胸三寸一つなので、絶対ではありません

 従って、刑務所では、基本的には嫌いな人間とも一緒に寝食を共にしないといけないのです

 
 そんな中、彼女は配役になった第二工場で、〝転房(テンボウ)〟があったそうです

 転房とは、独特の業界用語で、読んで字の如く〝房(部屋)〟〝転居(移動)〟すると言う意味です

 この転房は、基本的には定期的に行われて、人をシャツフルするのです

 何故なら、ずっと同じ人と一緒だと、そこで変な悪だくみをする可能性があるからです

 なので、期間はその担当職員によりけりですが、頻繁に転房はあるのです


 そこで、偶然一緒だった〝コサカセイコ〟と言う、人間と馬が合わなかったみたいで、彼女は強行手段に出ます

 それが、作業拒否です
 
 作業拒否とは、これまた読んで字の如くで、作業を拒否する事です

 シャバで例えるなら、〝出社拒否〟みたいなものです


 そうすると、直ぐに連行されて、取り調べが始まります

 作業拒否の理由や経緯等を、警察の取り調べの様に訊かれて、その内容を調書にするのです

 その間は、工場には行かずに、独居で一日中過ごすのです

 それが二週間位あったそうです

 そして最後に、処分結果を言い渡されるのです…。


 
 話は続きます


 内 『結局、調査の結果はどうなったの

 X 『5日間座ったよ。』

 内 『えっ座ったの

 X 『座ったよ。もう、超辛かった

 内 『へぇ。懲罰受けたんだね。姿勢は

 X 『お姉さん座りでも良いし、何でも良いんだよ。』

 内 『でも、きつくないずっと座りぱなしって

 X 『キツ過ぎでしょう。』

 内 『因みに、懲罰の時は本は読めないでしょう

 X 『本は読めないは、手紙は出せないは、面会は出来ないはで何もかもが出来ないの。』

 内 『えっ夕方五時以降なら、本は読めるんじゃないの

 X 『いやいや、読めない読めない。とにかく、懲罰中は全く何も出来ないの。』

 内 『じゃあ、面会が来たらどうするの

 X 『懲罰中だから面会できません、って言われて面会出来ないの。』

 内 『ゲッそれ超最悪ジャン。例えば、東京からわざわざ飛行機で面会に行っても会えないんだ

 X 『会えないよ。私は、たまたま調査中に親が面会に来たから会えたけど、これが懲罰中だったら会えなかったね。』


 彼女は、二週間の調査後、何と懲罰を受けたそうです

 しかも、5日間の閉居罰で、その間は一切なにも出来ません

 出来るのは、洗面と食事とトイレのみです


 懲罰は、朝の作業開始時間から夕方五時まで、廊下に向かってただただ座ってないといけないのです

 その間は、本が読めたり、手紙を書いたりも一切出来ないので、時間がとてつもなく長く感じるでしょう

 
 皆さんも、一度〝模擬懲罰〟をやってみてはいかがですか(笑)

 何もない部屋で、ただただジッと座っていると言う…。

 スマホも使えなければ、本も読めないし、寝転がれないしで、ある種座禅をずっとしている様なものでしょうか


 後、懲罰中に面会も出来ないのにはオドロキでした

 もし、タイミング悪く懲罰中に面会に行ったら、わざわざ時間とお金を掛けて札幌まで行ったのに、全て無駄になります

 〝東京からわざわざ飛行機で来たので〟と、言っても通用しません

 例え、沖縄から札幌まで面会に行ったとしても、懲罰中なら面会は出来ないのです

 ホント、懲罰なんて受けるものでは無いですね…。


 ただでさえ、懲役自体が懲罰の様なものなのに、それに拍車をかけるように、更なる制限が掛かるんですからホントたまったものではありませんよね


 と、波乱の札幌刑務所生活ですが、この続きはまた明日




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考査から配役。


 おはようございます

 今日も、凄まじい暑さになるみたいですが、くれぐれも皆さん熱中症には気を付けて下さい


 昨日は、逆転無罪判決から一年一ヶ月が経ったお話でした

 毎度のことですが、全ての人達に感謝しています

 ホント、ありがとうございます


 さて、今日は、例の彼女の続きです

 前回は、札幌刑務所に到着して、荷物検査をして、自分の称呼番号が書かれた布を縫いつける所までお話ししましたね

 今日は、その続きです


 内 『到着して次の日からは

 X 『工場が決まるまでは、来た人同士で雑居に居るの。』

 内 『その間は考査か

 X 『そうそう。』

 
 X 『しかも、考査行った初日にケンカが始まってさ。何か、班長みたいな偉い人が殴り合いのケンカで血まみれになってさ。その人、殺人で入って来てて刑が長いみたいで。で、ケンカが始まったらバァ~っと警備隊が蟻の様に群がって来てさ。とにかく、初日から何なんだここはと思ったよ。(笑)』

 内 『へぇ。デンジャラスだね。その時の警備隊は、みんな女性の刑務官

 X 『そうそう。』

 内 『ビックリしたでしょう

 X 『ビックリしたし、初日から何なんだここはと思ったよ。(笑)』 


 刑務所に着いてからは、いきなり工場に行くわけではなく、その人がどの工場が適しているかを審査する〝考査〟が、行われます

 期間は、二週間位で、その間に刑務所でのルールや、動作訓練をやったりと、新人研修みたいな事をやるのです


 その考査初日に、事件は起こったそうです

 班長みたいな偉い受刑者が、他の受刑者と殴り合いのケンカをして血塗れになっていたそうです

 その人は、殺人で懲役が長い人だったみたいで、ここでもその気性の荒さをいかんなく発揮していたそうです(笑)


 ここで、登場するのが〝警備隊〟です

 刑務所や、拘置所内でケンカが起こった場合、警察に電話をして到着を待つことは有り得ません

 何故なら、塀の中での出来事なので、基本的には刑務所内で解決するからです

 そこで、こういう非常時に備えているのが〝機動警備隊〟の職員なのです

 
 この職員は、ケンカの通報が入ると、凄い勢いでダッシュして来て、その人数も何十人と集まって来ます

 これは、刑務所経験のある方なら、一度は見た事があると思いますし、それはそれは圧巻です


 では、どうやって通報するのかと言うと、刑務所や拘置所には、至る所に〝非常ベル〟が設置されていて、そのボタンを押すと、何処で押されたか瞬時に分かる様になっており、一気に警備隊の職員がダッシュして来るのです

 その数も、4、5人ではなく、たった二人のケンカであっても、最低30人は集まって来ます

 だから、その勢いはハンパじゃないんです


 彼女としても、初めての刑務所で右も左も分からない不安を抱えていた矢先に、のっけから大騒動を〝傍聴〟する事になりました

 なので、更に不安になったと言います

 確かに、そりゃあそうですよね(笑)

 ボクも、同じ立場なら〝何なんだここは〟と、思うでしょう


 話は続きます


 内 『考査にはどの位居たの

 X 『二週間位かな。』

 内 『考査の時は、初犯と再犯は一緒の部屋なの

 X 『一緒の部屋だよ。』

 内 『へぇ。そうなんだ。みんなと仲良くなった

 X 『いや~、それがさ~、オンナのそういうみみっちさと言うか、暇だから誰かの悪口を言うみたいなさ。』

 内 『なるほどなるほど。』

 X 『そしたらさ、一週間位したら東拘(東京拘置所)で一緒だった〝栃木ちゃん〟が入って来てさ。』

 内 『あっ、後から入って来た人も混ざるんだ

 X 『そうそう。で、〝あっ、Xちゃーん〟とか、急に馴れ馴れしくなっててさ。東拘に居た時は、イライラした感じで全然そんなんじゃなかったのに、札幌に来た途端にみんなの機嫌を取るように態度が全然違くてさ。』

 内 『へぇ。何で、栃木ちゃんなの

 X 『東拘に居た時から、栃木刑務所の事ばかり話してたからさ。』

 内 『それで栃木ちゃんか。(笑)』

 X 『で、やたらと栃木刑務所の事ばかり話してるから、〝あいつウザくいね〟って、なってみんなからいじめられてた。』

 内 『あっ、要するに、ここは札幌なのに栃木の話なんかしても意味ないだろ、と。』

 X 『そうそう。やたらと栃木と比較するから、〝あいつ何なんだ〟みたいになってさ。』

 内 『結局、栃木ちゃんは最後どうなったの

 X 『何か、担当の職員に、〝みんなと仲良くしたいんですけど〟とか、相談してたみたいだけど、最終的に全員からフルシカトされてた。(笑)』

 内 『全く可哀想に。イジメてるんじゃないよ(笑)』


 考査期間の二週間は、考査の人同士で集められて一緒に生活をする訳ですが、そこでもオンナ故のジメジメした感じだったそうです

 その一端が、栃木ちゃんの件ではないでしょうか(笑)

 たかが、栃木刑務所の経験を話していただけなのに、それがウザいと捉われて、全員からフルシカトされるんですから、ホントたまったものではありません(笑)

 栃木ちゃん本人は、全く悪気はないんでしょうからね


 話は続きます


 内 『考査の時に、分類面接があったと思うけど、どんな工場を希望したの

 X 『身体を動かしたい、って言った。(笑)』

 内 『それから、どの位で工場に行ったの

 X 『二週間位。』

 内 『東拘から来た三人も一緒に

 X 『一緒に考査を出たけど、一人とは工場は別々だったね。』

 内 『どんな工場に行ったの

 X 『ミシン工場。』

 内 『そこは、全部で何人居たの

 X 『80人位かな。』

 内 『そこは、札幌では第何工場だったの

 X 『第二工場。』

 内 『どんな事をやるの

 X 『最初、班長から手縫いのやり方を教わって。』

 内 『ミシン工場なのに手縫い

 X 『そう。始めはそれをやらされてさ。』


 考査期間には、本人がどの工場が適切かを判断するに当たり、職員が一度面接をします

 その時、彼女はとにかく身体を動かしたいと、希望を言ったそうです

 しかし、現実に配属されたのは、ミシン工場という座りっぱなしの工場でした

 だいたい、刑務所での希望なんてそんなものです

 自分が希望しているのとは、真逆の方向に行くのです


 ところが、彼女は第二工場を、たった一ヶ月で離れる事となります

 一体その理由とは

 
 続きはまた明日




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逆転無罪判決から一年一ヶ月が経ちました…。


 こんにちは

 今日も、うだるような暑さですね


 昨日は、彼女の札幌に着いてからの状況をお話ししましたね

 札幌に着いてからも、受刑者と分からないように移送されたり、刑務所に到着後は身体の隅々までチェックされてましたね


 さて、今日は、毎月恒例のこのテーマのお話です


 お蔭SUMMERで、先日8月2日で逆転無罪判決から一年一ヶ月が経ちました

 相変わらず、口癖ですが、時が経つのは早いですね

 やはり、〝中〟に入って居た時と、圧倒的に時間の感覚が違いますよね

 もう、あっという間に時間が過ぎている、みたいな…。

 こんなにも時間が経つのって早かったっけ、と良く思います


 先月は、丁度丸一年という事もあって、一年前の再現をしに小菅ヒルズに行ったり、東京高裁に行ってみたりと、敢えて振り返ってみました

 ホント、こんなくだらない事が出来たのも、逆転無罪故ですからね(笑)

 
 今月の2日は、特にそう言ったイベント的な事はせず、土曜日だったのでサッカーに行ってその後由比ヶ浜に行きました

 この日は、天候も良く、土曜日という事もあって、ビーチには相当数な人達がワイワイキャッキャしてました

 ホント、目映いばかりの水着ギャル達が、そこかしこに生息し、そこにサバンナで餌に飢えたライオンの様に群がる〝オス〟(笑)

 その光景を、家政婦の市原悦子の様に眺めるボク…(笑)

 とにかく、活気があって、エネルギーに満ち溢れていました

 ホント、夏らしくて最高でしたね


 ボクは、この景色を見た時に、〝つくづく自由って素晴らしいな〟と、痛感しました

 何故なら、つい一年前までは、見たくてもこの景色を見れなかったからです

 それが、今は自分の意思一つで、この景色を見たければ見れるんですから、これ程幸せな事はありません

 きっと、この感覚は、ボクにしか分からないでしょう


 また、当日は恐らく一万人位は由比ヶ浜に居たと思います

 その中には、過去にパクられた経験のある方も多数居たとは思いますが、少なくとも逆転無罪を勝ち取ったのはボクだけでしょう

 ってか、絶対そうでしょう

 その位、逆転無罪判決には巡り会えないのです

 傍目からは、ボクがそんな経験の持ち主である事は全く分かりません

 ましてや、今のボクの風貌からは、尚更そんな事は想像もつかないでしょう

 だからこそ良いんです

 〝人は見かけによらず〟って、の言うがね(笑)


 
 そうそう、一年前の七月は、逆転無罪判決後も14日間はシャバに居ながらにして、身分は被告人だったので少しドキドキしながら過ごしていました(笑)

 判決後も、14日間は上告期間ですから、〝負けた〟検察は上告するのかどうかを検討する必要がありました

 以前も書きましたが、ボクは検察は上告して来ると思っていたので、まさか14日後に無罪が確定するとは思っていなかったですから、とても嬉しい誤算でした

 一年前に、直接検察庁に、上告するのかどうかを電話して確認していたのが、昨日のことの様に懐かしいです

 そんな事をする人間は、そうそう居ませし、と同時に、検察としてはこれ程屈辱的な事はないですからね(笑)

 〝あっ、上告するのと、有罪だと確信していた被告人から言われるんですからね。(笑)

 ホント、最高ですよね


 
 改めて、逆転無罪判決から一年一ヶ月が経って思う事は、〝当たり前を当たり前と思うな、ありがたいと思え〟と、いう事ですね

 もう、かれこれ何度も言っていますが、こればかりは不変なんですよね

 〝また同じ事言ってやがるよ〟って、思う方も居るかも知れませんが、それはそれで構いません

 
 一方で、このボクの思いを読んで、ハッとする方が一人でもいてくれれば、ボクとしては最高に嬉しいです

 毎月一回、ふと初心に帰る日があっても、決して悪い事ではないはずです

 ついつい、何気なく日々を過ごして行くと、それが当たり前になるので何とも思わないのですが、やはりふとした時に立ち止まって見ると、色々と見えて来るものがあります


 と、偉そうなことを綴っていますが、ボクも聖人君子じゃないのでまだまだですからね

 
 とにかく、毎度毎度ですが、ボクに関わる全ての人達に感謝感謝です

 


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待ちに待った?札幌刑務所。


 おはようございます

 今日も、地獄の様な暑さですね

 お盆前の一週間、張り切って行きましょう


 先週は、彼女が移送された時の状況をお話ししましたね

 行き先も、出発の直前に告げられるなんて、昔人気だった〝電波少年〟を彷彿とさせる様ですよね(笑)

 まっ、あの番組は、現地に着くまで目隠しと音楽を聴かされて、何処に行くかも告げられませんから、そういう意味ではまだ良心的でしょうか(笑)

 とはいえ、移送にはそれなりの配慮もされていて、傍からは極力分からないようにしていましたね

 ですので、もし皆さんが飛行機に乗る機会があったら、一番後ろの座席を覗いて見て下さい

 搭乗したのに、既に座席に座っている二人一組の集団が居て、到着後もなかなか降りようとしなければ、受刑者の移送確定です(笑)


 さて、今日はそこからの続きです


 内 『札幌ってことは、新千歳空港なの

 X 『そう。新千歳。』

 内 『逆に、今度は一番最後に降りるんでしょう(笑)』

 X 『そうそう。』

 内 『この時の飛行機って、結構混んでたの

 X 『混んでたね。』

 内 『周りの人達全然見て来ないの

 X 『見て来ないよ。』
 
 内 『飛行機を降りたらどうするの

 X 『そのまま車に乗せられた。』

 内 『そうなんだ。じゃあ、ゲートとか通らないんだ

 X 『通らないよ。』

 内 『へぇ。ワゴン車

 X 『ワゴン車だった。』

 内 『向こうの職員は私服で迎えに来るの

 X 『私服だった。』

 
 内 『で、車に乗りました。どの位走ったの

 X 『30分位かな。』

 内 『この時が北海道初めて

 X 『初めて。』

 内 『初めての北海道がこんな形じゃ、不本意だったでしょう

 X 『不本意だったね。(笑)』

 内 『この時さ、外の景色を見る余裕はあった

 X 『なかったね。』


 新千歳に到着すると、今度は出発とは逆に一番最後に降機したそうです

 これも、一般客に知られない為の配慮でしょう


 降機すると、一般客が通常通るゲートは通らずに、そのまま迎えのワゴン車に乗せられたそうです

 詰まり、タラップまでワゴン車が迎えに来ていたという事です

 普通であれば、こんなのは相当なVIP待遇ですが、今回は状況が状況ですからね(笑)

 ってことは、彼女達はほぼ秘密裏に移送されるという事ですね


 この時、彼女は人生で初めて北海道の地に降り立ったそうです

 しかし、こんな形でのファーストタイムで、さぞかしガッカリだったでしょう

 ボクも同じ立場なら、全く同じ思いを抱くでしょう


 話は続きます


 内 『刑務所に着いてからは

 X 『着いたら早速荷物検査して、また全裸になってオ〇ンコの中とか調べられてさ。』

 内 『えっそこも見るの(笑)』

 X 『そうだよ。流石に女性刑務官が見るけどね。』

 内 『どうやって見るのよ

 X 『立って脚を広げて、何も入ってないかを見せる、みたいな。』

 内 『なるほど。流石に棒とか突っ込んで、確認とかはしないでしょう

 X 『するわけないじゃん。(笑)』

 内 『なるほどね。』


 内 『札幌って、男子の受刑者も居るでしょう男子と遭遇した

 X 『しないしない。男区と女区は完全に別れているから。』

 内 『ほうほう。〝おとこく〟と書いて“ダンク”って言うんだね。』

 X 『そうそう。男区は、日本一の刑務所にするとか言って工事してたよ。』

 内 『へぇ。女区は、基本刑務官はみんな女性でしょう

 X 『そうそう。』

 内 『女子の受刑者は何人位居たの

 X 『500人位かな。』

 内 『女子って、初犯と再犯で分けてるの

 X 『工場によって、初犯は初犯、再犯は再犯、後、初犯と再犯がミックスされた工場も一つあったね。』

 内 『じゃあ、舎房でも初犯は初犯で固まるって事か

 X 『そうそう。だから、みんなあ~だこ~だ言っても、刑務所経験者じゃないから初めは何も分からないんだよね。』


 刑務所に到着すると、早速荷物検査が始まりました

 この時、当然ながら、身体の隅々まで検査させられるので、アソコも広げて女性刑務官に見せたそうです

 現実的には、そこに何かを入れるなんて考えられないのですが、万に一つの可能性も潰しておかないといけないので、刑務官も何も入っていないのは分かっているとは言え、検査せざるを得ないのです

 ただ、当事者としては、同じ女性に見られるとは言え、アソコを全開に見せると言うのは相当な屈辱、恥辱でしょう


 また、札幌は女性だけが居る刑務所とは違い、男子も居る刑務所なのです

 ただ、そこは一切の接触が無いようになっているそうです

 まっ、当たり前っちゃ当たり前ですが(笑)


 それと、男子の刑務所の場合は、初犯刑務所(A級)、再犯刑務所(B級)、長期刑務所(L級)と、それぞれ刑務所自体が区分けされているので、例えば初犯刑務所に、再犯の人が服役する事はありません

 初犯は初犯同士、再犯は再犯同士で集合させられるのです

 ところが、そもそも女性受刑者は、男性受刑者よりも圧倒的に数が少ないので、女性の初犯刑務所、再犯刑務所等と言うような分け方はせず、一つの刑務所に集めてから、初犯、再犯と分けるそうです

 ここは、男子とは違いますね


 話は初日のことに及びます


 内 『刑務所に着いた初日は、作業しないでしょう

 X 『しないよ。』

 内 『何処に連れて行かれたの

 X 『独居。』

 内 『そこで、何してたの

 X 『自分の称呼番号が書いた布を、全ての衣類に貼り付けてた。』

 内 『因みに、称呼番号って憶えてる

 X 『憶えてるよ。292番。』

 内 『その番号が書かれた布を、裁縫道具を借りて縫い付けてたんだ

 X 『そうそう。』

 内 『下着にも

 X 『そうだよ。』


 荷物検査が終わると、独居房に連れて行かれ、そこで自分の称呼番号が書かれた布を、全ての衣類に縫い付ける作業をしたそうです

 これは、刑務所から支給される服に、自分の物だと分かる様にして置く為です

 何故なら、みんな一緒の服だからです

 だから、名札を付けておかないと、誰の物か分からなくなってしまいますからね


 ただ、刑務所故名前ではなく、称呼番号が書かれた布を縫い付けるのです

 因みに、称呼番号とは、刑務所の中で呼ばれる個人個人の番号です

 彼女は、292番だったそうです


 そして、いよいよ彼女の札幌刑務所ライフが幕を切りました…。

 続きはまた明日

 

 
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いざ、旅立ち。


 おはようございます

 今日も、良い天気で何よりなので、今週最後の金曜日張り切って行きましょう


 昨日は、急遽話題を変更してお話ししましたね

 弁護士と言えども、十人十色だと言うことですね


 さて、今日は、例の彼女のその後についてです

 前回までは、小菅ヒルズの受刑者だけが集められる〝移送待ち受刑者〟の部屋にぶち込まれて、今半の紙袋を作っていました。


 話は、その後に及びました


 内 『実際、アカオチ(受刑者になること)してから、どの位ヒルズに居たの

 X 『二ヵ月位かな。』

 内 『結構長かったんだね。で、移送はどんな感じだったの

 X 『前日に、明日移送だからって言われて、荷物整理して独居に移ったの。』

 内 『へぇ。独居に移るんだね。それで

 X 『で、当日の朝4時半位にいきなり部屋のドアが空いて、〝用意して〟、って言われて。』
 
 内 『そんな早い時間に

 X 『メチャメチャ早かったね。そんで、ご飯を食べさせられてさ。でも、そんな寝起きにご飯なんて食べられないじゃん。』

 内 『確かにね。』

 X 『で、ご飯食べ終わったら、一緒に行く人達みんな並べさせられて、〝では、これから札幌刑務所に移送します〟とか言われて、気絶しそうになってさ。(笑)』

 内 『札幌札幌に希望出したの

 X 『出す訳ないじゃん。みんなからも、初犯だから栃木だよって言われてたから、もうホントビックリでさ。』

 内 『分類で、栃木って書かなかったの

 X 『書いたよ。』

 内 『それなのに札幌とは遠いな。(笑)札幌って聞いてどういう心境だったの

 X 『そりゃあ、もう落ち込んだよね。メチャメチャ遠いじゃんって。』


 彼女は、アカオチしてからも、二ヵ月近く小菅ヒルズに居たそうです

 この間も、刑は着実に一日一日減って行ってますから、彼女にとって何ら不利益はありません

 むしろ、移送待ちが長ければ長いほど、刑務所の様にキッチリ作業しなくていいので楽なんです。


 そして、前日に明日移送だからと知らされて、荷物整理をして独居に移されたそうです

 
 当日は、何と朝の4時半に起こされて、朝食を出されるが流石に食べれなかったそうです


 ただ、この時点でも何処の刑務所に行くか知らされず、いざ拘置所を出る直前に、〝札幌刑務所に移送します〟と、言われて卒倒したそうです

 そうなんです、実は、刑務所に移送する際は、予め何処に行くかを報せずに、移送直前に通達するのです

 これは、予めどこの刑務所に行くかを報せてしまうと、その移送の最中に、仲間が奪還しに来るのを防ぐ為だと思われます

 だから、直前までは極秘にしておくのです


 因みに、移送待ちの間には〝分類〟と、言うのがあって、自分がどこの刑務所に行きたいかを第三希望まで用紙に記入出来るのです

 そこで、彼女は東京から一番近い女子刑務所である栃木刑務所を第一希望に記入したそうです

 これは、母親が面会に来る事を考えての結論だったそうです

 この気持ちは良く分かります

 
 また、周りの仲間も、恐らく初犯だから栃木だろうと予想していたこともあり、彼女の中では、栃木はテッパンだったのでしょう

 しかし、現実には、縁もゆかりもない北海道は札幌に移送される事になってしまったのです

 これも、刑の内の一つなのでしょうか…(笑)


 実際、分類で希望の刑務所を書いたとしても、その希望通り行くかは全く分かりません

 むしろ、希望通り行かないと思っておいて間違いないでしょうね。(笑)


 話は続きます


 内 『で、小菅からどうやって移送するの

 X 『まず、手錠掛けられて、三人紐で繋がれて。で、何故か私靴がピンヒールでさ。(笑)』

 内 『ピンヒールに手錠。(笑)その時の服装は

 X 『ジャージ。(笑)』

 内 『ジャージにピンヒールかい。(笑)凄い格好だな。(笑)』

 
 内 『帯同の職員は何人居たの

 X 『三人で、一人女性で二人はオジサン。』

 内 『じゃあ、一人に付き一人付く感じだね。』

 X 『そうだね。』

 内 『その状態で、小菅からワゴン車に乗せられるの

 X 『そう。』

 内 『で、小菅から羽田に行くんでしょう羽田に着いて、一般の客と同じところから入るの

 X 『違うよ。何か、休憩室みたいな所で待たされてさ。』

 内 『んで、暫くしてから呼ばれて飛行機に行くんだ

 X 『そう。一番最初に乗るの。で、降りる時は最後に降りるの。』

 内 『なるほどね。席は一番後ろじゃなかった

 X 『そうそう。』

 内 『どういう風に乗るの

 X 『二人ずつ縦に座るの。』

 内 『刑務官が隣に座る感じかこの時、刑務官は私服

 X 『そうそう。』

 内 『トイレはどうするの

 X 『片手に手錠したまま行くんだよ。』

 内 『へぇ。普通に行けるんだね。』

 X 『で、一応手錠って分からないように、手錠の所に布を被せて周りからは分からないようにするの。』
 
 内 『じゃあ、傍から見たら、君達が移送されているとは全然分からないんだ

 X 『分からないね。』

 内 『因みにさ、この時キャビンアテンダントは、君達が受刑者だって分かってるの

 X 『全然分かってるよ。』

 内 『そうなんだ。ってか、そりゃそうだよな。(笑)』

 X 『飛行機でさ、機内サービスでコーヒーを飲んだんだよね。で、飲みながら、これが最後のコーヒーだなって思いながら飲んだのを鮮明に憶えてる。(笑)』

 内 『あっ、機内サービスは受けれるんだ何か買ったりは出来ないけど

 X 『そうそう。』

 内 『その時は、ホットだったのアイスだったの

 X 『ホットでブラック。(笑)』


 彼女は、逮捕された時に、ピンヒールで連行されたので、その靴のまま移送される事となりました(笑)

 差し入れで、運動靴でも入れてもらえば良かったんでしょうが、もう後のフェスティバルです(笑)


 そして、手錠と腰縄で繋がれて羽田空港へと向かいますが、事情が事情だけに、一般のお客さんとは別の所へと案内されたそうです

 恐らく、これはもうルール化されているのでしょう

 
 飛行機に乗る際も、連行されている事が分からないように、一番先に乗り、しかも座席は一番後ろで、降りる時は一番最後と言う念の入れようです

 連行する刑務官も、制服ではなく私服ですから、よっぽどの事が無い限り、傍からは連行されているとは気付かないでしょう

 まっ、刑務官の制服を着たままなら、逆に目立ってすぐにバレてしまいますよね。(笑)

 
 CAも、当然ながらこの時は、〝特別な客〟が居る事は熟知しているようです

 従って、CA達は極めて他のお客さんと同じ対応をしながらも、腹心では、〝この人達これから刑務所に行くんだ〟と、否が応にも思っているという事です


 また、意外にも機内サービスが普通に受けられたのはビックリでしたね

 だって、本来はコーヒーは飲めない訳ですから


 と、何だかんだんと、彼女は様々な思いを抱えながら、機上の人となりました…


 来週は、いよいよ札幌刑務所編です

 そこに待ち受けていたものとは

 続きはまた来週


 それでは良い週末を




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