日本初(?)有罪率99.9%の刑事裁判で〝二度も〟無罪判決を勝ち取った男のブログ!

過去、二度も刑事裁判の被告人として法廷に立たされるも、自力で反証、反駁をし二度も無罪判決を勝ち取る!そんな私が、あらゆる事を綴る!

カテゴリー "援交デカ" の記事

論告求刑。



 おはようございます

 今日は、スッキリしない天気ですね

 何だか、今日の夜から明日の午前中に掛けて雨みたいですし


 昨日も、徳重選手の被告人質問をお話しました

 文面上は、分かりやすく徳重選手の証言だけを記載していますが、実際には弁護人や検察官との応酬があって、その中から出てきた数々の証言なので、生で観ているのと文面上では、同じ内容でも何だか迫力に欠ける気がします

 それを、何とか臨場感を持って伝えるのがボクの使命でもあるのですが、なかなか難しいですね

 ともかく、徳重選手は、不正に入手した女の子の個人情報を悪用した訳ではなく、一人だけ連絡を取っただけでした

 まっ、一人だろうと、何人だろうと、そもそも捜査権を悪用して不正に個人情報を入手すること自体がもってのほかなんですからね


 さて、今日も、裁判の続きをお話します

 ボクは、被告人質問が終わったので、今日はここまでかなと思っていると、裁判長から思わぬ一言が

 
 『それでは、論告求刑と弁論に行きましょう。』


 と、言うので、ボクは『あっ、求刑まで行っちゃうんだ。』と、思いこれまたラッキーだと思いました

 だって、後日また求刑を観に来る必要がないからです

 恐らく、今日の一日で結審までしちゃう予定だったのでしょう

 でなければ、アドリブで求刑まで行くことはないからです

 法廷の柵の〝向こう側〟の人達は、予めそれが分かっていたとしても、法廷の柵の〝こっち側〟の人にはそれは分かりませんからね

 なので、その日の裁判でどこまでやるのかを知らされていない我々傍聴人は、一回で求刑まで観れるなんて、正に思わぬ僥倖だったでしょう


 そして、裁判長に促されて、検察官が起立し、用意してあった書面を読み上げます

 この時点で、閉廷予定の午後12時を回っていたので、検察官は早口で読み上げます

 なので、全てをメモできませんでしたが、気になった部分を書き留めたので綴ります


 『被告人は、援助交際した女の子に、避妊をせず膣内射精を要求。』

 『自分はパイプカットしているから大丈夫と嘘を言ったり、膣内射精させる代わりに、その分の対価を支払うと言ったり、精子を殺す薬を入れたりした。』

 『その内の一人に膣内射精をした。』

 『その子は女子中学生だった。』

 『被害者の二人に、自分が所有するスマートフォンで性行為を撮影した。』

 『連絡しないと、写メをバラまくと脅す。』



 と、オドロキの内容が飛び出しました

 裁判なので、非常に堅苦しく言っていますが、要は女子中学生に嘘を言って〝中出し〟し、それに留まらずハメ撮りまでしていたと言うのです

 ボクは、ただ単に未成年にお金を払ってセックスをしているだけかと思いきや、実際はそうではなかったのです

 相当な性癖の持ち主というか、変態だったという事です(笑)

 まっ、同じ男性として、ハメ撮りしたくなる気持ちは非常によく分かりますが(笑)

 更に検察官の論告は続きます


 『捜査関係事項照会を不正に利用したのは悪質。』

 『ショートメールで、何度も女の子と連絡を取り、警察来た、と確認した。』

 『捜査関係事項照会の社会的信用を失墜させた。』

 『捜査関係事項照会の回答を、各会社に懸念を抱かせた。』

 『買春の発覚を防ぐ為に、過去に性交した女の子の連絡先を知りたい為に悪用した。』



 と、厳しく断罪します

 検察官が論告を読み上げる最中、徳重選手はじっと目を瞑って、小刻みに頬がピクピクしていました

 この時、自分の過ちを厳しい言葉で指弾され、徳重選手は一体どう思っていたのでしょうか

 そして、論告はこの言葉で締め括りました


 『被告人を、懲役3年に処するのが相当である。』


 求刑は3年でした

 
 続いて、最終弁論ですが、検察官よりも早口で、持っていた書面を読み上げる弁護人

 
 『懲戒免職になり、マスコミでも報道されたりと社会的制裁を受けている。』

 『素直に罪を認め反省している。』

 『家族が今後の監督をしていくと約束している。』

 『寛大な処分を求める。』



 と、言うように、弁護人としては当然ながら執行猶予狙いでした


 そして、裁判長から、

 『それでは被告人は証言台の前へ立って下さい。』

 と、言われ『はい。』と、返事をして証言台の前に立つ徳重選手

 『それでは、これで裁判は結審しますが、最後に何か言っておきたいことはありますか

 と、言われ、徳重選手は、


 『今回私のこのような行いにより、警察官の信頼を失わせ、また、産んでくれた母親に申し訳ないです。今後は、地元に帰りしっかり暮らそうと思います。』

 
 と、言って締め括りました

 
 そして、次回判決期日が指定されました


 7月16日(木)13時15分~ 815号法廷


 以上で、大変濃厚だった裁判が終わりました


 で、ボクの予想としては、判決は間違いなく執行猶予でしょうね

 その理由は、求刑が3年という事と、裁判所は警察官の不祥事に対しては、かなり甘い判決を下す傾向があるからです

 大体、警察官が起訴されたら、その警察官は依願退職か懲戒免職で確実に職を失うので、それでもう十分だろうという考えがあるのでしょうね

 だって、裁判所からすれば、警察官は言わば〝身内〟ですからね

 なので、判決は懲役3年執行猶予5年というところでしょう

 
 以上が、〝援交デカ〟の初公判でした

 ホント、まさか結審までするとは思わなかったので、大変ビックリしました

 でも、一回の裁判でここまで観れたので良かったです

 是非、〝生〟の徳重選手を観たい方は、判決に訪れる事をオススメします(笑)


 さて、来週は、最近の話題についてお話します

 それでは、良い週末を



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被告人質問。(3)



 こんにちは

 今日も蒸し暑いですね

 なでしこ無事に勝ちましたね

 これからが非常に楽しみです


 昨日も、被告人質問の模様ををお話しました

 やはり、徳重選手の言葉から出てくるのは、自分への弱さと反省の弁でした

 まっ、素直に罪を認めているんですから当然といえば当然です


 さて、今日も被告人質問の模様をお話します

 被告人質問は、今日で最後です


 弁護人からの質問は終了し、続いて攻守交替とばかりに検察官へと移ります

 
 『警察官になったのは、自分には正義感があったから。』

 『買春は、ストレスの解消にはなっていなかった。実際には不安が募っていた。』

 『完璧な悪循環になっていた。』

 『過去の買春や不正照会のことは聞かされていたが、どうしてもやめられなかった。』

 『逮捕されてからは、全て洗いざらい話そうと思った。少しホットした。』


 
 女性検察官からの質問は、それほど多くはなかったのですが、質問の中で印象に残りるモノがありました

 それは、徳重選手が使う言葉にありました


 『さっきから、遊んだという言葉を使うけど、その表現にスゴく違和感を覚えるんだけどそこはどうかな』 

 
 と言われ、徳重選手は『あっ、はい。』と、タジタジになっていました

 どうやら、徳重選手が軽々しく〝遊んだ〟と言う言葉を使うことに、検察官としては納得がいかなかったようです

 
 『買春と遊びが違うのは分かりますか


 と、何か怒られるように言われ、『あっ、はい。』と、ペコペコ頭を下げていました

 まっ、起訴して処罰を求めているのは検察側ですから、当然〝攻撃側〟になるので、被告人に対しては当然厳しくなります

 こればかりは仕方ありません

 時間が押してるのか、徳重選手が罪を認めているからなのかは分かりませんが、思いの外検察官の追求は大したことはなく、あっさり終了しました

 恐らく、徳重選手もホッとしたことでしょう(笑)


 続いて、裁判官へと質問は移りました

 先陣をきったのは、傍聴席から見て右側の女性裁判官でした

 左陪席の裁判官ですから、三人の中で一番新人という事になります


 『(女の子の)番号をストックしていたのは、自分が(警察官だから)番号を教えられないから。』

 『自宅近所で女の子と会ったが、結局引っ越しはしていない。』

 『平成26年の子だけは連絡を取った。』

 『それ以外の子には連絡していない。』

 『連絡を取ったのは、松尾が逮捕されたのを知ったから。』

 『その子は、松尾から紹介された子だったから。』

 『自分が、捜査対象になっていないかを確認したかった。』

 『松尾どうこうより、自分の事が気になったから。』



 どうやら、徳重選手は闇雲に女の子の番号を照会したものの、実際に連絡を取ったのは一人だけだったそうです

 恐らく、照会をかけて、自分の自宅付近に住んでいないかが分かれば、それで安心したのでしょう

 唯一、連絡を取った子も、その女の子とまた遊びたいとかではなく、松尾が逮捕されたのを知った為、自分は大丈夫なのかを確認したかったからだそうです

 そこでは、松尾がどんな状況なのかを確認し、一体自分がどんな状況なのかを確認したかったのでしょう

 すなわち、自分への気休めだったという事です

 松尾の身を案じるより、自分の身を案じていたのです

 そりゃそうですよね

 当時は、現職の警察官だったんですから、その後の展開によっては、全てを失うことになるんですから

 結局、この杞憂は杞憂では済まなく、現実のものとなってしまいました


 左陪席の裁判官からの質問が終わり、続いて他の裁判官からの質問はどんなモノかと期待していると、意外にも右陪席の裁判官と裁判長は一切質問はせず、被告人質問は終了しました

 
 すると、裁判長からまたしても予想外の言葉が


 一体、その言葉とは

 
 続きは、また明日お話する予定です


 
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被告人質問。(2)



 おはようございます

 今日は、久し振りの晴れですね

 梅雨の晴れ間といったところでしょうか

 これから、女子W杯の決勝トーナメント一回戦がありますね

 どんな結果になるのか非常に楽しみです


 昨日は、徳重選手の被告人質問についてお話しました

 やはり、本人の口から放たれる言葉には、妙な真実味がありますね

 出会い系サイトを始めたきっかけから、捜査関係事項照会の不正照会に至るまでを証言しました


 さて、今日も、被告人質問の続きをお話します

 相変わらず、弁護士からの質問は続きます


 『平成25年8月から、応援派遣で別の警察署に行っていた(半年間)。』

 『平成25年当時は、警察官として最悪の年だった。』

 『非常に激務だった為、そのはけ口として買春していた。』

 『松尾から、いい子が入ったと営業が来ていた。』

 『自分から、松尾に連絡する事はなかった。いつも受身だった。』

 『松尾からの紹介は、初めは未成年ではなかった。』

 『事件の子は、15歳以下だった。』

 『IDは〝NANDEMO(なんでも)〟となっていて、松尾からなんでもさんと呼ばれていた。』

 『実際は、年齢を気にしていたが、ある日松尾から、なんでもさんが遊んだこないだの子は実は17歳ですよ、と聞かされ困惑したが、当時は過度なストレスを抱えていたので、まあいいかと思った。』

 『罪悪感はあった。抵抗感もあったが、性的欲求に負けてしまった。』



 と、いう事で、平成25年当時は仕事が激務だったようで、そのはけ口として、買春していたそうです

 松尾から、積極的に営業があったそうで、それに断ることもなく喜んでとばかりに乗ってしまう徳重選手…

 また、笑っちゃうのが〝なんでも〟と言うIDです(笑)

 一体どういう意味で付けたんでしょうかね

 なんでもやっちゃう、と言う意味なのでしょうかね

 表の顔は、〝刑事さん〟で、裏の顔は〝なんでもさん〟だったという事です

 まっ、人は二面性とは言いますが…


 ただ、違和感を覚えたのが、松尾から紹介された子が後から未成年だと知ったと言いますが、確かにそうなのかも知れませんが、紹介されて会った時点で、この子若いな、と感じると思うんですよね

 自分でも、未成年だと思った子は自分から断っていた、と証言していましたから、何だか矛盾しているんですよね

 確かに、最近の未成年の子は非常に大人っぽいですが、とは言えあどけなさも残るでしょう

 だから、徳重選手も未成年だということは気付いていたと思います

 質問は続きます


 『今度は、船橋の遊び通、と言う人から勧誘を受ける。』

 『平成25年夏頃は、大森署に戻り、出会い系サイトは止めようと思い、松尾との連絡を断った。』

 『しかし、また激務になり、ストレスが溜まり松尾とヤフーメールで連絡を取り合う。』

 『平成26年1月に、女の子と大森駅で待ち合わせた。』

 『平成26年2月に、松尾と連絡が取れなくなった。』

 『最後に遊んだ子が、小岩に住んでいると分かった。』



 一旦は、これではマズイと思い、松尾との連絡を自ら断ったのにも拘わらず、また自分から連絡を取ってしまいました

 これを聞き、ボクは覚せい剤中毒者と同じだなと思いました

 このままではいけないと思い、自ら売人と連絡を断つも、またシャブが欲しくなり自分から売人に連絡してしまうのと全く同じです

 もう、これは完璧な病気ですね


 また、今度は船橋の遊び通という人から勧誘を受けるなど、徳重選手はその世界では相当なカモだったのでしょう

 ってか、船橋の遊び通、って名前が笑っちゃいますよね(笑)

 この頃になると、完璧に麻痺していたのか、自分の勤務先の近くにある大森駅で、女の子と待ち合わせたと言うんですから、かなりのリスクを犯していたという事です

 ホント、同僚や上司に見られる可能性が高いのに、何でそんな所で待ち合わせしちゃうのでしょうか

 恐らく、その頃になると、完璧にタガが外れていたのでしょう

 そして、弁護士からの質問は佳境を向かえます


 『松尾が逮捕されて、いよいよ自分も終わりが来ると思った。』

 『自業自得だと思った。』

 『非常に重いストレスを感じていたが、自分の弱い所があり、松尾と知り合ってズルズル行ってしまい大変反省している。』

 『児童をお金で買い、大人への不信感を募らせてしまった。』

 『(根本的に)自分の心が弱かった。』

 『警察官の自覚というか、ストレスに負けたというか、弱い部分があった。』

 『自分を見つめ直し、親元で頑張っていくしかない。』

 『責任を果たす為、厳しい判決は覚悟している。』

 『仕事のアテは全くないが、やっていけなる自信はある。』 



 と、反省の数々を証言していました

 文字では分かりませんが、松尾選手は弁護士からの質問に、あれこれと枝葉を付けて証言するので、弁護士が『質問にだけ答えればいいから』と、注意する場面が何度もありました

 傍聴席から見ていると、かなりイラついているように見えました

 これは、当初の予定時間よりも押したからだと思われますが、だとしても本人が言いたいんですから言わせてあげればいいのにな、とボクは感じていました

 弁護士が徳重選手を責めるもんだから、どっちが弁護士なのか分からなくなりました(笑)


 因みに、徳重選手が証言中、母親はずっと下を向いて俯いたままでした

 きっと、そんな姿の息子を見たくはなかったのでしょう

 何だか、その姿は更に小さく感じました


 ともかく、弁護人からの質問の終盤は、いかに自分の行いを反省しているかに焦点を当てていました

 これは、争いのない事件ではよくある光景で、裁判所にいかに自分が反省しているかをアピールする狙いです

 果たして、これらの猛省の言葉は、三人の裁判官の心にどれだけ響いたのでしょうか


 さて、以上で弁護人からの質問は終わり、検察官に移りますが、この続きはまた明日お話する予定です

 これからは、なでしこJAPANです 

 
 
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被告人質問。(1)



 こんにちは

 今日は、結構暑いですね

 朝から、ちょっとした隙に、ボクが飼っているミーアキャットが外に出てしまい、捕まえるのに一苦労でした

 ホント、何事も慢心はいけませんね


 昨日は、徳重選手の母親の情状証人についてお話しました

 つくづく、いいさらし者だと思いました

 どんな事件であれ、情状証人として法廷に立ちたくはないですよね


 さて、今日も、裁判の続きをお話します

 ボクは、情状証人が終わり、今日はこれで閉廷かと思っていると、裁判長から、

 『それでは、被告人質問を行いますので、被告人は証言台に座って下さい。』

 と言う、思わぬ発言が

 てっきり、被告人質問は次回期日かと思っていたら、まさか今日行うというのです

 ボクは、『あっ、今日やっちゃうんだ。』と思い、それならそれで大歓迎だと思いました

 何故なら、わざわざ被告人質問の為に、裁判所に足を運ばなくていいからです

 どうせなら、一回の公判で出来るところまでやってもらった方が、ボクとしては非常に助かります


 そして、か細い声で、『はい。』と言った後、証言台へと歩を進めます

 証言台に座ると、若干猫背になり正面を向きます

 質問は、弁護人からして行きました

 徳重選手の証言は下記の通りです


 『起訴事実は間違いない。』

 『きっかけは、平成20年に出会い系サイトをやったこと。』

 『当時は、八丈島勤務で、たまに本庁に戻ってきた時に入った漫画喫茶で。』

 『(援助交際の)違法性は認識していた。』

 『性的な誘惑に負けた。』

 『やれば月に一回。やらないときは、年に一回とか。』

 『10数人と会った。その中に未成年の子は居なかった。』

 『明らかに未成年と分かる場合は、拒否していた。』

 『警察官だったので、出会い系サイトの実態は、売春だと分かっていたが誘惑に負けてズルズルやってしまった。』



 この時は、まだ未成年を買春していた訳ではなく、未成年ではない子を出会い系サイトで探していたと言います

 ところが、ある男との出会いが、その後の運命を大きく左右する事となります…


 『新宿の歌舞伎町で、業者の男から携帯電話を譲り受けた。』

 『その男の名前は松尾。』

 『知り合ったきっかけは、出会い系サイトに松尾が女の子のフリをして書き込みをしていた事から。』

 『松尾から、都合良く女を紹介してもらえると思った。』

 『(携帯電話を譲渡されたのは)非常にマズイと思ったが、パソコンからでは全然ダメだったので。』

 『もらった携帯には、IDとかが設定されていた。』

 『しかし、直ぐに使えなくなってしまった。』


 
 実際、どうやって松尾と会ったのかは分かりませんでしたが、少なくとも警察官である徳重選手が、訳も分からない男から、訳も分からない携帯電話を譲り受けること自体がそもそも論外でしょう

 普通は、相当警戒すると思うんですよね

 ましてや、自身が警察官なら尚更、携帯電話を譲り受けることに警戒すべきでしょう

 その辺の感覚が、徳重選手の言葉を借りるなら、〝性的な誘惑〟によって麻痺していたのでしょうね

 質問は続きます


 『平成24年に、自宅近所で関係をもった女の子を発見し声をかけた。』

 『当時は、新小岩駅近くに住んでいて、自分が警察官だと言うことは周りは知っていたので、非常にマズイと思った。』

 『松尾から、関係をもった子が、実は未成年だと聞かされた。』

 『自宅付近で女の子と会ってから、マズイと思い暫く止めた。』

 『引越しも考えた。』


 
 冒頭陳述でも述べられていましたが、この出会いが更に徳重選手を負のスパイラルへと誘います

 そして、質問は捜査関係事項照会について及んでいきます


 『公務で不正を働くことについては、周りでも不正照会をしている人が居たので、自分さえ言わなければ分からないと思った。』

 『上司には、緊張しながら決済印をもらった。』

 『番号を調べたところ、実際に自宅付近に住んでいたが、あまり問題ないと思い引っ越しはしなかった。』

 『平成25年3月に、関係を持った後、女の子に自宅付近まで尾行された。』

 『その子がどの子か分からなかったので、ストックしてある番号を闇雲に照会をかけた。』

 『罪悪感は薄れてはいたが、毎回緊張していた。』



 と、言うように、悪いとは思いながらも不正照会をしまくっていたそうです

 この証言の中で気になったのが、〝周りでも不正照会をしている人が居たので〟という部分で、これが事実なら他の警察官も不正照会をしているという事でしょうか

 恐らく、ボクは不正照会をしている警察官は結構居ると思いますよ

 だって、何か事件化しない限りは、まずバレようがないからです

 今回の場合は、大きく事件化したから発覚しただけで、何も事件やトラブルが起きなければ、まず不正照会がバレることはないでしょうね

 決済印を押す署長だって、いちいちホントに捜査の必要性があるのかを確認したり、裏を取ったりなんてしませんからね

 イチイチそんな事をしていたら、業務が滞りますからね


 少し話がそれましたが、やはり被告人質問は、事件の核心部分が覗けて最高ですね

 
 さて、この続きは、明日お話する予定です
 


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情状証人。



 こんにちは

 今日も、スッキリしない天気ですね

 まっ、これが梅雨というモノなのでしょう

 新しい一週間、張り切って行きましょう


 先週は、前後しましたが、冒頭陳述の詳細をお話しました

 予想外の犯行動機に、ボクを含めた傍聴人全員が驚いたでしょう

 まさか、自分が援交した娘と、偶然自宅付近で会っちゃうんですからね

 こんな偶然ってあるんですね

 一般の人なら、会ったところでどうって事は無かったでしょうが、徳重選手の場合は、背負っているものが一般人とは違いますから、同じ偶然の再会でも意味合いがまるで違って来ます

 その結果、自らの人生を大きく狂わしてしまい、徳重選手にとっては正に〝悪魔の再会〟だったという事です


 さて、今日も、裁判の続きをお話します

 冒頭陳述から、検察側の証拠請求に対し、弁護側は全て同意しました

 一方、弁護側からは示談書5通と、情状証人の請求があり、これに対して検察側も同意しました

 そして、公判は情状証人へと移りました


 改めて、情状証人とはどういう意味かと言うと、刑の量定にあたって斟酌(しんしゃく)すべき事情を述べるために公判廷に出廷する証人です

 弁護側の場合、被告人の家族や知人などが寛大な処分を求めて被告人に有利な事情を述べ、検察側の場合、被害者や遺族が量刑に反映されるよう被害感情を強く訴えることが多いです

 ですので、徳重選手の場合は、率直に言うと、刑を軽くして下さいと言う意味での情状証人となります


 相変わらず、ハキハキした裁判長が、

 『それでは、弁護側より情状証人という事ですが。』

 と言うと、

 『はい。被告人の母親が来ております。』

 と、弁護人が言い、傍聴席の一番奥の一番前に座っていた年配の女性が、弁護側に促されて法廷へと入って行きました

 そうです

 この女性は、徳重選手と一緒に法廷へと入って来た女性で、ボクが書記官から何かの書類に記入するように案内されているのを見て、恐らく証人だろうと予想した人です

 つまり、ボクの予想は見事に的中したのです


 母親は、法廷内へと入ると、少しおどおどしながら証言台の方へと歩を進めました

 その途中、法廷内へと入って来た母親に対し、徳重選手は座ったまま頭を下げました

 頭を下げる際、目を強く瞑りながらだったのがスゴく印象的でした

 きっと、そんな母親の姿を見たくはなかったのでしょう

 この気持ちは良く分かります

 だって、自分を産んでくれた母親に、こんな恥さらしをさせてるんですから、筆舌に尽くしがいたでしょう


 因みに、ボクの裁判の時は、情状証人なんて一切ありませんでした

 何故なら、完全否認していたからです

 否認しているのに、『釈放後はきちんと監督します』とか『親として責任を感じております』なんて言うのは、矛盾しているじゃないですか

 なので、ボクの場合は、情状証人なんて全く必要ありませんでした

 基本的に、否認事件においては、情状証人は立たないのが定石です


 話は戻って、証言台の前に立つと、裁判長から、

 『お手元の宣誓書を読み上げて下さい。』

 と、促され、

 『宣誓。良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べない旨を誓います。』

 と、宣誓書を読み上げ、証言台に着席しました


 そして、いよいよ証人尋問が始まり、弁護側から質問して行きました

 これは、あくまでも弁護側が呼んだ証人だからです

 証人尋問は、基本的に呼んだ側から質問が始まります


 弁護側の質問までメモする暇がなかったので、母親の証言のみを記載します

 その内容から、どんな質問だったか想像出来ると思います


 『買春の事を聞き、言葉もなく地獄に叩き落とされたような思いだった。』

 『警察官として、真面目に仕事をしているものだと思った。』

 『真面目な大人しい子だと思っていた。』

 『軽はずみな行動をして、社会や職場に迷惑を掛けて謝罪したい。』

 『示談金も工面した。』

 『何と言ってお詫びしたらいいか分からない。』

 『忙しさにかまけて、しっかりやっているものと思っていた。』

 『連絡は、たまにメールでやり取りしていた。』

 『本人が責任を取った後、実家で迎え入れたい。』

 『しっかり監督する。』

 『家族総出で迎え入れたい。』



 等と証言し、とにかく親として責任を感じ、今後監督する旨を述べていました

 因みに、弁護側の質問に答える最中、母親は涙ぐみながら証言していました

 ホント、この時の母親の気持ちはいかばかりか…


 続いて、検察官からの質問に移りますが、一つか二つ質問して直ぐに終了しました

 メモに記載がないという事は、これといった証言がなかった証拠です

 最後に、裁判官からの質問に移ったのですが、誰からも質問はありませんでした

 そして、裁判長から、

 『以上です。ご苦労様でした。』

 と、言われて、証言台の前で一礼し、傍聴席へと戻って行きました


 結局、時間にして15分位でしたが、母親にとっては1時間位に長く感じたでしょう

 ホント、地獄のような時間だったと思います

 だって、いいさらし者じゃないですか

 事件を起こしたのが元警察官なら、その内容も内容ですから、みんな好奇の目で見ること間違いなしです(ボクも同じく)

 その張本人の母親ですから、本人としては絶対に行きたくはなかったでしょうね

 徳重選手から見た母親は、きっといつもより一回りもふた回りも小さく見えたでしょう

 母親も、可愛い息子の為に、わざわざ実家のある鹿児島から上京してきたと言うんですから…


 そんな、胸が痛い情状証人でした

 
 ボクは、今日の公判はここまでかなと思っていると、裁判長から予想外の言葉が発せられました

 その予想外の言葉とは

 
 この続きは、明日お話する予定です



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