日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

2014年04月の記事

刑事補償請求意見書。

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 おはようございます

 今日は、生憎の雨ですね

 連休中の人も、そうでない人も、張り切って行きましょう


 一昨日は、裁判費用補償請求の意見書を公開しましたね


 今日は、刑事補償請求の意見書を公開します

 では、早速行きましょう



 
 平成26年(ま)第1号


 意 見 書

 平成26年2月17日

 東京高等裁判所第四刑事部 御中

 本籍 埼玉県〇〇〇市〇〇区〇〇町〇丁目〇〇〇〇番地

 住所 埼玉県〇〇〇市〇〇区〇〇町〇丁目〇〇〇〇番地

 請求人 内 田 浩 樹

 昭和51年12月15日生


 1 意見の趣旨

 平成26年2月5日に、東京高等裁判所第四刑事部より、刑事補償法14条前段に基づき意見を求められたので、それについての回答をする。


 2 請求の正当性

 本請求は、無実の罪で582日もの長期に亘り、不当に身柄を拘束され自由を奪われた完璧な冤罪事件であるから、極めて正当な請求である。
  
 過去の刑事補償請求の中には、請求人にも非があって、法令解釈の適用により請求が認められないものもあった(例えば、覚せい剤所持の事案で、請求人が覚せい剤を所持していたのは間違いないが、その捜査手法の違法性を認めて無罪となった様な場合等)。
  
 しかし、本件は請求人には一切の違法性はなく、〝クロ〟の証拠も全く存在しない。
 詰まり、請求人の行為自体は違法だが、法令解釈上は無罪であると言う事案とは完全に異なる。
  
 本件無罪の経緯は、既に提出済の「刑事補償請求書」にて詳述の通りであるが、本件は「後藤隼」と「小原優作」両証人の偽証に始まり、検察の悪辣な証拠の隠蔽によって起こったものであり、請求人には何ら違法性や非は皆無である。

 従って、本件請求は極めて正当であるから、棄却など絶対に有り得ない!


 3 検察官の回答

 検察官は、恐らく「本件請求は理由がないから棄却を求める」等と主張して来ると思料される。
 また、本件請求にある、「後藤隼の偽証」「小原優作の偽証」「検察の証拠の隠蔽」に対しては、完全に否定して来ると思料される。
  
 「後藤は偽証していたのではなく、供述を変更しただけ」
 「小原の証言は、特段不自然ではない」
 「似顔絵は隠蔽していた訳ではない」

 等々、非常に苦しい弁解をして来ると考えられる。
 すなわち、検察は自らの非を断じて認めないという事である。

 しかし、本件請求書でも詳述した通り、また、確定記録を精査すれば、後藤隼と小原優作の偽証は明白であり、検察の様々な証拠の隠蔽についても同様である。
 これらの諸点は、検察が幾ら否定しようが、言い逃れの出来ない事実であって、極めて言語道断である。

 その証拠に、検察は上告を断念したという事は、自分達の主張は間違っていたと認めたのと同義である。
 間違っていないと言うのなら、上告して来るはずである!

 従って、裁判所は検察官の意見こそ理由がないものと判断して然るべきである。


 4 請求の決定

 本件請求は、無実の人間を582日の長期に亘り、不当に身柄を拘束し自由を奪った取り返しのつかない事件である。
  
 請求人が失った、582日と言う貴重な時間、13968時間はもう帰って来ない!

 当たり前だが、時間はお金では買えない!

 これは、悔やんでも悔やみきれず、屈辱の極みである!

 請求人としては、法律で定められている、補償の上限である12500円ではとても納得出来ず、本音はもっと補償されて当然だと考える。

 しかし、現時点での法律の上限がその様に定められているのであれば、請求人としてはせめて上限一杯の一日12500円は補償してもらわなければ、到底納得が出来ない。

 これは、請求人の立場を想像すれば、容易に分かるはずである。
 本件請求の、決定権を持つ裁判官が、もし請求人と同じような状況になったとしたら、同じように主張するのではないか。

 法律に、感情は挟んではいけないのかも知れないが、事実、ここに無実の罪で582日と言う時間を奪われた人間が居るのである!
 請求人が、起訴される様な行動をしたのならまだしも、本件起訴は全く身に覚えのない事である(後藤事件で起訴されたと言うのなら、まだ分からないでもない)。
 にも拘わらず、逮捕起訴され一審では有罪判決を受けると言う、一歩間違えれば無実の罪で刑務所に入る所であった。 
 これは、本当に恐ろしい事である。

 この請求人の精神的苦痛は、筆舌に尽くしがたいものがある。
                
 従って、裁判所のおかれましては、本件請求は極めて正当であるから、本件請求書と確定記録を十二分に精査して頂き、請求通りの金額を一日も早く決定して頂きたいことを強く、強く、希望する!


 以上



 と言う内容です

 最後の方は、かなり感情的になってしまいましたが、何をどう言おうがボクの自由ですからね

 
 これで、恐らく後は結果を待つのみでしょう


 果たして、この意見書通りの結果は出たのでしょうか…。

 請求額は、満額出たのでしょうか…。

 決定は、いつ下りたのでしょうか…。


 この先の展開についてはまた明日


裁判費用補償請求意見書。

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 こんにちは

 いよいよ、昨日からGWが始まりましたね

 皆さんは、GWに何処かへ出掛けるのでしょうか

 ボクは、何処かに出掛ける予定は無く、のほほんと過ごしたいと思います

 因みに、本ブログも、キッチリGW休みをさせて頂きますので、宜しくお願いします(赤い日のみ)


 先週は、求意見書について、裁判所に訊きに行ったお話でしたね

 全く、裁判所と言う所は、非常に不親切ですよね…

 一言、電話か文章で教えてくれれば良いのに…


 さて、今日は、ボクが作成した求意見書を全文公開します

 折角、何か言いたい事があるのなら更に言っていいとのことだったので、じゃあ言わせてもらおうかな、と。


 では、早速行きましょう



 平成26年(や)第1号


 意 見 書

 平成26年2月17日

 東京高等裁判所第四刑事部 御中

 本籍 埼玉県〇〇〇市〇〇区〇〇町〇丁目〇〇〇〇番地

 住所 埼玉県〇〇〇市〇〇区〇〇町〇丁目〇〇〇〇番地

 請求人 内 田 浩 樹

 昭和51年12月15日生


 1 意見の趣旨

 平成26年2月5日に、東京高等裁判所第四刑事部より、刑事訴訟法188条の7、刑事補償法14条前段に基づき意見を求められたので、それについて回答する。


 2 請求の正当性

 本件請求は、本来であれば裁判を受ける必要のない請求人が、小原優作と後藤隼の偽証により起訴された事件である。
 加えて、検察は自分達に都合の悪い証拠を多数隠蔽していたのは、同時に提出した「刑事補償請求書」に詳述の通りである。
  
 請求人が、何らかの行為をして、その点の法令解釈の結果、罪には当たらないと言う無罪判決とは違い、本件は明らかに請求人には一切の非や違法性は皆無である。

 従って、請求人は刑事裁判を受ける必要性は一切なかったのであるから、その裁判に掛かった弁護士費用は補償されて然るべきである!


 3 検察官の回答

 本件請求に対して、恐らく検察官は「本件請求は理由がないから、棄却を求める」と主張して来ると思料される。
 しかし、本件請求が極めて正当であるのは前記の通りであるし、また、別途「刑事補償請求書」でも詳細に主張した通りである。

 従って、裁判所は検察官の意見こそ理由がないものと判断して然るべきである。


 4 請求の決定

 本件請求は、何度も主張している通り、極めて正当であって請求人には何の落ち度もないのであるから直ちに請求通りの決定を下すべきである!
  
 本来、支払う必要のない弁護士費用を支払っているのであるから、支払った分は還って来て当然である。

 また、金額も90万円と、決して安い金額ではない事も併せると、請求人の金銭的負担は非常に重いのであるから、その点を十分に考慮して頂きたい。

 以上の通り、裁判所におかれましては、一日も早い決定を下して頂きたい事を、強く、強く希望する!



 以上です


 この意見書の主張通り、ボクの意見は認められたのでしょうか…。


 請求額は、満額下りたのでしょうか…。


 いつ、決定は下りたのでしょうか…。


 詳細は、近々詳報しますね


 明後日は、刑事補償請求意見書を全文公開しますね

求意見書。

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 こんにちは

 今日も、非常に暖かくていい天気ですね

 こういう日は、おもいっきり生ビールをかっ食らいたくなるでしょうが、くれぐれも飲み過ぎには注意しましょう(筆者は飲まないけど)


 昨日は、思いの外早く裁判所から〝特送〟が届き、ワクワクしながら家路へと急いだお話でしたね

 ホント、あの時ばかりは、いつもと同じ時間電車に揺られているはずなのに、一区間がやたらと長く感じていました(笑)


 さて、今日はそこから先のお話です

 ボクは、逸る気持ちを抑えながら、急いで自宅のリビングに〝Bダッシュ〟すると、裁判所からの茶色い封筒がポツンと置かれていました

 その封筒は、二つあったので、間違いなく「刑事補償請求」と「裁判費用補償請求」に対しての、何らかの返事だと推察出来ました

 封筒が二つあったのは、それぞれに対しての回答である事を示しているので、ボクの期待は俄然高まります


 そして、両親が興味津々の眼差しで見つめる中、

 
 『さぁ、どうなっているでしょうか…』

 
 と、言いながら封筒を開封すると、そこにはボクの期待をおもいっきり裏切る書面が入っていたのです

 その書面がこちら


 刑事補償請求 求意見書


 裁判費用補償請求 求意見書

 (※スマホの方は、画像を何回かタップすると大きく表示されます)


 正に、ポッカーンでした(笑)

 思わず、『何だこれは』と、ノムさんばりにボヤいてしまいました(笑)


 そう、裁判所から届いた書類とは、刑事補償や裁判費用補償請求の結果ではなく「求意見書」と題する書面だったのです


 当然、この展開は全くの予想外でしたし、いかんせん初めての体験なので、何が何だかさっぱり分かりません

 封筒に入っていたのは、上記の二枚の紙のみで、他には何も入っていなかったのです

 だから、余計にこの後の動きが分からなかったのです


 そこで、ボクは意見書提出期限の2月19日迄に、直接裁判所に話を訊きに行こうと決めました

 ほら、以前の記事で、ボクが中村弁護士から聞いた、「何か訊きたいことがあれば、直接裁判所に行くべきだ」とのアドバイスがあったからです


 そして、ボクは2月12日に、あの〝遠隔操作ウイルス事件〟の初公判があり、それを傍聴するつもりだったので、そのついでに行こうと計画を立てました

 ところが、案の定おもいっきり傍聴整理券の抽選に外れてしまったので、ちこっとブルーになりながら、東京高裁第四刑事部へと向かいました

 そう、ボクは初めて、自分に逆転無罪判決を下した裁判所の刑事部を訪れる事となったのです

 
 ボクは、エレベーターで15階に上がり、何度も足を運んだ高裁刑事訟廷係の通路を挟んだ向かいにある、東京高裁第四、第五刑事部の部屋へと向かいました(第四、第五刑事部は同じ部屋にある)

 中に入ると、カウンターがあり、その奥にデスクが向かい合って並んでいて、ホント普通の会社のオフィスと言った感じでした

 ボクが部屋に入ると、何人かの職員がチラッとこっちを見たので、

 『すみません。書記官の武良(ムラ)さんは居ますか

 と、訊ねると、

 『あっ、私です。』

 と、普通のサラリーマンの様な職員が対応してくれました。

 郵送されて来た封筒に、〝担当武良〟と、書いてあったので、武良さん宛に出向いたのです


 ボクは早速、持参した〝求意見書〟を取り出して、

 『あの、先日これが郵送されて来たのですが、これってどういう意味ですか

 と、訊ねると、

 『あっ、これはですね、請求があった場合の形式的なものでして、双方(請求者と検察官)に意見を聞くものなんですよ。』

 と、返答したので、ボクは、

 『えっ意見

 と、オウム返しに訊き返してしまいました

 何故なら、ボクが作成した各請求書がボクの意見だからです

 ですから、〝何でまたわざわざ意見なんて聞いて来るの〟〝意見ならこないだ提出した各請求書に書いてあるじゃん〟と、思った訳です

 そりゃそうですよね(笑)


 そう思ったボクは、

 『じゃあ、この意見書には何を書けばいいんですか

 と、訊ねると、

 『あっ、別に必ずしも提出しなければいけないものではなく、何か補充する事があれば追加で書いてもらえばいいですから。例えば、〝決定を急ぐように〟とかですね。』

 との、返答だったので、

 『じゃあ、まだ何か言いたいことがあれば、書けばいいわけですか

 と、訊ねると、

 『そうですね。』

 との、返答でした


 詰まり、この〝求意見書〟は、必ずしも期限までに書面を提出しなければいけない訳ではなく、当事者の任意で出したければ出せば、と言うものなのです


 ボクは、折角だからと思い、

 『どの位で決定が出るんですか

 『請求が棄却されることもあるんですか

 『一日の補償上限が出ない事もあるんですか

 等々、色々な疑問をぶつけましたが、どれもこれも『ちょっと、分からないですね…。』の一点張りでした(笑)

 これは、やはり各事案によって対応がバラバラである為、一概に〝こうだ〟と言えないからでしょう

 まっ、そんな事は織り込み済みで、ダメ元で訊いてみたんですが、案の定ダメでした(笑)


 ボクは、最後に、

 『2月19日必着ですよね

 と、訊ねると、

 『基本的にはそうですが、事情がある場合はその旨記載してくれれば大丈夫ですよ。』

 と、ちょっとユルイ感じの回答を頂きました

 これは、極めて事務的な裁判所にしては、非常に珍しい対応ですね


 それと、

 『今後、もし何か追加で提出して欲しい物がある時は、直接電話下さい。』

 と、言い裁判所を後にしました

 この時は、珍しくボクの逆転無罪判決を担当した裁判官達には遭遇しませんでしたね(笑)


 ボクは、まだ何か言いたい事があるのなら、書いて良いとの回答だったので、折角だから書いてやろうと瞬時に決めました(笑)


 ただですね、非常に解せないのが裁判所の不親切さですよ…

 だって、求意見書の書類だけ入れられたって、こちとらサッパリ分からないじゃないですか…

 だから、一本電話をくれるなり、別紙に「これは、強制ではない。」とか「本件求意見書は、形式的なもので、必ずしも意見書を提出しなければいけない訳ではない。」等と、添付してくれればいいと思うんですよね

 勿論、裁判所はサービス業じゃないですから、〝痒い所に手が届く〟一流ホテル並みのサービスを求めるつもりは毛頭ありませんが、とは言えもう少し優しくても良いじゃないですか


 何て事を思いながら、意見書には何を書こうか思案していました


 さて、来週は、この意見書を全文公開します


 良い週末を

 

特別送達。

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 こんにちは

 今日も、非常に小春日和ですね


 昨日は、ボクが各請求書を提出した時の状況をお話ししましたね

 ホント、何もかも全部自分でやる以上、全ての決定権はボクにあるので、それはそれは大変だったとは言え非常に楽しかったです

 
 さて、今日は各請求書を提出してからの状況をお話ししたいと思います

 
 ボクは、何とか時効期限ギリギリの1月16日に各請求書を提出して、後は裁判所からの連絡を待つばかりとなりました

 当然、初めての経験ですから、どの位の期間で連絡が来るのか、どのような形で連絡が来るのか、全く未知な訳です

 ですから、とにかくボクは〝待つ〟しかなかったのです

 裁判所から、何らかのリアクションがあるのを、とにかく待つしかなかったのです

 つくづく、人は初めての体験時には、先の展開が分からないので、ドキドキとワクワクが綯い交ぜになりますよね

 ボクも、〝どうなるんだろうなぁ…〟と、非常にドキドキワクワクしながら、いつ来るか分からない裁判所からの連絡を待っていました

 例えるなら、狙っている女性に、デートのお誘いをメールかラインをして、その返事を待つようなものでしょうか。(笑)


 そんな中、二月の六日に、母親から突然メールが届きました

 
 その内容は…。


 『何だか、裁判所から手紙が届いてるよ。不在通知が入っていたから、郵便局に行って来るよ。』

 
 と、書いてあり、ボクは〝おぉ~〟とコーフンしながら、


 『了解。で、ボクが開けるから絶対に絶対に開けないで


 と、返信しました(笑)


 何故、〝絶対に開けないで〟と、書いたのかと言うと、どんな内容が書いてあるのかを母親から伝えられるより、自分の眼で確かめたかったからです

 その瞬間は、やっぱり当事者のボクが開封作業をしたいじゃないですか


 以上の強い思いから、ボクはその日の予定を早く切り上げて、一目散に自宅へと帰りました

 ただ、帰宅途中の電車の中で、〝それにしても随分と連絡が早いな…〟と、首を傾げ疑念を抱いていました

 だって、提出したのが1月16日で、前記のメールを貰ったのが2月6日ですから、まだ20日位しか経っていません

 そう、決定が出るには余りにも早過ぎるのです

 とは言え、人間はこういう時自分に都合の良いように解釈しますから、〝きっと、裁判所が急いで対応してくれたんだろう…〟とか、思っちゃうじゃないですか

 おもいっきり、ボクもそう思っていました(笑)

 
 昔流行った、花びらを千切りながら〝好き〟〝嫌い〟と、やるような感じで、補償請求の結果が〝出た〟〝出ない〟と脳内で花びらを千切りながら、いつもより遠く感じた自宅へ到着

 家に入ると、ボクは開口一番、

 『どれどれ

 と、母親に尋ねると、

 『そこに置いてあるよ。』

 と、言われ、リビングのテーブルの上にポツンと置かれている茶色い封筒が視界に入りました

 その封筒がこちら

 
 特別送達封筒。


 (※スマホで見ている方は、この写真を何回かタップすると大きく表示されますよ


 ボクは、この封筒を見た時〝これはアツイと、思いました

 何故なら、『特別送達』と印字されていたからです

 殆どの方が知っているとは思いますが、念の為説明させてもらうと、特別送達とは裁判所や公証役場から、訴訟関係人などに送達すべき書類を送達し、その送達の事実を証明する、郵便の特殊取扱の事を言います

 特送(とくそう)と略されることもあります

 詰まり、〝特送〟が届いたと言う事は、その中身はかなり重要なものである証拠です

 だから、ボクは〝これはアツイと、思ったのです

 大して重要な内容じゃなければ、普通郵便で届くからです


 そして、ボクは〝ホント裁判所の対応は早かったな~〟と、ニコニコしながら特送の封筒を開けると…。

 そこには、ボクの期待を裏切る内容が記載されていたのです…


 その内容とは…。


 続きはまた明日

いざ。提出\(^o^)/

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 おはようございます

 今日も、暖かい陽気ですね


 昨日は、ボクが各請求書を作成してみての感想や、その理由についてお話させてもらいましたね

 ボクとしては、昨日もお話した様に、一生に一回しかないこの稀有な体験を、是非とも皆さんに知ってもらおうと思ったのです

 だから、自分が作成した書面を全文公開する事に、一切の迷いや躊躇はありませんでした

 むしろ、居酒屋さんではないですが、〝はい喜んで~〟と言った感じでした


 さて、今日は各請求書を提出しに行った時のお話をします

 ホントは、その先の話をする予定だったのですが、ここの件も折角なのでお話しておこうと思ったのです


 ボクは、裁判費用補償請求の時効期限の1月16日に、何とか間に合うように書面を作成し終えました

 ただ、最後の方はかなり追い込まれて、徹夜で書いた日もありました…

 しかし、その時は不思議と全く眠くならずに、スラスラとキーボードを軽快に叩いていました

 ボクって、意外や意外、かなり健康的で、会社勤めではないのに基本的には朝7時~8時には起きてブログを書いているのです

 ですから、いつも0時位になると眠くなるのですが、この時ばかりは集中していたからか全然眠くならなかったんですよね

 きっと、〝お金の為だ~〟との強いモチベーションがあったからでしょう(笑)


 また、添付書類をコピーするのに、コンビニではなく薬局に行きました

 何故、薬局なのかと言うと、そこは何とコピーが一枚5円だったからです

 コンビニの半額だったので、コピーする枚数が多かったので勇んで5円の方に向かいました


 そして、ワードで作った書面をプリントアウトして、何度も何度も読み返し、誤字脱字が無いかを入念に確かめました

 
 添付書類と併せると、結構な厚さになったので、ホチキスで閉じるのは止めて、穴あけパンチで二つ穴を開けて閉じ紐を通す方法にしました

 これは、ボクがヒルズに居た時と同じパターンでした

 ただ、ヒルズに居た時と違うのは、ボクはA型故の完璧主義だからか、その穴に補強のシールを一枚一枚貼り付けて、閉じ紐で括りました(笑)

 ほら、何回も捲っていると、紐を通している部分が破れて来るじゃないですか。

 それを防ぐ為に、二つ穴の部分に透明のシールを貼って行ったのです
 
 わざわざ、100円ショップで、〝閉じ穴補強シール〟を買って来たのです


 そして、自分の中で完璧に出来上がった書類がこちらです



 〈裁判費用補償請求書〉

 裁判費用補償請求書


 〈刑事補償請求書〉

 刑事補償請求書


 これらの書類が、補償金に〝確変〟するのです(笑)



 ボクは、裁判費用補償請求の時効期限ギリギリの、1月16日に裁判所にこれらの書類を持って向かいました

 実は、この日はあのオウムの平田信の初公判だったので、折角だからダメ元で傍聴券抽選にに並んでみようと思い並んだのです

 当たれば、傍聴してから提出すればいいし、外れたらそのまま提出すればいいと、どっちに転んでも良いような計画だったのです

 
 しかし、案の定傍聴券は見事に外れたので、そのまま15階の高裁刑事訟廷係へと向かいました

 朝だった事もあり、エレベーターは混んでいたのですが、階が上になるに連れて人は減って行きました。

 すると、何処かで見覚えのある顔を発見したのです

 そう、その顔とは、何とボクに逆転無罪判決を言い渡した、東京高裁第四刑事部の河合健司裁判長だったのです

 要するに、河合裁判長と出勤途中に出くわしたのです

 ホント、凄い偶然と言うかタイミングですよね

 だって、逆転無罪判決を言い渡した裁判所に、これから刑事補償請求書や裁判費用補償請求書を提出する時に、そこの裁判長と会っちゃうんですからね

 
 河合裁判長とは、特に言葉を交わしませんでしたが、明らかにボクだと言う事に気付いていたと思います

 と、言うのも、ボクは勘違いして15階に行くのを14階で降りてしまい、その時にチラっと目が合ったからです

 以前お話した通り、高裁第四刑事部は15階の刑事訟廷係の向かいに有りますからね

 だから、15階に向かった河合裁判長は高裁第四刑事部に出勤したのです
 
 つくづく、ボクは15階の刑事訟廷係に行く時は、やたらと自分の裁判を担当した裁判官と出くわすんですよね(笑)


 そして、エレベーターを乗り直して、いざ15階の刑事訟廷へ

 受付で、

 『すみません。刑事補償請求をしに来た内田ですけど。』

 と、言うと、流石にボクの事は覚えていたみたいで、

 『あっ、はいはい。』

 と、職員が手元の書類をペラペラ捲りながら返答しました。

 
 そりゃそうですよね

 高裁の事件係に、刑事補償請求をしに来る人間なんて、まず滅多に居ないんですからね(笑)

 
 すると、

 『では、書類の方をお願いします。』

 と、言われたので、前記の写真の書類を提出すると、名前の横に印鑑を押してくれとの事だったので、印鑑を押しました

 職員は、ペラペラとボクが作成した書類を見ながら、

 『はい。以上で終了です。』

 と、言い、ものの5分で無機質かつ事務的に終了しました


 ボクは、〝こんなもんなのか〟と、首を傾げながら帰りのエレベーターへと向かいました


 これで、一通りの手続きは終了しました

 
 果たして、この後はどの様に展開して行くのか、全く未知なので非常に楽しみです


 ところが、思いの外早く動きがあったのです

 その動きとは…。


 続きは明日
 
 

各請求書を書いてみての感懐。

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 おはようございます

 今日も、張り切って行きましょう


 昨日まで、何日かに分けて、ボクが作成した「刑事補償請求書」「裁判費用補償請求書」の全文を公開しましたね

 
 今日は、これらの請求書を作成してみて、ボクが感じたこと等をお話しようと思います

 
 まず、ボクが何故こららの書面を公開したのか、その理由からお話しします

 その理由は、単純に〝誰もやった事がない〟からです

 このブログを読んでくれている方なら、それなりにネットは使えると思料されるので、是非ともググって見て下さい

 刑事補償請求書、裁判費用補償請求書の書面は出て来ないと思いますよ

 あっ、刑事補償請求書に関しては、昔あった少年の冤罪事件の刑事補償請求書が公開されていました

 この書面も、ボクが作成する時に参考にさせてもらいましたが、いかんせん非常に読みづらかった…(笑)

 
 要するに、冤罪事件の当事者が、自ら刑事補償請求書を作成し、その書面を全文公開するなんて前代未聞でしょう


 日本でボクだけでしょう

 そもそも、逆転無罪経験者に遭遇する事も非常に稀有ならば、その人間に対する刑事補償請求に関しての書面を見る事なんて、まずないじゃないですか

 だからこそ、滅多に目にする事のないこれらの書面を、公開する価値があると思ったのです

 だって、人間の好奇心って、普段滅多に見れない〝舞台裏〟に興味をソソルじゃないですか

 少なくとも、ボクはそうなので、一生に一回しかないこの経験の〝舞台裏〟を知っている側なので、喜んで公開しようと思った次第です


 次に、ボクがこれらの書面を作成してみての率直な感想は、〝頭は疲れたけど非常に楽しかった〟です

 どんな書面にするのかは、全てボクに決裁権があるので、何を書こうが自由です

 しかし、トンチンカンな内容を書いても、極めて無意味ですし、希望通りの金額が下りない可能性もありますから、何を言いたいのか要点を絞りました

 本当は、偽証した共犯者の供述経過も書こうと思ったのですが、それは添付書類に記載されているのでそちらに譲りました。

 だって、同じことを書いてもただただ冗長になるだけですからね…


 なので、ボクは一連の事実関係を、第三者から見た様なイメージでこれらの書面を作成しました

 とはいえ、途中からはやはり当事者である以上、感情的になってしまう部分もありましたが、それはある意味当然ですからそのまま残しました

 そりゃあそうでしょう…

 一年七ヶ月もの間、身柄を拘束されて、〝シャバ〟での時間が止まっていたんですから…

 感情的になるな、って方がどだい無理な話ですよね

 また、敢えてその感情的な部分も残すことで、裁判官にボクの悲痛な叫びを聞いてもらいたいと言う狙いもありました

 狙いも何も、事実なんですがね…


 それと、こんなにも集中して、パソコンの画面とニラメッコした経験は無かったので、非常に疲れました…

 ホント、頭の中で色々と言いたいことを考えながら、キーボードを叩くのは思いの外疲れるんですよね

 でも、独房に居る時に比べたら、それはそれは楽でした

 ヒルズに居る時は、まず要らない紙の裏側に下書きをバア~っと書いて、読み返してこの文章を入れようとカッコを付けて添削したりします。

 それから、レポート用紙や罫紙に清書をして行くんですが、その最中にも〝あっ、これを入れよう〟と、思い付いたりすると、それを突如加えてみたりと、とにかく手書きはメチャメチャ時間が掛かりました


 しかし、ワードではこの作業が実に簡単に出来るので、ホントにホントに楽でした

 そう感じれるのも、手書きでの苦労を味わったからなんですよね

 この手書きの書面を、いずれ全文公開したいと思っています


 後、つくづく感じたのですが、もし今回の書面作成を弁護士に頼んだとしたら、結構なお金を取られていた訳ですよね

 弁護士だって、記録を見れるとはいえ、当事者よりも事件への理解度は深くないので、果たしてどの位クオリティーの高い書面が出来たのか非常に疑問符です

 なので、事件の内容を一番分かっている当事者が、書面を作成するのがベストなのです

 ホント、弁護士と言う商売は、美味しい商売ですよね(笑)

 ボクでも、弁護士になれるものならなってみたかったですね

 間違いなく、素晴らしい刑事弁護人になっていたと思いますよ(笑)


 
 さあ、ボクの自由を奪った事実に対する補償の請求は終わりました

 果たして、ボクの希望通りの金額は補償されるのでしょうか

 非常に楽しみです


 ところが、予想外にも早く動きがあったのです

 
 その内容とは…。

 
 続きは明日

 

刑事補償請求書(4)

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 おはようございます

 今週も、今日から新しい一週間の始まりです

 皆さん、張り切って行きましょう


 では、早速刑事補償請求書の続きです


 5) 総括

 これまで述べて来た通り、今回の一連の事件は、後藤隼の偽証に始まり、続いて小原の偽証、更には検察の悪辣な様々な証拠の隠蔽による、完璧かつ立派な冤罪事件である!
 請求人は、後藤隼には一度だけ会った事はあるが、後藤が供述するような偽造運転免許証を渡したりしたことは無く、知り合いに頼まれて給料明細を渡したに過ぎない。
 確かに、一見すると、請求人の行動は疑念を抱かせる行動ではあったかも知れないが、だからと言って、それだけで後藤事件の共犯者とまでは言えないのは、後藤事件で請求人は起訴されていない事からも明白である。
 
 翻って、小原事件に関しては、そもそも請求人は小原優作と一度も面識は無かったのにも拘わらず、浦安警察署の悪意ある写真台帳(写真の中に、髭を生やしているのは請求人しか居ない事実)により選ばれた完璧な被害者である!と、言うより、あの写真台帳は明らかに請求人を選ばせる為に作成されたようなものであり、極めて悪質である。
 そして、本請求書(4)の③でも主張した通り、検察はあらゆる証拠を隠蔽し、何とかして請求人を有罪にしようと足掻いた。
 
 勿論、検察は証拠の全てを開示する義務が無いのは十分に理解しているが、前記の通り、「同請求に係る他の証拠は存在しない」と、明確な嘘を吐いてまで、似顔絵を隠蔽するのは、極めて言語道断であり絶対に有ってはいけない事である!
 こうして嘘を吐いてまで、似顔絵を隠蔽していたという事実は、検察は明らかにこの似顔絵が請求人と似ていない事を、確実に認識していたこの上ない動かぬ証拠である!
 そうでなければ、何故請求人が証拠開示請求をした時に、「似顔絵はありません」と、殊更嘘を吐く理由があるのか、全くもって理解出来ない。

 一方、過去の冤罪事件の殆どが、検察による証拠の隠蔽が原因なのは、ある意味で公知の事実である。
 今回、請求人の控訴審を担当した、東京高裁第四刑事部が、平成24年に再審無罪判決を下した「東電OL殺人事件」も、犯行現場に残された別人のDNAが存在していた事実を、検察はずっと隠して来た。
 そして、そのDNA鑑定をした所、犯人とされたネパール人のゴビンダさんとは別人の者だとの鑑定が出たことが決め手となった。
 詰まり、検察がこの別人のDNAの存在を、初めから開示していれば、ゴビンダさんは無実の罪で15年もの間、身柄を拘束され自由を奪われる事は無かったのである。
 
 今回の請求人の事件は、この「東電OL殺人事件」と、全く同じである。
 同じと言うのは、事件の内容では無く、検察の対応と言う意味である。
 検察が、初めから似顔絵を開示していれば、あるいは、請求人が似顔絵の証拠開示請求をした時に、似顔絵を開示していれば、一年七ヶ月と言う長期に亘り、請求人は自由を奪われる必要はなかったのである。

 敢えて繰り返すが、検察は請求人が似顔絵の証拠開示請求をした時に、はっきりと「似顔絵はありません。」と、言ったのである!
 詰まり、確信的に嘘を吐いたのである!
 もし、この主張が間違っていると言うのなら、何故「存在しない」と言っていた似顔絵が、小原の平成23年12月15日付け警察官調書に、しっかりと添付されていたのか説明が付かない。
 すなわち、検察が嘘を吐かない限り、こんな不自然な事実は決して起こり得ない。
 
 今回の、検察の証拠の隠蔽で、請求人が心底憤っているのが、検察が嘘をついてまで、似顔絵を隠そうとしたことである。
 単純に、検察が請求されなかったから開示しなかっただけだ、と言うのならまだしも、請求人がきちんと似顔絵の証拠開示請求をしていたのにも拘わらず、公開の法廷で堂々と「似顔絵はありません。」と、検察官自ら嘘を吐くのであるから、空いた口が塞がらないとはこのことである!
 結果的に、「東電OL殺人事件」と同じく、検察が渋々開示して来た証拠(似顔絵)が決め手になった事実を鑑みても、これは由々しき問題であり、明らかに犯罪である!
検察自らが、冤罪を生む手本を見せている様なものである!

 請求人は、平成23年11月29日から、平成25年7月2日までの582日と言う長期に亘り、無実の罪で身柄を拘束され、自由を奪われ不自由な生活を強いられた。
 しかも、逮捕されてから、否認していると言うだけで、半年間も接見禁止を付けられて、家族とまともに連絡も取れず、更なる不自由を強いられ、この屈辱は筆舌に尽くしがたいものがある。
 当然、身柄を拘束されている以上、一切の経済活動が出来ない為、収入も途絶え、当時住んでいたマンションも引き払い、所有していた車も処分せざるを得なかった。
 請求人が犯人ならば、前記の事情は自業自得と言えるが、犯人でも何でもなかったのに、何故こんな艱難辛苦を受けなければいけないのか、つくづく拘置所の独房で自問自答する日々が続いた。
 
 しかし、何とか自分で自分を鼓舞し、無実を訴える為に、様々な書面を書き綴った。
 しかも、冷暖房のない拘置所では、夏は汗だくになり、冬は霜焼けになりながらも、自分の信念を曲げず無実を訴え続け、弁護人から差し入れてもらった裁判資料を穴が開くほど読み返し、その結果、控訴審の証人再尋問のきっかけとなった、後藤隼の証言とメールの矛盾を見付ける事が出来た。
 これらは正に、無実への魂の叫びである!

 従って、請求人には、刑事補償法が定める一日の補償上限である、12,500円掛ける582日分(7,275,000円)を、補償して然るべきである!

 最後に、請求人の主張に真摯に耳を傾けてくれた、小川正持裁判長(当時)を始め、その後事件を引き継いだ、全ての東京高等裁判所第四刑事部の裁判官達には、言葉では表現し尽くせない位の感謝の気持ちで一杯である。
 この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
 本当に、本当に、本当にありがとうございました!


 (6) 添付書類

 ① 第三回公判調書 二通
 ② 請求人作成控訴趣意書 四十八通
 ③ 請求人作成控訴趣意書補充書 六十六通
 ④ 控訴審判決文 十三通


 以上



 以上が、ボクが作成した刑事補償請求書の全文です


 明日は、これらの書類を作成してみての感想をお話しします


刑事補償請求書(3)

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 おはようございます

 今日は、今週最後の金曜日、張り切って行きましょう


 では、早速刑事補償請求書の続きと行きましょう



 (4) 検察による証拠の隠蔽


① 通話記録の隠蔽

 原審証人尋問において、後藤隼に対する反対尋問の焦点であった、横浜駅西口近くのパチンコ店で、請求人から犯行 を持ち掛けられた点を反証する為に、請求人名義の携帯電話の通話記録は重要な客観的な証拠であった。
 
と、言うのも、後藤が逮捕当初から供述していた、犯行を持ち掛けられた日時には、請求人はフィットネスジムに通っていて、ジムが終了した後のその時間帯に、約一時間の通話がされ、その発信地が東京となっていたのである。
 すなわち、後藤が供述していた犯行を持ち掛けられたと言う日時に、請求人には明確なアリバイがあったのである!
 
 何故、請求人が通話記録の存在を知っていたのかというと、それは請求人が後藤事件で逮捕された時の取り調べで、担当の警察官から通話記録を見せられていたからである。
 従って、当然請求人としては、この通話記録の事実を担当の警察官に指摘し、後藤の供述はデタラメだと再三に亘り主張したが、何とその警察官はこの通話記録と後藤の供述の矛盾を知ってから、「後藤は、10月14日と断定している訳ではなく、10月14日前後だと言っている。」と、突如犯行を持ち掛けられた日時に幅を持たせて来たのである!
 
しかも、後藤の警察官調書には、明確に〝10月14日〟との記載がされているにも拘わらず!
 
結局、後藤事件に関しては不起訴ではあったが、小原事件の証人として出廷するとの事実を弁護人より聞いていたので、請求人としてはこの通話記録の事実を、後藤の証人尋問時にぶつけて弾劾しようと考えていたのである。

 ところが、小原事件で起訴された後、検察からの証拠開示の中に、この通話記録は存在していなかったのである。
 当然ながら、請求人としては、この通話記録の存在を弁護人に訴えたが、そうこうしている内に原審の証人尋問の日時が来てしまったのである。
 詰まり、原審の後藤の証人尋問時には、弁護側には何ら追及する為の〝カード〟が無かったのである!
 例えるならば、何の武器も持たずに戦闘に行く様なものである。
 
 請求人としても、通話記録が開示されていない状況で、その点について追及しても、裁判所乃至検察から異議が入ると考え、質問出来なかったのである。
 結局、原審での後藤の証人尋問は、弁護側からすれば完璧な徒手空拳で、一切〝追及カード〟が無かった為に、全く奏功しなかったのである。
 こんな結果になることは、最早至極当然である。
 
 そして、原審証人尋問後の5月10日に、検察より請求人の携帯電話の解析結果が開示されたが、何とそこには通話記録は存在せず、「発着信記録」があったのである!

「通話記録」と「発着信記録」は、一見すると同じ記録の様に思われるが、実際は大きく違い、発着信記録はあくまでも携帯電話の本体に残っている発着信の記録であって、通話記録は本体ではなく、携帯電話会社のサーバーに記録されており、捜査機関が「捜査事項照会」に基づいて初めて開示されるものであり、通話の発信地が都道府県単位ではあるが判明するのである。
 
詰まり、通話記録は、その時間帯に携帯電話の使用人が、何処に居たのかを、都道府県単位で証明するものなのである。言わば、アリバイを証明する重要な証拠なのである!
 
 請求人としては、後藤が供述する日時に、横浜に居なかったことを証明する客観的な証拠として、自身の通話記録の重要性を認識していた為、検察からの証拠開示を強く希望していたのである。
 詰まり、検察は請求人が「通話記録」の存在がある事実を知らないと思った為に、「発着信記録」でお茶を濁そうとしていたのである。
 これは何より、検察が請求人の「通話記録」が、後藤の供述と矛盾していることを確実に認識していた証左である!
 そうでなければ、請求人の携帯電話の解析データを開示した時に、「通話記録」も同時に開示していたはずである。
 
だから、本請求書2ページ目下段にある、平成24年5月10日の部分に記載されている、「請求人の通話記録は開示されず」と、太字で記載されているのである。
 結局、前記の通り(三ページ上段)、平成24年6月20日の請求人による、第二次証拠開示請求によって、検察は渋々開示してきたのである。
 以上の通り、検察は後藤供述と客観的に矛盾することを、確実に認識していたからこそ、請求人の「通話記録」の存在を隠蔽していたのである。


② 後藤隼の供述調書の隠蔽

 後藤隼の警察官調書、検察官調書も同様で、検察は請求人が平成24年5月28日に証拠開示請求をするまで、頬被りをしてこれらの証拠を開示して来なかった。
 
請求人としては、同年5月8日の証人尋問で、後藤に対して思うように弾劾出来なかった為、後藤が捜査段階でどのような供述をしているのかを調べる為に、同年5月28日の第一次証拠開示請求の中に、後藤の警察官調書、検察官調書の開示を請求したのである。
 
 そうした所、同年6月8日に、後藤の警察官調書、検察官調書が開示されたが、そこには何と明白な後藤供述の変遷が認められたのである! 
 
その点における、請求人の主張は、確定記録の中にある、請求人の「最終陳述書」「最終陳述書補充書」「控訴趣意書」に詳述の通りであるが、要点を述べると、後藤事件のきっかけである、後藤が請求人から横浜駅西口にある、パチスロ店の近くで声を掛けられた日時、状況が明らかに二転三転しており、本当にその様な体験をした者ならば、間違えるはずのない部分が大きく変遷していたのである。
 
特に、声を掛けられた状況については、普段滅多に遭遇することはないので、逆にその時の状況が鮮明に記憶されているのが普通である。
 しかし、その肝心な部分が、大きく変遷していると言うのは、実際にはそんな体験をしたのか疑問を抱くのは誰もが思う所である。
 当然、請求人としては、後藤が供述する様に、横浜で声なんて掛けていないので、供述が大きく変遷する理由は理解出来た。
 何故なら、後藤は実際にそんな体験はしていない、〝作り話〟であるから、首尾一貫しないのは至極当然だからである。
 
 しかし、後藤の作り話を証明するのは請求人の使命であるから、何とかしてそれを証明したかったのである。
 だからこそ、請求人の「最終陳述書」「最終陳述書補充書」「控訴趣意書」で詳述したのである。

 ところが、原判決は、請求人のこれらの主張を排斥し、請求人が横浜で後藤に声を掛けたと認定したのである。
 要するに、検察が後藤の警察官調書、検察官調書を開示して来たのは、原審証人尋問後の同年5月28日で、この時点で証人尋問は終了しており、前記の後藤供述の変遷について追及出来なかったのである!
 
詰まり、もし原審証人尋問時に後藤の警察官調書、検察官調書が開示されていれば、後藤の証人尋問は大きく変わっていた可能性が極めて高かったという事である。
 当然、検察としては、証拠の選別をしてから裁判所に証拠請求する為、その時点で後藤の供述調書を見ているのであるから、明らかに後藤の供述変遷について確実に認識していたのである!
 にも拘わらず、検察自らが後藤の供述調書を開示して来なかったのは、確信的に後藤供述の変遷を認識していたからである。
 
だから、請求人が請求するまで、頬被りをして、後藤の供述調書を隠蔽していたのである!
 結局、この点については、控訴審の再尋問で後藤が偽証を認めたものの、そのきっかけは、請求人が後藤の供述調書と、後藤の携帯電話のメールの送受信履歴を、丹念に精査した執念の賜物である。


③ 似顔絵の隠蔽

 似顔絵について、開示の経緯は添付書類の「控訴趣意書補充書」10頁から11頁で詳述の通りですが、この点は検察の証拠の隠蔽の中でも極めて重要である!
 
この似顔絵が開示されたお蔭で、小原証言の矛盾を弾劾出来たのであるから、本当に貴重な証拠である。
 
繰り返しになるが、そもそも請求人がこの似顔絵の存在を知ったのは、原審証人尋問での裁判官からの質問に、小原が証言したことにより、初めて知る所となったのである。
 
その後、小原の証言を聞いた請求人は、検察に対して、同年5月28日に証拠開示請求をしたが、同年6月12日の原審第三回公判において、検察官は「似顔絵はありません。」と、明確に返答した!
 しかし、この検察官の回答が完璧な虚偽であるのを証明する為に、添付書類1の一枚目を見てもらうと、以下の通り記載がされていたのである。
  
 「被告人からの平成24年6月5日付け受理の証拠開示請求については、後藤隼の供述調書のみ存在したので弁護人に開示した。同請求に係る他の証拠は存在しない。」

 詰まり、この時の証拠開示請求の中で、後藤の供述調書のみ開示するが、それ以外は〝存在しない〟と明確に回答しているのである!
 しかしながら控訴審における検察の証拠開示の中の、小原の未開示の警察官調書に、おもいっきり似顔絵が添付されていた事実は、何よりこの検察官の回答を完全に否定するものであり、すなわち、原審の検察官が嘘を吐いていた動かぬ証拠である! 
 
この添付書類1の、第三回公判調書の記載は、検察の極めて悪辣な証拠の隠蔽を証明するものであり、断じて言語道断である!
 結果的に、小川正持裁判長が、積極的に似顔絵の存在について調査してくれたから開示されたものの、もし、そうでなければ、この似顔絵は検察庁の倉庫に眠っていたという事であって、本当に恐ろしい事である。



 以上、今日はここまでです

 来週で、最後になります

 
 良い週末を

刑事補償請求書(2)

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 おはようございます

 本日も、長閑な天気で最高ですね


 では、早速刑事補償請求書の続きと行きましょう



(3) 共犯者の偽証

① 後藤隼の偽証  

 本件は、確定記録の通り、小原優作、後藤隼の証言に依拠して一審判決は有罪判決を下した。
 請求人から、事件に関する証拠は何一つとして存在していない。
 すなわち、一審判決の有罪認定の根拠は、小原及び後藤の証言のみである。
 そこで、請求人は一審公判時から、後藤、小原の証言の矛盾を客観的証拠と比較し縷々指摘し、それを「最終陳述書」「最終陳述書補充書」と題する書面に、A4のレポート用紙合計69枚に亘り詳述し反証した。
 しかし、一審判決は請求人の主張には全く目もくれず、小原、後藤証言の都合のいい部分のみを取り上げて、請求人に対して懲役2年6月(未決勾留日数140日)と言う有罪判決を下した。

 そして、請求人は当然一審判決を不服として控訴した。
 そこで、控訴趣意書作成時に、改めて各証拠を見直すと、後藤隼のメール送受信履歴に、明らかに証言と客観的に矛盾する内容のメールの存在を発見し、その点を詳細に詳述した。
(参考までに、請求人が作成した控訴趣意書を添付資料2と題して添付する。同趣意書32頁(7)別の共犯者の存在を参照。)
 これらの諸点を、詳細に詳述し、裁判所に対して後藤の証人再尋問を請求したところ、異例ながら裁判所は請求人の事実取調べ請求を是認し、後藤隼の証人再尋問を決定した。

 そして、平成25年1月8日に後藤隼の証人再尋問を実施し、その公判は異例尽くしの展開となった。
 まず、13時30分に開廷し、閉廷したのが17時頃と、合計3時間半も証人尋問を行っていた。
 その内、裁判所の尋問が約1時間半と言う異常事態で、小川正持裁判長だけで1時間は尋問していた。
 
 その結果、小川裁判長の極めて鋭い追及に、再尋問の一番の焦点であった、犯行のきっかけである、請求人からJR横浜駅西口のパチンコ店の近くで、犯罪行為を持ち掛けられたと言う事実は、実は嘘だったと認めるに至った! (詳細は、控訴審後藤隼証人尋問調書を参照。)
 詰まり、後藤は逮捕当初から自己の印象を少しでも良くし、刑責を軽減する為に、全くのデタラメを供述していたという事で、極めて言語道断である。
 しかも、後藤の偽証部分は、犯罪のきっかけと言う非常に重要な部分であって、すなわち、事件の入口から毒に塗れた〝毒樹の果実〟だった。
 そうすると、後藤の供述の信用性は全くないと言うべきであって、この点は控訴審判決も同様の判示をしてくれた。

 特に、請求人が断じて許せないのが、後藤の証言態度である。
 まず、後藤は逮捕当初から、デタラメの作り話を言い張り(請求人から横浜で犯罪を持ち掛けられたと言う話)、警察官、検察官、裁判所を騙して自己の判決を迎え、見事執行猶予付きの判決を宣告された。
 そして、請求人の一審第二回の公判の証人尋問において、自己の判決が確定して、これ以上不利益を受けることは無いのにも拘わらず、逮捕当初と同様のデタラメな作り話を言い張った。
 しかも、この時請求人から直接質問をされたのにも拘わらず、「横浜で声を掛けられた。」と言う嘘を言い張った。
 そして、控訴審の証人尋問においては、メールの内容との矛盾を弁護人から追及されるが、のらりくらりと交わし、これまでの証言を言い張った。その後、裁判官から「これ以上隠していることはないか」と、問われても後藤は「ありません」と、証言しておきながら、小川裁判長の追及で偽証を認めた!

 以上の経過経緯は、後藤は明らかに控訴審の再尋問でも偽証を重ね、あわよくば嘘を吐き通して誤魔化そうとしていた確信犯である。
 そうでなければ、控訴審の再尋問で弁護人から質問された時点で、偽証を認めれば良かったのである(尤も、そうしたとしても充分悪質だが)。
 要するに、後藤は小川裁判長の追及によってこれまでの嘘が暴かれたのであって、これは極めて異常事態である!
 従って、後藤は確信的に偽証の罪を重ねたということである。


② 小原優作の偽証
  
 小原優作は、結果的に後藤隼の様に偽証を認めた訳ではないが、その証言経過をみれば明らかに偽証をしているのは明白である!小原証言の最大の焦点は、「フジタ」と名乗る共犯者の犯人識別であった。
 そこで、一審証人尋問でもその点について尋問がなされたが、この時点では検察から似顔絵(この点は後述する)が開示されておれず、弁護側は効果的な反対尋問が出来なかった。
 しかし、犯行当時の請求人の身体的特徴との矛盾を縷々指摘し「最終陳述書」「最終陳述書補充書」で反証するも、一審判決はそれらの点には一切目もくれず請求人の主張を排斥した。

 ところが、問題は控訴審の再尋問である!
 小原は、請求人が証人再尋問を請求していないのにも拘わらず、裁判所の職権で控訴審においても証人として召喚されることとなった。
 そこで、裁判所の要請で、請求人が再三再四主張していた、一審で小原が証言した似顔絵の存在についての調査がされると、何と小原の未開示だった警察官調書にその似顔絵が添付されていたのである!
 
 詰まり、検察は明白な証拠の隠蔽を図ったのである!(この点については、詳細に後述する。)
 従って、小原の再尋問の焦点は、この似顔絵について訊かれることとなった。
 何故ならば、一審証人尋問時には、似顔絵が開示されておらず、弁護側としては反対尋問のカードがなかったからである。

 そして、控訴審での再尋問が始まると、小原はおよそ自身が重要な証人として召喚されていると言う事実を忘れ、他人事の様に開き直って証言する始末であった。
 全くもって、真摯な証言態度とは言えず、本当に真実を証言しているとは誰が見ても到底思えなかった(詳細は、小原優作控訴審証人尋問調書参照)。
 その証拠に、小原の控訴審での証言は、極めて不合理な弁解に終始し、原審証言と明らかに矛盾していた。
 又、再尋問の焦点である似顔絵に、小原が原審で証言したあらゆる身体的特徴の記載がないことを追及されると、小原は完璧に開き直り不自然不合理な証言を繰り返し、嘘を吐いているのは火を見るより明らかだった。
 
 要するに、小原は請求人が再三再四主張していた通り、逮捕時の似顔絵作成時には、サングラスを掛けてニット帽を被っていた共犯者フジタの身体的特徴について、漠然とした内容しか供述していなかったのにも拘わらず、原審証言では突如としてあらゆる身体的特徴を付け加え詳細に証言したのである。
 
 これは、請求人が何度も主張して来た通り、自らの証言に真実性、迫真性、信憑性を持たせる為に、原審法廷で初めて見た請求人の身体的特徴を殊更に付け加えた何より動かぬ証拠である。
 そうでなければ、似顔絵作成時に原審で証言した、あらゆる身体的特徴を供述するはずである。
 
 そうすると、以上の様な小原の証言経過は、実際に自らが体験したことを述べているのではなく、故意的にあらゆる身体的特徴を付け加えている〝創作〟であって、これは正に、証人尋問開始時に誓う、証人宣誓と相反するものであり、明白な偽証と言うべきである! 
 結局、控訴審判決では、請求人のこれらの主張を、十二分に是認してもらう結果となったことからも、いかに請求人の主張が間違っていなかったかを如実に表している。
 そこで、本請求書では、裁判所に敢えて請求人のこれらの主張を理解してもらう為に、請求人が被告人だった当時に作成した「控訴趣意書補充書」(添付書類3)と、その主張を全面的に是認した「控訴審判決文」(添付書類4)を添付するので、是非とも刮目して精読頂きたいことを強く希望する!



 今日は、ここまでにして続きは明日


  

刑事補償請求書(1)

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 おはようございます

 本日も、非常に暖かいですね

 
 昨日は、裁判費用補償請求書の全文を公開しましたね

 思いの外、短くてビックリしたのではないでしょうか。

 果たして、あの文章で一体幾らの金額が下りるのか非常に楽しみですね


 さて、今日から何回かに分けて、刑事補償請求書の全文を公開します

 単なる、仕事の請求書とは訳が違いますから、滅多に見る機会のない請求書だと思うので、是非ともご覧下さい


 
 刑事補償請求書


平成26年1月16日

東京高等裁判所第四刑事部 御中


本籍 埼玉県さいたま市〇〇区〇〇町〇丁目〇〇〇〇番地〇

住所 埼玉県さいたま市〇〇区〇〇町〇丁目〇〇〇〇番地

請求人 内 田 浩 樹

昭和51年12月15日生



1 請求の趣旨

  請求人に対し、刑事補償として金七百二十七万五千円を支払うこと。
  (勾留期間582日×12,500円=7,275,000円)


2 請求の原因

(1) 時系列

  請求人が、一連の事件で逮捕されてから、無罪判決を受けるまでを、時系列によって振り返る。


平成23年11月29日
偽造有印公文書行使、有印私文書偽造、同行使、詐欺未遂被疑事実により、警視庁大井警察署に通常逮捕。(以下、後藤事件と言う。)
   ↓
  平成23年12月20日
  前記被疑事実につき、処分保留で釈放。
   ↓
  同日
  偽造有印公文書行使、有印私文書偽造、同行使、詐欺未遂被疑事実により、千葉県警浦安警察署に再逮捕。(以下、小原事件と言う。)
   ↓
  平成24年1月10日
  小原事件で起訴。
   ↓
  平成24年2月6日
  裁判官、検察官、弁護士による三者会議にて、今後の審理について打ち合わせ。
  この時、検察官より上記処分保留の後藤事件を追起訴予定との申請があり、初公判の日程が決まらず。
   ↓
  平成24年2月20日
  東京地検が、後藤事件の不起訴を決定。
   ↓
  平成24年3月22日
  一審初公判 起訴事実を全面的に否認。
   ↓
  平成24年5月8日
  一審第二回公判 小原優作、後藤隼、の証人尋問。
   ↓
  平成24年5月10日
  検察より、請求人のパソコンのインターネット履歴と、請求人の携帯電話の解析データの証拠開示。
  しかし、請求人の携帯電話の〝通話記録〟は開示されず。
   ↓
  平成24年5月28日
  請求人より第一次証拠開示請求(以下の4点を請求)。
1. 小原が第二回公判で証言した、モンタージュの似顔絵。
2. 後藤の警察官面前調書、検察官面前調書の未開示分全て。
3. マクドナルドの防犯カメラの画像鑑定結果。
4. 偽造運転免許所等に付着した、指紋の鑑定結果。
   ↓
  平成24年6月8日
  検察から、前記二番の後藤の供述調書のみ証拠開示。
   ↓
  平成24年6月12日
  一審第三回公判 被告人質問。
  この時、検察官より前記証拠開示請求の回答があり、「その余は、存在しない。」と回答(添付書類1参照)。
   ↓
  平成24年6月20日
  請求人より、第二次証拠開示請求(以下の2点を請求)。
1. 請求人の携帯電話の通話記録。
2. 後藤の携帯電話の通話記録とメールの送受信履歴。
   ↓
  平成24年6月26日
  検察から、第二次証拠開示請求の通り証拠開示。
   ↓
  平成24年7月2日
  一審第四回公判 論告求刑、最終弁論。
   ↓
  平成24年8月7日
  一審第五回公判 当初判決宣告日であったが、弁護側より弁論再開。
   ↓
  平成24年8月10日
  一審第六回公判 判決宣告 懲役2年6月未決勾留140日の実刑判決。
   ↓
  平成24年8月24日
  請求人より控訴の申し立て。
   ↓
  平成24年10月10日
  請求人作成の控訴趣意書、事実取調べ請求(後藤隼の証人尋問)を提出。
   ↓
  平成24年11月15日
  控訴審初公判 裁判所は、事実取調べ請求を是認し後藤隼の再尋問を決定。

  平成25年1月8日
  控訴審第二回公判 後藤隼の再尋問。
  この再尋問で後藤は、「請求人に横浜で声を掛けられたのは嘘だった。」と、これまでの証言を覆し偽証を認める。
   ↓
  平成25年1月8日
  同日の公判後、小川正持裁判長の要請により、裁判官、検察官、弁護人による三者会議が行われ、裁判所は職権で小原優作の証人再尋問を決定。
  更に、裁判長は請求人が再三に亘り主張している、似顔絵の存在について浦安警察署に調査依頼をすると明言。
   ↓
  平成25年1月21日
  東京高検より、小原優作の未開示の警察官面前調書、検察官面前調書、裁判官面前調書の証拠開示。
  この中の、平成23年12月15日付け警察官面前調書の中に、請求人が再三主張していた似顔絵が添付されていた!
   ↓
  平成25年2月28日
  控訴審第三回公判 小原優作証人再尋問。
   ↓
  平成25年4月16日
  控訴審第四回公判 被告人質問。
   ↓
  平成25年5月21日
  控訴審第五回公判 最終弁論にて結審。
   ↓
  平成25年7月2日
  控訴審第六回公判 判決宣告 逆転無罪。


(2) 請求人が勾留されていた期間

  請求人は、平成23年11月29日に前記後藤事件で通常逮捕されてから、平成25年7月2日の無罪判決を宣告されるまでの間、一年七ヶ月もの長期に亘り身柄を不当に拘束された。
  
請求人が、勾留されていた日数を計算すると下記の通りである。

平成23年→33日(11月29日~12月31日)
平成24年→366日(1月1日~12月31日、本年はうるう年)
平成25年→183日(1月1日~7月2日)

合計→582日。

従って、刑事補償法の定める、一日の補償上限である、12,500円掛ける勾留日数分582日で、合計7,275,000円を国は補償して然るべきである!



 今日は、ここまでにして続きはまた明日

裁判費用補償請求書

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 おはようございます

 今日も、春日和で何よりですね


 昨日は、ボクが弁護士から意見を聞いたものの、なかなか筆が進まず、気付いたら裁判費用補償請求期限の一ヶ月を切ってしまったお話でした

 そこから、何とか気合を入れて書面を作成して行くと、それはそれは手書きではないワードの文章作成に改めて感動しました


 さて、今日はボクが実際に作成した『裁判費用補償請求』を全文公開します

 果たして、この請求書で一体幾らのお金が還ってくるのでしょうか…。

 早速行きましょう


 
 裁判費用補償請求書

 平成26年1月16日


 東京高等裁判所第四刑事部 御中


 本籍 埼玉県さいたま市〇〇区〇〇町〇丁目〇〇〇〇番地〇

 住所 埼玉県さいたま市〇〇区〇〇町〇丁目〇〇〇〇番地

 請求人 内 田 浩 樹

 昭和51年12月15日生



1 請求の趣旨

  請求人に対し、無罪の裁判に要した費用の相当額を交付する旨の裁判を求める。


2 請求の原因

① 請求人は、御庁平成24年(う)第1716号、偽造有印公文書行使、有印私文書偽造、同行使、詐欺未遂被告事件の被告人であったところ、平成25年7月2日に当裁判所において無罪の判決を受け、該判決は同月16日に確定した。
  
② 請求人は、上記裁判の為、東京第二弁護士会所属の弁護士真木幸夫を私選弁護人として選任し、同弁護士は請求人が逮捕された平成23年11月29日より、一審判決の言い渡し(平成24年8月10日)に至るまでの間弁護活動に携わった。

③ 前記弁護士費用は、合計90万円を二回に分けて支払った。
  その証明として、添付書類1として領収書のコピーを添付する事とした。
  尚、領収書の一枚(平成24年5月11日付け)の宛名が〇〇〇〇と記載されているのは、真木法律事務所の記載間違いで、当時請求人が勾留されていた為、振込作業を家族が行った為である。

④ 控訴審においては、国選弁護人を選任した為に、弁護費用は発生していない。


3 結語

  前記の通り、請求人は裁判を受ける必要は全くなく、一審公判時に掛かった弁護士費用は、本来であれば一切支払う必要のない金員である。
  従って、請求人が支払った弁護士費用90万円は、直ちに全額補償されて然るべきである。
  
  以上、刑事訴訟法188条の2に基づく裁判費用の補償を請求する。


4 添付書類

  ① 真木法律事務所の領収書のコピー 一通


以上



 と、意外や意外、こんなものなのです

 本当は、もっともっと書いてもいいのかも知れませんが、ただ単に冗長なだけでも無意味なので、論点を明確にして書きました

 
 果たして、この請求書の通り、請求額の90万円は下りるのでしょうか…


 結果は、勿論ブログで一円単位までご報告しますね

 
 今日は、ここまでにして、明日はメインの刑事補償請求書を公開しますね


 

筆が進まない…。

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 こんにちは

 今日から、新しい一週間の始まりです

 陽気な天気の中、頑張って行きましょう


 先週は、刑事補償請求と裁判費用補償請求について、二人の弁護士から意見を聞いたボクの感想をお話ししましたね

 つくづく、二人の弁護士から意見を訊いて良かったなと思っています


 さて、今日はそこから先のお話です


 ボクは、10月1日に弁護士に意見を聞いて、早速書類作成に執りかか、りませんでした

 何だかんだと、あれよあれよと月日は流れていってしまいました…

 普通なら、一日も早くそれぞれの書類を作成して提出して、一日も早く補償を受けるのでしょうが、ボクは何故だか〝まだ、時効じゃないしな…〟と、だらけていました

 これが、小菅ヒルズに居る時なら、真っ先に執りかかるのでしょうが(何もすることがないから)、〝シャバ〟に居ると何だかんだとやる事があるじゃないですか。

 その忙しさにかまけて、なかなか机に向かえませんでした…


 そして、月日は流れ一ヶ月…。


 二ヵ月…。


 三ヶ月…。


 と、気付いたら去年の12月になっていました

 正に、街はクリスマス一色ムード


 ここで、ようやくボクは〝ハッ〟とします


 と、言うのは、刑事補償請求の時効は無罪が確定してから三年ですが、裁判費用補償請求の時効は無罪が確定してから六ヶ月なのです


 詰まり、平成25年7月16日に無罪判決が確定しているので、その日を基準日に六ヶ月だと平成26年1月16日が時効期限になります


 そう、もう気付いた時には時効一ヶ月を切っていたのです

 
 別に、裁判費用補償請求だけを先にやって、その後、時効三年の刑事補償請求をすれば良かったのですが、ボクとしては中村弁護士の話にもあったように、同時に請求したかったので、この一ヶ月以内に両方の請求書を作成しなければならなかったのです

 とうとう、追い込まれてしまいました…

 
 そこで、ボクは年が明けた一月から、何処にも出掛けずに集中して、二週間で完成させると目標を立てました


 もう、これは何が何でもやらないといけない目標です

 何故なら、1月16日を過ぎてしまうと、ボクの裁判に掛かった弁護士費用が一円足りとも還って来ないからです

 以前の記事でお話ししましたが、ボクは一審時に全く使い物にならなかった、真木幸夫弁護士に90万円のお金を払っています

 そりゃあ、真木弁護士が使い物になったのなら、まだ還って来なくても納得が行きますが、全くもって使い物にならなかったんですから、その費用は全額還って来て然るべきでしょう

 弁護士費用なんて、宝くじを買うのと同じで、買ってみないとどうなるかは分かりませんが、とは言えこの真木弁護士はホント酷かった…

 だからこそ、何が何でも弁護士費用は還して欲しかったのです


 その〝ムダ金〟が、1月16日を過ぎると一円足りとも還って来ないんですから、これはこれは大変です


 そして、久し振りに〝シャバ〟での新年を迎えてから、ボクは受験生の様に、額に〝絶対還付〟と書いた鉢巻を巻いて、机へと向かいました(笑)

 
 ボクは、以前裁判所で貰った書式のコピーを見ながら、ワードでパチパチとキーボードを叩いて行きます

 この時、ボクはキーボードを叩きながら、なんて楽なんだと感動しました

 何故なら、今まで裁判所に提出する書類は、全て手書きで書いていたからです

 手書きも何も、独房にはパソコンなんて入りませんから、否が応でも手書きで全ての書面を作成しなければならなかったのです

 ですから、ワードでパチパチ文字を打って行き、間違えたら簡単に削除して打ち直してと、ワードをやる上では実に当たり前の行動が、ボクにとってはとてつもなく感動したのです

 この感動は、手書きをするしかない状況に追い込まれないと分からないでしょう(笑)

 また、手書きで冗長な文章を作成した経験のある方しか分からないでしょう

 
 だって、皆さんここ最近長文を手書きで作成した経験ってありますか

 恐らくないですよね。

 何故なら、長文を作成するのなら、パソコンを使用した方が遥かに作業効率が違うからです

 加えて、パソコンで作成した文字は、手書きよりも明らかに綺麗ですからね


 勿論、手紙やメッセージカードは、ワードよりも手書きの方が気持ちがこもり、風情があっていいでしょう

 むしろ、手紙がワードの文章だと、同じ内容でもどこか冷たさを感じてしまいますよね…


 しかし、今回の裁判所に提出する書類は、ラブレターじゃないので手書きである必要はありません

 むしろ、手書きよりもワードでの文章の方が、裁判官には好まれるでしょう

 単純に、事実を伝えればいいだけなので


 と、ボクは〝小菅ヒルズ〟に居る時以来の書類作成に、パソコンでの便利さに感動しながらキーボードを叩きまくっていました


 さて、明日からは、ボクが実際に裁判所に提出した請求書を公開します

二人の弁護士の見解を聞いて。

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 こんにちは

 今日は、少し寒いですがとってもいい天気ですね

 今週最後の金曜日、飲み過ぎにはくれぐれも注意しましょう


 昨日は、二人目の〝ヤメ検〟弁護士の中村先生とのお話でしたね

 ホント、中村先生の対応は非常にサバサバしていて、悪く言うと横柄なんですが、でも言っている事は非常に正鵠を得ていて、聞いていて気持ちが良いんですよね

 まるっきり、氏家弁護士と見解が違っていた為、逆にハッキリ意見が別れたので、ボクとしてはどちらを採用するかは決め易かったです


 さて、今日は生まれて初めて弁護士事務所に〝セカンドオピニオン〟をしに行って、ボクが感じた事をお話しします


 まずは、二人の見解を改めて振り返りましょう。


 〈氏家弁護士の意見〉


 ・ 補償額は、裁判所の裁量によって決められ、最高でも一日12500円。

 ・ 請求額は、書かなくてもよい。

 ・ 精神的苦痛(慰謝料)、でっち上げだと言う事を証明する。
 
 ・ 誤認逮捕の原因を、詳細に書く。

 ・ 無罪までの経緯を書く。

 ・ いつ逮捕されて、いつ釈放になったのか詳細な時系列を書く。

 ・ 接見禁止中の精神的苦痛を書く。

 ・ 詳細に書くことは義務ではないが、あると良い。

 ・ 当時、毎月いくら稼いでいたのかを証明すること(給料明細等)。

 ・ 自営業なら、帳簿や貸借対照表や損益計算書を提出。

 ・ 〝赤本〟で給料の平均値を参考にする。


 
 〈中村弁護士の意見〉


 ・ 請求額を、明確に書く。

 ・ 逮捕当時の収入は一切関係ない。

 ・ 逮捕当時の職業も一切関係ない。

 ・ よって、逮捕当時の収入を疎明する必要は全くない。

 ・ 重要なのは、どの位の期間勾留されていたのか。

 ・ 刑事補償とは、あくまでも勾留されていたことに対する補償。

 ・ 一日の補償上限の12500円は出る。

 ・ 刑事補償請求と、裁判費用補償請求の二本立てで請求する。

 ・ 自分で書いてみて、分からなければ直接裁判所に行って聞いてみる。

 ・ 請求してから、二、三ヶ月で下りる。

 
 
 と、言うそれぞれの意見でしたね

 こんなにも、見事に意見が別れているので、どちらかを採用すればいいので逆に簡単ですよね


 ボクは、こういう形で弁護士に意見を求めたのは初体験だったので、ホントいい経験になりました

 〝えっ裁判中は弁護士と話したでしょう〟と、思いますよね

 確かにそうなんですが、ボクが言いたいのは、自分で電話やネットで弁護士を探して事務所に足を運ぶと言う行為です

 被疑者、被告人の時は、勿論嫌でも弁護士とはお話ししますが、今回の様に自分でネットを使って弁護士は探せません…

 何故なら、携帯電話は持ち込めないからです

 逆に、携帯電話を持ち込めたら、それだけでかなり自由でしょう(笑)

 
 では、パクられたらどうやって弁護士を探すのかと言うと、元々の知り合いの弁護士に〝シャバ〟に居る人に連絡してもらうか、当番弁護士を呼んでもらうか、国選弁護人を頼むか、のどれかになります

 因みに、当番弁護士とは、刑事事件で逮捕された場合、被疑者本人や家族などが要請すると、1回に限り無料で弁護士会から弁護士が派遣されるシステムです。

 被疑者の言い分を聞くとともに、刑事事件の手続きや供述調書、黙秘権などについて説明する弁護士です。

 
 また、留置場や拘置所には弁護士名簿が置かれているので、その名簿を見て弁護士を呼んでもらう事は出来ます

 が、弁護士名簿に記載されている内容は、弁護士の名前、住所、電話番号、登録番号のみなので、これで一体どうやって呼べと言うのか

 この情報だけで、刑事事件に強いとか、刑事事件は扱っていないとか、一切分からないのに無闇に呼べませんよね

 詰まり、身柄を拘束されていたら、弁護士のセカンドオピニオンなんてとてもじゃないが出来ないって事です

 しかも、身柄を拘束されている以上、こっちからは弁護士事務所に行けないので、弁護士に来てもらうしかありません

 ってことは、その弁護士が〝行きません〟と、言われたらそれでおしまいなのです…


 ちょっと、話が逸れましたが、要するに、今回ボクがこうして弁護士のセカンドオピニオンを出来るのは、自由の身だからこそ出来るのです


 ここでの〝自由の身〟とは、自由の有り難さを言いたいのではなく(勿論それも重要だけど)、自分が自由に動けないとセカンドオピニオンなんて、とてもじゃないけど出来ないよという意味です
 
 
 逆に、パクられたらまともに弁護士も選べないのです
 
 法律上は、弁護士を付ける権利があるとか言ってますが、その実態は自分の選任したい弁護士を選べないのです

 その理由は、前述の通りで、携帯で検索は出来ないし、勾留されている以上こっちから弁護士事務所に足を運べないからです

 ですから、留置場や拘置所に足を運んでくれた弁護士を選任するしかないのです…

 その弁護士が、使えようが使えまいが…

 し、か、も、国選弁護人は基本的には解任できないので、自分と考えや意見が合わなくてもやってもらうしかないのです

 これは、非常に被告人にとっては極めて不利ですよね


 しかし、今回のボクのケースでは、気に入らなかったら〝はい、解任〟と、直ぐに首を切れます

 尤も、弁護士を使うつもりは毛頭ありませんでしたが。(笑)



 今回、氏家弁護士と中村弁護士の意見を聞いて、改めて感じたのが、ホント一人だけの意見を信じてはダメだな、と言う事実です

 換言すれば、何かを訊く際は二人以上の意見を聞かないとダメだ、と言う事です
 
 特に、弁護士が絡むような事案は、必ず金銭が絡みますからね…

 
 ボクの、刑事補償請求や裁判費用補償請求は、公開の法廷で審理する訳ではないので、提出した書面が全てを左右しますから、どんな内容を記載すればいいのかは非常に重要な訳です

 ですから、その書面作成に当たり、いかにこちらの請求額を全面的に認めてもらうかの弁護士の意見は、極めて重要な訳です。

 その意見が、全然的外れでは、貰えるものも貰えないでしょう…

 ホント、氏家弁護士の意見を参考にしていたら、不要な書類を集めるだけで徒労に終わっていました

 勿論、氏家弁護士も悪意があってボクにアドバイスした訳ではなく、氏家弁護士はそのやり方が正しいと思ってやったんですから、何の問題もありません

 ただ、ボクはその意見は採用しないと言うだけです


 また、今回のボクの求めていた〝症例〟と言うのが、余りにも少なかったのもあります

 何故なら、無罪判決なんて滅多に出ないからです

 従って、刑事補償請求や裁判費用補償請求を経験した事のある弁護士自体がまず居ないのです

 医者で例えるなら、刑事補償請求と言う〝オペ〟を執刀した経験のある医者が余りにも少ない様なものです

 ですから、そう簡単にこの〝オペ〟を経験した事のある先生が見付からないのです

 単純に、〝刑事事件の弁護をして下さい〟と、言うのとはレベルではなく〝ラベル〟が違うので(笑)


 皆さんも、ボクも、今後弁護士だけではなく、何か迷ったり疑問に思った事があった際は、その事について知っている二人以上の意見を聞くべきだと思います

 その事を勉強できただけでも、今回の経験は非常に貴重なものとなりました


 さて、来週はボクが実際に書面を作成し始めたお話をします

 
 良い週末を

中村弁護士の見解。

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 こんにちは

 今日も、素晴らしい天候で何よりですね


 昨日は、刑事補償請求の事を訊きに、一人目の弁護士の所に話を訊きに行ったお話でした

 予想外に、同じ無罪判決でも、在宅起訴された人の刑事補償請求でしたが、こういう書類を用意した方がいいと言われ、ボクの中では非常に満足でした


 さて、今日は二人目の弁護士の中村先生とのお話です


 ボクは、氏家弁護士との話を終えて、色々と聞けたからもう中村弁護士の所には行かなくてもいいかな、と思いました

 しかし、ここでもう一人の自分が、〝だからこそのセカンドオピニオンだろと、ボクに囁きました

 確かにその通りで、セカンドオピニオンの目的とは、もう一人の医者(弁護士)の見解を訊いて、その治療法が正しいのかを判断するのですから、一人だけの意見ではそれが正しいかを計る事は出来ません

 従って、例え同じ見解だったとしても、それは氏家弁護士のやり方が正しかった事を証明する訳ですし、逆に全く違う意見だったとしたら、氏家弁護士のやり方が間違っていた事の証明になる訳です
 
 と、自分の中で意見を闘わせた結果、結局は予定通りに中村弁護士の所に行く事にしました


 中村弁護士とのアポの時間は、午後2時からだったので、ちょっと時間が空いていましたが事務所の場所がある紀尾井町まで電車で移動しました

 駅で言うと、東京メトロの麹町駅で、降りるとおもいっきりオフィス街と言った感じで、一応駅前には飲食店とかは多数あったので、そこで時間を潰せるなと思いました

 ボクは、知らない街に行くのが結構好きで、麹町駅はこれまで電車で通り過ぎる事はあっても、降りた経験は無かったので、初めてなので非常にワクワクしました

 地上に出てから、ランチをしようとぶらぶら歩いてみると、一件のつけ麺屋さんが目に飛び込んで来たので、そこでランチをしようとお店に入りました

 お店の名前は失念しましたが、結構美味しかった記憶があります

 つけ麺を食べた後、まだ時間があったので、近くのベローチェでお茶をして時間を潰してからいざ事務所へ


 電話で聞いていた場所に到着すると、そこはオフィスビルではなくマンションでした

 マンションでも、昭和の香りが残る高級マンションと言った感じで、非常に厳かな雰囲気でした

 そんな雰囲気に気圧されながら、オートロックのチャイムを鳴らし事務所の前へと到着しました

 すると、『お待ちしておりました。』と、女性の事務員が仰々しく迎え入れてくれました

 例えるなら、高級料亭で接客されている様な感じです。(笑)

 
 そんな丁寧な対応を受けながら、応接室に案内されると、それはそれは見るからに高級家具や調度品に囲まれた部屋で、非常に高級感を覚えました

 午前中に行った、氏家弁護士の事務所とは全く雰囲気が違うのです

 同じ弁護士と言えども、事務所の作りも人それぞれなんだな、と面白がっていました(笑)


 そして、『こちらをご記入下さい。』と、受付表を渡され記入していると、今度は違う男性の事務員がアイスコーヒーを持って来て、丁寧に『どうぞ。』なんてやる訳ですよ

 ただでさえ、事務所の雰囲気に若干気圧されているのに、そんなガチガチの対応をされたら余計に緊張するだろうが、と心中で突っ込みを入れていると、『それでは、只今弁護士が来ますので。』と、言われました


 すると、待つこと少々、応接室に二人の男性が入って来ました

 一人は若く、一人は50代の恰幅が良い男性達でした

 それぞれ、名刺を受け取ると、両名共弁護士で、若い方が〝岡本裕明〟弁護士で、もう一人が〝中村勉〟弁護士でした

 ボクは、〝あっ、この人がヤメ検弁護士かぁ〟と、思っていると、早速中村弁護士が『今日は、刑事補償の件と言う事だけど。』と、話を振って来たので、簡単に逆転無罪になった経緯を話しました。

 
 『一年七ヶ月それは大変だったね。保釈はされたの

 と、訊いて来たので、

 『いいえ、保釈はしていません。』

 と、言うと、

 『随分と、長かったね~。』

 と、言い、

 『じゃあ、刑事補償は貰えるよ。』

 と、サラッと言うので、

 『えっ、そうなんですか

 と、訊ねると、 

 『そりゃ貰えるよ。無罪が確定しているんだから。』

 と、言いました。


 そして、ボクは氏家弁護士から聞いた、逮捕当時の収入を疎明しないといけない事を訊くと、大きく手を振りながら、

 『いやいや、収入なんて関係ないよ

 『重要なのは、どの位勾留されていたかだから、当時無職だろうがなんだろうが、基本的には請求すれば満額一日12500円出るよ

 『その先生は、損害賠償請求と勘違いしてるんじゃないの

 と、ズバッと答えてくれました


 更に、質問をぶつけると、

 『やるなら、刑事補償と裁判費用補償の二本立てで同時に請求した方が良い。』

 『分からない事があったら、電話じゃなく直接裁判所の書記官に訊きに行っちゃえば良い。』

 『自分で書いてみて、書記官に訊いてみる。』

 『請求から、大体二、三ヶ月で下りる。』

 と、返答してくれて、ボクは、

 『中村先生は、過去に刑事補償請求は何回やった事があるんですか

 と、訊くと、

 『過去には、一度だけあるかな。』

 『その時は、満額下りましたか

 『満額下りたよ』

 『それは、勾留されていた被告人だった人ですよね

 『そうだよ。』

 と、実に明瞭に答えてくれました

 
 因みに、中村先生に依頼すると幾ら掛かるのかを訊くと、この事案なら着手金で30万で成功報酬は受け取った額の20%だそうです…

 ってことは、仮に500万貰ったとしたら、そこから100万円取られてしまうのです…

 何で、ボクが苦しい思いをしたのに、その請求書を書いただけでそんなに取られないといけないのでしょうか。

 勿論、弁護士も商売と言えども、高すぎじゃん、と思わずにはいられませんでした…


 そして、一通りの質問が終わると、

 『じゃ、この辺で大丈夫かな。』

 と、言って、すたこらさっさと応接室を後にしたのです

 その時、応接室のドアを出る時に事務員に、

 『もう、終わったから。30分だから、5000円で良いよ。』

 と、サービスしてくれました(笑)

 そうなんです、中村弁護士との話は30分もしなかったのです

 しかし、その内容は非常に濃いものとなりました


 以上、纏めると、


 ・ 請求額を、明確に書く。

 ・ 逮捕当時の収入は一切関係ない。

 ・ 逮捕当時の職業も一切関係ない。

 ・ よって、逮捕当時の収入を疎明する必要は全くない。

 ・ 重要なのは、どの位の期間勾留されていたのか。

 ・ 刑事補償とは、あくまでも勾留されていたことに対する補償。

 ・ 一日の補償上限の12500円は出る。

 ・ 刑事補償請求と、裁判費用補償請求の二本立てで請求する。

 ・ 自分で書いてみて、分からなければ直接裁判所に行って聞いてみる。

 ・ 請求してから、二、三ヶ月で下りる。


 と、言う見解でした


 そう、氏家弁護士と全く逆の見解だったのです

 正直、中村弁護士の対応は、悪く言うと横柄な感じなんですが、言っている事は非常に的確で明確なので、聞いていて凄く気持ちが良いんですよね

 それに、氏家弁護士との見解と比較しても、どう考えても中村弁護士の言っている事の方が、極めてごもっともなんですよね

 ましてや、元検察官の意見なんですから、まず間違いないでしょう

 だから、ボクはつくづくセカンドオピニオンをして良かった、と、痛感したのは言うまでもありません

 
 結果的に、ボクの行動は間違っていなかったのです

 もし、氏家弁護士の意見だけ聞いて、その通りにやっていたら、全然的外れな書類を用意して手間と時間が掛かっていたのですから、本当にセカンドオピニオンをして良かったと思いました

 勿論、ボクが採用したのは、中村弁護士の意見です


 今回、二人の弁護士の所に行って話を訊いた訳ですが、この点についてボクが感じた事は、また明日お話しします

氏家弁護士の見解。

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 おはようございます

 今日も、清々しい朝ですね


 昨日は、刑事補償請求について、〝セカンドオピニオン〟をする為に、もう一人の弁護士を見付けてアポを取ったお話でしたね

 しかも、その弁護士が〝ヤメ検〟弁護士だったので尚更期待できる、と

 
 因みに、後日談で知ったのですが、昨日お話した中村国際刑事法律事務所に、一審判決後にボクの控訴審を弁護してもらおうと、家族が問い合わせをした所、何と〝300万〟掛かるって言われたそうです

 あくまでも、これは着手金ですから、仮に無罪になった暁には更に成功報酬が発生する訳です

 そうなると、もし今回ボクが中村弁護士に依頼して、逆転無罪になったとしたら一体いくら取られていたのでしょうか…

 結局、300万の着手金なんて払える訳なかったので、当然依頼しませんでしたが、つくづく頼まなくて良かったです(笑)

 だって、今回は国選弁護人で、見事逆転無罪を勝ち取ったのでボクの控訴審の弁護士費用は〝タダ〟です

 尤も、この国選弁護人の高橋直治先生も、余りにも使えなかったことは付言しておきます


 さて、今日はボクがアポを取った、それぞれの弁護士と話した内容についてお話しします
 
 
 まずは、最初にアポが取れた、ボクの友人の国選弁護人をしていた弁護士と同じ事務所の、別の弁護士とのお話です

 この時のレポートを見ると、日付が10月1日になっていました

 時間は、10時~11時までの一時間

 
 ボクは、事務所にお邪魔するのが初めてだったので、事前に場所を調べておいて、時間に余裕を持って自宅を出ました

 場所は、JR秋葉原駅から歩いて直ぐで、万世橋を渡って直ぐの所でした


 万世橋と言えば、小さい頃何度も何度も足を運んだ〝交通博物館〟があったのを思い出します

 ボクは、電車が大好きなので、ホントに交通博物館が大好きでした

 今は、ボクの地元に〝鉄道博物館〟として移転して、交通博物館があった場所にはオサレな商業施設が建設されました


 
 そんなノスタルジーに浸りながら、事務所に到着しました

 事務所は、小奇麗なオフィスと言った感じで、非常に清潔感のある事務所でした

 受付で、今日のアポを伝えると、こちらへどうぞと応接室に案内されました

 そこは、パーテンションで区切られた応接室で、ちゃんとドアもあってきちんと区分けされていました


 待つこと数分、『どうも初めまして。』と、一人の女性が入って来ました

 そう、今回の担当は〝氏家宏海〟先生で、意外にも女性の弁護士だったのです

 年齢は、30代で結構お綺麗な先生でした

 流石に、〝夜の弁護もして下さい〟とは言えませんでした(笑)

 これには、ボクも予想外だったのですが、男性だろうが女性だろうが、ボクにとって有益な情報が訊ければ良いので性別なんてどうでも良かったのです

 
 ボクは、早速簡単に事件の経緯を話し、無罪判決が確定していることを伝えました

 その際に、ボクが自分で『最終陳述書』『控訴趣意書』等の書面を作成して、裁判所に提出していた事実を伝えると、『えっご自分で書いたんですかそれは凄いですね』と、驚嘆していたのが強く印象に残っています
 
 その位、被告人自らが裁判所に書面を書いて提出する事は、非常に珍しいのでしょう

 罪を認めている〝反省文〟と言うのとは類が違いますからね

 また、参考までにボクの控訴審の判決文を持っていったら、是非とも拝見したい、との事だったので喜んでコピーをしていました


 そして、本題に入ったのですが、ボクは氏家先生が過去にどんな形の刑事補償請求をしたのかを訊くと、これが予想外のものだったのです

 何と、過去にやった刑事補償請求と言うのは、〝在宅起訴された被告人〟の刑事補償請求だったのです

 在宅起訴とは、被疑者に逃亡や証拠隠滅のおそれがないため、被疑者を拘置所や警察の留置施設に勾留することなく、検察官が公訴を提起することです

 詰まり、普段の日常生活を送りながら裁判を受けるので、公判当日以外は何ら日常生活に支障はありません

 在宅起訴される様な事件は、基本的には軽い事件になります

 ですから、ボクの様に無罪判決になるまで拘置所に身柄を拘束されていた訳ではないので、ケースが全く違ったのです

 勿論、その方も刑事補償請求をしたので、その前提は無罪判決を確定させていないといけませんから、当然在宅起訴されながらも無罪判決を勝ち取ったのです

 
 しかし、同じ無罪判決が確定しているとは言え、かたや一年七ヶ月身柄を拘束されていた人と、かたや自由の身のまま無罪になった人とでは、同じ結果でもそのプロセスが違います

 
 案の定、補償額は全然出なかったそうです…


 一日、5000円も行かなかったとの事でした…

 
 そりゃそうです、身柄を拘束されないで自由の身のまま裁判を受けるんですから、普通に仕事も出来ればセックスも出来る訳で、何ら不利益、不都合はないんですから

 また、普通に日常生活を送れると言う事は、自らカミングアウトしない限り、自分が裁判を受けている事さえ周りに知られないんですから、これ程良い事はないですよね

 一方、ボクの様に、しっかりと身柄を拘束された人間は、仕事も出来ないわセックスも出来ないわで、不自由極まりない訳です

 それに、身柄を拘束されていれば、今まで顔を出せていた所に出せないし、自ら連絡も出来ない訳ですから、当然〝アイツはどうしたんだ〟となり、逮捕されて裁判になっている事を、否が応にも知られてしまいます…

 ですから、普通に起訴された人と、在宅起訴された人とではもう雲泥の差です

 だから、同じ無罪判決でもその〝質〟は遥かに違うでしょう


 と、のっけから肩透かしを食らった感じになりましたが、それでも一応は刑事補償請求経験弁護士なので、時間の許す限り刑事補償請求の実態を訊こうと、色々と質問してみました

 その結果を纏めると、下記の答えが返って来ました


 ・ 補償額は、裁判所の裁量によって決められ、最高でも一日12500円。

 ・ 請求額は、書かなくてもよい。

 ・ 精神的苦痛(慰謝料)、でっち上げだと言う事を証明する。
 
 ・ 誤認逮捕の原因を、詳細に書く。

 ・ 無罪までの経緯を書く。

 ・ いつ逮捕されて、いつ釈放になったのか詳細な時系列を書く。

 ・ 接見禁止中の精神的苦痛を書く。

 ・ 詳細に書くことは義務ではないが、あると良い。

 ・ 当時、毎月いくら稼いでいたのかを証明すること(給料明細等)。

 ・ 自営業なら、帳簿や貸借対照表や損益計算書を提出。

 ・ 〝赤本〟で給料の平均値を参考にする。


 等と言う、返答が返って来ました

 パクられた当時、ボクは自営業だったので、その当時毎月いくらの利益が出ていたのかを疎明してくれと言われ、非常に面倒臭いなと思いました

 何故なら、ボクはいちいち帳簿なんてつけていなかったからです。(笑)

 何だか聞いていると、交通事故に遭った時の休業補償をしている様でした

 思いの外、色々と疎明資料が必要なんだなと思い、結構手間が掛かる雲行きでした

 
 一応、氏家先生に依頼すると幾ら位掛かるのかを訊くと、着手金が30万で、成功報酬は補償額の10パーセントとの事でした

 ただ、『内田さんは、書面を作成出来るので着手金は少しオマケしますよ。』と、ささやかなサービスをしてくれました。(笑)

 また、『あるいは、正式な依頼ではなく、アドバイス的な感じでもいいですよ。分からない事があれば、その都度訊いてもらう感じでも構いません。』との、選択肢を提示してくれました

 が、ボクはそのどれも選択するつもりは無かったので、『ちょっと、検討してみます。』と、言って事務所を後にしました


 因みに、キッチリと一時間で一万円を取られました(笑)

 そこは、オマケしてくれませんでした

 
 ボクは、この一時間でかなり有益な情報を得たので、かなり満足だったのです

 だから、当日の午後にアポを入れていた、中村先生の事務所はキャンセルしようかと思ったのです

 何故なら、また同じ内容を訊いて一万円払うなんて勿体無いと思ったからです


 ところが、この考えがいかに間違っていたかを知る事になります…。


 続きは、また明日…

 

もう一人の弁護士。

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おはようございます

本日も、素晴らしい天気ですね


昨日は、刑事補償のやり方を弁護士に訊こうと、以前関係のあった弁護士に電話して問い合わせた所、見事に一人の弁護士が見付かったお話でしたね

ホント、何事も“ダメ元”で訊いてみるものですね

訊かない限り、そこから先の展開はないのですから、皆さんも何事においても、ダメ元で訊いてみるときっと良いことがありますよ


さて、今日はボクが掛けたと言う保険についてお話しますね(v^ー°)

保険、と言っても勿論生命保険に入った訳ではありません。(笑)


ボクは、思いの外早く刑事補償請求経験者の弁護士に巡り会えましたが、この弁護士だけではどうも不安でした…

何故かと言うと、一人だけの意見では片寄る可能性があるからです


弁護士と言えども、10人居れば10人の考えや見解があるので、一人だけの意見では、果たしてそれが正解なのか分からないじゃないですか。


分かりやすい例で言うと、日曜の夜に日テレで放送している『行列のできる法律相談所』と言う番組がありますよね

あの番組内で、様々な事例を取り上げた時に、司会者が『史上最強弁護士の見解は』と、四人の弁護士に見解を求めると、見事に意見が割れたりしますよね

つまり、それだけ弁護士一人一人が独立した考えを持っている事を如実に表している証拠です

とはいえ、最近は法律的な事は全くやってませんが…。


ですから、全幅の信頼を置いている弁護士が要るのなら、その弁護士の話だけを聞けばいいですが、そうではないときは別の弁護士の意見も聞くべきだと思ったのです


要するに、ボクが掛けた保険と言うのは、“刑事補償のセカンドオピニオン”をする事だったのです


従って、もう一人、刑事補償請求経験者の弁護士を探さないといけません

そこで、ボクはGoogle先生の検索ワードに、「刑事補償請求 経験者」等と該当するワードを入れて検索をしました

しかし、見事にピタリと一致するサイトは出てこなくて、一番始めに出てきたサイトが、「刑事事件に強い」とか何とか書いてあった、『中村刑事国際法律事務所』と言う所でした

もう、名前からしてかなり仰々しい感じです(笑)

そこのサイトを覗くと、何と“ヤメ検”弁護士が在籍していると言うではないですか

ヤメ検弁護士とは、“検”察官を“辞”めて弁護士になった人の事を言います

検察官や、裁判官は司法試験を受けて合格しているので、辞めてから弁護士に転身出来るのです

詰まり、昔は被告人を起訴する側に居た人ですから、検察の手の内を知る最高の弁護士です

ですから、通常の弁護士よりも、それだけの経験がある分料金は高いです…

因みに、裁判官だった人が弁護士になった場合は、“ヤメ判”と言います

“判”事を“辞”めた、と言う意味ですね


ボクとしては、刑事補償の意見を訊くのに、ヤメ検弁護士程適任者は居ないと思っていたので、早速電話をしました


『はい。中村国際刑事法律事務所です。』

『すみません。刑事補償の件で問い合わせなのですが、中村先生はいらっしゃいますか

『はい。少々お待ちください。』

と、言われ、予想外にもその先生は事務所に居たみたいで、

『はい。お電話代わりました。』

と、中村弁護士に代わりました。

そこでボクは、自分が逆転無罪になった経緯を話して、日時の調整をして事務所に伺う運びとなりました

この電話では、細かいことは訊かず、とにかく直接会って話を訊かないとと思ったので、日時の調整に止めました

そして、タイミング良く、最初の弁護士と同じ日にアポが取れたので、時間をズラして取りました


両弁護士共、名目上は“法律相談”という形で、それぞれ一時間のアポを取りました

料金は、それぞれ一時間で一万円です

30分で、5000円ですから結構な御値段です…

ボクとしては、今回の刑事補償請求は、弁護士に頼むつもりは更々ありませんが、どんな感じなのかを訊くのは非常に重要だったので、この一万円×二人=20000円は仕方ないと割り切りました

何故なら、普通の裁判みたく、公開の法廷で裁判するのではない為、当事者は証言出来ないからです

詰まり、請求する書類の出来不出来が、補償額を左右するのです

ですから、その書類に何をどんな風に記載したら良いのかを、経験者に訊くのは非常に重要な訳です

下手に、論点がズレた事をダラダラと書いて、まともな金額が出なかったら目も当てられません…

しかし、先行投資でお金を払ってでも、先駆者の意見を参考に論点がズレていない書類を出せば、補償額が希望通りに下りる可能性が高くなるのです

従って、この20000円は決して無駄ではないのです


そして、後日それぞれの弁護士事務所に行ったのですが、それはそれは予想を裏切る結果となりました


その内容とは…。


続きは、また明日


テレフォンショッキング。

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 おはようございます

 今日から、新しい一週間の始まり始まり…

 って、紙芝居みたいですが、今週も張り切って行きましょう


 先週は、ボクが刑事補償のやり方を裁判所に訊きに行った帰りに、偶然遭遇した、ボクに逆転無罪判決を言い渡した、裁判官の内の一人の高木裁判官についてお話ししましたね

 ホント、あの時の彼女の化け物でも見た時の様な表情は今も忘れる事が出来ません(笑)

 また、その驚愕の表情は、ボクの見た目の変化が理由だろうと言う事で、ボクの見た目を写真で振り返りましたね

 きっと、この写真で初めてボクの素顔を拝見した方は、「こんな奴が逆転無罪になったのかよ」と、ビックリされた方も居るかも知れません

 しかし、これは現実で、どう見ても一見チャラそうな男が、逆転無罪を勝ち取ったのです(エッヘン)

 まっ、〝人はGAPが大事〟と、どこかの恋愛マニュアル本にも書いてあったのでそれと同じと言うことで(笑)


 さて、今日は裁判所から、一応のやり方を訊いたボクが、その後に執った行動についてお話しします

 
 ボクは、裁判所職員から、それぞれの請求における書式のコピーを貰って来ました

 それが、こちらです

 刑事補償請求書式
 

 裁判費用補償請求書式


 上の写真が刑事補償請求の書式で、下の写真が裁判費用補償請求の書式です

 これを見て、どうぞ請求して下さいと言うのですが、いかんせんボクは初体験の事なので、何となくはこう書けばいいのかなとは思いつつも、どうも首を傾げてしまうのです

 例えるのなら、初めて食べるラーメン屋さんの前で逡巡してしまうような…

 
 裁判所としても、先日もお話した様に、法律のアドバイスはしてくれませんから、あくまでもこの書式の通り書いて請求して下さい、としか言えない訳です

 そうすると、問題点としては、この書式通りに書くとして、どう書けばいいのか、です


 そこで、ボクは参考までに弁護士に電話して訊いてみようと思い、ボクの控訴審を担当した高橋直治先生に電話をしました

 『こんにちは。内田ですけど、先日はお世話になりました。』

 『あっ、内田さん。どうもどうも。お元気ですか

 『はい。お蔭様で。で、今日はちょっと訊きたい事があるんですけど。』

 『どうしました


 『実は、刑事補償請求をしようと思ってるんですが、そのやり方を訊こうと思って電話したんですけど、先生は過去に刑事補償請求の経験はありますか

 と、訊ねると、

 『いや…、無いんだよね…。』

 と、返答して来ましたが、これは良く考えれば当然の事だったのです

 何故なら、この先生は、ボクの逆転無罪判決が、36年の弁護士経験の中で初めて勝ち取った無罪判決だったからです

 ですから、過去に無罪判決を勝ち取った経験がないのに、刑事補償請求の経験なんてある訳がないのです…

 この事実をうっかりしていたボクは、とりあえず、

 『じゃあ、先生のお知り合いの弁護士で、どなたか刑事補償請求の経験がある方は居ませんか

 と、訊ねると、

 『ん~、居ないんだよね…。』

 と、即答でした(笑)

 この事実からも、いかに弁護士と言えども、無罪判決というのは滅多に巡り会えないものだと言う事が分かります

 なので、ボクは『じゃあ、また何かあったら連絡します。』と、言って電話を切りました


 さて、これですごろくで言う所のスタート地点に逆戻りです


 ボクは、『他に誰か弁護士は居ないかな…』と、色々と思案しました

 その中で、ボクの一審を担当した私選弁護人の真木幸夫先生が、一瞬頭を過りましたが、この先生は余りにも使えなかったので即座に却下

 ボクとしては、直接何かを依頼した事は無くても、一度でも何らかのやり取りをしたことのある弁護士を頭の中で振り返ると、ふと一人の先生が思い付きました

 その先生とは、以前ボクの中学の同級生が振り込め詐欺(架空請求)でパクられた時に、一審を担当していた弁護士でした

 結局は、彼の判決の前にボク自身がパクられてしまい、判決を傍聴することは出来なかったのです…

 ボクは、その彼の裁判を初公判から傍聴していて、彼は何と一年以上も接見禁止が付いていたので、洋服や本を、その弁護士経由で差し入れてもらっていたのです

 基本的には、接見禁止中は弁護士からしか差し入れは入らないからです

 ボクは、以前の経験からこの状況を知っていたので、友人への差し入れをこの弁護士事務所宛に送り、そこから弁護士の名前で小菅ヒルズに差し入れて貰ったのです

 また、毎回の公判後も、裁判所の通路で『どんな感じですか』と、話をしたりして面識があったので、この先生はどうかなと思い早速電話してみました

 『こんにちは。あの、以前〇島君の件でやり取りさせてもらった内田ですけど分かりますか

 と、言うと、

 『あ~、憶えてますよ。』

 と、憶えててくれたので、ボクは自分が逆転無罪になった経緯を簡単に話してから、

 『先生は、過去に刑事補償請求の経験はありますか

 と、訊ねると、

 『いや~、それが無いんだよね…。』

 との返答で、ボクは〝やっぱりな…〟と思いました

 何故かと言うと、前述の通り、無罪判決をゲットした経験のある弁護士自体がそう居ないからです

 とはいえ、宝くじも買わないと当たらないのと同じで、ダメ元で訊いてみないと分かりませんから、この返答だろうと予測しての電話でした


 そこで、ボクは例の、

 『先生のお知り合いの弁護士さんで、どなたか刑事補償請求の経験のある方は居ませんか

 と、訊ねると、

 『いや~、居ないかな…。あっ、ちょっと待って。』

 と、一旦保留になり、ほんの少し待つと、

 『あのね、うちの事務所の別の先生が、過去に一度やったことがあるみたいだから、話訊いてみるかい

 と、予想外の返答が待っていたのです

 ボクは、〝意外と近い所に居たジャン〟と、ほくそ笑みながら、

 『はい。一度、お話を伺いたいので、事務所にお伺いしても宜しいでしょうか

 と、言って、日時の調整をして電話を切りました


 流石に、

 『明日、行っていいかな

 『いいとも~』

 とは、なりませんでした。(笑)

 
 いやはや、これぞ正に〝ダメ元作戦〟が奏功した結果となりました

 これは、ボクの生き方の鉄則でもあるのですが、何か自分の求めている情報があった場合は、まずは人づてに聞いてみることにしているのです

 詰まり、紹介して貰うのです

 何故かと言うと、日本人は特に〝〇〇さんの紹介だから〟と、言う状況だと、その人に対して無下には出来ないからです

 また、その人に対しても紹介者の手前、下手な事は出来ませんから、一見さんの人よりも扱いが丁寧になります

 ですから、ボクは人の紹介と言うのをかなり活用させてもらっています

 と、言う訳で、後日ボクは刑事補償請求経験者の弁護士の所にお邪魔する事になったのですが、ボクの性格上これだけではどうしても心許なかったので、保険を掛ける事にしました

 
 その保険とは…。


 続きはまた明日

 

裁判所で邂逅した予想外の人物。

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 おはようございます

 今日も、何だかどんよりな天気ですね

 今日で、今週最後なので頑張って行きましょう


 さて、今日は先日のこのカテゴリの続きをお話しします

 3月28日の「裁判所へと出向く」のお話では、ボクが裁判所に問い合わせをして、直接出向いた所までお話ししましたね(振り返りたい方は、タイトルがリンクになってるので飛んでみて下さい)

 
 今日は、その帰りがけに、思いもよらぬ人物との邂逅をお話しします

 
 ボクは、前回のお話の通り、職員に色々質問をぶつけるものの、どうも煮え切らない返答しか返って来ない状況に首を傾げながら、仕方なく帰路へと就きました

 15階の高裁刑事訟廷係から、エレベーターで一階に降りようと、行き先階のランプを首を斜めにして見ていると、ふと視界に人影が映りました

 ほら、人の視界って、例え正面を見ていても、なんとなく横も目に入るじゃないですか。

 そんな感じで、ふと横に人影が目に入ったのです

 その人は、反対のエレベーターを待っていたので、ボクとは背中合わせの格好になります


 東京地裁の建物に、入場した経験のある人ならお分かりかと思いますが、北側と南側に四基ずつのエレベーターが向かい合っているのです

 詰まり、北側南側にそれぞれ八基のエレベーターがあるのです

 なので、ボクとその人が、背中で向かい合わせと言う構図が成立するのです


 ボクは、何気なくその人を見ると、私服を着た背の小さいオバサンだったので、〝職員か…〟と思ったのですが、その瞬間ボクの脳内がパキパキと何か動き出しました

 
 〝あれ…この人どっかで見た事あるな…〟


 って時の感覚です

 きっと、皆さんこの感覚分かりますよね(笑)

 街角で、偶然見掛けた人に、どうもハッキリしないけど何となく見覚え有るけど誰だっけな、ってヤツです

 その感覚ですよ(笑)


 ボクは、記憶力はかなり自信があると自負していて、この感覚から記憶の扉をコンコンとノックすると、次の言葉が返って来ました


 〝あっ、この人はボクの控訴審を担当していた裁判官だ


 そう、実はこの人は、ボクの控訴審を途中から担当した、高木順子裁判官だったのです

 
 詰まり、ボクに逆転無罪判決を言い渡した裁判官の内の一人です

 
 この裁判官は、裁判長から見て右側に座っていた、右陪席の裁判官でした

 すなわち、三人の裁判官の中で、裁判長の次に偉いのです

 
 実は、合議制の裁判では、座る位置が明確に決まっていて、真ん中が裁判長でベテラン裁判官、裁判長から見て右が中堅の裁判官(傍聴席から見て左)、裁判長から見て左側が若手裁判官(傍聴席から来て右)となっているのです


 この日邂逅するまでは、証言台と裁判官席と言う、上から目線で、しかも法服を着ていたので、それ以外の姿は見た事がありませんでした

 因みに、法服とは、裁判官が来ている黒い服の事です

 その服を着た姿しか、見た事が無かったので、一瞬誰だか分からなかったのです

 しかし、ボクの記憶力を侮ってはいけません。(笑)

 例え、洋服が違っても、メガネを掛けていても、直ぐに分かります

 なので、ボクは「見当たり捜査官」(リンク貼ってあるので、興味ある人は飛んで見て下さい)に向いてると思います(笑)



 で、ボクは間違いなく高木裁判官だと分かったので、こんなチャンスは滅多にないと思い、逡巡しながらも、

 『あの…、高木裁判官ですよね

 と、いきなり話し掛けると、予想外の不意打ちに、かなりビックリした顔をしながらボクの方を向き、声は出さずに首を恐る恐るコクンと縦に振りました

 その顔は、〝何で、この色黒のニーちゃんは私の名前を知っているの〟と、言う表情でした。(笑)

 
 ボクは、その表情を見ながらほくそ笑み、

 『あの、7月2日に無罪判決を受けた内田ですけど分かりますか

 と、訊ねると、怪訝な表情が一転して、驚愕の表情に変わりました(笑)

 それはまるで、幽霊でも発見した時の様な表情でした(笑)


 続けてボクは、

 『先日は、大変お世話になりました。今日は、刑事補償の件で来たんですよ。』

 と、言うと、言葉は発せず首を何度も縦に振り、〝そうですかそうですか〟と言っているようでした

 すると、丁度エレベーターが来たので乗り込み、正面に驚愕の表情で佇む高木裁判官に何度もお辞儀して、扉が閉まりました

 
 結局、高木裁判官は一言も言葉を発しませんでしたが、まさかつい先日逆転無罪を言い渡した〝元〟被告人が目の前に居るとは夢にも思わなかったでしょうから、それはそれは相当ビックリしたと思います

 恐らく、ボクと別れた後に、裁判官室で他の裁判官達にボクと会った事を言ったでしょう。(笑)


 間違いなく、高木裁判官はボクの存在に気付いていませんでした

 何故なら、法廷で見た時と、ボクの見た目がかなり変貌していたからです

 実は、ボクは平成23年11月29日から、逆転無罪判決を受ける平成25年7月2日までの一年七ヶ月の間、一度も髪の毛を切らなかったのです

 何故かと言うと、ボクはゲン担ぎじゃないですが、無罪になるまでは髪の毛は絶対に切らないと決めていたからです
 
 だから、一度も髪の毛を切ろうとは思いませんでした

 
 では、本邦初公開、逆転無罪判決から次の日に免許の更新で撮った写真を公開します

 皆さん、かなり閲覧注意ですよ(笑)

 
 因みに、パクられた当時のボクがこちらです


 パクられた当時のボク


 
 そして…

 一年七ヶ月の月日は流れ…

 ジャジャン



 逆転無罪判決から次の日

 
 どうですか(笑)

 ボクは、自らジョンレノンと結婚した当時のオノヨーコと名付けました。(笑)

 ホント、良くもまあ髪の毛はこんなにも伸びるものですね(笑)

 
 
 そして、見事逆転無罪で〝シャバ〟に出て来たので、いい加減髪の毛を切ったのがこちらです

 
 さっぱりしたボク


 まるで、別人ですよね(笑)

 これじゃあ、高木裁判官も気付かないでしょう。(笑)


 因みに、余談ですが現在のボクがこちらです


 最近のボク


 もし、裁判所や街角で見掛けた時は、〝逆転無罪の内田さんと、気軽に声を掛けて下さい


 で、何故高木裁判官と邂逅したのか考察すると、単純に高裁刑事訟廷係の通路を挟んだ向かいに、高裁第四刑事部があるからです。

 だから、そこから一番近いエレベーターに乗ろうとしていたのです。

 ですから、また逢いたければ逢えると思いますが、何だか気まずいので止めておきます(笑)

 
 以上、今日は思わぬ人物との邂逅をお話ししましたが、まあ普通に考えてもこんなシチュエーションはないでしょう


 さて、来週は裁判所から刑事補償のやり方を訊いたボクが、次に執った行動についてお話しします


 それでは、良い週末を

逆転無罪判決から九ヶ月が経ちました…。

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 おはようございます

 今日は、生憎の雨ですね…

 この雨で、桜の花びらが散らないといいですね


 昨日は、猪瀬元東京都知事の5000万の事件の結末である、略式起訴についてお話ししましたね

 略式起訴とは、要するに軽微な事件で罰金刑の事でしたね

 また、刑事事件の殆どが、この略式起訴で終結している事実もお話ししました

 ですから、普通に起訴されて裁判になること自体、その事件は〝重い〟と言っても過言ではないでしょう

 まっ、罰金刑も立派な前科になるので、皆さん間違っても若いギャルのお尻を触らないように(笑)


 さて、今日は毎月恒例のこのカテゴリのお話です

 
 タイトルにある通り、逆転無罪から昨日で九ヶ月が経ちました


 毎回言っていますが、ホント時が経つのは早いなと痛感しています

 確かに、〝小菅ヒルズ〟に居る時と、今居る〝シャバ〟では、当然ながら全く同じ24時間です

 しかし、その24時間の早さは、シャバの方が圧倒的に早く感じます

 ホント、独房に居てもシャバに居ても、全く同じ24時間なのに不思議です


 小菅ヒルズに居る時は、とにかく読書しかする事が無かったので、毎日今日は何の本を読もうかなと思案する日々でした

 ところが、シャバに出て来てからは、もう~まともに本なんて読めやしない(笑)

 何だかんだとやる事があって、ヒルズに居る時の様に、なかなか読書に時間を割くことが出来なくて、非常にもどかしさを感じています…

 しかし、時間は作る物ですから、何とか時間を作って沢山本を読まないといけませんね


 一方、逆転無罪判決からの九ヶ月目で、一番印象に残っている出来事と言えば、三月の八日九日に一泊二日で参加したサッカーの大会で〝完全試合で優勝した〟事でしょうか

 
 ちょっと、私事ですが、ボクの趣味の話をさせて下さい

 ボクは、ホントサッカーバカで、パクられる前から草サッカーチームに二チーム、東京都社会人リーグ(二部)、巣鴨ミニサッカーリーグ(フットサルみたいなもの)と、四チームに所属しています

 良くそんなに掛け持ち出来るな、と思うでしょうが、それぞれのチームの活動曜日が異なるのでブッキングしないのです

 唯一、草サッカーチームが土曜日で被るのですが、時間帯が被らなければダブルヘッダーをこなし、時間が被ってしまった場合は、泣く泣くどちらかを不参加にするしかありません

 なので、基本的には土日はサッカーの予定が必ず入っています

 普段は、女の尻を追い掛けていますが、土日はボールを追い掛けているのです(笑)

 なんてね(笑)

 
 因みに、これらのサッカーは、あくまでも趣味なので、プロの様にお金を貰えるわけではありません

 むしろ逆で、毎年部費を払って参加しているので、お金を払ってサッカーしているのです

 でも、それは好きだからこそ惜しみなくお金と時間を投資出来るのであって、これが自分の意思ではなく強制された事ならこんなには続かないでしょう

 例えるのなら、サーファーがボードを買ったり、ウェットを買ったり、海に行くのにガソリンを入れたりするのと同じです

 そこに、お金が掛かるから…、と止める人は居ませんよね

 それと、全く同じです


 皆さんには、何か時間とお金を気にせず投資できる趣味はありますか


 そういう趣味があるのって、もの凄く楽しいですよ

 お金では決して買えない、喜びがあります


 その草サッカーチームの一つが、三月八日、九日と一泊二日のサッカーの大会に参加したのです

 因みに、この大会に参加しようと言い出したのはボクでした

 当初は、人数が集まるのか不安だったのですが、何とか人数も揃いチームの一つの活動としてエントリー出来ました

 
 このチームは、平均年齢は30代のベテランチームですが、最年長は50歳の人が居たり、最年少は22歳の人が居たりと実にバラバラです

 ホント、皆サッカーが大好きで、ほぼ毎週の活動に参加して一緒にボールを追い掛けています(勿論、仕事等の都合で参加出来ないメンバーも居る)

 皆、素晴らしいメンバーで、それはそれはかけがえのない仲間です


 そして、この素晴らしい仲間で上記の一泊二日の大会に参加したのですが、宿泊施設が全員で大部屋に泊まる事になり、いい大人たちが一つの部屋に集まって寝るなんて、そうそうないでしょう

 学生時代の修学旅行以来でしたね。(笑)

 流石に、枕投げはしませんでしたが、全員で飲みながらくだらない話をして笑い合って、ホント最高の時間でした

 因みに、この時ボクが皆に自分の体験談から〝刑務所用語〟を叩き込みました(笑)

 全員、大爆笑していました


 一方、試合の方は、三チームが三ブロック、四チームが一ブロックの計四ブロックあり、上位二チームが決勝トーナメントに行ける大会方式で、我々は見事二連勝して決勝トーナメントに駒を進めました

 実は、一泊二日の大会は、何より初日の結果が大事で、初日を落とすと決勝トーナメントに行けず優勝の可能性が消滅するので、何としてでも決勝トーナメントに駒を進めないといけないのです


 ちょっと、これを見て下さい

 
 山梨から見た富士山


 これは、グランドから見た山梨側からの富士山です

 実に、綺麗ですよね

 ボクは、人生で初めて山梨側からの富士山を見ました

 写真だと、小さく見えますが、肉眼ではもの凄く大きかったですよ

 
 話は戻って、我々はプラン通り駒を進めて、二日目も順調に勝ち上がり見事決勝戦へ

 決勝戦は、一進一退の攻防でしたが、何とか1対0で勝利し見事優勝しました


 しかも、冒頭にも書いた通り〝完全優勝〟だったのです


 完全優勝とは、一試合も失点せずに優勝する事を言います


 これは、サッカーではかなり凄い事で、例え相手のレベルが低くても、一発勝負の大会では何が起きるのか分かりませんから、そんな状況下で無失点勝利での優勝はホントにワンダフルです


 ボクは、つくづく言いだしっぺとして、これ以上ない結果で終われてホントに嬉しかったですし、当たり前ですが、小菅ヒルズに居ちゃこんな感動は味わえませんからね

 ホント、サッカーを通じて知り合った、かけがえのない仲間達と最高の時間を過ごせて最高に幸せでした

 
 また、改めて一年七ヶ月振りにボクを迎え入れてくれて、心底感謝しています


 と、今日はボクのサッカーの話になってしまいましたが、要するに、自由の身じゃないと、こんなに素晴らしい仲間と、素晴らしい時間を過ごす事は出来ないと言う事です

 
 そんな事を、改めて噛み締めた逆転無罪判決からの九ヶ月目でした


 皆さんには、没頭出来る趣味はありますか


 あるのなら、それはそれは素晴らしい事ですし、無いのなら何か見付けてみてはいかがでしょうか。

 きっと、何かしらの発見があると思いますよ


 さて、明日は刑事補償の続きをお話しして行きます

略式起訴とは。

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 こんにちは

 今日も、長閑な春日和ですね


 あっ、もしかして、何でブログが…って思っている方がいらっしゃったら、ボクの作戦は大成功と言っていいでしょう

 だって、ほら昨日は4月1日ですから(笑)

 なので、くだらないエイプリルフールをさせてもらいました

 因みに、昨日のブログを読んだ方から、「何で、ブログ止めるんですか」と、問い合わせのラインが来た時は、ホント笑ってしまいました

 逆に、何の反応も示さなかった人で、ボクの性格を良く知っている方なら、どーせエイプリルフールだろ、と気付いていたのでしょう


 でも、昨日はエイプリルフールとは言え、ブログを止めると言ったら、〝どうして〟と、結構な人達が言ってくれたのは、非常に嬉しかったですね

 やはり、作者として、終わりを告げた時に残念がってくれる人達が居ると言うのは何と嬉しい事でしょうか

 何事においても、始まりがあればいつかは終わりが来ます

 もしかしたら、このブログもいつの日か終わりが来るのかも知れません…

 でも、その時に沢山の人達に〝何で終わるの〟と、残念がってもらえるように、これからも頑張って綴って行きたいと思います


 さて、前置きが長くなってしまいましたが、昨日は袴田さんの再審開始と東電OL事件との共通点をお話ししましたね

 ホント、比較してみるとビックリする位同じ経緯を辿っていましたね

 
 で、今日はまたまた最近の話題と言う事で、先週飛び込んできた猪瀬元東京都知事の略式起訴についてお話しします

 とりあえず、どんな事件だったかを振り返ります。


 「猪瀬前都知事を略式起訴 簡裁が罰金50万円の略式命令」


 東京都の猪瀬直樹前知事(67)が医療法人徳洲会グループ側から5千万円を受け取った問題で、東京地検特捜部は28日、公職選挙法違反罪(収支報告書の不記載)で、猪瀬氏を略式起訴した。東京簡裁は同日、50万円の略式命令を出し、猪瀬氏は納付した。

 猪瀬氏は今後5年間、公民権が停止される。都知事経験者が公選法違反罪で立件されたのは初めて。猪瀬氏は同日開いた会見で「けじめをつけたいと考え、処罰を受け入れた。5千万円は選挙資金として使う可能性があった。選挙資金であることは否定できない」と謝罪した。

 起訴状などによると、猪瀬氏は平成24年11月20日ごろ、徳田毅前衆院議員(42)を通じ、グループ創設者の徳田虎雄元衆院議員(76)から選挙資金として5千万円を受領。実際の総収入額は8050万円だったにも関わらず、都知事選の選挙運動費用収支報告書には総収入3050万円としか記載しなかったとされる。

 特捜部は5千万円が選挙に使われた形跡がなく、辞職により既に社会的制裁を受けていることなどを考慮して、公判請求は見送って罰金刑が相当と判断した。公選法違反罪(明細書提出義務違反)と、政治資金規正法違反罪(寄付の量的制限違反)は不起訴処分(嫌疑不十分)とした。

 大学教授らが猪瀬氏への告発状を提出し、特捜部は今年1月に受理。猪瀬氏の個人事務所を家宅捜索するなど捜査を進めていた。(msn産経ニュースより)


 と、言う事件でした。

 恐らく、殆どの方が報道で知っていると思いますが、要するに徳洲会からもらった5000万円の話です

 当時、しどもどろな答弁を繰り返していたじゃないですか。

 あの話に、とりあえずのケジメが付けられました

 これに対する、猪瀬元知事の言動については置いといて、今回の刑事処分に焦点をあててここではお話しします


 あの、皆さん〝略式起訴〟の意味ってご存知ですか


 略式起訴とは、通常の公判を開かずに、書面のみで事件を終結させることです

 要するに、裁判の手続きを簡略化したものです。

 
 そこには、以下の条件が前提となっています

 
 1. 簡易裁判所の管轄に属する事件であること。
 
 2. 100万円以下の罰金又は科料を科しうる事件であること。
 
 3. 略式手続によることについて、被疑者に異議がないこと。


 この三つの条件が揃って、初めて略式起訴出来るのです


 まっ、俗にいう、罰金刑がこれに当たります


 罰金刑、ですから軽微であっても、おもいっきり〝前科〟となります

 ですから、猪瀬元知事は前科一犯の犯罪者と言う事になります


 ただ、そもそも〝前科〟って、法律用語ではなく、警察や検察で使用している〝業界用語〟なので、前科何犯と言われようがたいした事はありません


 因みに、納得が行かない時は、略式命令を受けてから14日以内に、正式な公判を請求をすることが出来ます

 とは言え、納得して罰金を払ってるんですから、殊更通常の公判請求をした所で何の意味があるんだって話です

 ですから、刑事訴訟法上はそう定義されていても、実際にはこの条文を根拠に公判請求する人なんてまず居ないでしょう…


 略式起訴、詰まり罰金刑になる事件は、万引きの様な軽微な窃盗、軽い暴行事件とか、軽い傷害事件とか、住居侵入とか、迷惑防止条例とかですかね

 因みに、逮捕された人達の皆が皆、公開の法廷で裁判をする訳ではなく、こうした略式起訴で終結しているパターンが殆どです

 ですから、東京地裁等で公判を開いて裁判をやっている事自体、〝重い〟と言っても過言ではありません 

 
 それに、今回の猪瀬元知事の事件なんて、実にくだらないじゃないですか。

 徳洲会から、5000万を貰ったとか、借りたとかガチャガチャやってますが、仮にどっちだって被害者が誰も居ないんですからどっちだっていいと思いませんか

 政治資金収支報告書に、記載したとかしなかったとか、実にくだらないじゃないですか

 だって、〝公知の事実〟として、選挙には金が掛かるって皆知っているんですから、それが政治資金収支報告書に記載されていようが、否かろうがどっちだっていいじゃないですか。

 なのに、その記載が無いだけで、何でこうも〝悪人〟を捕まえたとばかりに騒ぎ立てるのでしょうか。


 だから、ボクは当時の記者会見で苦しい答弁なんてしないで、堂々と開き直っちゃえば良かったと思いますよ(笑)

 「5000万円貰いましたけど、何か」と。

 「だって、選挙には金が掛かるのは皆さんご存知でしょう。だから、選挙資金を貰って何が悪いんですか」と。


 とりあえず、猪瀬元知事は罰金刑を受けて公民権停止なので、選挙で投票出来ない等制限が掛かりますが、日常生活にたいした影響はないでしょう


 最後に、ボクの見解としては、今回の事件は(そもそもボクはこんなの事件だとは思っていない)マスコミが騒ぎ経てた為に、検察としては何らかのケジメを付けないと世論が納得しないので、仕方なく罰金刑で幕引きさせた、のが真相だと思います

 要するに、一応検察としてもやる事はやったから、世間の皆様文句ないでしょう、と。


 以上、猪瀬元知事の罰金刑についてお話ししました


 さて、明日はボクの判決〝月〟命日についてお話しします

 

袴田事件と東電OL事件との共通点。

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 おはようございます

 今日から、新年度ですね

 新しい職場で働く人、部署移動になった人、今年から就職する人等々、様々だと思いますが気持ち良く新年度をスタートさせましょう

 
 昨日は、当初の予定を変更して、袴田事件の再審開始についてお話ししましたね

 今回の結果は、異例中の異例で、その異例の原因は〝運が良かった〟と言うボクの見解を述べさせてもらいました

 その〝運〟を引き寄せたのも、〝絶対に諦めない執念〟だとも。


 さて、今日は昨日の記事を改めて読み返している内に、まだ言い足りなかったことが幾つかあったので、今日はその事についてお話しようと思います


 まず、今回再審の重く狭い扉が開いたのは、新しいDNA鑑定の結果だそうです

 しかし、その新しいDNA鑑定をする為の証拠と言うのが、つい最近(2013年)開示されたそうです

 これは「足利事件」等の冤罪事件を受けて、ようやく検察が未開示だった証拠を開示したそうです

 そして、最新のDNA鑑定の結果、被害者が当時着用していた5点の衣類に付着している血液が袴田さんのものではないことが明らかとなり、これが判決に影響を及ぼす〝重大な証拠〟となり、やっと、やっと、やっと、再審への扉が開かれたのです


 この事実って、あの 「東電OL殺人事件」の再審開始の時と全く一緒なんですよね

 要するに、検察が開示していなかった証拠から、犯人は別人だと言う事を示す証拠が発見されたのです

 ボクは、「東電OL殺人事件」に興味があって、それに関する書籍を読んでいて、今回の再審開始の経緯を深く綴った「東電OL事件 DNAが暴いた闇」と言う書籍も読んでいた為、袴田さんの再審開始の経緯を調べて行くと、全く一緒だったのでビックリしたのです

 すなわち、検察が初めからこれらの証拠(再審開始となった重大な証拠)を開示していれば、こんな事にはならなかったのです

 
 勿論、ボクが述べている事は、〝タラレバ〟かも知れません

 しかし、タラレバを言う余地がある事自体が問題なのです

 ボクの逆転無罪の原因となったのも、控訴審で検察が未開示だった証拠を開示した為です

 まっ、この経緯は話すと長くなるので、別の機会にお話ししますが、要するに検察は〝証拠の隠蔽〟をしていたのです

 これが、一審公判時に開示されてい〝タラ〟…。

 と、言う様に、タラレバが出て来ちゃうことが非常に問題なのです

 ボクは、運良く控訴審で検察が証拠を開示してくれたから良かったものの、これがまだ開示されて入なかったら、ボクは今頃…。

 ホント、恐ろしいですよね…

 ですから、今回の袴田さんの件にしても、明白な〝検察の犯罪〟以外の何物でもないでしょう


 で、前記の東電OL殺人事件再審開始の時も、実は再審開始と同時に刑(無期懲役)の執行停止も決定して、犯人扱いされていたゴビンダさんは即日釈放されたのです

 ですので、今回の袴田さんも同じ措置が執られたので、もしかすると裁判所の考えが、再審開始と同時にその当事者を釈放する方向になっているのかも知れません…

 尤も、何度も言う通り、再審が開始される事自体が滅多にありませんからね


 実は、昨日もある再審請求審の結果が報道されました

 「飯塚事件 再審請求棄却」

 この報道の通り、最新のDNA鑑定をもってしても棄却されるものなのです

 ですから、しつこいですが、再審の扉は非常に、極めて、とても、重くて狭いのです


 一方で、48年と言う時間を別の角度で見て行くとしましょう

 ちょっと、〝シモ〟の話になりますが、それが一番身近に感じやすいかな、と。(笑)

 
 一言で言うと、袴田さんは48年間〝童貞〟だと言う事です


 こんなに文字を大きくして色まで付けて強調する事かよ、と思われるでしょうが、セックスが一切出来ないなんて人間の尊厳に関わるじゃないですか

 と、ボクは思うのですが…(笑)

 単純に、拘置所や刑務所に居る時は、必然的に女を抱けませんから自分で処理するしかありません

 それが、袴田さんは48年間も続いたのですから、その懊悩は計り知れないでしょう…。

 だって、だってですよ、48年間セックスしないなんて考えられますか

 今、普通に〝シャバ〟で生活している人で、48年間童貞の人って居るんでしょうか

 あっ、〝シロウト童貞〟は居るかな(笑)

 まっ、ボクは一年七ヶ月〝童貞〟でしたけど、それでさえ辛かったのに、それが48年も続くなんて全く考えられません…。(笑)

 もう、気が狂いそうです

 そう考えると、自由の身であれば、お金を払ってのセックスでも、セックスが出来るんですから何と素晴らしい事かっ

 
 一体、袴田さんはその辺の事はどう感じていたのでしょうか…。


 ホント、小菅ヒルズに居る時に良く妄想していたのですが、受刑者は刑罰を受けているから別として、被告人は拘置所に居る間は刑が確定していないんですから、デリヘルを呼べればいいのにな、と(笑)

 そうすれば、肉体的にも精神的にも非常に健康で居られるんですが

 因みに、場所が場所だけに〝チェンジ〟は無しで(笑)


 と、最後はちょっと脱線してしまいましたが、とにかく袴田さんには一日も早く元気になって、女を抱いて欲しいと思います(笑)


 さて、突然ですが、今日でボクのブログは終了します

 今まで、短い間でしたが、ボクの拙い文章を読んで下さって本当にありがとうございました

 また、何処かでお会いしましょう