日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

2014年01月の記事

大森警察署のご飯事情。

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 ハイサイ~

 今日も、天気良いさぁ~

 と、突然沖縄チックになりましたが、実は28日~30日まで37年目にして初めて沖縄に行ったのです

 いやはや、沖縄に行った経験のある方なら、ホント誰もが感じていると思いますが、沖縄はとっても最高さぁ~

 逆転無罪in沖縄編については、来週辺りに色々とお話ししますのでご期待下さいさぁ~(笑)


 さて、一昨日は留置場と拘置所のお風呂事情についてお話ししましたね

 ホント、〝カラスの行水〟でしたね…

 〝湯船でゆっくり身体を暖めよう〟なんて事は、一切出来ませんでしたからね…

 因みに、書き忘れましたが、留置場も拘置所もドライヤーは無いので必然的に自然乾燥になります

 従って、クセ毛の人とか(ボクは正しく)髪の毛が伸びて来ると大変です…

 一応、拘置所では櫛やコームは購入出来るのですが、いかんせん熱風を当てられないので櫛があっても余り意味が無いんですよね…

 この辺の事情は、〝拘置所の床屋事情〟で詳しくお話ししますね


 で、今日は留置場の食事事情についてお話ししますね

 基本的には、朝、昼、晩、と三食支給されるのはデフォルトです

 まっ、当たり前田の敦子ですが。(笑)


 まずは、ボクが最初に留置されていた警視庁大森警察署からお話しします

 結論から言うと、〝とっても究極に最悪に激マズ〟でした

 これは、警視庁管内で一度でもパクられて、留置場に入った経験がある方ならボクと同感だと思います…

 
 基本的には、三食全てお弁当なんですね

 しかし、そのお弁当が冷たい冷たい…

 そりゃあ、美味しい駅弁の様に、冷めても美味しいお弁当ならば冷えてても大丈夫ですが、いやいや留置場のお弁当は駅弁と同じ〝弁当〟と言う括りは一緒でも、天と地程の開きがありました


 お弁当は、一重のお弁当で、メインの美味しくないおかずに、申し訳程度に副菜がちょっぴりある程度…

 そこに、茶碗一杯位の白米が敷いてあります

 今は、スーパーでも大変ボリュームがあるお弁当で、298円とかで販売していますので、それと比較するとこの留置場のお弁当は20円位のクオリティーでした


 朝は、7時前には支給され、白米におしんこが少々にふりかけが付いていたりと、メチャメチャ質素極まりない

 それに、味の薄い味噌汁が一杯

 飲み物は、お茶ではなくて何と〝白湯〟です

 詰まり、単なる〝お湯〟です

 
 あの、皆さんは単なるお湯を飲む機会ってありますか

 あるいは、自ら積極的にお湯を飲みますか(笑)

 まず、お湯だけを飲む人なんていないのではないでしょうか。

 これは、現在の自販機事情を見れば一目瞭然でしょう

 ミネラルウォーターは売っていても、ミネラル〝ホット〟ウォーターは売ってませんよね…

 すなわち、それだけ全く需要がないと言う証拠ですね

 
 なのに、警視庁管内留置場は、毎回ご飯の時にお湯を支給するのです

 完全な時代錯誤も甚だしいと思いませんか

 ってか、せめて安い物でいいからお茶にしてくれよ、と声を大にして言いたい


 で、普通に考えて、お湯単体で飲むと全然美味しくないじゃないですか

 試しに、お湯を沸かしてそれだけで飲んでみて下さい(笑)

 決して美味しくないですから

 
 ところが、ところがですよ、初めはマズイと思っていた単なるお湯が、毎日嫌々ながらでも飲んでいると不思議な事に美味しく感じて来てしまうのです

 ホント、究極の底辺ですよね…

 だって、単なるお湯が美味しく感じる位ですから、お湯以上の味が付いた物なら何でも美味しく感じますからね。(笑)

 そういう意味では、この〝お湯体験〟は貴重だったのかも知れませんね…

 まっ、強制的に支給されたから無理矢理飲んだだけで、自らお湯を選択する事なんて決してないですが。


 そして、昼食は12時丁度に支給され、警視庁の留置場は毎日食パンが4枚と、それに塗る物とジュースと一品の揚げ物のパターンでした

 パンは、8枚切りの厚さで4枚入っていて、学校の給食で支給される小さいジャムやチョコレートが、日替わりで組み合わせを変えて3品支給されます

 例えば、今日はイチゴジャムとマーガリンだったら、明日はチョコレートとピーナッツと言う様に。

 マーガリンは、デフォルトで毎日支給されましたね

 ボクは、パンが大好きなので昼食は結構好きでしたね

 とは言え、あくまでも留置場レベルでの話です。(笑)

 〝シャバ〟と比較したら、それはそれは話になりませんから

 ボクは、いつも何だかんだでパンは全部食べてましたね


 続いて、夕食ですが、17時に支給されてある種メインのお弁当ですが、これがホントふざけたお弁当なんですよね…

 例えば、メインのおかずは、オリジン弁当なら野球で言う所の二軍の選手なのに、警視庁のお弁当では一軍のスタメン扱いなんですからね(笑)

 一体、どこがメインだよ、って毎日毎日疑問に思っていました

 そんな〝選手〟が、スタメンで出てる位なんですから、そりゃ質も落ちますよね

 一応、お弁当のおかずが入る部分には、食べ物で全て埋まっているのですが副菜もマズイマズイ…

 それに、量も少ないので全然お腹一杯になんてなりません…


 では、たらふく食べたい人はどうするのかと言うと、お金がある人は自分でお弁当を購入出来るのです

 これを、業界用語で〝自弁〟と言います

 〝自〟分で買うお〝弁〟当だから自弁なんですね

 ボクも、自弁を何回か購入して食べましたが、まあまあ美味しかったですよ

 あくまでも、留置場レベルでの話ですよ。(笑)

 生姜焼き弁当や、ミックス弁当等々、そこそこ種類も豊富でした

 この自弁は、各警察によって発注業者が違うので、それぞれお弁当の内容が異なります

 
 こうして、警視庁大森警察署でのご飯事情を振り返りましたが、つくづく最悪でしたね…

 ホント、今は自分がいつ何を食べようが自由ですから、これ程幸せな事はありません

 因みに、逆転無罪後に〝シャバ〟で、一度もお湯は飲んでません

 今日は、そんなお話でした

 
 来週は、ボクが再逮捕されて移送した、千葉東警察署での食事事情をお話しします


 良い週末を

拘置所のお風呂事情。

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 おはようございます

 今日も、お仕事にプライベートに頑張って行きましょう


 さて、昨日は逆転無罪判決から半年が経ったお話をしましたね

 一体、皆さんにとっての2013年はどんな一年だったのでしょうか

 ボクの記事を見て、何か感じる所があったとしたら、ボクとしてはこれ程嬉しい事はありません

 
 では、今日のお話ですが、最近はとっても冬のお手本の様な寒さが続いていますよね

 皆さんに質問ですが、毎日お風呂に入っていますか

 あるいは、毎日湯船には入らなくとも、シャワーは浴びていますか

 そんなの当たり前田の敦子だよ

 と、突っ込みを受けそうですが、こんな質問をしたのには勿論理由があるからです


 それは、拘置所では毎日お風呂に入れないからです


 では、いつ入っているのか

 
 まずは、ボクが初めにパクられて留置されていた、大森警察署からお話ししますが、ボクも非常にビックリしたのが警視庁管内は、入浴は〝五日に一回〟だったのです

 ホント、三日目、四日目辺りになって来ると、頭が脂ぎってきて最悪でした

 しかも、何故か自分でシャンプーとか買えず、留置場に備え付けのシャンプーを使わざるを得ないのですが、これがホントふざけていて、何と100円ショップキャンドゥの物だったのです

 だから、髪の毛がメチャメチャギシギシなんですよ…

 身体も、二回とか洗いますが、結局その後五日間は身体を洗えないので、何回身体を洗っても無意味なんですよね…

 三日目位で入浴させてくれないと…

 因みに、時間は20分で、何部屋か纏めて入浴して、そのスタートの部屋も毎回一部屋ずつズレて行きます

 これは、毎回スタートの部屋が同じだと、最後に入浴する部屋がいつも同じになってしまい、不公平だからです

 又、湯船はそこそこデカくて、大人が一気に6、7人は入れる位の綺麗な物でした

 とにかく、警視庁の入浴のサイクルは極めておかしいと思いますね…


 続いて、再逮捕されて移送された千葉東警察署でしたが、ここは木曜日と日曜日の週二回で時間は20分でした

 ここは、多少日用品を自分で購入出来たので(勿論、お金が無い人は購入出来ない)、ボクは自分のお金でメリットのシャンプーを購入して使用していました

 ただ、ここは冬はシャワーの出が悪くて、洗うのに苦労しましたね…。

 しかも、湯船が昔の団地にある様な、正方形の緑色したあの湯船です…

 又、ここは昔ながらの〝古株から〟順番に入浴して行く方法を採っていました

 要するに、そこの留置場に古くから居る人が一番風呂に入って、そこから二番目に古い人、三番目に古い人、と順番が下りて来ます。

 なので、一番最後にここの留置場に来た人は、必然的に最後に入浴する結果となります…

 確かに、一番風呂は気持ちが良いのかも知れませんが、こんな所で一番風呂になると言うのは、すなわちそれだけ長くそこの留置場に居ると言う証左ですから、そんな一番風呂なんてマッピラ御免でしょう(笑)

 幸い、ここの留置場は人の出入りが激しかったのですが、ボクは一番風呂になる状況は一度も無く、一ヶ月ちょっとで千葉刑務所に移送されましたからね


 次に、一審公判時に居た千葉刑務所ですが、ボクは留置場から移送された当時、接見禁止が付いていた為必然的に独居房に入るので、入浴も個人入浴でした

 接見禁止とは、弁護士以外の人間との面会や手紙のやり取りが一切禁じられる措置です

 これは、例え親であっても、配偶者であっても会えない、非常に厳しい措置なのです…

 なので、接見禁止が付いている人間は、雑居房に入れると、接見禁止が付いていない同房者に手紙を依頼したりと、不正に外部と連絡が取ろうと思えば取れてしまう為、そう言った事をさせない為に絶対に独居房に入れるのです

 当然、他の部屋の人間とも接触させない為に、入浴時も雑居風呂ではなく、一人一人が個別で入浴するようになっています

 ボクが居た、千葉刑務所の建物は比較的新しかったので、お風呂場にはちゃんとシャワーの蛇口もあって、湯船も長方形でそこそ広かったです

 例えるなら、普通のマンションのお風呂と言った所でしょうか。

 入浴回数は、冬が週二回で、夏が週三回でした

 しかし、拘置所でのお風呂の時間は極めて短くて、何とたったの〝15分〟です

 15分と言っても、見張りの職員が〝3分前~〟と、声を掛けて来るので、その声があったらもう湯船から出ないといけないのです…

 従って、実質的には〝12分〟しか入浴時間が無いのです

 これは、ホントに短いと思いました…

 正に、〝カラスの行水〟です(笑)

 しかも、シャンプーやコンデショナーはお金があれば自分で購入出来ますが、それが手元に届くまで10日間位掛かる為、届くまでは何と髪の毛を石鹸で洗っていたのです

 これは、ホントに嫌で、スーパー髪の毛がギシギシになりました…(笑)

 
 又、これは留置場もそうなんですが、皆さんはきっとお風呂に入ったら、まず垢すり等で身体を洗いますよね

 しかし、留置場や拘置所は、垢すりはありません

 
 では、一体どうやって身体を洗うのか


 それは、部屋にある自分のタオルで洗うのです

 洗面用の、長方形のタオルがあるじゃないですか。

 あれで、身体を洗い、更にはそのタオルで身体を拭くのです

 ですから、洗面用のタオルは、洗面時、入浴時の身体洗い、入浴時の身体拭きと〝一人三役〟もこなすのです

 一応、拘置所ではバスタオルは購入出来ますが、入浴場に持って行けず、部屋に置きっぱなしにしないといけないので、全然意味が無いんですよね…

 要するに、入浴後の一番バスタオルが必要な時に使用出来ないと言う不条理…


 因みに、ボクは拘置所生活をしていた時、髪の毛はとても長かったので、いつも二回シャンプーしてコンディショナーを付けて、身体を洗い、髭を剃るともう三分前の号令が掛かってしまうので、まともに湯船に入れませんでした…

 どうしても、間が二、三日空くと頭が脂ぎって来ますから、二回はシャンプーしないと気持ち悪いのです

 そうそう、髭剃りは入浴時に行うので、これも結構時間が取られるんですよね…


 控訴審時に居た、小菅ヒルズも千葉刑務所と同じでした

 
 と、言う様に、留置場や拘置所のお風呂は、ホント時間が無くて最悪でした…


 ホント、シャバでは好きな時に、好きなだけお風呂に入れるなんて、何と幸せなことでしょうか。


 今日は、そんなお話しでした


 明日は、ボクの人生初体験をお話しようと思います

 

逆転無罪判決から半年が経ちました…。

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 おはようございます

 今日も、素晴らしい冬晴れですね


 さて、昨日はボクが先日傍聴した、強姦致傷事件控訴審判決についてお話ししましたね

 ホント、判決の主文の途中までメチャメチャ期待を持たせたのに、結果は有罪なんですから、おもいっきり肩透かしを食らった様な気分でした…

 まっ、そう簡単に逆転無罪判決なんて出ないものですね


 んで、今日は今更ながら、〝判決命日〟についてお話ししたいと思います

 本ブログでは、もう何度もこのタイトルで記事を書いている通り、月に一回判決を受けた日を起点として、改めて今のこの自由な世界が何と尊く幸せなのかを振り返ると言うものです

 なので、このタイトルはツイッターの呟きのロングバージョンみたいなものです

 本来なら、去年の7月2日が逆転無罪判決を受けた日なので、1月2日にこの内容でブログを書くべきだったのですが、一応ボクもお正月休みを取らせて頂いたので、1月2日にお話しする事は出来ませんでした…

 その後も、色々なお話を綴っていたら、あっという間に一月末になってしまい、もう少しで逆転無罪判決から七ヶ月が経ちました、で記事を書かないといけない時期になってしまいました…

 なので、ちょっと前のお話になりますが、昨年の12月2日から今年の1月2日の、逆転無罪判決から丁度半年目についてお話ししますね


 お蔭様で、早いものでいつの間にか気付いたら、逆転無罪判決から半年が経っていました

 すなわち、〝シャバ〟での生活が六ヶ月経ったと言う意味です。

 半年と言えば、その字の如く一年の半分です

 いやはや、ホント時が経つのは早いあっという間です

 この半年目は、12月という事もあって、色んなイベントが目白押しでした

 例えば、12月15日はボクの37回目の誕生日、忘年会、クリスマス、年末年始、と正に師走の代名詞なイベントが沢山あって、皆さんも結構財布の紐が緩んだのではないでしょうか。

 
 やはり、ボクとしては二年振りにこれらのイベントを〝シャバ〟で迎えられた事に尽きますね

 うん、ホントそれに尽きますね…

 本ブログで、何度もお話ししている通り、ボクがパクられたのが平成23年11月29日なので、詰まり平成23年の12月、平成24年の12月と二回も〝塀の中〟で、最も一年で一番楽しい時期を過ごしたのです…

 こんな屈辱は、そうそうないでしょう…。

 皆さんも、バーチャルでイメージしてみて下さい

 一年の中で、一番イベント目白押しな12月を、やってもいない罪でパクられて、強制的に塀の中で過ごさざるを得ない状況を…

 きっと、考えられないでしょうし、考えられたとしても、きっと頭がおかしくなるのではないでしょうか。

 しかし、この考えられない状況を、本ブログの作者は二回も経験して来ているのです…

 確かに、言葉に表現出来ない位の悔しさ、もどかしさ、屈辱感でしたが、当時のボクは〝別にこれで死ぬ訳じゃないから〟と、無理くり自分を奮い立たせていました

 そうでもしないと、ホントやっていけなかったからです…


 で、ようやく今年は二年振りに〝シャバ〟で、12月を迎えられてホントにホントに嬉しかったですね

 ボクは、前述の通り、12月15日が誕生日ですが、今更誕生日に強い思い入れはありませんが、それでも塀の中で迎える誕生日なんて、これ程虚しい状況はないじゃないですか…

 なので、特に何かをしなくても、シャバで迎える誕生日はそれはそれは幸せでした

 今年の〝シャバ〟での誕生日は、特に何もせず大人しく過ごしました

 ボクとしては、何の贅沢もしたくなく、と言うよりも、自由の身で誕生日を迎えられる事自体が最高で最大の贅沢なので、他に何も要らなかったんです

 あっ、トップスのチョコレートケーキは欲しかったかな(笑)


 そして、ボクの中ではやはり年末年始を〝シャバ〟で迎えられたことでしょうか。

 ホント、去年と一昨年は紅白歌合戦をラジオで聴くと言う最悪な状況だったので、今年は絶対に紅白をテレビと言う名の〝動画〟で観てやろうと思いました(笑)

 動画と言ったのは、拘置所ではテレビは無いので、新聞や雑誌等の写真と言う〝静止画〟でしか見れなかった為です。

 しかし、年末の特番を色々と調査してみると、いやはやどこの局も甲乙付け難い正に群雄割拠な状況で、非常に困りました…

 そんなもん、HDDに録画しとけばいいじゃないか、と思うかも知れませんが、自宅のハードディスクはもう容量が一杯で、少ししか録画出来なかった為、どれを観るのかとても吟味したのです

 でも、たかが年末の特番を観るのにもこんなに吟味するなんて、シャバに居るからこそなんですよね

 皆さんにとっては、そんなもん当たり前じゃんと思うのでしょうが、ボクにとってはその当たり前田の敦子(当たり前田のクラッカーに続く流行語でしょ)じゃなかったので、そんな極めて些細な事が幸せで堪らなかったのです

 結局は、ダウンタウンの笑ってはいけないを選択し、ゲラゲラ笑いながら平成25年を締め括りました


 ボクにとっての、久し振りのシャバでの12月は、メチャメチャ楽しくて普段は全く飲まないお酒も解禁して、忘年会もあちこち参加して、ホントこれが当たり前だと言う師走の喧騒を駆け抜けた様でした

 12月の週末の繁華街は、何処も彼処もスンゴイ人で、これぞ師走と言う感じでした

 昨年は、小菅ヒルズの独居房で一人寂しく過ごして居たので、前述の賑やかな師走の喧騒なんて一切味わう事は無かったです…

 いつもと変わらず、ただ単に12月から1月へと月が変わっただけでした…(笑)

 まっ、少し前の記事でも書いた通り、一応お正月バージョンの食事は支給されましたが…

 だから、今年は師走の喧騒が少しでも味わえて、この上なく幸せでした…

 
 改めて、この半年を振り返ると、極めて充実していてこの上なく幸せだと言う事です

 ホント、ボクと関わっている全ての人達に、深甚なる感謝の意を表します

 ありがとうございます

 
 少しずつですが、本ブログも読んでくれる方が増えて、〝おもしろい〟と言う有り難いお言葉を頂き、ホント作者冥利に尽きますね

 これからも、もっともっと皆さんに何かを楽しく伝えられるように、日々努力をして行きたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します


 さて、明日はふと思い付いたので、拘置所のお風呂事情についてお話ししたいと思います


原判決を破棄する…。

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 おはようございます

 今日から、一週間の始まりですね

 一月最後の週、頑張って行きましょう


 さて、先週はボクがたまたま傍聴した、とある強姦致傷事件控訴審についてお話ししましたね

 そこでボクは、次回判決の期日が指定されたのを聴いて、絶対に傍聴しに来ようと思いました

 
 一体何故か…。


 それは、〝判決の日時が一ヶ月以上空いたからです


 この日、結審したのは12月19日で、次回判決期日が指定されたのは、年が明けて1月23日でした

 詰まり、判決まで一ヶ月以上の空きがあります

 
 これは、一体何を意味しているのか


 あくまでも、これはボクの私見と経験則ですが、結審から判決まで時間が空けば空くほど判決が変わる可能性があるのです


 ボクは、自身が体験した逆転無罪と、沢山事件を傍聴した経験からこの法則を導き出しました

 と、言うのは、ボクが色々と控訴審を傍聴して来た中で、次回判決が指定されるのが一週間後とか二週間後の時は、1000%控訴棄却ですね…

 これは、何故かと言うと、もう結審の時点で裁判所としての結論が出ている証左なのです

 下手したら、この時点でもう判決文が出来上がってるんじゃないかと思ってます。(笑)

 
 もし、原判決(一審判決)を破棄するのなら、控訴審で新たな判断をしなければならず、必然的に判決文が長くなります…

 しかし、控訴棄却にするのなら、控訴した側(殆どが弁護側)の主張を排斥して、一審判決をなぞればいいだけなので、判決文作成にそんなに時間は掛かりません。

 だから、判決期日が一週間後とか二週間後とかで十分なのです

 
 実は、ボクがおもいっきり控訴審を闘っていた当時、ボクは結審してから判決の日時までどの位空くのかに注目していました

 ボクの中では、結審してから二週間後とかなら控訴棄却だな、と思っていて、逆に一ヶ月以上空けばかなり期待出来るのではないか、と勝手に思っていました…

 
 その結果…。


 結審したのが、平成23年5月21日で次回判決日時が指定されたのが、同年7月2日でした

 詰まり、約一ヶ月半も空きがありました

 ボクは、当時被告人席で、裁判長が日時指定をするのを、固唾を飲んで注視していました

 『一体いつに指定されるかな…』と、非常にドキドキしていたのを今でも鮮明に憶えています…

 この日時指定の如何によっては、ボクの判決に対する期待度が俄然変わって来るのですから、それはそれは注視していました

 その結果、約一ヶ月半も間が空いたので、ボクは日時を聴いた瞬間〝ヨシッ〟と、心の中でガッツポーヅをしました

 
 そして、手錠を掛けられて法廷から退廷する時に、ボクの裁判を一審から欠かさず傍聴に来ていた、桃山商事代表の清田クンに向かい、ニコッと笑いながら何度も首を頷かせて合図しました

 これは、『判決は期待できるぞ』と、言うボクが当時出来た最大限の暗黙の意思表示でした

 その結果は、皆さんご存知の通りとなりました


 勿論、そんなのたまたまだよ、とか、結審してからどの位の期間が空こうが関係ない、と言う意見もあるでしょう。

 しかし、当時のボクは、そういうある種の迷信めいたものに縋って、自分自身を鼓舞するしかなかったのです…

 だから、周りが何をどう言おうが、そんなのはどうでも良かったのです


 以上の様な、自身の体験と数多の控訴審を傍聴した経験則から、ボクはこの裁判の判決はかなりの期待が出来る、むしろ、原判決は破棄になるだろうな、と直感しました



 そして、時の針は先日の1月23日へと戻します

 この日は、15時に開廷だったので、5分位前に法廷へと到着して、判決の瞬間を今か今かと待ち侘びていました

 開廷二分前位に、黒のダウンジャケットを着てメガネを掛けた高木被告人が、両脇を小菅ヒルズの刑務官に挟まれながら入廷して来ます

 その表情は、とても緊張しているように見えました…

 そりゃそうです、その何分後には、もしかしたら原判決を破棄して逆転無罪を宣告され、自由の身となるかも知れないんですから…

 詰まりは、正に人生を左右する究極の緊張の瞬間です

 ボクは、この究極の緊張の瞬間を、約半年前に経験していますから、それはそれはこの時の高木被告人の気持ちが誰よりも良く分かります…


 時刻は、15時になり、裁判長を始め他二名の裁判官が後に続いて入廷して来ます

 『それでは、開廷します。被告人は証言台の前へ。』

 と、裁判長が促し、被告人は証言台の前へと移動します。

 
 『高木被告ですね

 『はい。』

 『それでは、あなたに対する強姦致傷事件について、当裁判所の判決を言い渡します。』

 

 『主文。』

 
 と、裁判長が言った後に、一秒から二秒の間が空いたので、ボクは〝おぉ〟と、その後の言葉に俄然期待しました


 『原判決を破棄する。』


 と、言う言葉が聞こえたので、ボクは思わず〝来た(逆転無罪が)〟と、呟き更に期待度は高まりました

 これで、ボクの予想通り、原判決の破棄は確定、詰まり一審判決が変わる事を意味しています

 因みに、ここまではボクの判決の時と全く一緒でした


 そして…。


 『被告人を、懲役四年六月に処する。』

 
 と、裁判長の言葉が続き、ボクは口がポカンと開いてあ然としてしまいました…

 要するに、原判決は破棄されたけど有罪判決は変わらずって意味です…

 ボクは、てっきり『原判決を破棄する。』と、聞こえたので、てっきり逆転無罪かと思っていたら、何と一審判決から刑が少し軽くなっただけだったのです…


 主文の言い渡しの後、かれこれ約40分位判決理由の朗読が続き、内容を聴いていると、要するに強姦〝致傷〟なので、強姦された事によって今回は膣に傷を負ったと言うものなのですが、その傷は強姦によって出来た物ではない、と言う控訴審の判断だったのです。

 詰まり、強姦致傷ではなく、単なる強姦だからその分刑が一審より軽くなるよ、と言う論理です。

 それ以外の部分は、弁護側の主張を全て排斥して、被害者供述は信用出来るとした一審判決を踏襲した形となりました

 控訴審としては、前記の通り、膣に出来た膣擦過傷は被告人の強姦によって出来たものではないから、酌量減刑を認めて一審判決よりも刑が軽くなりました。

 
 この結果は、高木被告人を始め弁護側からしたら完璧な〝負け〟ですよね

 何故なら、弁護側の主張はあくまでも無罪であって、減刑を求めるものではなかったからです

 因みに、ボクは一審判決がどの位の判決だったのか、すなわちどの位刑が減刑になったのかを知りたくて、後日裁判所に問い合わせてみると、一審判決は懲役5年6月だったそうです…

 詰まり、一年の減刑だと言う事です…。

 これでは、高木被告人や弁護側はうなだれるしかなかったでしょう…

 判決理由の朗読の最中、高木被告人は前方をジッと見つめ、時折目をギュッと強く閉じていました

 ただ、判決理由を聴いていると、高木被告人は何と累犯前科があって、しかも前回の懲役から一年足らずで今回の事件が起きたらしく、要は、かなり〝悪い奴〟だったのです。(笑)

 
 今回の事件を傍聴して、改めて思ったのが、ホント刑事裁判で無罪判決を勝ち取るのは極めて難儀だなと思いました

 今回の事件も、異例の控訴審での証拠調べを認めたのにも拘わらず、結果は一年の減刑に過ぎないんですからね…

 そうすると、ボクの逆転無罪は、ホント奇跡と書いてミラクルだなと、つくづく思いました

 ボクも、もしかしたら、一審判決がすこし減刑されただけの判決だったのかも知れない訳ですからね…


 そんな、今回の強姦致傷事件、控訴審傍聴記でした


 さて、明日は今更ながら〝判決命日〟についてお話ししたいと思います

強姦致傷事件控訴審。

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 おはようございます

 今日も、素敵な冬晴れですね

 今日で、やっとこさ今週の仕事が終わるぜぇ、と言う方も多いのではないでしょうか

 くれぐれも、飲み過ぎには注意しましょう


 さて、昨日はボクの大好きな超面白DJピストン西沢さんとの邂逅をお話ししましたね

 改めて思うのが、ボクが独居房に居た時から思い描いていた、ささやかな〝夢〟が叶い、ホント何事も〝強い思い〟からだなと思いました


 今日は、昨日傍聴した裁判の内容をお話しします

 タイトルにある通り、強姦致傷事件控訴審なので、一審ではなく控訴審なのですが、順を追ってお話しして行きます

 
 事件名 強姦致傷
 被告人 高木 幸則

 
 と、言う事件でした

 
 時計の針を少し戻し、ボクがこの事件を知ったのは、平成23年12月19日でした

 実は、この日はあの有名なクラブ襲撃事件の、元関東連合リーダー石元太一の判決で、ボクは傍聴しようと思い抽選に並んだのですが、約二倍の倍率を外すと言う失態を犯してしまったのです…

 木嶋佳苗や、内柴正人の控訴審は見事引き当てたのに、今回はダメだったので、きっと前記二件の事件で運を使い切ってしまったのでしょうか…(笑)

 ボクは、自分の引きの弱さに若干嘆きながらも、折角裁判所に来たのだから何か傍聴しようと思い、開廷表をペラペラ捲って行きました

 すると、地裁事件は興味をソソルのが無かったので、高裁の開廷表を捲って行くと前記の事件が目に付いたのです

 
 恐らく、普通に何気なく傍聴に来ている方なら、ボクと同じ開廷表を見ても、目に付く所が〝強姦致傷〟と言う罪名に行くと思います

 と、言うのは、性犯罪に関しては、被害者には申し訳ないですが、傍聴人からするととても人気のある裁判なのです

 何故なら、ある種官能小説かと思うような内容が、本と言う中の〝バーチャル〟ではなく、現実と言う〝リアル〟で起こっているからです

 しかも、完全な〝ノンフィクション〟なのですから…

 ですから、どうしたって傍聴人は、その犯行経緯に興味がソソラレてしまうのです

 ボクも、開廷表をみる時には必ず罪名を見ますから、前記の通り興味はソソリます


 しかし、ボクがこの日の開廷表で目に付いたのは、罪名よりももっと別の部分でした

 それは、審理状況が〝審理〟となっていたからです

 そんなの当たり前じゃないか、と、思われるかも知れませんが、控訴審に関してはこの審理状況の意味は全く別の意味を持って来ます 

 これが、一審ならば〝通常〟ですが、控訴審では〝異常〟な状況と言っても良い位なのです

 何故なら、控訴審は審理なんて殆どしないからです

 壇蜜には、あっ、厳密には審理をしない訳ではなく、一応初公判は開くのですが(これが一応審理に当てはまる)、そこで結審して次回判決と言うパターンが殆どなので、改めて公判期日を設けて証拠調べをしたりしないのが現状なのです…

 従って、控訴審の殆どが、初公判の次が判決で、控訴棄却になるのが一種のパターンなのです

 これは、以前の記事で何度もお話ししましたね


 ところが、この事件の開廷表には、審理状況が審理となっていたので、この事から読み取れるのは、少なくとも高裁は事実取調べ請求を是認して、新たに証拠調べをしたか、今日行うかと言う意味なのです 

 高裁で、事実取調べ請求を是認する事自体が、まず異例ですから、その証拠調べに理由があると裁判所は判断しているのです

 詰まり、一審判決が変わる可能性がある、と言う事です

 これは、逆転無罪を受けたボクならではの視点でしょう

 
 そして、俄然興味を覚えたボクは、15時~の開廷時間に合わせ法廷へと向かいました

 しかも、法廷は506号法廷で高裁第四刑事部

 そうです、この法廷と刑事部は、ボクの控訴審を担当した部で、法廷は毎回使用し、逆転無罪判決を言い渡された場所なのです

 ボクは、とっても不思議な因果に思いを馳せながら、506号法廷へと入りました

 当然、「つい、この間までは柵のあっち側に居たなぁ~」と、思いながら(笑)


 15時になり、定刻通り開廷すると、今日は最終弁論で結審と言う事だったので、この公判よりも前に何らかの事実取調べが行われていたのです。

 被告人は、40代で身長は165cm位、頭髪は若干ハゲ気味でした

 ここで、恒例のスタメンを発表すると、傍聴席から正面に向かって左側が被告人席で、その後ろに弁護人が奥から女性、男性、女性のスリートップ

 何と、弁護士は三人も居たのです

 続いて、右側が検察官席で、ボクと闘った錦織検察官のワントップ

 最後に、裁判官は当然高裁なのでスリートップで、ボクの公判の時と右の裁判官だけが違い後は一緒でした

 以上のスタメンで、審理が〝キックオフ〟し、女性の弁護士が最終弁論を朗読して行きます

 すると、事件の概要がだんだんと分かって来て、要するに、被害者はデリヘル嬢で、被告人宅にデリバリーヘルスで出向き、そこで首を絞められて無理やりヤラれた、って事件なのです

 しかし、被告人の主張は、あくまでも合意の上だった、として全面的に争い無罪を主張しているのです

 まっ、強姦事件にありがちなパターンですよね…

 被告人としても、やっちゃった以上は、仮に無理矢理やったとしても、そう弁解するしかないんですからね…

 
 で、弁護側の主張としては、被害者供述の変遷は不自然だと主張し、被告人に激しく罵倒された(こっちは金払ってんだからヤラせろよ、的な言葉)事に深く傷付き、その腹いせにヤラれたと言っているに過ぎない、と言う論理を展開して行きました

 ボクとしては、この弁論は聞いていて、特に無理やりなこじつけ等は感じず、それもあり得るかもと思わせる素晴らしい内容でした

 確かに、被害者の供述は、あれっと思う部分があったので、弁護側の主張も否定できないなと言う印象でした。

 一方の検察官は、弁論要旨は朗読しないとの事だったので、ボクは弁護側の主張しか聴けませんでしたが、どうせ「控訴棄却を求める」と言う内容なので、聴いても余り意味が無いかな、と思いました…。

 以上で、双方の主張は終了し、この日で結審となり次回判決となりました。

 
 その期日が、1月23日でした

 
 ボクは、この期日指定を聴いた時に、更に興味が湧き、判決は絶対に傍聴に来ようと思いました

 
 その理由は、一体何故か…


 その答えは、来週お話しします


 良い週末を

 

ピストン西沢さんとの邂逅。

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 こんにちは

 今日は、あっぱれな冬晴れで、ホント清々しいですね

 
 さて、ここ最近は、ボクの拘置所生活の一部であった、ラジオ番組について綴って来ましたね

 今日も、ラジオ繋がりのお話しをします


 実は、ボクは独居房に居る時に、平日毎日夕方5時から流れる、グルーブラインゼットを聴きながらある決意をしていました


 それは…。


 グルーブラインZのラジオゲリラに行く


 と、言う決意です

 ラジオゲリラは、リポーターが日替わりであちこちに行くので、どっかしらのタイミングで行こうと思っていたのです。

 その時に使用する、ラジオネームも考えていました

 どんなラジオネームかと言うと、


 ラジオネーム『逆転無罪』


 と、そこまでボクは描いていました

 まだ、逆転無罪になるのかなんて、全く分からない時から…。

 ボクは、このラジオネームなら、他の人と被らないだろうなと言う確信がありました

 何故なら、逆転無罪と言う名前を付けるという事は、逆転無罪に縁がある人しかまず思い浮かばないからです

 そんな人は、まず居ませんからね…

 なので、ボクは小菅ヒルズに居る時から、いつ終わりが来るか分からない、いつ〝シャバ〟へ出れるのか分からない時から、〝シャバ〟での楽しみを考えていました

 今思うと、そうして自分自身を鼓舞して、モチベーションを保っていたのだと思います…


 
 そして、平成23年7月2日に、逆転無罪で見事に一年七ヶ月振りにシャバへと復帰した日、夕方タクシーで自宅に帰って来ると、丁度グルーブラインの放送時間だったので、早速ラジオを付けました

 そしたら、いつものピストンさんの軽快な声がスピーカーから流れて来るんですが、受け手のボクの状況が前日とは全く違っていました

 前日のその時間は、小菅ヒルズB棟11階36室の独居房で、『明日、いよいよ運命の判決だ~』と、思いながらグルーブラインZを聴いていたのです

 それが、次の日の夕方には〝シャバ〟で放送を聴いているんですから、同じスピーカ-から流れてくるいつものラジオが全く別物の様に感じました…

 ホント、こんな経験は滅多に出来ないし、まっ、したくもないですが、凄い体験ですよね

 何と表現していいか思い付かない、不思議な感覚でした…

 正に、地獄から天国への生還でした…



 そして、シャバでの生活が少しずつ始まって行ったある日の夕方、このブログを書いている時に、ラジコからグルーブラインZを聴いていると、その日のメールテーマが、「みなさん何処でラジオを聴いていますか」と、言う内容でした

 そこでボクは、ついこの間まで小菅ヒルズの独居房で聴いていて、今は逆転無罪でシャバに居ます、と言う内容をメールで送ったのです

 勿論、ラジオネームは『逆転無罪』で(笑)


 そしたら、何とそのメールが見事読まれたのです


 ボクは、キーボードを叩きながら、自分のラジオネームが言われた瞬間、ビビビッと来ました

 それはそれは、メチャメチャ嬉しかったですよ

 ボクとしては、独居房から描いていたささやかな夢が叶った瞬間なんですから(笑)


 それから、とある夏の日に、用事があって渋谷に出掛けようとスマホでラジコを聴いていると、その日のラジオゲリラが池袋西口公園だと言うではないですか

 ボクは、丁度通り道じゃんと思い、池袋西口公園へと向かいました

 すると、その日はゲリラに来ている人に関するクイズを出して、それにリポーターが答えて、不正解だとリスナーがTシャツをゲット出来ると言う企画だったのです

 そしたら、ゲリラに来ているディレクターに先日のメールの件を話すと、そのディレクターも憶えていて、何とボクがそのクイズに出る事になったのです

 その結果、電話越しに軽くピストンさんと話し、又、ピストンさんも先日のメールの事を憶えていて、放送の中で面白くいじってくれたのです

 で、クイズの結果は、リポーターが見事不正解だったので、ボクは見事Tシャツをゲット出来ました

 そのTシャツがこちら


 グルーブラインZTシャツ


 とっても、可愛いですよね



 それから、タイミングが合う度にグルーブラインZを聴いていて、今月の上旬にもラジコで聴いていると、その日のテーマが『今年中にやりたい夢』と、言う内容でした。

 そこでボクは、『逆転無罪の経緯を本にしたい』と、メールを送ったらこれまた見事に読まれて、しかもその日は東京オートサロンのチケットをプレゼントしていて、何とそのチケットが当たったのです

 ボクは、オートサロンに行きたかったので、正に渡りに船で、しかもピストンさんはオートサロン開催の三日間、全てブリジストンのブースに居ると仰っていたので、もしかしたら〝生〟ピストンさんに逢えるかも、と密かな期待をしていました

 何故、ブリジストンのブースに居るのかと言うと、ピストンさんは毎週日曜日の19時から、DRIVE TO THE FUTUREと言う車の番組をやっているからです

 
 そして、1月10日にオートサロンに行くと、それはそれは規模がデカくて圧巻されました

 その点については、話したいことが沢山あるのですが、本来の趣旨と逸脱しちゃうのでここでは止めておきますが、とにかく凄くて派手でした

 ボクは、一通り車を見た後、もう一つの目的である、〝生〟ピストンさんを見ようとブリジストンのブースに行くと、丁度トークショーをやっていました

 それを少し見ていると、トークショーは終わり、ピストンさんはバックヤードへと消えて行ってしまいました…

 なので、ボクは近くのスタッフに、「あの、ピストンさんはもう出て来ないのですか」と、訊くと、今日はもうトークショーは無いとのことだったので、仕方なくそこを離れブラブラしていました


 しかし、諦めきれなかったボクは、ちょっと時間を置いてから、もう一度ブリジストンのブースに行くと、ブースの脇でスタッフと談笑しているピストンさんを発見したのです

 この、千載一遇のチャンスを逃すまいと、ボクはピストンさんの方へと歩を進め、思い切って声を掛けました

 『すみません。ピストンさん、握手して下さい

 と、言うと、ピストンさんは快く応じてくれて、

 『はいはい、どうもどうも。』

 と、言いながら握手をしてくれました


 続けてボクは、ピストンさんに、

 『あの、ボクがラジオネーム逆転無罪です

 と、言うと、

 『おぉ~君か、逆転無罪は

 と、ちゃんと覚えてくれてたのです

 すると、ピストンさんは、

 『ホント、良かったね~』

 と、言ってくれて、少し話してくれました

 そこで、ボクは図々しいなと思いながらも、

 『あの、大変申し訳ないんですが、写真を一緒に撮ってもらえないですか

 と、言うと、

 『全然いいよ

 と、快く応じてくれて、一緒に写真を撮ってくれました

 それがこちら

 
 ピストン西沢さんとの一枚(1)

 ピストン西沢さんとの一枚(2)


 因みに、ボクはこの写真がブログでの顔出し初公開です(笑)

 もしかしたら、ボクの顔を初めて見る方も居ると思いますが、こんな金髪バカヤローが、逆転無罪を勝ち取った男なのです(笑)

 以後、お見知りおきを

 裁判所等で見掛けた時は、気軽に声を掛けて下さい


 と、言うように、ボクとグールーブラインZとピストン西沢さんとの絡みをお話ししました

 
 ボクは、改めて思うのが、ホント人間は思い描いていた事は実現するのだな、と言う事です

 小菅ヒルズの独居房に居る時から、思い描いていたささやかな〝夢〟が叶い、番組でメールが読まれ、オートサロンでも直接ピストンさんに逢えたらと思っていたら、本当にそうなって写真まで撮れたんですから凄いですよね

 何事も、全ては強い思いからですね


 因みに、写真を載せていて問題ないのかと思われるかも知れませんが、実はピストンさんにブログをやってる事を伝えたら、「写真をブログに載せていいから」と、本人直々の許可を頂いていますのでご安心を

 
 さて、明日は何をお話しするか決めていませんが、何かしらお話しします

ボクが選ぶラジオ番組ベスト3。

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 こんにちは

 今日は、雨が上がりいい天気ですね

 とは言え、厳しい寒さが続いていますが、これが冬ですからね…


 さて、昨日一昨日と、ボクが所属していた、千葉刑務所と東京拘置所のラジオ番組についてお話ししましたね

 千葉にしても、小菅ヒルズにしても、一応気を遣ってか、毎日流す番組を変えてくれている配慮は見て取れますよね(笑)

 とは言え、ボクとしては時節柄の大相撲中継とか、プロ野球中継は断固として要らなかったですね

 ホント、聴いていても糞ツマラナイツマラナイ…

 あれは、ホント止めてほしかったですね


 今日は、ボクが一年七ヶ月の拘置所生活の中で聴いた、ラジオ番組ベスト3を発表します

 このベスト3を見て、騙されたと思って一度その番組を聴いてみて下さい

 ホント、ラジオは素晴らしいですから


 では、ベスト3の発表です

 
 第三位は、COUNTDOWN RADIO(bayfm)

 
 この番組は、千葉刑務所で毎週土曜日の午後一時~三時迄、その週の洋楽ヒットチャートトップ30をカウントダウンして行く番組です

 DJは、ALAN Jさんで、外国の方なのに軽快な日本語で、ノリが良くて、その時間はさながらクラブみたいになります(笑)

 ボクは、洋楽が結構好きで、クラブ(踊る方の)で流れる音楽が好きなので、ホントこの時間だけは独居房がクラブになります

 しかし、最新のヒットチャートである以上、その当時どんな曲がクラブで流れているのか、ボクは身動きが取れなかったので分かりませんから、ボクの中で、「この曲は、ノリが良いからクラブで流れているだろうな」と、一人予想をしていました(笑)

 その代表曲が、『Owl City & Carly Rae Jepsen - Good Time』でした

 ボクが、千葉刑務所に居た、2012年の夏にこの曲が一ヶ月位チャートで一位だったんですよね

 なので、とても印象に残っている曲でした

 案の定、逆転無罪後にクラブに行くと、しっかりと流れていて、この曲を聴く度に『あ~、これ千葉に居る時に流れていたなぁ…』と、毎回思い出します…

 ホント、この番組は、一瞬でも独居房に居ることを忘れさせてくれました

 加えて、最近の〝シャバ〟での流行の洋楽も知れたので、時代に取り残されないで済みました…(笑)


 続いて、第二位は『あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE』(東京FM)


この番組は、毎週日曜日の夕方5時から流れていて、ボクは毎週日曜日の夕方を楽しみにしていました

 番組の内容は、ラジオドラマになっていて、舞台は東京・神田神保町にある中堅企業「大日本ジェネラル」で、ここに勤務する平均的男性社員・安部礼司の会社内外でのストーリーを中心に展開されます。

 基本的には、安部が一週間の出来事を語る内容となっており、番組の最後に安部が自宅でブログを更新するシーンで締めるのが通例です(なお、このブログにて重大発表が行なわれる場合もある)。

 この中で、何曲もツボな選曲が流れて、ついつい「懐かしい~」と、笑ってしまうこと必至です

 特に、主人公阿部と刈谷とのやり取りが面白くて、何度も小菅ヒルズの独房で笑わせてもらいました

 この番組は、千葉では流れなくて、小菅ヒルズで流れていたのを一度目の経験で知っていたので、千葉から移った初めての日曜日に流れてくれるのか、どきどきしたのを今でも覚えています(笑)

 案の定、夕方五時から流れた時は、かなり嬉しかったです

 その位しか、楽しみがありませんでしたね…

 ただ、昨日もお話しした通り、大相撲中継が入ると、その時間はおもいっきり中継と被り聴けないのです

 しかも、大相撲って日曜日が初日じゃないですか。

 で、千秋楽も日曜日じゃないですか。

 そうすると、大相撲中継がある時は、大好きな安部礼司が何と三週間も聴けないのです

 だから、この恨みもあって、ボクは大相撲中継が大っ嫌いだったのです

 ホント、この番組はドラマ仕立てで非常に面白いので、絶対におススメです


 そして、栄えある第一位は『GROOVE LINE Z』(J-WAVE)


 この番組は、小菅ヒルズで月曜から木曜まで夕方5時~6時まで流れていました

 ほぼ、平日は毎日で、もうメチャメチャ面白いです

 内容は、超面白DJピストン西沢さんが、番組を進行して行き、毎日メールテーマが決まっていて、それにリスナーが大喜利の様にメールで答えて行くという番組です。

 番組自体は、夕方4時半~夜8時迄と3時間半と長丁場なのですが、ヒルズで流れているのはたったの一時間なんですよね…

 又、30分おきにゲリラリポートが入り、毎日日替わりのリポーターとピストンさんの絡みがメチャメチャ面白い

 毎回、リポートの電話が必ず途中でぶった切られるんです

 その切られるタイミングが、素晴らしく絶妙で、いつも笑っていました

 一時間の放送の中で、三回中継に繋がるのですが、それが楽しみで楽しみで仕方なかったです

 ボクは、小菅ヒルズでも独居房でしたから、当然誰も話相手は居ないので、そんな中でも声を出してゲラゲラ笑っていました

 基本的に、拘置所生活なんて楽しい訳ではないので、そもそも笑う状況がありませんから、そう言った意味ではラジオで笑うなんてとても凄い事だと思います

 ホント、グルーブラインZは、笑わせてもらいました


 以上が、ボクが選ぶラジオ番組ベスト3でした

 是非、騙されたと思って聴いてみて下さい


 さて、明日はボクとピストン西沢さんについてお話しします

東京拘置所のラジオタイムテーブル。

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 こんばんは

 本日は、いつもより更新が遅くなりました…


 さて、昨日はボクが一審時に勾留されて居た、千葉刑務所のラジオ番組についてお話ししましたね

 ホント、千葉刑務所の番組セレクトは酷かったですね…。


 で、今日はボクが控訴して移送された、東京拘置所こと〝小菅ヒルズ〟のラジオ番組セレクトについてお話しします

 ボクは、このブログのタイトルにある通り、〝二度も〟無罪判決を受けましたが、その一回目の時に、これまた控訴審で東京拘置所に居た経験があるので、だいたいはどんなセレクトかは予想出来たのです

 とは言うものの、当時(平成18年)とは番組編成も変わっているでしょうから、一体どんなセレクトになっているのか楽しみでもありました

 おそらく、「ラジオ番組位で…」と、思われるでしょうが、そんな事ですら楽しみに感じてしまう位、何もかもが制限されているのです…

 この感覚は、ボクと同じ状況にならないと分からないでしょう…


 では、早速小菅ヒルズの週刊タイムテーブルは下記の通りです


 月曜日
 10時~10時半 ひるの歌謡曲(NHKFM録音)
 12時~12時15分 ニュース(NHK朝7時のニュースが録音で流れる)
 15時~15時半 シンクロのシティ(東京FM)
 17時~18時 グルーブラインZ(J-WAVE)
 18時~18時50分 とことん(NHKFM)
 18時50分~19時05分 ニュース(NHK昼のニュースが録音で流れる)
 19時05分~20時 Kウエスト(bayfm)
 20時~21時 JAM THE WORLD(J-WAVE)


 火曜日
 10時~10時半 ひるの歌謡曲(NHKFM録音)
 12時~12時15分 ニュース(NHK朝7時のニュースが録音で流れる)
 15時~15時半 シンクロのシティ(東京FM)
 17時~18時 グルーブラインZ(J-WAVE)
 18時~18時50分 とことん(NHKFM)
 18時50分~19時05分 ニュース(NHK昼のニュースが録音で流れる)
 19時~21時 プロ野球中継(TBSラジオ)
 ※プロ野球がシーズンオフの時は、ザ・トップ5(TBSラジオ)


 水曜日
 10時~10時半 ひるの歌謡曲(NHKFM録音)
 12時~12時15分 ニュース(NHK朝7時のニュースが録音で流れる)
 15時~15時半 シンクロのシティ(東京FM)
 17時~18時 グルーブラインZ(J-WAVE)
 18時~18時50分 とことん(NHKFM)
 18時50分~19時05分 ニュース(NHK昼のニュースが録音で流れる)
 19時05分~ TIME LINE(東京FM)
 19時54分~20時 未来授業(同)
 20時~21時 RADIO DRAGON(同)


 木曜日
 
 10時~10時半 ひるの歌謡曲(NHKFM録音)
 12時~12時15分 ニュース(NHK朝7時のニュースが録音で流れる)
 15時~15時半 シンクロのシティ(東京FM)
 17時~18時 グルーブラインZ(J-WAVE)
 18時~18時50分 とことん(NHKFM)
 18時50分~19時05分 ニュース(NHK昼のニュースが録音で流れる)
 19時~21時 プロ野球中継(TBSラジオ)
 ※プロ野球がシーズンオフの時は、ザ・トップ5(TBSラジオ)


 金曜日
 10時~10時半 ひるの歌謡曲(NHKFM録音)
 12時~12時15分 ニュース(NHK朝7時のニュースが録音で流れる)
 15時~15時半 シンクロのシティ(東京FM)
 17時~18時 GOLD RUSH(J-WAVE)
 18時~18時50分 とことん(NHKFM)
 18時50分~19時05分 ニュース(NHK昼のニュースが録音で流れる)
 19時05分~20時 GOLD RUSH(J-WAVE)
 20時~21時 BPM2022(FMヨコハマ)


 土曜日
 9時~10時 MORNING CRUISIN'(bayfm)
 10時~11時 moe's up!!(同)
 12時~12時15分 ニュース(NHK朝7時のニュースが録音で流れる)
 12時15分~13時 GROOVIN' ON THE ROAD(bayfm)
 13時~13時55分 COUNTDOWN JAPAN(東京FM)
 13時55分~14時 Eco Action World(同)
 14時~15時 SOUND IN MY LIFE(同)
 15時~16時 親父パッション(文化放送)
 17時~18時 POWER COUNTDOWN JAPAN HOT 30(bayfm) 
 18時~18時50分 OTOAJITO(J-WAVE)
 18時50分~19時05分 ニュース(NHK昼のニュースが録音で流れる)
 19時05分~20時 いつもふたりで(FMヨコハマ)
 20時~21時 オト☆リク(TBSラジオ)


 日曜日
 9時~10時 GIFT from the Earth(FMヨコハマ)
 10時~10時半 Melodious Library(東京FM)
 10時半~11時 内田恭子のウチ・ココ~ウチだけ、ココだけの話(同)
 12時~12時15分 ニュース(NHK朝7時のニュースが録音で流れる)
 12時15分~12時半 千田正穂のありがとう!(文化放送)
 12時半~13時 LOVE UNITED(東京FM) 
 13時~15時 BAYSIDE FREEWAY(bayfm)
 15時~15時半 LETTER for LINKS(東京FM)
 15時半~16時 BAYSIDE FREEWAY(bayfm)
 17時~17時55分 あ、安部礼司 BEYOND THE AVERAGE(東京FM)
 17時55分~18時 “twilight music”(同)
 18時~18時50分 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス(同)
 18時50分~19時05分 ニュース(NHK昼のニュースが録音で流れる)
 19時05分~20時 サタデースペシャル(東京FM)
 20時~20時55分 ラジオ寄席(TBSラジオ)
 20時55分~21時 君が生まれたあの日(東京FM)


 以上が、東京拘置所の一週間のタイムテーブルです

 いかがですか(笑)

 まだ、千葉刑務所よりはマシですが、かと言ってナイスチョイスとは言えないですよね…

 因みに、千葉刑務所と同じく、毎日午前9時45分~10時と、午後2時45分~3時までは室内体操の音楽が流れて、その時間に身体を動かしたい人は、放送に合わせて身体を動かしています(強制ではない)

 それから、千葉刑務所でもそうだったんですが、大相撲が始まると、17時~18時迄その日の後半戦が流れて、ボクはつくづく「要らないな」と、思っていました…

 そもそも、大相撲に興味が無いのは勿論のこと、ラジオで相撲なんか聴いて何が楽しいのかなと思っていました

 そう思いませんか

 大相撲のお蔭で、場所がある度に、普段聴いていた17時~18時迄の番組が聴けないので、ホント嫌でした

 だから、大相撲開催のある、奇数月は特に嫌いでした…


 後、平日は午前10時~10時半迄と、15時~15時半迄の30分間は、小菅ヒルズでは『コーヒータイム』と呼ばれていて、10時と15時に希望者にお湯が配布され、コーヒーか紅茶かココアが飲めるんです

 飲めると言っても、あくまでもそれらの粉は自分で購入しなといけないので、お金が無い人は当然ながら購入出来ません…

 拘置所と言う所は、サービス業ではありませんから、お金が無いからと言って、可哀想だからと〝官〟が何かしてくれる訳ではないのです…

 これぞ正に、〝地獄の沙汰も金次第〟ってやつです

 ホント、拘置所生活なんかでさえ、金が無いとひもじい思いをするのは自分なんですから、全くもってこんな所でも貧富の差が出るんですから世知辛いもんです…

 話は戻って、要は、このコーヒータイムに合わせての30分のラジオだと思います。

 この点、千葉刑務所もコーヒータイムはありましたが、午後2時の一回キリで、その時にラジオは流れません…

 同じ拘置所と言う括りでも、その施設によって全然違うんですよね


 それから、昨日今日と当時聴いていたタイムテーブルをお話ししましたが、これらはノートに書いて〝記録〟してあったのではなく、全てボクの〝記憶〟を呼び戻しているのです

 自分でも、良くもまあキッチリと憶えているなあ、と思います。(笑)

 何で、こんなにもしっかりと記憶しているのかを考察すると、おそらく、それだけ情報に飢えていたからだと思います…

 勾留中は、かなり制限された生活を送っている為、一切の楽しみなんて無いので、聴覚から入って来るラジオがとても楽しくて仕方ないのです

 多分、拘置所に行った経験のある方なら、それがきっかけでラジオが好きになった人は多いと思います

 また、そういう極限の状況で聴いていたラジオだった為、余計に印象に残りやすかったのだとも考えられます


 と、言う訳で、本日はこの辺で筆を置きます


 さて、明日はボクが聴いていたラジオ番組のベスト3を発表しようと思います

  

千葉刑務所のラジオ番組セレクト

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 こんにちは

 今日から、また一週間が始まり、月曜日はかったるいなぁ、と思う人が多いのではないでしょうか


 さて、今日は拘置所のラジオ番組についてです

 拘置所では、刑務所と違いテレビが観れないので、ラジオが唯一の娯楽になります

 因みに刑務所はテレビがあるからラジオが流れないのではなく、ラジオも流れるけど、テレビとラジオどっちを選択してもいい、ってルールなんです

 だから、受刑者によって、ラジオにするかテレビにするのかは自由なのです

 あくまでも、刑務所でもラジオは流れているという事です


 んで、ボクが今回お世話に(頼んでないけど)なった、千葉刑務所(名称は刑務所だが、刑務所の中に拘置所がある)と東京拘置所では、当然ラジオが流れていました。

 しかし、その番組選局は、とてもじゃないですが、褒められたものではありませんでした

 特に、千葉刑務所は酷かった

 とは言え、自分でリクエスト出来る訳ではないので、こっちとしては流れて来るのを聴くしかないと言う、完全な受け身でした…

 
 では、ボクが居た当時流れていた番組を思い出せる範囲で綴って行きましょう


 千葉刑務所

 月曜日
 18時~私も一言夕方ニュース(NHK第一)
 19時~はかまミツオのタネ(ラジオ日本)
 20時~ジャイアンツナイター(同)


 火曜日
 18時~私も一言夕方ニュース(NHK第一)
 19時~K-ウエウト(bayfm)
 20時~on8(bayfm)


 水曜日
 18時~私も一言夕方ニュース(NHK第一)
 19時~プロ野球中継(ニッポン放送)
 20時~プロ野球中継(同)


 木曜日
 18時~私も一言夕方ニュース(NHK第一)
 19時~オーケストラ(NHK)
 20時~オーケストラ(同)


 金曜日
 18時~私も一言夕方ニュース(NHK第一)
 19時~プロ野球中継(ニッポン放送)
 20時~プロ野球中継(同)


 土曜日
 9時~モーニングクルージング(bayfm)
 10時~moe's up(同)
 11時~キュリオスハマジ(同)
 12時~ニュース(NHK)
 12時15分~カウントダウンradio(bayfm)
 15時~16時パワーカウントダウン(同)
 18時~地球radio(NHKFM)
 19時~ワールドエアカレント(J-WAVE)
 20時~サウンズオブストーリー(同)


 日曜日
 9時~サンデーヒットパラダイス(ニッポン放送)
 10時~メロディアスライブラリー(東京FM)
 10時半~ウチ・ココ(同)
 11時~ハートオブサンデー(同)
 12時~ニュース(NHK)
 12時15分~のど自慢(同)
 13時~選曲大臣(東京FM)
 14時~サンデーソングブック(同)
 15時~レターフォーリンクス(同)
 15時半~番組名失念(同)
 18時~ヒーリングビーナス(同)
 19時~サタデースペシャル(同)
 20時~アプリザワールド(同)
 20時半~台湾を紹介する番組(同)
 20時50分~君が生まれたあの日(同)



 以上が、千葉刑務所のラジオ週刊番組表でした

 何点か、付け加えると、毎日19時~19時15分迄は、NHKのニュースが流れます

 次に、毎日9時45分~10時と、2時45分~3時までの15分間は、録音した室内体操の放送が流れ、この時間に室内で運動して良いことになっています

 それから、プロ野球中継ですが、シーズン開幕前は、その局の季節ごとの番組が流れます

 後、これはボクが居た当時の番組なので、当然今は番組改編があったり、時間帯が変更になったりしています


 ボクの率直な感想としては、平日毎日流れていた、私も一言夕方ニュースは要らないな、と思いました

 後、プロ野球中継も

 単純に、ラジオでプロ野球中継を聴いて楽しいですか(笑)


 こうして見ると、一応刑務所側でも、毎日局を変えて、飽きないようにしてくれている配慮は分かります

 しかし、もうちょっと、工夫出来ないものかなと思ってしまいます

 とは言え、あくまでもこれはボクの主観なので、偏りはあるかと思いますが

 そう言えば、FM横浜、NACK5、文化放送は、一切流れなかったですね…。


 皆さんは、この中の番組で知っている番組、聴いている番組はありましたか


 因みに、今こうしてブログを書きながら、ボクはラジコで東京FMのブルーオーシャンを聴きながら書いています

 ホント、ラジオは良いですよ


 と、言う訳で、今日はこの辺で筆を置きます

 
 明日は、小菅ヒルズの週刊番組表をお伝えします

平田信初公判。

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 こんにちは

 今日も、冬晴れですが、厳しい寒さが続いていますね

 
 さて、昨日は、いつもならブログを更新するのがボクの使命だったのですが、ちょっとバタバタしていまして更新出来ませんでした…

 今日は、当初お話しする予定を変更して、今話題のお話をしたいと思います

 昨日は、ある社会的注目度の高い裁判がありました

 
 それは、オウムの平田信の初公判でした
 

 流石に、昨日はどこのメディアもこの裁判の状況等を詳報していましたね

 ボクは、それを傍聴に行こうと考えて、朝早く家を出て東京地裁へと足を運びました

 事前に、当日の状況を調べようと裁判所のホームページを覗くと、10時開廷の裁判なのに、「9時10分迄にお並びの方を対象に抽選…」と、記載されていたので、ボクは「結構人が来そうだな…」と、予想しました

 何故、そう思ったのかと言うと、通常の傍聴券抽選の場合、開廷の30分前迄に並んで抽選と言うのが一つのパターンだからです。
 
 なのに、50分も前に集合させるのは、それだけ注目度があり傍聴人も沢山来ると予想しての事だな、とボクは踏んだのです。

 とは言え、早い者順ではないので、とりあえずは9時10分迄に並べば抽選に参加出来るので、8時位に行こうなんて事は全く考えませんでした


 ボクは、特にオウムの事件に強い関心がある訳でもなく、単純に17年も逃亡していた平田の〝ツラ〟を生で拝めたらいいかな、程度の気持ちでした

 
 ただ、平田が逮捕された時の事は今でも鮮明に憶えています

 当時、ボクは再逮捕されて千葉東警察署と言う、縁もゆかりもない警察署の留置場に居ました…

 再逮捕されたのは、浦安警察署ですが、そこの留置場にはボクの事を共犯者だと供述した小原優作(おはらゆうさく)が留置されていたので、そういう場合は、どちらかは他の留置場に行くのです

 何故なら、同じ留置場に共犯者同士(と、言ってもボクは共犯者じゃない)が居ると、口裏を合わせる恐れがあるからです

 なので、共犯者が居る事件では、その共犯者同士を同じ警察署の留置場に置くことは絶対にしません

 例えば、共犯者が三人の場合、主犯が担当の警察署の留置場に置かれ、残りのA君はA警察署、B君はB警察署に置かれます

 これを、業界用語では『預かり』と言います

 で、預けられたA君B君が居る警察署に、担当の警察署の刑事が取り調べに行くのです

 今回のボクも、全て預かりでした

 最初は、警視庁大井警察署に逮捕されましたが、大井警察の留置場には共犯者(と、される)後藤隼(ごとうしゅん)が居たので、ボクは大森警察署の留置場に居たのです

 続いて、浦安警察署に再逮捕されましたが、その点については前記の通りです

 
 と、ちょっと脇道に逸れましたが、その預かりの千葉東警察署では、回覧で産経新聞が回って来るのです

 これは、どこの留置場でも同じで、新聞の会社は違えど、毎日新聞が回って来て読みたい人は読むのです

 そんな中、2011年も終わりに近付いて来た頃、突然一面に、『オウム平田信逃亡17年の末に逮捕』みたいな、見出しがデカデカと載っているのを見て、「へぇ~、パクられたんだぁ~」と、思ったのです

 と、同時にボクの興味は、一体どうやってパクられたのかに注がれました

 その答えを探すべく、新聞の活字を食い入るように追って行くと、何と平田は自ら警視庁に出頭して、最初は警視庁の本部に行ったら、他の警察署に行って下さいと門前払いされ、丸の内警察署に行ったって言うじゃないですか

 ボクは、「何なんだこりゃあ~」と、思いましたよ

 ボクはてっきり、警察が地道に平田を水面下で追い、パクったのかと思っていたので、かなり拍子抜けしたのを今でも憶えています…(笑)

 その、水面下でのドキュメントを期待していたので、ホントガッカリしたのとビックリしたのとが相俟っていました…(笑)

 以上の理由から、〝平田の逮捕=千葉東警察署の留置場〟と言う、想い出の目次になっているのです


 そして、時計の針は昨日へと戻り、ボクは裁判所に9時頃到着すると、そこには思いもよらぬ光景が広がっていました

 裁判所の入口には、多数のマスコミに、普段は居ない警備の警察官が多数と物々しい雰囲気が漂っていました

 
 平田信初公判時の風景


 この写真の通り、バーゲンセールの様に、職員が最後尾のプレートを持って立っているのを見た時点で、ボクは相当な人数が並んでいるなと思いました。

 とは言え、並ばない事には、絶対に抽選に当たらないので、最後尾の所に並びテクテク歩いて行き、整理券を貰うと、何と番号は〝697番〟でした…。

 ボクは、この瞬間にもう諦めていました…(笑)

 
 更に、人の流れについて行くと、何といつも並ぶ所じゃ人が入りきらない為、裁判所の裏手に回ってそこに並んだのです

 こんな状況は、ボクは逆転無罪後の傍聴で初めての事でした

 その位、凄い数の人が並んで居たのでしょう

 その後の情報によると、何と1300人もの人が並んだのだそうです


 そして、9時10分の締め切り時間が過ぎ、5分経っても10分経っても列に動きがなく、やっとこさ列が動いたのが9時30分頃で、テクテク歩いていくと、ホワイトボードに当選番号が張り出されていて、案の定おもいっきり外れていました(笑)

 ボクは、697番で、それに一番近い番号で691番がありましたが…

 全く、カスリもしなかったです…


 まっ、九分九厘予想していた結果なので、何とも思わず、折角裁判所に来たから何か傍聴しようと思い、開廷表を見たのですが、予想外にも公判が少ない少ない…
 
 おそらく、いつもの十分の一位しか事件がなく、その内容もボクの興味をソソルものが無かったので、無理して傍聴するのは止めようと思いました


 そして、ボクは前日の夕方から、何も食べていなくてお腹ペコペコだったので、ふと〝ラーメン二郎三田本店に行こう〟と、思いネットで開店時間を調べると、何と朝の8時半頃から空いていると言うじゃないですか

 なので、ソッコウで乗換案内で検索して、三田本店の最寄駅である山手線の田町まで行き、そこからテクテク歩いて行くと思いもよらぬ光景がありました

 それが、こちら…。


 ラーメン二郎三田本店@2014/01/17


 そうです、何とたったの一人しか並んでなかったのです(笑)

 こんな状況は、ボクの経験上初めてで、いっつもはお店をグルッと取り囲むような長蛇の列なのに、たったの一人しか並んで居なかったので、大変ビックリしました

 とは言え、この時点で時刻は午前10時半頃だったので、そんな朝早くからあんな量を食べたいと思う人はそうそう居ないでしょう…(笑)

 
 そして、今までで最短の行列並び時間で食べたのがこちら


 豚入り小ラーメン麺少なめ 野菜、辛め、アブラ増し
 

 約半年振りに食べた、小豚麺少なめ、野菜、アブラ、辛め増しラーメンです

 食べた感想を、彦摩呂風に言うと『背脂のゲリラ豪雨やぁ~』って、感じでしょうか(笑)

 とにかく、ホントに美味しかったですよ

 二郎が大好きな方は、是非今度トゥギャザーしましょう


 と、最後はこのブログでは珍しく、グルメリポートになってしまいましたが、たまには良いでしょう


 さて、次回は今日お話しする予定だった、拘置所のラジオ番組についてお話しします


 良い週末を
 

拘置所のラジオ事情。

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 おはようございます

 相変わらず、厳しい寒さが続いていますが、いかがお過ごしでしょうか

 ホント、こんな寒い中、小菅ヒルズでは一応暖房が効いていますが、効いているのはあくまでも部屋の前の通路だけなので、詰まり、職員が仕事をするのに寒くならないようにする為のものなのです

 一応、食事等を入れる〝食器孔〟と言う、小窓の下に長方形の網目状の窓があって、そこから通路に流れている空気が入って来るという建前なんですが、実際はほんの申し訳程度しか空気は入って来ません…

 ですから、独房の中には殆ど暖かい空気は入って来ませんので、事実上暖房は効いていないのと同じです…

 なので、防寒対策の服を着て、手袋を常にしていないと寒くて寒くて仕方ないです…

 ってか、それでも暖かい訳ではなく、何とか寒くないというレベルです。

 とにかく、冬の小菅ヒルズ、すなわち拘置所はとても、メチャメチャ寒いのです

 単純な話で、皆さんは現在暖房を使用していると思いますが、それを付けないで生活すれば、拘置所と同じ真冬を実体験出来るので、是非ともやってみて下さい(笑)

 因みに、その際、洗い物をする時にお湯を使ってはいけません

 何故なら、拘置所では、ご丁寧にお湯なんて出ないからです…

 部屋に備え付けの水道は、あくまでも水しか出ません

 お湯が出るのは、唯一入浴時のお風呂だけです

 従って、この厳冬の中、一切暖房を使用せずに、洗い物等は全て水を使用するという生活が、拘置所の冬の生活なのです…


 さて、昨日は拘置所のお正月事情をお話ししましたが、あんな所でも若干気を遣ってくれている事実を、知って頂ければといいかな、と。

 今日は、拘置所繋がりで、拘置所のラジオ事情についてお話しします

 早速、皆さんに質問ですが、普段の日常生活の中で、ラジオって聴きますか

 おそらく、殆どの方が、〝聴かないな~〟と、回答するのではないでしょうか。

 職業柄、運送関係の方は、移動の車の中で聴くと言う方は多いかと思います

 やはり、普段の生活では、圧倒的にテレビを何気なくでも付けるのが、無意識の行動でしてしまうのではないでしょうか。

 
 今回、何故拘置所のラジオ事情をお話ししようと思ったのかと言うと、単純に拘置所でラジオを聴いていたらすっかりラジオが好きになってしまったからです

 で、これ結構勘違いしている人が多いのですが、拘置所ではテレビは観れません

 テレビが観れるのは、あくまでも刑務所であって、拘置所では観れません…

 おそらく、こう言った勘違いの原因は、拘置所と刑務所が一緒くたになっているからだと思います。

 では、拘置所ではテレビが観れない代わりに、ラジオが流れているのです

 流れる時間帯や、放送番組はその施設によって違いますが、基本的には平日は夕方5時から夜9時の消灯までで、土日祭日は朝9時から夜9時まで流れています

 平日の昼間は、施設によって、お昼に一時間だけ流れたり、午前と午後に30分だけ流れたりと、施設によってバラツキがありますが、要は平日の昼間は殆ど聴けません

 土日祭日は、小菅ヒルズでは、朝9時からラジオが流れますが、11時になったら一回切れて12時から流れ、夕方4時に一回切れて、5時からまた流れます

 
 因みに、小菅ヒルズでは面白い現象があって、毎日お昼少し前と夜6時50分から、NHKラジオのニュースが流れているのですが、お昼に流れるニュースはその日の朝7時のニュースを録音したものが流れ、夜のニュースはその日の昼のニュースを録音したものが流れるのです 

 詰まり、ニュースに完璧なタイムラグがあるのです。

 何故、こんな事をしているのかと言うと、証拠隠滅を防ぐ為と、拘置所にとって都合の良くないニュースを削除する為らしいのです

 例えば、リアルタイムにニュースの情報源を聴いて、共犯者が起訴事実を認めたのかとか、裁判でどんな証言をしたのか等、ニュースから入って来る情報にタイムラグを置くことで、そう言った情報を遮断とまではいかなくても、制限をかけているのです。

 ボクから言わせると、こんなことをした所で、一体何の意味があるんだってつくづく思いますよ

 だって、身柄を拘束されている以上、一体どんな証拠隠滅が出来るんだって話です

 しかも、そのニュースに制限をかけた所で、他の番組でもちょくちょくニュースが流れる為、そこでリアルタイムのニュースが聴けちゃうので、実は全く意味が無いんです。(笑)

 流石に、小菅ヒルズも生放送のラジオに対しては何も出来ませんからね…


 一方、ボクが一審時に居た千葉刑務所では、こんな面倒な事は一切しなくて、そのままリアルタイムのラジオが聴けました

 ただ、千葉刑務所はその名の通り刑務所なので、夕方5時からではなく、6時からじゃないとラジオが流れないんですよね…

 これは、刑務所のテレビ視聴が原因と思われます。

 基本的に刑務所では、平日は夜6時から9時までがテレビ視聴時間なので、ラジオもそれに合わせているのだと思います

 千葉刑務所では、所在地が千葉県と言う事もあってか、比較的bayfm78が多く流れていた気がしました

 ホント、千葉刑務所の番組選局に関しては、ボクの中では酷かったですね…


 そして、控訴審の為に移送した〝小菅ヒルズ〟ですが、ボクの印象ではまだ千葉刑務所より良かったです

 小菅ヒルズは、所在地が東京にあるからか、比較的TOKYO FMとJ-WAVEが多く流れていた気がします

 小菅ヒルズの番組選択も、〝なんでやねん〟と首を傾げたくなるものも多々ありましたが、全体的にはまあまあかなと思いました


 さて、明日はボクが居た千葉刑務所、東京拘置所で当時流れていた番組を、思い出せる範囲で書こうと思います

 

小菅ヒルズのお正月事情。

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 おはようございます

 今日は、もの凄い冬晴れで清々しいですね

 
 さて、前回は小菅ヒルズの意味や、歴史、死刑囚事情についてお話ししました

 ですので、今後はこのブログで小菅ヒルズと言う言葉が出て来ても、何の事なのか分かると思います

 今日は、少しお正月を過ぎてしまいましたが、小菅ヒルズのお正月事情についてお話ししますね

 皆さんは、毎年お正月はどんな過ごし方をしてますか

 31日は、紅白を見たり、それか何処かの繁華街に出掛けてカウントダウンをしたりと、十人十色でしょう

 1日は、おせち料理を食べたり、お雑煮を食べたり、何処かに初詣に出掛けたり、セールに行ったりとイベント盛り沢山ですよね

 ボクも、今年は二年振りに〝シャバ〟での年末年始を迎えられたので、ダウンタウンの笑ってはいけない24時を観ながら、所々で紅白を観たりしていました

 2013年度の年末に関しては、久し振りのシャバだから何処かで弾けよう、みたいな考えは全く思い浮かばず、とにかくゆっくりして居ようと率直に思いました


 では、2012年度の年末年始を、ボクは何処で過ごして居たのか…。


 それは、ご承知の通り小菅ヒルズでした


 小菅ヒルズでの年末年始は、初体験だったので、当時は一体どんな処遇になるのかなとワクワクしていました(笑)

 すると、12月29日から1月3日までは、正月休みになるので、普段の土、日、祭日と同じ処遇になりました

 12月28日が、御用納めで、その年の最後の営業になります。

 詰まり、手紙の発信や面会が、その日で最後になるのです

 なので、12月29日や30日に手紙を出したくても出せませんし、面会したくても面会出来ません…

 次回は、年始の1月4日からになります。


 2012年12月29日に、小菅ヒルズ側から、紙袋に入ったお菓子の詰め合わせが配られました

 しかし、その内容がかなりしょぼかったのを今でも覚えています。(笑)

 例えば、クッキーでも丸ごと一パック入っている訳ではなく、一つ一つ小分けになっているクッキーが、何個か入っていると言う体たらくで、〝丸ごと一パック入れろや…〟と、思ったものです…(笑)

 要するに、〝ケチ〟なんですよ

 この点、刑務所に関しては、もっともっと豪華で、受刑者全員が楽しみにしている位、特別なお休みなのです

 まっ、刑務所は自分でお菓子とか購入出来ませんが、拘置所は自分で購入出来たり、差し入れが入ったりするので、その分刑務所の方がお菓子は豪華なのでしょう


 そして、12月31日には夕食時にコンビニで売っている様な、ざるそばが支給され、すなわち年越しそばと言う意味合いです

 このソバは、どこの業者が作っているのか分かりませんが、まあシャバに居たら絶対に買う事はない位の、味のクオリティーでした…

 ボクは、年越しそばよりも、断然楽しみがありました

 
 それは、紅白歌合戦をラジオで聴けること


 実は、一年に一回だけ、この日だけはラジオが0時過ぎまで流れて、午後7時15分からのNHK紅白歌合戦を最後まで聴けるのです

 通常は、午後9時でラジオ放送はピシャっと終了してしまうのですが、12月31日だけは0時までラジオが聴けるのです

 そんな些細な事でさえ、喜びを感じるんですから、一体どれだけ底辺な生活を送っているんだって話です…

 ラジオで聞く紅白歌合戦は、当然目で見えませんので、アナウンサーがアーティストの状況を逐一実況中継するのです

 例えば、「司会の嵐の皆さんは、白いはかま姿でステージに並び、その隣に紅組司会者の綾瀬はるかさんが赤を基調とした着物で立っています。」みたいな感じです。

 それを独房で聴いて、自分の中でその情報を基に、どんな衣装なのかを妄想するのです…

 なんせ、テレビが無いので、視覚からの情報が一切ありませんからそうするしかないのです…

 それに比べると、今年はのんびりとテレビで紅白を観れて、視覚でも楽しめたので大変幸せでした

 この年の紅白歌合戦は、布団を敷いて、横になって本を読みながら聴いていました…


 そして、年は明けて、2013年1月1日になりました

 当然、初日の出なんて見れる訳はありません…

 前日、ラジオが深夜まで流れていたとしても、起床時間はいつもと変わらずです

 実は、拘置所や刑務所は、この三が日がお正月のメインイベントなのです

 
 その第一弾は、おせち料理が支給される

 と、言っても、何重にもなっている、豪華絢爛なおせちではなく、一重のおせち料理でそれを4日の朝までに喫食して、空になった容器を回収するのです…

 尤も、ボクはあまりおせち料理が好きではないので、正直どうでも良かったんですが…(笑)

 
 続いて、第二弾は、三日間は銀シャリになる

 銀シャリとは、刑務所用語の一つで、白いご飯のことで、通常は7対3の比率の麦飯なので、久し振りに麦の無いご飯を食べました

 ところが、小菅ヒルズの銀シャリは全然美味しくなく、むしろ普段の麦飯の方が美味しかったです


 続いて、第三弾は、お餅が出る

 普段は、お餅が支給されることはないので、この時はお正月バージョンでお餅が出て、それに加えて〝甘シャリ〟が出ておしるこの完成です

 甘シャリとは、刑務所用語の一つで、茹で小豆のことです

 要するに、おしるこのお餅が入っていない状態の物です

 元々、甘い物が大好きなボクにとっては、これがとてつもなく美味しくて美味しくてたまりませんでした

 実は、久し振りに甘シャリが食べたくなって、お正月に作ってみました

 甘シャリをシャバで作る

 こんな感じのを、小菅ヒルズでも食べて、非常に美味しかったです

 
 続いて、第四弾は、マグロが出る

 普段の食事では、お腹を壊さない様に、ナマモノは一切支給されないのですが、この時はマグロが出ました

 とは言っても、所詮は中トロには遥か遠く及ばないレベルのマグロで、ボクは二キレだけ食べて後は残しました…


 続いて、第五弾は、エビ等の天ぷらが出る

 普段は、天ぷらが支給されることは無いのですが、この時ばかりはエビやらサツマイモやらと、様々な天ぷらが支給されて、そこそこ美味しかったです

 でも、衣がメチャメチャ固かったなぁ…

 とてもじゃないですが、お金を取れるレベルのクオリティーではありません


 と、三が日は普段の拘置所生活では、味わえない食べ物が支給されて、それなりにお正月気分を味わえました

 ただ、流石に〝お年玉〟は出ませんでした…(笑)


 因みに、拘置所からも年賀状は出せました

 これは、事前にアナウンスがあり、普段の手紙の発信とは別カウントされて、12月15日までに書いて提出すれば、元旦に届くとの事だったので、ボクは何だかんだ20通以上出しました

 この時、拘置所側から、スタンプを貸与してくれたので、それを年賀ハガキに押して行きました。

 ボクは、何と11月末には提出していたので、ボクの友人や知人達は、小菅ヒルズからの年賀状を受け取ったのです

 今となっては、〝逆転無罪の年賀状〟に昇華したので、きっとプレミアが付いたことでしょう(笑)


 以上の通り、一応拘置所側でも、年末年始はそれなりに気を遣ってくれているみたいでした…


 まっ、一番はシャバで自由に年末年始を迎え、自分の好きな様に過ごすのが、最大にして最高の幸せなんだと思いますね


 さて、明日は拘置所のラジオ事情についてお話ししようと思います

小菅ヒルズって何ぞや?

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 こんばんは

 今日は、ホントに寒いですね…(。>д<)

 何だかんだで、日付が変わってしまいましたがお許し下さい…


 さて、昨日はホントタイミング良く、ボクがブログをアップした後に、杉本君がパクられると言う絶妙のタイミングでした

 ボクは、丁度家でランチをしながら笑っていいともを見ていると、ニュース速報の字幕が流れたので、〝あっ、13時のNHKのニュースでやるな〟と、予想しました

 すると、見事に杉本君がパクられた直後で、パトカーに連行されていく姿をヘリから撮影していて、それはそれはとても迫力がありました

 そんな事を論評した記事があるので、興味があったら覗いてみて下さい

 『テレビのミカタ』

 杉本君に関しては、あれこれ報道されているみたいですが、脱走して直ぐにたまたま後輩に会うとか、何とも言えぬ偶然が味方しましたが、結局は鬼ごっこも終了しましたね

 ただ、ボクもビックリだったのが、杉本君には逃亡罪が適用されないと言う事実で、これにはボクも疑問符でした

 しかし、調べてみると、確かに杉本君は脱走時にまだ勾留されていた訳ではなく、勾留手続きをしている最中に逃亡したのです(手続きと言っても、身柄は拘束されています)。

 とは言え、逃亡時の杉本君には警察の48時間勾留が付いていたので、ボクはテッキリ逃亡罪が付くものと思っていたので、それが付かないんですから、そういう意味では杉本君は“持ってる”なぁ、と。

 詰まり、刑法上は脱走した事に対しては何ら罰せられないということです

 しかしながら、そもそもの逮捕容疑の裁判時には極めて不利に働くので、杉本君にとっては非常に厳しい判決となるでしょう。

 是非、杉本君の裁判は傍聴に行かないとな(笑)


 と、前置きが長くなりましたが、今日は予定通り小菅ヒルズのお正月事情についてお話しようと思っていたのですが、先日地元の同級生のI君から、

 『あのさ、良くブログに出てくる小菅ヒルズって何

 って、素朴な質問を受けたのですが、この質問を受けてボクはハッとしました

 それは、“もしかしたら、小菅ヒルズの意味を入っていたボクは分かっているけど、余り縁がない人には分からないのでは、と。

 なので、敢えて小菅ヒルズの意味について解説しますね。(笑)

 
 まず、小菅ヒルズとは東京拘置所の事を差します

 では、東京拘置所とはどういう所かと言うと、逮捕されて起訴(裁判になること)された被告人を収容する施設です。

 なので、逮捕されて起訴されると、警察の留置場から拘置所へと移送されます。

 以前もお伝えした通り、拘置所は刑務所ではありません

 管轄は法務省で、職員も刑務所に居る刑務官と同じです。

 東京拘置所は、東京23区内で逮捕され起訴された人の管轄になります。

 すなわち、東京地裁に事件が係属されている被告人達が収容されています

 因みに、東京都内でも23区外の人(武蔵野市や調布市等)は、同じ東京地裁でも東京地裁立川支部で裁判をやるので、立川拘置所に収容されるのです。

 そして、立川支部での一審判決に不服があって、控訴すると東京拘置所に移送されます。

 加えて、東京拘置所は、関東の地方裁判所で一審判決を受けて、控訴すると東京高裁の管轄になるので、そうすると関東全域から控訴審を審理する為に集められます

 従って、東京拘置所は東京地裁と東京高裁に係属する全ての被告人達を収容するので、少なくとも2000人以上は常時収容されています。

 と、言うように、明確な管轄が存在するのです。


 因みに、かなり昔は東京拘置所は今の小菅には無く違う場所にありました

 その場所は何処かご存知ですか

 
 それは…。


 現在の池袋サンシャインがあるあの一帯なのです


 現在は、サンシャインやプリンスホテル等がありますが、その昔はあの一帯に東京拘置所が有り、A級戦犯が収容されて次々に処刑されて逝きました…

 その代表格が、東條英機です

 だからよく、サンシャイン周辺は幽霊が出ると言う噂が絶えないのは、そのせいなのかも知れませんね…

 なので、その昔の東京拘置所は、“巣鴨プリズン”と呼ばれていました
 きっと、歴史好きの方なら、この呼び名に聞き覚えがあるのではないでしょうか。


 そして、戦争が終わり、GHQの管理下から脱っすると、東京拘置所は葛飾区小菅にあった当時小菅刑務所に引っ越す事となります

 それが、現在の東京拘置所なのです

 実は、その昔東京拘置所は刑務所だったのです

 一方、引っ越した後の〝元〟東京拘置所の国有地を買い取ったのが、西武グループで、現在のサンシャインを建設したりと再開発をしたのです
 
 従って、現在のサンシャイン周辺には、思いもよらぬ歴史が詰まっている場所なのです…
 
 だって、その昔はそこで死刑が執行されていたんですから…

 
 あっ、それと重要な事を言い忘れてました

 実は、東京拘置所は、全国で一番死刑囚が多く収容されているのです

 従って、東京拘置所には、おもいっきり死刑場があるのです。

 詰まり、死刑を執行する為の絞首台があり、定期的に合法的な殺人が行われているのです。

 要するに、死刑は刑務所で行われている訳ではないのです。

 何故かと言うと、死刑囚は法律上は未決囚だからです。

 懲役刑の人は、判決が確定すると刑務所に移送され、懲役と言う名の強制労働をさせられます。

 すなわち、刑の執行が始まります。

 これが、既決囚です。
 
 “既”に刑が“決”まった“囚”人と言う意味です。

 しかし、死刑の人は、死んで始めて刑が執行される訳てす

 “死”ぬ事が“刑”だから死刑なんです。

 ですから、死んで始めて刑が執行されることになるので、死なない限り刑は執行されていないので、未決囚のまま拘置所に収容されているのです。


 刑事訴訟法の規定では、死刑が確定したら六ヶ月以内に刑の執行をしないといけないと定められています。

 しかしながら、現状はこの法律は形骸化していて、死刑が確定しても半年以内に刑の執行がされる事は殆どありません。

 その理由は、やはり一人の生命が懸かっていると、機械のベルトコンベアーの様に、流れ作業でポコポコ絞首台へと送れないからです。

 それと、厳密には死刑が確定して半年以内に執行されなければ、立派な法律違反ですが、この法律違反を犯したところで、一体誰が不利益を被るのでしょうか。

 誰も不利益を被らないですよね

 仮に、法律違反だと罰せられたとしても、死ぬ事が刑である死刑囚に対して、それ以上の刑はないじゃないですか。

 と、言うより、国が法律違反(確定してから六ヶ月以内に死刑を執行しない事)を犯しているんですから、その国に対して誰が罰則を与えるんでしょうか…。

 だから、法律上死刑が確定して六ヶ月以内に死刑が執行されなくても、事実上は全く問題がないのです。

 これが、ボクが常々言っている、『法律上と事実上の乖離』です。

 

 と、話が脇ロードに逸れてしまいましたが、では何故小菅ヒルズと呼ばれているのか(ってか、勝手にボクが言っているだけですが)

 これは、元livedoor社長のホリエモンこと、堀江貴文さんが証券取引法違反で逮捕された時に、マスコミが当時六本木ヒルズに住んでいたホリエモンと掛けて、揶揄する意味で名付けたのです

 小菅(こすげ)とは、東京拘置所の所在地で、葛飾区小菅にある為、六本木ヒルズから小菅にホリエモンが移った事を面白可笑しく表現した造語です

 しかも、東京拘置所に一度でも来た経験がある方なら、充分ご存知かと思いますが、東京拘置所は物凄いデカさで、高さは11階建てなので、その様な造りもある種六本木ヒルズを彷彿とさせる為、“小菅ヒルズ”と言う名前が付いたのです

 ボクは、このネーミングはかなり正鵠を得ていて、実に面白いと思っています

 なので、ボクは収容されている時に、友人に宛てた手紙や面会時には好んでこのネーミングを使っていて、逆転無罪後の本ブログでもついつい使ってしまうのです。(笑)


 と、言う訳で、今日もまた番組内容を変更してお送りしました(笑)

 来週こそ、小菅ヒルズのお正月事情についてお話ししたいと思います


 良い三連休を

 

逃走犯〝杉本裕太〟君について!

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 おはようございます

 今日は、昨日からの雨で、朝から出掛けるのが嫌な気分になりますが、いかがお過ごしでしょうか


 さて、今日はお正月を過ぎたので、昨年ボクが過ごした〝小菅ヒルズ〟のお正月事情をお話ししようと思ったのですが、ここ最近世間を大変賑わせているあの逃走犯についてお話したし思います

 早速ですが、今回杉本容疑者がどんな事件を起こしたのかを振り返ります

 〈事件の概要〉
 杉本裕太容疑者は1月2日の午前0時ころ、川崎市麻生区の路上で21歳の女性会社員を拳で殴るなどして、レンタカーの中に連れ込み車内で集団強姦。
 その後女性をコンビニに連れて行きATMから現金15万円を引き出させて奪い1月6日に逮捕されていた。共犯者は現在も勾留中である。

 と、言う極めてアホな事件で、突然こんな悲劇に見舞われた被害者の辛さは、察するに余りあります…

 全く、今時こんなバカゲタ事件を起こす奴が居るのかと思うと、つくづく空恐ろしい世の中ですね…

 
 検察庁での腰縄事情等は、後述するとして、とりあえずこんなアホな杉本君とフェイスブックでお友達になりませんか(笑)

  『杉本裕太フェイスブック』

 なんと、彼はフェイスブックをやっていたのです

 興味のある方は、友達申請してみてはいかがでしょうか(笑)

 
 そして、彼の元妻とのデカ目プリクラがこちら

 杉本雄太プリクラ

 こう見ると、そこそこイケメンですかね(笑)

 更に、彼の友人達がツィッターで盛り上げています

 杉本雄太 ツィッター1
 
 杉本雄太 ツィッター2


 中には、彼を擁護するようなツイートも

 杉本裕太ツィッター3

 杉本裕太ツィッター4


 当たり前ですが、ここまで来ちゃうと完全に友人達の話のネタにされているだけです…


 
 さて、ここからは検察庁での腰縄事情や、実際に警察からどのように検察庁に送検されるのかをお話ししたいと思います

 まず、皆さんの中で、ブレスレッド(手錠)をされた経験はありますか

 それと、これまでの人生で、腰縄を巻かれた経験はありますか

 きっと、殆どの方が、そんな経験はないでしょう

 あっ、縄ならSMプレイの一環で巻かれた経験のある方は居るのかもしれませんが…(笑)

 しかし、ボクはその両方をおもいっきり経験しているので、完璧な〝生き証人〟としてこれらの点についてお話しします


 では、良くニュース等で耳にする『送検』と言う言葉の意味から解説します。

 送検とは、読んで字の如く、〝検〟察庁へ事件を〝送〟ると言う意味です

 何らかの事件で逮捕されると、その事件は検察庁に送られて、担当の検察官がどんな処分にするのかを決めるのです。

 詰まり、検察官と言うのは、国家公務員の中で唯一一人の人間の人生を左右する権限を持っているのです

 これは、実に強大な権限で、当然容疑者に対してどんな処分にするのかによって、その容疑者は長い期間刑務所に行かなくてはならなかったりする訳ですから、ホント検察官の胸三寸一つでその後の人生が左右されるのですから、極めて絶大な権限を持っているのです

 これを、法律用語では〝検察官起訴独占主義・国家訴追主義〟等と呼ばれています

 ですから、警察が逮捕したからと言って、最終的に起訴するか(裁判にするか)どうかを決めているのは、あくまでも検察官であって、警察官ではありません。

 なので、逮捕されたら全ての事件が検察庁へと送られるのです


 そして、当然事件の書類(供述調書や捜査報告書等)だけではなく、その容疑者の身柄も検察庁へと送られます。

 送られる、と言っても、検察庁に寝泊まりする訳ではなく〝検事調べ〟と言う、検察官の取り調べを受ける為に、警察の護送バスで身柄を送られるだけの事です

 この時、警察の護送バスは、その日の送検人数に合わせて、近くの警察署を幾つか回って容疑者をピックアップして、検察庁へと護送バスは向かうのです

 良く、朝方や夕方位に、マイクロバスに赤色灯が付いているバスを見掛けた事はないですか

 あれが、容疑者を乗せている護送バスです

 特徴としては、常に赤色灯を回しているので直ぐに分かると思いますよ


 この護送時には、逃走防止の為に手錠をしっかり嵌められて、腰縄を巻かれ、その腰縄は検察庁へ行く人達全員を繋ぐので、仮にその時に逃走しようとしても、腰縄が全員に絡まってとてもじゃないですが逃走なんて出来ません…

 これは、護送時は一旦外に出る為、一番逃走の危険性が高い為に厳重にしているのです。

 加えて、警察署から護送バスに乗る時は、護送バスの周りに警察官が沢山出て来て厳重に警備しているので、とてもじゃないですがこんな状況では逃走出来ません…

 尤も、ボクは送検時に逃走しようなんて露とも思わなかったですが

 因みに、世間を賑わせた事件の容疑者は、護送バスではなく単独で検察庁へと護送されます

 正に、VIP扱いです(笑)

 要するに、警察側も逃走防止に対しては、相当厳重に警備しているので、論理的にも事実上もまず逃走は無理です


 では、何故杉本君は逃走できたのか


 これは、特殊な状況が後押ししたからです


 この特殊な状況とは何かと言うと、杉本君は検察庁で弁護士と面会しているのですが、そもそも検察庁で弁護士と面会する事は余りありません。

 普通は、弁護士は面会に行こうと思った日に、その容疑者が検察庁に行っている場合は面会を別の日にズラします。

 何故なら、面会に留置場に行ってもその容疑者は居ないので会えないからです。

 なのに、それを殊更検察庁まで出向くと言うのは、おそらくやる気のある弁護士で、検察官との取調べ状況を逐一訊きたいが為に出向いたものと思われます。

 その際も、東京地検ならちゃんと面会室があって、そこは弁護士と容疑者がアクリル板越しに話すので、まず絶対に今回の様な逃走劇は起こり得ません…。

 しかし、報道を見ると、検察庁の部屋を間借りした形で面会が行われていた様なので、横浜地検川崎支部は面会室がそもそも無かったのでしょう。

 これでは、相当厳重に警備しないと逃走の危険が孕んで来ます

 又、刑事訴訟法では、弁護士は容疑者といつでも面会出来ると規定されているので、検察庁としても面会の申請があったのなら、それを「当庁には、面会室が無いので面会出来ません。」とは拒めないのです。

 だから、苦肉の策として、逃走防止の設備が整っていない、空いている部屋を使用せざるを得なかったのです

 とは言え、それでも手錠に腰縄ですから、逃げるなんて相当難儀です…

 確かに、弁護士との面会時は手錠を外しますが、単なる部屋を間借りしただけの所で面会を実施するのなら、その状況に応じた策を講じるべきだったのです

 まっ、こんな事を言っても後のフェスティバルですが…(笑)


 そうすると、今回の逃走劇は計画的だったのかと言うと、ボクの見解では断じて〝NO〟です

 何故かと言うと、まず弁護士が面会に来るのかどうかは不明ですし、仮に事前に面会に来る事が分かっていたとしても、どこの部屋で面会をするのか分からないのに、予め逃走ルートを頭に入れておくことなんて出来ないからです

 従って、杉本君は当日に面会する部屋などの状況から、逃走を決意したものと考えられます

 そこで、わざとトイレに行ったりして、隙を窺っていたのだと思います。

 それにしても、ボクの経験からすると、腰縄が緩んでいるから直すなんて事は極めて意味不明で、手錠なら締めすぎて痛いから緩めてくれと言っても何ら不審に思われませんが、腰縄なんてそもそも緩んだりしませんし、毎回検察官の部屋に連行される度に締め直すので、普通は有り得ないんですよね…

 でも、それが有り得ちゃったんだから、何らかのミスがあったんでしょう

 おそらく、付き添いの警察官がホントバカだったのでしょう

 ですので、今回の逃走劇は、極めて偶発的に起こり、又、その偶発性をあらゆる状況が手伝った為に起こったのです

 つくづく、ジャッキーチェンの映画の様な話ですよね…(笑)

 ジャッキーは、どんなピンチでもその場の状況にある物で、ピンチを脱しますからある種それと同じでしょう。


 因みに、〝シャバ〟に居る我々は、様々な情報元からこの逃走劇の情報を知る事が出来ますが〝中〟に居る人達は、まずこの逃走劇を知る事は出来ません

 中で購入出来る新聞には、切り取られるか、黒塗りになって見れない様になっています。

 何故なら、そういう情報を晒すと、それを模倣する人間が居るかも知れないからです…

 詰まり、余計な混乱を招かない為なのです。

 ですから、今日も横浜地検川崎支部に送検されてくる容疑者達は、護送バスから見える報道陣を見て、きっと〝何でこんなにマスコミが居るんだろう〟と、思っているでしょう。(笑)



 さて、このブログを書いている時点では、まだ杉本君は捕まっていませんが、彼は一体いつまで逃げるのでしょうか。

 彼にとっては、究極に不利な鬼ごっこなんですが…


 明日は、今日書く予定だった、小菅ヒルズのお正月事情についてお話しします

  

久し振りの〝予想外〟の再会…。

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 こんばんは

 今日は、ちょっといつもより更新の時間が遅くなりました…


 昨日は、12月20日に同級生のT君と、和久津の実家に行く前に手土産を買うのに色々と葛藤した、と言うお話をしました

 ホント、良く『人生とは修行だ』とか『人生とは勉強だ』等と言う言葉を聞きますが、流石に昨日の様な状況の勉強は初めてだったので戸惑いました…


 今日は、昨日の続きをお話しして、五反田デリヘル殺人事件を終結したいと思います

 
 さて、ボクとT君は、それぞれ手土産を買って、和久津の実家へと歩を進めました

 時刻は、18時を少し過ぎた所で、丁度夕食時で恐縮だったのですがお邪魔する事にしました

 〝ヨネスケ〟なら、デカイしゃもじを持って、「隣の晩御飯~」って、ズカズカ行けばいいですが、流石にそういう訳にもいかないですからね…(笑)

 
 そして、ボクとT君は和久津の実家のチャイムを鳴らすと、お父さんが出て快活な笑顔で迎え入れてくれました。

 『改めまして、先日は大変お世話になりました。』

 と、ボクは11月29日に裁判所で会った際に、色々とお世話になった件のお礼を伝え、手土産を渡すとお父さんは『あっ、すいません。』と少し恐縮した様子で受け取ってくれました。

 早速ボクは、

 『お線香いいですか

 と、言い仏壇に向かい、和久津と約5年振りに再会しました

 しかし、一方は現世でもう一方は来世と言う形で…

 ボクは、当然の事ながら、和久津とこんな形で再会するなんて、夢のまた夢にも思いませんでした…

 更にこの時、月並みですが、〝人生とは本当に何が起こるか分からないな…〟と、痛感しました…

 そんな事を想いながら、来世の和久津と対面し、両手を合わせました

 ところが、ボクは和久津の仏壇と対峙した際に、瞬時にある違和感を覚えました…。


 続いて、T君もお線香を上げて、しっかりと両手を合わせていました。

 T君は、和久津とは大分会っていなかったみたいで、かなり前にやった同窓会以来だと言っていました。

 従って、地元の同級生の中では、一番最後に現世での和久津と会ったのはボクだと言う事になります


 ボクとT君が、お線香を上げ終わると、お父さんが『どうぞこちらへ』とリビングに案内され着席しました。

 ボクとT君が横に並び、お父さんとテーブルを挟んで向かい合う形となりました。

 そこで、お母さんが温かいお茶を入れてくれて、それを頂きながらお父さんが話し始めました
 
 すると、どうやらお父さんたちも出掛けていたみたいで、つい一時間ほど前に帰宅したと言うのです。

 
 その行き先とは、何と東京高等裁判所です

 
 実は、この日は五反田デリヘル殺人事件の主犯である、〝トリヤマノリユキ〟の控訴審判決の日だったのです

 ボクも、傍聴に行こうと思っていたのですが、1000%控訴棄却なのが分かっていたので行かなかったのです。

 その控訴審判決を、わざわざ傍聴に行っていたと言うのです。

 ホント、頭が下がると言うか、被害者遺族の立場からすれば、裁判の行方を最後まで見届けたいと言うのは、ごくごく当然の感情なのかも知れませんね…。

 その情報を聞いたボクは、

 『控訴棄却でしたよね

 と、訊ねると、

 『うん。棄却だった。』

 と、お父さんは返答し、ボクは、

 『やっぱり。』

 と、合点しながら頷いていました。

 因みに、その五日後の12月25日は、柴田真也と小田浩司の控訴審判決で、その公判も傍聴に行くと仰っていました。

 
 そして、ボクは仏壇と対峙した時の違和感を、お父さんにぶつけてみました。

 『あの、まだ遺骨はお墓に入れてないんですか

 と、訊ねました。

 そう、ボクが感じた違和感とは、仏壇に骨壺がそのまま置いてあった事です…

 事件があったのが、平成24年5月7日ですから、とっくに49日を過ぎていますので、ボクは何でだろうと疑問に思ったのです。

 そこで、その点をお父さんに訊いてみると、

 『だって、一人でお墓に入ったら寂しいじゃない…』

 と、返答してくれて、ボクはホント胸が締め付けられました…

 亡くなった事情が事情だけに、こういった所に強い親心を感じました

 ボクは、まさかその発想は思い浮かばなかったので、つくづく事件の当事者である和久津の両親は、ボクが想像出来ない以上の葛藤や想いがあるのだなと痛感させられました…

 
 その後、お父さんと色々な話をして行く中で、今回の事件での検察の対応に話が及びました。

 以前にもお伝えした通り、この事件の一審公判は被害者参加制度で審理されたので、被害者遺族の意向をある程度汲み込んでくれるのです

 その代表が、〝論告求刑〟です

 論告求刑とは、検察が被告人に対してどの位の懲役刑(あるいは死刑)を求めるのかと言う意味です。

 この論告を、裁判所は一つの基準として、有罪の場合はあらゆる証拠や犯行態様、情状等を考慮して最終的に〝懲役〇〇年に処する〟と、判決が決まります。

 この求刑に際して、お父さんは主犯の〝トリヤマノリユキ〟に〝懲役30年〟を求めたそうです

 この、お父さんの意向に対し、検察は論告求刑で〝懲役30年〟を求刑してくれたそうです

 詰まり、東京地検は全面的にお父さんの意向を汲んでくれたと言う事です。

 その結果、トリヤマノリユキは一審で、「懲役20年」の判決が下りました

 この点に関して、お父さんは、

 『トリヤマは、今42歳だから懲役20年なら出て来る時にはもう60歳を過ぎているでしょう。そこからやり直すのは難しいだろうから、まあいいかなと思っているね。』

 と、仰っていました。

 ボクが思うに、この発言の意図は、〝自分の息子の人生をメチャメチャにしたんだから、お前の人生もメチャメチャになって当然だろう〟と、言う思いがあるのだなと思いました

 更に、お父さんは、

 『ホント、今回は検察が良く頑張ってくれたんだ。担当の検事さんが、何とか強盗致死で持って行くからと言ってくれてね。』

 とも、仰っていました。

 これは、ボクも極めて同感で、以前も書きましたが今回の事件は厳密には殺人ではなく〝事故〟です。

 しかし、検察は遺族の無念を晴らすべく、少しでも加害者に重い刑を与えようと、出来る限りの重い罪で起訴するように頑張ったのです

 そういう意味では、今回の事件での検察は、非常に被害者側の意を汲んで寄り添っていたと思います

 この点は、ボクも検察の行動を称えたいと思います

 まっ、ボクと対決した時の検察は、とてつもなくバカで酷かったですが、それはとりあえず置いておきましょう…


 そんなこんなで、一時間半位和久津の両親とお話をして、ボク達はおいとましました

 勿論、また近い内にお線香を上げに来ると言う約束もしました


 ボクは、やっと来世の和久津と対面しましたが、彼は空の上からボクとT君がお線香を上げに来たのを、どのような想いで見詰めていたのでしょうか

 そんな事を思いながら、ボク達は帰路へと着きました

 
 さて、今回で一旦この事件についてのお話は終わりますが、また何か状況が変わった時はご報告させて頂きます

 明日は、お正月を過ぎたので、昨年居た〝小菅ヒルズ〟のお正月事情をお話しします

   

約束を果たす…。

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 こんにちは

 そろそろ、お正月休みのダルさも抜けて来た今日この頃、いかがお過ごしでしょうか

 
 さて、昨日は五反田デリヘル殺人事件の、ボクなりの総括をさせてもらいましたが、ホント悲惨な事件でした…

 今日は、和久津の両親と裁判所でお話しした際に約束した、彼の墓前にお線香を上げに行った時の事をお話しします

 
 和久津の両親と会ったのが11月29日で、その際にボクは「今年中に必ずお伺いします」と約束したので、何とかして平成25年度中にはお伺いしようと考えていました。

 そこで、ボクは和久津と中学時代に同じクラスになった事がある同級生に連絡を取り、一緒に行かないかと打診した所、快く快諾してくれたので一緒に行く事になりました

 その同級生T君とは、中学を卒業した後も、バイクの走り屋(今は見掛けないな…)を一緒にやっていて仲が良かったのです

 因みに、その彼は事件の事は全く知らず、ボクが教える形となりました

 ボクと、T君のお互い都合のいい日を調整し、結局12月20日に行く事になりました
 
 そして、その旨を両親に伝えるべく、和久津の自宅に電話するとお父さんが出て、12月20日の夕方にお伺いしたい旨を伝えると、「是非お待ちしています」との返事を頂いたので、その日に伺う運びとなりました


 当日は、T君に家に迎えに来てもらい彼の車で行きました

 で、改めて思ったのが、伺うのに際して流石に手ぶらはマズイと思い、何か手土産を買おうと近くのショッピングモールに行ったのですが、一体何を買えばいいのか分からないんですよ…

 そりゃあ、時節柄お歳暮の時期とは言え、こういう特殊な状況ですから、流石にお歳暮って訳にもいかないですからね…

 いかんせん、ボクも初体験の事なので、何を買って行けば良いのか分からない訳です。

 逆に、皆さんはそういう経験がありますか

 
 犯罪に巻き込まれて、大切な家族を亡くした遺族に会いに行くと言う状況を…。

 犯罪に巻き込まれて、無念の死を遂げた同級生かつ元同僚にお線香を上げに行くと言う状況を…。

 
 まず、殆どの方が未経験のはずです。

 なので、ホントT君と「どうしようか…」と協議していました

 だって、お花ってのも何か変ですし、お葬式ではないので香典って言うのも違うし、じゃあスイーツかって言ってもそれも何だかしっくり来ないし…

 と、何だかんだと協議した結果、お茶とお煎餅を買うと言う結論に達し、ボクはお煎餅を買いT君はお茶を買いました

 その際、店員さんが『お歳暮の札はどうされますか』と、訊ねて来たので、ボクは『おもいっきり剥がして下さい。』とお願いしました。(笑)

 そりゃそうでしょう、どう考えたってお歳暮じゃないんですからね…

 因みに、お茶を買ったT君は、買う際に試飲して美味しかったらしく、『美味かったから自分の分も買っちったよ。』と言う展開でした。(笑)

 全く、ホントマイペースな奴です

 ボクの中では、この選択が果たして正解だったのかどうかは分かりません…

 と、言うより、正解なんて無いんじゃないでしょうか。

 勿論、手土産と言うのは、ささやかな気持ちの表れですから、どんな状況においても正解はないのかも知れません。

 しかし、今回の様な〝特殊な状況〟では、両親に不快な思いをさせてはいけませんから、正解は無くとも不正解であってはならなかったのでホント迷いました…

 そんな中、我々が選択した最適解がお茶とお煎餅だったので、これには当たり障りは無いのかなと思っていますが、その〝判決〟は和久津の両親が下すので、我々には分かりません…。

 どなたか、正解をご存知な方はボクにご教示下さい(笑)


 で、何で殊更こんな事を書いたのかと言うと、ボクの中では、こういう状況になってしまうのも事件の内の一つだと思うからです…

 詰まり、加害者の裁判が終わったら事件は終わりなのではなく、事件は永遠に終わらないと言う事です

 これは、被害者遺族にとっては、ある種の〝無期懲役〟でしょう…。

 以前の記事で書いた通り、無期懲役とは懲役の期限が無い、すなわち終わりが無いと言う意味でした。

 被害者遺族である和久津の両親は、最愛の息子をこんな悲惨な形で亡くすと言う、何物にも代えがたい辛さを背負いながら、これから生きて行かないといけないのです

 それは、この現世では、和久津の両親が亡くなるまで続くので、ホント無期懲役と同じです…

 しかも、和久津の両親は、全く悪い事をしていないのにも拘わらず、何故こんな〝罰〟を受けないといけないのでしょうか…

 つくづく、人生とは不合理、不整合、不条理です…。


 そして、我々は和久津の自宅へと歩を進めました


 丁度キリが良いので、この続きは明日お話しします

『五反田デリヘル殺人事件』ボクの総括。

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 新年明けましておめでとうございます

 今日から、仕事初めの方も多いかと思います

 このブログも、今日から仕事初めです(笑)

 本来なら、年末にきちんとご挨拶して締め括ろうと思っていたのですが、バタバタしていてそのままお正月休みに入ってしまいました…

 そんな身勝手をお許し下さい…


 さて、今日は五反田デリヘル殺人事件の総括をしたいと思います

 早速ですが、皆さんに問いたいと思います。


 もし、愛する奥さん(旦那さん)が、犯罪に巻き込まれて殺されたらどうしますか

 もし、愛するお子さんが、犯罪に巻き込まれて殺されたらどうしますか

 もし、愛する彼氏(彼女)が、犯罪に巻き込まれて殺されたらどうしますか

 もし、愛する家族が、犯罪に巻き込まれて殺されたらどうしますか


 あるいは、そういう経験はありますか…


 ここでボクは、敢えて〝殺されたら〟と言う表現を使いましたが、これには理由があります

 その理由は、被害者遺族にとっては、過失だろうが故意だろうが、その人が返って来ない結果は変わらない以上、殺されたのも同然だからです…

 なので、良くある交通事故で愛する人を亡くした時等、いくらわざとじゃない事故であったとしても、遺族からしたら殺されたのと同じでしょう

 犯罪名が違うだけで、結果は何ら殺人と変わらないでしょう…

 
 で、前記の〝もし〟を想像したとしても、きっと想像出来ないのではないでしょうか

 例えるならば、ラーメン二郎に、野菜、アブラ、カラメ、増し増しのラーメンを食べていないのにも拘わらず、その味を想像しろと言う様なものでしょう。

 絶対に分かる訳ないですよね

 だって、食べてないんですから…


 では、何故そんな事を訊いたのかと言うと、それは事件の数だけこの〝もし〟をリアルに体験している人達が〝居る〟と言う事実を知ってもらいたいからです

 とは言え、実際にこの〝もし〟を経験しない限り、所詮は他人事でしょう…

 だからこそ、ボクもこうして綴れるのかも知れません…


 今回、偶然が偶然を呼んで、この事件の被害者がボクの同級生かつ仕事の元同僚で、その加害者の一人がボクが小菅ヒルズで気になっていた奴で、更には一つ隣の部屋だったと言う、正に〝事実は小説より奇なり〟な状況でした

 従って、被害者加害者双方を知っていると言う、実に不可思議な立場で、この事件を見ていました

 ボクが思うに、今回の事件は、厳密に言えば殺人事件ではありません

 和久津は、突然の襲撃から逃れようと、ベランダ伝いに隣の部屋に移ろうとした際に、手を滑らせ誤って七階から転落してしまいました

 加害者の誰かが、和久津を突き落した訳ではありません。

 なので、厳密にはこれは〝事故〟です。

 しかし、和久津の両親からすれば、〝これは事故だから…〟で割り切れるはずがありません

 ボクも、法律上の解釈はともかくとして、これは事実上の殺人だと思っています 
 
 何故ならば、突然の襲撃が無ければ、又、それだけ切迫した状況に追い込まれなければ、和久津はベランダ伝えに逃げると言う選択をしなかったからです。

 だから、この状況に追い込んだ加害者達は、それ相応の責任を取らないといけません。


 ここで、〝責任〟と言う言葉が出て来ましたが、犯罪によって人を死なせてしまったら、その加害者は一体どんな責任を取らないといけないのでしょうか。

 まずは、〝刑事責任〟ですが、これはご存知の通り最高刑は死刑から無期懲役、有期懲役と言う刑罰が待っています

 もう一つが、〝民事上の責任〟ですが、これは国が積極的に何かをしてくれる訳ではなく、被害者自ら損害賠償請求を起こして裁判をしないといけません…

 勿論、結果は勝訴の可能性が極めて高いですが、問題はその後で、仮に「〇〇〇円の金員を、被害者に支払え」との判決が出たとしても、加害者にお金が無ければ、正に〝無い袖は振れない〟で一円もお金は貰えないのです…

 強制執行だ何だとやっても、懲役に行っている人間から、一体何を差し押さえろ言うのでしょうか。

 ですから、いくら民事で勝っても、相手に財産が無ければ何も取れないのです…

 詰まり、全くのやられ損…。

 これが、民事裁判の限界なのです

 尤も、被害者遺族からすれば、いくらお金をもらったからと言って、その傷が癒える事は決してありません…


 又、和久津の両親から聞いた話だと、現在では法律が変わり、被害者給付金制度が確立されていれ、国からお金が出るそうなのですが、たいした金額ではないそうです…。

 この点は、今後改善の余地があると思います。


 話は、〝刑事責任〟に戻りますが、もしあなたが愛する誰かを殺されたら、その加害者にはどんな刑罰を求めますか

 愛する人を殺されたんだから、加害者も同じ目に遭わせたいと思うのが、大多数の意見ではないでしょうか…。

 そもそも、法律の起源は、『ハンムラビ法典』に由来すると言われています。

 ハンムラビ法典とは、人類最古の合理的法典(実際には最古の法典は「リピットイシュタル法典」)といわれています。

 その意義は、「量刑のバランスを量っている点」にあります。

「ハンムラビ法典の眼には眼を、歯には歯を、、は、やられたら、やり返せ、ではなく、眼をつぶされたら、相手の目のみしかつぶしてはならない、歯おなじく、つまり復讐のエスカレートを防ぐ為と行為と量刑のバランスを規定している ...」点に「応報刑主義に基づく最古の合理的法典」といわれる所以があります。(参考文献yahoo知恵袋)

 詰まりは、眼をやられたんだから眼のみを潰させろと言う事に照らせば、愛する家族を死なせたんだから死ぬのは当然、と言う結論に達します

 被害者遺族からすれば、死なせたんだから、あんたも死んで責任を取りなさい、となるでしょう…

 しかし、現代社会では、この論理は通用しにくくなっています…

 現在の刑事裁判では、被害者が一人の場合は死刑を選択する事は殆どないのが現状です

 感情論だけで言えば、殺された被害者からすれば、死刑が当然の為、ここで感情と法律の不均衡が生じます。

 又、前記のハンムラビ法典の論理とも矛盾します…

 因みに、ここでは死刑の是非についての議論はおいて置きます。

 これだけで、簡単に一冊の本が書けてしまうので…


 要するに、法律に感情はないと言う事です

 この点は、以前からボクも理解しているとは言え、簡単に割り切れないものがあります。

 和久津の両親からすれば、被害者が一人だとうと何人だろうと、息子を殺された事に変わりはないんですから、加害者全員を殺してやりたいと思うのが至極当然でしょう…

 そうした時、唯一の無念を晴らす場である裁判が、被害者遺族の感情を全くではないにしろ、形式的に判断材料の一つとしてしか考えていないのだとしたら、一体何の為に裁判をするのか行き詰まります…

 ホント、刑事裁判とは何なのでしょうか


 そんな事を、考えさせられた極めて印象に残る事件でした…

 
 さて、明日は先月和久津の実家にお線香を上げに行った時のお話をしたいと思います