日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

2014年03月の記事

48年目の自由…。

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


 おはようございます

 関東では、桜が満開になって来ましたね

 昨年の今頃は、小菅ヒルズに居て、桜なんて一切観れませんでしたからね…

 それを思えば、今年は自由に桜を観れるので、これ程嬉しい事はありません


 さて、今日は先週ビッグニュースが入って来たので、当初の予定を変更してお送りします

 そのビックニュースとは、既に皆さんもご存知の袴田事件の袴田巌さんが、48年振りに釈放されたニュースです

 先週は、この報道がかなり頻繁に流れていたので、恐らく皆さん知っていると思います。

 今日は、このニュースに対する、ボクの見解及び感想をお話ししますね


 では、そもそも袴田事件とは何なのかを軽く振り返ります

 
 〈袴田事件〉

 袴田事件(はかまだじけん)とは、1966年に静岡県清水市(現静岡市清水区)で発生した強盗殺人放火事件、およびその裁判で死刑が確定していた袴田 巖(はかまだ いわお、1936年3月10日)が判決の冤罪を訴え、2014年3月27日に死刑及び拘置の執行停止並びに裁判の再審が決定(即時抗告が可能な期間は未確定)された事件。日本弁護士連合会が支援する再審事件である。

 詳しくは、下記のリンクをご覧下さい

 『袴田巌さんを救う会』


 と、言う事件で、死刑判決が確定していた袴田さんが、再審請求の結果48年振りに釈放されたのです


 ただ、釈放されましたが、再審で無罪になって釈放された訳ではありません
 
 あくまでも、勾留と死刑の執行が停止された為に釈放されたのです

 ですから、釈放されて自由になっても、まだ身分は〝死刑囚〟のままなのです


 では、こんな事って良くあるのかと言えば、全くありません

 今回の措置は、日本の刑事司法上初めての事だそうです

 すなわち、異例中の異例中の異例ですね…

 まあ、とにかく〝スゴ過ぎる〟としか言いようがありません

 〝元〟被告人のボクとしては、今回の袴田さんの釈放は、ホントにホントにホントに良かったと心底思います…

 なんせ、ボクと同じ小菅ヒルズに居たので、一時期は遭遇はしませんでしたが、同じ〝住人〟でしたからね。(笑)


 では、逆転無罪のボクの見解として、今回の結果の原因は何なのかと言うと、


 〝運が良かった〟


 って、事です


 恐らく、皆さん拍子抜けしたかと思いますが、ホントにこの一言に尽きるのです


 何故、この一言に尽きるのかを説明しますね

 まず、事件が発生したのは今から48年前の1966年で、袴田さんは一貫して無実を主張していましたが、一審で死刑判決が下されて、高裁、最高裁もこれを支持して死刑が確定しました。

 
 因みに、この時の一審判決を担当した三人の内の一人の裁判官だった〝熊本典道〟が、無罪の心証を確信しながらも、死刑判決の判決文を書かなくてはならなかった苦悩が有名です

 その苦悩とは…。

 1968年、合議制の袴田事件第1審(静岡地方裁判所)にて無罪の心証を形成し、1968年6月中旬には無罪判決文を書いていたが、裁判長の石見勝四、右陪席の高井吉夫を説得することに失敗。
 有罪の主張を譲ろうとしない高井に向かって「あんた、それでも裁判官か!」と怒鳴りつけたという。
 死刑判決文を書くことを拒否し、高井に「あんたが書けよ!」と用紙を投げつけたが、最終的には1968年8月、左陪席の職務として泣く泣く死刑判決文を書き上げる。
 この判決には、他にない厳しい口調で検察の捜査・立証を批判している部分があり、「合議体の分裂」、つまり、「合議で被告人の有罪に異を唱えた裁判官がいた」可能性が以前から指摘されていた。
 当時はあくまで推測にすぎなかったが、熊本の告白により、それが事実であることが分かった。


 「熊本が書いた判決文の一部」

 被告人が自白するまでの取調べは、―外部と遮断された密室での取調べ自体の持つ雰囲気の特殊性をもあわせて考慮すると―被告人の自由な意思決定に対して強制的・威圧的な影響を与える性質のものであるといわざるをえない。

 すでに述べたように、本件の捜査に当って、捜査官は、被告人を逮捕して以来、専ら被告人から自白を得ようと、極めて長時間に亘り被告人を取調べ、自白の獲得に汲々として、物的証拠に関する捜査を怠ったため、結局は、「犯行時着用していた衣類」という犯罪に関する重要な部分について、被告人から虚偽の自白を得、これを基にした公訴の提起がなされ、その後、公判の途中、犯罪後一年余も経て、「犯行時着用していた衣類」が、捜査当時発布されていた捜索令状に記載されていた「捜索場所」から、しかも、捜査官の捜査活動とは全く無関係に発見されるという事態を招来したのであった。

 このような本件捜査のあり方は、「実体真実の発見」という見地からはむろん、「適正手続の保障」という見地からも、厳しく批判され、反省されなければならない。本件のごとき事態が二度とくり返されないことを希念する余り敢えてここに付言する。


 と、言う様に、一審の時点でこれはおかしいと思っていた裁判官が居たのです


 こんな、素晴らしい裁判官に恵まれながらも、死刑判決は確定してしまいました…。

 そこから、再審への長い道のりが始まります

 因みに、再審とは何なのかと言うと、確定した判決について、一定の要件を満たす重大な理由がある場合に、再審理を行なうことです

 ですが、その扉は非常に重く、極めて極めて狭いのです

 そりゃそうです。

 だって、確定した判決をやり直すんですから、そう簡単に再審が認められていたら、これまでの裁判を否定する事になりますから、刑事訴訟法上再審と言う条文があっても、それが認められる事は殆どありません

 これが、正にボクの考えた裁判格言である、〝法律上と事実上の乖離〟です


 で、これまで袴田さんは二度も再審請求をして来ました

 ってことは、一度目の再審は却下されているんですよね

 そして、第二次再審請求で、再審開始が認められたのですが、この再審請求審を担当した裁判官に恵まれたからこそ、今回の結果に繋がったのです

 詰まり、今回の再審開始を決定した裁判長は、明らかに無罪の心証を持っていると言う事です
 
 だって、第二次と言う事は、第一次再審請求審を担当した裁判官は請求を却下したんですから、その裁判官は無罪の心証を持たなかった訳ですから、今回の再審請求審を担当した裁判官がホントに素晴らしい人だったのです

 
 ボクもそうでしたが、控訴審を担当した小川正持裁判長(当時)に当たらなかったら、まず今こうしてブログを書いている事は出来なかったでしょう…

 因みに、小川裁判長は、あの有名な「東電OL殺人事件」の再審無罪を出した裁判長です
 
 と、言うのは、我々は裁判官を選べないのです

 「あの裁判官に担当して欲しい」とか、そんなワガママは一切聞いてもらえません

 全て、裁判所の任意で自分が審理される裁判官が選ばれるのです

 詰まり、完璧な〝運〟以外の何物でもないのです

 
 しかし、その運を引き寄せるのは自分自身だとボクは思っています

 ボクも、何とか控訴審の裁判官に事件のおかしさに気付いて欲しいと、一生懸命控訴趣意書を自分で書き上げて、証拠調べ請求もしてと、やれることは全てやりました

 袴田さんにしても、支援者たちが必死になって、裁判のやり直しを求めてあらゆることをやりました

 簡単に一言で書いていますが、そんな簡単なものではありません…

 これらに共通しているのは、正に〝執念〟です

 この執念が、裁判官の心を動かしたのです

 だからこそ、再審開始と同時に、死刑と勾留の執行停止と言う異例の結果へと繋がったのです


 とは言え、ボクと同じ〝釈放〟でも、ボクなんかとは次元が違いすぎます…

 ボクは、一年七ヶ月でしたが、袴田さんは48年ですよ

 48年って言ったら、ボクが生まれる前から勾留されていて、それだけでは足りず、そこから更に11年も身柄を拘束されていたんですから、ボクが一年七ヶ月でギャーギャー言っているなんて、ふざけんなと言われそうです…


 しかも、袴田さんは〝死刑〟と言う判決が確定してますから、刑が確定するかどうかを争っていたボクとは違います

 
 改めて、今回の袴田さんの再審開始はホントに良かったと思います

 比較するのがおこがましいですが、ボクも袴田さんも、ホント〝運が良かった〟のです

 ただ、その運を引き寄せたのは、〝絶対に諦めない執念〟なのは間違いないでしょう

 ホント、何事も諦めたらそこでゲームオーバーですからね…


 今後、袴田さんの再審が開始され、無罪になると思いますが、一日も早く〝本当の自由〟を手に入れて欲しいと祈念しています


 さて、明日もちょっと最近の話題に触れたいと思います

裁判所へと出向く。

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


こんにちは

今日は、暖かくていい天気ですね

今週最後の方も多いと思いますが、張り切って行きましょう


昨日は、刑事補償以外に、もう一つの補償である『裁判費用補償』についてお話しましたね

まっ、普通に考えれば、冤罪の憂き目に遭った人は、本来ならば受けなくていい裁判をやらざるを得なかった訳ですから、そこに掛かった費用は補償されて然るべきでしょう

従って、裁判費用補償に関しても、実に至極当然な救済措置の一つだと言えます


さて、今日はボクが“刑事補償”“裁判費用補償”の二本立てで請求する事を決めてからのお話をします(^-^)

ボクは、ネットや書籍でこれらの情報を集めるものの、やはり今一不明な部分が多く疑問が拭えませんでした

そこで、ボクの得意な“リダイヤルの今井”作戦で、直接裁判所に電話で問い合わせしてみました

勿論、実際には裁判所の職員は丁寧に答えてくれるので、リダイヤルを押して今井バリにしつこく電話はしませんが。(笑)


で、とりあえず東京高裁に電話をして、

『すみません。刑事補償の件で問い合わせをしたんですけど。』

と、ボクが訊ねると、

『無罪判決はどの裁判所で受けましたか

と、訊かれたので、

『東京高裁第四刑事部です。』

と、返答すると、

『では、事件係に回します。』

と、言われ繋いでもらうと、

『はい。高裁事件係です。』

と、言うので、

『あの、刑事補償の件で問い合わせをしたんですけど。』

と、ボクが言うと、

『はい。では、無罪判決を受けたのはいつですか

と、訊かれたので、

『先日の七月二日です。』

と、言うと、

『もう確定してますか

と、訊かれたので、

『はい七月十六日に確定しました

と、力強く返答しました(笑)


すると、

『では、刑事補償の受付はこちらになりますので。』

と、言うので、

『あの、実際にどうやったらいいか分からないんですけど、直接そちらに行ってお話を訊いてもいいですか

と、言うと、

『はい。お越しいただくのは構いませんが。』

と、言うので、

『場所は何処ですか

と、訊ねると、

『東京高裁の15階に、高裁刑事訟廷(しょうてい)事件係という係りがありますので、そこに来て下さい。』

と、言われたので、ボクは分かりましたと言い電話を切りました


何故、直接出向こうと思ったのかと言うと、やはり電話だけだと今一分からないのと、直接出向けば向こうも無下には出来ないからです

そういう思いから、ボクは直接裁判所に足を運ぼうと決めました


そして、明確に何日かは忘れましたが、七月下旬に傍聴に行った帰りに、15階の高裁刑事訟廷へと足を運びました

すると、何と高裁刑事訟廷は、高裁第四刑事部の通路を挟んだ目の前にあったのです

そう、高裁第四刑事部とは、ボクに逆転無罪判決を言い渡した、最高に素晴らしい刑事部です(まっ、無罪になったからこそこう言える)

ボクは、“刑事第四部”という看板を改めて見て、ついこの間までは、ここに小菅ヒルズからボクの書いた書面が届いていたのか、と妙に感慨深くなりました

そりゃそうでしょう

だって、こんなシチュエーションは、まずあり得ないですからね(笑)

逆転無罪判決を下した高裁第四刑事部に、逆転無罪になった人間が目の前に居るんですからね(笑)

ついこの間までは、法廷でお会いしていたのに、今じゃ手錠もなしで自由気ままに行けるんですから


なんて事を思いながら、通路を挟んだ向かいの刑事訟廷係の受付窓口に行き、

『先日問い合わせをした内田ですけど。』

と、言うと、

『あっ、はい。』

と、職員が何かペラペラと書類を捲り、

『少々お待ち下さい。』

と、言われ少し待っていると、違う職員が直接ボクの所に出向き、

『え~と、刑事補償の件ですよ

と、言うので、

『はい。やり方を訊きたくて来ました。 』

と、言うと、一枚の紙をボクに出してくれて、

『一応、これが書式になるんですが。』

と、コピーした物をボクにくれて、

『この書式通りに、書いて提出してもらうんですよね。』

と、言うので、

『じゃあ、この書式通りにボクが書類を作成すればいいんですよね

と、言うと、

『まぁ、そうですが一番は弁護士さんに頼むのが間違いないかと…。』

と、言うので、

『えっ別に、自分でも出来ますよね

と、訊くと、

『勿論出来ますよ。ただ、殆どの方が弁護士さんにお願いしてますね。』

と、言いやたらと弁護士を付ける事を勧めて来ます。(笑)

逆にボクは、

『これまで、刑事補償請求を弁護士を付けずにやった人って居ますか

と、訊くと、

『居なくは無かったと思いますが、いかんせん例が余り無いので…。』

と、返答していて、これにはボクも至極ごもっともでした

何故ならば、ただでさて無罪判決なんて出ない、詰まり刑事補償請求なんてそうそう無いのに、それが高裁で逆転無罪での刑事補償なんてもっともっと例が無いからです


また、

『請求してから、どの位で補償額が貰えるんですか

と、訊いても、

『事件によって違うので、何とも言えないですね…。』

と、煮え切らない返答でした

これは、下手に“この位ですよ”と言って、実際にそうならなかった時に、“こないだそう言ったじゃないか”と、ウソつき呼ばわりされたくないからです


その他、色々と訊いても、やはり前記の事情からか煮え切らない返答でした…

結局、裁判所は法律の相談窓口ではないので、そういうアドバイスは立場上出来ず、あくまでも手続き的な事しか言えないんですよね…

まっ、そんな事は分かってはいても、やはりボクとしては煮え切らない返答だと不満が残りますよね


ただ、一つ分かったのは、請求しても公開の法廷で審理される訳ではないみたいなので、請求したら後は結果を待つのみ、みたいです


ボクは、

『とりあえず、分からなかったらまた訊きに来ます。』

と、言って刑事訟廷を後にしたのですが、その時も“弁護士先生に訊くのが一番です”と、言われました。(笑)

全く、裁判所はそんなに自分でやられるのが迷惑なのでしょうか(笑)


そんな事を思いながら、エレベーターを待っていると、思わぬ人物と遭遇しました

その人物とは…。


続きはまた来週

よい週末を

もう一つの補償。

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


 おはようございます

 今日も、どんよりな天気ですね

 でも、大分暖かくなって来たので、コートが不要になって来ました


 昨日は、刑事補償法の現実についてお話ししましたね

 つくづく、法律には感情が無いのだなと痛感させられましたね…

 ホント、何より冤罪の被害に遭った側から、補償の請求をしないといけない事が、完璧な筋違いだと思います

 普通は、裁判所等から、『今回は、無罪が確定しましたので〇〇〇円補償致します。』と、連絡が来るものだと思います。

 それがそうじゃないんですから、全くもってふざけた話です…


 さて、今日は刑事補償について調べて行く内に、もう一つの補償がある事を発見したので、その内容についてお話しします

 ボクは、刑事補償の詳細についてネットで調べて行くと、もう一つの補償がある事を発見しました

 発見した、と言うよりは確認したと言った方が正確でしょうか。

 と、言うのは、ボクは拘置所に居る時に、「口語刑事訴訟法」と言う本を差し入れてもらっていて、その中に補償の事が条文で示されていたので、その存在を知っていたのです

 その補償とは…


 『裁判費用補償請求』


 です


 裁判費用補償請求とは、無罪の裁判に掛かった費用を補償する法律です
 
 これは、刑事訴訟法188条から幾つか条文が示されていて、その一文を掲載します。


 【刑事訴訟法188条の2】

 ① 無罪の判決が確定したときは、国は、当該事件の被告人であった者に対し、その裁判に要した費用の補償をする。

 【刑事訴訟法188条の3】

 ① 前条第一項の補償は、被告人であった者の請求により、無罪の判決をした裁判所が、決定をもってこれを行う。

 ② 前項の請求は、無罪の判決が確定した後六ヶ月以内にこれをしなければならない。

 【刑事訴訟法188条の6】

 ① 無罪判決が確定した場合の被告人であった者に対する裁判費用の弁償の範囲は、被告人あるいは被告人であった者が、公判準備及び公判期日に出頭するためにかかった旅費、日当及び宿泊料と、弁護人であった者に対する報酬に限る。


 と、規定されています

 一言で言えば、〝元〟被告人に対し、裁判に掛かった弁護士費用を補償するが、無罪判決が確定してから六ヶ月以内にしてよ、って事です


 ボクの場合、上記の条文に当て嵌めると、無罪が確定しているので見事「裁判費用補償請求権者」になります

 その請求は、逆転無罪判決を下した東京高等裁判所に対して行い、期限が六ヶ月以内となります。

 補償の範囲として、旅費とか宿泊料とかありますが、ボクはずっと拘置所に居て勝手に護送バスで裁判所に送迎されていたので、これには該当しません

 従って、実質的に補償の範囲としては、ボクが弁護士に払った弁護士費用がそれに該当します


 ボクは、一審時は私選弁護人を選任していて、この弁護人に対して90万円を支払っていたので、この90万円が補償の対象になります

 90万円が、還って来るかどうかは非常に大きいですからね

 ってか、そもそもこの90万円は、本来支払う必要のないお金ですから還って来て至極当然でしょう

 だって、ボクは本来刑事裁判なんてする必要は全く無かったんですからね…

 ですから、この弁護士費用は補償されて然るべきでしょう


 ただ、ここでもボクは非常にあったまに来ているのが、何で冤罪の被害者側から補償の請求をしないといけないんだ、って事です

 昨日も、刑事補償の所でお話をしましたが、それと同じで、向こうから菓子折りでも持ってボクの所に謝罪に来るのが、極めて、極めて、筋でしょう

 それが、何で被害者側から、その費用を払って下さいってお願いしないといけないのでしょうか。

 ホント、この理不尽さには首を傾げざるを得ません


 とは言え、法律で規定されている以上、腹は立ちますがその規定通りに事を運ばないと、貰えるものが貰えませんからね…

 貰うと言っても、クーポンを貰うのとは訳が違いますから、開き直って規定に背いて貰えなかったら目も当てられませんから、渋々従うしかありませんよね(笑)


 他方で、国家賠償請求はしないのかと思われるかも知れませんが、確かに国家賠償も救済措置の一つなのかも知れませんが、刑事補償や裁判費用補償と違って、請求すれば必ずや貰えるかはかなり疑問符なんですよね…

 勿論、刑事補償や裁判費用補償は、請求すれば絶対に貰えるとは限りませんが、無罪が確定した人は過去に殆ど貰っているので、ここはまず〝テッパン〟でしょう

 調べてみると、無罪判決が確定した人で、国家賠償をやっている例が見当たらないんですよね…。

 ってことは、理論上は国家賠償を請求出来たとしても、実際上は殆どの人はやっていないんだと思われます

 なので、ボクの戦法としては、ほぼ確実に貰えるであろう、刑事補償と裁判費用補償の二本立てで行く事にしました


 しかし、自分でやると言っても、どんな書類を作成したらいいのか分かりません

 また、東京高等裁判所の何処に書類を提出すればいいのか分かりません


 そこで、ボクが執った行動とは…。

 続きは、また明日

予想外の現実…。

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


 こんにちは

 今日は、今一な天気ですね…


 昨日は、無罪が確定した事に対するボクの思いをお話ししましたね

 つくづく、ボクにとっては正に夢が叶った瞬間でした

 平成23年11月29日の突然の逮捕から、平成25年7月16日の無罪確定まで、合計596日間と言う長期の裁判生活から、やっと、やっと、やっと、やっと…解放されたんですからね…

 当然ながら、ボクはこの瞬間を世界中の誰よりも待ち侘びていました

 
 さて、今日は無罪確定のボクが、刑事補償請求に向けて動き出したお話をします

 ボクは、自分の願望、いや熱望した通り無罪が確定した事により、見事〝刑事補償請求権者〟となりました

 当然ながら、初めての経験ですから、こと刑事補償請求に関しては右も左も分かりません…

 そこで、早速パソコンで検索ワードに『刑事補償』『刑事補償請求 やり方』等でググると、色んなサイトがヒットしたのですが、ボクが求めていた情報とはちょっと違っていました

 ただ、刑事補償請求の条文があったので、一通り目を通してみると、意外な事実が分かって来ました


 まず、無罪が確定した人間(その弁護士)から刑事補償の請求をしなければいけないのです

 一見すると、あ~そうなんだ、と思うでしょうが、良く考えたらこれは余りにもおかしくないでしょうか

 何故なら、無罪が確定した人間は完璧な被害者だからです

 だって、間違って逮捕されて、間違って起訴されて、間違って身柄を拘束されたのに、何でその間違われた人からその補償を求めないといけないのですか。

 むしろ、警察や検察から、『この度は、大変申し訳ありませんでした。』と、それに見合う補償を持参して来るのが筋でしょう

 
 身近な例で言うと、交通事故の場合がそうですが、事故に遭った被害者が加害者に対して、事故の補償をして下さいと挨拶に行くんですか

 こんな事絶対に有り得ないですよね

 むしろ、全く逆で、加害者が被害者の所に詫びを入れに行くのが極めて道理でしょう。

 勿論、実際上は保険会社がその間を取り持ちますが、その場合でも加害者側の保険会社が丁寧に対応するはずです。

 
 この事故の例で言うと、加害者は警察と検察、被害者はボクですね

 なので、加害者側の保険会社が間を取り持つのですが、残念ながら保険会社に入っていなかったので、直接交渉になりました

 当然、被害者のボクとしては事故に遭った補償を求める訳ですが、加害者が一切謝罪をして来ないので、裁判所に訴えたようなものです。


 要するに、刑事補償と言うのは、被害者が請求しない限り絶対に貰えないのです

 ですから、もしボクが刑事補償請求をしなければ、一円足りとも貰えません…

 詰まり、全くの〝やられ損〟です

 ボクの感覚、いやこれは一般的な感覚としては、出処は検察なり裁判所なりどこにせよ、向こうから『内田さん。この度は申し訳ありませんでした。これ、少ないですが…。』と、補償額を持参するのが筋ではないでしょうか。

 しかし、現実は冤罪に遭った被害者から、その間の補償を裁判所に求めると言うんですから、何と不条理、不合理、不整合、理不尽なことでしょうか


 続いて、補償額と言うのが条文に定められていて、一日最低1000円から最高で12500円で計算されるそうです

 すなわち、仮にボクの補償が一日1000円で計算されるとなると、1000円×582日(勾留されていた日数)=582000円しか貰えません…。

 逆に、一日最高の12500円で計算されるとすると、12500円×582日=7275000円となります

 一日1000円で計算されるか、12500円で計算されるかは、ホント天と地程の開きがありますよね

 勿論、狙うは最高額の一日12500円なのは言うまでもありません

 
 とは言え、最低一日1000円とか最高でも12500円とか言ってますが、これって現代の生活に鑑みて果たして適正な金額でしょうか

 しかも、こちとら身柄を拘束されて不自由な生活を強いられていたと言うのに…

 それが、最高でも一日12500円で計算されるなんて、余りにも安すぎますよね

 逆に、最低の一日1000円で計算されたりしたら、もう目も当てられないでしょう…

 〝サラリーマンのこずかいか〟って突っ込みたくなりますよね

 とは言え、法律でそう定められている以上、どうしようもありません

 何とか、法律の上限である12500円で計算される事を祈るばかりです…


 続いて、刑事補償請求には時効があって、それは無罪が確定してから3年との事でした

 詰まり、無罪が確定してから3年と一日目に請求を出しても、時効が過ぎているので却下されます

 本来は、貰えるはずの金額をみすみす捨てる結果となるのです

 とは言え、貰えるものは一日でも早く貰いたいのは人間のサガですから、この時効はそんなに急かされるものではないでしょう


 最後に、刑事補償請求は本人若しくは弁護人より請求出来るとなっています 
 
 詰まり、本人でも請求が出来るので、自分でやろうと思えば出来ると言う事です

 弁護人を立ててもいいし、立てなくてもいい訳です

 ボクは、迷わず弁護士を立てず自分でやろうと決めました

 何故なら、弁護士に手数料を取られるのが勿体無いからです(笑)

 だって、これだけ勝てる訴訟は無いんですから、弁護士からすればこれ程楽な仕事はありません

 それに、この補償はボクの不自由な生活に対する補償なんですから、その補償は全額ボクが貰うのは極めて当然なので、そこに弁護士への手数料なんて支払うなんてもっての他です

 何で、自分の辛かった日々の補償を、弁護士に取られないといけないのですか

 そう思ったので、ボクは刑事補償請求に関しては、弁護士は付けずにやろうと決めました


 以上、纏めると、


 ① 刑事補償請求は、こっちから請求しないといけない。

 ② 補償額は、一日1000円~12500円の間で決められる。

 ③ 刑事補償請求の時効は三年。

 ④ 刑事補償請求は、弁護士を付けずに自分でも出来る。



 さて、この現実を知って、ボクが執った行動についてはまた明日…
 
  

無罪確定!さて、どうする…。

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


こんにちは

今日も、長閑な陽気ですね


さて、先週はボクの逆転無罪確定の瞬間をお話しましたね

恐らく、皆さんが想像していた状況とは、全くもって違ったのではないでしょうか。

なんせ、ボク自身があの状況に一番ビックリしたんですから…。(笑)

ってことはですよ、もし、ボクがあ~やって裁判所や検察庁に、“リダイヤルの今井”(分からない人はググって)バリに電話しなかったら、一体どうやって無罪確定を報させれたのでしょうか。

そう考えると、実に国の対応と言うのは理不尽極まりないと言わざるを得ないでしょう…

でも、これが現実なんですよね

全く、憤懣やる方ないですが、受け入れるしかないですよね


さて、今日は無罪確定後のお話をして行きます


ボクは、晴れて“本当の自由”を手に入れて、心の中ではスキップして踊っていました

だって、だってですよ皆さん

“無罪確定”ですよ\(^-^)/

それも、逆転の無罪ですよ

一度は、有罪となって犯人になり、懲役二年六月の実刑判決を食らったのに、それが引っくり返っての無罪なんて、普通の無罪とは価値が違うでしょう

尤も、普通の無罪も何も、無罪判決自体が“天然記念物”みたいなものですからね

その“天然記念物”を、逆転と言う形で手に入れて確定させたんですから、これは非常に価値があると思っています

例えるなら、サッカーのワールドカップの決勝で、ビハインドの中ロスタイムで逆転したようなものです


こう言うと、中には“大袈裟だよ”とか“自慢出来る事じゃねぇよ”等々、ネガティブ発言が聴こえて来そうですが、おおいに結構(^-^)

敢えて、そういう人に言いたい


なら、お前が逆転無罪を勝ち取って来いよ、と。


そういうネガティブな事を言う人は、是非ともボクと同じ土俵に上がれば、ボクのこの気持ちが理解出来るでしょう。


ボクは、冷房が効かない蒸し暑い中、支給された団扇で扇ぎながら、来る日も来る日も、来る日も来る日もこの瞬間を待ち侘びていました…。

暖房が効かないクソ寒い中、霜焼け寸前の手を温めながら、来る日も来る日も、来る日も来る日もこの瞬間を待ち侘びていました…。

ボクは、この瞬間を、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、小菅ヒルズの独房で思い描いていただけに、ホントに夢が叶った気分でした

気分じゃなくて、夢が叶ったんですよね

第三者から見れば、“そんなのが夢かよ”と突っ込まれるでしょうが、不自由な世界では、当たり前の自由が夢となる位渇望するものなのです…

ですから、それが現実の物となった時の気分は、言葉では表現出来ない思いがあります

近い表現をするなら、“超嬉しい”でしょうか。


ボクは、前回の記事の通り、検察庁との電話が終わってから、直ぐに両親や友人に無罪が確定した事を伝えました

『検察が、上告断念したよだから、本日付で無罪確定したよ

と、あちこちに伝えると、皆さん揃って“おめでとう”の言葉を掛けてくれて、非常に嬉しかったです


これで、ボクは改めて「刑事補償請求」の請求権者となったのです

当然ながら、ボクは刑事補償の存在を知ってましたから、この請求が出来るか否かは極めて大きいですからね

確かに、時間はお金じゃ買えませんから、自由を奪われていた時間を杓子定規に幾らと計算することは不可能でしょう…

とはいえ、少しでも金銭的に補償されなければ、ふざけんなと言う話ですよね

そう考えると、改めて人間社会の紛争と言う物は、最終的にはお金が解決(その金額で納得出来るかは別問題として)するんですよね…

あっ、お金が解決の道具、と言った方がいいのかも知れませんね…


ボクは、人生で初めての「刑事補償請求」が出来る事になったのですが、そこには思いもよらない現実が待っていました

その現実とは…。

続きはまた明日

祝!検察上告断念!(無罪確定)

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


 こんにちは

 今日は、徳永英明の歌で言うと〝レイニーブルー〟な天気ですね

 連休前最後の木曜日、張り切って行きましょう


 昨日は、逆転無罪判決後から14日目、15日目の状況をお話ししましたね

 ボクとしては、万が一検察が上告して来た場合、どのような流れになるのか全く分からなかったので、悶々としていました…

 そして、シビレを切らし、自ら裁判所に電話して問い合わせするも、はっきりとした言質が取れませんでした…

 やはり、当事者としては、明確に『内田さん。無罪確定です。』と言われない限り、ほぼ無罪確定と分かっていても安心出来ない訳です

 この感覚は、逆転無罪になった者しか味わえない、独特なものですね

 例えるなら、選挙で〝当確〟は出ているけども、決定ではないみたいな…。(笑)


 さて、今日はその続きをお話ししますね


 ボクは、上告期限が過ぎた7月17日の朝一に、裁判所に電話するもボクの欲しがっていた『無罪確定です』と言う言質が取れず、仕方なくその日の午後にもう一度電話をしました

 一時過ぎに、改めて電話をすると、その時にはもう『内田ですが…』と言うだけで、誰だか分かる位になっていました。(笑)

 『あの、当直から書類は来ましたか

 と、訊くと、

 『はい。来てませんね。』

 と、嬉しい答えが返って来ました、続けてボクは、

 『じゃあ、無罪確定ですか

 と、訊ねると、

 『まあ、間違いないと思いますが、絶対とは言えないですね…』

 と、どうもこうも煮え切らない返事なんですよね…

 どうやら、裁判所としては、万が一何らかの遅延で上告申し立ての書類が上がって来た時に、『無罪確定です』と先に言ってしまうと、嘘吐き呼ばわれされるのを避けたいようなのです。

 だから、こんなにも煮え切らないのです


 ボクとしては、はっきりと『無罪確定』の言質を取りたかったので、その強い思いがある考えを想起させます…

 ボクは、おもむろに電話の向こうの書記官に、


 『あの、裁判所でハッキリとしないのなら、検察庁に直接訊いちゃえばいいんですよね

 
 と、言うと、

 『確かにそうですね。それが一番確実でしょうね。』

 と、言うではないですか

 全く、ホント他人事なんですよね…。


 そこで、ボクはソッコーで東京高等検察庁の電話番号を調べて電話をしました

 そう、ボクは法廷で真っ向から争った〝宿敵〟である、検察庁に直接問い合わせるという行動を執ったのです

 多分、こんな事をする人間なんて、まず居ないのではないでしょうか…

 
 電話した先は、法廷でボクと争った錦織検察官です

 すると、錦織検察官の事務官が電話に出たので、

 『あの、先日無罪になった内田ですが、検察は上告するんですか

 と、訊くと…

 
 『あっ、はい。今回、協議した結果内田さんは無罪で間違いないという事なので、検察庁としては上告はしません。本日付で、内田さんの無罪が確定します。』


 と、受話器の向こうから、ボクが渇望していた答えが聴こえて来ると、ボクは心の中で、

 『ヨッシャー

 と、叫んでいました

 この瞬間、ボクは〝本当の意味〟での自由を手に入れたのです


 そして、ボクは電話の向こうの事務官に、

 『あの、担当の錦織検察官と直接話させてよ。』

 と、言うと、

 『あっ、ちょっと待って下さい。』

 と、言われ、ボクは絶対に居留守を使われると思ったのですが、予想外にも錦織検察官が電話に出たのです


 『はい。錦織ですが。』

 と、受話器の向こうから、法廷で聴いていた懐かしい声が聴こえて来たので、

 『あっ、どうも。先日は〝大変〟お世話になった内田ですが、検察は何で上告しないんですか

 と、訊ねると、

 『今回は、上告理由がないからですかね…。』

 と、何となく意気消沈した、か細い声が聴こえて来たので、ボクは、

 『いや、ボクは検察は意地でも上告して来ると思ってましたよ。』

 と、言うと、

 『ま、上告するのも理由がないからね今回は。』

 と、言うので、ボクは続けて、

 『へぇ~、ってか検察としてはボクが犯人だと思ってるわけ

 と、問い詰めると、

 『まぁ…、検察としては間違ってはないと思うんだけどね…』

 と、何だか奥歯に物が詰まった様に、非常に気まずく返答する錦織検察官(笑)


 そりゃそうでしょう

 だって、検察が間違いないと起訴して、一審で懲役2年6月の実刑判決で有罪を勝ち取ったのに、控訴審では一転して逆転無罪にされて、その逆転無罪にした本人から〝どうなんだよ〟と、問い詰められているんですから、これ程気まずい電話は無いでしょう(笑)

 これは、検察からすれば〝世界一気まずい電話〟でしょう(笑)

 逆に、ボクからすれば、これ程痛快で快哉を叫ぶ電話はありません

 心中では、〝ざまぁ~みやがれアホがと思っていましたからね


 その後、ボクは錦織検察官に、

 『無罪が確定したから、刑事補償請求が出来るけどどうやるの

 と、訊ねると、

 『いや~、ちょっと分からないから弁護士さんに訊いてみて。』

 との返答でした。(笑)

 本当は、やり方を知っているけど面倒臭いから教えたくないのか、本当にやり方を知らないのかのどちらかですが、ボクの印象では後者でした

 多分、検察から刑事補償請求なんてする事は有り得ないので、やり方を知らないんだと思います

 ですから、ボクのこの質問は良く考えれば愚問でした…

 結局、検察官からは一言も謝罪の言葉は無く、電話を切りました



 以上、無罪確定までの顛末をお話ししましたが、改めて分かったことは下記の通りです。


 
 ① 裁判所から、無罪確定の報せが来るのではない

 ② 検察庁から、無罪確定の報せが来るのではない

 ③ 検察庁から、謝罪の言葉は一切ない

 ④ 無罪が確定したのかどうかは、自分で調べるしかない



 と、言う事実です…


 でもこれって、余りにも、余りにも、冷たくないでしょうか

 何故なら、無実の罪で一年七ヶ月も自由を奪っておきながら、無罪が確定したのかどうかを当事者が確認しないといけないからです

 普通は、間違っていた側が、ボクに報せるのが筋ではないでしょうか。

 ホント、この辺の国の対応は無機質と言うか、他人事と言うか、何とも言えないもどかしさがありますよね…


 とは言え、そんな事を嘆いても仕方ありません

 
 これで、ボクは正式に〝刑事補償請求〟が出来る切符をゲットしたのです


 そこから、ボクが執った行動とは…

 続きは、また来週


 良い三連休を

待ちに待った14日目。

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


 こんにちは

 今日も、いい天気ですね

 昨日の強風は、春一番だったみたいで、少しずつ春の訪れを感じますね


 昨日は、ボクが逆転無罪判決後に、検察はどういう出方をして来るのか、どう考えていたのかをお話ししましたね

 ボクは、現実的には判決が覆る可能性はかなり低いにせよ、検察は絶対に上告して来ると思っていました…
 
 ですから、逆転無罪判決後の14日間は一切気が抜けず、ドキドキしていました

 だって、執行猶予の判決じゃなくて、無罪判決、それも一審は懲役2年6月の実刑判決が完璧に引っくり返ったんですからね

 検察にとっては、こんな屈辱的な敗北を喫したんですから、意地でも上告して来ると思わない方がおかしい位です

 従って、ボクの予想は〝検察は上告して、自由の身でありながらも裁判は続く〟と、言うものでした


 
 今日は、その後どうなったのかをお話しします



 ボクは、逆転無罪後何日かしてから、控訴審を担当していた国選弁護人に電話をしました

 〝電話〟って言いますが、ついその前までは、弁護人に何かを伝えたり訊きたい事があっても、手紙を書かないといけなかった状況を思えば、スマホで直ぐに電話出来る事が何と便利か

 そんな当たり前な事に、感慨を覚えながら電話をしました(笑)

 
 弁護人に訊きたかった内容と言うのは、検察が上告した場合、どのように連絡が来るのかと言う事でした

 なんせ、ボク自身も逆転無罪で〝シャバ〟に居る経験は初めてなので、どんな流れになるのか全く分からない訳です…

 だから、もう控訴審は終わっているのでその弁護人は関係ないのですが、何か知っているかと思い問い合わせをしてみたのです

 
 ところが、その弁護人は『分からない』と言うのです…。


 何故かと言うと、無罪判決を勝ち取ったのが、36年間の弁護士経験で初めてだったからです


 この事実は、無罪判決(しかも逆転無罪)にはそうそう立ち会えない事を物語っていますよね…

 だって、36年って言ったら当時のボクと同じ年齢なので、ボクが生まれてから今日まで弁護活動をして来て、一度も無罪判決を勝ち取った経験が無いんですからね…

 勿論、その弁護人の実力もあるのですが…

 
 だから、未経験である以上、その弁護人も一切分からない訳です

 例えるなら、一度も食べた経験のないラーメンの味を評論しろと言う様なものでしょう

 ですから、弁護人も『どういう風になるんですかね~』なんて言ってるんですから、どうしようもありません…

 因みに、この弁護人は『検察は上告して来ないんじゃないですかね』とは、言ってました(笑)

 まっ、この時のボクには多少の気休めにはなりました


 
 ボクとしては、今後の流れをどうしても知りたかったのですが、ボクの周りでは誰も分からなかったので、何か動きがあれば何らかのリアクションがあるだろうと思いました
 
 
 郵送で、『上告しました』と裁判所から手紙が来るのか…。

 電話で、『内田さん。検察が上告しました。』と、裁判所の書記官から事務的に言われるのか…。


 等々と、勝手に予想していました


 そして、時は一日一日と過ぎて行き、睡眠もまともに取れるようになって来た14日目の7月16日に、ボクはシビレを切らして裁判所に電話で問い合わせました

 電話したのは、勿論ボクに逆転無罪判決を出した東京高裁第四刑事部です

 『すみません、先日無罪になった内田と言いますけど…。』

 と、言うと電話に出た職員は、

 『あっ、はいはい。』

 と、誰の事か瞬時に分かったようでした

 そりゃそうでしょう、逆転無罪なんてまず出ないのに、その当事者から電話があれば尚更誰の事かは直ぐに分かるでしょう(笑)

 
 ボクは、ドキドキしながら、

 『あの、検察から上告の申し立てって来てますか

 と、訊くと、

 『いや、まだ出ていませんね。』

 と、言うので心の中で〝ヨシッ〟とガッツポーズをして、

 『あっ、そうですか。では、明日もう一度電話します。』

 と、言って電話を切りました

 ボクは、この返答を聞いてかなりホッとしました…

 何故なら、もし検察が上告するのなら、もうこの時点で上告の申し立てがされているはずだからです

 上告期限ギリギリ迄、悩みに悩んで上告と言うのは考えられませんからね…

 ただ、理論上は7月16日の23時59分迄に上告の申し立ては出来ますから、まだ油断は出来ません…



 そして、待ちに待った上告期限が過ぎた7月17日の朝一に、もう一度裁判所に電話すると、昨日と同じ担当者が電話に出たので、逸る気持ちを抑えながらも、

 『検察から上告の申し立てはありましたか

 
 と、訊き、ボクは生唾をゴクリと飲み込みその返答を待ちます…

 その間がやけに長く感じながら、


 『え~と、上告の申し立ては来てませんね』


 と、ボクが渇望していた返答が聴こえ、冷静を装いながらも、

 『じゃあ、無罪確定と言う事ですか

 と、訊ねると、

 『ほぼ、間違いないですが、昨日の夜に申し立てがあった場合は、書類がまだ上がって来ていないのでここで確定とは言えませんね』

 と、煮え切らない返答だったのです

 要するに、上告期限ギリギリに上告して来た場合、その書類が当直から上がって来る可能性があるという事なのです

 まっ、確かに現実的には可能性は低いとは言え、理論的には有り得ますからね…


 ボクは、そう言われた以上、どうしようもなかったので、

 『じゃあ、午後なら当直の書類が上がって来るか分かりますか

 と、訊ねると、

 『そうですね。午後なら、前日の書類は上がって来てると思います。』

 と、言うので、午後にまた電話すると言って電話を切りました


 まあ、この時点でほぼ無罪確定なのですが、一応裁判所からその言葉を聴いて安心したいじゃないですか。


 なので、ボクは午後一時過ぎに電話することにしました


 そこでの返答は…


 続きはまた明日…

 

ボクの正直な思い…(;´_ゝ`)


人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)



こんにちは

今日は、風が大変強いですね


昨日は、上告とは何ぞやと言うお話をしましたね

何故、ボクが上告の話をしたのかと言うと、逆転無罪になっても、検察が上告する可能性があったからです

その意味を理解していないのに、上告上告と言っても、何の事かさっぱり分からナッシーじゃないですか。

なので、敢えて上告について触れさせてもらいました

とは言え、上告についてはもっと奥が深いのですが、それを全て話すととんでもない事になるので、要点だけを触れさせてもらいました

まっ、上告とは殆どが棄却される裁判、だと思えばいいですね



さて、今日はボクが逆転無罪判決後に、検察はどういう出方をして来るのか、どのように考えていたのかをお話します(^-^)


ボクは、逆転無罪判決後から、久し振りの自由を満喫しながらも、正直悶々としたものがありました…

例えるなら、魚の骨が喉につっかえた様な

と、言ってもボクはその経験が一度もないんですがね。(笑)

常に、ふとした瞬間に、


『検察は上告して来るのかな…』


と、言う一抹の不安を抱えて居ました


何度も言う通り、検察が上告すればボクは自由の身でありながらも被告人のままで、可能性は低いながらも万が一は判決が覆る可能性があるからです

ですから、ボクの気持ちとしては、『絶対に上告して来るな』と言う思いでした(T_T)

加えて、『上告しても、この判決を覆すのは相当無理だろうな』と言う思いもありました

その理由は、昨日お話した通り、仮に検察が上告しても上告理由に当たらないからです


とは言うものの、正直なボクの気持ちとしては、


『検察は意地でも上告して来るな』


と、言う思いでした…

そう、ボクは絶対に検察は上告して来ると思っていたのです

ボクは、家族にも回りの人間にも、

『恐らく、検察は上告して来るよ』

と、言っていました

それに対し、ボクの両親も『そうだろうな』と言っていました



何故、そう思ったのかと言うと、ボクは過去にも一度無罪判決を受け確定させています

そうすると、今回も無罪判決が確定となると、一人の人間に対して“二度も”無罪判決を確定させることになるからです

これは、日本の刑事裁判史上初めての事でしょう


だって、このblogのタイトルにある通り、日本の刑事裁判の有罪率は99.9%です

逆に、無罪判決を受ける確率は、たったの0.01%です

その、たったの0.01%の奇跡を二度も起こすなんて、通常じゃあり得ませんから、
検察としては何とかそれだけは回避したいと言う思いがあるでしょう

これは、検察の威信にも関わりますからね


ところがどっこい、逆転無罪判決後の14日目の検察の対応は、余りにも予想外のものでした


その対応とは…


続きはまた明日\(^-^)/

上告とは…。

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


 おはようございます

 今日から、新しい一週間ですね

 大分、暖かくなって来ましたが、花粉症には気を付けましょう


 先週は、ボクが逆転無罪判決を受けても、そこから14日間は〝シャバ〟に居ても、身分は被告人のままだと言う話をしましたね

 ですから、自由の身にはなりましたが、この14日間は〝本当の意味での自由〟ではなかったのです

 何故なら、仮に検察が上告すれば、まだ裁判は続き、可能性は低いとは言え判決が覆るかもしれないからです…

 なので、この14日間は気が抜けませんでした…


 さて、今日は当初の予定を変更して、上告とは何ぞやと言うお話をしたいと思います


 ボクは、逆転無罪になり、一年七ヶ月振りに手に入れた当たり前の自由に大変感激していました

 そう、逆転無罪判決後から約一週間は、寝ても直ぐに目が覚めてしまい殆ど寝ていなかったですね

 これは、恐らく天然の脳内アドレナリンが放出されて、常に興奮状態だったからだと思います


 そんな中、逆転無罪判決の次の日に免許の更新に行って、その帰りにドコモショップでスマホを契約しました

 こうやって、自由を満喫しながらも、ボクの胸臆には一抹の不安がよぎっていました…


 その一抹の不安とは…


 〝検察は上告してくるのかどうか〟


 と、言うものでした…

 これは、前述の通りで、逆転無罪になっても14日間は無罪が確定しませんから、もし検察が上告すればボクは自由の身でありながらも、被告人のままで社会生活を送らないといけない訳です

 そうなると、〝本当の意味〟での自由を手に入れたとは言えません

 だって、上告されて被告人のままだと、万が一は判決が覆り、また拘置所へと逆戻りになってしまうからです

 そんな一抹の不安を抱えながら、社会生活を送ってもちっとも楽しくないでしょう

 
 ただ、仮に検察が上告しても、判決が覆る可能性は低いですが、上告されている以上少ないパーセンテージでもその不安が残っているのは事実ですから、非常に不健康ですよね


 では、ここで何度も出て来る〝上告〟の意味について解説します

 
 上告とは、控訴審の判決に対し、憲法解釈、判例違反の誤りなどを理由に、その変更を求めるための上訴です。


 要するに、控訴審の判決に対しての不服申し立てですね

 ですから、控訴審の判決に納得が行かなければ、控訴審判決から14日間以内に上告の申し立てをすればいいのです。

 ところが、この上告審にはかなりの制限が掛けられていて、上告出来る理由と言うのが明確に示されており、その理由に該当しない時は簡単に〝上告棄却〟されます


 その理由と言うのが、

 ① 憲法違反
 ② 判例違反

 の、二点です


 ①の憲法違反とは、その名の通り、判決が憲法に違反していないかどうかです。

 ②の判例違反とは、過去の最高裁判例に、当該判決(自分の事件の判決)が違反していないかどうかです。

 判例と言うのは、基本的に裁判所は最高裁を頂点に、高等裁判所→地方裁判所→簡易裁判所とピラミッド式になっていて、トップである最高裁が過去に出した判決のことを言います

 詰まり、似たようなケースの場合、過去の最高裁判例と同じ判断をしないといけないという事です。

 
 後、一応刑事訴訟法上には、〝判決に影響を及ぼす重大な事実誤認〟がある時となっていますが、現実問題この項目は殆どがシカッテイングです…

 ですから、上記の二点の理由を根拠に上告しないといけないのです


 でもですよ、普通に考えて、憲法違反や判例違反なんてそうそうあると思いますか

 まず、殆どないですよね…。

 なので、上告する際は、無理矢理上記二点の理由をこじつけるか、殆どがシカッティングの〝判決に影響を及ぼす重大な事実誤認〟を理由に上告するのです
 
 
 さっき、〝上告するのには理由が制限されている〟と言いましたが、あくまでもその理由があるかどうかを判断するのは最高裁なので、上告自体は簡単に出来ます

 拘置所に勾留されている被告人から、拘置所の職員に「上告します」と言えばいいだけですから

 が、その理由が無い時は、簡単に〝上告棄却〟されます


 実は、この〝上告棄却〟にも種類があるのです


 それは、上告棄却の〝決定〟〝判決〟です

 
 同じようなものじゃないか、と思うでしょうが厳密には違うんですね

 〝決定〟は、上告の理由がなく審理もされていない場合、〝判決〟は一応最高裁で審理した結果の場合にされるので、上告してもその殆どが上告棄却の〝決定〟が殆どです

 
 一応、下記のリンクを貼っておくので参考にして下さい

 
 『上告とは』



 要するに、上告と言うのはしても殆どが望み薄だという事です…
 
 例えるのなら、砂漠で落ちたコンタクトレンズを探し出すようなものです…

 ニュース等で、〝上告した〟とか耳にする機会はありますが、その殆どが棄却なのが現状です

 ですから、最高裁に希望を持つのは全くのナンセンスです…

 だって、最高裁が判決をしたり、差し戻しにした場合はニュースになる位じゃないですか。

 その位、最高裁が何らかの判断をすること自体、極めて稀有である証拠です


 以上、今日は上告についてお話ししました

 単純に、上告しても殆どが棄却と覚えてくれればいいです


 明日は、検察は上告したのかどうかをお話しします

逆転無罪にはなったけど…。

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


 こんにちは

 今日で、今週最後ですね

 あっ、今日は〝ホワイトデー〟じゃないですか

 きっと、このブログを見ている男性陣達は、バレンタインのお返しでさぞかし大変でしょう

 デパートの特設売り場で、どれにしようかと逡巡するのでしょうか。


 昨日は、〝佳苗ちゃん〟こと木嶋佳苗選手の控訴審判決についてお話ししましたね

 ホント、前後一番違いで外れたのは惜しかったですね…

 どうやら、木嶋選手は上告したみたいなので、まだ暫くは〝生きている〟でしょう



 さて、今日からは新しいカテゴリのお話しです

 カテゴリにある通り、自分で刑事補償請求をやってみたと言うものです


 恐らく、殆どの方が〝無実の罪で身柄を拘束されていたんだから、それに対する何らかの補償はあるはずだ〟との考えに行き着くと思います

 実際は、その通りで、無罪が確定した人間に対して、国がその期間の補償をする『刑事補償法』と言う法律があります


 では、刑事補償とはどんな法律なのかと言うと、

 
 『無罪判決を受けた人間が、その期間身柄を拘束されていた事に対する補償』

 
 です。


 が、これには隠された言葉があって、それは〝無罪が確定した〟という事実です


 要するに、無罪判決を受けるだけではダメで、確定しないといけないのです


 一応、参考までに下記のリンクを貼っておきますので、興味のある方は覗いて下さい


  『刑事補償法』


 と、言うように、一応国は法律で無罪判決を受けた者に対しての補償はしているようです

 ただ、条文を見ると、一日1000円~12500円と、実に現代にそぐわない金額設定ですよね…


 だって、無実の罪で不当に自由を奪われていたのにも拘わらず、それに対する補償が最悪一日1000円で計算されるかも知れないんですから、全然時代にマッチしてないでしょう…

 逆に、マックスでも一日12500円ですから、これも果たして現代に即しているのかと言えば、かなり疑問の余地があるでしょう…

 
 まっ、この辺の〝愚痴〟はさておき、果たしてボクがこの法律の補償の対象者であるのかを見て行きましょう

 ボクは、何度もお話ししている通り、平成25年7月2日に逆転無罪判決を受けました

 
 あっ、ふと思ったのですが、こうやってブログで〝逆転無罪判決を受けて…〟とか、キーボードでパチパチと簡単に打ってますが、この簡単な文字を打つのに、一体どれ程の艱難辛苦があったことか…

 文章にすれば、ごくごく簡単ですが、その結果を出すのはそれはそれは想像を絶するものがありました…


 話は戻って、昨年の7月2日に逆転無罪判決を受けて、ボクは直ぐに刑事補償の対象者になったのかと言えば、答えはノーです…

 
 何故なら、検察側が上告する可能性があったからです


 今回は、ボクの〝勝利〟詰まりは検察の〝敗北〟ですから、判決後14日間は上告期間となるので、上告するのかどうかを検察は協議して判断します

 普通は、この上告期間は被告人側に与えられるものです。

 何故かと言うと、控訴しても圧倒的に控訴棄却、詰まり被告人側が〝負け〟るからです…

 ですから、高裁の判決を傍聴に行くと、殆どの裁判長が被告人に対して、

 『この判決に不服がある時は、明日から14日間以内に上告の申し立てを当裁判所にして下さい』

 と言う、お決まりのセリフが聴こえます


 しかし、ボクの場合はこのセリフを言われることは無く、検察側が言われるという、通常じゃ聴けない状況でしたからホントに気分爽快でした

 当然、ボクは勝者ですから、上告するも何もありません


 ところが、敗北を喫した検察は、上告するのかどうかを協議しないといけません

 
 なので、ボクは7月2日の逆転無罪判決後も、14日間は自由の身でも身分は被告人だったのです 


 だからと言って、何かを制限されたりすることは一切ありません

 実に、不思議な状況ですが、こればかりは法が定める事なので仕方ありません…


 そうすると、ボクは遅かれ早かれ7月2日から14日後には、このまま被告人のままなのか、本当の意味で自由になるのかが分かるのです


 果たして、ボクの14日後の運命は…

 また、その知らせはどのように届くのか…


 この続きは、来週お話しします

 良いホワイトデーを

〝佳苗ちゃん〟控訴審判決…。

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


 おはようございます

 今日は、これから雨らしいですね…

 でも、だんだんと暖かくなって来て、春の訪れを感じる今日この頃です

 
 一昨日は、遠隔操作ウイルス事件の片山選手が、一体何故保釈されたのかをお話ししましたね

 全く、裁判所は〝有名人〟〝一般人〟とを明確に区別しているので参っちゃいますよね…

 まっ、片山選手はホントにラッキーだったので、このラッキーが判決にも影響される事を切に願っています


 さて、今日は一昨日の記事の最後にお伝えした、〝佳苗ちゃん〟こと木嶋佳苗選手の控訴審判決についてお話しします

 ボクは、いつもの様に裁判所のホームページから、傍聴券交付情報を調べると、案の定傍聴券交付の案内が出ていたので締め切り時間に間に合うようにと計画を立てました

 やはり、判決にも沢山の傍聴希望者が訪れると予想したのか、開廷の30分前の締切ではなく、40分前に締切でした

 昨日は、ボクの週二回の〝義務〟であるジムに行ってのトレーニングだったのですが、傍聴整理券締切時間に間に合わせる為に、早めに切り上げました

 
 だって、トレーニングはいつでも出来ますが、佳苗ちゃんにはいつでも会えませんからね…
 
 
 それに、恐らく昨日が〝リアル〟佳苗ちゃんを観る最後のチャンスですからね

 
 どういう事かと言うと、今日の控訴審判決以降は、仮に佳苗ちゃんが上告したとすれば、審理は最高裁に係属されますが、基本的に最高裁は書面審理のみで法廷での審理はしないからです

 すなわち、昨日みたく法廷に出廷することがないという事です

 まっ、そもそも控訴審も出廷する義務が無いんですがね…

 ですから、昨日も沢山の人達が、野次馬根性宜しく佳苗ちゃんの顔面と書いて〝ツラ〟を拝みに来ていましたが、それがもう出来ないという事です


 もっと言えば、一般傍聴人達は、昨日が〝佳苗ちゃんの生前最後の姿〟を観るチャンスだったのです

 
 だって、極めて高い確率で、このまま上告しても棄却で死刑が確定する訳ですから、遅かれ早かれ〝死刑〟が執行されて死んでしまう訳ですからね…


 ボクとしては、上記の事情を分かっていたが故に、どうしても〝生前の〟佳苗ちゃんのツラを拝んでおきたかったので、気持ちも身体も霞ヶ関に向かっていました

 昨日は、当初の計画通り余裕を持って裁判所に到着出来ました

 すると、裁判所の前には多数のマスコミが鎮座していて、それを横目に見ながら傍聴希望者の列に並ぶと、既に沢山の人達が並んで居て、ボクの番号は『214番』でした

 
 まさか、この番号がその後の運命を左右するとは夢にも思いませんでした…


 行列に並ぶと、やはり社会的に注目されている事件だからか、ワイドショーで見掛かるリポーターの方が居ました

 「スッキリ!」の阿部リポーターと、「ミヤネ屋」の中山リポーターが並んで居ました

 まっ、これは大きな事件では良くある光景ですね


 そして、締め切り時間になり後ろを振り返ると、ボクが並んで居た場所よりも倍の行列が出来ていたので、軽く400人は超えているだろうなと予測出来ました

 裁判所職員から、これから抽選のアナウンスがあってから待つこと数分、ホワイトボードに当選番号が掲示されました

 ざわざわしながら、傍聴希望者の行列が動き出してボクもそれに続くと、徐々に掲示板の文字が大きくなって来ました…


 200…

 
 206…


 213…


 215…


 ゲゲゲッ

 そうです、何とボクの前後が当選し、見事に間に挟まれてしまったのです…

 たった一人分、前後が違えば当選だったのに…

 とは言え、これは結果論ですから仕方ありません

 でも、この〝カニバサミ〟は非常に悔しかったですね…

 これまでの傍聴券抽選の中で、外れた時の一番惜しいパターンでした


 ですので、結局ボクは佳苗ちゃんの〝生前最後の姿〟を生で拝む事は出来なかったのです

 
 ただ、ボクは前回の記事で、『120%控訴棄却』と予想していたので、法廷がドワッと湧くような判決はないだろうと思っていましたから、そこまでの拘りはありませんでした。(2月10日 本日の、佳苗キッチンじゃなくて佳苗〝court〟。を参照。)


 結果は、ボクの予想通り控訴棄却でしたね…

 この結果には、ボクは〝やっぱりね〟と言う感じで一切のサプライズはありませんでした

 多分、佳苗ちゃんもこの結果は大方予想していたと思います

 
 ボクの初公判の感覚では、もしかしたらひょっとするかもと思ったのですが、第二回公判の状況を観て〝あっ、棄却だな〟と悟ってしまいましたからね…

 確かに、今回の一連の事件には、佳苗ちゃんが犯行を行ったという直接的な証拠は一切ありません。

 ですが、〝犯人じゃなければこんな偶然は無いだろう〟という間接事実で犯人とされてしまったので、これはこれで大きな疑問があると思います

 だって、直接的な証拠が無いのに、一人の人間の命が刑罰と言う名の下に亡くなってしまうのは、果たしてどうなのかな、と。

 もしかしたら、犯人じゃない可能性も否定出来ない訳ですからね


 とは言うものの、ここで議論しても判決は変わりませんから、後は佳苗ちゃんが上告すれば最高裁が判断をする事になるでしょう

 ただ、最高裁はもっともっと厳しいので、上告したとしても、恐らく〝上告棄却〟でしょう…

 でも、宝くじと一緒で買わないと当たらないのと同じく、上告しない限りは判決が変わる可能性はゼロですから、恐らくと言うか絶対に佳苗ちゃんは上告すると思います


 きっと、ボク達が忘れた頃に〝木嶋佳苗上告棄却〟と言う報道がなされることでしょう…


 最後に、何だか佳苗ちゃんは最近ブログを始めたみたいなので、興味のある方は覗いて見て下さい

 『木嶋佳苗拘置所日記』で、ググると出て来ますよ


 控訴審でも、死刑判決を下された今、彼女は〝小菅ヒルズ〟二階女区の独房で、一体何を思うのでしょうか…。



 さて、明日は先日請求した「刑事補償請求」についてお話しします

片山選手は、何故保釈されたのか?

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


 おはようございます

 今日は、昨日よりは少し暖かい冬晴れですね


 昨日は、保釈とは何ぞやと言うテーマでお話しさせてもらいましたね

 ホント、〝法律上〟〝事実上〟の乖離は凄いものがありますよね…

 だから、六法全書の刑事訴訟法の条文を読んだとしても、その条文通りに法律が執行されていないんですから、読んでも意味がありません…

 意味がない、というのは言い過ぎかも知れませんが、要するに法律の条文を真に受けちゃうと変に期待をしてしまう、と言うことです


 さて、今日は何故片山選手の保釈が許可されたのかと言う内容をお話しします

 まず、昨日の復習ですが、基本的に否認している場合は〝証拠隠滅の恐れあり〟と判断されて、請求は却下されます。

 しかし、これには例外があるのです


 その例外とは…


 『被告人が有名人の場合』


 です。


 どういう事かというと、起訴されている被告人が政治家だったり、大企業の社長だったり、芸能人だったりと言う場合は、その被告人が起訴事実を完全否認していても、保釈は殆ど許可されます
 
 
 ちょっと時計の針を戻すと、あの〝ホリエモン〟ことライブドア元社長の堀江貴文さんが、2006年に証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕、起訴されましたよね。

 その際、彼は逮捕当初から一貫して犯行を否認していました

 にも拘わらず、逮捕から約二ヶ月後に保釈されて、シャバで全ての裁判を迎えました

 
 あるいは、政治家の鈴木宗男さんが、あっせん収賄の事件で逮捕、起訴された際も犯行を完全否認していたのにも拘わらず、時間は掛かりましたが保釈されました

 〝宗男ハウス〟何て言われていたあの事件です


 彼等二人に共通している事は、犯行を一貫して完全否認している、という点です

 そうすると、昨日のボクの話では、犯行を否認している場合は〝証拠隠滅の恐れあり〟で保釈が却下されるという話でした。

 ですから、〝彼等の場合はおもいっきりこのパターンに該当しているんだから、言っていた事と違うじゃないか〟と、思いますよね

 ところが、前記の通り、被告人が有名人の場合はこのパターンから除外されるのです

 
 では、何故有名人だと犯行を否認していても保釈が許可されるのか


 それは…


  『ホリエモンは何処まで行ってもホリエモンだからです


 意味分かりますか(笑)

 
 詰まり、有名人は一般の人達に顔が知られてしまっている為、仮に逃亡しても有名人であるが故、一般人に発見されてしまうからです

 要するに、逃亡の恐れがまずないという事です

 だって、仮に当時のホリエモンが保釈された後、裁判をバックレたとしても、公開捜査でもすれば直ぐに見付かりますよね

 すなわち、〝一般人と言う監視の眼がある〟と言うことです

 だから、有名人の場合は、逃亡の恐れがないと判断されるので、保釈が許可されるのです

 
 勿論、これは法律に明文化されている訳ではありません。

 刑事訴訟法に、『有名人は、一般人の眼があるから保釈を許可してもよい』なんて条文はありません


 これこそが、正に〝法律上と事実上の乖離〟なのです


 そう考えると、一般人と有名人とでは明らかな〝差別〟があると言っても間違いではありません

 むしろ、明確な差別がある、と言っても良いでしょう


 では、今回の片山選手の場合はどうなのかと言うと、彼は逮捕前から当時のマスコミに相当報道されていましたし、現在も逮捕当初ではないにせよマスコミが騒いでいるので、ある意味有名人でしょう

 ですから、前記のパターンに当て嵌めると、『片山選手はどこまで行っても片山選手』ですから、一般人と言う監視の眼があるので逃亡の恐れは皆無です

 
 それと、この点が一番大きいと思うのですが、片山選手側は検察の請求する証拠に全て同意しているのです

 と、いう事は、証拠に全てOKしているんですから、これ以上の証拠隠滅なんてあり得ませんよね

 とは言うものの、証拠に全て同意しているとは言え、完全否認しているに保釈が許可されるのはホントに異例です

 
 もし、これがボクの場合だったら絶対に保釈請求は却下されていたでしょう

 ボクは、それが分かっていたので、一年七ヶ月もの間一度も保釈の請求はしませんでした
 

 もう一点、同じ位大きい要因としては、高裁の裁判長に恵まれた、って事でしょう

 
 ここで、注目して欲しいのが、〝高等裁判所の裁判長が保釈を許可した〟って事実です

 
 通常の手続きとしては、弁護側は現在裁判が継続されている、一審の東京地裁に保釈の請求をします

 その後、東京地裁は検察官の意見を訊いた上で、可否を判断します。

 ですので、東京高裁が保釈の決定をしたと言う事は、東京地裁は保釈の請求を却下しているのです

 この却下決定に対して、弁護側が東京高裁に〝抗告〟をしたのです

 
 抗告とは、裁判所の決定に対して不服を申し立てるという法律上の手続きです

 
 抗告する際は、決定を下した裁判所の上級の裁判所に対してするので、この場合だと東京地裁の決定なので東京高裁に抗告と言う名の不服申し立てをします


 例えるならば、昔流行った「ねるとん紅鯨団」の告白タイムでの〝ちょっと待った〟ですね(笑)

 
 今回の片山選手の保釈が執行されるまでも、検察が特別抗告をしたとか、やんややんやと一悶着ありましたよね。

 あれぞ正に、ねるとんでの〝ちょっと待った〟です(笑)

 
 結局、告白された女性(東京高裁)は、他の男(検察)の〝ちょっと待った〟を受け入れず、初めに告白した男(弁護側)を選んだのが、今回の保釈の結果です


 以上、総括すると、〝今回の片山選手の保釈は、かなり珍しく極めて異例で、運が良かった〟って事ですね


 ボクとしては、保釈は絶対にないと思っていただけに、非常にビックリしましたね

 片山選手は、これから自由の身で裁判を迎えられるんですから、これ程素晴らしい事はありません

 勿論、判決はどうなるのかは分かりませんがね…


 さて、明日は〝佳苗ちゃん〟こと木嶋佳苗の控訴審判決を傍聴に行くので、その模様をお伝えしますね

 果たして、傍聴券は当選するのか…

遠隔操作ウイルス事件の保釈について。

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


 こんにちは

 今日は、天気は良いですが非常に風が強くて大変ですね…

 今日から、新しい一週間が始まり、週末の遊んだ疲れも残っていると思いますが頑張って行きましょう


 先週は、「スッキリ!」気象予報士の淫行事件についての、ボクなりの見解を述べさせてもらいましたね

 つくづく、全く関係のない地域で起きた事件を、全く関係のない警察署が捜査をする事自体非常に強い違和感を覚えています


 さて、今日は先日ニュースで話題になった、あの遠隔操作ウイルス事件の被告人である片山祐輔選手の保釈についてお話しします

 先日、片山選手は約一年一ヶ月振りに釈放されました

 〝釈放〟と言っても、別に無罪になった訳ではなく、単純に裁判を〝シャバ〟で迎えられると言う意味です

 なので、自由の身であっても、その身分は〝刑事被告人〟のままです

 
 そもそも、〝保釈〟とはどういう意味なのかを説明します

 保釈とは、証拠隠滅や逃亡の恐れがない人間を、拘置所に拘束させず社会で(シャバで)裁判を迎える法律です

 単純に、パクられた人が何故身柄を拘束されるのかと言うと、証拠の隠滅や逃亡の恐れがあるからです

 逆に言えば、その危険が無いのであれば殊更身柄を拘束する必要はありません。

 じゃあ、証拠隠滅の恐れがない人や逃亡の恐れがない人は、保釈請求すれば皆保釈されるのかと言うと決してそうではありません

 確かに、〝法律上〟は条件さえ揃っていれば保釈が出来るとなっているのですが、〝事実上〟は全くそんな事はありません

 むしろ、保釈なんて殆ど認められないのが現状です…


 そして、保釈の際に逃亡しない事を担保する保証として、裁判所が指定した額を納付します

 これが、〝保釈金〟です 

 この保釈金を、裁判所に納付して初めて保釈が許可されます

 〝納付〟と言っても、税金の納付とは違い、きちんと裁判に出廷すれば裁判後に返却されます
 
 逆に、裁判をバックレちゃったら、保釈金は還って来ず没収となります

 これは、非常に痛いじゃないですか…

 詰まり、〝裁判にちゃんと出廷しないと、このお金は没収だからきちんと出廷しろよ〟という暗黙の脅しですね


 では、証拠隠滅の恐れがなくて、逃亡の恐れもなくて、きちんと保釈金も払えるのであれば、被告人は皆保釈されるのかと言うと、決してそんな事はありません

 先程も述べた通り、殆どが保釈を認められず身柄を拘束されているのが現状です…

 認められる場合としては、単独犯で、覚せい剤や大麻の使用の事件や、万引き等の軽い窃盗、痴漢等の迷惑防止条例の事件等、釈放しても裁判に何ら影響が出ないような事件ばかりです


 ちょっと掘り下げて行くと、証拠隠滅の観点から見ると、保釈されるのであれば基本的には〝罪を認めている〟事が大前提となります
 
 何故なら、罪を認めているのであれば、これ以上何も証拠の隠滅なんてあり得ないからです。

 仮に、証拠を隠滅したとしても、罪を認めているんですから全くの無意味でしょう…(笑)

 
 この、〝証拠隠滅〟に該当する場合とは、要するに罪を認めていない、すなわち〝否認〟している時です

 否認していれば、何らかの証拠を隠滅したり、あるいは共犯者が居る場合は口裏を合わせたり出来ます

 しかし、現実問題として、現時点での証拠で有罪に出来ると思ったから検察は起訴したのに、これ以上何の証拠隠滅があるんだって話です
 
 それに、捜査権を盾に一般人が入手出来ない様々な証拠を収集しているんですから、尚更証拠隠滅なんて無理でしょう…

 被告人の手元に、証拠が手に入らないんですから…

 が、裁判所は〝万が一〟を恐れて証拠隠滅の可能性を懸念するのです

 
 従って、否認しているイコール証拠隠滅の恐れあり、と判断されてしまい保釈は認められません…


 次に、逃亡の恐れについてですが、これは基本的には身元がしっかりしていて、家族等が身元の保証をする場合です
 
 ですから、住所不定だったり、身元引受人が居ない場合は逃亡の恐れありと判断されてしまいます…

 まっ、ボクの感覚からすると、この逃亡の恐れありと言う項目は余り重要視されていないと思います。

 何故なら、逃亡したとしても、不利益を被るのは被告人自身だからです

 要するに、保釈金の没収です…

 保釈金は、その被告人が没収されたらかなりダメージになるような金額を設定されますから、その金を捨ててまで逃亡したとしても何の得があるのでしょうか。

 更に、逃亡したところで〝追われる身〟となるだけで、極めて精神的に不健康なだけでしょう(笑)
 

 ボクは、保釈の可否に関して一番最重要視されるのは、証拠隠滅の部分だと思います

 ここは、その後の裁判に大きく影響しますからね(とは言え、現実問題として証拠隠滅なんて出来ないのは前述した通り) 



 じゃあ、片山選手はどうかと言うと、彼は逮捕当初から完全否認を貫いていて、ボクと全く同じ状況です(笑)

 という事は、彼はおもいっきり証拠隠滅の恐れがある、と判断されるわけです


 にも拘わらず、何故保釈が認められたのか


 この続きは、明日お話しします

「スッキリ!」気象予報士淫行容疑で逮捕の件。

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


 おはようございます

 今日も、あっぱれな冬晴れですが、いかんせんまだまだ厳しい寒さですね…

 お蔭で、ボクは心も財布も寒いですよ(笑)


 昨日は、那覇地裁と簡裁の傍聴後に、思わぬ僥倖から発見した〝那覇ヒルズ〟こと那覇拘置所に社会科見学に行き、そこで思わぬ人と遭遇したお話をしましたね

 全く、那覇ヒルズで遭遇した時の、城間選手のボクを見る怪しい眼は忘れる事が出来ません…(笑)

 とは言え、ボク的には大変楽しめた〝逆転無罪in沖縄〟でした

 じゃあ、また沖縄に行った際は、那覇地裁に行くかと問われれば、二つ返事で〝ノー〟と答えるでしょう(笑)

 折角、日本のハワイにまで行って、人様が裁かれるのを観てもしょうがないですからね…

 同じ人様を観るのでも、ビーチに行って若いチャンネーの水着姿を観る方が、よっぽど健康的でしょう(笑)

 ハッスルハッスル~(笑)


 さて、今日は最近報道されたあの話題についてお話ししたいと思います

 ただ、今日ボクがお話しする内容は、あくまでもボクの考えなので、中には同意や首肯出来ないかも知れません

 ですので、一方ではこういう見方もあるんだな、位に思ってくれれば結構です


 では、早速ですがあの話題とはこちらです


 <スッキリ!のイケメン気象予報士・武田恭明さん、14歳と淫行でスッキリして逮捕>
 
 岐阜県警少年課は2月23日、東京都青少年健全育成条例違反容疑で、気象予報士の派遣社員武田恭明容疑者(32)を逮捕した。

 県警によると、武田容疑者は、日本テレビの朝の情報番組「スッキリ!!」などに出演している。

 逮捕容疑は昨年8月上旬、東京都荒川区西日暮里の当時住んでいたマンションで、神奈川県海老名市の女子中学生(14)が18歳未満と知りながらみだらな行為をした疑い。
「言い訳することはありません」と容疑を認めている。

 県警によると、2人は昨年7月にインターネットの掲示板を通じて知り合った。県警がサイバーパトロールで捜査して分かった。(共同)


 と、言う事件です。


 因みに、この人どんな人だっけと言う方の為に、武田選手とはこういう人です


 武田選手

 武田選手2

 
 実に、爽やかなイケメンですよね

 この爽やかさは、ボクとクリソツですね(笑)

 
 スッキリでの武田選手


 スッキリ出演中の武田選手

 これを見て、〝あ~、この人か~〟と、思い出した方も居るでしょう

 まっ、ボクはスッキリを良く観ているので直ぐに誰だか分かりました


 スッキリ武田選手のブログ


 逮捕直前までブログを更新


 こんな爽やかな人が、要は未成年にお金を渡してセックスしちゃったって事件でした

 まっ、人それぞれ性癖はあるので、そこについてあ~だこ~だ言っても詮無いので置いておきます。

 人生色々、性癖も色々、あっエロエロかっ(笑)

 
 で、ボクが一番言いたいのは、こんな事件でわざわざパクる必要なんてなくね、って事です


 何故ならば、この事件には被害者が居ないからです

 勿論、この未成年の娘が、武田選手に無理矢理レイプされたと言うのなら、ご立派な被害者でおもいっきり犯罪でしょう。

 しかし、報道によればお金を渡して淫行ですから、少なくともその娘は納得してセックスした訳ですよね

 レイプなら、〝スッキリ天気予報士未成年をレイプ〟って見出しですよね

 と、言う事は、お互い納得してセックスをしたと言うのに、何で殊更パクる必要があるんだと思うんです


 確かに、法律上では未成年とのセックスは禁じられています。

 しかし、そこにお互い恋愛感情があった場合はセーフです

 だからと言って、武田選手が14歳の女子中学生と交際していたと弁解するのはかなりの無理があるでしょう…

 
 とは言え、ボクが武田選手の立場だったら、〝ボクの彼女で、お金が無いって言うから渡しただけだ〟って言い張っちゃうだろうけどな(笑)

 〝彼女が何て言おうが付き合っていた〟って。(笑)

 何故かと言うと、青少年健全育成条例違反なんて所詮は罰金刑だからです

 詰まり、否認しようが認めようが、行き着くところは罰金刑なんですから、否認した方がいいじゃないですか。

 否認すれば、〝不起訴〟の可能性がありますが、認めちゃったら不起訴の可能性はありません。

 勿論、何回も同じ容疑でパクられていたら、検察官次第では公判請求、詰まり起訴される可能性も否定出来ませんが、現実問題としてそれはかなり低いでしょう

 とは言うものの、警察も明らかに援助交際を裏付ける証拠(メールの履歴とか)があったからパクったんでしょうから、前記の弁解は証拠次第でしか通用しない戦法でしょう

 まっ、状況によってはこういう闘い方もあると言うことです

 
 で、今罰金刑の話が出ましたが、この武田選手の事件も所詮罰金刑ですから、恐らく彼は罰金を払って近々釈放されるでしょう

 逮捕されたのが、2月23日なので、10日勾留だった場合は今日3月7日に釈放されて(警察官の48時間勾留を足して)、20日勾留ならば3月17日に釈放されるでしょう

 だから、罰金を払って出て来れちゃうような事件を何で殊更パクるんでしょうか。


 し、か、も、今回逮捕した警察署は岐阜県警少年課です

 逮捕された武田選手は、当時荒川区にに住んでいてそこでの事件ですから管轄は警視庁です。

 また、被害者は神奈川県海老名市に住んでるとの事なので、もし被害相談をするのなら地元の警察署に行くでしょう。

 わざわざ、神奈川に住んでいる人が、岐阜県の警察署に被害相談をしに行く訳がありません

 行ったとしても、「地元の警察署に行って下さい」で、門前払いです

 詰まり、今回の事件は岐阜県警には全く関係のない事件なのです

 にも拘わらず、何で岐阜県警はよそ様の事件に首を突っ込む必要があるのでしょうか…

 そんな暇があるのなら、テメーの管轄内の事件を一件でも処理した方がよっぽど地元の為でしょう。

 サイバーパトロールって言いますが、自分の管轄外の事件なら、その管轄を担当する警察署に引き継げばいいじゃないですか。

 勿論、刑事訴訟法では管轄外の事件でも逮捕出来るとはなっていますが、でも何でわざわざ岐阜から大分離れた東京での事件を岐阜県警がパクる必要があるのでしょうか。



 ボクの穿った見方では、捜査の過程で武田選手が浮上して、その人間がテレビに出演している人間だった事実が分かり、コイツをパクれば自分達の名前(岐阜県警少年課)を世間に知らしめることが出来るだろう、と言う恣意的な思惑があったのではないかと思っています

 すなわち、岐阜県警の売名行為に利用された、って事です

 だから、ホント今回の武田選手は運がなかったと思います。(笑)


 勿論、武田選手の法律違反は事実なんですが、それを全く関係のない地で起きた事件を、全く関係のない警察署が捜査する事自体に、ボクは首を傾げざるを得ません

 おもいっきり違和感を覚えて、〝スッキリ〟しません(笑)


 ボクからすれば、未成年を援助交際と分かっていながらセックスするのであれば、足が付かないようにやればいいのにな、と思います(笑)

 武田選手も、もっと上手くやれば良かったのになぁ、と(笑)

 例えば、身元不明のプリペイドの携帯を使う…とかとか

 まっ、これは人それぞれの考えがありますからね…

 皆さんも、未成年と援助交際をする時は、十分気を付けましょう(別に、犯罪を推奨している訳ではありません)


 
 今回の逮捕で、武田選手はもう二度とテレビで天気予報をお伝えする事はないでしょう…

 ホント、たった一発のセックスで人生の方向性が変わってしまうんですから、テレビに出る様な人は大変ですね

 
 全く、自分の〝逮捕〟までは予報出来なかったのでしょうか…(笑)


 彼は今、全く縁のない岐阜県警の留置場で、一体何を思うのでしょうか…



 さて、来週はあの遠隔操作ウィルス事件の保釈についてお話しします

 良い週末を

那覇〝ヒルズ〟こと那覇拘置所。と、そこで偶然再会した人…。

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


 こんにちは

 今日は、北風が強いですね…


 昨日は、傍聴後に偶然知った那覇〝ヒルズ〟こと、那覇拘置所に向かった話をしましたね

 ボクは、まさか裁判所の間隣に拘置所があるとは思わなかったので、ビックリしながらも嬉々として那覇ヒルズへと向かいました


 では、早速滅多に見る機会のない〝那覇ヒルズ〟をご覧頂きましょう


 那覇拘置所正面


 これは、拘置所の正面入り口で、ここで面会の受付をします

 
 那覇拘置所


 これは、拘置所入口にある看板です

 
 で、この写真の左下に、透明のゴミ袋があるのが分かりますよね

 実は、これはゴミではなくて、とある人物の荷物なのです

 
 その人物とは…


 そう、この荷物はボクが那覇地裁で観た、暴行事件の被告人だった城間選手の荷物なのです
 (平成26年2月27日 人生初の那覇地裁での傍聴。を参照)

 
 この記事でも触れた通り、城間選手は執行猶予の判決でしたから、当然その後釈放の手続きが執られて自由の身となる訳ですね

 その自由の身となった、城間選手と偶然那覇ヒルズの入口でバッタリ出くわしてしまったのです(笑)

 丁度、釈放の手続きが執られて出て来た所に、ボクが社会科見学に行ったと言う事です

 ボクは、傍聴席に座ったら城間選手にジロジロと睨まれたので、その睨んでいた人間が目の前に居る訳ですから、それはそれは痛快でした(笑)

 当然、城間選手もビックリしていて、こっちをかな~り怪しい目つきでジロジロと見ていました(笑)

 そりゃあそうでしょう

 ついさっきまで、傍聴席にたった一人だけポツネンと座っていた、色黒の金髪バカヤローが今度は釈放されたばかりの拘置所に居るんですから(笑)

 誰だって怪しむに決まっています

 定の案、あっ、案の定城間選手はボクの事を相当訝しんでいて、口には出しませんが「何で、コイツここに居るんだよ」と、目が言っていました(笑)

 正に、〝目は口ほどに物を言う〟ですね

 
 バッタリ出くわした後も、ボクがパシャパシャ写真を撮っているのを見ていたので、余計に訝しんでいたのでしょう。

 恐らく、彼は誰か迎えが来るのを待っていたんだと思います


 そうこうしていると、何と今度は知的障害があったあの具志堅選手も釈放されて出て来るではないですか
(平成26年2月28日 人生初の簡易裁判所での傍聴。を参照)

 彼は、法廷でもボクの存在を知らなかったので、拘置所のエントランスでボクとすれ違ってもどこ吹く風でした

 ってか、非常にニコニコしていたのが印象的でしたね(笑)

 彼も、誰かの迎えを待っているようでした


 こうして、人様の釈放を目の当たりにすると、ついこの間ボクもこれと同じ体験をしたんだな、との思いが蘇りましたね…


 だから、具志堅選手が笑顔なのも、骨身に沁みる程分かるんですよね

 恐らく、彼らはほんの数か月の拘束でしょうが、こちとら一年七ヶ月の拘束でしたからね…

 だから、その時の喜びは、彼等とは比較にはならないでしょうね

 しかも、こちとら〝逆転無罪〟なんですから(笑)



 さあ、続いて見て行きましょう


 那覇拘置所 舎房

 
 これは、被告人が収容されている舎房ですね


 布団が干してある(1)


 この布団が、ここが拘置所である何よりの証拠ですね

 これは、定期的に行われる布団干しですね


 布団が干してある(2)

 
 高い塀(1)

 高い塀(2)


 ホント、この高い壁はいつ見ても強烈ですね…


 新しい舎房


 新しい舎房(2)


 この二枚の写真に見えるのは、作りからして新しい舎房ですね


 官舎裏側


 官舎正面


 ヒルズの裏側を歩いて行くと、偶然官舎に辿り着きました

 ここから、職員は歩いて通勤するのです

 ってか、古くさい団地ですよね…

 基本的には、職員はここに住まないといけないらしいです…


 裏側から見た那覇拘置所


 裏側から見た那覇拘置所(2)


 この二枚は、写真を撮る為に高い壁沿いに歩いて行ったら裏側に辿り着きました


 以上が、那覇ヒルズこと那覇拘置所でしたが、ヒルズと言うには程遠い4階建てでしたね

 多分、大きさ的に200~300人位を収容出来るのではないでしょうか。

 建物自体、古いのと新しいのが混在していたので、どちらに収容されるかは〝運〟でしょうね


 因みに、拘置所の差し入れの売店も覗いて来ましたが、たいした物は売ってなくて沖縄らしい物も売ってませんでした

 ボクは、チンスコウとか差し入れできるのかな、と思って売店を覗いたのですが、ありきたりなお菓子しか無かったです

 まっ、那覇ヒルズには残念ながら誰も知り合いが居ないので、差し入れのしようが無いんですがね…(笑)


 最後に、拘置所の面会受付の女性職員が、これまたメチャメチャ綺麗でした

 話し掛けたかったのですが、他の人の面会手続きをして忙しそうだったので、遠目から眺めるだけでした

 明らかにストーカーですね(笑)

 ホント、弁護士さんにしても、ヒルズの職員にしても、何でこう沖縄の女性は綺麗なんでしょうかね


 と、最後は鼻の下が伸びましたが、以上で逆転無罪in沖縄編は終わりです

 明日は、ちょっと最近の話題に触れたいと思います

傍聴後に行った意外な場所…。

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


 おはようございます

 今日は、おもいっきり雨で嫌ですね…

 あっ、雨の日はアメダス〟と言う防水スプレーを靴に掛けると、もの凄く水を弾くので是非おススメです


 昨日は、逆転無罪in沖縄傍聴記の最後に観た、下着ドロボーの事件をお話ししましたね

 全く、たかが〝300円〟のパンティーを盗んでパクられて、刑事法廷へと引きずり込まれるんですから、大塚選手の親族はとんでもない迷惑この上ないですよね…

 それにしても、あの母親の姿は印象深かったな…


 さて、今日は傍聴後に行った、思いがけない場所についてお話ししますね

 ボクは、大塚選手の裁判が終わり、美人弁護士さんとの接触を計ろうとするも失敗し、仕方なくトボトボと裁判所のロビーへと向かいました

 ロビーには、東京地裁程の広さは無いですが、一応受付があって、そこに開廷表が置いてありその日の公判状況が分かります

 ボクは、受付に立っている職員に、

 『もう、何も観る物ないですね…』

 と、ダメ元と分かっていながら、ペラペラと開廷表を捲りながら訊きました

 そして、ボクはふと、

 『あっ、そう言えば那覇拘置所って何処にあるんですか

 と、思ったので訊ねました。

 何故、そんな事を思ったのかと言うと、ボクはご存知の通り拘置所生活が長かったので、拘置所から那覇地裁までどうやって被告人を護送しているのか興味があったからです

 すると、裁判所の職員は、

 
 『あっ、裁判所の隣ですよ。』
 

 と、言ったのです

 ボクは思わず、『えっ隣ですか』と、訊き返してしまいました。(笑)

 何故なら、まさかこの答えは予想だにしていなかったからです

 
 そうです、ボクが傍聴後に行った意外な場所とは、那覇拘置所だったのです


 これは、当初ボクのプランには一切組み込まれていなかったので、完全なサプライズでした

 それに、滅多に来れないですし、また殊更来ようとも思わない場所でしたから、このチャンスを逃すまいと急遽〝逆転無罪in那覇拘置所〟のコースが加わったのです

 
 この、裁判所の隣に拘置所と言う状況は、さいたま拘置所と同じで、ここも裁判所の隣に拘置所があり、被告人は護送バスに乗らずに歩いて裁判所まで行くのです

 勿論、その時の姿はプライバシー保護の観点から、外部からは絶対に見えないようになっています

 因みに、さいたま拘置所で思い出しましたが、あの〝佳苗ちゃん〟こと木嶋佳苗も一審時はさいたま拘置所に勾留されていたので、公判の時は拘置所からテクテク歩いて出廷していたのです


 ボクは、まさか那覇拘置所が裁判所の隣にあるとは思いもしなかったので、これは是非とも覗いて見たいと思い、裁判所の職員に行き方を訊いて、すぐさま裁判所から駆け出しました

 すると、何のことは無い、裁判所を出て左隣に看板が出ていて、おもいっきり那覇拘置所の入口だったのです

 入口から、直線に30メートル位歩くと拘置所の建物があり、テクテク歩いて行くと、そこで思いがけない人物と遭遇してしまったのです

 
 その人物とは…


 この続きは、明日の記事で拘置所の写真と共にお伝えしますね

 写真も入れちゃうと、長くなってしまうので今日は短いですがこの辺で

 足元気を付けてお出掛け下さい

沖縄にも居た下着ドロボー。

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


 おはようございます

 今日も、まだまだ厳しい寒さが続いていますね


 昨日は、逆転無罪判決から八ヶ月が経った事についてお話ししましたね

 改めて、つい八ヶ月前迄は、こうして自由にキーボードを打てなかった訳ですからね…

 しかし、この当たり前の〝自由〟の時間が長くなるに連れ、そのありがたみが薄れがちになって来てしまう事に、警鐘を鳴らす意味でも書かせてもらいました

 ホント、当たり前を有り難いと思える様になると、ボクは人生において人よりも楽しく生きれると思っています

 もし、皆さんの中にも、初心に帰れる〝基準日〟等が無ければ、こじつけでも良いので作ってみてはいかがでしょうか

 見付からなければ、このブログをいい意味で活用して下さい

 〝無実の罪でパクられる事に比べたら、今の自分はまだマシだな〟と。

 そうすれば、少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。


 さて、本日は逆転無罪in沖縄傍聴記のラストです

 この日観た、最後の裁判についてお話ししますね

 
 平成26年1月30日
 那覇簡易裁判所 104号法廷
 罪名 窃盗
 被告人 大塚 正人


 この裁判は、先週お話した知的障害のある窃盗犯の判決公判の後、そのまま続けられました。

 そのまま、と言うは東の事ではなく、裁判官、検察官が退廷しないで法廷に残ると言う意味です

 ただ、被告人が変わるので、弁護士と被告人だけがチェンジしました

 確かに、知的障害者窃盗事件の判決朗読の最中に、スーツを着た女性やら、オジサンやオバサンが何人か法廷に入って来て、傍聴席に座ったのが目に付いたのです。

 その後、判決朗読が終了し、被告人が退廷して行くと裁判官と検察官はそのまま残り、弁護士と被告人が入れ替わりました

 この裁判の主役である、大塚選手は20代のスーツを着た爽やかな男でした
 
 何処にでも歩いてそうな、サラリーマンな感じの男子でした

 
 因みに、大塚選手は傍聴席から法廷に入りました

 被告人席の両脇に刑務官は居ません。

 これはすなわち、保釈されている事を意味しています

 保釈されていなければ、法廷の奥から手錠をして刑務官とトゥギャザーして入って来ますが、そうじゃなく傍聴席から入るのは、その被告人は保釈されている証拠です

 全く、保釈だなんて羨ましい限りです…

 裁判を、自由の身で迎えられるのは、天国と地獄位の開きがありますからね…
 


 一方、弁護士さんが女性だったのですが、これがまたメチャメチャ美人さんだったのです

 〝えっこんな綺麗な人が弁護士さん〟と、疑いたくなるような美貌で、これには正直ビックリさせられました

 街角で見掛けたら、わざと目の前でハンカチでも落として、〝落ちましたよ〟と言われるように、きっかけを作りたくなるような美しさでした(笑)

 〝沖縄の弁護士さんレベル高ぇ~〟と、思わずにはいられませんでした

 まっ、三人しか見てませんけどね。(笑)


 と、勝手に一人傍聴席でテンションが上がっている中、粛々と開廷しました

  『それでは、被告人は証言台の前へ。』

  『では、あなたに対する窃盗被告事件について判決を言い渡します。』


  そして…


  『主文。被告人を懲役10月に処する。この裁判が確定してから、その刑の執行を三年間猶予する。』


 まっ、執行猶予は当然付くだろうと思っていたので、予想通りの判決でした。

 その後、判決理由の朗読を聴いていると、だんだんと事件の概要が分かって来ました

 
 大塚選手は、他人の家のベランダに侵入して、干してあった〝300円〟相当の下着を盗んだと言う事件だったのです

 どうやら、大塚選手は特定のアニメに性的コーフンを覚える、と言う変わった性癖の持ち主だったのです

 まっ、下着ドロボーをする位ですから、その時点で変わった性癖なんですがね…


 執行猶予にした理由としては、

 ① 被害者に被害弁済をして示談が成立している。
 ② 公判請求は初めて。
 ③ 母親が被告人を監督すると証言。

 以上の理由が、〝被告人の為に酌むべき事情〟と言うやつですね。


 この中で、母親が証言、とありますが、下着ドロボーなんて恥ずかしい事件を起こした我が息子の為に、証言台の前で証言した時の心境はいかばかりか…

 そうです、ボクが傍聴席で観たオジサンオバサンは、大塚選手の両親だったのです

 ホント、ボクもそうでしたが、柵の向こうで自分の息子が裁きを受けるのを観る親の心境は、ホント言葉に表現出来ないものがありますよね…

 幸い、ボクは無罪判決だったから良かったものの、これが有罪なら(日本の刑事裁判は殆どがそうなる)傍聴席から証言台の前に立つ息子の背中を観ながら、両親は一体何を思うのでしょうか…

 そういう意味では、ボクは結果的には最高の形でしたが、そこに至るまでは両親の寿命を縮めてしまった気がしてなりません

 そう考えると、刑事裁判乃至刑事被告人になるのは、その当事者だけではなく周りをも巻き込むんですよね

 これは、ホントに怖い事です


 判決朗読の最中も、大塚選手の母親は傍聴席に浅く座り、前かがみになりながら息子の背中をジッと見詰めていた姿が、今も脳裏に焼き付いています


 それだけ、母親からすれば様々な想いがあったのでしょう…


 他方で、事件自体は実にくっだらない事件でしたから、執行猶予の判決は妥当ですが、やはりこの手の犯罪は再犯性が高いので(何せ性癖ですから)、それをさせない為の執行猶予の長さだと思います。

 判決には、そんな狙いが込められているのを感じました


 判決朗読が終了し、閉廷するとボクは法廷の外に出て、チャンスがあれば〝美人〟弁護士さんにボクのブログ名刺を渡そうと思っていたのですが、法廷からは大塚選手と彼の両親と一緒に出て来て、話しながら歩いて行ってしまったので結局渡せずじまいでした…

 だって、刑事裁判を担当する弁護士さんからすれば、逆転無罪を勝ち取った男なんてそうそう巡り会えない訳ですから、絶対に興味を持つと思うんですよね

 だから、どうしても滅多に来ない沖縄で、ボクの名前をお見知りおきしたかったんですがね…


 因みに、この時大塚選手一向の様子を窺う為に、若干尾行するような形になってしまったのですが、何回も父親が振り返りボクを懐疑的な目で見ていました。(笑)

 そりゃあそうですよね…

 色黒で金髪の男が、裁判を傍聴して、その後同じ方向に歩いているんですからね。

 なので、ボクは途中で追尾を諦めるしかなかったんですよね

 正に、〝内偵失敗〟です。(笑)



 これで、逆転無罪in沖縄編は終わり…ではありません

 実は、この後思いがけない場所に行く事になりました


 その場所とは…


 続きは明日

 

逆転無罪判決から八ヶ月が経ちました…。

人気ブログランキングバナー





 (お手数ですが、両方のバナーをクリックして頂けると嬉しいと思います。)


 おはようございます

 今日から、三月の新しい週がが始まりましたね


 さて、先週は那覇簡易裁判所での傍聴についてお話ししましたね

 ホント、法廷も簡易でビックリさせられました


 今日は、当初那覇簡裁の傍聴の続きをお話しようと思ったのですが、昨日は3月2日で、丁度逆転無罪判決から八ヶ月が経ったので、その事についてお話ししますね

 本来なら、毎月2日は判決〝月〟命日なので、先月もこのタイトルでお話ししなければいけなかったのですが、ついついうっかりして失念してしまいました…

 なので、先月の分も含めて今日はお話しします

 
 只今申し上げた通り、「判決〝月〟命日をうっかり失念してしまった」訳ですが、これこそが正に初心忘れべからず、ではなくて『初心忘れている』なのです

 やはり、逆転無罪判決から当然日々時間は流れて行く訳で、その時間が経てば経つほど、ついそのありがたみと言うか、重みを忘れてしまいがちなんですよね…

 逆転無罪〝前〟は、今当たり前に過ごして居る〝自由〟を最大級欲していて、大袈裟ですが〝夢〟にまで見ていました

 ところが、いざその〝夢〟が手に入ると、それが当たり前になり、それを欲していた時の事実を忘れがちなんですね…

 そうすると、当たり前の事を有り難いと感じなくなって来てしまう…

 勿論、そんな風には感じていませんが、自分自身への警鐘として…

 例えるならば、狙った女を口説く前は一生懸命〝おもてなし〟していたのに、いざ口説けたらそのおもてなしをしなくなってしまう…

 所謂、〝釣った魚に餌をやらない〟状態ですかね。(笑)

 因みに、ボクはそ、そ、そ、そ、そ、そ、んなこたありません…(滝の様に流れる汗)

 これではいけません

 特に、ボクの様な経験をした人間ならば、そういう経験が無い人よりも、尚更その当たり前が有り難いと感じ易いはずなのに、その大事な判決〝月〟命日を失念するなんて、とんでもない〝金髪豚ヤロー〟ですね

 ボクは、自分に怒ってます(笑)

 なので、改めて気を引き締めたいと思います

 と、ノムさんのボヤキみたいになってしまいましたが


 さて、改めて逆転無罪判決からの八ヶ月を振り返ると、毎度の事ですがあっという間に過ぎ去ってしまった印象です

 今年は、〝自由の身〟で年末年始を迎えられ、ごくごく普通で至って平和なお正月を過ごせました

 未だに、年末年始に録画した数々の特番をなかなか時間が無くて観れていません…

 去年は、小菅ヒルズの独房で、当時毎日取っていた日刊スポーツのテレビ欄を眺めながら、「うぉ~、これメッチャ面白そう観たいな~」と、何度となく思った事か…

 それが、今年はそんな事は思わず自由に観れたんですから、これはこれはとてつもなく幸せじゃないですか。

 この感覚は、ボクと同じような体験をしないと、なかなかリアルに感じ取れないのではないでしょうかね…

 一見すると、「こいつ何でも感動し過じゃね」と、思われるでしょうけど、そう思われる位の感覚になってしまうのが〝拘置所生活〟なんですよね…

 だから、ボクがこう綴って、それに対して前記のように思われるのなんて全然構わナッシーなのです


 で、一月は近々お話しする予定の「刑事補償請求」「裁判費用補償請求」の書面作成に追われて、あっという間に半月が経ってしまいましたね

 お蔭で、何とか期限までに提出できたので、後は幾ら補償されるのかを待つばかりです

 この模様は、別途カテゴリを設けて詳細にお話ししたいと思います

 今回は、弁護士を付けずに全て自分でやったので


 その後は、今お伝えしている人生初の沖縄に行ったり、アルバイトをしたり、ジムに行ったり、週末はサッカーをしたりと、ホント充実した日々を送らせてもらっています

 ボクが言うのもあれですが、二月は何と言っても関東地方は大雪に見舞われたのが大きな出来事だったのではないでしょうか。

 二週続けてでしたから、結構いい迷惑でしたね…

 タイミング的に、〝ホワイトバレンタイン〟になりましたが、ホント迷惑この上なかったですね

 まっ、この迷惑さを感じられるのも〝シャバ〟に居られるからなんですけどね

 これが、もし小菅ヒルズに居たら、何にも感じられませんでしたからね…

 当然、雪景色なんて見れませんから

 部屋の窓から、外の景色は殆ど見えませんから…

 あっ、影響を受けるとしたら、平日の屋外運動が恐らく中止になった位でしょうか。

 
 何より、洗い物をする時にお湯が使えるのが最高ですよね

 「はっそんなの当たり前田の敦子じゃん」と、思うでしょうが、去年のボクはこの時期小菅ヒルズの独房で、洗面をする時や洗い物をする時は、全て水でやっていました

 そうです、小菅ヒルズでは部屋に備え付けの水道からは、水しか出ません…

 お湯なんて、一切出ません…

 唯一、お湯が使えるのが週二回の入浴時の時だけです

 もう~、これが冬は冷たいのなんの

 ホント、出来る限り水道は使いたくなかったですが、どうしたって水道を使わないといけないですからね…

 だから、なるべく水に触れる時間を短くして、洗面とか洗い物をしていました

 今振り返ると、とても懐かしいですね

 
 また、冬は沢山洋服を着なくては寒いので、色んな洋服を着れるのでこれは非常に楽しいですよね

 〝コーディネートはこーでねーと〟なんてね(笑)

 去年なんて、小菅ヒルズではこの時期スウェットしか着てませんでしたから、コーディネートも糞もありません。(笑)

 だって、誰に見られる訳でもなく、デートする訳でもないのに、毎日洋服を変えたって何の意味があるんでしょうか。

 だから、今年は何処かに出掛ける時に、洋服とニラメッコをしながら〝どれを着ようかな~〟と考えるのがとてつもなく楽しいのです

 ホント、自由あっての事ですからね


 ともかく、逆転無罪後初の一月二月は、極めて冬らしさを満喫出来ましたね

 まっ、今もそれは継続中ですが


 改めて、こうして逆転無罪から八ヶ月が経った事を綴れるのも、周りの方々のお蔭だと心底感じています

 この場を借りて、お礼を言わせて下さい

 本当に、本当に、ありがとうございます

 ホント、ボクは幸せ者ですね


 さて、明日は逆転無罪in沖縄簡裁傍聴記をお送りしますね