日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

2014年07月の記事

痴漢に間違われた時の対処法8選。


 おはようございます

 本日も、夏真っ盛りですが、熱中症には気を付けましょう


 昨日は、例の彼女のその後についてお話ししましたね

 いよいよ、迎えたくない受刑者になり、その生活の一歩がスタートしたと言うお話でした


 さて、今日はその続きをお話しする予定だったのですが、ちょっと面白い記事を見付けたので、その内容に急遽変更致します

 その内容とは、

 
 『痴漢に間違われた時「絶対にやってはいけないこと」弁護士8人に聞いてみました』

 (※下記にリンクを貼って置きます)


 と、いうものです


 つい先日、これと同じテーマで、ボクの考えを述べさせてもらった矢先に、同じテーマの記事がアップされたので、果たして8人の弁護士の見解、またはボクの考えと一致しているか等、見てもらえればと思います


 で、リンクを貼って置くだけだと、きっと飛ばない方も居ると思うので、敢えてコピペして貼り付けます(笑)

 そうすれば、否が応でも読んでもらえますからね


 では、ちょっと長いですが早速行きましょう


  
 (※以下抜粋)



 「この人痴漢です!」と、あなたの手が急に掴まれて叫ばれたら、その時どういう行動をとりますか?

 この時の行動が今後の人生を左右するかもしれません。

 「無実を訴える」「走って逃げる」…など、色々な「最善の行動」が提案されていますが、実際どうなのでしょうか。

 無罪になるのは0.02%とも言われる痴漢に関する裁判。今回はこの絶望的な裁判に巻き込まれる前に知るべき最善の方法を、シェアしたくなる法律相談所で執筆されている先生の中から8名の先生に聞いてみました。



 銀座ウィザード法律事務所

 ●小野智彦先生の場合


 
 状況によりけりでしょう。

 全くあり得ない状況で間違えられたのであれば、その場で「自分ではない。」と明確に主張すべきです。

 隣に居合わせた人に確認をとり、証言をしてもらうこともあり得るので、名刺交換しておくと良いでしょう。

 注意すべきは、どんなに仕事の時間が押し迫っていたとしても、その場から足早に立ち去らないことです。

 逃げたら、罪証隠滅、逃亡の恐れありとして、逮捕勾留されます。

 痴漢が行われやすい満員電車では、必ず正義感の強い人が乗り合わせていますので、女性が叫んだら、必ず捕獲されます。

 ですので、絶対に立ち去らず、その女性と一緒に駅員なり、警察官なりのところへ同行しましょう。

 その際、ご自身の身分証明書、名刺を差し出し、会社や親、顧問弁護士がいればその弁護士に連絡を取って身元を保証してもらい、いつでも出頭して取り調べに応じる旨を述べてください。

 恐らく、これで逮捕勾留されることはないと思います。

 逆に、痴漢と疑われても仕方ないな、という状況の場合は、その場で素直に認めて謝るのが一番です。

 自分の連絡先を教えて、示談したいから連絡が欲しいと伝えるか、顧問弁護士がいれば、その場で連絡をし、代理人として示談交渉にあたる旨を伝えてもらいましょう。

 これで、逮捕勾留されることはないと思います。




 高島総合法律事務所

 ●理崎智英先生の場合



 まずは、知り合いの弁護士に連絡して、弁護士が現場に到着するのを待ちましょう。

 もし、知り合いの弁護士がいなければ、弁護士会に電話をして「当番弁護士」を呼ぶようにしてください。

 弁護士が到着するまでは、被疑事実に関する言い分等は何も話さないことです。

 その後、弁護士立会いのもとで、駅員や警察に対して自己の言い分を話すようしてください。



 星野法律事務所

 ●星野宏明先生の場合



 駅事務室に行かず、被害者(と称する方)に捕まえられても立ち止まらず、名刺2枚と免許証を渡して堂々と立ち去る。

 駅事務室に一緒に行っても駅員は心理的に被害者の言い分を信じる傾向があります。

 一度逮捕されると、逮捕勾留中は無罪を理由に身柄解放を求めることができません。

 保釈ができる起訴後まで最大23日間警察に入れられますので、逮捕されないようにその場を立ち去ることが重要です。

 他人の名刺を2枚持っていることは通常ないので、名刺を2枚渡すことでいったん立ち去ることに同意してもらえる可能性が上がります。

 走って逃げると大騒ぎになり、立ち去るのが困難になるので、堂々と歩いて立ち去る方がよいです。

 家庭と勤務先がきちんとしている会社員であれば、後日勾留請求されても弁護士に依頼して勾留却下を得られる場合も多いです。
 
 立ち去ったら、後日なされるかもしれない逮捕勾留請求を防ぐために、とにかく早く(できればその日のうちに)弁護士に相談してください。



 神楽坂中央法律事務所

 ●山口政貴先生の場合



 痴漢に間違われた際に絶対にやってはいけないことは、駅の事務室に行ってしまうことです。

 その場で警察を呼ばれ、有無を言わさず現行犯逮捕をされてしまいます。

 家族や会社に連絡する時間もありません。

 そして、逮捕されると最低でも1か月、長いと数か月は外に出てこられません。

 一番お勧めするのはとにかく逃げることです。

 そして、逃げ切ったらそのまま隠れるのではなく、その足 ですぐに弁護士のところに相談に行くことです。

 逃げることによって現行犯逮捕されることがなく、仮に後に逮捕されるとしてもそれまで時間的猶予があるのでいろいろな対策を練ることができます。

 もっとも、逃げ切れずに駅員やほかの乗客に追いかけられて捕まってしまう可能性もありますので、逃げ切る自信がない場合は、事務室に行かずホーム上ですぐに弁護士に連絡することです。

 とにかく絶対に事務室に行かないこと、早急に弁護士に連絡することの2点が肝要です。



 法律事務所あすか

 ●冨本和男先生の場合



 痴漢事件の場合、認めれば早期に釈放され(ただし、前科前歴がない場合)、認めなければ逮捕されて勾留されるというのが通常です。

 しかし、やっていないのであれば認めるべきではありません。

 早急に弁護士を呼んでもらい、弁護士の方から、両手についた繊維と被害者の着衣の繊維が一致するかどうかの鑑定を求めてもらったり、身元が確かなので逮捕・勾留の必要性がない旨主張してもらったりしましょう。

 これでも釈放されないかもしれませんが、我慢です。認めたら取り返しがつきません。

 また、記憶が鮮明なうちに事件があった時の自身や周囲にいた人の行動を整理しておきましょう。

 「走って逃げる」という意見もあるようですが、かえって疑われますし、取り押さえられて怪我をしたり、取り押さえようとした人に怪我をさせてしまう場合もあり、リスクが大きいと思います。



 琥珀法律事務所

 ●寺林智栄先生の場合



 痴漢と間違われた場合に、私が取るべきと考える行動は、(1)逃げない、(2)最初から(女性に詰問された段階から) 「やっていない」 と言い続けること、(3)できるだけ早い段階から、自分と女性や、駅員、警察官とのやり取りを録音することの3つです。

 もちろんこのような対処方法でも、身体拘束されるのを100パーセント免れることができるとは言えません。

 しかし、(1)逃げてしまうと、逃亡の恐れがあるとなりかねず、逮捕後、原則10日間勾留されてしまう可能性が高くなります。

 そして、(2)一貫して「やっていない」と言い続けなければ、言い分が信用できないとみなされてしまいます。

 捜査段階でも、万が一起訴されて裁判になっても、非常に不利になります。

 最後に(3)は証拠を残すということです。

 一貫して「やっていない」と言い続けていたことを裏付けることもできますし、相手の女性が初期にどんなこと を話していた か記録することもできます。



 弥生共同法律事務所

 ●寒竹里江先生の場合



 その場で逮捕されない場合は、「私はやっていません。」と述べ、走らずに且つ速やかに現場を離脱する。

 逮捕された場合は、「私はやっていません。弁護士を呼んで下さい。」と否認しつつ、弁護士を待つ。

 理由:逮捕されない場合は、任意同行に応ずる法的義務はないので、速やかに現場を離脱する。

 身分証明書の提示などは必要ない。「身の潔白を証明しよう」などと考えて警官等に同行しても、「身の潔白を証明する」手段がない以上、無理矢理自白に追い込まれる危険性大。

 逮捕された場合は、自分で説得しようとすると自白に追い込まれかねない。

 否認を通しつつ弁護士の助言を得る方が安全。



 琥珀法律事務所

 ●川浪芳聖先生の場合



 痴漢と間違われた場合に最も恐れるべき事態は、女性による現行犯逮捕の状態が警察に引き継がれ、そのまま身柄を拘束されてしまうことです。

 やっていないと否認している場合にはほぼ間違いなく駅員室・警察署と連れて行かれてそのまま逮捕となりますので、これらの場所に連れて行かれる前に、その場を立ち去ることが重要です。

 ただし、逃げ出そうとすると後々裁判となった場合に「やったから逃げようとした」という不利な心証を抱かれてしまうおそれがありますので、その場で弁護士に電話をして来てもらい、弁護士立会のもとで名刺等を見せて身分を明らかにし、その場を去るのが適切でしょう。


 
 編集部より——–

 以上の様に先生によって様々な意見がありましたが、その多くは「現行犯逮捕を避けるために現場から離れる 」というものでした。

 
 
 『痴漢に間違われた時「絶対にやってはいけないこと」 弁護士8人に聞いてみました』(リンク先)



 いかがでしたか

 先日のボクの考えと、ほぼ合っていたのではないでしょうか


 ここで、ボクが一番注目して欲しいのが、〝弁護士それぞれで考え方が違う〟と、言う点です


 その場から逃げるな、と言う弁護士も居れば、その場から逃げろ、と言う弁護士も居たりと、ホント十人十色なんですよね

 
 なので、もしも、万が一、痴漢に間違われた状況に陥った時、どの考えを選択し実行するのかは、その当事者の専権事項ですから、自分が一番しっくりくる考えを選択すればいいと思います


 ただ…

 ボクが、この8人の弁護士の見解の中で、どうしても懐疑的なのが、〝名刺を置いて立ち去る〟と、言う行動です

 確かに、一見すると、身元は確かだから逃亡の恐れはないからと言う主張なのでしょうが、ボクからすれば、そんなまともに話し合っても、名刺を置いて立ち去ろうとしようものなら、〝ちょっと待って〟と、言われ、行く手を塞がれて直ちに取り押さえられますよ

 「分かりました。〇〇さんですね。後日連絡します。ではまた。」とは、どう考えてもならないと思うんですよね(笑)

 だから、ボク自身はこの考えには承服出来ないんですよね…

 
 なので、ボクが考える最適解は、〝駅員室なんかには絶対に行かず、とにかくBダッシュ〟


 と、人それぞれ考え方が違うので、どれも正解でもあるし不正解とも言えるでしょう

 
 これをきっかけに、誰しも巻き込まれる可能性の一番高い痴漢冤罪について、一考してみてはいかがでしょうか


 〝ゼロとイチの差は、天と地ほどに大きい


 
 さて、明日は、例の彼女の続きをお話しします



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移送待ち受刑者。


 おはようございます

 今日も、つくづく太陽が顔を覗かせていますね

 くれぐれも、熱中症には気を付けましょう

 と、報道でも再三に亘り注意喚起しているのに、残念ながら亡くなってしまう人が居るのは何なんでしょうかね


 昨日は、もし痴漢に間違われて逮捕されたら、と言うテーマの中で裁判編についてお話ししましたね

 勿論、昨日書いた内容だけではなく、実際には事件ごとに状況は違うでしょうから、一概にあの方法論が全て通用するかは分かりませんが、ただ少なくとも方向性は間違っていないと確信しています

 
 さて、今日からは、例の彼女のその後についてお話しします

 前回綴ってから、もう半月空いてしまってので、改めてオサライすると、彼女は判決が出ても控訴せずに14日後に判決は確定しました

 判決確定から14日以降、いつ受刑者になるお迎えが来るか分からないので、その間、暫しのお別れとなる、お菓子や菓子パンを、熊の冬眠宜しくドカ食いしていたと言うお話でした

 
 話は、その時の心境に及びました


 内 『受刑者になるまでは何してたの

 X 『手紙書いてたかな。』

 内 『友達とかに

 X 『いや、住所分からないから親にかな。』

 内 『その待っている間の三週間って、やっぱり刑務所行くの嫌だなとかあった

 X 『あったあった。』

 内 『出来る事なら、当然行きたくない、と

 X 『うん。』

 内 『ドキドキ感とか、不安感はあったどんな心境だったの

 X 『あったあった。もうどうしよう、みたいな…。』

 内 『そりゃそうだよな。』


 判決が出てから、受刑者になるまでの間、彼女は親に手紙を書いていたそうです

 これは、受刑者になると、手紙を出す回数も制限されるからです

 被告人の時は、一日一通(施設によって異なる)誰にでも手紙を発信出来ますが、受刑者になると誰に出すか、何回出すかも制限されるのです

 だから、彼女はそうなる前に、親に手紙を書いていたのだと思います

 
 また、その時の心境は、初めて行く未知の世界である刑務所に、不安を抱いていたと言います

 そりゃそうですよね

 一度も経験のない場所に行くのは、誰しも不安を抱くでしょうし、ましてやそれが刑務所なんですから尚更でしょう

 ですから、彼女の思いは、極めて妥当な感情だったという事でしょう


 話は続きます


 内 『でさ、アカオチ(受刑者になること)になる日の状況って憶えてる

 X 『何か、部屋の皆がこの日じゃないかって予想してて、その日もとにかくこれ食べてきな、これ食べなって凄かった。(笑)』

 内 『皆が、だいたいこの日じゃないか、みたいに予想してたんだ

 X 『そうそう。』

 内 『受刑者になるのって、その日の朝に突然言われない

 X 『そうそう。で、皆から〝頑張ってね〟って、言われてさ。(笑)』
 
 内 『で、荷物まとめて、〝お世話になりました〟、って言って部屋を後にしたんだ

 X 『そうそう。』

 内 『その後、領置調べ(荷物整理)は何処でやったの

 X 『同じフロアの別の部屋でやったよ。』

 内 『そうなんだ。男子は、地下一階のフロアでやるんだよね。』

 X 『そうなんだ。』

 内 『荷物整理してからは、どこの部屋に行ったの

 X 『同じフロアの別の部屋に行ったよ。』

 内 『あっ、別のフロアじゃなくて同じフロアなんだね。ただ、受刑者は受刑者しか居ない部屋でしょう

 X 『そうそう。』

 内 『初めて、囚人服着させられた時どう思ったの

 X 『ダサくて嫌だなと思ったよ。(笑)』


 彼女は、とうとうXデーを迎える事になりました

 その日も、部屋の仲間からは、手厚いお菓子の餞別と、励ましの言葉を貰ったそうです(笑)

 こういう時の、一体感、連帯感は、非常に素晴らしいものがあります


 この時、部屋の仲間が、この日じゃないかと予想をしていたと言いますが、これは土日は基本的に拘置所の業務は休みですから有り得ませんので、必然的に月曜日から金曜日のいずれかになります

 そうすると、判決確定日から、この日じゃないかとだいたいの予想が付くのです


 その後、同じフロアの別の場所で、領置調べと言う名の荷物整理をします。

 これは、被告人の時には使用が許可されていた物が、受刑者になると使用不可になる物があるので、その仕分け作業をするのです

 基本的には、私服は一切着れませんので、部屋には持って行けませんから、宅下げ(シャバの人に引き取ってもらう事)の手続きをしたりするのです

 と、言うのも、受刑者になると、保管する荷物の量まで規定があるので、その量を超える場合は廃棄するか、宅下げするしかないのです

 確かに、保管できる量が無制限だと、人によってはとんでもない荷物の量になりますからね


 また、受刑者が強制的に着させられる、囚人服は極めてダサいので、女性ならきっと誰もが嫌悪感を示すでしょう


 話は、受刑者になってからの事に及びます


 内 『領置調べが終わってからは、どこに行ったの

 X 『同じフロアの、受刑者だけが居る部屋だよ。』

 内 『あっ、別のフロアじゃないんだね。独居だったの

 X 『雑居だったよ。』

 内 『何人居たの

 X 『二人だったよ。若い子だった。』

 内 『へぇ。そこで、簡単な作業をしたでしょう

 X 『やったよ。マルハンの紙袋を作ってたよ。』

 内 『マルハン今半じゃないのすき焼き屋の

 X 『あっ、今半今半(笑)』

 内 『でしょう。マルハンはパチンコ屋だよ。(笑)パチンコ屋の紙袋なんて聞いたことないよ。(笑)どんな袋を作ってたの

 X 『お弁当が入るサイズ位のだね。』

 内 『作業は、適当で大丈夫だったでしょう

 X 『いや、結構厳しかったよ。』

 内 『作業は、どの位やってたの

 X 『ご飯食べてから直ぐかな。ノルマみたいなのがあって厳しかったね。』

 内 『何時までやってたの

 X 『夕方までかな。』

 内 『運動はあった

 X 『毎日あったよ。30分。この時、あ~でもないこ~でもないと、他の部屋の人達としゃべれるから気晴らしになるんだよね。』

 
 内 『あっ、全然話が飛ぶけど、東拘で出会った他の人達は、みんな何をやってパクられてた

 X 『圧倒的にシャブだね。』


 受刑者になると、受刑者だけが集められた部屋に移り、刑務作業と言う名の強制労働が待っています

 刑務所に行くまでの間、遊ばせておくわけにはいかないので、部屋で紙袋を作る作業をやらされます

 こんなのは、正直単なる〝繋ぎ〟なのですが、話によると結構うるさかったと言います


 ここでも、彼女は雑居だったそうです


 この間も、着実に刑期は一日一日減って行っています

 が、道のりはまだまだです


 そして、彼女はとうとう刑務所へと移送される事となりました

 果たして、彼女はいずこへ…


 この続きは明日



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もし、痴漢に間違われて逮捕されたら?(裁判編)


 こんにちは

 今日も、太陽の微笑みがハンパないですね


 昨日は、痴漢に間違われて逮捕された時の取り調べの対処法をお話ししました

 一番のポイントは、何が何でも絶対に絶対に認めない事です

 これが、もう大前提です

 と、言うか、そもそもやってないんだったら、〝やってない〟としか言えませんからね

 ただ、それを徹頭徹尾貫くのは、非常に大変なのです


 さて、今日は、徹頭徹尾否認したのにも拘わらず、起訴されて裁判になってしまった時の対処法をお話しします

 対処法、とは言っていますが、こればかりは各事件によって状況が全然違うと思いますので、一概にボクの考えが通用するかは分かりませんが、ただ一つの心構えとして理解してもらえればと思います

 と、言うのは、起訴されて裁判になったら、〝こうすれば無罪になれますよ〟なんて、簡単には言えないのです

 そんな方法があるのなら、今否認して刑事裁判を闘っている被告人は、喉から手が出る程知りたいでしょうし、また弁護士も知りたいでしょう

 それに、あくまでもジャッジするのは裁判官ですから、幾らこっちが色々と証拠を集めて反証しても、津山さんの一審のアホ裁判官みたいに、〝両手が塞がっていても何とか痴漢は出来る〟と、言うような事実認定をされる可能性もあるので、ホントこればかりは絶対はないのです

 尤も、ボクの考えでは、裁判に限らず人生のすべてにおいて〝絶対〟は、ないと思っています

 では、前置きが長くなりましたが行きましょう


 
 ① 一番の狙いは不起訴


 逮捕されてから、48時間以内に検察庁に送検されて、裁判所から10日間の勾留が認められ、更には10日間の延長が認められ(って、実際はほぼ認められる)合計22日間被疑者として勾留されます

 この22日間で、検察は起訴して裁判にかけるかどうかのジャッジをします

 慣例と言うか、通例では、勾留最終日の22日目に処分がどうなるか分かります


 この22日目が、一つの運命の分かれ道になります

 不起訴なら、22日目に釈放され自由の身となり、起訴されれば長い長い裁判闘争が始まるんですから

 だから、逮捕から22日目はもうドキドキです


 通知方法は、不起訴の場合は釈放の手続きが執られ、留置場の担当警察官から〝これより釈放します〟と、言われ荷物を整理して留置場から自由の世界へと放たれます

 一方で、起訴の場合は、22日目の午後か夕方位に、留置場の担当警察官から、〝今日付けで起訴になったから〟と、淡々と告げられます

 そうなると、身柄拘束はそのまま続きます


 ですので、一番は裁判にかけられないで不起訴にするのが一番なのですが、現状被害者が被害を訴えている以上、かなり難しいとは思います

 ですが、実際にはやってないんですから、否認するしかないので、後は担当した検察官の裁量によると思います

 実際に、痴漢事件でも不起訴になってるケースはありますからね。

 なので、一番は〝不起訴を狙う〟事です


 
 ② 残念ながら起訴されてしまったら


 不本意ながら、起訴されてしまったら、もう割り切って闘うしかありません

 いつ、終わりが来るか分かりませんが、潔白を晴らす為に、前向きになるしかありません


 で、起訴されたら直ぐにやる事は、弁護士に保釈の請求をしてもらって下さい

 オサライですが、保釈とは、シャバに居ながら裁判を迎える事です

 保釈は、起訴されてからでないと請求出来ないのです

 詰まり、被疑者の段階では保釈は認められないのです

 
 ただ、現状では、否認していると保釈は殆ど認められませんが、痴漢事件の場合は、特に共犯者も居ませんから、遅かれ早かれ保釈が認められる場合が多いです

 なので、一日も早く保釈を請求してもらい、一日も早くシャバに戻り、裁判の為の準備をして下さい

 準備と言うのは、担当の弁護士と良く打ち合わせをして、何が必要かを聞いたりして、闘う準備をするのです

 
 ボクは、起訴されてから逆転無罪になるまで、一秒たりともシャバには戻れなかったので、シャバに居ながら裁判の準備が出来るのは、どれ程有り難いかを骨身に沁みて感じています

 シャバに居れば、自由にネットで検索できたり、自由に弁護士の所へ足を運べたりと、それはそれは良い事尽くしです

 なので、一日も早く保釈をする様にして下さい


 一方で、保釈がなかなか認められない場合は、悔しいですが留置場もしくは拘置所で、身柄を拘束されながら裁判を闘うしかありません

 と、言うか、起訴された刑事被告人の殆どがこの状況ですから…

 別に、勾留されたまま裁判を迎えるのは、特別の事ではなくて、むしろ当たり前田の敦子です(笑)

 
 ただ、この時も、保釈の請求が却下されても、何度も何度も保釈の請求はして下さい

 保釈の請求は、何度でも出来ますし、お金は掛かりませんから。



 ③ 裁判が始まったら


 裁判が始まってからと言うか、始まる前からでも、自分達で集められる証拠は収集しましょう

 例えば、犯行現場を再現したDVDを作成するとか、幾らでも考えればあると思います

 それらが、証拠採用されるかはともかく、やるだけの事はやっておかないと絶対に後々後悔しますから

 〝あれをやっておけば良かった〟では、もう遅いのです


 基本的に、刑事裁判の原則は、〝当事者主義〟なので、検察側と弁護側がそれぞれ証拠を出し合って、それを裁判官がジャッジして、どちらの言い分に分があるかを判断するだけなのです

 ですから、裁判官から、検察側や弁護側に、〝こういう証拠はないんですかなんて、ご丁寧に訊ねたりしません

 あくまでも、〝どんな証拠を提出しようがお好きにどうぞ〟と言う、スタンスなのです

 だから、完璧な中立の立場なのです

 
 ただ、証拠を出し合うと言っても、〝挙証責任〟は検察側なので、弁護側が無罪である証拠を提出する必要はないのです

 挙証責任とは、簡単に言うと、訴えた側(この場合は検察)が犯行を立証する責任がある、という事です

 なので、検察側は犯行を立証出来なければ、被告人は無罪になると言うのが刑事訴訟法上の〝建前〟です

 〝建前〟と言うには、当然ながら〝本音〟があって、その本音とは、挙証責任の一切ない弁護側も無罪である事を証明をしなさいよ、という事です

 これは、捜査権の無い弁護側には非常に酷なのですが、現実ではやっていないのなら、やっていない事を証明しなさいと言うのが、今の刑事裁判の〝本音〟なのです

 だから、ほんの些細な物でも、裁判官の心を動かせるような証拠を提出する事です

 裁判官に、〝おやっ〟っと、思ってもらえれば良いんですから

 
 この辺は、担当する弁護士の考えもあるとは思うので、色々議論しながらやって行けばいいと思います

 ただ、勘違いしないで欲しいのは、これは自分の人生が懸かった裁判なので、あくまでも最終的な決裁権は自分ですから、いくら弁護士の提案だからと言っても、自分が納得出来ない事なら無理して了承する必要はありません

 要するに、〝弁護士の顔なんか立てる必要はない〟と、言うことです

 だって、仮に有罪になった時、前科が付くのは弁護士ではなく自分なんですから

 あるいは、極端ですが、有罪になって刑務所に行かなくてはならなくなった時、刑務所に行くのは弁護士ではなく自分なんですから

 だから、弁護士には自分の考えや、言いたい事は思う存分言えばいいと思います


 
 後、これはボク自身の体験談から、絶対におススメしたいのが、


 〝自分の主張したいことは、自分で書いて裁判所に提出する〟


 と、言うことです

 弁護士に書いてもらうではなく、あくまでも自分の言葉と自分の字で、魂を込めて書面を作成して下さい

 裁判所は、基本的に被告人からの書面は必ず目を通すので、響く裁判官には必ず響きますから

 これは、ボクの逆転無罪の大きな原動力になったのを、おもいっきり実体験してるので、胸を張って言えます



 最後にまとめると、


 ① 一番の狙いは不起訴。

 ② 起訴されたら直ぐに保釈の請求をする。

 ③ 却下されても何度も何度も請求する。

 ④ 自分達で集められる証拠は沢山収集する。

 ⑤ 刑事裁判は当事者主義。

 ⑥ 挙証責任は検察だが、実際には無罪の挙証責任を弁護側も負う。

 ⑦ 自分の主張したいことは、自分で書面を作成して裁判所に提出する。



 勿論、方法論はこれだけではないかも知れませんし、様々なケースが考えられるので一概には言えませんが、ただボクが考える方法論を述べさせてもらいました


 改めて、日本の刑事裁判は、〝無実であっても無罪になるとは限らない〟のが、現実ですから、万が一巻き込まれた場合は、難しいかも知れませんが、冷静に対応出来るようにこれらの内容が少しでも役に立ってくれれば、作者としてこれ程嬉しい事はありません

 防災マニュアル、ならぬ、防〝裁〟マニュアルとして


 
 とりあえずは、今回でこのテーマは終了して、明日からはまた例の彼女についてお話して行きます
 
 
 
 
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もし、痴漢に間違われて逮捕されたら?(取り調べ編)


 おはようございます

 梅雨明けしたら、太陽の微笑みがハンパない日々が続いていますが、くれぐれも熱中症にはお気を付け下さい

 今週から、七月最後の一週間張り切って行きましょう


 先週は、もし痴漢に間違われて逮捕された時の流れや、対処法をお話ししました

 基本的には、その場に居る人達に取り押さえられたら、現行犯逮捕は免れないと思って下さい

 否認している状況下で、逮捕しないで任意捜査にするなんて、そう滅多にありませんからね

 そんな、確率的に極めて少ない状況に、希望的観測を持つ位なら、初めから最悪の事態を想定しておいた方が、万が一そうなった時に冷静に対処出来るでしょう


 さて、今日は、逮捕、勾留されたらいよいよ始まる刑事や検事との〝決戦〟である、取り調べについてお話しします

 
 現行犯逮捕され、検察庁が裁判所に勾留請求して、勾留が認められると(って、殆ど勾留請求されたら認められる)そこから本格的な取り調べが始まります

 
 まず、前提として、オサライになりますが、取り調べをする刑事や検事はどういう心構えで来るのか覚えていますか

 三つありましたよね何でしたっけ(笑)

 それは、

 
 ① 被害者が嘘を吐くはずがない

 ② 被疑者(容疑者)は嘘を吐く

 ③ 自分達の考えは絶対に正しい



 と言う、心構えで取り調べに挑んで来ます

 ですから、ホントに痴漢をしていなくても、刑事や検事からすれば、〝痴漢しといてこの期に及んでシラを切りやがって〟と、思われているという事です

 完璧な偏見なんですが、こればかりはどうしようもありません


 では、犯人だと思い込んでいる刑事や検事に、どう対処すればいいのかと言うと、単純で、


 〝絶対に、絶対に、絶対に、認めない事


 です


 これは、言葉で書くと、非常に簡単そうに思われますが、〝言うは易し行うは難し〟で、非常に大変なのです

 何故なら、前記の三つの心構えで挑んで来るので、被疑者は向こうからすれば完璧な嘘吐きだからです


 警察や検察が、何より一番欲しいのは、逮捕した人間の〝自供〟です

 だって、本人が〝私がやりました〟って、言っているんですから、これ以上の証拠はないじゃないですか

 だから、何とか自供を取る為に、刑事や検事はありとあらゆる言葉を駆使して、脅しをかけて来ます

 〝否認すれば長くなるぞ〟〝職場にも復帰出来ないぞ〟〝家族にも会えなくていいのか〟〝認めればこんなの罰金だから〟等々、あらゆる角度から、被疑者の心を揺さぶって来ます

 しかし、ここでめげてはいけません

 一昔前に流行った、ムーディー勝山の〝右から左に受け流す〟の様に、軽く受け流しましょう(笑)

 
 そんなやり方卑怯じゃないか、違法捜査じゃないか、と思いますよね

 確かに、脅して無理矢理自供を取るのは違法捜査です

 
 しかし、その違法捜査をどうやって証明するんですか


 取り調べは、密室で行われるので、刑事と本人しか居ませんから、ハッキリ言って、脅されたことを証明するのは不可能です

 仮に、そういう捜査があったと訴えて、裁判でその刑事が証人出廷したとしても、その刑事は絶対に脅したことを認めません

 そう、刑事は法廷で堂々と嘘を吐くのです

 これ、ホントの話ですから

 法廷で、殊更嘘の証言をすることは、立派な偽証罪ですが、その偽証罪を立件するのは検察です。

 詰まり、身内でもある刑事を、殊更偽証罪で問う訳ないじゃないですか
 
 この不文律があるので、刑事は法廷に出ても、正々堂々と自分達の都合の悪い事は嘘を吐くのです

 だから、昨今〝取り調べの可視化〟が、議論されているのです


 因みに、ボクの場合は、検察官が法廷で堂々と嘘を吐きました

 まっ、その嘘が控訴審で発覚したので、逆転無罪になったようなものです(それだけじゃないですが)


 特に、初めて逮捕された人だと、右も左も分からないので、尚更この脅しを真に受けて、〝とりあえず、やったことにして一日も早くここを出よう〟と、思いがちなのです

 確かに、前科は付きますが、それでもいいのなら、それを決めるのは本人んですから、そうするのは自由です

 〝長くなるんだったら、悔しいけど一日も早くここを出る為に認めちゃおう〟、という選択肢も、ボクはありだと思います

 が、絶対に先々後悔するとは思いますが、その人の人生の決裁権は本人の専権事項ですから、ボクがとやかく言うことではありませんからね


 
 そして、刑事や検事が調書を作成しますが、基本的にはサインしないで下さい

 自分の言いたいことが書かれているから、別に大丈夫だろうと思いサインするのは自由ですが、だいたいそんな否認調書を検察は証拠請求しませんから、サインしても全く無意味です

 実際、ボクの時は、警察では一切調書は作成せず、検察で調書を作成しましたが、自分の言いたい事が書かれていたので一応サインしましたが、結局そんな調書は証拠請求されませんでした

 先日、ボクは調書には一切サインしなかった、と言いましたが、記憶違いで、検察で一通だけ調書を作成した事を思い出したので、その点修正します


 ボクが、何で調書にはサインしない方が良い、と考えるのかと言うと、裁判になった時に、調書で話していた事と、法廷での証言が食い違うと、そこを裁判所に揚げ足を取られるからです

 要するに、〝嘘を吐いてるから(作り話だから)、話がコロコロ変わるんだ〟と、裁判官に思われてしまうという事です

 だったら、初めから何も言わなきゃいいじゃないですか。

 そういう揚げ足を取られるような、きっかけを作らなければいいんです

 
 良く、何とか自分の言うことを信じてもらおうと、色々と弁解する人が居ますが、それは非常に逆効果だと思います

 だって、やってないんだったら〝やってません〟の一言で十分じゃないですか


 とにかくは、何もしゃべらない事です


 
 最後にまとめると、


 ① 何が何でも、絶対に認めない

 ② 警察や検察が一番欲しいのは自供。

 ③ その為に、あらゆる脅しを掛けてくるが、絶対に動じない。

 ④ 裁判になった時に、揚げ足を取られない為に調書にはサインしない。

 ⑤ やってないんだから、〝やってません〟の一言で十分。

 ⑥ 弁護士と良く相談する。

 ⑦ 最後は、自分との闘い。



 以上です

 ホント、キツイですが、一度でも認めたらそれを覆すのは容易じゃありませんからね


 さて、明日は、それでも起訴されてしまったら、と言うお話です

 
  
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もし、痴漢に間違われて逮捕されたら?

 おはようございます

 梅雨が明けて、非常に寝苦しい日が続いていますね

 皆さんは、冷感マット等敷いて、何か対策はしているのでしょうか


 昨日は、痴漢に間違われない為の対処法と、もし間違われた時の対処法をお話ししましたね

 一番は、変な誤解を生むような行動を執らない事ですが、少ないとは言え、状況的にそうもいかない場面に出くわした時は、〝とにかくダッシュで逃げろが鉄則です

 残念ながら、今の刑事司法、特に痴漢事件に関しては、被害者の供述だけで直ぐに逮捕されてしまうので、それに対抗する手段はこれしかないのです

 だって、向こうは強制力を行使しようとして来ますから、こっちはその強制力を行使させないようにするしかないのです


 
 さて、今日は、それでも現行犯逮捕されてしまった場合の対処法をお話しします

 
 ハッキリ言って、逮捕されてからの身の振り方一つで、その後の運命、もっと言えば人生が変わって来ます

 今日のお話は、実際にやったもいない事で逮捕状を執行され、そこから逆転無罪を勝ち取った生き字引でもあるボクの十八番です


 
 ① もし、現行犯逮捕されてしまったら…


 ホントに、痴漢はしていないのに、勘違いされて逃げたけど、捕まって現行犯逮捕されてしまったら、残念ながら渋々それに従うしかありません

 これは、国家権力の強制力ですので、逮捕を回避する事は絶対に出来ません

 逮捕を回避出来るものなら、回避したいですが、残念ながらその対策はありません

 痴漢事件の場合は、通常逮捕ではなく、現行犯逮捕なので逮捕状がありませんが、〝〇時〇分現行犯逮捕するからな〟と、言われたらもうどうしようもありません


 ここから、自分の忍耐力が試される、過酷な試練との闘いが始まります


 そして、逮捕された瞬間から、携帯電話の電源は落とされて、自分からは一切誰にも電話やメールが出来なくなります

 これは、証拠隠滅を防ぐ為ですから仕方無いのですが、全く身に覚えがない人からすれば、〝せめて、家族に状況だけでも伝えさせてくれ〟と、思いますよね

 しかし、それも一切認められません

 とにかく、逮捕状が執行されたら、何も出来ないと思っておけば間違いありません


 では、誰が家族に連絡してくれるのかと言うと、担当の刑事が事務的に連絡してくれる位です

 〝お宅の旦那さん、痴漢の容疑で逮捕されて、〇〇警察署に勾留されて居ますから〟、と。

 そういう無機質な電話を架けてくれる位です


 ② 逮捕されてから…


 逮捕されると、まず〝弁解録取書〟と、言う簡単な言い分を聞いてくれる調書を取るのですが、そこに自分の言いたいこと(私は一切痴漢していません、一切身に覚えがありません、等。)を記載してくれたとしても、絶対にサインしてはいけません

 これは、警察に逮捕されてからの鉄則なのですが、調書には一切サインしてはいけないのです

 サインしたという事は、そこに記載してある内容を認めたと言う事になるので、とにかく絶対にサインしてはいけません

 例え、それが自分の言いたいことを記載してくれたとしても、裁判でその調書が出て来た時に、法廷で言っている事と違うと、そこを揚げ足取られて、〝被告人の供述は信用できない〟と、されてしまうので、だったらそういう言質を取らせないのが一番なので、初めから何もサインしなければいいのです

 裁判所はズルイので、有罪にする時は、そういう些細な部分で揚げ足を取って来るのです
 
 
 因みに、ボクの場合で言えば、前記の弁解録取書に始まり、全ての調書にサインしませんでした

 ですから、裁判でボクの調書は一切出て来ませんでした


 当然、サインしないと、向こうは生意気な野郎だなと思い、あ~でもないこ~でもないと脅して来ますが、それらは全てシカッティングです

 色々言われると、ついつい惑わされてしまいますが、信じれるのは自分だけだと思い、何を言われようが全てシカッティングです


 ③ 弁護士を呼ぶ


 まずは、弁護士を呼んでもらいましょう
 
 前記弁解録取書の中に、弁護士を選任する権利があるのは分かりました、と言う記載があるので、逮捕されたら弁護士を付ける事が出来ます

 なので、刑事も弁護士は呼んでやらないと言う、意地悪は絶対に出来ないので大丈夫です

 ご自身が誰か直接弁護士を知っていれば、担当刑事に名前を言えば、弁護士名簿から電話番号を調べて直ぐに連絡してくれます


 もし、弁護士を誰も知らないと言う場合は、〝当番弁護士〟と、言う制度があり、一回だけ無料で弁護士が接見に来てくれるのです

 当番弁護士とは、逮捕された人が捜査当局(警察、海上保安庁、麻薬取締部など)を通じて、または家族や知人などが所管の弁護士会へ依頼することによって、当番弁護士による初回の接見を無料で行うことができ、防御の手段等のアドバイス、法律相談、弁護の依頼を行なうことが出来る制度です

 当番弁護士が来たら、とりあえずは現状を話して、家族に連絡してもらうなり、また今後どうすれば良いかを訊ねるといいでしょう

 ただ、正直当番弁護士は、〝完全なボランティア〟なので、アタリハズレがあるのですが、誰も呼ばないよりは全然良いですからね

 と、言うのも、基本的にはその当番弁護士が、今後も事件を担当してくれる訳ではないので、どうしてもやっつけ仕事になってしまいがちなんですよね

 だって、全く見ず知らずの人間が、痴漢に間違われたから助けてくれ、と言われても、その後担当する訳でもないんですから、どうしたった適当になるでしょう


 なので、ボクの考えでは、その当番弁護士に、誰か痴漢冤罪をやっている弁護士を紹介してもらうのが良いと思います

 どうせ、本人はやる気がないんですから、よっぽどその方が良いじゃないですか


 ④ 勾留と言う身柄拘束
 

 逮捕されると、そこから警察の48時間勾留と言うのがあって、この二日間に護送バスで検察庁と裁判所に行き、さらに勾留する必要があるかを審査します

 これが、良く報道で耳にする、〝〇〇容疑者は、今日検察庁に送検されました。〟と、言うヤツです

 審査と言っても、これはもう形式的な物で、まず勾留請求がされたら裁判所は勾留を許可するので、ほぼ間違いなくここから10日間勾留されます

 これが、裁判所が〝自動販売機〟と、言われている所以です

 これは、検察庁が請求した物を、殆ど認める事から、この様な揶揄した言い方をされるのです

 
 また、この時、否認していれば証拠隠滅の恐れありで、接見禁止を付けられますので、これもセットでくっついて来ます

 マクドナルドのポテトの様に…(笑)
  
 この決定も、検察庁からの請求で裁判所が決定するのですが、前述の〝自動販売機〟故、全て認められてしまうのです

 接見禁止が付くと、弁護士以外の人間とは、一切面会や手紙のやり取りが出来ませんから、これはもうホントに被疑者にとっては不利です

 しかし、この辛さを耐えるしかないのです


 そして、10日間勾留された後、〝必要がある時は〟更に10日間の延長が認められているのですが、これも法律上そう言っているだけであって、事実上は絶対に10日間延長されます

 ここでも、ボクが何度も言う、〝法律上と事実上の乖離〟が、あるのです


 従って、嫌でも警察での48時間勾留と、検察が請求した10日間の勾留、プラス10日間の延長で、合計22日は留置場にぶち込まれるのです

 これで、見事不起訴になってシャバに出て来れたら、所謂〝20日で出れた〟と言うヤツです



 
 最後に、今日の要点をまとめると、


 ① 現行犯逮捕には従うしかない。

 ② 弁解録取書にも一切サインしない。

 ③ 弁護士を呼んでもらう。

 ④ 弁護士を誰も知らなければ、当番弁護士を呼んでもらう。

 ⑤ 勾留は、22日間続く。

 ⑥ その間、接見禁止が付いて、弁護士以外とは誰とも会えない。
 



 今日は、この辺にして、来週はこれからが本当の闘いである、取り調べについてお話しします

 良い週末を満喫して下さい

 

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もし、痴漢に間違われたら?


 おはようございます

 今日は、猛暑日になるようですので、くれぐれも熱中症にはお気を付け下さい


 昨日も、なぜ痴漢冤罪は起きるのかと言うテーマで、その中でも裁判所の体質についてお話ししましたね

 裁判所には、裁判所なりのジレンマがあるようです

 が、罪を犯した場合はともかく、やってもいない事で刑事裁判にかけられた時は、たまったものではありません

 昨日お話した内容は、恋愛で例えるなら、〝理想〟〝現実〟の様なものです


 さて、今日は痴漢冤罪に遭わない為の対処法、痴漢冤罪に遭った時の対処法を考えて行きたいと思います

 これからボクが述べて行くことは、あくまでもボク個人の私見であって、絶対ではないですから、〝そういう考え、見方もあるのね〟位に思って下さい


 
 ① 痴漢冤罪に遭わない為には

 
 まず、そもそも痴漢に間違われないようにするのが一番ですから、女性の近くに乗車しないと言うのがベストでしょう

 しかし、現実問題として、通勤通学ラッシュの時間は大変混雑しているのでそうも行かないでしょう

 そういう時は、女性に背を向けるなり、身体をピッタリ背後にくっつかないようにするしかないと思います

 少なくとも、ボクは大変混雑している電車内では、そういう風にして身体の向きを変えています


 後、ボクがやるのは、そういう密着時は手を上げて吊り革や、吊り革を支えているポールに手を掛けています

 要するに、〝手が下にありませんからお尻等は触れません〟、アピールです(笑)

 
 後は、スペースがあるなら、片手にスマホ乃至携帯電話等を持ち、片手は吊り革等を握るか、ですかね


 詰まり、両手を女性の身体に向けないと言うのが、変な誤解を生まない最大の対処法だという事です



 ② 痴漢に間違われてしまったら


 このテーマを話す前に、とある女性が、

 「勘違いするような行為をする人が間違っている。その時点で罪。怪しい=やってる。触り方がダイレクトか、そうじゃないかの差だと思う。」

 と、言っていて、この意見の是非はともかく、一女性の立場からすると、こういう考えもあるのかと非常にハッとさせられました

 確かに、痴漢の触り方と、事故的な触り方では感触が違うでしょうから、そうそう勘違いなんて起きないと思います

 ですから、そうしょっちゅう痴漢冤罪なんて起こらないとは思いますが、ここではそう滅多に起こらない勘違いが起きてしまった時の、ボクが考える対処法をお話しします

 

 もし、状況的に上記のような対策が出来ず、何らかの原因で痴漢に間違われてしまったら…。

 これが一番恐ろしいんですが、もしそうなった時はボクの考えでは、


 〝その場からダッシュで逃げる


 のが、一番の最適解だと思っています

 この考えは、以前「行列の出来る法律相談所」の、北村晴夫弁護士も全く同じことを言っていて、ボクは非常に同感でした

 これには、賛否両論あるでしょう


 中には、とある弁護士は、〝痴漢に間違われたら、正々堂々と「私は、こういう者で逃げも隠れもしません。」と、言って名刺を渡して、後日必要があれば警察の取り調べに応じると言いその場を立ち去る〟と、言っていましたが、ボクはこの考えには真っ向から反対します

 ってか、反対も何も、現実的にこの方法は無理なのです

 何故なら、被害者や駅員に取り囲まれたら、〝とりあえず事務所で話を聞くから〟と、言って駅員室に連れて行かれ、更にそこで警察を呼ばれ、到着した警察官からも、〝とりあえず話は署で聞くから〟、と言って現行犯逮捕されてしまうからです

 すなわち、名刺を置いて立ち去る事なんて不可能だという事です

 だから、この方法は現実的に無理なのです


 基本的に、痴漢事件の場合、現行犯逮捕が鉄則なので、呑気に名刺を渡して任意の取り調べに応じるなんて絶対に有り得ないのです

 それに、〝私はやってません〟と、否認すれば、尚更証拠隠滅の恐れ有りで、現行犯逮捕されてしまいます


 だからこそ、ボクや北村弁護士が考える、その場から逃げる、が一番なのです

 そうすれば、現行犯逮捕される事も無いんですから、身柄を拘束されることは有りません

 身柄を拘束されなければ、起訴もされないし、当然裁判にもかけられませんから、無駄な時間を過ごさなくて済みます

 勿論、正々堂々と議論して逃げれる訳はないので、逃げる時は、電車を降りたら一目散にスーパーマリオじゃないですが〝Bダッシュ〟をして逃げます


 こう言うと、疾しい事が無いなら正々堂々と主張すればいいじゃないか、と考える人も居るでしょう

 しかし、それは現実の刑事司法を分かってないから言えるのです

 何故なら、痴漢をホントにやっていなくても、その疑いを掛けられた時点で即現行犯逮捕されるのが、今の警察のやり方だからです

 そうなれば、逮捕、勾留され、しかも否認しているから接見禁止を付けられて、弁護士以外の人とは面会、手紙のやり取りは一切出来ません

 そうなったら、仕事はどうするんですか、家族はどうなるんですか

 本人は、留置場にぶち込まれて、誰ともまともに連絡が取れないんですよ

 こうなったら、こっちは状況的に極めて不利じゃないですか

 だったら、そうなる前に逃げるのが一番なんです

 そうすれば、逮捕もされないので、不当に身柄を拘束されないで済むのです


 また、先程も述べたように、痴漢は現行犯逮捕が鉄則ですから、その場で逮捕出来なかった場合、後日警察が防犯カメラの映像を解析して、犯人を特定して通常逮捕する事はまずありません
 
 常習犯なら、話は全く別ですが、ホントに突発的に痴漢と間違われた場合は、警察は内偵捜査をして通常逮捕するなんて事はありません

 何故かと言うと、迷惑防止条例違反は、警察にとっては大きい事件ではないからです
 
 確かに、事件に大小もありませんし、被害者からしたら事件を選ぶなと言いたいでしょうが、悲しいかな現実には、警察も事件の大きさでそこに懸ける人員を振り分けているのです

 例えば、同じ警察署管内で、痴漢事件と殺人事件が同時に起きたとしたら、どちらに人員を懸けますか

 そんな事は、敢えてボクが言わないまでも、誰もが分かる事でしょう


 良く、警察24時で、痴漢を内偵捜査して逮捕したとかやっていますが、あれは常習者で痴漢の確信犯じゃないですか。
 
 だから、これ以上被害を生まない為に、警察は人員と時間を懸けて犯人を逮捕するのです

 この場合は、とことん血の滲む様な内偵捜査をして、犯人を捕まえます

 
 しかし、ボクが今ここで述べているのは、痴漢に間違われた場合ですから、常習者で痴漢の確信犯でもない人間を、イチイチ執念の捜査で追い掛けて来る程、警察は暇じゃありません
 
 

 そして、勘違いして欲しくないのは、ボクが述べた〝その場からダッシュで逃げろ〟は、あくまでもホントに痴漢に間違われた場合であって、ホントに痴漢した人に、〝バレたらダッシュで逃げろ〟〝現行犯逮捕されなければ、痴漢しても大丈夫〟等と、言っている訳ではありません

 くれぐれも勘違いしないで下さい


 
 最後にまとめると、


 ① 痴漢に間違われない為には、女性の近くに乗車しない。

 ② そうも行かない時は、身体の向きを変える。

 ③ あるいは、両手で吊り革等を掴み、〝触れません〟アピールをする。

 ④ もしくは、片手にスマホ等を持ち、一方は吊り革等を掴む。

 ⑤ とにかく、両手を女性の方に向けない。

 ⑥ もし、痴漢に間違われたら、その場からBダッシュして逃げる


 
 が、最適解ではないでしょうか

 
 今日は、この辺までにして、明日は、それでも痴漢に間違われて逮捕されてしまった場合についてお話しします




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なぜ、痴漢冤罪は起きるのか?(裁判所の体質)


 おはようございます

 とうとう、関東でも梅雨明けしましたね

 今年は、若干期間が長かったですが、これからはずっと晴れてくれるでしょう


 昨日は、引き続きこのテーマに触れ、その中でも検察の体質についてお話ししました

 とにかく、一検察官は、国家公務員で唯一の権限を有しており、その権限は大変強大なものでしたね

 ホント、一個人の胸三寸一つで、被疑者を起訴するか、起訴しないかを決めれるんですからね


 さて、今日はこの話題の締め括りとして、裁判所の体質について、逆転無罪のボクの考えをお話ししたいと思います


 ③ 裁判所の体質


 まず、オサライですが、裁判所とは、一切の法律上の争訟を裁判し、その他法律において特に定める権限を有する国家機関の事です

 また、裁判には民事と刑事があり、民事は財産に関する紛争(この土地は誰のものか、金を返せなど)や損害賠償請求・身分関係に関する紛争などを対象とし、刑事は、犯罪をした疑いのある人について、その人が本当に犯罪を行ったのか、だとすればどのくらいの罪を負わせるべきかを決めるものです。

 簡単に言うと、刑事裁判は、その人が罪を犯したかどうかを判断する所です

 詰まり、有罪か無罪かを争い、有罪ならば、どの位の刑罰を与えるべきかを判断するという事です

 
 で、これはスゴク勘違いしている方も多いと思うので述べておきますが、

 
 裁判所は、真犯人を探す所ではありません


 あくまでも、起訴された被告人が、罪を犯したかどうかを判断する所であって、その被告人が有罪の場合はともかく、無罪の場合は、〝真犯人が誰かについては裁判所は関係ありません〟、と言うスタンスなのです

 ですから、今回の津山さんの場合は〝犯行の勘違い〟の結論でしたが、ボクの場合や、東電OL殺人事件、舞鶴女子高生殺害事件、等は真犯人が誰かは裁判所は知りませんし、どうでもいいんです

 裁判所が、無罪にした以上、当然真犯人は居るはずですが、それは裁判所には関係のない事なのです

 あくまでも、犯人だと推定される人間を起訴したら、その人間が有罪か無罪かを判断しますよ、と言うスタンスなのです

 なので、真犯人が見付かろうが、見付からなかろうが、裁判所はどうでもいいのです

 〝主文。被告人は無罪。真犯人は、〇〇であると推定される。〟なんて、判決文は有り得ない訳ですから


 
 前置きが長くなりましたが、要するに裁判所、特に刑事裁判と言うのは、起訴された被告人が有罪か無罪かを判断する所で、無罪の場合、真犯人については一切関知しない、という事です

 
 そして、現実の刑事裁判と言うのは、有罪か無罪かを判断するというよりも、〝有罪を確認する所〟になっているのです


 
 前記のとおり、〝法律上〟は起訴された被告人が有罪か無罪かを判断しますが、〝事実上〟は有罪を確認する所になっているという事です

 だからこそ、起訴された裁判の99.9%が有罪と言う驚異的な数字なのです


 
 また、裁判官と言うのは、出来る事なら無罪判決は書きたくないものなのです

 これは、無罪判決を書くと、何かと批判されたり、議論されたりするからです

 特に、やたらと出世欲の強い人間に当たると、この傾向が強いと言われています

 出世するには、波風立てないのが国家公務員では一番の処世術ですから、敢えて波風立てる様な無罪判決は極力書きたがらないのです

 残念ですが、これが現実です


 しかし、中にはそんなしがらみに一切捉われず、きちんと証拠を精査し、事実認定をしてくれる、優秀な裁判官が居るのも事実です

 そういう優秀な裁判官に当たると、人生は大きく変わります


 今回の津山さんの事件で言うと、一審を担当した倉澤千巖(ちいわ)裁判官の事実認定は特に酷かったです

 一部抜粋すると、

 
 「しかしながら、着衣の上から触るという痴漢行為の態様であっても、その手指に、後に検出されるほどの着衣が付着しないこともあり得るのであって、そのような事実は(中略)、被害者供述の信用性を左右するまでの事情とは言えない

 「(前略)そうすると、被告人が、被害者が移動を開始する直前ころに右手で痴漢行為をすることができたのは、3秒程度しかなく、それは不可能と言うに近い。しかし、被告の左手の状況を見ると、33分52秒ころから34分12秒ころまでの間、被告人の左手が吊り革を掴んでいることは車載カメラの映像によって確認できるものの、それ以外の時間帯の被告人の左手の状況は不明である。この点、被告人はバスが揺れていたので、右手で携帯電話を操作している間、左手で吊り革を掴んでいた旨を供述する。確かに、バスが揺れている状況下で、右手で携帯電話を操作しながら、左手で痴漢行為をすることは容易ではないけれども、それが不可能とか著しく困難とまでは言えない


 と、言うとんでもない事実認定をしたのです

 これは正しく、〝結論は有罪ありき〟の典型的なパターンでしょう

 だって、津山さんの手から、被害者の制服の繊維が検出されなかったけど、それはたまたまでしょう、と言っているようななもので、更には、両手が塞がっていても痴漢は何とか出来る、と、言っているような事実認定ですよ

 こんな、究極のこじつけってありますか

 こんな事実認定をされたら、この裁判官に当たった被告人は全員有罪になってしまいます

 極端な話、良くドラマであるような、犯行時間帯に明確なアリバイがあっても、〝確かに、犯行時間帯に〇〇に居たが、だからと言って犯行が不可能とまでは言えない。〟と、犯人にされちゃうようなものでしょう

 ホント、この倉澤千巖裁判官は、究極のアホですね

 ネットでも、バンバン叩かれてますよ(笑)


 また、ボクの経験談から分かる事ですが、裁判所が有罪判決を書く時は、検察の求刑をそのままなぞります

 そうすれば、極めて有罪判決を書き易いからです

 ホント、ほぼ丸写しと言っても過言ではない位、求刑とそっくりな判決文になります

 従って、弁護側の弁論は一切採用しません

 だって、採用しちゃったら、有罪判決が書けないじゃないですか

 だから、見て見ぬふり、もっと言えばシカッティングです

 ホント、ふざけた話ですよね


 つくづく、津山さんの控訴審は、ボクに逆転無罪判決を下した優秀な裁判官に当たって良かったですね


 最後にまとめると、

 
 ① 刑事裁判は、起訴された被告人が有罪か無罪かを判断する所(法律上)。

 ② しかし、現実は〝有罪の確認の場〟となっている(事実上)。

 ③ 裁判所は、被告人が無罪になっても、真犯人は誰であってもどうでもいい。
 
 ④ 裁判所は、真犯人を探す所ではない。

 ⑤ 裁判官は、極力無罪判決を書きたくない(出世欲が強い人は特に)。

 ⑥ 有罪判決を書く時は、検察の求刑をほぼ丸写しし、都合の悪い部分はシカッテイング。

 ⑦ 裁判官としても、警察、検察は国の為に一生懸命捜査してるんだからと言う、大局的な思いもある。


 
 以上の体質があるので、疑わしいような事件でも、皆有罪になってしまうのです

 これも、痴漢冤罪が起きる理由の一つです


 
 今日は、この辺にして、明日はボクが考える、痴漢冤罪に遭わない為にはどうすれば良いかをお話ししたいと思います


 


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なぜ、痴漢冤罪は起きるのか?(検察の体質)


 おはようございます

 三連休は、いかがお過ごしでしたか

 天気が今一パッとしなかったので、ちょっと残念でしたね

 まっ、やっとこさ梅雨明けしたみたいなので、刹那な常夏を満喫しましょう


 さて、先週も、なぜ痴漢冤罪は起きるのかと言うテーマで、その中でも警察の体質について焦点を置いてお話ししましたね

 改めて、ちょっと言い方をを変えて振り返ると、

 
 ① 被害者が嘘を吐くはずがない。

 ② 加害者は常に嘘を吐く。

 ③ 自分達の考えは絶対に正しい。



 と、言うことでした

 これらの三点の考えが相俟って、余計に警察は間違いを修正出来ないのです

 これは、ホントにホントに恐ろしい事です


 今日は、②の警察、検察の体質の中でも、検察の体質について逆転無罪のボクから見た体質についてお話しします


 ② 検察の体質


 改めて、検察って何なのかをオサライすると、


 検察とは検察権を行使する権限を有する官庁で、あくまで独任官庁(つまり一人一人の検察官が一つの役所としての権能を有しているという意味)と称される個々の検察官である。
 
 検察官は刑事事件の司法的処理を担当することを主な任務としている。

 その場合、警察から送致(マスコミ用語では「送検」)された事件に対する捜査を行い、公訴の提起の是非を定め、公訴提起(起訴)後は、同事件に対して、裁判所が公正かつ適正な法適用を行うよう求めるための訴訟活動を行う。



 と、言うことで、簡単に言うと、警察から送られた事件を、検察官一個人で被疑者(マスコミ用語で容疑者)を起訴(裁判にかける)するかどうかを決める場所だと言うことです

 これは、非常に絶大な権限で、たった一人の検察官の胸三寸一つで、被疑者を裁判にかけるかどうかを決めれるのですから

 基本的には、上司に〝起訴しましょうかね~〟等と、相談せずに自分一人で裁判にかけるかどうかを決定するのです

 詰まり、一人の人間の人生を左右する権限を持っているという事です

 
 だってそうでしょう

 刑事裁判にかけられたら、無罪にならない限り、懲役何年と言う刑を受けなければいけないんですから、その間の時間は事実上止まるわけですから

 懲役に行ったら、仕事はどうしますか、家はどうするんですか、恋人はどうするんですか、家族はどうなるんですか、等々一切良い事はないじゃないですか

 だから、そのきっかけを(裁判にかける)作れる検察官は、ホント強大な権限を持っているのです

 勿論、悪い事をした人は、その罰として刑は受けるべきでしょう

 しかし、何も悪い事をしていない無辜な人に、刑罰を与える事は決してあってはならないのです


 刑事訴訟法の基本理念には、『100人の罪人を逃しても、たった一人の無辜の人間を罰してはならない』と、言うものがあります

 ですから、理念上では、冤罪事件はあってはならないのです

 しかし、こうして冤罪事件が起こってしまうのは、一体何故なのかを述べている訳ですが、その理由の一つに検察の体質と言うものがあるのです

 
 
 この体質と言うのは、基本的には警察の三つの体質と変わりません
 
 しかし、被疑者を裁判にかけるかどうかを判断するので、慎重に慎重をを期して起訴するのかどうかの決定をします

 だから、日本の刑事裁判の有罪率は99.9パーセントと言う驚異の数字なのです

 100件の刑事裁判があったら、ほぼ100件の有罪判決を勝ち取れるんですから

 無罪判決になる確率は、たったの0.01%です

 だから、ホントに刑事裁判で無罪判決を勝ち取る事は、メチャメチャ凄い事なんですよ

 特に、逆転無罪判決なんて、尚更凄い事なんですよ皆さん(笑)


 なので、検察と言うのは、微妙だな、勝てるかな、と思うような事件は起訴しないのです

 換言すると、〝負け戦はしない〟と、言うことです

 だからこその、驚異の有罪率なのです

 これは、世界的に見ても断トツの数字です


 ここで、ちょっと話が逸れますが、先週から13年振りに始まった月9の〝HERO〟と言うドラマがあります

 これは、木村拓哉演じる久利生公平と言う、型破りな検察官の奮闘を描いたドラマです

 そうです、ドラマの中でキムタクは、被疑者を起訴するかどうかの権限を持っているのです

 
 ネタバレになってしまい恐縮ですが、先週の放送では、ある強盗致傷事件の被疑者を起訴するかどうかに、久利生公平が所属する東京地検城西支部が揺れに揺れたのです。

 その時に、久利生公平が言ったセリフがとても印象的だったのですが、彼は、

 『とりあえず起訴するではダメなんだ。起訴する以上は絶対に有罪にしないといけない。』

 と、言っていて、ボクは実にその通りだなと思いました

 結局、ドラマの中で久利生公平は、最初の段階では起訴出来ないと判断したのですが、自ら起訴出来るだけの証拠を執念で探し出し、最終的に起訴に持ち込んだと言う内容だったのです

 まっ、現実の検察官は、処理する事件数が多くて、自ら証拠探しに現場に出向くことは絶対になく、その点の補強証拠を収集するように警察に求めます

 
 だから、この内容はドラマならではなのですが、ただ、この内容は現実の検察を如実に表しています

 それは、これだけの証拠じゃ有罪に出来ないと思ったら起訴しない、と言う部分と、これだけの証拠があれば確実に有罪に出来るから起訴する、と言う部分です

 これは、正しく現実の検察の状況を描いていると思いました

 勿論、おもいっきりラフな格好の検察官が居る事は有り得ませんけど(笑)

 
 また、取り調べのシーンを観ると、ついつい自分もあんな感じで取り調べを受けていたなと、在りし日の光景を思い出します(笑)


 話は戻って、要するに、検察と言うのは、一人の人間の人生を左右する権限を持っている以上、起訴するかどうかの判断には慎重を期していると言うことです

 
 にも拘わらず、どうして痴漢冤罪が起きるのかと言うと、前記の警察と同じ三つの体質があるからです

 ですから、幾ら被害者証言と矛盾する客観的証拠があったとしても、それらはシカッテイングして、被害者証言を立証の柱にするのです

 
 今回の津山さんの事件では、犯行時間帯の防犯カメラの映像があって、左手は吊り革右手は携帯電話を持っていて犯行は不可能なのに、更には、逮捕直後の手のひらの微物鑑定では、被害者が着用していた制服の繊維片は検出されなかったのです

 なのに、これらの証拠はシカッテイングして起訴に踏み切ったのです

 結局、今回の事件に関しては、起訴した検察官が極めてアホだったのです

 それしか、理由が思い付きません


 前記の通り、検察官は独任官庁ですから、例えばAと言う検察官はこれは有罪に出来ると思うかもしれないし、Bと言う検察官はこの証拠じゃ有罪に出来ない、と思うかも知れなので、ホント個人差によると言っても過言ではありません

 津山さんの事件では、この例え話で言うAのアホな検察官が事件を担当してしまったのでしょう

 恐らく、優秀な検察官なら、これだけ客観的に矛盾する証拠があったら起訴しないでしょう


 
 最後に、検察の体質をまとめると、


 ① 基本的には警察と同じ三つの考えを持っている。

 ② 検察官は、一個人が独任官庁。

 ③ 警察から送致された事件は、何が何でも起訴しないといけない訳ではない。

 ④ 起訴するに当たっては、慎重な判断をしている。

 ⑤ 有罪に出来ないと思ったら起訴しない(絶対に負け戦はしない)。



 と、言うことです


 今日は、ここまでにして、明日は裁判所の体質についてお話ししします

 
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なぜ、痴漢冤罪は起きるのか?(警察の体質)


 こんばんは

 すっかり遅くなっちゃいました…


 昨日は、なぜ痴漢冤罪事件が起きるのか、被害者の視点でお話ししましたね

 〝犯人〟の勘違いか、〝犯行〟の勘違いかによって、痴漢冤罪事件が起こる理由の一つだという事でした


 さて、今日は痴漢冤罪事件が起こる二番目の理由として、警察、検察の体質について焦点を当ててお話しします


 ② 警察、検察の体質

 
 (1) 警察の体質

 まず、痴漢冤罪事件の場合、基本的には被害者が痴漢を訴えて、駅員に申告し、駅員が警察官を呼んで逮捕されます

 詰まり、〝現行犯逮捕〟です

 という事は、警察としては、元々内偵捜査をして証拠を固めていた事件ではなく、突然降って湧いた〝寝耳にウォーター〟の事件なのです

 ですから、逮捕当初の警察は、当該痴漢事件に対して一切の証拠がありません


 では、一体何が当該痴漢事件の証拠かと言うと、〝被害者の証言〟です

 この、被害者証言が唯一の柱となり、それを補完する形で、手のひらの微物鑑定の結果や、防犯カメラの映像などを収集するのです

 
 そうすると、警察としては、被害者から状況を訊く上で、以下の事を無意識に思います


 〝全く見ず知らずの人間を、無実の罪に陥れるはずがない〟


 と、思うので、被害者の言う事は絶対に間違いないと決め付けてしまうのです

 ですから、痴漢行為を否認しようものなら、『本人=嘘吐き、被害者=真実を話している』と言う構図になってしまうのです

 これは、非常に恐ろしいし、極めて男性側にとっては不利です

 だって、幾ら否認しようが、弁解しようが、警察は一切信用しないんですから…


 確かに、全く利害関係のない、たまたま電車で遭遇した見ず知らずの人間を、嘘の痴漢をでっち上げて無実の罪に陥れるなんてことは、現実的にはまず有り得ないでしょう

 ですから、一見すると、前記の無意識の思いは、間違っていないとも言えます

 しかし、被害者が故意ではないにせよ、勘違いしている可能性もある事を、頭の片隅に入れて取り調べをしてもらわないと、一度疑われた人間は皆犯人になってしまいます

 それに、犯行の唯一の証拠は、基本的には被害者証言のみなんですから、その判断は慎重の上にも慎重を重ねないといけないのです


 
 そして、もう一つの悪しき体質として、警察は逮捕した人間に対して、


 〝被疑者(容疑者)は常に嘘を吐く〟


 と、思い込んでいるのです

 要するに、罪を免れたいが為に、コイツは嘘を吐いてるな、という事です

 
 確かに、罪を免れたいのなら、否認しない限りは無理ですからね

 罪を認めちゃったら、罪は免れられませんからね

 事実、そういう人間も居るでしょう(笑)

 それが通用するかしないかは別にして(笑)

 実際に、否認を貫けられたら、起訴できない事件なんてしょっちゅうありますから、警察としては何としてでも罪を認めさせたいと思うものなのです

 だから、そういうパターンも往々にしてあるので、警察としては余計に〝嘘吐きやがって〟と、思うのです

 
 それに、警察としても、〝自白は何よりも一番の証拠〟ですから、何としてでも自供を取りたがるのです

 だって、本人が〝私がやりました〟と、言っているのに、刑事が〝嘘吐けお前じゃなくて別の奴がやったんだろう〟、何て言う訳ないんですから(笑)

 だったら何で逮捕したんだよ、と、そもそも本末転倒ですからね(笑)

 ですから、警察としては、逮捕した人間は何としてでも罪を認めさせたいと思うのです



 もう一つ、警察の悪い体質として、


 〝一度こうだと決めた事件の構図は絶対に変えない〟


 と、言うものがあります

 警察としても、当該事件に対して、〝こういう事件だ〟と、筋読みをします

 ここがタチが悪いのですが、この筋読みは、例え真実がどうであろうとも、警察が描いた構図が絶対なのです

 ですから、実際の真実と、警察が描いた事件の構図が違うのです

 分かり易く言うと、〝真実上〟と〝裁判上〟という事です


 なので、例え事件と矛盾する(被疑者に有利な)証拠が出て来ても、それらは全てシカッティング

 自分達の描いた構図と、それを覆すような証拠が出て来ても、〝そんなのたいした事ではない〟と、敢えて見ないのです

 ホント、汚いし怖いですよね

 例えば、今回の津山さんの事件では、犯行時間帯のバス車内の防犯カメラに、津山さんと被害者が映っていたのですが、津山さんの手は右手で携帯電話を操作していて、左手は吊り革を掴んでいたのです

 と、言うことは、どう考えても痴漢行為なんて出来ないじゃないですか

 この映像は、完璧に被害者証言と矛盾する、極めて明確な客観的証拠なのにも拘わらず、警察は被害者の言い分を信用したのです

 このことは、明らかに警察が描いた構図を押し通した証左です

 このような、信じ難い状況が起きるのが、警察の体質なのです

 
 
 ちょっと、ゴチャゴチャしちゃったので纏めると、


 〈1〉 被害者が〝全く見ず知らずの人間を、無実の罪に陥れるはずがない〟と、思い込んでいる。

 〈2〉 逮捕した被疑者は、常に嘘を吐くと思っている。

 〈3〉 一度こうだと決めた事件の構図は絶対に変えない。



 以上、これらの三点の思いが警察にはある為、逮捕された人間の言い分を全く聞く耳持たないのです

 つくづくふざけた話ですよね

 
 ホントは、検察の体質も書こうと思ったのですが、今日はこの辺にしておきます

 来週は、この続きをお話しします

 それでは、良い三連休を
 


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なぜ、痴漢冤罪は起きるのか?(被害者の心理)


 おはようございます

 今日も、暑くなりそうな天気ですね


 昨日は、7月15日に出た、痴漢冤罪事件の逆転無罪判決についてお話ししましたね

 当事者の津山さんと、ボクとでは、同じ逆転無罪と言う結果でも全く境遇が違いましたね

 確かに、津山さんのように、支援者集会に200人が集まったり、冤罪請負人の弁護士が付いたりと、ある意味至れり尽くせりでしたが、でも、ボクはボクでそういうバックボーンは無かったですが、色んな人達が気に掛けてくれているだけで、とても心強かったし幸せでした

 改めて、皆さんありがとうございました


 さて、今日もこの話題で筆を進めたいと思います


 そもそも、何故痴漢冤罪事件が起きてしまうのかを、逆転無罪経験者のボクの考えを述べたいと思います


 ボクは、痴漢冤罪が起きる原因は三つあると考えています

 その三つとは、

 
 ① 被害者の勘違い

 ② 警察、検察の体質

 ③ 裁判所の体質



 です

 それぞれ詳説していきます。


 ① 被害者の勘違い


 まず、被害者の勘違いですが、これは大きく分けて二つあると思います。


 (1) 犯人を勘違い

 (2) 痴漢行為の勘違い



 以上の二点に分かれると思います

 それぞれ詳説していきます


 (1) 犯人の勘違い


 その名の通り、痴漢行為の被害は間違いないけれど、犯人を勘違いしてしまっているパターンです。

 例えば、直ぐ真後ろの人間から痴漢行為をされていると思っていたのに、実際は一人挟んだ状態でされている場合(手を回り込ませるようにして)。

 あるいは、真後ろの人間から痴漢行為をされていると思いきや、実際は左隣の人間が痴漢行為をしていたり、等々。

 色々な状況が考えられると思いますが、被害者からすれば、自分の目が見えない後ろで行われている行為を、そうそう目の当たりに出来ませんから、ある程度の〝推測〟が入り込みます

 そこに危険が潜んでいます

 詰まり、実は全く何もしていない、真後ろの人間が疑われやすくなるのです

 恐らく、痴漢冤罪で一番多いのが、このパターンではないでしょうか。


 (2) 痴漢行為の勘違い


 これは、痴漢行為を別な行為と勘違いしてしまっている状況です

 例えば、今回の津山さんのように、リュックを前に掛けていて、そのリュックが被害者のお尻に車内の揺れで接触し、それを〝触られた〟と、勘違いするパターンです

 あるいは、読んでいた雑誌を、車内が込んでいるから下げておいたら、その雑誌に接触し〝触られた〟と、勘違いするパターンです

 いずれも、頻繁にある状況ではないかも知れませんが、現実に有り得ることでしょう


 
 【女性側の心理】


 そして、これらの恐ろしい所は、被害者が一度〝こうだ〟と、思ったら、それは時間を追うごとに強固なものへとなって行くのです

 被害者の心理としても、一度〝痴漢です〟と、騒いでしまった以上、〝あ~、勘違いでしたかすみません。〟とは、言いずらいですから、余計その勘違いが被害者の中での〝真実〟と、なって行ってしまうのです


 勿論、被害者に一切の悪気はないにせよ、勘違いさせられた方は、とてもじゃないですがたまったものではありません…

 
 ですから、酷かも知れませんが、女性の皆様には、もし痴漢の被害に遭った際は、触られている瞬間の手をパッと掴んで欲しいです

 そうすれば、その手が痴漢をしていたのはまず間違いないですから

 痴漢行為が終わった後に、ギロッと後ろを振り返り、〝触りましたよねでは、遅いんです

 もう、触られているその瞬間に、手を掴むか声を出すかを、して欲しいのです


 幸い、刑事訴訟法213条には以下の条文が書かれています


  現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを逮捕することが出来る。

 
 これは、現行犯人が、現に犯行を行っているか、行い終わったところであるため、逮捕して身柄を確保する必要が高い上に、誤認逮捕のおそれがない為です

 これを、〝私人逮捕〟または〝常人逮捕〟と、言います


 そして、刑事訴訟法214条には、


 検察官、検察事務官及び司法警察職員以外の者は、現行犯人を逮捕したときは、直ちにこれを地方検察庁もしくは区検察庁又は司法警察職員に引き渡さなければならない。


 と、定められていますから、もし自分で痴漢の手を掴んだら、直ぐに次の停車駅で降りて駅員を呼び、警察官を呼んでもらい、犯人を引き渡せばいいのです



 また、ボクは女性側の心理のもう一つに、一度でも痴漢の被害に遭ったことのある方は、〝知覚過敏〟ではなく〝痴漢過敏〟に、なっている可能性もあると考えています

 要するに、過去の体験から余計に、実際は痴漢の接触じゃないのに、それを痴漢されていると過敏になってしまうという事です

 ちょっと、何かの振動で触れただけなのに、〝痴漢〟と、早計してしまうような

 なので、女性の皆さんには、冷静な対応をお願いしたいと思います

 
 基本的に、痴漢と言うのは、一回触って大丈夫なら、二回、三回と、どんどんエスカレートして行くものです

 って、ボクの体験談ではありません(笑)

 妄想の中じゃ、痴漢だけで何度刑務所に行っていることでしょうか(笑)

 詰まり、接触が一度ではなく何度もあるので、冷静に判断すれば単なる振動の接触、すなわち、〝過失〟〝故意〟かの判断は容易に出来ると思います

 仮に、車内が揺れる度に、触られている様な感触があるのなら、体勢を変えてみて、それでも同じ感触を感じるのなら痴漢確定でしょう

 と、女性の皆さんには酷かも知れませんが、同じ男性として、ホント冷静な対応、判断をお願いしたいです

 そうじゃないと、もしかしたらその勘違いが、全く無実の人間の人生を、大きく狂わしてしまうのですから…


 以上のとおり、被害者側の様々な要因も、痴漢冤罪の理由の一つだと考えます


 最後に、勘違いして欲しくないのは、一番悪いのは卑劣な痴漢行為をする人間です

 女性は、決して悪くありません

 さっき、〝女性にも冷静な対応をしてほしい〟と、述べましたが、これは女性軽視の意味は全くありませんので、どうかご了承下さい


 明日は、②の警察、検察の体質についてお話しします


 
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予想通りの逆転無罪!


 おはようございます

 今日も、良い天気で、こういう日は海に行きたいですね


 昨日は、彼女が被告人から受刑者になる時の状況をお話ししましたね

 まるで、冬眠を控えた熊のように、これでもかとお菓子を食べていたのには、ちょっと胸が締め付けられましたね

 シャバでは、たかがお菓子と言えども、受刑者になると自分の自由意思で購入出来ないんですから、その別れを惜しむ為に食い溜めするんですからね


 さて、今日は当初の話題を変更して、お話しします


 昨日、下記のニュースが報道されました


 バス痴漢巡り中学教諭が逆転無罪 東京高裁判決

 三鷹市内を走行中の路線バスの車内で女子高生(当時)に痴漢をしたとして、東京都迷惑防止条例違反に問われ、一審で有罪判決を受けた同市立中学の教諭、津山正義被告(30)に対し、東京高裁は15日、逆転無罪を言い渡した。河合健司裁判長は一審判決について「被害者の供述を全面的に信用したのは誤りで、判断に慎重さを欠いている」と厳しく批判した。

 判決理由で河合裁判長は、携帯電話のメール送受信記録とバスの車載カメラの映像という客観証拠から、「右手は携帯電話を扱い、左手でつり革をつかんでいたと考えるのが妥当」と判断。被害者はリュックサックの接触を勘違いした疑いもあると指摘した。

 一審・東京地裁立川支部判決は被害者の供述を重視。「揺れるバスの車内で右手で携帯電話を操作しながら左手で痴漢をすることは、著しく困難とまでは言えない」として、罰金40万円の有罪判決を言い渡した。

 津山教諭は2011年12月、三鷹市内を走行中のバスの車内で女子高生(当時17)の尻をスカートの上から手で触ったとして起訴された。津山教諭は一貫して無罪を訴え、手からも女子高生のスカートの繊維片は検出されなかった。

 判決後、東京・霞が関で記者会見した津山教諭は「痴漢冤罪(えんざい)事件は誰もが巻き込まれる可能性がある。支えてくれた生徒たちの元に1日も早く帰りたい」と話した。(日本経済新聞より)


 三鷹バス事件逆転無罪判決(ニュース動画)


 実は昨日、ボクのフェイスブックやLINEのタイムラインに、『今日これから逆転無罪判決が出るかも』と、宣言していたのです

 と、言うのも、この事件にボクは興味を持っていて、控訴審初公判を傍聴に行ったのですが、見事に傍聴整理券の抽選に外れてしまったのです

 何故かと言うと、動画を観てもらうと分かりますが、支援者の数が凄いのなんの

 
 その証拠に、下記のサイトがあるので、長いですが覗いて見て下さい

 
 『東京・三鷹バス痴漢冤罪事件』


 このサイトを見てもらうと分かりますが、まあ一審の事実認定が酷いのなんの…

 〝〇〇〇〇の可能性がある〟と言う、裁判官の想像力を存分に働かせた、所謂〝可能性判決〟なのです

 こんな事実認定をされたら、幾らこっちに有利な証拠があっても、無理矢理裁判官の想像をこじつけられてしまいます

 何故、こんなバカゲタ事実認定が出来るのかと言うと、先に有罪だと言う結論があるからです

 だから、その辻褄を合わせる為に、誰が聞いても首を傾げたくなるような、疑問を持つような判決理由になってしまうのです


 まっ、一審のアホ裁判官の事はほっといて、舞台は控訴審に移ります

 当然、有罪判決を受けた津山さんは、判決を不服として控訴しました

 これは、極めて当然の選択です


 で、ここが偶然なのか運命なのか、津山さんの控訴審を担当したのが、ボクに逆転無罪判決を下した、東京高裁第四刑事部だったのです

 しかも、裁判官の構成も、ボクの時と全く一緒だったのです

 だからと言って、必ず逆転無罪になる保証なんてどこにもありません

 
 ですので、控訴審のその後の流れを大きく左右する、初公判をどうしても傍聴したくて足を運んで抽選に並んだのですが、ものの見事に外れてしまったのです

 
 ただ、ボクは初公判の様子がどんな感じだったのかを観たくて、傍聴券が無かったのですが法廷に足を運んだのです

 法廷は、ボクの時と同じ506号法廷でした

 506号法廷自体、そこまで大きい法廷ではないので、元々の傍聴整理券の数自体が少なかったのです

 当然、傍聴券が無いので、法廷の中には入れませんが、傍聴人入口のドアにある小窓から、法廷の様子をチラッと窺いました

 すると、被告人席に座る津山さんの姿が、ボクが初公判を受けた時と全く一緒だったのです

 具体的に言うと、被告人席に斜めに座り、じっと裁判官達を縋るように見ていたのです

 被告人席の左手に、裁判官の席があるので、ついつい姿勢が斜めになってしまうのです

 この姿を見た時に、つい一年前のボクの姿とダブってしまいました

 また、〝そういう姿勢になるのはホント良く分かる〟と、心底感じました

 何故、そういう姿勢になるのかと言うと、裁判の行方が誰よりも一番気になるからです

 だから、ついつい〝どうなんだろう…どうなんだろう…〟と、裁判官達の方を、縋るように見てしまうのです

 これは、ホントあの席に座った人間にしか分からない感覚でしょう


 そして、初公判が終了し、控訴審でも証拠調べが行われるようになったので、これは逆転無罪の可能性が出て来た証拠でした

 もし、控訴棄却なら、初公判で結審して次回判決のパターンなので、このパターンにならなかったという事は、かなり面白い事になるという意味なのです

 何度も言ってますが、ボクの格言である、〝控訴審は初公判が事実上の判決〟なのです

 だからこそ、ボクは初公判を傍聴して、今後の流れを知りたかったのです

 しかし、それが叶わなかったので、支援者のサイトを見てその情報を知り、〝これは面白い事になるぞ〟と、予感したのです

 
 その後も、何回か公判が開かれて、昨日の判決に至った訳ですが、そもそも控訴審で何回も公判を開く事自体が極めて異例ですから、これは津山さんにとっては実にいい流れだったのです

 しかし、ボク自身は、タイミングが合わずに傍聴に行けなかったのです…


 そして、昨日見事逆転無罪判決が出た訳ですが、ボクは実際に津山さんの支援者を見ていて、ホント彼は恵まれているな、と思いました

 別に、津山さんを否定するとかではなく、羨ましいだけです
 
 だって、公判の度に、支援者が東京高裁(地裁)の前でビラを配って、〝これは冤罪です一緒に闘いましょうと、必死に訴えて、弁護士も痴漢冤罪請負人の〝今村核(イマムラカク)〟先生が付くと言う布陣です

 加えて、津山さんは保釈されていたので、シャバで裁判を迎える事が出来ますから、毎回公判後に行われていた支援者集会にも参加出来ます

 支援者集会なんて、被告人当時のボクからしたら夢のような世界です

 当事者からしたら、支援者集会で〝一緒に闘おうと、手を取り合って励ましてくれたら、何よりも代えがたい勇気になります

 
 裁判所だって、言い方は失礼かも知れませんが、たかが迷惑防止条例で罰金40万の事件に、毎回傍聴席が満席になり、多数の傍聴希望者が列を成すのを目の当たりにしていたら、それだけで〝これはおかしな事件だな〟と、感じざるを得ないでしょう

 ですから、そういう部分からも、今回の逆転無罪判決に繋がっているとボクは思います

 ホントに、皆で勝ち取った逆転無罪判決と言っても過言ではないでしょう


 他方で、ボクの時はどうだったのかと言うと、支援者集会も無ければ、弁護士も超優秀でも無ければ、保釈もされず、控訴趣意書は全て手書きだわで、津山さんとは真逆でした

 不遜かも知れませんが、ホント孤軍奮闘したと思っています

 勿論、支援者と言う意味では、ボクの家族や、毎回公判にスタメンで出場(傍聴)してくれた、桃山商事の清田君位です(笑)

 他にも、傍聴に来てくれて応援してくれた、かけがえのない先輩や友人達も居ましたし、ヒルズに面会に来てくれたり、手紙を送ってくれた人達も居ました

 ですが、傍聴券が出る程のものでは無かったので、常に傍聴席はガラガラで、人気のない寄席かと思いました(笑)

 なので、ボクの場合は、支援者で傍聴席を埋めるなんて事は到底出来ず、そういう部分からは裁判所の心は動かせなかったのではないかと思っています

 だからと言って、傍聴に来てくれた仲間や、面会に来てくれた方々、手紙を送ってくれた人達に感謝していない訳ではなく、大変勇気づけられましたし、感謝の気持ちでイッパイです

 それが、ボクを応援してくれた人達で傍聴席が埋まっていたら、更に勇気を貰っただろうと思います

 つくづく、孤軍奮闘して逆転無罪を勝ち取ったボクからすると、津山さんの環境は極めて恵まれているなと思いました

 
 例えるなら、ハワイまで行くのに、津山さんは飛行機のファーストクラスで、ボクはドンキで売っているゴムボートで行く様なものです(笑)

 大袈裟ですが、ホントその位の開きがあります


 勿論、津山さんにとって、この逆転無罪判決を勝ち取るまでには、それはそれは筆舌に尽くし難い艱難辛苦があったことでしょう

 その心中は、おこがましいですが、同じ逆転無罪経験者として良く分かります

 きっと、誰よりも分かります…


 改めて、事件があったのが2011年12月で、逆転無罪判決の昨日まで、約2年半も掛かっているのです

 やってもいない事を証明するのに、こんなにも時間が掛かってしまうのです

 ホント、一度あらぬ疑いを掛けられると、それを払拭する為には、莫大な労力と時間を要するのです

 特に、今回の事件は、誰しも巻き込まれる可能性があるので、決して対岸の火事とは思わずに、各々が対策を考えるべきです

 例えば、混み合っている通勤電車(バス)で女性が目の前に居た時は背を向ける、とかとか。

 勿論、状況にもよるので、これが全てではないですがね


 と、今日はこの辺にして、明日もこの話題についてお話しします


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被告人から受刑者へ…。


 こんばんは

 本日も、更新が遅くなりました

 これも、全て夏のせいですのでお許し下さい(笑)


 さて、昨日は小菅ヒルズのタイムスケジュールについてお話ししましたね

 基本的には、男子と女子ではタイムスケジュールは変わりませんが、やはり一番は独居と雑居と言う部分での違いが大きいと思います


 今日からは、いよいよ〝秘密の花園〟でもある、女子刑務所に舞台を移して行きます

 ですが、刑務所の話の前に、一体どうやって被告人から受刑者になり、どのように刑務所に移送されるのかをお話しして行きます

 
 話は、受刑者になる時の事に及んで行きました


 内 『改めて、裁判は何回やったんだっけ

 X 『2回。』

 内 『判決は2年6月だよね

 X 『そう。』

 内 『それに対して控訴はしたの

 X 『しなかったよ。』

 内 『じゃあ、ソッコーで確定したんだ

 X 『そう。』

 内 『何で控訴しなかったの

 X 『親から、早く刑務所に行って一日も早く出て来きなよ、って言われたから。』

 内 『なるほど。弁護士は何て言ってたの

 X 『弁護士も、実刑確定だからお母さんの言う通りだと思います、って。』

 内 『じゃあ、そのまま自然確定させたのね

 X 『うん。』

 内 『自分としては、お母さんの意見に異論はなかったの

 X 『無かったね。』


 少しオサライになりますが、彼女は今回一切の争いは無かったので、裁判自体は二回で終了しました

 今回の2年6月の判決に対し、彼女は控訴しなかったと言います

 その理由は、母親からの意見が、実にごもっともだったからだそうです


 この選択は、逆転無罪のボクの見解としては、非常に合理的だと思いました

 何故なら、事件自体に一切の争いが無い以上、一日も早く出て来る事を考えるのが、極めて時間的節約になるからです

 結局、量刑不当を理由に控訴すれば、それだけ時間が掛かり、出て来るのが遅くなるので、余程の不満が無い場合はとっとと刑務所に行っちゃった方が良いんです

 仮に、ボクが彼女の立場なら、全く同じ選択をしますね

 尤も、ボクはそうそう罪を認めませんけど(笑)


 話は続きます


 内 『じゃあ、判決後から14日間はお菓子を食べまくってた

 X 『食べまくってた。(笑)』

 内 『実際は、14日間以上時間があるんだけど、いつ迎えが来るか分からないからか

 X 『そうそう。だから、朝からあんぱん二個とか食べてた。(笑)』

 内 『そうだよね。だいたい判決から一週間位だから、その間はドカ食いだ

 X 『そうだね。』 

 内 『お菓子は自分でも買ってたの』 

 X 『買ってたし、差し入れも沢山入って来てたからさ。後は、周りから食べきれない程のお菓子を貰っていたからさ。』

 内 『なるほどね。』


 この心境を理解してもらうのには、少々説明が必要ですので述べたいと思います

 
 まず、判決が出ると、そこから14日間は控訴期間と言って、控訴するかどうかを考える時間が与えられます

 この14日間は、懲役刑から勝手に引かれるので、判決が出て控訴しない場合でもそのまま放っておけばいいのです

 そして、判決から14日後に刑が確定しますが、そこから直ぐに受刑者になるわけではないのです

 書類の送達の関係やらで、判決が確定してから、早くても一週間後に〝アカオチ〟と、言って受刑者になるのです

 ですから、判決確定の次の日から、法的身分は受刑者ですが、拘置所での扱いは被告人のままなのです

 
 なので、このタイムラグを利用して、お菓子や菓子パンをドカ食いするのです

 何故かと言うと、受刑者になると、一切お菓子を買えないからです

 詰まり、これからお菓子が食べられなくなるので、今の内に沢山食べておこうと言う心理から、彼女はお菓子や菓子パンをドカ食いしていたのです

 刑務所に行くと、全くお菓子が食べれない訳ではないのですが、被告人の時のように自分が買いたい時にお菓子を買えなくなるので、暫くお別れとなるお菓子を食い溜めておくのです(笑)

 食い溜めと言ったって、冬眠する熊じゃないんですから、直ぐに〝下〟から出ちゃうんですがね

 
 例えば、ここにポテトチップが3袋あるとしましょう

 普通なら、これを一日一袋食べれば充分ですよね

 しかし、いつ受刑者のお迎えが来るか分からないので、一日で3袋食べておかないと、もう明日には食べれなくなるかも知れないので、一気に食べるのです

 要するに、三日で3袋も、一日3袋でも、結果的には同じ3袋を食べた事に変わりはないのですが、状況が状況だけにそうせざるを得ないのです


 と、言うのも、被告人から受刑者になる時は、職員が迎えに来るのですが、それがいつ来るかは事前に知らされず、当日の朝にいきなり告知されるのです

 だから尚更、明日かも知れないし、明後日かも知れないし、それが分からないのからこそ、ドカ食いをするのです

 また、周りもそれが分かっているからこそ、どんどん〝もう食べれなくなるから食べな〟と、余計にお菓子のお裾分けをくれるのです


 そして、彼女は口の中を、リスが餌を食べる時のように膨らませながら、受刑者へとなって行くのでした…。


 この続きはまた明日



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小菅ヒルズでのタイムスケジュール。



 こんにちは

 今日も、いい天気ですね

 今週も、張り切って頑張りましょう

 
 本日の更新が遅くなったのは、ワールドカップ決勝のせいです

 午前一時に寝て、午前三時に起きて、うとうとしながら観戦してました

 長いようで短かった、熱く激しい一ヶ月も今日で終わりを告げました

 ホント、寂しいな…


 さて、先週は、小菅ヒルズでのショッピング事情についてお話ししましたね

 やはり、彼女もボクと同じく毎回デフォルトで買う物があった様で、その気持ちは手に取るように分かりました


 今日は、これまで話した色々な事情を含めた、タイムスケジュールについてお話しします

 実際何時に起きて、どう過ごしているのかと言う部分です


 話は、一日の流れについて訊いて行きました


 内 『一日の流れを教えてよ。女子と言うか、雑居と言うか。』

 X 『まず、起床してから点検でしょう。』

 内 『あ~、点検ね。雑居は一人一人番号を言って行くの

 X 『そうそう。』

 内 『へぇ。東拘の時の称呼番号って憶えてる

 X 『え~。覚えてないよ。(笑)』

 内 『その後、朝ご飯

 X 『そう。』

 内 『その後掃除

 X 『そうだね。』

 内 『掃除終わってからは、机並べて自由時間

 X 『そう。でさ、ラジオ流れるじゃん。』

 内 『あっ、室内体操

 X 『そうそう。』

 内 『室内体操やってたの

 X 『やってたよ。』

 内 『偉いじゃん。(笑)で、10時になってコーヒータイムか

 X 『そうだね。』

 内 『あの中で飲むコーヒーは、美味しいんだよな。(笑)』

 X 『そうなんだよね。(笑)』

 内 『じゃあ、自由時間はずっと本を読んでる感じ

 X 『そうだね。それか、手紙書いてるか。』

 内 『なるほどね。周りの人達と話しないの

 X 『するよ。』

 内 『じゃあ、全然本が進まないでしょう

 X 『そうなんだよね。』


 まず、朝起床すると、点検と言うものがあります

 点検と言うと、何か部屋の中をチェックするみたいなイメージがありますが、そうではなくて、職員が一部屋一部屋回って、称呼番号を言わせて〝生きている〟事を確認するのです

 称呼番号とは、ヒルズの中で呼ばれる自分の番号です

 これは、個人を特定する為に設定するもので、基本的にはヒルズではこの番号で呼ばれます。


 点検時は、職員が『番号~』と、言って部屋の前に立って、『〇〇〇〇番』と、自分の番号を言わせるのです

 この時、職員は点検簿と言うファイルを持ちながら、各部屋を回り、番号と名前と顔が一致しているかを確認するのです

 これは、朝と夕方の一日二回やります


 そして、朝ご飯を食べてからは自由時間で、9時45分~10時まで室内体操のラジオ放送が流れるので、その放送に合わせて彼女は体操していたそうです

 これは、ずっと部屋に居るので、身体をなまらせないようにする為ですが、こんな体操は気休めにしかなりません

 少なくとも、ボクはこの放送に合わせて体操はしてませんでした

 筋トレはしてましたけどね


 基本的には、ご飯を食べたり、室内体操をする以外は自由時間ですから、何をしていようが本人の自由です

 ですから、本を読もうが、手紙を書こうが、雑居なら同じ部屋の人とお話をしていようが自由です

 すると、雑居ではみんな暇が故に、ペチャクチャ話が始まりますから、本がなかなか読めないそうです…

 オンナの人ですから、男性よりも話は好きですからね。(笑)


 因みに、自由時間だからと言って、横になっても良いのかと言うと、それはダメで起きてないといけないのです

 詰まり、寝転がってはいけないのです

 これって、ホントバカげていると思いませんか

 だって、自由時間なんですから、横になって寝ようが起きてようが個人の自由じゃないですか。

 しかし、拘置所はちゃんと起きた体勢でいないといけないのです

 寝る時は、学校で良くやった、机に突っ伏した体勢ならOKなのです

 つくづく、この境界線が意味不明ですよね


 因みに、警察の留置場では横になって寝てようが、何していようが自由です


 話は続きます


 内 『その後はお昼ご飯か』 

 X 『そう。その後昼寝してた。』

 内 『午睡(ごすい)か(笑)』

 X 『そうそう。(笑)』

 内 『じゃあ、午後の室内体操まで昼寝して、放送流れたらまた室内体操してたの

 X 『そうそう。』

 内 『で、午後3時のお茶の時間でまたお菓子食べて

 X 『いや、お菓子は常に食べたよ。(笑)だから、東拘に居る期間が長い人は太るって言うんだよね。』

 内 『まあ、そうだろうね。』


 小菅ヒルズでは、昼食が終わった12時頃から、午後の室内体操の放送が流れる午後2時45分までは、横になって寝ていても良いのです

 これを、〝午睡〟と言います

 ですから、この時間帯は、毛布を敷いて横になって寝ていようが、起きていようが自由なのですが、彼女は昼寝をしていたそうです

 因みに、ボクは夜寝れなくなるのが嫌だったので、午睡は全然しませんでした

 だって、一日中部屋に居るだけですから、疲れようがないのに昼寝なんかしたら、絶対に夜眠くなくなるじゃないですか

 だからボクは、皆が昼寝している時間も、ひたすら本を読んでいました


 話は夕食以降に及びます


 内 『五時からは、仮就寝だからみんな布団敷いて寝てたの

 X 『布団敷く人と、敷かない人それぞれだね。』

 内 『そうなんだ。』

 X 『ほら。寝る人はとことん寝るじゃん。だから、そういう人は5時過ぎに布団敷いて寝てたよ。』

 内 『そう言えば、寝る前の薬もらってたの

 X 『もらってたよ。』

 内 『何の薬

 X 『睡眠薬。』


 内 『そう言えば、夕方からのラジオ番組で、好きなのあった

 X 『何だったけかな…。』

 内 『東京FMの安部礼二って面白くなかった

 X 『面白かった。(笑)』

 内 『あっ、お母さんはどの位の頻度で面会に来てくれたの

 X 『しょっちゅう来てくれたね。

 内 『じゃあ、相当心配だったんだろうね…。』


 ヒルズでは、16時に夕食を食べます

 ってか、16時に夕食って、メチャメチャ早いですよね

 ですから、このブログを書いている時間は、もう夕食が終わっているという事です


 その後、夕方の点検をやった後、17時からラジオが流れるので、そうしたら仮就寝と言って寝たい人は布団を敷いて寝ても構わないのです

 ボクは、寝る直前まで布団は敷きませんでしたが、彼女達の部屋は人それぞれだったそうです。


 消灯前の20時に、職員が一部屋一部屋回って、投薬をして行きます

 彼女は、〝ミンザイ〟こと睡眠薬を飲まないと寝れなかったと言います

 ボクは、一切投薬は受けなかったので、ミンザイなんて飲んだ事がありません


 タイムスケジュールを纏めると以下の通りです


 7時 起床
    ⇓
 7時10分 点検
    ⇓
 7時30分 朝食
    ⇓
 7時50分 掃除
    ⇓
 8時~9時45分 自由時間
    ⇓
 9時45分~10時 室内体操
    ⇓
 10時 コーヒータイム
    ⇓
 11時30分 昼食
    ⇓
 12時~14時45分 午睡
    ⇓
 14時45分~15時 室内体操
    ⇓
 15時 コーヒータイム
    ⇓
 16時 夕食
    ⇓
 16時40分 点検
    ⇓
 17時 仮就寝
    ⇓
 21時 消灯



 因みに、ヒルズの部屋の中には時計はありません

 ですから、室内体操の放送が入ったりするのを基準にして、だいたい何時頃かを予測するのです

 後は、ラジオ放送が流れている時は、時報を参考にしたりとかですね


 後は、このスケジュールに、平日だと週二回の入浴と、平日毎日30分の運動と言って運動場に行くのと、面会、裁判へ出廷の予定が入って来ます

 が、基本的には自由時間なので、ホントに暇で暇で仕方ありません

 ですから、ボクはひたすら活字を追っていました


 
 と、今日はこの辺までにして、いよいよ明日からは彼女の〝次のステップ〟についてお話して行きます
  


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小菅ヒルズでのショッピング。

 こんにちは

 台風も、関東を直撃しないで通り過ぎたみたいで何よりでした

 しかし、今回の台風で甚大な被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます

 
 さて、昨日は小菅ヒルズでのお風呂事情についてお話ししましたね

 ホント、入浴時間がカラスの行水かと思うような短さでしたね

 加えて、このご時世に洗顔フォームではなく、牛乳石鹸で顔を洗わないといけないと言う不条理…

 こう書くと、つくづく当たり前かつ自由にお風呂に入れることが幸せですよね


 今日も、ヒルズでの生活について訊いて行きました


 内 『東拘でさ、毎回買っていた物って何

 X 『あんぱんとメロンパンかな。』

 内 『へぇ。そう言えば、食パンって山崎の超芳醇だった

 X 『いや、ノーブランドだったよ。』

 内 『えっ。じゃあ、どっかの知らない工場が作ってるようなやつ

 X 『そうそう。』

 内 『じゃあ、変わったんだね。今は、山崎の超芳醇だから

 X 『へぇ。いいな~。そう言えば、食パンに色々挟むのが流行ってたよ。』

 内 『挟む何を挟むの

 X 『おかずとかを挟んで食べるんだよ。』

 内 『へぇ。そういう事してたんだ。後は、コーヒースティックとか買ってなかった

 X 『あ~。買ってた買ってた。』

 内 『お湯が配られて、それでコーヒー飲んでたでしょう

 X 『あ~、飲んでた飲んでた。懐かしいね。ってか、こんな事で話が盛り上がるなんてヤバいよね。(笑)』

 内 『しょうがないじゃん、現実にあった事なんだから。(笑)』


 小菅ヒルズこと、東京拘置所では、買える品目は決められていますが、文房具や日用品から食糧品までそれなりにショッピングが出来るのです

 そこで、彼女が毎回購入していたのが、あんぱんとメロンパンだったそうです

 
 因みに、ボクは、毎回超芳醇を注文して、一日一枚ずつ食べていました

 パンに塗る、チョコやピーナッツも購入してたので、それを箸で塗って食べていました

 まあ、単なる食パンで、トースターで焼けもしないのに、これがウマイのなんの

 しかし、シャバに出て来てからは、一度も焼いてないパンにチョコを塗って食べてなんかいません

 何故なら、そんな事をしなくても、トースターで焼けたりと、選択肢が沢山あるからです

 単なる焼いてない食パンに、何かを塗って食べると言う選択肢は、ボクの中では最下位なのです

 きっと、皆さんもそうじゃないですか

 

 確かに、ヒルズでは食パンに始まり、菓子パンも購入出来ましたが、その種類と言ったらホントふざけていて、あんぱん、ジャムパン、メロンパン、うぐいすパン、クリームパン、イチゴジャムとマーガリンのコッペパンしか買えませんでした

 ですから、今時のコンビニに売っている様な、オサレなチョコデニッシュとかランチパックだとかは一切買えませんでした

 ってか、このご時世にうぐいすパンなんて買いますか

 そもそも、うぐいすパンって知ってますか(笑)

 少なくとも、ボクは知りませんでしたから、購入しようとは一切思いませんでした


 ホント、今振り返ると、ヒルズで購入出来る菓子パンはドノーマルな物しか買えませんでした

 うぐいすパンもそうですが、単なるジャムパンとかクリームパンって、皆さん買いますか

 そもそも、そんなドノーマルなパンは、コンビニじゃ見掛けませんよね

 何故、見掛けないかって、ドノーマル過ぎて売れないからです

 しかし、野球で言う二軍選手の様なパンでも、ヒルズじゃ一軍スタメンなのです

 これは、その種類しか購入出来ない為、その中から選ばざるを得ないからです

 要するに、選手(パン)自体が少ないから、試合に出さざるを得ないのと同じです

 これらのパンも、ボクの時は全て山崎パンでしたから、相当な売り上げがヒルズから生まれているのでしょう


 後、コーヒースティックと言うのは、ヒルズでは午前10時と午後3時の二回、お湯が配られて、そこでインスタントコーヒーや紅茶やココアが飲めるのです

 尤も、そのインスタントのコーヒー等は、自分のお金が無いと購入出来ませんから、予め購入日に買っておかないといけません

 そうしておかないと、いざお湯が配られてもコーヒーが飲めませんからね

 この、たかがインスタントコーヒーは、シャバに居る時のように、好きな時に好きな物を買えない反動から、とってもとってもウマイのです

 だから、ボクは毎日欠かさず飲んでいました


 きっと、今だとセブンカフェが大人気ですから、チラッと寄った時に100円でコーヒーを買うかと思います

 それが、10時と15時と決められていたらどうでしょうか

 多分、その時に飲むコーヒーは、いつにも増して美味しいはずです

 これは、自分の自由意志では買えない反動が、同じコーヒーの味なのにも拘わらず、美味しさを倍増させるのだと思います

 つくづく、自由にコーヒーを買えるのって幸せですよね


 因みに、ヒルズでは、どうやって文房具や日用品や食糧品を購入するのかと言うと、マークシートに記入して購入するのです

 各品物に、コード番号が決められていて、その番号をマークシートに塗り潰し、数量も塗り潰すのです

 各曜日に、何が購入出来るか決まっていて、例えば金曜日なら日用品の購入日で、昨日の話で出たエッセンシャルシャンプーはコード番号が226でしたから、マークシートに226と数量の1を塗り潰していました

 そして、金曜日に注文した日用品は、翌週の水曜日に届くのです

 ですから、食糧品も同じく、注文してから手元に届くまで多少のタイムラグがあるので、無くならない事を見据えて購入しないといけません



 さて、今日はこの辺にしておいて、続きはまた来週お話しします

 良い週末を
 


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小菅ヒルズでのお風呂事情。

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 おはようございます

 今日も、今一パッとしない天気ですが、頑張って行きましょう

 
 昨日は、ブラジルの歴史的敗退に、ボクはヤケ酒を飲んでました

 ウーロンハイのハイ抜きで(笑)


 さて、昨日は小菅ヒルズでの、女子と男子のオナニー事情についてお話ししましたね

 思いの外、女子もオナニーはするんだなとオドロキました

 まっ、ボクのオナニー事情については、〝そうだろうな〟と言う、意見が大半かと思います(笑)

 こればかりは、息を吸うのと同じで、生きてく上で必要不可欠ですからね


 今日も、彼女のヒルズでの生活についてお話しします

 話は、お風呂の事に及びました


 内 『そう言えば、お風呂はどういう風にやってたの

 X 『同じフロアにあったよ。雑居風呂で、生理の時は、個別のお風呂だったけど。』

 内 『あっ、生理の時は別にされるんだ

 X 『そう。』

 内 『じゃあ、生理の時は職員に伝えるんだ願せん書くの(笑)』

 X 『願せんは書かないけど、とりあえず担当の職員に伝えるんだよ。』

 内 『そうすると、生理と入浴が被る日があるじゃん

 X 『うん。』

 内 『基本、週二回でしょう

 X 『うん。』

 内 『何分15分じゃなかった

 X 『うん。』

 内 『〝3分前~〟とか、言われなかった

 X 『言われた言われた。』

 内 『女子は、部屋にドライヤーはないの

 X 『ないない。自然乾燥だよ。』

 内 『そこは、男と一緒だな。あっ、シャンプーとコンデショナー〝エッセンシャル〟じゃなかった

 X 『そうそう。(笑)』

 内 『あのオレンジの小さいやつね。雑居風呂だったんだっけ

 X 『そう。で、日によって一番風呂が部屋ごとにズレて行くの。』

 内 『さっきの話だと、生理の時は単独入浴なんでしょう

 X 『そうそう。』

 内 『部屋から、お風呂場まではブラとパンツで行くの

 X 『いやいや、洋服着てたよ。(笑)ブラとパンツだけじゃおかしいでしょう。』

 内 『いや、男子はTシャツ一枚に、下はパンツでOKだったからさ。』

 X 『へぇ。そうなんだ。』

 内 『ってか、風呂の時間短くなかった

 X 『短かったよね。』


 基本的には、男子と入浴時間は同じで15分だそうです

 ただ、15分って時間は、かなり短くないでしょうか。

 15分って言いますが、実際には〝3分前~〟と、号令が掛かったら、湯船から上がり出る準備をしないといけませんから、実質的には〝12分〟しかありません

 
 あの、皆さんは今、毎日お風呂に入っていると思いますが、何分位時間掛かってますか

 12分で出て来ますか

 勿論、人によりけりだとは思いますが、特に女性で12分の入浴時間でどうですか

 全く、カラスの行水じゃないんですから(笑)

 化粧を落とさなくていいとは言え、どう考えても短すぎですよね…

 ですから、〝ゆったり半身浴~〟なんて、悠長な事は言ってられません

 チャチャっとやらないと、全て洗う事が出来ませんからね…


 雑居は、同じ部屋の人達が同時に入浴するのですが、女性特有の生理の時は、個別入浴になるそうです

 これは、当然男子にはにはない処遇ですね

 尤も、ボクが居た独居は、常に個別入浴でしたけどね


 因みに、これは男子特有ですが、髭剃りに関しては入浴時に剃らないといけないので、頭洗って、身体洗って、髭剃ってを12分で済まさないといけませんから、それはそれはバタバタです

 ですから、湯船でまったりお湯に浸かるなんて、ボクは有り得なかったです

 特に、ボクはヒルズに居る時は、〝ロン毛〟でしたから、二、三日に一回しか入浴出来ないので、二回シャンプーしないと脂が取れませんでしたから、余計に時間が無かったです


 また、ここで出て来る〝一番風呂〟ですが、要するに、いつも同じ部屋ばかりが一番風呂に入ると不公平になる為、毎回入浴時には一番風呂の部屋を一部屋ずつズラして行くのです

 詰まり、今日一番風呂だった部屋は、次回の入浴時は一番最後になると言うことです

 やはり、あんな所に居ると、たかがお風呂を一番に入りたいという事にも、関心が行ってしまうんですよね

 シャバじゃ、一人暮らしの人はいつも一番風呂ですし、家族持ちの人でも一番風呂なんて一切気にしないでしょう(笑)


 それと、入浴の時に〝垢すり〟なんてありません

 じゃあ、どうやって身体を洗うのかと言うと、部屋に置いてある長方形の手を拭くタオルがあるじゃないですか。

 あれで洗うのです

 そして、ゆすいで絞って身体を拭くのです

 詰まり、部屋のタオル一枚で、全てをこなさないといけないのです

 ですから、タオルは正に八面六臂の活躍なのです


 因みに、シャンプーとコンディショナーはエッセンシャルが買えました

 逆に、お金が無い人は、シャンプーはどうするのかと言うと、所謂官物は支給されません

 お風呂に関する物で、官物が支給されるのは石鹸とタオルだけなので、すなわち石鹸で髪の毛を洗わないといけないのです

 これが正しく、ボクの言う〝地獄の沙汰も金次第〟って、やつです



 話は続きます

 
 
 内 『そういえば、メイク落としってあるの

 X 『ないない。だって、化粧なんてしないし。』

 内 『あっ、そうか。じゃあ、洗顔フォームはないのもしかして、石鹸で顔を洗うの

 X 『ないない。石鹸で洗うんだよ。それは刑務所でも一緒。』

 内 『あっ、女子でも石鹸なんだ…。』

 X 『そうだよ。でもさ、いくらメイクしないとは言え、石鹸で顔を洗うのは嫌だよね…。』

 内 『そりゃそうだよな…。男子はともかくさ。流石に、髪の毛はシャンプーでしょう

 X 『そうだよ。』

 内 『化粧水と乳液はあった

 X 『あったよ。』

 内 『官物それとも自分で買えるの

 X 『官物は無かったね。自分で買うのしかなかったよ。後は、コールドクリームって言うオバサンの臭いがするクリームがあったね。』


 このように、女子だからと言って、特別に洗顔フォームがあった訳ではないそうです

 ボクは、ビオレ位買えると思ったんですがね…


 特に、女性の皆さんはどうですか

 洗顔フォームではなく、石鹸で顔を洗わないといけないと言うのは…。


 勿論、洗えなくはないでしょうが、誰も好んで石鹸じゃ洗わないですよね

 しかし、ヒルズや刑務所では、石鹸で洗わないといけないのです

 幾ら、本人が文句を言っても嫌がっても…


 因みに、ヒルズで買える石鹸は〝牛乳石鹸〟です

 赤い箱と、青い箱の二種類あってそれぞれ値段が若干違いました

 赤が98円の、青が78円でした(消費税5%当時の値段)


 とりあえずは、化粧水と乳液はあったみたいで良かったですよね



 そして、話は化粧に及びます


 
  内 『そういえば、裁判に行く日って化粧出来るの

 X 『一切出来ないよ…。もう、全てスッピンですよ。』

 内 『じゃあ、スーツを差し入れてもらったら、それを着て行く位しか出来ないのか

 X 『そうだけど、そんな人は居なかったね。(笑)』

 内 『とにかく、化粧が一切出来ないんでしょう

 X 『出来ない。メイク道具って物がないからね。』

 内 『もう、化粧と言う概念がないんだな

 X 『うん。』

 内 『どうなの、化粧が無いと言う概念は

 X 『ちょっと、寂しいよね…。でも、眉毛抜いたり出来る事はしてたけどね…。』


 以外にも、裁判に行く時も化粧は出来ないそうで、そもそも〝メイク〟と言う、概念がないそうです

 恐らく、女性の殆どが薄かれ濃かれメイクをして〝化〟ける訳ですが、それが一切出来ないのは、何だか女性としての尊厳を奪われたような感じですよね

 尤も、外に出る訳でもなければ、男とデートがあるわけでもないので、一日中スッピンで居ても何ら平気でしょうが、たまにはメイクしたいですよね、きっと…。

 男子のボクには、ちょっと分かりませんけど(笑)

 せめて、裁判に行く時位は、軽めでも良いから化粧させてあげれば良いのにな、と思いますよね


 と、今日はこの辺にして、続きはまた明日です


小菅ヒルズでのオ〇ニー事情。

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 おはようございます

 今日は、台風の影響で生憎の雨ですね…

 ボクは、昨日22時半に寝て、午前4時45分に起きて、ブラジル対ドイツの準決勝を観たのですが、いやはや開いた口が塞がらないとはこの事でした…

 ボクは、ブラジルが優勝すると思っていただけに、かなりショッキングな結果ですが、何とか鞭打って今日も筆を走らせます


 昨日は、小菅ヒルズでの差し入れ事情とご飯事情についてお話ししましたね

 全く、雑居にはくだらない不文律があって、非常に煩わしいですよね…

 つくづく、この話を聞いて、いかに独居が快適かを痛感しました(笑)


 さて、今日も彼女の小菅ヒルズでの生活についてお話して行きます

 話は、ちょっと下世話な方にシフトして行きました


 内 『そう言えば、さっきの本で思い出したんだけど、エロ本を買ってる人って居たの(笑)』

 X 『私。』

 内 『えっ君がどんなの買ってたの

 X 『エロ漫画みたいなやつ。』

 内 『それでどうするの読むじゃん。で、興奮するジャン

 X 『しないよ。』

 内 『しないのそのエロ漫画から思い出したんだけど、女性ってオナニーはどうするの

 X 『私は、してなかったけど…。』

 内 『けど

 X 『他の子はしてたかも知れない。』

 内 『いつやるの今でしょ(笑)』

 X 『寝てる時じゃないかな。』

 内 『どうやってやるの

 X 『手でやるんじゃない

 内 『〝んんっ…〟とか、やってる声が聴こえるの

 X 『ううん。聴こえないよ。基本、あんな所に居たら性欲湧かないよ…。』

 内 『あ~、その辺は男と違うんだね。性欲湧かないんだね…。君は、全然湧かなかった

 X 『湧かなかったね。』

 内 『他の人達もそうだったのかな

 X 『でも、多分私が思うに、皆が寝た後にやってた人は居たと思う。』

 内 『なるほどね…。』


 最後の方は、何だかAVの監督の様になってましたが、でも、実際この辺の事情も皆さんの知りたい所ではないでしょうか

 まっ、何より、ボク自身が一番訊きたかったんですけどね(笑)


 この質問をした時、まず彼女自身がエロ漫画を買っていたと言う事実にオドロキ、そして、エロ漫画を買ったのにも拘わらずオナニーをしないと言うこの矛盾に、二度オドロかされました(笑)

 だったら、何故にエロ漫画を買うんだよっ、と

 そう思いませんか


 彼女自身は、オナニーはしていなかったとの事ですが、彼女なりの見解では他の人達は消灯後にこっそりしていたと言います

 でも、これは生きて行く上で、ごくごく普通の生理的欲求ですから仕方がないでしょう


 その方法と言うのは、〝ゴールドフィンガーだと言いますが、これは良く考えれば至極当然ですよね(笑)

 だって、差し入れや、自弁購入で〝大人のおもちゃ〟が買える訳がないんですから

 逆に、そういう大人のおもちゃが売っていたら笑いますよね

 バイブだのローターだの、男ならオナホールだのと購入出来たり、差し入れ出来たとしたら、かなりの購買率になると思うのですがね(笑)

 まず、無理でしょうけど


 結局のところ、性欲に関しても十人十色、千差万別と言ったところでしょうか


 
 因みに、オナニーと言う話題が出たので、一方の男性の方はどうなのかをお話ししましょう

 
 詰まり、ボクの体験談と言うことになりますが、リアルな生の声なので、ちょっと聞いて下さい

 
 結論から言うと、ボクは毎日オナニーをしていました

 何故かと言うと、ムラムラ来てしまうからです(エッヘン)

 シャバに居る時の様に、ムラムラ来たら発散出来るお店に行ったり、自分の部屋に来てもらうことも出来ません

 尤も、ボクは一切風俗には行きませんがね


 仮に、小菅ヒルズや刑務所に、デリヘルを呼べるなら、そこのお店はメチャメチャ儲かりますよ(笑)

 女の質も、そんなS級を揃えなくても、正直デブスでも、場所が場所だけにチェンジ出来ませんし、皆溜まりに溜まりまくってますから、確実に需要はありますよ(笑)

 って、現実的には有り得ませんけど、差し入れ業者の様に、もしその業者の入札があったら、真っ先に手を挙げるのにな…


 と、話は戻って、当時ボクは人間の三大欲求である性欲を、どのように発散していたのかと言うと、昨日もチラッとお話した、本の購入があるじゃないですか

 その時に、エロ本を発注するのです

 願せんに、ボールペンでエロ本のタイトルを書いて、提出するのです

 〝一日でも早く届きますように…〟と、願いを込めて…(笑)

 この時、当然職員にどんな本を買うのか確認される訳ですから、嫌でも〝こいつエロ本買いやがって〟と、思われる事必至です

 ってことは、恥ずかしくないのか、と思うのでしょうが、これまた一切恥ずかしくなかったです(キッパリ)

 だってですよ、少し前にお話した、トイレの時だって衝立を立てないで、堂々と〝大〟が出来る位の人間が、エロ本を買う位で、もじもじする訳ないじゃないですかっっっ

 なので、正々堂々とエロ本を買っていました


 でも、こう思いませんか

 〝どうやってエロ本のタイトルを知るのと。

 当然ながら、ヒルズ内では携帯は一切使えませんからググれません

 エロ本を買うのにも、ちゃんとタイトルが分からないと届くものも届きません…

 
 そこで、大変重宝したのがこちらです


 (※サムネイルなので、画像をタップすると大きく表示されます。)


 雑誌のもくろく


 その名の通り、雑誌のもくろく、と言う雑誌で、この本には大変貴重な情報が詰まっていて、週刊誌から月刊誌等のありとあらゆる全てのジャンルの雑誌のタイトル、発売日、出版社が一目瞭然で分かるのです

 ですから、何を買おうか迷った時は、この本を見れば一発で解決です

 中は、こんな感じです


 エロのページ(2)


 エロのページ(1)


 この様に、一目瞭然で本のタイトルから発売日まで分かるのです

 おもいっきり、蛍光ペンでマーキングしてるので、ボクが当時どんなエロ本を買っていたのかはバレバレですね(笑)


 こうして、ボクは毎月エロ本を買っていました

 そして、いつの日か来る、〝リアルなセックス〟を想像しながら、毎日あらゆる妄想に耽っていました(笑)


 因みに、最近のエロ本はやたらとDVDが付録で付いて来るのですが、これがヒルズじゃ何の役にも立たない

 だって、そもそもテレビが無いんですから観たくても観れないからです…

 じゃあ、そのDVDはどうするのかと言うと、廃棄か宅下げをするしかありません

 廃棄とは、ヒルズ側で処分してもらうことで、宅下げはシャバの人に持ち帰ってもらう事です

 そこで、ボクはどうしていたのかと言うと、エロ本に付いて来るDVDは全て宅下げしていました(笑)

 この宅下げをする時にも、例の〝願せん〟を、書かないといけないのですが、そこに受取人欄に家族の名前を書いて提出していたのですが、流石に始めの方は職員が、

 『こんなDVD家族に宅下げして大丈夫なのか(笑)』

 と、苦笑いしていましたが、その内いつものことなので何も言わなくなりました

 どうやら、エロDVDを毎回宅下げしているのは、ボクしか居なかったようです(笑)

 
 今思うと、このエロDVDを家族は毎回面会の度に、拘置所の窓口で職員から手渡されていた訳ですが、その心境はいかばかりだったのでしょうか(笑)

 ホント、改めて大変申し訳ありませんでした


 後日談ですが、これらのエロDVDを、戻って来てから観たのかと言うと、たったの数回しか観てません

 何故なら、他に沢山〝オカズ〟があるからです

 だから、DVDを観る前に、パソコンで幾らでも動画を検索できるので、それで事が済んじゃうんですよね

 
 所詮、そんなもんなんですよね…


 と、最後はボクのオナニー事情に話が脱線してしまいましたが、これもまた拘置所生活の一部ですから、ご容赦下さいませ


 今日は、この辺にして続きはまた明日

 

東京ウォーカー。

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 おはようございます

 今日は、とても天気が良いですね

 しかし、とんでもないデカさの台風が発生しているみたいなので、きっと嵐の前の静けさなのでしょう

 
 昨日は、拘置所でのトイレ事情や下着事情についてお話ししましたね

 ホント、下着に関してかなりうるさいのは非常にオドロキでしたね

 〝あんだようっせーな、レースのパンツぐらい入れろやと、職員に文句を言っても、一切聞き入れてもらえないのが拘置所生活なのです

 詰まり、自分が納得いかない事でも、我慢しないといけないのです


 さて、今日も小菅での生活についての続きです

 話は、どんな本を読んでいるのかに及びました


 内 『そう言えば、小菅では本はどうしてたの毎週自分で何か買ってたの

 X 『本はね、差し入れとね、後何買ってたっけな…』

 内 『エッグとか(笑)』

 X 『私、三十過ぎてんだから買う訳ないじゃん(笑)あっ、東京ウォーカーだ

 内 『はぁ東京ウォーカー(爆笑)何で、そんなの買うのよ(笑)』

 X 『えっ刑務所でも入って来るとみんな見たがるんだよ。出たらここ行きたいよね、とか、ここの食べ物美味しそうだよね、とか言ってさ。』

 内 『あ~、それ分かるわそれ以外には、何買ってた

 X 『後はね、週刊誌かな。女性セブンとかかな。』

 内 『新聞は買ってた

 X 『いや、買わなかったね。』

 内 『じゃあ、同じ部屋の人が買ってたのを見せてもらう感じだったの

 X 『いや、それもしなかったね。』


 ボクは、女性が一体どんな本を読んでいるのか興味があったので、前記の質問を投げかけてみたのですが、返って来たのは予想外の本でした

 最初、東京ウォーカーと聞いて爆笑しましたが、その購入理由を聞いてみると、非常に納得出来るものがありました

 と、言うのも、ずっと不自由な生活を強いられていると、当然ながら〝自由〟への渇望感が高まります

 すると、無意識のうちに、〝出たらどこどこ行こう〟とか〝出たらあそこに食べに行こう〟等々、メチャメチャ妄想するのです

 何故、そう言えるのかと言うと、正しくボクがそうだったからです

 ボクは、流石に東京ウォーカーは買いませんでしたが、週刊誌とかに掲載されている美味しそうなお店や、オサレなお店をノートに書き留めておいて、〝出たらググって絶対に行こうと、いつも思っていました

 そういうお店のメモや、本を読んで〝これは良い言葉だ〟と、思ったものを書き留めたノートが8冊あります

 こうして書くことで、いつの日か訪れる自由を待ち侘びてワクワクしていたのです

 これは正に、〝不自由への反動〟だったと思います

 
 ですから、彼女達が東京ウォーカーを買って、いつの日か訪れる自由に憧れを抱くのは、とても理解出来るのです

 この感覚は、シャバに居る人には分からないでしょう

 何故なら、行きたいお店があれば、行こうと思えば直ぐに行けるからです

 ボクや、彼女達が雑誌を見てワクワクするのは、行きたくても今直ぐには行けないからです

 だからこそ、砂漠で喉がカラカラの状態で、水を求めて彷徨う様な渇望感に襲われるのです


 因みに、小菅ヒルズでは、毎週火曜日に一回に三冊まで本が購入出来るのです

 〝願せん〟に、買いたい本を記入し提出して、在庫があれば一週間位で届き、無ければ〝在庫なし〟で、返って来ます

 全く、一週間で三冊じゃ、どう考えても足りませんよね…


 話は、差し入れの事に及びます


 内 『差し入れは、結構入っていたの

 X 『お母さんが入れてくれてたね。』

 内 『お菓子とか

 X 『そう。』

 内 『やっぱり、雑居だと差し入れで入って来たお菓子は、皆に配らないとKYなの

 X 『KYだね。』

 内 『あっ、やっぱりそうなんだボクは、独居だったからそんなの関係なかったけどさ。』

 X 『同じ量を皆に配らないといけなくてさ。』

 内 『じゃあ、自分の為にと言うよりは、他の人達の為の差し入れだよな

 X 『ホントそんな感じ。でも、逆に私より沢山差し入れを貰ってる人からも貰うから、結局は食べきれないんだよね。』


 どうやら、雑居では、差し入れでお菓子が入って来ると、それを人数分均等に分けないといけない不文律があったそうです

 まあ、確かにこのルールも分からなくもないですが、ボクからすれば、何で二度と会うことのない奴に、わざわざ自分の為に入れてくれたお菓子をお裾分けしないといけないのでしょうか。
 
 ホント、面倒臭ぇ~

 って、ボクの考えはケチですか(笑)

 勿論、相互扶助の様に、あげればお返しがくるのかも知れませんが、それにしたって何か釈然としません

 
 本来、拘置所のルールでは、同じ部屋の人同士で物の授受は禁止されているので、建前上は差し入れが入っても他の人にはあげていないと言うことにはなってはいますが、現状はそんなことは無いようです

 だから、つくづく雑居はこんなくだらない不文律があるから大嫌いなんですよ

 その点、独居は全てのルールは自分が決められて、自分に適用されますから、そんなイチイチ気を遣ってお菓子をあげないといけないなんて、一切ないですからね

 だから、ホント気楽なので、ボクは独居が大好きなのです(笑)


 話は、ご飯の事に及びます


 内 『じゃあ、ご飯はどうしてたちゃんと食べきってた

 X 『全然食べなかったよ。だって、激マズじゃん

 内 『あっ、不味かったじゃあ、全然食べなかったのそれとも、少ししか食べなかったの

 X 『少しだけだね。お菓子がご飯みたいな。(笑)』

 内 『量も多かったでしょう

 X 『多かったね。毎回必ず残ってた。』


 内 『何か、流行ってた食べ物はあった

 X 『納豆トーストが流行ってた

 内 『納豆トースト

 X 『食パンと納豆を自分で買って、マーガリンを塗ってその上に納豆を乗せて食べてたの。』

 内 『まあ、トーストではないけど(オーブンがないから)、そんなの美味しいの

 X 『美味しかったよ。みんなやってたよ

 内 『へぇ。それ以外には、何かそういうアレンジした食べ物はあった

 X 『コッペパンに、白玉を挟んで食べたりしてたかな。』

 内 『あっ、小菅では土曜日の昼がパンだからその時にやってたんだ

 X 『そうそう。甘シャリの時にね。』

 内 『甘シャリ懐かしいな。あれホント美味しいもんな。』


 内 『じゃあ、小菅で印象に残っている食べ物は

 X 『え~。何があったかな…。とにかく、東拘は激マズだった事しか覚えてないや。』


 彼女にとっては、小菅ヒルズのモーニングに始まり、ランチ、ディナーは激マズだったそうです

 だから、余り食べずに差し入れのお菓子ばかり食べていたそうです

 まっ、人の味覚ですから、千差万別、十人十色なのかも知れませんが、少なくともボクはそこまで激マズだと言う印象は無かったですね

 
 勿論、男子も女子も同じ物が支給されますからね

 ただ、確かに量は多かったですね

 これが、シャバで普通に生活してれば、丁度良い分量なのかも知れませんが、一日中部屋に居るのにあの分量を毎回完食していたら、間違いなく、ネコまっしぐらじゃなくて、デブまっしぐらです

 ですから、ボクは絶対に絶対に絶対に太りたくなかったので、いつも麦飯は半分しか食べませんでした

 そう考えると、毎回食事は配られても、かなりの量が廃棄されているわけですから、実に勿体無い話なんですがね…


 そして、限られた状況の中で行う〝アレンジレシピ〟では、何と納豆トーストだと言うのです

 トーストと言っても、部屋の中にオーブンはありませんから、焼いてない食パンの上にマーガリンを塗り、その上に納豆を乗せるそうです

 これが、美味しいと言うんですから、皆さんもやってみてはいかがですか(笑)

 ボクは、ちっとも美味しいとは思えないのですが…


 それと、〝甘シャリ〟とは、おしるこのお餅が入っていないものです

 所謂、茹で小豆なんですが、これがウマイのなんの

 ボクの中では、かなり上位にランクインする位大チュキでした(笑)

 
 何故、こう言うことをするのかと言うと、いつもの食事に飽きるからです

 かと言って、コンビニに行って何か買えるわけではないので、自分で購入した食べ物や、差し入れられたものでアレンジレシピを考えるのです

 ボクは、特にアレンジレシピはやってなかったですね

 とにかく、太りたくなかったから(笑)


 因みに、小菅ヒルズで買える食パンは、〝山崎パンの超芳醇〟です

 ヒルズに居る時は、これがメチャメチャ美味しかったのですが、出て来てからは一切食べてません(笑)

 だって、他にも美味しいパンが沢山あるし、それを自由に買えるんですから


 と、今日はこの辺までにして、この続きはまた明日お話しします

TバックNG…。

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 おはようございます

 今日から、新しい一週間の始まりですが生憎の雨ですね

 でも、張り切って行きましょう


 先週は、ボクの〝祝逆転無罪一周年についてお話ししましたね

 やっている内容は、実にくだらないですが、しかしこのくだらない事が出来るのも、逆転無罪を勝ち取ったからこそなので、ボクは胸を張っています(笑)


 
 さて、今日からは、話題を例の彼女の件に戻して行きます

 前回は、女性特有の毎月の生理に関して、ナプキンが小さいだの大きいだのと、一喜一憂しないといけない現状をお話ししました

 また、手紙を書く時のボールペンの音がうるさいとかで、喧嘩になったりと、シャバでは考えられない事が起こっていましたね

 ドラマのガリレオじゃないですが、『実に面白い』ではなく、『実にくだらない』です(笑)

 
 今日は、そこからの続きをお話しします

 話は、トイレ事情に及んで行きました


 X 『そういえば、トイレって丸見えなんだよね。』

 内 『あっ、でも雑居は一応個室にはなってるでしょう

 X 『なってるけど、ほぼ丸見え、みたいな。』

 内 『じゃあ、〝大〟をする時は〝流しっぱ〟

 X 『そうそう。』


 まず、拘置所では、部屋の中に洗面台とトイレが一緒に備え付けられているので、トイレも必然的に自分の部屋で行います

 
 独居房ですが、こんな感じです


 東京拘置所 独居房


 ボクは、この部屋にずっと居たわけですが、写真右手に木の衝立があるのが分かりますか

 要するに、〝大〟をする時は、その衝立を立てて、通路側から見えないようにするのです

 〝小〟の時は、衝立を立てずにそのまましますが、〝大〟をする時は衝立を立てる人が多いようです

 多いようです、と言うと、何だかボクの想像を話しているみたいですが、実はボクは初めは衝立を立てて〝大〟をしていましたが、その内恥ずかしくなくなって、衝立を立てずにそのまましていたからです(笑)

 これ、本気と書いて〝マジ〟です

 ですから、〝大〟をしている時は、部屋の前を通る職員や衛生係の受刑者からは、おもいっきり丸見えです

 でも、これが全然恥ずかしくなくなっちゃうんですよね

 まっ、ボクだけかも知れませんが、毎回毎回衝立を立てるのも面倒臭くなってしまい、更には、、どーせ見られたって狙ってる女に見られる訳じゃなく、職員と受刑者だから関係ねぇや〟と、思っちゃたんですよね

 とは言え、実際〝大〟の真っ最中に、職員や受刑者が部屋の前を通っても、ジロジロ見て来ませんし、仮にボクに何か用事があった場合でも、職員はチラッと見て〝また、後で来るわ。〟と、言って通り過ぎますから

 だから、衝立をしないでも、ボクは全然恥ずかしくなかったんです(笑)


 と、ボクのトイレ事情を話しちゃいましたが、彼女が居た雑居は流石に他の人も居る為、独居のように便器丸出しではなくて、一応普通のトイレのようにドアがあって個室になっています

 しかし、そのトイレは通路側からは丸見えになっているのです

 個室の壁が、ガラス張りになっているからです

 これは、死角を作ってしまうと、そこで自殺が行われる可能性があるので、それを防止する為です

 従って、女性でもトイレをしている姿は丸見えなのです


 因みに、ここで出て来た〝流しっぱ〟とは、〝大〟をした時に、そのままだと臭いが残る為、〝大〟をする時は流すボタンを押しっぱなしにして水を流しっぱなしにするのです

 こうする事で、〝実〟が直ぐに流れるので、臭いが残りにくくなるのです

 こういう場所ならではの、知恵ですよね…

 限られた状況の中で、何とか最善の方法を探すと言う


 改めて、男性は、どうしても我慢できない時は、こっそり立ションベンをするので(ホントはダメだけど)、そこまでの抵抗はないにせよ、女性は基本的にそういう行動はしませんから、自分がトイレをしている姿を見られることは皆無でしょう

 まっ、そういう〝プレイ〟なら別ですがね(笑)ボクも、嫌いじゃないし(笑)

 しかし、女性の場合は、自分が小なり大なりをしている姿を見られると言うのは、非常に屈辱と言うか恥辱に耐えがたいでしょう

 女性の皆さん、そう思いませんか

 想像してみて下さい、自分がトイレをしている姿を見られると言うことを…。


 これもまた、拘置所生活の一部なのです

 話は、下着事情に及んで行きました


 内 『そういえば、下着ってどんな感じなの

 X 『下着は、生理用パンツ、って名目で入るのよ。だから、Tバックなんてもっての外なのよ。(笑)』

 内 『Tバックダメなの残念…。』

 X 『残念って。(笑)』

 内 『じゃあ、ごく普通の下着しか入らないの

 X 『だって、あくまでも生理用パンツって名目だから、レースもダメだし…。』

 内 『ってことは、紐パンは

 X 『無理無理無理

 内 『あくまでも、見た目ではなく機能性重視と言うことか

 X 『そうそう。』

 内 『じゃあ、どんなパンツを穿くのしまむらで売っているようなオバサンパンツ(笑)』

 X 『例えば、スティッチの絵が描いてあるやつとか。キャラクターものかな。』

 内 『へぇ。色とかもうるさいの

 X 『色はどうだったかな…。色は特にこれじゃなきゃダメってのはなかったかな。』

 内 『へぇ。』

 X 『とにかく、拘置所も刑務所も下着はうるさかったね。』

 内 『じゃあ、勝負下着なんてもっての外

 X 『もっての外

 内 『勝負なんかしてる場合じゃない、と

 X 『そう。(笑)レースまみれのやつとか、シルクもダメだからね。』

 
 内 『じゃあ、逆にブラジャーは

 X 『ブラジャーも、派手な物は一切ダメだったよ。あれ、私ブラジャーしてた記憶が無いんだよね…。』

 内 『えっ、じゃあノーブラだったの

 X 『部屋に居る時はね。』

 内 『へぇ。じゃあ、ワイヤー入りとか、寄せて上げるブラなんかもっての外ってこと

 X 『もっての外。(笑)とにかく、質素質素だったね。』


 内 『でさ、下着の洗濯はどうしてたの

 X 『自分でしてたよ。』

 内 『あっ、そうなんだ。じゃあ、ボクの時と違うな。ボクの時は、曜日が決まっていて、受刑者が洗濯物を回収して洗濯してたんだもん。』

 X 『そうなんだ。私の時は、洗濯石鹸を使って手洗いで部屋干ししていたよ。』

 内 『そうなんだ。』


 以外にも、女性の下着には随分とうるさかったようです

 ボクは、パンツなら、何でも入ると思っていたので、この話はかなり予想外でした

 ごくごく普通の下着しか入らなかったみたいです

 尤も、誰に見られる訳でもないですし、そういう〝勝負〟する状況はあり得ない訳ですから、派手な下着は不要なのでしょう

 しかし、女性としては、下着に拘る人は拘りますから、そういう部分で女性の矜持が発揮出来ないのも、これまた辛いでしょう…


 ブラジャーも同様で、基本的に派手な物はNGで、ごくごく普通の物しか入らなかったそうです

 と、言うよりも、裁判に行く時以外はノーブラだったと言うのも、非常にオドロキでしたね

 確かに、女性しか居なくて、部屋から出れないんですから、敢えてブラジャーをする必要が無いのも分かりますがね

 何だか、話を聞いていて、オンナであることを忘れてしまいそうだなと思いました

 
 と、今日はこの辺までにしておいて、明日も彼女の拘置所生活について綴って行きます

  

次に向かった場所。

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 おはようございます

 今日は、生憎の雨ですね…

 今週最後の金曜日、飲み過ぎには注意しましょう


 昨日は、逆転無罪判決から丁度一年目の同日同時間帯に、懐かしの小菅ヒルズに行き、一年前の再現をしてきたお話でした

 あんな馬鹿げたことが出来るのも、逆転無罪になったからこそだと思っています(笑)

 正に、〝逆転無罪特権〟です(笑)


 今日は、この〝逆転無罪特権〟の続きをお話しします

 
 ボクは、7月2日に、小菅ヒルズに行くのは勿論のこと、もう一つ外せない場所がありました


 それは…。


 東京高等裁判所です


 まっ、殆どの方が予想出来たでしょうけど(笑)


 やはり、ボクの逆転無罪は全てはここから始まっていますから、すなわち原点なので、外す訳にはいきません

 ただ、逆転無罪判決後も、幾度となくここを訪れているので、久し振りの再会では全く無いですが、例の〝勝負服〟を着ての再会はまだでしたし、どうしてもやりたいこともあったので、7月2日がベストだったのです


 ボクは、小菅ヒルズで一通りの撮影を終えた後、ハンドルを霞ヶ関へと切りました

 護送バスでは、常に首都高で行くのですが、この日は空いてそうだったので、下道で向かいました

 小菅から、だいたい30分位で霞ヶ関の官庁街に到着し、いつも電車で足を運んでいた見慣れた景色が見えて来ました


 東京地方(高等)裁判所前

 (※サムネイルなので、画像を何回かタップすると大きく表示されます


 この日は、注目の裁判が無かったのか、非常に閑散としてました

 尤も、到着したのが17時近かった事もありますが


 そして、ボクが逆転無罪判決後にどうしてもやりたかったことがこちら


 逆転無罪だ!

 

 逆転無罪だぜぇ!


 ボクは、逆転無罪判決後に、どうしてもこれをやりたかったのです(笑)

 良く、何か注目の判決があると、弁護士が〝勝訴〟とか書いた紙を持って走って来るじゃないですか

 あれですあれです

 あれを、やりたかったんですよ

 弁護士じゃなくて、逆転無罪の当事者が

 去年の7月2日から、幾度となくここを通っていますが、〝勝負服〟を着ての登場は一年振りでした

 
 一年前の7月2日、ボクはこの格好で、東京高等裁判所506号法廷13時30分に、


 『主文。原判決を破棄する。被告人は無罪。』


 の、一言で582日振りの自由を手に入れました


 一年前は、この格好に、ブレスレッドを嵌められて護送バスで来たのに、帰りはブレスレッドを嵌められずに帰りました

 こうして、その時の格好で同じ場所を訪れてみると、いつにも増して、その時の状況が鮮明に蘇って来ますね

 つくづく、一年前の同じ日のあの瞬間を、絶対に忘れてはならないと思いました


 
 その後、ボクは〝逆転無罪一周年〟を祝うべく、家族とある場所へと向かいました


 その場所とは…。


 勝負服で叙々苑


 ここです(笑)

 しかも、敢えて〝勝負服〟で、焼肉を食ってやろうと思い、そのままの格好で来ちゃいました(笑)

 ここは、同じ叙々苑でも、西新宿にある東京オペラシティ53階にある、日本で一番高い場所にある焼肉屋さんです

 何故、ここを選んだのかと言うと、つい一年前までは小菅ヒルズの11階に居たのに、その一年後は更に高みの場所で、小菅ヒルズを見下ろしながら(実際は見えないけど)、美味しい焼肉を食べてやろうと思ったからです


 実際、小菅ヒルズは見えませんが、新宿の摩天楼は一望できます


 綺麗な景色(1)

 
 綺麗な景色(2)


 とても綺麗ですよね

 勿論、夜景の方が綺麗なのですが、写真を撮ってもガラスに反射しちゃって上手く撮れなかったので、明るい時の写真を載せました

 
 で、食べた物の一部がこちら


 定番の叙々苑サラダ


 定番の叙々苑サラダ


 
 ねぎタン塩


 ねぎタン塩

 まずはこれからでしょう


 壺漬けカルビ


 壺漬けカルビ

 ハサミで切るのが面倒ですが絶品
 

 上カルビ


 上カルビ

 メチャメチャ脂が乗っててジューシー


 そして、最後は記念にパシャリ…。

 
 夜景が綺麗



 改めて、一年前の7月2日に、ボクは582日振りにシャバへと復帰した訳ですが、こうして自分が一年前に居た場所を振り返ると、何とも言えぬ感情が込み上げて来ます

 まるで、下水管が破裂して、水柱が立ち、当たり一面が水浸しになるような、そんな感じです

 こうして、一年後にこんな馬鹿げたことが出来るのも、前提は自由であるからこそです

 自由じゃなければ、馬鹿げたことをやりたくてもやれませんからね…

 ですから、何度も言うとおり、いつまでもこの初心を忘れずに、当たり前のことを有り難いと思いながら精進して行きたいと思います


 そして、ボクのブログを見て、一人でも多くの方が何かを感じ取ってくれたなら、作者としてこれ程嬉しい事はありません


 
 さて、来週は、例の彼女のお話の続きです

 ワールドカップも、ベスト8が出揃ったので、しっかりと見届けましょう

 それでは、良い週末を

 

一年振りの再会。

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 こんにちは

 今日も、いい天気ですね

 
 昨日は、ボクの記念すべき逆転無罪判決から一周年が経ったお話でした

 しつこいですが、ボクは平成25年7月2日に、一年七ヶ月、582日振りにシャバへと復帰しました

 正に、〝キセキの生還〟でした

 改めまして、皆さんには心底感謝しております


 今日は、昨日丁度一周年を迎えるに当たり、懐かしの場所へと行って来たので、その模様をお話しします

 
 懐かしの場所と聞いて、皆さんなら大体何処の場所かは想像が付くと思います

 そうですそうですよ

 あの場所です


 小菅ヒルズ(1)


 (★サムネイルなので、画像を何回かタップすると大きく表示されます


 小菅ヒルズこと、東京拘置所です

 
 ボクは、582日振りに自由の身となった、一年前と同じ時間帯に敢えて訪れて、リアルに再現しました

 何故そうしたのかと言うと、一年前のあの瞬間を忘れない為です

 いつも、当たり前のことを有り難いと感じれて、何事にも感謝できる気持ちを忘れない様に、その原点に立ち返ったのです

 自分への戒めです


 ボクが、一年前釈放されたのが午後4時位で、昨日ほど暑くはなかったです

 一年前も晴れていましたが、昨日ほど真夏日ではありませんでした


 では、ここからは、582日振りに釈放された状況を再現したので、お送りしますね


 小菅ヒルズ(2)


 この面会受付の出入口から出て来ました


 ボクが居たB棟


 ここは、ボクが居たB棟で、左側の建物の一番上の階に居ました

 部屋の場所は、この写真の一番上の手前側の窓ら辺です


 面会受付入口


 ボクは、ここから台車を引いて出て来ました

 小菅ヒルズに、面会に来た人なら分かると思いますが、この入口は一般の人と弁護人が面会する為に入る所です


 勝負服!


 この服に見覚えがある人は、ボクの裁判を傍聴しに来た人です(笑)

 ボクは、毎回この服で、一審の初公判から控訴審の判決まで出廷していました

 ボクにとっては、正に〝勝負服〟でした

 どうせ、一年前の再現をするのなら、出来る限りリアルに近付けた方が良いと思い、一年前と全く同じ格好で出向いてやりました(笑)


 一年前の再現(1)


 この道を、台車を押して歩いて出口に向かっていました

 この時、職員が一人付いて来ていました

 それは、荷物を降ろしたら、台車を回収する為です
 

 一年前の再現(2)


 この時は、こんな感じでキョロキョロして、本当に現実なのかまだ信じれてませんでした(笑)

 
 一年目の再現(3)

 
 ホント、フワフワした感じで歩いていました(笑)
 

 一年前の再現(4)


 こうやって、台車を押していました

 何故、台車なのかと言うと、ボクは荷物が沢山あったので、それらを全て持ち帰らないといけないからです

 帰る時は、要らない荷物を何一つとして廃棄してくれないのです…

 ダンボール4箱に、布団一式と、とにかく荷物が多かったのです


 一年前の再現(5)


 そして、出口について、荷物を降ろして職員とお別れです

 ホント、この辺は非常に冷たくて、荷物を降ろしたら後は勝手にどうぞと言う感じで、どう帰ろうがこっちは知ったこっちゃないと言う感じでした(笑)

 まあ、そりゃそうなんですが、何か釈然としませんでした


 迎えのタクシーを待つ


 荷物を歩道に降ろして、家族にタクシーを呼んでもらいました

 タクシーを待つ間、こうしてフェンスに座り、目の前の自販機で582日振りに缶コーヒーを飲みました

 それが、またウマイのなんの

 この時も、まだこれが現実なのか信じられない心境でした


 そして、迎えのタクシーが来たのですが、荷物が多すぎて入りきるか心配でしたが、何とか足元にダンボールを置いたりして、ギリギリ荷物と人間を乗せて、582日振りに自宅へと帰って行きました


 
 感慨に耽る(1)


  
 感慨に耽る(2)


 ちょっと、感慨に耽ってみました

 一年前までは、この建物から出る為に、深海から水面に上がるように一生懸命もがきまくって、ようやく息が出来ました

 ホントに、この深海は深くて遠かった…。

 でも、今はやっと抜け出せて、普通に楽しい生活を送れているので、何と幸せな事でしょうか


 そんな事を想いながら、ボクは次の目的地へと向かいました

 果たして、その場所とは(だいたい想像が付くよねwww)

 続きはまた明日


 

逆転無罪判決から、今日で丁度一年が経ちました…。

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 こんにちは

 いやはや、今日も真夏日ですね


 昨日は、丁度一年前(に、この道を通った夜…www)の、逆転無罪判決前日の心境や状況をお話ししましたね

 ホント、今でも前日の状況は、昨日の事の様に鮮明に憶えています

 あんな究極の緊張は、例えるなら、ボクがワールドカップの決勝で、後半ロスタイムに決めれば勝ち越せる大事なPKを蹴るようなものでしょう(笑)

 その位、有り得ない緊張感だったと言うことです


 さて、今日はボクの人生で、決して忘れる事の出来ない7月2日についてお話しします

 タイトルにある通り、丁度一年前の今日、ボクは東京高裁で逆転無罪判決を受けて、一年七ヶ月、日数で言うと582日振りにシャバへと帰還致しました

 ですので、この7月2日と言う日は、忘れたくても忘れられない日なのです


 このブログを始めてから、判決〝月〟命日、と言うカテゴリで、毎月2日を逆転無罪判決から振り返り、その時の心境を綴って来ました

 その理由は、小菅ヒルズに居る時は、喉の奥から渇望していた〝シャバ〟での有り難い自由が、一日一日過ごして行くうちに、だんだんと薄れてきてしまうのを戒める為です

 当たり前の事を、有り難いと思うその謙虚な気持ちを、絶対に忘れてはならないので、毎月2日と言う基準日を設けて、自分自身で初心に帰っているのです


 このブログを始めてから、このカテゴリについて書く度に、〝もう逆転無罪判決から〇ヶ月目か~〟〝後、〇ヶ月で一年か~〟等と、感慨に耽っていました


 そしたら、気付いたらあっという間に、今日と言う一年目を迎える事が出来ました


 つくづく、時の流れは早いなと痛感しますね


 皆さんは、一年前の今日は、一体何をしていたか覚えていますか

 もし、思い出せるとしたら、その内容が良い事か悪い事かは別にして、とても幸せな事ではないでしょうか。

 偉そうに言って申し訳ないですが、人生において、必ずや絶対に忘れられない転換期や記念日があると思います

 そういう日を、ふと振り返ると、また何か違ったものが見えて来ると思うのです


 
 ボクの現在の心境は後述するとして、折角なので、一年前のボクの状況をお話したいと思います


 今、このブログを書いている一年前のこの時間帯は、東京高裁(地裁と同じ建物)の地下二階の同行室という、薄暗い部屋で、今か今かと裁判を待ち侘びていました

 同行室とは、その日裁判を迎える人達が、裁判所で一時的に待機する部屋で、初犯と再犯に分けて、更に独居と雑居に分けるのです

 ボクは、一応前科があるので、再犯の雑居房に入れさせられました

 これは、毎回裁判に行く度の光景だったので、ボクとしては〝また雑居か〟と、言う感覚でした

 その部屋は、最高で8名まで入れるのですが、いつも6名とか5名でした

 部屋の中央に長方形のテーブルがあり、漫画や小説が置いてあって、本を読みたい人は本を読んで、お話ししたい人はその時一緒になった人同士で話したりと自由です

 雑居の中では、お話し自由なので、殆どの人が小菅ヒルズの事を話したり、何処の刑務所がどうだこうだ等々、その辺の話が尽きないのです


 ボクは、一年前の今日も、再犯の雑居房に居ました

 そこで、その日初めて会った人達と、他愛もない話をしていました

 話の内容は、やれあそこの房はどうだとか、あそこの刑務所の飯は上手いとか、そんな話ばかりです(笑)

 実~に、くだらない話ですよね。(笑)

 しかし、塀の中に居ると、これが極めて重要なのです

 何故なら、これから自分が行くかも知れない刑務所の情報を、一つでも知っておきたいからです


 でもボクは、刑務所に何て行く気はサラサラなかったので、その時同じ部屋だった人達には、

 『ボクが、戻って来なかったら逆転無罪で出たと思って下さい。』

 と、話していました(笑)

 と、言うのも、判決が執行猶予や無罪、詰まり、判決後に釈放される人は、裁判後には別の同行室に待機させられて元の部屋には戻って来ないのです

 ですから、ボクの判決がダメであれば、同じ部屋に戻って来るので控訴棄却と分かりますが、戻って来なければ逆転無罪となり別の部屋に行ったと分かるのです

 だから、前記の内容を話していたのです。

 勿論、この時はそれが現実のものになるとは、まだ分かりませんでした…


 で、この同行室には時計が無いので、現在時刻が分かりません

 だから余計に、一分一秒が長く感じました…

 ボクの判決公判は、7月2日13時30分から506号法廷でしたから、少なくともお昼を跨ぎます

 なので、昼食が一つの時間の目安になりました

 昼食は、12時からなので、ご飯が配られれば〝今は12時位か…〟と、分かるわけです


 因みに、実にくだらないマメ知識なのですが、同行室で出る昼食は麦飯ではなくて銀シャリ、すなわち白米です

 更に、お弁当のおかずが、から揚げ、サバ、から揚げ、サバ、と日替わりのローテーションなのです(笑)

 去年の7月2日に出たお弁当のおかずは、から揚げでしたが、ボクは一口も口にしませんでした(笑)

 何故なら、極度の緊張と、この後自由の身になれば、好きな物を好きなだけ食べれると思ったからです

 だから、この日の昼食は一切食べませんでした


 そして、昼食が終わり、ワクワクドキドキしながら同行室で待っていると、迎えの職員が来て、〝最後のブレスレッド(手錠)〟を嵌めて、法廷へと向かいました

 その後は、皆さんご承知の通りです…。


 こうして、一年前の今日に、やっとこさ、やっとこさ、やっとこさ、当たり前田の敦子じゃなくて、当たり前の自由を手に入れました

 そして、このボクの体験や経験が、何かの役に立てばと言う思いと、皆さんの知らない世界を伝えたいと言う思いから、このブログを始めさせてもらいました

 お蔭SUMMERで、ボクの友人、知人を始め、全く知らない方々にも読んで頂き大変感謝しております

 たまに、コメントを付けてくれたりと、非常に有り難いです

 コメントは、全て見ています

 しかし、返信出来なくてスミマセン…(笑)

 このブログが続く限り、暖かい言葉も、厳しい言葉も大歓迎ですので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します


 
 さて、改めて逆転無罪判決から一年経った心境は、とにかく感謝しかありません

 こんなボクを、暖かく〝お帰りなさい〟と、迎えてくれた全ての人達に、言葉では言い尽くせない感謝をしております

 
 ボクの無実を信じて待ってくれていた家族…。

 ボクの裁判を全て傍聴に来てくれた清田君…。

 ボクの裁判を傍聴に来てくれた数々の方々…。

 ボクがヒルズに居る時に、面会に来てくれた方々…。

 ボクがヒルズに居る時に、お菓子や本の差し入れをしてくれた方々…。

 ボクがヒルズに居る時に、励ましの手紙を送ってくれた方々…。

 ボクの逆転無罪祝いをやってくれた、直紀さんを始めとする数々の諸先輩方…。

 再びボクを迎え入れてくれた、ラシンクラブ、FⅡ、フォカッチャ、スティーラーズの皆様…。

 いつも素晴らしいCDを送って下さる友田大先輩…。

 三週間に一回、ボクの髪の毛をやってくれている誠選手…。

 仕事先を紹介してくれた佐藤君…。

 そして、逆転無罪後に出会った全ての方々…。

 逆転無罪後に出会ったけど、ブロックしてくれた方々…。(笑)



 等々、ここには書ききれない位、素晴らしい方々に支えられています

 ホントに、ホントに、ホントに、ありがとうございます

 
 つくづく、ボクは究極の幸せ者だと思います

 ホント、懐かしのCMじゃないですが、正に〝プライスレス〟


 ボクは、一年前の今日から新たな人生の一ページを築いて行き、それは死ぬまで続きます

 何年経っても、何十年経っても、一年前の7月2日に感じた思いを決して忘れずに、日々精進して行きたいと思います

 今後とも、〝逆転無罪のウッチー〟を、どうぞ宜しくお願い致します


 さて、今日はこれから、ちょっと懐かしい場所へと行って来ますね

 その模様は、明日お話しします


 因みに、一年前の丁度この時間は、法廷で逆転無罪の主文を言い渡された後、判決理由の朗読を聴いていました…。

 (書いていたら時間がどんどん過ぎてしまって…


 

判決前日…。

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 こんにちは

 今日も、清々しい天気ですね

 
 昨日は、女性特有の拘置所事情をお話ししましたね

 男性には分からない、女性ならではの悩みがそこにはありました

 官物のナプキンが小さいなんて、全く皮肉な話です


 さて、今日はその続きをお話しする予定だったのですが、いつもの如くボクの気が変わったので、急遽予定を変更してお送りします(笑)


 その内容とは、タイトルにあるとおり、判決前日についてです

 そうですそうなんです

 早いもので、明日で逆転無罪判決から丁度一年なのです

 ですので、その前日のボクの状況や心境を綴りたいと思います

 やはり、判決前日は、今でも鮮明に憶えているので、敢えてドキュメントタッチで筆を進めて行きます


 
 では、時計の針を、一年前の今日に戻します


 平成25年7月1日…。


 この日は、皆さん一体何をしていましたか


 当然ボクは、小菅ヒルズこと東京拘置所のB棟11階39室に閉じ込められていました

 平成23年11月29日に逮捕され、身柄を拘束されてから581日目でした

 いよいよ明日、運命の判決を迎える訳ですが、この日もいつもの様に起床して、朝食を食べて普通に読書をして過ごして居ました(笑)

 前日だからと、何か特別なことはする訳でもなく、至って普通に過ごして居ました

 要するに、明日には居ないだろうからと、部屋の荷物を片付けたりは一切しなかったです

 何故なら、もしダメだった時にショックがデカいからです

 なので、ホントはそうしたかったし、確信めいた思いもありましたが、敢えてそういう行動は執りませんでした

 敢えて何もしない、〝逆ゲン担ぎ〟みたいなみたいな…(笑)


 で、ヒルズでは、裁判の前日(午前中)に、職員が裁判所に何か持って行くかを訊きに来るのです

 職→職員 内→ボク

 7月1日の午前中に、部屋の食器孔(しょっきこう)と言う食事等を部屋に居れる小窓が開いて、

 
 職 『おい内田。明日裁判だけど何か持ってく

 内 『だって、明日判決じゃん。だから、何も持って行かないよ。(笑)』

 職 『いよいよ明日か。』

 内 『どうかね

 職 『どうだろうな。なかなか難しいと思うけどな。』

 内 『まっ、とりあえず明日には居なくなるから、今までお世話様でした。(笑)』

 職 『そうなるといいけどな。(笑)』


 と、軽口を交わしました

 実は、ボクの担当職員は、当然ながらボクの裁判の行方を知っていますが、〝控訴審で面白い展開になってはいるけど、逆転無罪は相当難しいんじゃない〟〝まっ、一審の判決は破棄だろうけど、破棄でも減刑が精いっぱいじゃないかな〟と言う、見解だったのです

 しかし、ボクはこの見解は全くの的外れだと思っていました

 何故なら、ボクは一切罪を認めていないからです

 詰まり、野球で例えるなら、三振(有罪)かホームラン(無罪)かの二択で、ヒットは有り得ないのです

 だって、罪を認めず、全面的に争っているのに、何で減刑なんですか

 罪を認めないで減刑になるのなら、皆否認するでしょう(笑)


 ボクとしては、一応仕事柄嫌でも色んな人の裁判を見て来た職員ですから、何か参考になればと思ったのと、多少の気休めになればと思い、たまに話していたのです。


 勿論、この時は、〝明日には居なくなるから、今までお世話様でした〟が、現実のものになるとは思ってもみませんでした…


 そして、昼食を食べ、相変わらず読書をしていて、昼間読んでいた本は心理学の本を二、三冊読破していましたね

 流石に、この日は誰にも手紙は書きませんでした(笑)

 だって、明日には出る予定だったので、今更書いてもしょうがないからです


 後、記念すべき、小菅ヒルズでの〝最後の面会〟も、特に誰も来ませんでした(笑)

 
 15時になり、いつものコーヒータイムでインスタントのコーヒーを飲み、軽くお菓子を食べながら、〝明日のこの時間は、一体何処に居るんだろう…〟と、思いを馳せていました

 と、言うのも、判決は13時半からだったので、15時の時点では裁判所の同行室(待合室)か、帰りの護送バスの中のどちらかだろうと言う計算でした

 因みに、7月2日に合わせて、お菓子は買わないようにしていました

 何故なら、買っても持ち帰るのが面倒だったからです

 勿論、この時はその考えが、非常に不確定な皮算用なのは百も承知でしたが、でもそうしたかったんです(笑)


 そして、夕食を食べ(って、16時にだけど…)、17時からは、ボクのメチャメチャ大好きなJ-WAVEグルーブラインZを聴きながら、デジモノステーションを読んでいました(笑)

 何故かと言うと、明日自由の身になったら、どのスマホを買おうか迷っていたからです(笑)

 ボクは、パクられて携帯を強制解約されちゃったので、新たに新規契約する必要があったのです

 そこで、パクられる前に使っていたスマホを使っても良かったんですが、性能的にかなり劣っているので、どうせなら新規で買おうと考えていたのです

 当時、迷っていたのが、アイフォンにするかギャラクシーにするかで、デジモノステーションをくまなくチェックしていました

 だって、ヒルズでは、唯一の情報入手方法が本しかないからです

 今のように、迷ったら〝アイフォン ギャラクシー 比較〟等と検索できませんからね


 この時も、ふと〝明日のこの時間は、シャバでグルーブラインを聴いているのかな…〟
と、思っていました

 夕方五時ですから、釈放されていれば確実に家に帰っている時間ですからね

 またまた、この時はそれが現実のものになるとは思いませんでした…。(笑)


 そして、21時の消灯時間も、いつもの様に直ぐには寝れないので、しばし本を読んでから、ヒルズでの最後の眠りにつきました


 
 今、改めて振り返ると、前日はとにかくふとした瞬間に〝明日のこの時間は何処に居るのかなと、思い巡らせていました

 トイレに立った時とか、歯を磨いている時とか、本のページを捲った時とか、等々…。

 とにかく、本に集中していない時は、常にこう思っていました


 それと、〝絶対に逆転無罪しか有り得ないと言う、確信の思いと〝ダメかな…〟と言う、不安な思いとが、渋谷のスクランブル交差点の様に綯い交ぜになっていました

 正に、〝期待〟〝不安〟が、全く同じ力で綱引きしている様な…

 いや、〝天国〟〝地獄〟の綱引きの方が正しいか

 ともかく、これまでの人生で体験したことの無い、とてつもない思いでした


 
 ボクは、小菅ヒルズの塀の上を、平均台を歩くかの様に両手を広げ、どちらに落ちるかの瀬戸際でした

 見事、塀の外に落ちれば自由を手に入れ、塀の中に落ちれば刑務所への道が待っている、そんな状況でした

 
 
 裁判所では、当然ながら前日には判決文が出来上がっていますから、結果を知っています

 しかし、それを知るのは翌日7月2日の13時半ですから、それまでボクは究極の緊張と闘わないといけません

 この時、裁判官達は、一体どんな思いだったんですかね(笑)

 〝内田君、明日には自由の身だから〟とか、思っていたのでしょうか。(笑)


 
 そして、運命の日を迎える事となります…。